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発明の名称 筆記用紙保持具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−130185(P2001−130185A)
公開日 平成13年5月15日(2001.5.15)
出願番号 特願平11−315157
出願日 平成11年11月5日(1999.11.5)
代理人 【識別番号】100101188
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 義雄
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017 UD24 
発明者 佐藤 昌男 / 増山 正明 / 蔭山 正輝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 リング状の綴じ具を用いて綴じ込まれた筆記用紙を着脱自在に保持する筆記用紙保持具であって、ベースと、このベースに設けられた保持部材とからなり、前記保持部材は、前記リングを保持するスリットを備えて構成されていることを特徴とする筆記用紙保持具。
【請求項2】 前記リングは、二つを一組として多数組設けられ、前記スリットは、各組のリング相互離間幅よりも広い領域と狭い領域とを連ねて形成されていることを特徴とする請求項1記載の筆記用紙保持具。
【請求項3】 前記リングの軸線と略同一平面内で直交するベース両側位置にベース側壁が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記用紙保持具。
【請求項4】 前記保持部材は、前記ベースと略平行な上平面部と、この上平面部の前端側に連なって下方に傾斜するとともに、前記スリットが形成された傾斜部とを備え、前記上平面部は、リングの上端位置よりも高い位置に設定されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の筆記用紙保持具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記用紙保持具に係り、更に詳しくは、ベース上に筆記用紙を一時的に保持することができる筆記用紙保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、リング状の綴じ具を用いて綴じ込まれた多数枚の筆記用紙を備えたメモ帳が知られている。このようなメモ帳は、その性質上、携帯性に優れていることを必要とされるため、全体として胸ポケットに収納可能な程度の大きさに設けられており、その利用方法は、一方の手で当該メモ帳を持ちながら他方の手で筆記具を用いて筆記作業を行う場合が多い。しかしながら、このような利用態様にあっては、筆記時における筆圧によりメモ帳全体が撓んでしまったり、筆記部分だけ凹んでしまう場合が多く、これがため、著しく筆記性を損なうといった問題がある。そこで、図8に示されるようなタイプのクリップボード50を利用してメモ帳Pへの筆記作業が行われている。このクリップボード50は、ベース51と、このベース51の面内に設けられたクリップ52とを備えて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記クリップボード50においては、メモ帳Pをクリップ52により固定して使用する場合、クリップ52がリング状の綴じ具だけを挟み付け、筆記用紙に接することなくメモ帳を保持した状態となり易い。これにより、クリップ52のメモ帳Pに対する支持力が極めて弱くなり、筆記を行う際に筆記用紙全体が面方向にがたついてしまい却って筆記性を損なうという不都合を生じる。また、クリップ52が筆記用紙の綴じ込み領域を覆い被さるように挟み付けるので、当該筆記用紙の捲り操作を行う際に、クリップ52の存在が邪魔になって筆記用紙が折れ曲がってしまうという不都合も招来する。これは、クリップボード50が綴じ具を有しない紙を挟み付けることを意図して製造されたものであることに起因する。
【0004】そこで、前述したような不都合を解消するため、下敷きと同じような硬さを有する硬質紙や樹脂板により構成される表紙を筆記用紙の表裏に綴じ込んだメモ帳が考えられる。しかしながら、このような構成にあっては、メモ帳全体の製造コストの上昇を引き起こす虞がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、リング状の綴じ具を用いたメモ帳を確実に支持することができ、当該メモ帳を付け替え可能として長期使用を実現できる筆記用紙保持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、リング状の綴じ具を用いて綴じ込まれた筆記用紙を着脱自在に保持する筆記用紙保持具であって、ベースと、このベースに設けられた保持部材とからなり、前記保持部材は、前記リングを保持するスリットを備えて構成される、という構成が採用されている。このような構成によれば、綴じ具を利用して筆記用紙がベース上に支持されることとなり、筆記用紙を手で持ちながら筆記する場合、当該筆記用紙が撓み変形することなくスムースに筆記を行うことが可能となる。