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発明の名称 枚葉印刷機の貯え胴
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−239643(P2001−239643A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−55651(P2000−55651)
出願日 平成12年3月1日(2000.3.1)
代理人 【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C020
【Fターム(参考)】
2C020 AA02 
発明者 小森山 哲也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 枚葉紙の前縁部を掴むグリッパ(4)を備え且つ、枚葉紙を支持する複数の紙支持片部(9)がグリッパ(4)を基端部として後方側に向けて櫛状に延設された前方支持体(1)と、枚葉紙の後縁部を保持する紙保持装置(5)を備え且つ、前方支持体(1)の紙支持片部(9)と相互に噛み合うように複数の紙支持片部(15)が紙保持装置(5)を基端部として前方側に向けて櫛状に延設された後方支持体(2)とを備えており、両面印刷時に枚葉紙を表裏反転させる反転胴の上流側に配設されて、前方支持体(1)の紙支持片部(9)と後方支持体(2)の紙支持片部(15)の噛み合い長さを調節することによって枚葉紙の長さの変更に対応するよう構成された枚葉印刷機の貯え胴であって、隣接する前方支持体(1)の紙支持片部(9)と後方支持体(2)の紙支持片部(15)の側縁部同士間には、両紙支持片部(9,15)の先端部同士が周方向に離反した際に両先端部間を橋渡しして枚葉紙を支持するように、周方向に所定長さを有する補助支持片部(12)が各々配設され、各補助支持片部(12)は、胴軸(6)と略平行に設けられた連結軸部(11)によって連結一体化されて中間支持体(3)を構成し、前方支持体(1)と中間支持体(3)と後方支持体(2)のうち、一つは貯え胴の胴軸(6)に回動不能に装着され、他の二つは各々胴軸(6)に回動可能に装着されていることを特徴とする枚葉印刷機の貯え胴。
【請求項2】 前方支持体(1)と後方支持体(2)は、貯え胴の胴軸(6)と略平行な連結軸部(8,14)を各々有し、該各連結軸部(8,14)にそれぞれの複数の紙支持片部(9,15)が軸線方向に沿って並設されており、中間支持体(3)の連結軸部(11)は、前方支持体(1)の連結軸部(8)と後方支持体(2)の連結軸部(14)との周方向の間に位置し、前方支持体(1)と中間支持体(3)と後方支持体(2)は、胴軸(6)が貫通する環状部(7,10,13)を各々備え、各環状部(7,10,13)は軸線方向に並設され、且つ、各環状部(7,10,13)にそれぞれの連結軸部(8,11,14)が一体化され、該三つの環状部(7,10,13)のうち、一つは胴軸(6)に回動不能に設けられて、他の二つは胴軸(6)に回動可能に設けられている請求項1記載の枚葉印刷機の貯え胴。
【請求項3】 中間支持体(3)にはピニオン(18)が設けられ、前方支持体(1)と後方支持体(2)には、ピニオン(18)を中心として互いに対向するように、ピニオン(18)に噛合するラック部(16,17)が各々設けられ、前方支持体(1)と後方支持体(2)のうち一方を中間支持体(3)に対して相対的に回動させると、他方も連動して中間支持体(3)に対して逆方向に相対的に回動するよう構成されている請求項2記載の枚葉印刷機の貯え胴。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面印刷可能な枚葉印刷機の貯え胴に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に両面印刷可能な枚葉印刷機には、上流側の印刷ユニットの圧胴から下流側の印刷ユニットの圧胴に枚葉紙を受け渡すために両印刷ユニット間に紙受け渡しユニットが設けられている。該紙受け渡しユニットは、上流側から順に引き渡し胴、貯え胴及び反転胴を備えている。
