Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
綴じ具 - コクヨ株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 繊維;紙;印刷 -> コクヨ株式会社

発明の名称 綴じ具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−328385(P2001−328385A)
公開日 平成13年11月27日(2001.11.27)
出願番号 特願2000−399078(P2000−399078)
出願日 平成12年12月27日(2000.12.27)
代理人 【識別番号】100101188
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 義雄
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017 UC16 
発明者 後藤 博子 / 清見 多喜夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ファイル本体の内面側に固定されるベース部材と、このベース部材に設けられた綴じ棒と、前記ベース部材に連なって前記綴じ棒の先端側に位置する綴じ板部材と、この綴じ板部材に対してスライド可能に設けられて前記綴じ棒に係脱可能に設けられたスライド部材とを備えた綴じ具において、前記スライド部材は、前記綴じ板部材の内面側に設けられていることを特徴とする綴じ具。
【請求項2】 前記綴じ棒は、テーパ状若しくは円柱状の外周面形状を備え、その外周面部分に前記スライド部材をロックさせるための切欠部を備えていることを特徴とする請求項1記載の綴じ具。
【請求項3】 前記綴じ板部材の略中央部に操作窓が設けられる一方、前記スライド部材は、所定の操作部が前記操作窓から表出することを特徴とする請求項1又は2記載の綴じ具。
【請求項4】 前記操作部は凹状に陥没した面形状に設けられ、この面内に、スライド部材のスライド方向と交差する方向に向けられた凸状を備えていることを特徴とする請求項3記載の綴じ具。
【請求項5】 前記綴じ板部材とスライド部材との間に、常時はスライド部材を綴じ棒に係合させてロックする方向に力を付与するばね手段が介装されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の綴じ具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は綴じ具に係り、更に詳しくは、スライド部材を綴じ板部材の内面側に設けることによって、綴じ棒の外周面に綴じ板部材の位置を規制する段差をなくした綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】図19ないし図22には、従来の綴じ具の一例が示されている。これらの図において、綴じ具100は、所定の表紙体の内面に固定される板状のベース部材101と、このベース部材101の二箇所位置に設けられた綴じ棒102,102と、前記ベース部材101に背部材104を介して屈曲可能に連なる綴じ板部材106と、この綴じ板部材106の上面側に形成された凹部107内に位置して所定量スライド移動可能に設けられた長片状のスライド部材108とにより構成されている。
【0003】前記綴じ棒102は、基部側大径部102Aと、この基部側大径部102Aの上端に段部102Bを介して設けられた先端小径部102Cとを備えた形状に設けられ、先端小径部102Cには、ベース部材101の長手方向に沿った切欠部102Dが対称位置に形成されている。
【0004】前記綴じ板部材106において、凹部107の二箇所には、綴じ棒102の上部を受け入れ可能とする楕円穴110が形成されている。この一方、スライド部材108には、一部が楕円穴110内に位置するように部分的に面位置を陥没させた穴形成部111が設けられ、この穴形成部111には、前記基部側大径部102Aの直径よりも小さく、且つ、先端小径部102Cの直径よりも大きな円形穴部114と、この円形穴部114に連なって形成されるとともに、前記切欠部102Dに引っ掛け可能な幅に設けられたスリット穴部115が形成されている。