また、リングがスリット内に位置するので、従来例のような筆記用紙の折れ曲がりを防止してその捲り操作を無理なく行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、前記リングは、二つを一組として多数組設けられ、前記スリットは、各組のリング相互離間幅よりも広い領域と狭い領域とを連ねて形成される、という構成も採用することができる。このような構成を採れば、一組のリングをスリット内に配置する場合、広い領域から一組のリングを押し入れることにより、一組のリングがその離間幅を狭めながらスリット内に受容された後、元の離間幅に広がってスリットの狭い領域側に引っ掛かった状態となる。また、スリットからリングを抜き出す場合、筆記用紙を持って引っ張ることにより、一組のリングがその離間幅をばねのように狭めながら変形して、スリットから脱出することとなる。これにより、特別に大きな外力を付与することなく比較的簡単な操作でスリットに対するリングの着脱作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0008】また、前記リングの軸線と略同一平面内で直交するベース両側位置にベース側壁が形成される、という構成を採用するとよい。これにより、ベースを手に持って握ったときに、筆記用紙の側端縁に指が触れることがないので、筆記用紙の平面形状に変化を与えることなく筆記面を平面に保つことができる他、筆記用紙の横方向へのずれを防止して筆記作業をスムースに行うことが可能となる。
【0009】更に、前記保持部材は、前記ベースと略平行な上平面部と、この上平面部の前端側に連なって下方に傾斜するとともに、前記スリットが形成された傾斜部とを備え、前記上平面部は、リングの上端位置よりも高い位置に設定される、という構成も好ましくは採用される。このような構成によれば、胸ポケット等に収納された筆記具保持部材を取り出すときに、リングに指先を引っ掛けることなく上平面部とベースの外面側とを摘んで取り出すことができ、ひいては、スリットからのリングの不用意なる脱落を防止することができる。また、筆記用紙の中間頁に筆記を行う際に、その中間頁より先頭頁側の筆記用紙を斜め後方に頁捲りすることができ、先頭頁側の筆記用紙を邪魔に感じることなくスムースに筆記を行うことが可能となる。
【0010】なお、本明細書において、特に明示しない限り、「前」、「前方」若しくは「前端」とは、筆記用紙保持具の図4中左側について用いられ、「後」、「後方」若しくは「後端」とはその反対側について用いられる。また、本明細書における「筆記用紙」とは、メモ帳の他、ノート等をも含む概念として用いられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0012】図1には、本実施例に係る筆記用紙保持体がメモ帳を保持した状態の概略斜視図が示され、図2には、図1の分解斜視図が示されている。また、図3には、図1のメモ帳の中間頁を捲った状態の概略斜視図が示されている。これらの図において、筆記用紙保持具10は、メモ帳11を着脱自在に保持するように設けられている。このメモ帳11は、複数枚の筆記用紙13と、当該筆記用紙13の先頭頁上に配置された表表紙14と、これら筆記用紙13及び表表紙14の一端側に設けられた綴じ穴15に挿入された綴じ具16とを備えて構成されている。綴じ具16は、直線方向に沿って所定間隔毎にリング18を形成するように一本の金属線を曲げ加工して構成されるとともに、各綴じ穴15に対して当該リング18が二つずつ挿入され、いわゆるツインリングタイプとして構成されている。なお、ここでは、詳細構造を省略しているが、リング18は閉ループでなく、一部が開放した形状をなし、従って、綴じ穴15への挿入は支障なく行うことができる。
【0013】前記筆記用紙保持具10は、ベース20と、このベース20の後端側に設けられるとともに、前記リング18を保持する保持部材21とを備えて構成されている。
【0014】前記ベース20は、メモ帳11を受容可能な大きさに設けられた皿状に形成されている。ベース20は、図4及び図5に示されるように、メモ帳11より僅かに大きい平面形状となる略長方形に設けられたベース底壁23と、このベース底壁23の後端側に設けられたベース端壁24と、ベース底壁23の図5中左右両端側に設けられた一対のベース側壁25とを備えて構成されている。各ベース側壁25の離間幅は、メモ帳11の短寸幅(図5中左右幅)より僅かに大きくなるように設けられ、これにより、メモ帳11に筆記を行う際に、当該メモ帳11が左右方向に移動しないように保たれている。ベース底壁23の表面側には、保持部材21がリング18を保持した際に、当該リング18の形状に沿う曲面形状となる凹部27が設けられている。ベース底壁23の裏面は、図4及び図6に示されるように、その後端中央部分に向うに従って当該ベース底壁23の板厚が増すように膨らんだ形状となっており、手で握り易い形状となっている。また、各ベース側壁25は、前方に向うに従って次第にその高さが低くなるように設けられている。