【0003】引き渡し胴は、圧胴から枚葉紙を受け取って貯え胴に引き渡すが、該貯え胴は、枚葉紙の前縁部を掴むグリッパと、その後縁部を保持する紙保持装置とを備え、外周面の所定角度領域に枚葉紙を保持する。そして、反転胴は、貯え胴から枚葉紙を受け取って下流側の圧胴に引き渡すが、両面印刷の際には、反転胴の反転グリッパが貯え胴の紙保持装置から枚葉紙の後縁部を掴んで受け取り、反転胴の回転に伴って反転グリッパが回転方向後方側に略180度旋回して枚葉紙を表裏反転させて圧胴に引き渡すのである。このように、両面印刷可能な枚葉印刷機では、貯え胴における枚葉紙の後縁部の位置が重要となるので、貯え胴には紙保持装置が設けられていると共に、紙保持装置とグリッパとの間の周方向の離間距離を枚葉紙の長さに合わせて変更する構成が必要となる。
【0004】そのため、貯え胴は、グリッパを備えた前方支持体と紙保持装置を備えた後方支持体を備えている。具体的には、略扇状に形成された複数の板状の紙支持板が胴軸にその軸線方向に沿って一定間隔毎に固着されて前方支持体を構成し、該前方支持体の紙支持板間に各々略扇状の紙支持板が胴軸に回動可能に装着されて後方支持体を構成している。そして、前方支持体の紙支持板の前端部にはグリッパが、後方支持体の紙支持板の後端部には紙保持装置がそれぞれ装着され、前後両支持体の紙支持板が相互に櫛状に噛み合うことで、両紙支持板の円弧状の外面から、グリッパと紙保持装置の間に周方向に連続した所定角度領域の紙支持面を形成すると共に、両紙支持板の噛み合い長さを調節することによって紙支持面の周方向の長さを調節できる構成となっている。
【0005】尚、貯え胴の直径を引き渡し胴や反転胴の倍とする、いわゆる倍径の貯え胴の場合には、紙支持板は略扇状の部位を略180度対向して一対有し、グリッパと紙保持装置も各々の略扇状の部位に配設される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、紙支持面の周方向の長さを調節することで種々の紙サイズに対応することができ、後方支持体を前方支持体に対して相対的に後方側に回動させて噛み合い長さを徐々に少なくして前方支持体の紙支持板の後端部と後方支持体のそれの前端部とが離反する直前の状態において、紙支持面が最大長さとなる。即ち、それ以上後方支持体を離反させると、前方支持体の紙支持板の後端部と後方支持体の紙支持板の前端部との間に軸線方向に沿った隙間が発生し、紙支持面が不連続となる。このように紙支持面に不連続部があると、その部分で枚葉紙が径方向に変形する結果見当合わせの精度が悪化する。従って、紙支持面はそれ以上長くすることができず、一般には、支持できる最大の紙サイズ(最大紙)を、噛み合い長さを最大とした時に支持できる最小の紙サイズ(最小紙)の略2倍以上とすることは困難であった。
【0007】かかる問題点を解消する一案としては例えば特公昭53−31401号公報所載のものがある。該構成は、図9及び図10に示すように、前方支持体51の紙支持板52の後端部と後方支持体53の紙支持板54の前端部とが周方向に離反した際に、両紙支持板52,54間が不連続とならないように橋渡しするブリッジ板55が設けられている。該ブリッジ板55は両紙支持板52,54を周方向に連結すると共に紙支持板52,54に対して周方向にスライド可能であり、各紙支持板52,54毎に配設されている。そして、該ブリッジ板55の円弧状の外面55aで枚葉紙50の周方向略中央部が支持される。従って、紙支持面が不連続とならず、支持できる最大の紙サイズを拡大することが可能となる。尚、56がグリッパで、57が紙保持装置である。
【0008】しかるに、各紙支持板52,54毎のブリッジ板55が互いに軸線方向に連結されていない構成であるため、紙支持板52,54との個々の連結部におけるガタツキによって見当合わせが悪化するおそれがあった。
【0009】また、ブリッジ板55は紙支持板52,54の外周縁部に連結されていて胴軸58とは遊離した構成であるため、その外面55aの胴軸58に対する精度を確保することがその構成上極めて困難で、この点においても見当合わせの高精度化には不向きであった。
