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発明の名称 電子機器の取り扱い説明書
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−121850(P2001−121850A)
公開日 平成13年5月8日(2001.5.8)
出願番号 特願平11−307078
出願日 平成11年10月28日(1999.10.28)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5B035
【Fターム(参考)】
5B035 BB08 BC00 
発明者 福田 弘之 / 菊池 睦実
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 電子機器の取り扱い方法を説明するための電子機器の取り扱い説明書において、当該電子機器の取り扱いに関する情報が、手動走査により光学的に読み取ることが可能なコードイメージとして印刷記録されていることを特徴とする電子機器の取り扱い説明書。
【請求項2】 前記電子機器の取り扱いに関する情報が、少なくとも音声を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の取り扱い説明書。
【請求項3】 前記電子機器が、所定の操作を加えたときにユーザに対して所定の音声を出力するように構成された電子機器であるとき、前記コードイメージとして印刷記録されている前記電子機器の取り扱いに関する音声は、前記所定の音声であることを特徴とする請求項2に記載の電子機器の取り扱い説明書。
【請求項4】 前記所定の音声が、ユーザに対する警告音であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の取り扱い説明書。
【請求項5】 前記警告音が、当該警告の種類毎に複数種存在することを特徴とする請求項4に記載の電子機器の取り扱い説明書。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器の取り扱い方法を説明するための電子機器の取り扱い説明書に関し、特に、当該電子機器の取り扱いに関する音声等の情報が、手動走査により光学的に読み取ることが可能なコードイメージとして印刷記録されている各種電子機器の取り扱い説明書に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機、ビデオ機器、パーソナルコンピュータ、又はこのパーソナルコンピュータに所定の動作を実行させるためのコンピュータが読み取り可能なソフトウエアプログラム等といった様々な電子機器には、通常、ユーザに対して当該機器の取り扱い方法を説明するための取り扱い説明書が付帯されている。
【0003】かかる取り扱い説明書については、ユーザが当該電子機器の取り扱い方法を正確にそして早く理解できるようにするために、その取り扱い説明書自体の全体構成に工夫を施すほか、その取り扱い説明書に記載される説明文を極力簡素化して、挿絵、写真等を多用するといった工夫が施されている。
【0004】然るに、昨今の電子機器は、機器の多機能化、或いは複雑化等によるユーザインターフェースとしての操作の煩雑化が次第に生じてきており、そのため、上記した取り扱い説明書のみでは、ユーザに対して、当該電子機器の取り扱い方法を正確に理解させるにあたって一定の限界があった。
【0005】近年、ビデオカセットテープに磁気記録された音声や画像を再生出力する磁気記録再生装置が広く一般家庭に普及されたことに伴い、電子機器の中にはその取り扱い方法の説明にあたって、そのビデオカセットを取り扱い説明書としてユーザに提供するようにしたものも出て来ている。
【0006】即ち、磁気記録再生装置を使用してそのビデオカセットから当該電子機器の取り扱い方法を説明した音声及び画像を再生出力して、ユーザに当該電子機器の取り扱い方法を理解させるようにしたものである。
【0007】かかる方法によれば、ユーザは、視覚及び聴覚の両面によって当該電子機器の取り扱い方法に関する情報を入手することが可能となるため、従来の取り扱い説明書のみをもって、ユーザに対して、当該電子機器の取り扱い方法を理解させる場合に比べて、その効果は大きい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このようなビデオカセットを利用した方法によると、ユーザは、いちいちビデオカセットを磁気記録再生装置にセットして、更に、テレビモニタもセットしなければならないため、その作業は煩雑化し、また、電子機器の取り扱い方法のうち、ある一部分の特定の取り扱い方法だけを再度確認したい等といった場合には、磁気テープであるが故にランダムアクセス性が悪いことに起因して、その一部分の取り扱い方法の部分を探すのに手間取る結果、使い勝手は極めて悪いものであった。
【0009】加えて、取り扱い説明書が別に存在する場合は、その取り扱い説明書とビデオカセットとが別体構成となるため双方共に管理保管しなければならず、よって、保管スペースを多く必要とし、そのためこれらを別々に保管しておいた場合、何れか一方を紛失してしまうおそれも出てくる等の不都合もあり、結局のところ、ビデオカセットを利用した方法にも改善すべき点は多く残されていた。
