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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−88383(P2001−88383A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−273069
出願日 平成11年9月27日(1999.9.27)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
【テーマコード(参考)】
2C058
【Fターム(参考)】
2C058 AB12 AE04 AF51 LA03 LA07 LB35 
発明者 熊谷 行高 / 中西 昌弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ロール状に巻回された連続プリント媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記連続プリント媒体に対して画像を形成するプリント手段と、前記搬送手段による媒体搬送方向とは直交する切断方向に沿って前記連続プリント媒体を切断する切断手段と、を有する画像形成装置において、前記切断手段は、前記切断方向に沿って前記連続プリント媒体の搬送経路の幅を越えて移動可能なスライドベースと、前記スライドベースに搭載されるカッター部と、前記スライドベースを前記切断方向に沿って往復移動させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を有し、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記カッター部を移動させ、当該カッター部を前記連続プリント媒体の搬送経路内に位置させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記切断手段は、さらに前記連続プリント媒体の搬送経路内に設けられ前記カッター部の位置を検出する検出手段を有し、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記検出手段の出力に応じて前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記切断手段は、さらに、前記カッター部の切断動作の開始を検知するとともに、前記カッター部の切断動作の終了を検知するセンサ手段と、前記センサ手段の検知結果に基づいて、前記カッター部の前記切断動作の開始から終了までの移動時間を計測するカウンタと、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記センサ手段の位置から前記カウンタによって計測された時間よりも小なる時間だけ、前記カッター部が前記搬送経路内に向けて移動するように、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カッター部が交換可能なカッターユニットを搭載し、ロール状に巻かれた連続プリント媒体に画像形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロール状に巻き取られた連続プリント媒体、例えばロール紙(プリント用紙)を装填するプリンタは、必要なだけ引き出だして、その紙面に印刷等により画像形成を行い、カッター機構により切り離して排紙している。このカッター機構は、カッター部とそれを駆動する駆動部とがユニット化して構成されており、ナイフ状の固定刃を用いて用紙を押し切るタイプものと、回転刃を用いた用紙を挟み切るタイプのものとが知られている。
【0003】この回転刃によるカッター部としては、回転刃+固定刃による組み合わせ若しくは、2枚の回転刃による組み合わせで構成され、回転刃を回転させつつをプリント用紙の紙幅方向に移動させて、プリント用紙を挟み切っている。
【0004】このような回転刃によるカッター部は、ナイフ状の固定刃を用いるタイプに比べて、切断速度、切り口形状、多種類の用紙の切断が良好であり、しかも長寿命といった優位性を有している。
【0005】しかし、回転刃によるカッター部を備えるカッターユニットを用いたとしても、紙幅の大きなロール紙を用いた大判インクジェットプリンタに搭載した場合には、切断する量が多く、カッターに対する負荷が増大してくるため、プリンタ本体の寿命前にカッターが寿命になる、即ち切れなくなってしまう。
【0006】また昨今の大判インクジェットプリンタでは、プリント用紙として単なる紙だけではなく、フィルム、ビニール、粘着材等が塗布されているシール、布等の他種類の媒体が使用されている。これらの紙以外の媒体は紙に比べて、切断抵抗が大きい、硬い、糊が回転刃に付着する、繊維が回転刃に絡まる、等の理由により回転刃をより劣化させるものであり、紙媒体の切断時に比較すると早期に寿命を迎えてしまう。
【0007】このためカッター部の交換は必須であるが、これまでのカッターユニットは、ユーザによるカッター部の交換が配慮されておらず、カッター部と駆動部との調整が難しいため、カッター部のみの交換ができず、駆動部とカッター部を搭載するフレームも含めたカッターユニット全体を、装置を長時間停止させて交換しなければならなかった。