【0010】それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、支持できる最大の枚葉紙の紙サイズと最小の紙サイズとの差を拡大でき且つ、高い見当精度を容易に確保できる枚葉印刷機の貯え胴を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る枚葉印刷機の貯え胴は、枚葉紙の前縁部を掴むグリッパ4を備え且つ、枚葉紙を支持する複数の紙支持片部9がグリッパ4を基端部として後方側に向けて櫛状に延設された前方支持体1と、枚葉紙の後縁部を保持する紙保持装置5を備え且つ、前方支持体1の紙支持片部9と相互に噛み合うように複数の紙支持片部15が紙保持装置5を基端部として前方側に向けて櫛状に延設された後方支持体2とを備えており、両面印刷時に枚葉紙を表裏反転させる反転胴の上流側に配設されて、前方支持体1の紙支持片部9と後方支持体2の紙支持片部15の噛み合い長さを調節することによって枚葉紙の長さの変更に対応するよう構成された枚葉印刷機の貯え胴であって、隣接する前方支持体1の紙支持片部9と後方支持体2の紙支持片部15の側縁部同士間には、両紙支持片部9,15の先端部同士が周方向に離反した際に両先端部間を橋渡しして枚葉紙を支持するように、周方向に所定長さを有する補助支持片部12が各々配設され、各補助支持片部12は、胴軸6と略平行に設けられた連結軸部11によって連結一体化されて中間支持体3を構成し、前方支持体1と中間支持体3と後方支持体2のうち、一つは貯え胴の胴軸6に回動不能に装着され、他の二つは各々胴軸6に回動可能に装着されていることを特徴とする。
【0012】該構成においては、前方支持体1の紙支持片部9と後方支持体2の紙支持片部15の先端部同士が周方向に離反しても、隣接する両紙支持片部9,15の側縁部同士間において、中間支持体3の補助支持片部12が、両紙支持片部9,15を周方向に橋渡しするので、両紙支持片部9,15間が不連続とならずに枚葉紙が両紙支持片部9,15及び補助支持片部12によって周方向全長に亘って確実に支持される。
【0013】しかも、両紙支持片部9,15の側縁部同士間に各々配設された各補助支持片部12は、胴軸6と略平行な連結軸部11によって軸線方向に連結一体化されているので、補助支持片部12ごとの胴軸6に対する位置バラツキを抑制することができる。
【0014】また、前方支持体1と後方支持体2は、貯え胴の胴軸6と略平行な連結軸部8,14を各々有し、該各連結軸部8,14にそれぞれの複数の紙支持片部9,15が軸線方向に沿って並設されており、中間支持体3の連結軸部11は、前方支持体1の連結軸部8と後方支持体2の連結軸部14との周方向の間に位置し、前方支持体1と中間支持体3と後方支持体2は、胴軸6が貫通する環状部7,10,13を各々備え、各環状部7,10,13は軸線方向に並設され、且つ、各環状部7,10,13にそれぞれの連結軸部8,11,14が一体化され、該三つの環状部7,10,13のうち、一つは胴軸6に回動不能に設けられて、他の二つは胴軸6に回動可能に設けられていることが好ましい。
【0015】このように、各補助支持片部12が一体となって構成された中間支持体3を胴軸6に回動不能あるいは回動可能に装着することにより、補助支持片部12の胴軸6を基準とした精度確保も容易となる。しかも、各環状部7,10,13を介して各々の連結軸部8,11,14を胴軸に回動不能あるいは回動可能に装着することにより、胴軸6を基準とした紙支持片部9,15や補助支持片部12の精度をより一層容易に高めることができ、且つ、簡易な構成で三つの支持体を構成することができる。
【0016】また、中間支持体3にはピニオン18が設けられ、前方支持体1と後方支持体2には、ピニオン18を中心として互いに対向するように、ピニオン18に噛合するラック部16,17が各々設けられ、前方支持体1と後方支持体2のうち一方を中間支持体3に対して相対的に回動させると、他方も連動して中間支持体3に対して逆方向に相対的に回動するよう構成されていることが好ましい。
【0017】該構成では、中間支持体3に対して前方支持体1と後方支持体2とがピニオン18とラック部16,17とによってギア連結されているので、再度同じ紙サイズに戻した場合にも、前方支持体1、中間支持体3及び後方支持体2の間の相対位置関係の再現性が確保される。また、ギヤで強制的に回動する構成であるのでスムーズに支持体を相対的に回動させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の枚葉印刷機の貯え胴の一実施形態について図1乃至図8を参酌しつつ説明するが、上記従来のものと同様の構成部分については重複した説明を省略する。
