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発明の名称 印刷機の胴、特に版胴及びゴム胴用の消去兼クリーニング装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−270087(P2001−270087A)
公開日 平成13年10月2日(2001.10.2)
出願番号 特願2001−46931(P2001−46931)
出願日 平成13年2月22日(2001.2.22)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外7名)
発明者 アルフォンス・シュースター / トーマス・ハルトマン
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 クリーニング布搬送手段で移動可能なクリーニング布を用いた特に印刷機の版胴及びゴム胴の胴表面用消去兼クリーニング装置であって、クリーニング布搬送手段が新鮮布ロール(1)と、クリーニング布(6)を胴表面(5)に押付ける押付要素(4)と、使用済みクリーニング布(6)を受け取るための汚れ布ロール(2)と、を含み、かつ動作位置のための位置決めユニット及び駆動装置と協動する消去兼クリーニング装置において、前記クリーニング布搬送手段(1,2,4)は、前記クリーニング布(6)と共に独立カセット(10)内に実装されかつこの態様で交換可能であり、走行装置の態様の位置決めユニット(20)が前記カセット(10)用駆動装置と共にモジュールとして前記印刷機内に固定配置されていることを特徴とする消去兼クリーニング装置。
【請求項2】 前記新鮮布ロール(1)と押付ローラ(4)の態様の前記押付要素との間の途中に搬送装置が配置され、前記押付ローラ(4)から前記汚れ布ロール(2)に至る途中に同一構成の搬送装置が配置され、これらの搬送装置が搬送ベルト類似装置(3′,3″)を含み、該搬送ベルト類似装置の間を前記クリーニング布(6)が通過し、前記装置(3″)が、前記クリーニング布(6)の連行を保証する機械的手段を装備しており、前記装置(3′)が駆動装置を介して同期で制御され、前記要素(1〜4,6)が独立カセット内に実装されていることを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項3】 押付ローラ(4)も装置(3′)と同期で駆動されることを特徴とする請求項2に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項4】 前記装置(3″)もまた、同期して駆動されることを特徴とする請求項2または3に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項5】 前記位置決めユニット(20)は、印刷機内に固定配置された少なくとも1つの往復台(50)を含み、前記カセット(20)を受容するための構造体(22)が、横材(23)を介して結合された側壁の態様で往復台上に設けられ、前記カセット(10)は、前記位置決めユニット(20)内に挿入可能かつこれと遊びのない係合が可能とされ、前記搬送手段(1〜4)用駆動装置が連結可能であることを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項6】 前記カセット(10)が前記位置決めユニット(20)内の動作位置にあるとき新鮮布ロール(1)上の予備布が走査手段によって点検可能であり、前記カセット(10)の利用時にこれらの走査手段が機能位置に移されることを特徴とする請求項5に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項7】 前記横材(23)がクリーニング剤を供給するためのノズルヘッド(24)を担持しており、このノズルヘッドが前記横材(23)に沿って被クリーニング表面(5)と平行に移動可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項8】 構造体(20)によって受容された前記カセット(10)に、前記汚れ布ロール(2)を介して駆動装置が連結可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項9】 前記クリーニング布(6)は、前記位置決めユニット(20)によって少なくとも2箇所で胴表面(5)に当接可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項10】 