【0015】前記保持部材21は、一枚の板をコ字状に折り曲げた形状に近似した形状に設けられている。保持部材21は、図4に示されるように、ベース底壁23の裏面側に沿って配置されるクリップ部29と、このクリップ部29の後端側に連なってベース端壁24と略平行となるように設けられた起立部30と、この起立部30の上端側に連なるとともに、前方に向って略水平に延びる上平面部31と、この上平面部31の前端側に連なるとともに、図4(A)中左下方向に傾倒する方向に向けられた傾斜部33とを備えて構成されている。ここで、前記上平面部31の高さ位置は、図4(B)に示されるように、リング18の高さ位置よりも高い位置に設定されており、これにより、胸ポケット等から筆記用紙保持具10を取り出すときに、リング18に指先を引っ掛けることなく前記上平面部31とクリップ部29とを摘んで取り出しできるようになり、ひいては、メモ帳11の不用意なる脱落を防止することができる。また、クリップ部29の前端側には、常時は、ベース底壁23の裏面側に接するように設けられた凸部34が設けられており、これらベース底壁23及びクリップ部29により胸ポケット等を挟み付けることができるようになっている。傾斜部33の前端側には、断面視円弧状となる円形端部35が形成されている一方、傾斜部33の面内には、前記綴じ具16を受容可能な複数のスリット37が設けられている。
【0016】前記スリット37は、前記綴じ具16のリング18に対応した位置に設けられるとともに、傾斜部33を凹凸が連続した形状に切り欠いたように設けられている。各スリット37は、図7に示されるように、傾斜部33の前端側から上平面部31に向って拡幅するように形成されている。すなわち、スリット37と各綴じ穴15に挿入された二つのリング18との相関関係が前記二つのリング18の離間幅W1に対してスリット37の最小幅W2の方が小さくなるとともに、前記離間幅W1に対してスリット37の最大幅W3の方が大きくなるように設けられている。これにより、各スリット37は、二つのリング18に対して意図的な外力を付与して操作することにより、当該リング18を受容可能に設けられている。
【0017】以上の構成において、本実施例における筆記用紙保持具10にメモ帳11を装着する作業は、図4(A)に示された状態から傾斜面33の上面側に綴じ具16を配置し、当該綴じ具16をスリット37内に押圧して受容させればよい。この際、各綴じ穴15に挿入された二つのリング18は、スリット37の上方から次第にその離間幅を狭めるように弾性変形して挿入された後、元の離間幅となるように広がってスリット37に引っ掛かった状態となる。これにより、綴じ具16を保持部材21に無理なく保持させることが可能となる。
【0018】なお、メモ帳11を取り外す作業は、図4(B)に示された状態の筆記用紙13を指で掴んで水平方向に引っ張るようにしてスリット37から綴じ具16を抜き出すことにより行われる。この際、各リング18がスリット37の開口幅に併せてその離間幅を狭めるように変形して当該スリット37から抜け出すこととなり、この作業をスムースに行うことができる。
【0019】従って、このような実施例によれば、スリット37の開口幅を前方に向うに従って次第に幅狭となるように設けたから、メモ帳11の取り外し作業を行う際に、綴じ穴15に無理な負荷が付与されることはないので、綴じ穴15の損傷や破れを有効に防止することができる。また、綴じ具16を保持するスリット37を傾斜部33に設けたから、図3に示されるように、メモ帳11が保持された状態で表紙14及び筆記用紙13が保持部材21に干渉することなくこれらの頁捲り操作を行うことができる。更に、ベース20は、一対のベース側壁25を備えて構成されているので、筆記用紙13に筆記する際に当該筆記用紙13のがたつきを有効に防止することができる他、ベース20を手で持ちながら筆記する場合、ベース側壁25が掴み代として作用し、良好なる使用感を付与することが可能となる。
【0020】なお、前記保持部材21は、各綴じ穴15に二のリング18を挿入した綴じ具16を保持する場合を説明したが、本実施例は、これに限定されるものでなく、例えば、各綴じ穴15にリング18を一つずつ挿入した綴じ具であってもよい。この際、保持部材21のスリット37における最小幅W2の寸法をリング18の太さに対応した大きさに形成することにより、前記実施例と同様の効果を得ることが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、ベースに設けられた保持部材がメモ帳のリング状の綴じ具を保持するスリットを備えて構成されているから、ベース上でメモ帳を確実に保持して筆記作業を無理なく行うことができる。また、保持部材は綴じ具を着脱自在に保持するので、メモ帳を使い終えた場合には当該メモ帳だけ交換すればよく、保持具の再利用を図ることができるという効果を得る。
【0022】また、各スリットは、二つのリングの離間幅より広い領域と狭い領域とを連ねて形成されているから、スリットに対するリングの着脱作業をスムースに行うことができ、且つ、スリット内にリングを受容した状態で筆記用紙を確実に保持することができる。
【0023】更に、ベースの両側にベース側壁を設けた場合には、筆記用紙の側端縁を持つことなく筆記用紙がベース上に保持されるので、筆記面を平面に保つことができる他、筆記用紙の横方向へのがたつきを防止することができる。
【0024】また、保持部材は、リングの上端位置よりも高い位置に設定された上平面部と、この上平面部に連なって下方に傾斜するとともに、スリットが形成された傾斜部とを備えているので、胸ポケット等に収納された筆記具保持部材をリングや筆記用紙に触れることなく取り出すことができ、これにより、筆記用紙の不用意なる脱落を防止することができる。更に、筆記用紙を斜め後方まで頁捲りすることができ、中間頁の筆記用紙に無理なく筆記を行うことが可能となる。




 

 


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