【0019】図1乃至図8に示す貯え胴は、グリッパ4を備えた前方支持体1と、紙保持装置5を備えた後方支持体2と、前方支持体1と後方支持体2との間に位置する中間支持体3とを備え、各支持体を貯え胴の胴軸6が貫通している。尚、本実施形態における貯え胴は、いわゆる倍径のものであり、外周面の略180度対向した二箇所に枚葉紙を支持する紙支持面を各々有する構成である。以下、順に説明する。また、図1乃至図4では、中間支持体3が常に中心に位置するように図示している。
【0020】まず、前方支持体1は、図7及び図8の如く、胴軸6に外嵌装着されて胴軸6に対して回動不能に構成されている。該前方支持体1は、胴軸6に外嵌装着され且つ半径方向に挿入された止めピン(図示せず)で胴軸6に回転不能とされた環状部としての円筒部7と、該円筒部7の外周面7aから径方向外側に断面視略翼状に突設された連結軸部8とを備えている。該連結軸部8は、略180度対向した位置に二箇所対向して設けられ、各々胴軸6と略平行に且つ円筒部7と一体的に形成されている。尚、連結軸部8は、円筒部7よりも長く、円筒部7から軸線方向両側に各々僅かに突出している。そして、該連結軸部8の前端部に各々グリッパ4が装着されている。
【0021】かかる連結軸部8に、図1乃至図4の如く、軸線方向に沿って一定間隔毎に紙支持片部9が並設されている。該紙支持片部9は、図7のように胴軸6を中心とする所定角度の円弧状の外面9aを有し、該外面9aが枚葉紙を支持する紙支持面を構成する。また、紙支持片部9は、図1乃至図4の如く、グリッパ4の把持位置を基端部として周方向後方側に向けて櫛状に延設されており、外面9aの長さは、最大紙の略1/3に設定されている。また、図1乃至図4のように、紙支持片部9の外面9aは略一定幅の正面視直線状であり、その長手方向は貯え胴の軸線方向と略直交している。
【0022】更に、紙支持片部9は、図7のように、円筒部7との間に所定の空間部を形成するように連結軸部8から後方に向けて延設されている。また、紙支持片部9は、その先端部側(後端部側)に向けて側面視先細り形状を呈する板状であり、図8のようにその外周縁部は若干肉厚に形成されている。このように、各紙支持片部9は、胴軸6ではなく、胴軸6と略平行な連結軸部8によって軸線方向に連結一体化された構成となっている。
【0023】次に、中間支持体3について説明すると、該中間支持体3は、図5乃至図8のように、前記円筒部7の軸線方向両側において胴軸6に回動可能に外嵌された一対の略ドーナツ円盤状の軸受け部10,10と、両軸受け部10,10をその外周部において胴軸6と略平行に連結する連結軸部11とを備える。該連結軸部11は、図8のように略180度対向して一対設けられている。また、連結軸部11は、図7及び図8の如く、円筒部7の外周面7aとの間に所定の隙間を有して設けられ、前方支持体1の両連結軸部8,8の周方向の間に位置してその間を周方向前後に相対的に移動可能である。尚、両軸受け部10,10が中間支持体3の環状部として構成されている。
【0024】そして、中間支持体3は、その連結軸部11の軸線方向に沿った外面に、側面視略扇状に形成された板状の補助支持片部12が軸線方向に沿って一定間隔毎に並設されている。該補助支持片部12の円弧状の外面12aが紙支持面を構成するが、図1乃至図4のように、隣接する一対の補助支持片部12の間に前記前方支持体1の紙支持片部9が一つおきに位置する。尚、補助支持片部12も図1乃至図4の如く正面視直線状に形成され、その長手方向は貯え胴の軸線方向と略直交している。即ち、前方支持体1の紙支持片部9と略平行であり、前方支持体1の紙支持片部9は一対の補助支持片部12によってその両側縁部が軸線方向に挟持される如く構成されている。このように、各補助支持片部12も胴軸6との間に位置する連結軸部11によって軸線方向に連結一体化されている。
【0025】また、後方支持体2について説明すると、該後方支持体2は、図5乃至図8のように、中間支持体3の両軸受け部10,10の軸線方向外側において胴軸6に回動可能に外嵌された一対の略ドーナツ円盤状の軸受け部13,13と、中間支持体3と同様に、両軸受け部13,13をその外周部において胴軸6と略平行に連結する連結軸部14とを備え、該連結軸部14も略180度対向して一対設けられている。該連結軸部14は、図7のように、中間支持体3の軸受け部10の外周面10aとの間に一定の隙間を有して設けられており、前方支持体1の両連結軸部8,8の周方向の間に位置してその間を周方向前後に相対的に移動可能である。尚、両軸受け部13,13が後方支持体2の環状部として構成されている。このように、各支持体の環状部は胴軸6に軸線方向に並設されている。