前記被クリーニング表面(5)の寸法可変性に留意して、前記クリーニング布(6)の送り運動の自動調節が前記位置決めユニット(20)によって実施可能とされていることを特徴とする請求項9に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項11】 前記被クリーニング胴(5)の中心点と前記押付ローラ(4)の中心点とを直接的に結ぶ水平結線の上または下方(“偏心”)で表面(5)に対して相対的に前記カセット(10)の位置決めが行われることを特徴とする請求項9または10に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項12】 前記押付ローラ(4)がゴム弾性被覆を有することを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項13】 前記押付ローラ(4)の被覆が0.4〜35μmの表面粗さRa(白色干渉計)を有することを特徴とする請求項12に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項14】 前記押付ローラ(4)の被覆が30〜80のショア硬さを有し、非孔質であることを特徴とする請求項12に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項15】 前記クリーニング布(6)が前記被クリーニング胴表面(5)の動きに対して相対運動で搬送され、前記胴表面(5)が5〜55rpmの速度で回転することを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項16】 前記クリーニング布(6)が、液体物質に対する固有吸収能1〜20ml、特に2〜5ml/g布の耐湿潤引裂性不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項17】 前記クリーニング布(6)が、極性物質に対する固有吸収能1〜8ml/g布、特に2〜6ml/g布の耐湿潤引裂性不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
【請求項18】 前記クリーニング布(6)が、非極性物質に対する固有吸収能2〜10ml/g布、特に3〜8ml/g布の耐湿潤引裂性不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の消去兼クリーニング装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング布搬送手段で案内可能なクリーニング布を用いて印刷機の内側及び外側で胴表面、特に版胴及びゴム胴をクリーニングするための請求項1のプレアンブルに記載された、消去ステーションとも称される類概念に係る消去兼クリーニング装置に関する。
【0002】印刷技術の分野では、知られているように、回転する円筒形物品の表面の脇を布が通され、クリーニング剤を含浸させたこの布が印刷版から溶着物質及び溶出物質を受容して搬出するようになった装置が胴表面をクリーニングするのにしばしば利用される。布は新鮮布ロールから繰出され、使用後に汚れ布ロールに巻き取られる。
【0003】印刷版用クリーニングシステムは、例えば独国特許第44 42 412号公開公報により公知であり、この刊行物は印刷機において洗浄操作を制御するための方法及び装置を開示している。この刊行物で解決されるべき課題は、クリーニング布送り制御を一層厳密、一層確実、一層多面的に構成しなければならないとの認識に基づいている。この課題はこの刊行物では、クリーニング布の各搬送行程を一定に保つことができるように、クリーニング布搬送部がタイミング歯車からセンサを介して行程比例パルスを受け取り、これらのパルスがクリーニング布搬送手段用駆動モータを制御するのに利用されることによって実質的に解決される。
【0004】限定された搬送行程を達成するために、前進方向及び後退方向においてクリーニング布の搬送行程は、クリーニング布上を転動するゴム車輪を有する検出装置によって検出される。交換可能ないわゆる洗浄プラグインモジュールはクリーニング布を転動させるタイミング軸の態様の検出装置と印刷機に固着されたセンサとを有し、このセンサはタイミング軸に結合された歯付タイミング車輪を走査し、さらに清浄布巻きの太さは弾力的に押付けられる耳片によって走査され、この耳片は機械側第2センサと機械的に協動する。
