米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 繊維;紙;印刷 -> コクヨ株式会社

発明の名称 樹脂シート貼り表紙構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−150854(P2001−150854A)
公開日 平成13年6月5日(2001.6.5)
出願番号 特願平11−340324
出願日 平成11年11月30日(1999.11.30)
代理人 【識別番号】100101188
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 義雄
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017 TA01 TB04 
発明者 白石 良男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 芯材の両面側を樹脂シートで被覆して当該芯材の周縁側にて前記樹脂シートを溶着した表紙に、所定の綴じ具を固定可能とした樹脂シート貼り表紙構造において、前記表紙の面内に綴じ具固定穴を設けるとともに当該固定穴の内周縁を溶着して略密閉構造としたことを特徴とする樹脂シート貼り表紙構造。
【請求項2】 前記樹脂シート内が略真空状態に保たれていることを特徴とする請求項1記載の樹脂シート貼り表紙構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂シート貼り表紙構造に係り、更に詳しくは、芯材の両面側を樹脂シートで被覆するとともに、当該樹脂シートの面内に綴じ具固定穴が形成された樹脂シート貼り表紙構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィス等において、筆記用紙を挟み付けて固定可能なクリップ等の綴じ具を備えた樹脂シート貼りタイプのクリップボードが広く利用されるに至っている。このようなクリップボードの表紙若しくは台板構造は、硬質紙等からなる芯材と、この芯材の表裏各面を塩化ビニル樹脂シートで被覆したタイプのものが知られている。かかる表紙若しくは台板を形成する場合には、塩化ビニル樹脂シートに接着剤を塗布しておき、これを芯材に貼り付けた後に、前記シートの外周縁を溶着する、という手法が採用され、これにより得られた表紙に適宜なリベット挿通穴を形成してクリップが固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記表紙構造における塩化ビニル樹脂シートは、焼却等に際して有害ガスを発生することが近時問題となっており、従って、代替材料による表紙構造が待望されている。ここで、代替材料としては、コスト的に有利なポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂が考えられている。
【0004】しかしながら、これらのオレフィン系樹脂を表装材として用いる場合には、塩化ビニル樹脂シートを用いた場合の成形手法、すなわち、接着剤による接着が困難とされている。そのため、オレフィン系樹脂シートの周縁を溶着して内部を密閉状態に保つようにし、シートの浮き上がりや、相対位置ずれ等を防止することが必要とされている。
【0005】ところが、このような密閉状態を保つようにして表紙を製造した場合であっても、リベット等を用いて綴じ具を固定するに当たり、表紙の面内に穴を形成しなければならないため、この穴の形成によって密閉状態が解除されてしまい、樹脂シートと芯材との間に空気が入り込んでしまうという不都合を招来する。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、芯材の両面側を樹脂シートで密閉状態に被覆するとともに、綴じ具固定穴を形成した場合にも、前記密閉状態を維持することができる樹脂シート貼り表紙構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、芯材の両面側を樹脂シートで被覆して当該芯材の周縁側にて前記樹脂シートを溶着した表紙に、所定の綴じ具を固定可能とした表紙構造において、前記表紙の面内に綴じ具固定穴を設けるとともに当該固定穴の内周縁を溶着して略密閉構造に設ける、という構成を採っている。このような構成を採用すれば、樹脂シートの周縁側を溶着した後に固定穴を形成する場合に、当該固定穴の内周側から樹脂シート内に空気が入ることが防止されるようになり、接着に馴染まないオレフィン系樹脂シート等を代替材料としても実質的な不都合を生じない表紙構造を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】また、本発明は、前記樹脂シート内が略真空状態に保たれるように構成することが好ましい。これにより、芯材と樹脂シートとの密着状態が良好に保たれるようになり、恰も接着剤を用いて接着されたのと同じようなフラットな外観若しくは手触りを得ることができ、筆記性に支障を及ぼすシートの部分的な浮き上がり等を確実に回避することができる。
