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発明の名称 乾式塀の端部仕舞い構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−32503(P2001−32503A)
公開日 平成13年2月6日(2001.2.6)
出願番号 特願平11−211346
出願日 平成11年7月26日(1999.7.26)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
【テーマコード(参考)】
2E110
2E142
【Fターム(参考)】
2E110 AA42 AB04 AB22 AB27 AB46 BA13 BA24 CA04 CA14 CA23 DA12 DC01 DC12 DD04 
2E142 AA01 AA03 EE00 HH01 KK08 LL02
発明者 水谷 征夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 基礎部に支柱が立設され、この支柱に住宅用の外装材が取り付けられて形成される乾式塀の端部において、2つの平行面を直角面で連結したコ字型断面を有する下地パネルが基礎部に立設され、この下地パネルの外側にL字型断面を有する既存の出隅役物が取り付けられ、乾式塀の端部が納められることを特徴とする乾式塀の端部仕舞い構造。
【請求項2】 下地パネルを構成する三面全ての外側にシーリング用のバックアップ材が配設されている請求項1記載の乾式塀の端部仕舞い構造。
【請求項3】 下地パネルの2つの平行面において、シーリング用のバックアップ材は、直角面が接続されていない自由端より直角面寄りに位置し、平行面の自由端側の端部上に、支柱に取り付けられる外装材の端部が重ね合わされる請求項2記載の乾式塀の端部仕舞い構造。
【請求項4】 基礎部に支柱が立設され、この支柱に住宅用の外装材が取り付けられて形成される乾式塀の端部において、2つの平行面を直角面で連結したコ字型断面を有する本体を備えた下地パネルが基礎部に立設され、この下地パネルは、平行面と直角面が連結する本体コーナー部の外側に、平行面に対向して延びる第1の係合部と直角面に対向して延びる第2の係合部を備え、第1の係合部に、支柱に取り付けられる外装材の端部が挿入係止され、第2の係合部間に所定寸法に切断された既存の外装材が挿入され、その端部が第2の係合部に係止されて、乾式塀の端部が納められることを特徴とする乾式塀の端部仕舞い構造。
【請求項5】 第1の係合部は、本体コーナー部に位置する平行面と直角面の連結端から延設され、第2の係合部は、第1の係合部から直角面に対向するように延設されている請求項4記載の端部仕舞い構造。
【請求項6】 第2の係合部は、本体コーナー部に位置する平行面と直角面の連結端から延設され、第1の係合部は、第2の係合部から平行面に対向するように延設されている請求項4記載の端部仕舞い構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、乾式塀の端部仕舞い構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、乾式塀端部の仕舞いに特別な外装材を使用せず、既存の外装材を使用し、容易にかつ安定した品質で端部の仕舞いを実現し、コスト低減を図れる乾式塀の端部仕舞い構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅外構に設置される塀については、住宅用の外装材を用いた乾式塀が知られている。この乾式塀は、省施工で、工期を短縮化できると共に、デザイン性に優れ、また、万一の倒壊などに対して十分な安全性が配慮されているものである。
【0003】具体的には、乾式塀は、例えば図6に示した構成を有している。すなわち、基礎部に設置されるコンクリートブロック(1)等に支柱(2)が所定間隔で立設され、支柱(2)に取付固定された支柱金具(3)に水切り(4)及びジョイント金具(5)が係止固定されて支柱(2)間に横架され、これら水切り(4)及びジョイント金具(5)を介してパネル状等に作製された住宅用の外装材(6)が支柱(2)に取り付けられ、乾式塀が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような乾式塀については、端部(7)の仕舞いに改善の余地が見出される。従来、乾式塀の端部(7)は、図7に拡大して示したように、他の領域に取り付けられる外装材(6)を図6に示したようにコ字型断面を有するコーナー役物(8)に加工・組立てし、これを装着して納めている。このコーナー役物(8)の使用により乾式塀の端部(7)は、他の領域に取り付けられる外装材(6)と同一の材質でかつ同一のデザインで納められ、外観の仕上がりは良好である。