【0010】本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、ユーザが簡便にそして使い勝手良く電子機器の取り扱い方法を理解できるようにした電子機器の取り扱い説明書を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第1の態様は、電子機器の取り扱い方法を説明するための電子機器の取り扱い説明書において、当該電子機器の取り扱いに関する音声が、手動走査により光学的に読み取ることが可能なコードイメージとして印刷記録されていることを特徴とする。
【0012】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書の第1の態様によれば、紙等よりなる取り扱い説明書に、当該電子機器の取り扱いに関する情報が、手動走査により光学的に読み取ることが可能なコードイメージとして直接印刷記録されているので、ユーザは、その取り扱い説明書を見ながら、専用の読取装置で任意の位置のコードイメージを任意の時点で読み取って当該電子機器の取り扱いに関する情報を簡単に入手することができる。
【0013】従って、ユーザは、紙等よりなる取り扱い説明書を用いながらも視覚及び聴覚の両面から当該電子機器の取り扱いに関する情報を簡単に入手することが可能となり、従来に比べて簡便にそして使い勝手良くその電子機器の取り扱い方法を理解できる。
【0014】また、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第2の態様は、上記第1の態様において、上記電子機器の取り扱いに関する情報が、少なくとも音声を含むことを特徴とする。
【0015】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書の第2の態様によれば、上記電子機器の取り扱いに関する情報が少なくとも音声を含むので、ユーザは、その取り扱い説明書から、当該電子機器の取り扱いに関する音声情報を簡単に入手することができる。
【0016】また、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第3の態様は、上記第2の態様において、上記電子機器が、所定の操作を加えたときにユーザに対して所定の音声を出力するように構成された電子機器であるとき、上記コードイメージとして印刷記録されている上記電子機器の取り扱いに関する音声は、上記所定の音声であることを特徴とする。
【0017】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書の第3の態様によれば、上記電子機器は、所定のある操作を加えたときにユーザに対して所定のある音声を出力するように構成されている。そして、上記コードイメージとして印刷記録されている上記電子機器の取り扱いに関する音声は、上記所定のある音声である。
【0018】従って、ユーザは、操作上の所定のある音声をその取り扱い説明書から文章としてではなく、直接音声として聞くことができるため、その取り扱い説明書における操作面での理解を正確にそしてより一層深めることができる。
【0019】また、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第4の態様は、上記第3の態様において、上記所定の音声が、ユーザに対する警告音であることを特徴とする。
【0020】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書の第4の態様によれば、上記所定の音声を警告音としているので、ユーザは、電子機器を実際に使用する前の時点で、操作上において注意をすべき音声を簡単にそして直接確認をすることができ、従って、現実の場面で警告音が発せられても慌てたりすることが無い。
【0021】また、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第5の態様は、上記第4の態様において、上記警告音が、当該警告の種類毎に複数種存在することを特徴とする。
【0022】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書の第5の態様によれば、警告の原因別に警告音が複数種存在する場合、説明文のみではそれら警告音の互いの区別が極めて難しくなるところ、それら複数種の警告音を事前にそれぞれ実際に音声によって識別確認できるので、ユーザは、現実の場面で電子機器からそれら各警告音が発せられても戸惑うことが無く、適切な対応が取れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子機器の取り扱い説明書の実施の形態を説明するが、その前に、先ず本発明における電子機器の一例である、1次元や2次元のバーコード等を含む光学的に読み取り可能なコードイメージを光学的に読み取るための読取装置について説明する。
