米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> 松下電工株式会社

発明の名称 ルーバー内蔵ペアガラス
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−32649(P2001−32649A)
公開日 平成13年2月6日(2001.2.6)
出願番号 特願平11−211459
出願日 平成11年7月27日(1999.7.27)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E043
【Fターム(参考)】
2E043 AA01 AA04 AB03 BA01 DA05 DA07 
発明者 大野 達司 / 田中 敏裕 / 足立 真治 / 日比野 稔
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ペアガラスの一対のガラス間の空気層部にルーバーを内蔵させて遮熱や遮光をし得るようにしたルーバー内蔵ペアガラスにおいて、空気層部の両側間に複数枚のルーバー羽根を平行に配置すると共に空気層部の両側にルーバー羽根の長手方向と直交するように配置した軸受け部材に夫々ルーバー羽根の両側の端部を回転自在に装着し、複数枚のルーバー羽根を連動させて回転駆動する駆動機構を設けて成ることを特徴とするルーバー内蔵ペアガラス。
【請求項2】 ルーバー羽根を軸受け部材に回転自在に支持する回転軸から所定間隔隔てた位置で回転軸と平行になる連結軸を各ルーバー羽根に設け、軸受け部材と平行に配設した連結アームに各連結軸を回転自在に連結して各ルーバー羽根を連動させて成ることを特徴とする請求項1記載のルーバー内蔵ペアガラス。
【請求項3】 駆動機構を収めるフレームがペアガラスの一対のガラスのスペーサとなるフレームを兼ねるようにして成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のルーバー内蔵ペアガラス。
【請求項4】 ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構はガラスを介して磁石により間接的に駆動されるようにして成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のルーバー内蔵ペアガラス。
【請求項5】 ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構はルーバー羽根の回転軸を回転駆動することにより行うことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のルーバー内蔵ペアガラス。
【請求項6】 ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構は連結アームを移動させることにより行うことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のルーバー内蔵ペアガラス。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内部のルーバー羽根を回転操作することで遮熱や遮光を行うことができるルーバー内蔵ペアガラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に窓に遮熱遮光機能を付与する商品としてはブラインドが広く普及しているが、「風によりぱたつく」、「汚れる」、「邪魔である」、「見栄えが悪い」などの問題がある。そこでこれらの問題を解決するためにペアガラスの密封空気層に図21に示すようなブラインド機構を内蔵し、ガラス外部からブラインド機構を操作して開閉するブラインド内蔵ペアガラスが商品化されている。
【0003】このブラインドは薄いプラスチック板よりなるブラインド羽根aを上下のフレームb,c間に平行に配置してあり、フレームbに設けた従動回転軸dのプーリeとフレームcに設けた動力回転軸fのプーリgとの間に紐hを架設してあり、紐hの途中に設けた輪部iを各ブラインド羽根aに巻回してある。またフレームb,cの両側にはテンション張り用のワイヤjを架設してあり、このワイヤーjをブラインド羽根aの透孔kに夫々挿通してある。そして外部から動力回転軸fを回転駆動してブラインド羽根aを回転駆動することでブラインドの開閉を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のようなブラインドをペアガラスに内蔵する場合、メンテナンスが困難であるため、内部機構の耐久性が非常に重要である。しかしながら、上記のブラインドを内蔵する場合は、紐の絡まり、紐と従動回転軸や動力回転軸等の巻き取り軸との接合部の信頼性、巻き取り軸における紐の磨耗による切断などに不安があった。