【0005】前記ファイル100に書類等を綴じ込むときは、背部材104をベース部材101の面に対して略直角姿勢に起立させるとともに、綴じ板部材106をベース部材101に対して略平行となるようにし、前記スライド部材108を綴じ板部材106の長手方向に沿ってスライドさせることで、当該スライド部材108に綴じ棒102の切欠部102Dをスリット穴部115に引っ掛けてロックでき、これによって、書類を綴じ込み状態に保つことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような綴じ具100にあっては、スライド部材108の円形穴部114に綴じ棒102の上部を挿入するときに、当該綴じ棒102が円形穴部114に深く入り込んでしまうのを規制するストッパ作用をなす段部102Bが必須の形状として要求されることとなる。従って、書類を綴じ込もうとするときに、前記段部102Bに書類の綴じ穴が引っ掛かり易くなり、スムースなる加除整理が行えないという不都合を招来する。かかる不都合は、スライド部材108が綴じ板部材106の表面(上面)側に配置されていることに起因する。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、綴じ板部材の内面側にスライド部材を配置することによって、綴じ棒に段部を設けることなく綴じ棒の挿入位置を決定でき、綴じ棒と書類の綴じ穴との引っ掛かり原因を解消することのできる綴じ具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、ファイル本体の内面側に固定されるベース部材と、このベース部材に設けられた綴じ棒と、前記ベース部材に連なって前記綴じ棒の先端側に位置する綴じ板部材と、この綴じ板部材に対してスライド可能に設けられて前記綴じ棒に係脱可能に設けられたスライド部材とを備えた綴じ具において、前記スライド部材は、前記綴じ板部材の内面側に設けられる、という構成を採っている。このような構成とすれば、書類の綴じ込み操作に際して、綴じ板部材に綴じ棒が突き当たる位置を限界とすることができるようになる。従って、綴じ棒の過大な挿入を規制するための段部を綴じ棒に設ける必要性を無くすことが可能となり、当該綴じ棒に対して書類が引っ掛かる虞を確実に解消することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における綴じ棒は、テーパ状若しくは円柱状の外周面形状を備え、その外周面部分に前記スライド部材をロックさせるための切欠部を備える、という構成が採用されている。テーパ状の外周面を有する綴じ棒の場合には、微視的に見ると段部を構成することにもなるが、テーパ角が小さなものであれば、前述した引っ掛かりを生ずる段部とはならず、むしろ、先端径が小さく設定できることで書類の綴じ込み易さを得ることができる。また、綴じ棒をテーパ状とした場合には、基部の強度を確保することもできる。
【0010】また、前記綴じ板部材の略中央部に操作窓が設けられる一方、前記スライド部材は、所定の操作部が前記操作窓から表出する、という構成を採ることが好ましい。このように構成することで、スライド部材を綴じ板部材の内面側に配置することが容易となる他、操作すべき部位を使用者に容易に認識させることができる。この際、前記操作部を凹状に陥没した面形状に設け、この面内に、スライド部材のスライド方向と交差する方向に向けられた凸状を設けることが好ましい。これにより、スライド操作力をスライド部材に対して確実に付与することが可能となる。
【0011】更に、前記綴じ板部材とスライド部材との間に、常時はスライド部材を綴じ棒に係合させてロックする方向に力を付与するばね手段が介装される、という構成を採ることができる。このような構成とすれば、意図しない力を付与しない限り、綴じ棒とスライド部材との係合が外れることがなく、ロック状態を安定して保つことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】図1には、本実施例に係る綴じ具が適用されたファイルを閉じた状態の概略斜視図が示され、図2には、ファイルを開いた状態の要部概略斜視図が示されている。これらの図において、ファイル10は、表表紙11と、この表表紙11に背表紙12を介して連なる裏表紙13とを備えたファイル本体15と、裏表紙13の背表紙12に近接した位置に配置された合成樹脂製の綴じ具17とを備えて構成されている。