【0005】だがその一方で、コーナー役物(8)を用いる乾式塀の端部(7)の仕舞い構造は、コーナー役物(8)という住宅用の一般的な外装材にはない乾式塀に専用の外装材を必要としている。また、その作製には、外装材(6)の加工・組立てというプロセスを要し、手間がかかる。これらの点は、全て乾式塀のコストに反映する。
【0006】さらには、コーナー役物(8)において2つの平行部(8a)間の幅に寸法精度が十分にでていないと、乾式塀の端部(7)においてコーナー役物(8)を積み上げて施工する際に、上下のコーナー役物(8)間で嵌合不能となったり、段差、隙間等が発生して外観が低下することがある。無理に嵌合させると、コーナー役物(8)の嵌合側の下端部に割れが発生するおそれがある。このコーナー役物(8)の割れは、外装材(6)の経時的な寸法収縮によって発生する場合もある。それと言うのも、コーナー役物(8)では平行部(8a)は寸法収縮に対しフリーであるが、直角部(8b)はフリーではなく、コーナー役物(8)の形状変化となって現れる。
【0007】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、乾式塀端部の仕舞いに特別な外装材を使用せず、既存の外装材を使用し、容易にかつ安定した品質で端部の仕舞いを実現し、コスト低減を図れる乾式塀の端部仕舞い構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、基礎部に支柱が立設され、この支柱に住宅用の外装材が取り付けられて形成される乾式塀の端部において、2つの平行面を直角面で連結したコ字型断面を有する下地パネルが基礎部に立設され、この下地パネルの外側にL字型断面を有する既存の出隅役物が取り付けられ、乾式塀の端部が納められることを特徴とする乾式塀の端部仕舞い構造(請求項1)を提供する。
【0009】またこの出願の発明は、請求項1記載の発明に関し、下地パネルを構成する三面全ての外側にシーリング用のバックアップ材が配設されていること(請求項2)、並びに下地パネルの2つの平行面において、シーリング用のバックアップ材は、直角面が接続されていない自由端より直角面寄りに位置し、平行面の自由端側の端部上に、支柱に取り付けられる外装材の端部が重ね合わされること(請求項3)をそれぞれ好ましい態様として提供する。
【0010】この出願の発明は、基礎部に支柱が立設され、この支柱に住宅用の外装材が取り付けられて形成される乾式塀の端部において、2つの平行面を直角面で連結したコ字型断面を有する本体を備えた下地パネルが基礎部に立設され、この下地パネルは、平行面と直角面が連結する本体コーナー部の外側に、平行面に対向して延びる第1の係合部と直角面に対向して延びる第2の係合部を備え、第1の係合部に、支柱に取り付けられる外装材の端部が挿入係止され、第2の係合部間に所定寸法に切断された既存の外装材が挿入され、その端部が第2の係合部に係止されて、乾式塀の端部が納められることを特徴とする乾式塀の端部仕舞い構造(請求項4)を提供する。
【0011】さらに、この出願の発明は、請求項4記載の発明に関し、第1の係合部は、本体コーナー部に位置する平行面と直角面の連結端から延設され、第2の係合部は、第1の係合部から直角面に対向するように延設されていること(請求項5)、並びに第2の係合部は、本体コーナー部に位置する平行面と直角面の連結端から延設され、第1の係合部は、第2の係合部から平行面に対向するように延設されていること(請求項6)をそれぞれ好ましい態様として提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿ってこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造についてさらに詳しく説明する。図1は、この出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造の一実施形態を示した要部分解斜視図である。
【0013】この図1に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造では、前記の通りの構成を有する乾式塀の端部(7)において、図6に示したコンクリートブロック(1)等の基礎部に、2つの平行面(10a)を直角面(10b)で連結したコ字型断面を有する下地パネル(10)が立設され、この下地パネル(10)の外側にL字型断面を有する既存の出隅役物(11)が取り付けられ、乾式塀の端部(7)が納められる。