【0005】さらに上記の構造のブラインドの問題は組み立て工数が多く且つ手作業が多く、非常に手間がかかることである。ブラインドの組み立て工程には紐と巻き取り軸とを接合する、紐の輪部の中にブラインド羽根を1枚づつ通す、紐を掛ける位置を巻き取り軸の位置に合わせる、紐のテンションを調整するなど組み立て手間が大きい等の問題がある。またブラインド内蔵ペアガラスを傾斜設置する場合は垂れを防止するため各ブラインド羽根にワイヤーを通して支持し、テンション張りを行うが、テンション調整が難しく手間を要するなどの問題があった。
【0006】またブラインドの動作面に関しても幾つかの問題点がある。ブラインド羽根は紐の輪部を通しているだけであり、紐とブラインド羽根との間に隙間が生じて各ブラインド羽根の回転量がばらつくことがある。また夫々のブラインド羽根は紐またはワイヤーで支持されているだけのため、ペアガラス全体が振動した際にブラインド羽根がガラス面に接触する可能性がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、設置傾斜勾配を問わなく、安定したスムーズな動作をし、堅牢で耐久性に優れ、組み立てが容易であるルーバー内蔵ペアガラスを提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の請求項1のルーバー内蔵ペアガラスは、ペアガラスの一対のガラス間の空気層部にルーバーを内蔵させて遮熱や遮光し得るようにしたルーバー内蔵ペアガラスにおいて、空気層部の両側間に複数枚のルーバー羽根を平行に配置すると共に空気層部の両側にルーバー羽根の長手方向と直交するように配置した軸受け部材に夫々ルーバー羽根の両側の端部を回転自在に装着し、複数枚のルーバー羽根を連動させて回転駆動する駆動機構を設けて成ることを特徴とする。複数枚のルーバー羽根の両側の端部を軸受け部材に回転自在に装着したことにより、ペアガラスの一対のガラス間の所定位置にルーバー羽根が回転自在に装着され、ペアガラスの設置傾斜が変わってもルーバー羽根がガラス面に接触することがなくてペアガラスの設置傾斜勾配を問わないものであり、またルーバー羽根が安定よく回転してスムーズな動作をするものであり、さらに堅牢で耐久性に優れるようになり、さらにルーバー羽根を所定位置に容易にセットできるために組み立ても容易になる。
【0009】また本発明の請求項2のルーバー内蔵ペアガラスは、請求項1において、ルーバー羽根を軸受け部材に回転自在に支持する回転軸から所定間隔隔てた位置で回転軸と平行になる連結軸を各ルーバー羽根に設け、軸受け部材と平行に配設した連結アームに各連結軸を回転自在に連結して各ルーバー羽根を連動させて成ることを特徴とする。複数のルーバー羽根を連結アームにて容易に連動させると共に各ルーバー羽根の回転量がばらつかないように確実に連動させることができる。
【0010】また本発明の請求項3のルーバー内蔵ペアガラスは、請求項1または請求項2において、駆動機構を収めるフレームがペアガラスの一対のガラスのスペーサとなるフレームを兼ねるようにして成ることを特徴とする。駆動機構を収めるフレームとガラスのスペーサとなるフレームを兼用できて部材の合理化が図れ、またルーバー機構の組み込みが容易になって組み立て性の改善を図ることができる。
【0011】また本発明の請求項4のルーバー内蔵ペアガラスは、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構はガラスを介して磁石により間接的に駆動されるようにして成ることを特徴とする。密封された空気層部のルーバー羽根でも密封を維持した状態で容易に駆動することができる。
【0012】また本発明の請求項5のルーバー内蔵ペアガラスは、請求項2乃至請求項4のいずれかにおいて、ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構はルーバー羽根の回転軸を回転駆動することにより行うことを特徴とする。適宜のルーバー羽根の回転軸を回転駆動することで複数のルーバー羽根を連動させて回転駆動することができる。