【0026】そして、後方支持体2の連結軸部14には、各々後端部に紙保持装置5が装着されており、前方支持体1とは逆に、該紙保持装置5を基端部として前方側に向けて紙支持片部15が櫛状に延設されている。該紙支持片部15も連結軸部14に軸線方向に沿って一定間隔毎に並設されているが、前方支持体1の紙支持片部9とは相互に噛み合う関係にある。その他は前方支持体1の紙支持片部9と同様の構成で前後対称関係を有している。
【0027】また、図1乃至図4及び図8のように、前方支持体1の紙支持片部9は、一対の補助支持片部12の間のスリットに前方側から挿入する構成である一方、後方支持体2の紙支持片部15は、その隣のスリットに後方側から挿入する構成である。従って、補助支持片部12、前方支持体1の紙支持片部9、補助支持片部12、後方支持体2の紙支持片部15、補助支持片部12というように軸線方向に順に並設され、補助支持片部12は、隣接する前方支持体1の紙支持片部9と後方支持体2の紙支持片部15の側縁部同士間に各々位置する。そして、補助支持片部12の外面12aは、前方及び後方支持体1,2の紙支持片部9,15の外面9a,15aと共に、グリッパ4と紙保持装置5との間で枚葉紙を支持する紙支持面を構成している。
【0028】また、両紙支持片部9,15と補助支持片部12は、その長さが略等しく、最小紙の状態においては、図4の如く、側面から見た際に軸線方向に周方向略全長に亘って重なり合う。そして、図1の如く、最大紙の状態では、両紙支持片部9,15の先端部同士(紙支持片部9の後端部と紙支持片部15の前端部と)が離反するが、その周方向の間を補助支持片部12が橋渡しする。従って、最大紙は最小紙の略3倍の長さとすることができる。
【0029】尚、図7のように、前方側から順に、前方支持体1の連結軸部8、中間支持体3の連結軸部11、後方支持体2の連結軸部14が位置する。また、中間支持体3の連結軸部11は、図7のように、常に前方及び後方支持体1,2の各連結軸部8,14の周方向略中央に位置し、図7の(ニ)のように、最小紙の状態においては両紙支持片部9,15と円筒部7との間の空間部に位置する。
【0030】このように、前方支持体1は胴軸6に対して回動不能で、中間支持体3と後方支持体2は共に胴軸6に対して回動可能に構成され、前方支持体1に対して中間支持体3と後方支持体2を相対的に回動させることができるが、本実施形態では、後方支持体2を前方支持体1に対して相対的に接近、離反するように軸線まわりに回動させると、中間支持体3も連動して同一方向に回動するように構成されている。以下、具体的に説明する。
【0031】図1乃至図6のように、円筒部7の一端部と後方支持体2の軸受け部13の内側面とには各々向かい合った位置にラック部16,17が設けられており、該ラック部16,17の間に位置して各ラック部16,17と噛合するピニオン18が、中間支持体3の軸受け部10に、その外周面10aから突出するように取り付けられている。
【0032】従って、前方支持体1を胴軸6と共に印刷機に対して固定し、後方支持体2を胴軸6を中心として所定角度回動させると、図5及び図6のように、中間支持体3も同一方向に回動する。
【0033】尚、ピニオン18と両ラック部16,17は、略180度対向して一対ずつ設けられており、よりスムーズな回動が得られるようになっている。
【0034】尚、本実施形態では、中間支持体3の回動角度は後方支持体2の略半分となるようにラック部16,17とピニオン18とが設定されている。そして、前方支持体1と後方支持体2にピニオン18を中心として互いに対向するようにピニオン18に噛合するラック部16,17を各々設けているので、中間支持体3を中心とする前方及び後方支持体1,2の相対的な動きを考えた場合には、前方支持体1と後方支持体2のうち一方を中間支持体3に対して相対的に回動させると、他方も連動して中間支持体3に対して逆方向に相対的に回動する。従って、前方及び後方支持体1,2は、中間支持体3を中心として互いに逆方向に同じ角度回動する。従って、補助支持片部12と紙支持片部9,15の噛み合い長さも前方及び後方支持体1,2で略同一となっている。