【0014】下地パネル(10)は、例えばアルミニウム、スチール等の金属製、あるいは樹脂製等とすることができ、製造は容易であり、コストを低く抑えることができる。出隅役物(11)は、住宅用の外装材として一般的なものであり、これを乾式塀の端部(7)の仕舞いに流用する。支柱(2)に取り付けられる外装材(6)も住宅用の外装材であり、従って、出隅役物(7)の使用により、乾式塀の端部(7)を外装材(6)と同一の材質でかつ同一のデザインで納めることができ、外観の仕上がりは良好となる。このため、図7に示したようなコーナー役物(8)は不要となり、コーナー役物(8)に関わる全ての欠点が解消される。
【0015】すなわち、乾式塀の端部(7)の仕舞いのために専用の外装材は必要なく、これを作製するための手間も省ける。また、出隅役物(11)は、その形状的特徴からコーナー役物(8)に特に要求される寸法精度が軽減され、取扱いが容易である。出隅役物(11)は、経時的な寸法変化に対してフリーでもあり、割れ等の発生はほとんどない。従って、乾式塀の端部(7)を出隅役物(11)という既存の外装材を用いて容易に、しかも安定した品質で納めることができ、コストの低減が図れる。
【0016】また、出隅役物(11)は、例えば図1に示したように、固定金具(12)を下地パネル(10)の2つの平行面(10a)及び直角面(10b)の外側に配設し、この固定金具(12)を介して下地パネル(10)の外側に取り付けることができる。この場合、固定金具(12)にも既存品の適用が可能である。すなわち、住宅用外装材の取付けに使用される固定金具を使用したり、あるいは乾式塀において外装材(6)の支柱(2)への取付けに使用されるジョイント金具(5)を所定寸法に切断してこれを使用することができる。このように、図1に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造は、出隅役物(11)ばかりでなく、これを取り付けるための部品についても既存品の適用を可能としている。
【0017】なお、図1に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造では、下地パネル(10)における2つの平行面(10a)及び直角面(10b)、すなわち、下地パネル(10)を構成する三面全ての外側に、シーリング用のバックアップ材(13)を配設しておくことができる。バックアップ材(13)は、例えばウレタン製等とすることができるが、これを予め下地パネル(10)に配設一体化しておくと、外装材(6)と出隅役物(11)の間、並びに出隅役物(11)相互の間に配設するシーリングの目地下地が予め形成されることとなり、乾式塀の施工時にシーリング用の目地下地を取り付ける手間が省ける。コスト低減にも有効である。
【0018】この場合、バックアップ材(13)は、例えば図1に示したように、下地パネル(10)の2つの平行面(10a)には、直角面(10b)が連結されていない自由端(10c)より直角面(10b)寄りに配置することが好ましい。この配置により、下地パネル(10)の2つの平行面(10a)には、自由端(10c)側の端部(10d)上に、支柱(2)に取り付けられる外装材(6)の端部を重ね合わせることができ、外装材(6)の端部を補強することができる。
【0019】図2及び図3は、各々、この出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造の一実施形態を示した要部分解斜視図及び要部断面図である。これらの図2及び図3に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造においても、図1に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造と同様の、2つの平行面(14a)を直角面(14b)で連結したコ字型断面を有する本体を備えた下地パネル(14)が、図6に示したコンクリートブロック(1)等の基礎部に立設される。
【0020】しかしながら、下地パネル(14)は、図1に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造に採用される下地パネル(10)と以下の点で異なっている。すなわち、下地パネル(14)は、平行面(14a)と直角面(14b)が連結する本体コーナー部(14c)の外側に、平行面(14a)に対向して延びる第1の係合部(15)と直角面(14b)に対向して延びる第2の係合部(16)を備えている。図2及び図3に示した実施形態では、図3に示したように、第1の係合部(15)は、本体コーナー部(14c)に位置する平行面(14a)と直角面(14b)の連結端(14d)から延設され、第2の係合部(16)は、第1の係合部(15)から直角面(14b)に対向するように延設されている。