【0014】前記綴じ具17は透光性を有する樹脂材料により形成され、図3ないし図12に示されるように、ベース部材20と、このベース部材20に一体的に設けられた綴じ棒21と、前記ベース部材20の前記背表紙23側端部に設けられた背部材23を介して連なる綴じ板部材24と、この綴じ板部材24に装着されたスライド部材26と、ベース部材20と背部材23との間に設けられた角度規制手段28とを備えて構成されている。
【0015】前記ベース部材20は、裏表紙13の上下方向(天地方向)に沿って延びる長片状の板状をなし、その長手方向両側に固定用穴30が形成されている。このベース部材20は、図6に示されるように、固定用穴30と裏表紙13とを貫通するリベット31によって固定されるようになっている。
【0016】前記綴じ棒21は、前記固定用穴30に隣接した位置で、ベース部材20の長手方向二箇所位置に設けられている。これらの綴じ棒21,21は、ベース部材20に一体に設けられており、上端に向かうに従って若干縮径するテーパ状をなす外形に設けられている。各綴じ棒21,21の上端部外周側には、ベース部材20の長手方向に沿う溝状の切欠部21A,21Aがそれぞれ対称位置に形成されている。
【0017】前記背部材23は、肉薄なヒンジ部34を介してベース部材20と一体に設けられ、これにより、背部材23は、ヒンジ部34位置を支点として屈曲可能となっている。
【0018】前記綴じ板部材24は、肉薄なヒンジ部35を介して背部材23の自由端に屈曲可能に連設されている。この綴じ板部材24は、前記ヒンジ部35に連なって長手方向幅が次第に広がる平面形状に設けられた基部37と、この基部37に連なるとともに、ファイル本体15の上下方向、すなわち長手方向に延びる平面視略長楕円形状の保持部38とを備えて構成されている。この保持部38は、図7及び図8に示されるように、その上面が緩やかな曲面を表出するように基部37の上面より上方に位置する形状に設けられている一方、下面も同様の曲面をなして基部37の下面よりも下方に位置する厚みに設けられている。
【0019】前記保持部38の下面側には、当該保持部38の長手方向に沿って延びる左右一対の保持溝40,40が形成され、当該保持溝40,40にスライド部材26がスライド可能に装着されている。また、保持部38の略中央部は、当該保持部38を貫通する操作窓41が形成され、この操作窓41内にスライド部材26の一部が表出するようになっている。
【0020】前記スライド部材26は、綴じ板部材24とは異なる色を備えた樹脂成形品によって構成され、前記保持部38の保持溝40内に受容される段部43を左右両側(短寸幅方向両側)に備えた形状に設けられている。このスライド部材26は、その略中央部に設けられた操作部45と、長手方向両側に設けられて前記綴じ棒21の先端側に設けられた切欠部21A,21Aに係脱可能な穴46,46を備えて構成されている。操作部45は、スライド部材26を保持部38に装着したときの上面側に設けられており、当該保持部38に装着された状態で、前記操作窓41内に位置するようになっている。この操作部45は、緩やかな曲面で面位置が皿状に陥没した形状をなし、その中央部に、指掛け凸条48を備えた形状とされている。また、前記穴46,46は、前記綴じ棒21の上部直径よりも大きな円形穴部46Aと、この円形穴部46Aに連なるとともに、前記綴じ棒21の上部直径よりも小さい幅に設定されて前記切欠部21A,21Aに引っ掛かるスリット穴部46Bとにより形成されている。なお、図4に示されるように、スライド部材26の上面側となる面において、穴46の周辺領域は凹状部50とされ、この凹状部50内に綴じ棒21の上端部が位置するようになっている。
【0021】また、図4、図11及び図12に示されるように、前記スライド部材26の上面側にはスリット溝51が形成されている。この一方、前記綴じ板部材24の保持部38下面側には、スリット溝51内に位置する突起52が形成され、これにより、スライド部材26のスライド領域がスリット溝51の長さに規制され、ひいては、スライド部材26が長手方向に脱落することがないようになっている。なお、スライド部材26は、前記スライド領域の何れの位置にあっても、保持部38の面内に位置する長さに設定されている。
【0022】前記角度規制手段28は、ベース部材20の内面すなわち図中上面に設けられた起立片55と、前記背部材23の内面側に設けられた凸部56とにより構成されている。起立片55は、その起立角度がベース部材20の面に対して略直角をなすように設定されているとともに、ベース部材20の長手方向に沿って延びる形状に設けられている。この一方、凸部56は背部材23の長手方向に沿う二箇所に設けられ、これにより、背部材23がベース部材20に対して略直角姿勢となったときに、凸部56,56が起立片55にそれぞれ接触して背部材23と起立片55とが平行となるように設けられている。