【0035】以上のように構成された貯え胴の動作について説明する。印刷モードにおいては、中間支持体3及び後方支持体2は胴軸6に対して回動しないように固定されており、前方支持体1と共に胴軸6と一体となって回転する。そして、枚葉紙の長さの変更に合わせて紙支持面の長さを調節する時には、中間支持体3と後方支持体2を胴軸6に対して回動可能として、後方支持体2を印刷機の所定箇所まで回動させ、後方支持体2のその状態を保つ一方、胴軸6を回転させることによって胴軸6に一体化された前方支持体1を胴軸6と共に前後に回動させる。
【0036】尚、このように、印刷機には、胴軸6に対して回動可能な二つの支持体(本実施形態では中間支持体3と後方支持体2)を、印刷時には胴軸6に固定状態とし、紙サイズ変更時には胴軸6に対して回動可能な状態とする切替手段(図示しない)が設けられている。
【0037】このようにして前方支持体1を相対的に回動させると、それに連動して中間支持体3も同じ方向に略半分の角度分回動する。従って、前方及び後方支持体1,2は中間支持体3を中心として接近、離反するように相対回動する。よって、一つの支持体を駆動制御することによって紙支持面を所望の長さに正確に調節することができ、機構も簡素化できる。
【0038】また、前方及び後方支持体1,2を最も接近させた最小紙の状態(図4、図6の(ロ)、図7の(ニ)の各状態)から、前後両紙支持片部9,15の噛み合わせ長さを少なくしていって両先端部が離反する状態となっても、その間を橋渡しする補助支持片部12によって、紙支持面が周方向に不連続となることがない。そして、前方及び後方支持体1,2を最も離反させた最大紙の状態では、補助支持片部12と各紙支持片部9,15との噛み合い長さが最小となり、最小紙の略3倍の長さの枚葉紙を支持することができる。このように最大紙の紙サイズを前方及び後方支持体1,2のみの場合に比して拡大できる。
【0039】しかも、補助支持片部12を連結軸部11で連結一体化することにより、補助支持片部12ごとの位置バラツキが抑制される。しかも、両紙支持片部9,15を各々連結軸部8,14、及び円筒部7と軸受け部13とを介して胴軸6に装着すると共に、補助支持片部12も連結軸部11及び軸受け部10を介して胴軸6に装着する構成としているので、胴軸6への装着状態において、紙支持面を構成する各外面9a,12a,15aを胴軸6を中心として合わせて仕上げ加工することも容易であり、その結果、見当精度に影響を与える紙支持面の精度を高精度化することができるのである。
【0040】また、隣接する補助支持片部12同士の間に前後両側共に開放されたスリットが設けられて、軸線方向に沿って交互に前後から紙支持片部9,15がこのスリットに挿入して、両紙支持片部9,15の噛み合い長さを調節する構成であるので、効率よく最小紙の状態に圧縮することができる。
【0041】更に、ラック部16,17とピニオン18とで三つの支持体を連結しているので、調節を繰り返し行っても再現性がよく、同じ紙サイズに戻した際に同じ条件で印刷することが容易となる。また、ギヤで強制的に回動させる構成なるため、二つの回動可能な支持体と胴軸6との間の隙間も少なくでき、より安定した回動が得られる。
【0042】尚、上記実施形態では、前方支持体1を胴軸6に回動不能としているが、中間支持体3又は後方支持体2を回動不能にすることもできる。その他、各支持体を連動させる手段も適宜設計変更可能であり、紙支持片部9,15や補助支持片部12も板状に限らず種々の形状を採用しうる。更に、上記実施形態では中間支持体3が一体的に構成されたものについて説明したが、中間支持体3が二以上であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、前方及び後方支持体の紙支持片部間を前後に橋渡しする補助支持片部によって支持できる最大紙と最小紙との差を拡大できるうえに、該各補助支持片部を連結軸部で軸線方向に連結一体化し且つ該中間支持体を胴軸に回動不能あるいは回動可能に装着したことにより、補助支持片部間のバラツキの抑制や胴軸に対する外面の精度確保が容易となって、その結果、高い見当精度を容易に確保できる。




 

 


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