【0013】また本発明の請求項6のルーバー内蔵ペアガラスは、請求項2乃至請求項4のいずれかにおいて、ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構は連結アームを移動させることにより行うことを特徴とする。連結アームを移動させるように駆動することで複数のルーバー羽根を連動させて回転駆動することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のルーバー内装ペアガラスは、ペアガラスの一対のガラス1間の密封した空気層部に複数枚のルーバー羽根2を平行に並べて内装してあり、複数枚のルーバー羽根2を連動させて回転することでルーバーを開閉して遮光や遮熱をするものである。
【0015】図1は一対のガラス1間に内装するルーバー機構を示すものである。空気層部の両側には夫々両側の長手方向に長い板状の軸受け部材3を平行に配設してあり、両側の軸受け部材3間には軸受け部材3の長手方向と直交するルーバー羽根2を等間隔且つ平行に架設してある。ルーバー羽根2の巾方向の中央にはルーバー羽根2の長手方向に亙るように回転軸4を一体に装着してあり、回転軸4の長手方向の端部を軸受け部材3に回転自在に装着してある。このルーバー羽根2には図2に示すように回転軸4から所定距離離れた位置で回転軸4と平行になるように連結軸5を装着してある。また空気層部の両側には軸受け部材3と平行になるように連結アーム6を夫々配置してあり、連結軸5の端部を連結アーム6に回転自在に装着してある。また連結アーム6にはこの連結アーム6を移動させる駆動部(図示せず)が備えている。また上記軸受け部材3や連結アーム6や駆動部はフレーム(図示せず)に収納されている。
【0016】上記のようにルーバー機構が構成されるが、駆動部で連結アーム6を移動させたりして図2(a)の矢印のように回転軸4の廻りで連結アーム6を回動させると、複数のルーバー羽根2を連動させて回転させることができ、複数のルーバ羽根2の回転にてルーバーを開閉して遮熱したり遮光したりできる。上記ルーバー羽根2の回転軸4及び連結軸5はルーバー羽根と一体に形成されていてもよく、また各軸のみ別部品を用いて複合形成されてもよい。また軸受け部材3とフレームは一体に形成されてもよい。ルーバー羽根2は厚み及び形状により剛性確保を可能とする材料を使用することにより、傾斜窓への設置時のルーバー羽根2の垂れを防止できる。例えば、アルミニウム材や樹脂成形品等が本材料に該当する。また上記のようにルーバー羽根2を回転駆動することにより、ルーバー羽根2の回転駆動に従来例のような紐などの磨耗が激しく且つ切断の危険性のある材料は使わず、またルーバー羽根2は剛性材料で形成され、しかも各部材は確実に接合されるためペアガラスに内蔵した場合でもメンテナンスフリーとすることが可能である。また複数のルーバー羽根2を連動させる連結アーム6はルーバー羽根2に剛性を持たせることにより両側のうち片側であってもよい。
【0017】また連結アーム6で複数のルーバー羽根2を連動させるとき、連結軸5の側方に突出する長さを回転軸4の側方に突出する長さより長くし、軸受け部材3より連結アーム6を外側に位置させることが望ましい。このようにすることが望ましい理由は以下の通りである。つまり、図3に示すように軸受け部材3と連結アーム6の位置を同じ位置にすると、連結アーム6でルーバー羽根2を回転させて全閉する場合、回転の限界位置は連結アーム6と軸受け部材3とが接触する位置である。図3(a)に示すようにルーバー羽根2の羽根幅Wが長い、すなわち回転軸4と連結軸5との軸間距離が長い場合は、連結アーム6と軸受け部材3とが接触する位置でルーバー羽根2がほぼ全閉するまで回転し、隣接するルーバー羽根2間の隙間は小さい。しかし、図3(b)(c)に示すようにルーバー羽根2の羽根幅Wが短い場合は、連結アーム6が軸受け部材3に接触するまでの間に十分に回転できず、全閉時の隙間が大きくなって遮光能力が落ちる。ルーバー機構をペアガラスに内蔵する場合には、密封空気層の厚さが薄いため羽根幅Wが短くなり(全開したときガラス1に当たらないようにするために必要)、全閉できない問題が生じる。そこでルーバー羽根2の羽根幅Wが短い場合でも確実に全閉するために図2に示すように連結軸5を回転軸4より長く側方に突出させ、連結アーム6を軸受け部材3の外側に配置することで連結アーム6と軸受け部材3との接触を防ぐことができ、ルーバー羽根2の羽根幅Wが短くても全閉時に隙間を小さくできて確実に遮光できる。また軸受け部材3の回転軸4を回転自在に支持する軸受け部3aを図4(a)の状態から図4(b)の状態のように上方に突出した形にすると連結軸5と軸受け部材3との接触をさけることができ、これにより隙間なく全閉することが可能になる。これによりルーバー羽根2の羽根幅Wが短い場合も確実に全閉することができてルーバー機構の薄型化を図ることが可能になる。