【0005】洗浄プラグインモジュールを利用する場合ロールは単一のモータで駆動することができ、欧州特許第0 520 521号公開公報によりそれ自体知られているようにこのモータは印刷機に配置されておりかつその回転方向に応じて一方または他方のロールを回転させる。
【0006】クリーニング布搬送速度に関して簡単に形成することのできる尺度は、検出装置に設けられた規則的標識から得られる信号の周波数である。
【0007】前記公知の配置は、材料支出と整備支出とを必要とする別の制御機構を要求する。
【0008】欧州特許第0 693 371号公報に述べられた版胴は陽極酸化処理またはブラシ処理された無継目アルミニウム表面またはクロム表面を有する。この版胴は熱転写法で画線部形成される。印刷工程終了後に印刷画線を除去するのに役立つ装置が周面に設けられている。
【0009】印刷版は例えばセラミック、ガラスまたは金属等の材料からなり、または少なくとも1つの表面層がこれらの材料の1つからなり、このように直接画線部形成された印刷版は印刷工程終了後、そこに述べられた仕方で印刷機内部で消去することができる。この消去兼親水化装置は印刷装置内に固定設置され、直接に画線部形成可能な印刷版を有する版胴の周面に配置されている。この装置が有するクリーニング装置は印刷版に接近可能、また再び印刷版から離隔可能である。クリーニング装置が利用するクリーニング布またはクリーニング不織布は供給ロールから加圧ローラを介して印刷版に押付けられ、引き続き巻取ロールに巻き取られる。圧胴はやはり回転可能に例えば揺動ヘッド内で支承されている。版胴の回転方向でクリーニング装置の前にあるノズルからクリーニング液、または印刷版に被着された印刷画線を消去しかつ残留印刷インキを除去するためかまたは印刷版表面の親水化、すなわち状態調節のいずれかに役立つその他の薬剤が印刷版に被着されると、圧胴が加圧ローラを印刷版に押付け、クリーニング布が印刷版の脇を通過するとき、この薬剤は、薬剤によって剥がされた汚れと一緒にクリーニング布によって受容することができる。ノズルは好ましくは角度調整可能であり、薬剤を直接に印刷版またはクリーニング布に噴霧する。加圧ローラは好ましくはゴム被覆されている。クリーニング布は割当て量ずつ、または連続的に、供給ロールから巻取ロールに巻き取られる。好ましくは、クリーニング布を印刷版に押付ける圧力も可変調整可能である。
【0010】それに対して欧州特許第0 611 652号公報は、ゴム胴のゴムブランケット表面をクリーニングするためのクリーニング装置を開示している。このクリーニング装置がやはり実質的に新鮮布ロールとクリーニング布を受容するための汚れ布ロールとを含み、クリーニング布は洗浄液を含浸され、新鮮布ロールから汚れ布ロールへと引き出される。クリーニング布は加圧手段によって常に引張応力下に保たれる。
【0011】クリーニング装置がそこではプラグインモジュールシステムとして構成され、組付け状態のときゴム胴として実施される円筒体に割当てられている。送り装置を介してクリーニング装置はゴム胴に接触されまたは離隔される。洗浄液供給部は機械固定式にクリーニング装置に割当てられている。互いに平行に配置される2つの側部品内で新鮮布ロール、洗浄ロール及び汚れ布ロールが回転可能に支承されている。洗浄ロールが有する軸は弾性被覆を有し、クリーニング布を円筒体に押付けかつ同時にクリーニング布を案内するために加圧要素として役立つ。プラグインモジュールシステムの側部品は横材を介して相互に結合されている。クリーニング布は新鮮布ロールから極力大きな巻掛け角で洗浄ロールを介して汚れ布ロールの引張方向に案内されている。クリーニング布は洗浄液で濡らされる。軸と歯車とを介して汚れ布ロールに駆動力が導入される。汚れ布ロールは周期的に駆動され、新鮮布ロールから、クリーニング布を被クリーニング円筒体に接触させる洗浄ロールを介してクリーニング布を引き出し、クリーニング布を軸に受容する。
【0012】予備布ロールから清浄布軸上に繰り出されるクリーニング布が外側で加圧要素に巻掛けられており、この加圧要素は線形に移動可能に配置されており、弾性材料からなる。