【0024】図3は、その光学的に読み取り可能なコードイメージの一例を示したものであって、例えば、特開平6−231466号公報等に記載されているものである。
【0025】即ち、同図において、複数個の矩形状のブロック2が2次元に隣接配列されて、コードイメージとしてのドットコード1を構成している。
【0026】そして、その各ブロック2は、音声データの各ブロック毎に分割されたデータがその値である「0」又は「1」に対応した白ドット(図3では、白ドットという形で印刷記録されておらず、紙面自体の色がこの白ドットに相当する。)又は黒ドットのドットイメージとして所定の配列形態にて存在するデータドットパターン部3と、そのデータドットパターン部3の各ドット(以下、データドットと称する)を検出するための基準点を見つけるために使用される各ブロック2の四隅に配置された一定の黒の連続数を有するマーカ4と、上記複数の異なるブロック2を読み取り時に識別できるようにマーカ4間に配置されたエラー検出又はエラー訂正符号を含むブロックアドレスパターン部5と、から構成されている。なお、図中、ブロック2内の縦横に引かれた線は、各データドットの位置を便宜的に示すためのものであって仮想的な線である。
【0027】図4の(A)は、そのドットコード1を手動走査して光学的に読み取るための読取装置の電気的な機能ブロック構成を示した図である。
【0028】即ち、上記ドットコード1を照明するためのLED等よりなる照明部と、そのドットコード1の反射光を結像する光学系と、この光学系による結像光を撮像するCCD等のエリアセンサとを含む撮像部6と、この撮像部6より出力された撮像信号を所定の2値化閾値で2値化処理する2値化処理部7と、この2値化処理部7で2値化された2値化画像データを記憶する2値化画像メモリ8と、この2値化画像メモリ8に記憶された2値化画像データを読み出して上記データドットを検出し、当該検出された各データドット毎に「0」又は「1」の値を割り当てて、そのデータを出力する復元部9と、この復元部9で出力されたデータを復調する復調部10と、エラー訂正処理やデータの伸張処理等を行なって元の音声を再生出力する再生部11と、から少なくとも構成されている。
【0029】而して、この読取装置は、ドットコード1全体の大きさが上記撮像部6の撮像視野6A(図3参照)より大きくても、上記撮像部6がドットコード1上を図3に示す矢印方向に移動してそのドットコード1を領域分割しながら順次撮像することにより、その読み取りが可能となる。
【0030】換言すれば、当該ドットコード1をワンショットにて撮像することができなくても、上記ブロック2の単位毎にそのデータドットパターン部3とブロックアドレスパターン部5を読み取れれば、そのアドレスによって各ブロック2のデータを集めて元のデータを再構築することが可能となるので、従来の1次元や2次元のバーコード等では実現し得なかった量の情報を紙面等に高密度で保持させることが可能となり、また、同時に手動走査による読み取りも可能となり、紙を媒体とした音声等の伝達が手軽にできる。
【0031】ここで、上記復元部9は、2値化画像メモリ8に記憶された2値化画像データを読み出して上記各データドットを検出する際、先ず、その2値化画像データ中からマーカ4を見つけ出し、次いでその見つけ出されたマーカ4の重心位置に基づいて、データドットの読み取り基準位置を求め、そして、この求められたデータドットの読み取り基準位置から、上記データドットパターン部3内の各データドットを読み取るためのドット読取点を検出し、その検出された各ドット読取点が白か黒かを判定して「0」又は「1」の値を割り当ててデータを出力するように構成されている。
【0032】従って、高密度に印刷記録されたドットコード1の印刷品質、例えば、幾何学的歪みが多少あったとしても、その読み取りは適応的に行われる結果、読み取りの安定性は高い。
【0033】また、上記復調部10は、ドットコード1の印刷記録時に、記録対象として入力された音声データに予め変調処理を施しているため、これを変調前の元のデータに戻すための処理を行なう部分である。
【0034】即ち、かかる変調処理は、上記復元部9において、先ず最初にマーカ4を見つけ出し易くするために予め施してある処理であって、上記データドットパターン部3内の各データドットと上記マーカ4とを区別すべく、データドットパターン部3内の黒ドットの連続数が、結果として、マーカ4を構成する黒ドットの連続数よりも少なくなるように、前記入力された音声データに対して施されているものである。
【0035】例えば、マーカ4の最大径が、データドットパターン部3内に印刷記録される黒ドットを所定方向に5個隣接配置して構成した大きさに相当するものであるとき、変調処理後の変調データにおける黒ドットの連続数は、この5個よりも少なくなるように、上記入力された音声データに変調処理を施している。
【0036】以上で説明した各機能ブロックは、例えば、ペン型形状の筐体内に内蔵されており、以下に説明する紙等よりなるシート状の取り扱い説明書に印刷記録されたコードイメージを手動により光学的に読み取ることが可能なように構成されている。