【0009】なお、本明細書において、「表紙」とは、クリップボードの台板やファイルの表紙体等を含み、「綴じ具」とは、クリップ等の紙押え装置、パイプ式綴じ具、リング式綴じ具等をも含む概念として用いられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】図1には、本実施例に係る樹脂シート貼り表紙構造がクリップボードに適用された場合の概略斜視図が示されている。このクリップボード10は、表紙としての台板11と、この台板11の面内における上方に設けられた綴じ具を構成するクリップ12とを備えて構成されている。
【0012】前記台板11は、図2に示されるように、略方形の板状をなす芯材13と、この芯材13の表裏両面側に被覆された上下二枚の樹脂シート14とを備えて構成されている。この台板11の面内には、図3に示されるように、前記クリップ12を装着するための固定穴15が形成されている。
【0013】前記芯材13は、特に限定されるものでないが、本実施例では、定形性を維持できる程度の一枚の硬質紙、又は、再生紙を用いて構成されるとともに、この外面は略平滑になるように形成されている。
【0014】前記樹脂シート14は、ポリエチレン等のオレフィン系の樹脂を用いて構成されている。これら樹脂シート14の外周縁14A側は、図2に示されるように、芯材13の外周縁13A側において当該樹脂シート14内を略真空状態を保つように溶着されている。従って、樹脂シート14と芯材13との合せ面は、接着剤を使用することなく密着した状態が維持されることとなる。
【0015】前記固定穴15は、図3に示されるように、芯材13及び各樹脂シート14を貫通して形成されている。この固定穴15の内周縁には、芯材13に形成された穴の内周縁13Bを覆うように各樹脂シート14が溶着された合せ部15Aが形成されており、これによって、前述した樹脂シート14の外周縁14A側と同様にして、樹脂シート14内に空気が入ることを防止するようになっている。
【0016】前記クリップ12は、リベット17を介して台板11に固定されるベース部材18と、このベース部材18に図示しないバネ及びヒンジを介して支持される押圧部材19とを備えて構成されている。このクリップ12は、押圧部材19とベース部材18の上面側との間に筆記用紙P(図1参照)を挟み付けることにより、当該筆記用紙Pを保持することができる。ここで、リベット17は、図4に示されるように、合せ部15Aを折り曲げながら貫通穴15に挿通され、当該リベット17及びクリップ12において、がたつきが生じないようにベース部材18を固定する。
【0017】次に、前記台板11の製造方法を説明する。
【0018】まず、芯材13及び各樹脂シート14に前記固定穴15に対応する位置にそれぞれ穴を形成する。そして、台板11を挟み付けるように外部より圧力を付与して芯材13及び各樹脂シート14間に存在する空気を追い出すようにして相互に密着させる。この状態で、各樹脂シート14の外周縁14A側を溶着加工するとともに、固定穴15の内周側における各樹脂シート14を溶着加工して、芯材13が樹脂シート14により被覆されることとなる。この際、樹脂シート14内は略真空状態に保たれるとともに、芯材13及び各樹脂シート14が密着して、台板11の外面がフラットな状態に確保される。
【0019】なお、前記実施例では、クリップボード10の台板11に本発明が適用された場合を図示、説明したが、樹脂シート14で芯材13を被覆することにより形成されるファイル、バインダーの表紙にも同様に適用することができる。また、樹脂シート14の溶着方法等は、特に限定されるものではない。要するに、本発明は、芯材13と樹脂シート14との間に実質的に空気が存在しない密封構造であれば足りる。また、樹脂シート14としては、オレフィン系の樹脂以外であっても適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、固定穴は、芯材に樹脂シートを被覆した表紙の面内に設けられるとともに、当該固定穴の内周縁を溶着する構成としたから、固定穴から樹脂シート内に空気が入ることを防止でき、この樹脂シートの弛み等に起因して外面に凹凸を生じる虞を回避することができる。これにより、芯材に対する樹脂シートの密着感を確保して筆記性を良好に確保することができる。しかも、接着剤の使用を必要としないため、製造工程も簡略化でき、コスト的に有利となる。
【0021】また、樹脂シート内を略真空状態に保った構成とすれば、芯材及び樹脂シートの合せ面の密着度が一層高まることとなり、接着剤で接着したのと同様のフラットな外面を形成することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013