【0013】クリーニング布を交換するとき従来は手によって布ウェブの前端が洗浄装置に通され、転向部を介して外側で加圧要素に巻掛けて汚れ布巻きへと案内してこの巻きに固定されねばならなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、クリーニング布交換の容易化とこの交換の時間短縮とを達成し、さらに消去兼クリーニング装置を広範に利用可能に構成することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために、本発明によれば、請求項1のプレアンブルに記載された胴用消去兼クリーニング装置を請求項1の特徴部分の記載に特徴で構成することが提案される。
【0016】すべてのクリーニング布搬送手段がクリーニング布と共に独立カセット内に実装されており、モジュール状位置決めユニットを印刷機内に固定配置することができることによって、各任意の胴用に印刷機内でカセットの広範な利用が可能となり、その際、単に1つの位置決めユニットを配置しなければならないだけである。冒頭で先行技術について述べたプラグインモジュールシステムに対する特別の利点は、クリーニング装置をまさにそっくり交換する必要がなく、独立したカセットのみを位置決めユニットからなお取り出さねばならないだけであることに見ることもでき、これは交換をたんに時間的に簡素にするだけではない。
【0017】胴表面を消去しクリーニングするための装置は新鮮布ロールと、使用済みクリーニング布を受け取るための汚れ布ロールと、布を胴表面に押付ける押付要素、特に押付ローラとを含む。特別有利には、新鮮布ロールと押付ローラとの間の途中に搬送装置が配置されており、押付ローラから汚れ布ロールに至る途中に同一構成の搬送装置が配置され、これらの搬送装置が搬送ベルト類似装置3′,3″を含み、搬送ベルト類似装置の間をクリーニング布が通過し、一方で装置3″が、クリーニング布の連行を保証する機械的手段を装備しており、他方で装置3′は駆動装置を介して同期で制御される。要素1〜4,6はやはりカセット内に配置されている。こうして、クリーニング布の同期を簡単に確保するカセットが用意され、それと共にクリーニング兼消去装置全体は一層故障し難く、一層整備不要となる。
【0018】有利なことにクリーニング布用能動搬送装置を新鮮布ロール及び押付ローラの領域にも押付ローラと汚れ布ロールとの間にも配置することによって、3つのロール/ローラの間で布の同一送り及び均一張力がいずれの時点でも保証され、例えば新鮮布ロール上のロール太さ減少に基づく搬送の不均一性が補償される。
【0019】さらに布の方向は難なく簡単に反転することができる。したがって新鮮布ロールと汚れ布ロールは例えばすべりを有する通常の連行駆動装置を介して作動させればよく、これらの連行駆動装置は布を巻き取りもしくは繰り出し、また本発明による搬送装置3′,3″と各ロールとの間に十分な張力をもたらす。
【0020】能動搬送装置3′がその表面に粘着手段を有し、この粘着手段はクリーニング布の不織布に食い込むことができ、こうして布を継続移動させる。これらの手段はストリップファスナーに類似した微細鉤片で構成することができ、しかしその他の例えばネップまたは針等の表面粗さを具現することもでき、または異形ゴムで構成することができる。搬送ベルト類似装置3″は能動搬送装置3′用受動的受け部を形成し、例えばエラストマーベルトで構成することができる。他の実施形態においてこのベルトも連行手段を備えておくことができ、また他の駆動装置を介して装置3′と同期状態で能動的に駆動することができる。
【0021】このような粘着式布搬送を利用することによって、クリーニング布の機械的性質は布搬送装置の機械的要請から比較的独立している。さらに搬送行程は新鮮布ロールもしくは汚れ布ロールの巻き径に左右されず、駆動は連続的にも断続的にも行うことができる。
【0022】胴表面、例えば印刷版と布との間の接触は押付ローラ、例えば弾性ゴムローラを介して行われる。好ましい一実施形態においては、この弾性ゴムローラをも同期させて駆動することができる。
【0023】本発明によるクリーニング装置によってクリーニング布は個別部分としても穿孔ベルトとしても利用することができる。所要の胴セグメント(能動クリーニング面)は小さく、可変に構成することができる。機械的粘着式搬送装置がクリーニング布の物理的、化学的性状に左右されないので、応用事例では任意のクリーニング布ロールを利用することができる。公知の装置とは異なり、例えばセンサを介して行われる高価な制御は行われない。装置3′,3″及び場合によってはローラ4用の駆動制御は、直接に設定される同期挙動に限定されているだけである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。