【0018】上記連結アーム6を回動させてルーバー羽根2を回転駆動する機構は例えば図5に示すように構成されている。ペアガラスの周囲にフレーム8が設けられるが、この両側に位置するフレーム8には一体に軸受け部材3が設けられている。両側の位置するフレーム8のうち少なくとも片側には長手方向に亙るようにスライド溝9を設けてあり、このスライド溝9にはスライダー10をスライド自在に装着してある。このスライダー10には連結部材11の一端を軸12にて回転自在に装着してあり、連結部材11の他端は連結アーム6に回転自在に装着してある。連結部材11の他端を連結アーム6に回転自在に連結する場合、連結アーム6の1点に軸にて回転自在に連結しても連結アーム6に貫通しているルーバー羽根2の連結軸5と回転自在に連結してもよい。スライダー10には内部磁石13を一体に設けてあり、ガラス1の外部に配置したスライド操作体14には内部磁石13に磁着し得る外部磁石15を装着してある。内部磁石13が設けられたスライダー10はガラス1の外部に配置したスライド操作体14の外部磁石15の規定ストロークの運動と磁力で結合し、スライド操作体14と同様な直線運動を行う。図6に示すようにスライダー10の直線運動は、接合部が回転可能な連結部材11により連結アーム6の回転運動に変換され、ルーバー羽根2が回転駆動される。ここで外部磁石15を有するスライド操作体14の動きを直線運動とするのはペアガラス外部からの磁石駆動時、直線的に動かせる方が手動操作性がよく、また電動駆動化が容易なためである。
【0019】図7は連結部材11の連結に他の例を示す。連結部材11は一対の側片11a,11bと上片11cを有し、側片11aの下部には下端を開口せるだるま状の圧入軸穴16を有し、側片11bの下部には下端を開口せるだるま状の圧入軸穴17を有している。そして圧入軸穴16を連結アーム6の連結軸5に圧入して回転自在に装着し、圧入軸穴17をスライダー10の軸12に圧入して回転自在に装着してある。このようにしてあると連結部材11を図7に示す上方の方向からはめ込むことで装着することができ、組み立て性の向上を図ることができる。このときスライダー10はスライド溝9に沿ってスライド自在に装着してあり、スライダー10が駆動方向にしか動かないようにしてある。
【0020】また図8、図9の例では側片11aに上下に長い長孔18を設けてあり、長孔18がスライド自在なるように連結アーム6の連結軸5に嵌合してある。この場合、連結部材11の側片11bの下端とスライダー10との連結は回転可能にする必要がないが、本例の場合スライダー10の設けた凹部19に側片11bの下端を嵌め込み、凹部19内で軸12にて側片11bの下端を回転自在に装着してあり、凹部19と側片11bとの間に設けた首振り用の隙間Sにて連結部材11が微小な角度回転するようになっている。この例の場合、スライダー10の動きに対し、連結部材11を回転せずにスライダー10の駆動方向への直線運動に伴って連結軸5を連結部材11の長孔18中で、近似上下運動をさせることにより連結アーム6を回動させ、ルーバー羽根2を回転させることができる。このような構造の場合も、図10(a)に示すように側片11aの長孔18の下端を開放し、側片11bの下端に圧入軸穴17を設けることで図7に示す例と同様に連結部材11を嵌め込み式で取り付けることができる。また連結部材11の側片11bの下端と凹部19との間に首振り用の隙間Sを設けてスライダー10のスライド方向に対して連結部材11を首振り自在にしてあると、図10(b)(c)(d)に示すように連結部材11が首振りし、これにより特に全閉時からの動き出し時に、突っかかることなくスムーズなルーバー羽根2の回転動作を行える。
【0021】ペアガラスの一対のガラス1間の周囲に設けるフレーム8は図11に示すように両側の側フレーム8aと上フレーム8bと下フレーム8cとで形成されている。両側の側フレーム8aは機構部フレーム20にスペーサフレーム21を一体に設けて形成されており、上フレーム8bと下フレーム8cとはスペーサフレーム21で形成されている。機構部フレーム20は軸受け部材3やスライド溝9や連結アーム収納凹部22等を一体に設けてある。スペーサフレーム21は内部は偏平な中空筒状であり、一対のガラス1間の空気層の厚さと同じ幅を有している。両側の側フレーム8aと上フレーム8bと下フレーム8cとは矩形状に配置され、四隅のコーナ部には夫々L字状のコーナー接合部材23が配置され、コーナー接合部材23を夫々スペーサフレーム21内に端面から挿入することで側フレーム8aと上フレーム8bと下フレーム8cとが接合されてフレーム8を組み立てることができる。