【0023】前記ファイル本体15において、表表紙11の内面側には、当該表表紙11の上下方向に沿って延びる滑り防止部60が形成されている。この滑り防止部60は、前記綴じ板部材24における保持部38の外形に略対応して緩やかな曲面状に設けられた凹部61により構成されている。この凹部61は、表表紙11の外面側に隆起部63を設けることによって形成されている。ここで、凹部61若しくは隆起部63の長手方向長さは、前記綴じ板部材24の長手方向長さよりも長く形成されているが、短寸方向の幅は、保持部38の幅に略一致するように設けられ、これにより、表表紙11を閉じた状態としたとき、すなわち、図1に示されるようにファイル本体15を閉じた状態としたときに、凹部61内に保持部38の上面側曲面部分が収まるようになっている(図9参照)。
【0024】次に、前記実施例における綴じ具の使用要領について説明する。
【0025】書類等が綴じられた状態では、綴じ具17は、図11に示されるように、スライド部材26のスリット穴部46Bに綴じ棒21の上部が入り込み、切欠部21Aにスリット穴部46Bの形成縁が引っ掛かったロック状態となる。
【0026】綴じ具17のロック状態を解除する場合には、綴じ板部材24の中央部に表出している操作部45に指先を当てがい、スライド部材26を図11中右側にスライド操作して綴じ棒21の上部を円形穴部46A内に位置させればよい。この際、操作部45は、スライド部材26の操作窓41から色違いで見えるため、操作部45位置を容易に認識することができる。また、操作部45には、凸条48がスライド部材26のスライド方向と直交する方向に延びているため、スライド操作力を確実に及ぼしめることができ、楽な操作感を得ることができる。
【0027】このようにしてスライド部材26と綴じ棒21との引っ掛かり(ロック)を解除することにより、綴じ板部材24を上方に開くことができ、これにより、書類等の加除を行うことができる。この際、綴じ具17の背部材23は、図9に示される直立位置から、図10に示される傾斜姿勢に変位できることとなり、これによって、加除整理空間を大きく確保することができる。
【0028】綴じ板部材24を開いた状態から再び綴じ込み位置にセットする場合には、綴じ板部材24を指先で摘み、図10中右側に移動させればよい。この移動は、ベース部材20の面に設けられた起立片55に前記背部材23の凸部56が接した位置まで許容される。この位置で、綴じ板部材24を、前述したヒンジ部35位置を支点として図10中時計方向に回転させると、スライド部材26の円形穴部46Aと綴じ棒21の上端部との相対位置が丁度一致するようになり、図8に示されるように、綴じ棒21の上端面が保持部38の下面に突き当たる位置まで挿入される。そして、この状態で、スライド部材26の操作部45を前述と反対方向に操作することで、再びロック位置に設定することができる。
【0029】なお、ファイル本体15を閉じた状態としたとき、すなわち、図1及び図9に示される状態としたときには、表表紙11の内面側に形成された凹部61内に閉じ板部材24の保持部38が受容される状態となる。従って、この状態で、表表紙11に図9中左右方向への力が作用しても、表表紙11と綴じ板部材24との相対的な滑り動作は規制されることとなる。また、この状態で、ファイル15の背表紙12を跨ぐようにファイル10を手で持つと、指の腹が表表紙11の隆起部63上に乗るようになり、従って、手とファイル10との滑りを生じ難くして当該ファイル10を持ち運ぶことができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施例について図13ないし図18を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第1の実施例と同一若しくは同等の構成部分については必要に応じて同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
【0031】この第2の実施例は、綴じ板部材24とスライド部材26との間に、常時はスライド部材26を綴じ棒21の切欠部21Aに係合させてロックする方向に力を付与可能なばね手段80を設けた点を主な特徴とするものである。すなわち、ばね手段80は、保持部38において、操作窓41の隣接位置に設けられた軸受部81と、スライド部材26の面内において、当該スライド部材26の延出方向に沿って設けられた長孔82と、この長孔82内に位置するスライド軸83と、当該スライド軸83の軸回りに装着されたコイルばね85とを備えて構成されている。