【0025】図1によれば、胴表面5用の本発明による消去兼クリーニング装置の一実施形態のクリーニング布搬送手段が新鮮布ロール1と押付ローラ4と汚れ布ロール2とを含み、これらのロール/ローラはすべて一緒に独立カセット10内に実装されている。連続したクリーニング布6は新鮮布ロールから繰出し可能、また押付ローラ4を介して汚れ布ロール2に供給可能である。
【0026】押付ローラ4は周知の如くに、特にラテックスゴム(天然ゴム)、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム(BUNA S)、エチレンプロピレンゴム、イソブチレンイソプレンゴム(ブチルゴム)、フッ素ゴム(VitonA, B(登録商標))またはポリクロロプレンゴムまたはそれらの混合物からなるゴム弾性被覆を有する。
【0027】押付ローラ4の被覆は、好ましくは、Ra値0.4〜35μm(白色干渉計)の表面粗さと30〜80、特に30〜50のショア硬さA(DIN 53 505)とを有する。さらに、被覆は非孔質としなければならない。
【0028】つまりカセット10は交換可能なユニットとして構成されており、すなわちクリーニング布6の交換はカセット10の態様のこのような独立ユニットの利用によって実現される。カセット10のこの交換を容易とするために、両側に、すなわち両方の正面の領域に握り11が取付けられており、これらの握りを操作者が把持し、こうしてカセット全体を印刷機から引き出しもしくは印刷機内に挿入することができる。
【0029】図2(a)は、位置決め装置20上の前記カセットを示しており、この位置決め装置は印刷機内に固定配置されて、挿入されたカセット10と協動することができる。すなわちカセット10は、例えば付属の駆動装置内のビデオカセットのように位置決めユニット20に装着可能かつこれに遊びなく係合可能とされている。位置決めユニット20には、周知のように、クリーニング布搬送手段1〜4用駆動装置が連結可能とされており、位置決めユニット20と、ここには図示しない駆動装置とはモジュール様式で存在する。
【0030】つまり駆動モータはクリーニング布を駆動するのに役立ち、コンピュータプログラムによって制御される。このコンピュータプログラムは、例えば冒頭に指摘した欧州特許第0 520 521号公開公報に述べられたように、クリーニング布6の部分的送りと、各クリーニング操作後の部分的逆搬送と、最後には使用済みクリーニング布6の汚れ布ロール2から新鮮布ロール1への巻返しを可能とすることができる。
【0031】やはり冒頭に述べた先行技術と同様に、この実施形態でも、クリーニング布6の搬送をカセット10内で連続的にも断続的にも相応の駆動装置によって行うことが考えられる。クリーニング布6の駆動は、例えば行程を限定された空気圧駆動装置を介して行うことができ、その場合、行程限定は汚れ布ロール2のピックアップを介して調整される。
【0032】しかしクリーニング布の搬送は電気駆動装置を介して行うこともでき、単位時間当りの布量は走行車輪を介して検出可能である。
【0033】位置決めユニット20は、好ましくは、印刷機の側部品に配置されて空気圧手段によって横方向で胴表面5に移動可能かつ再びそこから離隔可能な1つまたは2つの往復台50(図5)として構成されており、カセット20を受容するための構造体22が、横材23を介して結合された2つの側壁の態様で往復台上に配置されている。ここには図示しない鎖錠片によってカセット20は構造体22もしくは横材23付近の動作位置で固定されている。さらにカセット10の動作位置において新鮮布ロール1上の予備布が走査手段(例えば独国特許第195 43 518号公開公報参照)によって点検され、これらの走査手段は、カセット10が押し込まれると機能位置に移される。さらに位置決めユニット20の可動往復台50の下方に好ましくは滴下板21が設けられている。
【0034】布6は当接体4でもって胴の幅で胴外皮5に接触させられ、摩擦力を達成するための加圧は、すでに述べたように、作動可能な駆動装置によって行われる。
【0035】洗浄剤を供給するためのノズルヘッド24が横材23に装着されており、このノズルヘッドは可動ケーブルガイド25に(クリーニング媒体を供給するために)接続され、周知であるように、横材23に沿って胴表面5と平行に移動可能である。
【0036】構造体20内に受容されたカセット10に、例えば欧州特許第0 611 652号公報により公知であるように駆動装置が汚れ布ロール2を介して連結可能である。しかし当然ながら、場合によっては新鮮布ロール1にも連結可能である。