【0037】具体的には、図4の(B)に示す如く、読取装置12の先端部に設けられた図示しない読取開口を取り扱い説明書13に接触させ、そこに印刷記録されているコードイメージ14をなぞって読み取り、音声を出力させる。
【0038】(第1の実施の形態)以下、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第1の実施の形態を説明する。なお、電子機器の取り扱い説明書の中で操作上の注意を記載している場合を例に説明する。
【0039】電子機器が盲人にも使うことが出来るように配慮された製品は数多く存在しているが、それらの機器の取り扱い説明書は、健常者向けに文章で書かれている場合が殆どである。
【0040】そこで、本第1の実施の形態においては、図1の(A)に示すように、説明文15や挿絵16が印刷されている取り扱い説明書13の欄外に、上記説明文15を朗読した音声情報をコードイメージ14として印刷することで、この取り扱い説明書13を盲人にも理解させることができるようにしている。
【0041】また、例えば上記電子機器が、誤った操作により安全機構が働いて動作を止め、警告音が鳴るように構成されている場合、取り扱い説明書13上では、その誤った操作方法を避けるように注意喚起すると共に、その警告音について「○○のような音がした場合は〜」という説明文15を記載しているが、その実際の警告音をドットコード化して、図1の(B)に示すように、その説明文15の近傍にコードイメージ14として印刷記録しておいても良い。
【0042】この例のようにすると、文字で表現しにくい音を実際の音として聞くことができるようになることから、本願の発明が健常者にとっても多大な効果があることは言うまでも無い。
【0043】これは、図2の(A)に示すように、複数の警告の種類別に異なる警告音が用いられている場合には、特に顕著な効果となる。
【0044】即ち、この図は、コードイメージ14を読み取る読取装置12の取り扱い説明書13であり、説明文15−1に含まれる警告音の表記「ポン」の実際の音がコードイメージ14−1として、対応する説明文15−1の近傍に印刷記録されている。同様に、説明文15−2に含まれる警告音の表記「ポン ヒュ〜ン」の実際の音がコードイメージ14−2として、説明文15−3に含まれる警告音の表記「ポン ヒュイ」の実際の音がコードイメージ14−3として、そして、説明文15−4に含まれる警告音の表記「ポン プワッ」の実際の音がコードイメージ14−4として、それぞれ対応する説明文の近傍に印刷記録されている。
【0045】(第2の実施の形態)特に、図2の(A)に示すような、コードイメージ14を読み取る読取装置12の取り扱い説明書13に本発明を応用した場合には、実際の警告音をコードイメージとして印刷記録する以外の方法で、それぞれの警告音を出力させることができるものであり、以下、これを本発明の第2の実施の形態として説明する。
【0046】即ち、本第2の実施の形態は、このようなコードイメージ14を読み取る読取装置の取り扱い説明書13に印刷記録されているコードイメージ14自体に予め所定の損傷を与えておくことによって、読取装置12が当該コードイメージ14を読み取っても、コードイメージ14として印刷記録されている警告音が出力されず、その結果、読取装置12がコードイメージ14から再生した音声ではなく装置として実際に警告音を出力するようにした点に特徴を有している。
【0047】なお、コードイメージ14の読取装置12が、コードイメージ14の読み取り結果に基づいて警告音種を決定する方法については、本出願人による特願平11−251512号に詳細に開示されているので、その詳細は省略するが、簡単にその警告音種の決定方法について説明すると、コードイメージ14の読み取り状態を検出し、その状態に基づいて警告音種を決定するものである。
【0048】例えば、上記読み取り状態について一例をあげると、コードイメージ14の走査において、読取装置12の先端部に設けられた不図示読取開口がコードイメージ14から外れてしまっている状態を検出するのに、コードイメージ14としてのドットコード1のブロック2の欠落がドットコード1の片側に集中して発生しているのを検出することで行っている。即ち、図2の(B)に示すように、24個のブロック2で構成されるドットコード1のコードイメージ14を読み取った結果、同図にハッチングして表す「15」,「17」,「19」,「21」,「23」のブロックアドレスを持つ5個のブロック2が欠落したことが判ったとすると、コードイメージ14から読取開口が外れてしまっていたと判定し、それを示す警告音(図2の(A)の例では「ポン ヒュ〜ン」)の信号を内蔵ROM(図示せず)から読み出して、その警告音を鳴らすようにしている。
【0049】従って、この外れた場合の警告音を取り扱い説明書13中でコードイメージ14を用いて表現する場合、コードイメージ14−2に警告音をそのものをドットコード1として記録するのではなく、そのコードイメージ14−2を読み取った場合にあたかもコード走査外れが発生したようにブロック2が欠落していれば同じ警告音が発せられることになる。