このようにフレーム8を組み立てた状態でルーバー羽根2や連結アーム6やスライダー10や連結部材11等が組み込まれてルーバー機構が組み立てられる。このようにルーバー機構を組み立てた状態で上下にガラス板1がスペーサフレーム21を挟むように配置され、図11(c)に示すようにスペーサフレーム21の外側に隙間埋めの一次シール材24が充填され、図11(c)の矢印のようにガラス板1にプレス圧がかけられ、一次シール材24の上から位置決め固定のための二次シール材25が充填されてペアガラスが形成される。ここでスペーサフレーム21はペアガラスの空気層の厚み確保(強度確保)及び内部への乾燥剤の挿入(図11(b)の矢印A)にてペアガラス内の空気層部の湿気除去の役割を果たすものである。また上記のように組み立てると、ルーバー機構を組み立てた後、従来のペアガラス製造工程のスペーサの取り付けと同様に取り付けることができるようになり、組み立ての飛躍的な改善を図ることができる。
【0022】また図12はルーバー羽根2を駆動する構造の他の例を示すものである。軸受け部材3は両側に相対向するように配置してあり、両側の軸受け部材3の間には複数枚のルーバー羽根2を配置してあり、ルーバー羽根2の回転軸4を軸受け部材3に回転自在に装着してある。軸受け部材3の長手方向の端部にはルーバー羽根2と平行になるように動力部回転軸26と従動回転軸27とを設けてあり、動力部回転軸26のプーリ26aと従動回転軸27のプーリ27aとの間に無端状になるように紐、ワイヤー等の索条体28を架設してあり、索条体28の途中に設けた輪部40を夫々ルーバー羽根2に巻き付けてある。しかして動力部回転軸26を駆動することにより索条体28を移動させて回転軸4を中心にルーバー羽根2を回転駆動することができる。この動力部回転軸26はペアガラスの外から回転駆動することができるようになっている。このようにすると、紐、ワイヤー等の索条体28をルーバー羽根2に直接結合して固定できるために左右の両側のフレームに上記連結アーム6等の収納スペースがなくなり、フレーム幅を狭くできる。その結果、ガラス1面とフレーム8部の接触面積が減るので採光面積が増える、意匠性が向上するなどの効果がある。
【0023】また図13は図12のもので外部から磁石で駆動するようにした構造のものである。動力部回転軸26にはリング状の内部磁石13aを一体に装着してあり、ガラスの外には中心回転軸29を中心に回転するリング状の外部磁石15aを配置してある。かかるリング状の内部磁石13aやリング状の外部磁石15aは周方向にN極とS極とを交互に設けたものである。しかして外部磁石15aを回転駆動することで外部磁石15aと同調して内部磁石13aが回転し、内部磁石13aと一体の動力部回転軸26が回転し、索条体28が移動してルーバー羽根2が回転駆動される。
【0024】また図14はルーバー羽根2を回転駆動する他の構造を示すものである。複数枚のルーバー羽根2のうち1つのルーバー羽根2の回転軸4にはプーリ4aを装着してあり、モータ等で回転駆動される回転駆動軸30にはプーリ30aを設けてあり、プーリ4aとプーリ30aとの間にベルト31を掛け回してある。しかして回転駆動軸30を駆動することでベルト31を介してプーリ4aのある回転軸4が回転駆動されてルーバー羽根2が回転駆動されると共に連結アーム6を介して複数のルーバー羽根2が回転駆動される。
【0025】また図15はルーバー羽根2を回転駆動する他の構造を示すものである。複数枚のルーバー羽根2のうち1つのルーバー羽根2の回転軸4にはピニオン4bを装着してあり、スライド駆動されるスライド体32にはラック32aを設けてあり、ピニオン4bとラック32aとを噛合させてある。しかしてスライド体32をスライドさせるように移動させることによりピニオン4bのある回転軸4が回転駆動されてルーバー羽根2が回転駆動されると共に連結アーム6を介して複数のルーバー羽根2が回転駆動される。図14や図15の場合、回転軸4を直接駆動するために動力の伝達のロスが少ない。
【0026】図16は図14のもので外部から磁石により駆動するようにしたものである。ベルト31には内部磁石13を設けてあり、ガラス1の外に配置したスライド操作体14には外部磁石15が装着してあり、スライド操作体14を移動させることで外部磁石15と内部磁石13の磁着を介してベルト31を回動駆動できるようになっている。図17の例では回転駆動軸30にリング状の内部磁石13aを装着してあり、ガラス1の外に中心回転軸29を中心に回転するリング状の外部磁石15aを配置してある。しかして外部磁石15aを回転駆動すると、内部磁石13aを介して回転駆動軸30が回転駆動され、ベルト31を回転駆動できるようになっている。