【0037】図2(b)と図3は同じ符号の位置決めユニット20と挿入されたカセット10とをそれぞれ異なる視点で示しており、しかし付加的になお明らかとなるように、カセット10の作用幅、すなわちクリーニング布の幅は、この実施形態の場合、被クリーニング胴表面5の幅に一致している。
【0038】特別有利なことにこの位置決めユニット20は複数の箇所、少なくとも2箇所で被クリーニング胴表面5に対してカセット10もしくはクリーニング布6の位置決めを可能とする。すなわち、位置決めユニット20は、被クリーニング表面5の寸法可変性に留意して送り運動の自動調節を可能とする。
【0039】これは、位置決めユニット20がその都度指定された動作位置、離隔位置に移すことができ、被クリーニング胴表面5の寸法可変性の留意が可変接近可能な動作位置を不可欠とすることを含む。印刷を伴う接近位置は、例えば抵抗線ひずみゲージによって検出して再調節することができる。さらに、人間工学的なアクセスのために、すなわちこのカセット10の交換のために、有利には印刷機内で位置決めユニット20の第3指定位置が設けられる。
【0040】しかし位置決めユニットは、有利には電動駆動部と(例えば歯車とねじ駆動装置とを介した)直線運動への変換部とを含む。被クリーニング胴表面5に対するカセット10の相対的位置決めは、好ましくは被クリーニング胴の中心点と押付ローラ4の中心点とを直接的に結ぶ水平結線の上または下方(“偏心”)で行われる。調整可能な行程ストッパ付き及びなしの空気圧シリンダを介して、または調整可能な行程ストッパ付き及びなしの被制御直線摺動部を介して、位置決めを行うことができる。
【0041】図3に示すように、クリーニング媒体は、横移動可能なノズルヘッド24によって横方向で胴表面5に、詳細にはクリーニング布6及び/または胴表面5に塗布することができ、ノズルヘッド24は揺動可能に横材23上に配置されている。安全性の観点から、ノズルヘッド24用にも変位センサを設けておくことができる。
【0042】横移動可能なノズルヘッドはやはり当然に、複数の、つまりさまざまなクリーニング媒体用の集合装置を具現することもできる。穴を備えた集合容器上に例えば4つのノズルを取付けてもよい。
【0043】特に、複数の異なる媒体の媒体量は横移動可能なノズルヘッド24の直接的近傍で小型弁を介して相互に独自に制御することができ、こうして、比較して、特に媒体量のごく少ない縁域で+/−2mmの高い位置決め精度が達成可能である。
【0044】ノズルヘッド24に接続可能なクリーニング媒体供給システムは先行技術から十分に公知であり(圧力ポンプ、容積式ポンプ、ピストンポンプ)、また特に濃度η≒500Pa・sで供給するのにも適している。
【0045】クリーニング布6は、好ましくは被クリーニング胴表面5の運動とは逆方向で相対運動を行い、被クリーニング胴は当然に寸法に依存して5〜55rpmの速度で回転し、押付ローラ4は連続的にまたは可変的に、しかし、例えばすでに独国特許第44 43 356号公開公報に述べられたように同一方向にも動かすことができる。クリーニング布は平均して毎秒1〜5mm移動する。このため布送り部は、布6を予備布ロール1から汚れ布ロール2に巻き取る。布6の繰出しと胴5の回転方向は好ましくは逆方向であるが、同一方向にも可能である。胴5と布6との間の入口間隙内に集まる汚れは押付間隙を通して離散しようとする。入口間隙内に付着する汚れは、その一部が布を介して布6の所定の繰出し方向に運び去られるときその量が限定される。巻取軸2は、ウォーム駆動装置を介して駆動される電動機に両側で接続されている。
【0046】図4は本発明によるカセットの好ましい他の実施形態を示す。クリーニング布6は新鮮布ロール1から繰り出され、上側対の搬送装置3′,3″の間に通されて押付ローラ4に供給される。押付ローラ4が胴表面5の方向で圧力を負荷され、押付ローラ4と胴表面5との間に通されるベルトは引き続き、鏡像的に構成される下側搬送装置3′,3″と共に継続して移動し、布6は汚れ布ロール2に巻き取られる。操作の間、上側搬送装置3′,3″と新鮮布ロールとの間でクリーニング布を緊張保持するために、新鮮布ロール1を直接駆動する必要はなく、単純な機械的手段で間に合う。装置3′は電動機によって同期状態で駆動される。好ましくは、やはり押付ローラ4及び/または場合によっては3″が電動機によって駆動され、3′用駆動装置で同期化される。