【0050】例えば、図2の(B)における上記「15」,「17」,「19」,「21」,「23」のブロックアドレスを持つ5個のブロック2に対応するブロックに、図2の(C)に示すように、「16」,「18」,「20」,「22」,「24」のブロックアドレスを付したコードイメージ14−2としておけば、該コードイメージ14−2を走査した場合、その走査が正しく行われても前述したのと同じように「15」,「17」,「19」,「21」,「23」の5ブロックは欠落することになる。従って、読取装置12は、走査外れが発生したと判断し、その警告音を発する。
【0051】この場合、音声信号を記録する場合に比べて、ブロック2が適当数読み取れさえすれば良く、ブロック2のデータドットパターン部3に記録される信号は何でも良いことになる。つまり、必要とするコードイメージ14のブロック数を少なくすることができるという利点と、ブロック内のデータ自体に意味が無いのでエラー訂正符号を付加する必要も無いという利点がある。
【0052】特に、前者の利点については、24個程度のブロック数しかないコードイメージ14では、コンマ数秒という非常に短い音しか出力することができないので、音として聞くことは難しいが、本第2の実施の形態のようにすれば、そのようなブロック数のコードイメージ14でも警告音を出力することが可能となるので、説明文15や挿絵16により紙面の余白領域が限られる取り扱い説明書13においては、非常に効果的である。
【0053】また、その他の警告音種のコードイメージについても、上記特願平11−251512号に記載されているような構成とすれば良い。
【0054】なお、以上は、音声情報のみをコードイメージ化したときの例について述べてきたが、本発明においては、この音声情報に加えて映像情報やテキストデータ等を含む所謂マルチメディア情報が、取り扱い説明書にコードイメージとして印刷記録されていても構わない。その場合、本発明によって、ユーザが取り扱い説明書の理解を更に高められることは言うまでも無い。
【0055】以下に、電子機器としてのコンピュータの取り扱い説明書を例に挙げて説明する。
【0056】ユーザが、コンピュータの取り扱い説明書に基づいて操作方法を習得していく場合には、通常、取り扱い説明書を見ながらその対応する操作を実行させることになる。最近のコンピュータにはCD-ROMが付属されていて、それによりコンピュータの操作方法はビデオ映像としてモニタに映し出され、その中で説明がなされるように構成されているものが出てきている。
【0057】そこで、このCD−ROMに代わって本発明の取り扱い説明書を利用する場合、例えば、コードイメージの読取装置がコンピュータに接続できるようになっていて、取り扱い説明書には、この読取装置をコンピュータに接続した状態で読み進められることを前提にコードイメージが印刷記録されている。
【0058】この取り扱い説明書によれば、キーボードからのキー入力によりコマンドを打ち込むことを求めている場面で、実際にキー入力する代わりに取り扱い説明書に印刷されたコードイメージを読取装置で読み取ることにより入力することができる。このとき、キーの確認のために実際に読み取った信号の内容を音声でユーザに知らせ、確認を得た上でコンピュータに送信するように構成しておくと、読み取り誤りを防止することができるという利点もある。
【0059】また、コンピュータの画面の動きを説明する項目においても、取り扱い説明書に印刷されたコードイメージを読取装置で読み取ることによりその中に記録されているマルチメディア情報をコンピュータの画面上で再生させるようにすることも可能である。
【0060】更に、CD−ROMを併用するような場合においては、CD−ROM中の信号の読み出し指示を上記取り扱い説明書に印刷されたコードイメージから行わせるようにすることも可能である。
【0061】この用に、本発明による電子機器の取り扱い説明書においては、当該電子機器の取り扱いに関する情報として、音声情報以外に映像情報やテキストデータ等を含む所謂マルチメディア情報をコードイメージ化して印刷記録しておいたり、或いは、コンピュータが取り扱うことの可能な映像情報やテキストデータだけを印刷記録しておいたりすることも可能である。
【0062】以上、本発明においては、光学的に読み取り可能なコードイメージ14として、上記で説明したドットコード1を例に説明したが、そのようなドットコード1以外に、光学的に読み取り可能な様々なコードイメージが採用でき、また、電子機器としても、上記で説明した読取装置以外に、電話機、ファクシミリ、ビデオ機器、パーソナルコンピュータ、又はこのパーソナルコンピュータに所定の動作を実行させるためのコンピュータが読取可能な各種ソフトウエアプログラム等といった様々な電子機器が採用し得るものである。
【0063】
【発明の効果】以上、詳述した様に本発明によれば、ユーザが簡便にそして使い勝手良く電子機器の取り扱い方法を理解できる電子機器の取り扱い説明書を提供することができる。




 

 


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