【0027】図18は図15のもので外部から磁石により駆動するようにしたものである。スライド体32には内部磁石13を装着してあり、スライド操作体14には外部磁石15を装着してある。しかしてスライド操作体14をスライドさせると、外部磁石15と内部磁石13の磁着を介してスライド体32をスライド移動させることができるようになっている。
【0028】また図19は複数のルーバー羽根2の回転を連動させる他の例を示すものである。本例の場合、図19の図示状態で回転軸4より下に位置する部分でルーバー羽根2に連結軸5を装着してあり、連結軸5の端部を軸受け部材3に設けた切り欠き33に挿通してあり、軸受け部材3より外側で連結軸5の端部を連結アーム6に回転自在に連結してある。この場合も複数のルーバー羽根2を連動させて回転することができる。上記切り欠き33は連結軸5が自由に移動できるものであればよく、図20(a)(b)に示すような構造のものがある。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、ペアガラスの一対のガラス間の空気層部にルーバーを内蔵させて遮熱や遮光をし得るようにしたルーバー内蔵ペアガラスにおいて、空気層部の両側間に複数枚のルーバー羽根を平行に配置すると共に空気層部の両側にルーバー羽根の長手方向と直交するように配置した軸受け部材に夫々ルーバー羽根の両側の端部を回転自在に装着し、複数枚のルーバー羽根を連動させて回転駆動する駆動機構を設けたものであって、複数枚のルーバー羽根の両側の端部を軸受け部材に回転自在に装着したことにより、ペアガラスの一対のガラス間の所定位置にルーバー羽根が回転自在に装着され、ペアガラスの設置傾斜が変わってもルーバー羽根がガラス面に接触することがなくてペアガラスの設置傾斜勾配を問わないものであり、またルーバー羽根が安定よく回転してスムーズな動作をするものであり、さらに堅牢で耐久性に優れるようになり、さらにルーバー羽根を所定位置に容易にセットできるために組み立ても容易になるものである。
【0030】また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、ルーバー羽根を軸受け部材に回転自在に支持する回転軸から所定間隔隔てた位置で回転軸と平行になる連結軸を各ルーバー羽根に設け、軸受け部材と平行に配設した連結アームに各連結軸を回転自在に連結して各ルーバー羽根を連動させているので、複数のルーバー羽根が連結アームにて容易に連動されると共に各ルーバー羽根の回転量がばらつかないように確実に連動させることができてスムーズに動作するものである。
【0031】また本発明の請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、駆動機構を収めるフレームがペアガラスの一対のガラスのスペーサとなるフレームを兼ねるようにしているので、駆動機構を収めるフレームとガラスのスペーサとなるフレームを兼用できて部材の合理化が図れるものであり、またルーバー機構の組み込みが容易になって組み立て性の改善を図ることができるものである。
【0032】また本発明の請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構はガラスを介して磁石により間接的に駆動されるようにしているので、密封された空気層部のルーバー羽根でも密封を維持した状態で容易に駆動することができるものである。
【0033】また本発明の請求項5の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかにおいて、ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構はルーバー羽根の回転軸を回転駆動することにより行うので、適宜のルーバー羽根の回転軸を回転駆動することで複数のルーバー羽根を連動させて回転駆動することができるものである。
【0034】また本発明の請求項6の発明は請求項2乃至請求項4のいずれかにおいて、ルーバー羽根を回転駆動する駆動機構は連結アームを移動させることにより行うので、連結アームを移動させるように駆動することで複数のルーバー羽根を連動させて回転駆動することができるものである。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013