【0021】そして、図2及び図3に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造では、上記構成を有する下地パネル(14)の第1の係合部(15)に、支柱(2)に取り付けられる外装材(6)の端部が挿入係止され、第2の係合部(16)間に所定寸法に切断された既存の外装材(17)が挿入され、その端部が第2の係合部(16)に係止されて、乾式塀の端部(7)が納められる。
【0022】下地パネル(14)は、例えばアルミニウム、スチール等の金属製、あるいは樹脂製等とすることができ、製造は容易であり、コストを低く抑えることができる。また、外装材(17)は、外装材(6)と同様の住宅用の既存の外装材であり、外装材(6)を流用することができる。従って、図2及び図3に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造も、図1に例示されるこの出願の乾式塀の端部仕舞い構造と同様の利点を有する。
【0023】すなわち、外装材(17)の使用により、乾式塀の端部(7)を外装材(6)と同一の材質でかつ同一のデザインで納めることができ、外観の仕上がりは良好となる。また、乾式塀の端部(7)の仕舞いのために専用の外装材は必要なく、これを作製するための手間も省ける。外装材(17)には、コーナー役物(8)に要求されるような寸法精度は要求されない。また、外装材(17)は、経時的な寸法変化に対してフリーであり、割れ等の発生はほとんどなく、取扱いが容易である。従って、乾式塀の端部(7)を既存の外装材を用いて容易にかつ安定した品質で納めることができ、コストの低減が図れる。
【0024】外装材(17)は、例えば図3に示したように、下地パネル(14)の直角面(14b)の外側に配設することのできる固定金具(18)を介して下地パネル(14)の外側に取り付けることができるが、この場合の固定金具(18)にも既存品の適用が可能である。すなわち、住宅用外装材の取付けに使用される固定金具を使用したり、あるいは乾式塀において外装材(6)の支柱(2)への取付けに使用されるジョイント金具(5)を所定寸法に切断してこれを使用することができる。このように、図3及び図4に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造は、外装材(17)を取り付けるための部品にも既存品の適用を可能としており、コスト低減に一層寄与することができるのである。
【0025】以上に加え、図3及び図4に例示されるこの出願の発明の乾式塀の端部仕舞い構造には、第1の係合部(15)及び第2の係合部(16)の存在により、外装材(6)と外装材(17)の間の目地シーリングを不要とすることができ、また、外装材(6)(17)に経時的に発生する寸法収縮を第1の係合部(15)及び第2の係合部(16)の範囲内において吸収することができるという利点もある。
【0026】さらには、下地パネル(14)の形状によって乾式塀の端部(7)に多様なデザインを持たせることができるという利点もある。例えば図4に示したように、下地パネル(14)には、第2の係合部(16)を、本体コーナー部(14c)に位置する平行面(14a)と直角面(14b)の連結端(14d)から延設し、第1の係合部(15)を第2の係合部(16)から平行面(14a)に対向して延設するという構成を採用することができる。
【0027】また、図2〜図4に示した実施形態では、いずれも、下地パネル(14)に備えた第1の係合部(15)及び第2の係合部(16)はL字型断面を有しているが、第1の係合部(15)及び第2の係合部(16)の形状は特にこれに限定されることはなく、例えば図5に示したように、図4に示した実施形態において第1の係合部(15)を角のない滑らかな湾曲面状とする等が可能である。
【0028】もちろんこの出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。乾式塀の構成及び構造等については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発明によって、乾式塀端部の仕舞いに特別な外装材を使用せず、既存の外装材を使用し、容易にかつ安定した品質で乾式塀の端部を納めることができる。乾式塀のコスト低減が図れる。




 

 


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