【0032】軸受部81は、保持部38の長手方向に沿う貫通孔81Aを備えており、この貫通孔81A内にスライド軸83が進退可能に位置するようになっている。ここで、軸受部81を囲む保持部38の内面側部分は、図14に示されるように、長楕円形状の輪郭を備えた凹み部86が設けられ、この凹み部86によって、コイルばね85の径方向に沿う一部が受容可能となっている。
【0033】前記スライド軸83は、図14中左端側が長孔82の内方端(図14中左端)に連なり、右端側は、長孔82の外方端(同図右端)内面に対して空間を形成する長さに設けられ、これにより、スライド軸83の図14中右端から当該スライド軸83回りにコイルばね85が装着可能とされている。
【0034】スライド部材26を綴じ板部材24に組み合わせた状態では、図16等に示されるように、コイルばね85は、無負荷状態における長さを圧縮された状態で長孔82の内方端と軸受部81との間に位置してスライド部材26が綴じ棒21の切欠部21Aに係合する方向に力が付与される。ここで、スライド部材26の長手方向二箇所に形成された穴46,46は、図14中右端側がスライド部材26の長手方向に対して直交する直線部46Cとして形成されている。この一方、綴じ棒21は、同図中右側の外周面部分に切欠部21Aが形成され、これにより、コイルばね85の力を受けて前記直線部46Cが切欠部21Aに入り込んでこれに係合するように設けられている。
【0035】第2の実施例におけるスライド部材26は、その短寸幅方向両側を長手方向に沿って部分的に切り欠いた溝87が設けられ、この溝87には、保持部38側の爪88が受容されるようになっている。また、スライド部材26の操作部45は、半円形の指掛け凸条48が設けられている。その他の構成は、前記第1の実施例と略同一となっている。
【0036】従って、このような第2の実施例によれば、ばね手段80を設けたことで、綴じ棒21に対してスライド部材26が常に係合するように保たれる結果、操作部45に意図的な力を付与しない限り、スライド部材26のロック状態が解除されることがなく、常に安定したロック状態を保つことができる。
【0037】なお、前記実施例では、スライド部材26の操作部45が、綴じ板部材24の面内に設けられた操作窓41から表出する構成を図示、説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スライド部材26の長手方向一端側を綴じ板部材24の一端側から突出するような長さとし、当該突出した部分を操作部として利用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、スライド部材を綴じ板部材の内面側に設けたから、書類の綴じ込み操作に際して、綴じ板部材に綴じ棒が突き当たる位置を限界とすることができるようになり、綴じ棒の過大な挿入を規制するための段部を設ける必要性を無くすことが可能となり、書類を綴じ込む際に、綴じ棒に書類が引っ掛かるという従来の不都合を確実に解消することができる。
【0039】また、綴じ棒をテーパ状若しくは円柱状の外周面形状として当該外周面部分に前記スライド部材をロックさせるための切欠部を設けたから、実質的な段部を生じさせることなく綴じ棒を形成でき、特に、綴じ棒をテーパ状とした場合には、先端径を小さく設定することで書類の綴じ込み易さを一層良好に確保することができる一方、綴じ棒の基部を強度的に強くすることができる。
【0040】また、前記綴じ板部材の操作窓からスライド部材の操作部を表出させる構成では、スライド部材を綴じ板部材の内面側に配置することが容易となる他、操作すべき部位も使用者に容易に認識させることができる。更に、操作部を凹状に陥没した面形状に設けて当該面内に凸状を設けた構成では、スライド操作力をスライド部材に対して確実に付与することが可能となり、操作性にも優れた綴じ具を提供することができる。
【0041】更に、綴じ板部材とスライド部材との間にばね手段を介装した構成では、綴じ棒とスライド部材との係合が不用意に外れることがなく、ロック状態を安定して保つことが可能となる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013