【0047】本発明による布搬送ユニット1〜4は、すでに述べたようにカセット類似構造(ビデオカセットに相当)を可能とし、消去兼クリーニング装置全体を取り外しまたは分解することなくクリーニング布6はカセットと共に交換することができる。
【0048】消去兼クリーニング装置は一般に、モジュール状布搬送ユニットを利用して印刷機の内側及び外側で胴表面をクリーニングするのに適しているが、しかし好ましくは、リソグラフィー法において印刷版を分解することなく画線部の迅速な転換を可能とするシステムのクリーニングに利用することができる。例えば需要即応印刷システム(Printing-on-demand-System)、コンピュータ−版直結システム(Computer-to-plate-System)をここで挙げておく。
【0049】クリーニング布6は耐湿潤引裂性不織布からなり、一般に30〜160cmの幅を有する。厚さは機械的性質と予定された課題(印刷版、ゴムブランケット等)とに合わせられる。しかし厚さは一般に0.1〜3cmである。クリーニング布6はエンドレス巻きとして用意することができる。クリーニングカセット内で使用するために、連続的消費または回分式消費のいずれが求められるのかに応じて、エンドレス不織布層または穿孔不織布層を使用することができる。それゆえに布6は連続的エンドレス形状の他に個別枚葉形状または折畳み形状で利用することができる。
【0050】クリーニング布6は好ましくは以下の技術的パラメータを有すべきである。液体物質に対する固有吸収能は1〜20ml、好ましくは2〜5ml/g布とすべきである。次に極性液体物質、例えば飲料水品質の水に対する固有吸収能は1〜8ml/g布、好ましくは2〜6ml/g布である。非極性物質(例えば潤滑油5W−30)の場合、この値は2〜10ml/g布、好ましくは3〜8ml/g布である。固有吸収速度は各液の粘度に応じて0.2〜30ml/g/s前後の値とすることができる。
【0051】布6は湿潤状態のときにも実質的に不変の引張強さもしくは引裂強さを有するべきである。すなわち、布6はクリーニング過程の間、歪みを生じてはならず、ましてや裂けてはならない。この場合、ミューレン式破裂強さが実務に近い尺度を提供し、例えば湿潤状態のとき+/−40%、好ましくは+/−30%、特に−10%〜+20%の値を有すべきであり、理想的には例えば乾燥状態時と同じ値を有するべきである。飲料品質の水(例えば湿し水の代表として)、2プロパノール、2ブタノン、ヘプタン(例えば溶剤の代表として)、または潤滑油5W-30(例えば印刷インキベースの代表として)の場合、これらの液で処理された不織布のミューレン破裂強さ値は300〜500kPa、好ましくは320〜420kPaの範囲内である。前記液体物質に対する重量比吸収能は1〜10ml/g、好ましくは2〜8ml/g、特に2.5〜6ml/g液の範囲内である。不織布の面積比重量は60〜120g/m2、好ましくは70〜100g/m2、特に75〜80g/m2である。
【0052】合成繊維とセルロース繊維との重量比30〜45:70〜55%の組成を有する不織布がその有効性を実証した。合成繊維はポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維またはポリエステル繊維、好ましくはポリエステル繊維、等の耐引裂性高分子繊維とすることができる。セルロース繊維は好ましくは通常の機械的砕木パルプである。
【0053】スピンブレーデッド(spinngeflochtene)不織布もきわめて適している。これは一般に単一の材料からなり、結合剤を含有しておらず、水、油及び溶剤を高度に吸収する。スピンブレーデッド不織布は、例えばデュ・ポン社のSontara EC(登録商標)シリーズのものがある。これらの不織布からなるクリーニング布は毛玉が少なく、インキや洗浄剤をゴムブランケットから完全に除去することが可能である。
【0054】最後に図5は、位置決めユニット20と好適なカセット10とのモジュール状配置のさまざまな応用の可能性を示す。広範に利用可能なクリーニング兼消去カセット10用の本発明によるモジュール状位置決めユニットが印刷機内で固定式にそれぞれ相応の胴に割当てられているとき、この配置は、転写胴30,31及び版胴40,41を消去しクリーニングするのに相応に利用することができる。




 

 


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