【0008】そこで、本出願人は、特願平11−248264号において、交換が容易なカッター部を提案している。従来のねじ止めによる構造から、填め込み構造による着脱自在なカッター部を提案している。
【0009】このカッター部は、開閉する爪形状の係合部が形成され、爪と一体化されたレバーを操作することにより、フレーム上で往復移動するスライドベースに取り付けることができ、このレバー操作による取り外しも可能であり、工具等を用いずに着脱自在な構造となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特願平11−248264号における提案は、カッター部及び駆動機構を開示しているのみであるため、プリンタに実装される点については、何ら考慮されていない。例えば、カッター部は、切断動作をしていない通常時には、カッターの移動範囲における端部に設けられた待機位置に置かれている。この待機位置は、用紙搬送の邪魔や搬送される用紙に接触して傷つけないように、用紙搬送範囲の外に設けられている。
【0011】また、図2に示すように、通常プリンタ本体は全体的にカバーされている。これは、一般のユーザーが使用する際に、可動部に肢体や衣服を引っかけたり、巻き込まれないように、また電源等の機器に触れないように安全が配慮されたものである。
【0012】従って、カバーにおいては、ロール紙やキャリッジ等の消耗部品の交換及び、搬送経路上の紙詰まりを取り除くために最小限に開放する開閉可能なカバー以外は、ねじ止め等で固定され、容易には開かないような構造となっている。
【0013】これまでのカッターユニットは、装置構成上、画像形成部の用紙搬送上流或いは下流に置かれたが、ユーザーが交換する構造ではなかったため、取り付け位置や取り付け方などは、専門知識を有する保守作業員が交換可能であれば、特に制限はなかった。しかし、一般ユーザーが交換する場合には、前述した開閉可能なカバーを開けて交換することとなるが、カバーを開けて開放される範囲は用紙搬送範囲に限られており、用紙搬送範囲の外の待機位置に置かれているカッター部に対してアクセスすることが難しく、カッター部の交換作業が非常に煩雑になってしまうといった不具合がある。
【0014】そこで本発明は、カッター部が交換可能なカッターユニットを搭載し、カッター部を交換する際に、カッター部を用紙搬送範囲内に移動させて、交換作業の能率を向上させる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、ロール状に巻回された連続プリント媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記連続プリント媒体に対して画像を形成するプリント手段と、前記搬送手段による媒体搬送方向とは直交する切断方向に沿って前記連続プリント媒体を切断する切断手段と、を有する画像形成装置において、前記切断手段は、前記切断方向に沿って前記連続プリント媒体の搬送経路の幅を越えて移動可能なスライドベースと、前記スライドベースに搭載され、当該キャリッジに着脱可能なカッター部と、前記スライドベースを前記切断方向に沿って往復移動させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段とを有し、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記スライドペースを前記連続プリント媒体の搬送経路内に位置させるように前記駆動手段を制御する画像形成装置を提供する。
【0016】以上のような構成のプリンタは、カッター部の切断性能が低下したカッター部を交換する際に、通常の待機位置から搬送系路内にカッター部を移動させて、装置正面のカバーの開放したのみで、カッター部の着脱が行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図2には、本発明の実施形態に係るプリンタの外観図を示す。本実施形態では、シート部材としてロール紙(プリント用紙)を装填して、インクジェット印刷を行うプリンタを例としている。また本実施形態では、プリント用紙を切断するカッター部を例として説明するが、これに限定されるものではなく、シート材質に好適する専用のカッター部にも対応することができる。
【0018】このプリンタは、図2(a)に示すようにプリンタ本体1がキャスター付きの架台5に載置されたものであり、開閉自在なトップカバー2とフロントカバー3が取り付けられ、プリンタ正面右側には、印刷等の指示を行うための操作パネル4が取り付けられている。この操作パネル4の下方には、この装置の動作全体を司るための制御部(図示せず)が備えられており、外部に接続されたパーソナルコンピュータ(ホストコンピュータ)等からのデータや指示を受け付け、画像入力や印刷出力などを遠隔操作により行うことができるように構成されているものとする。
【0019】図2(b)に示すように、トップカバー2を開けると、ロール紙を装填するスペース6があり、上方向(上流側)から下方の架台5方向(下流側)に用紙が流れるように搬送系が構成されている。また、フロントカバー3を開けると、印刷を行うためのインク及びインクジェットが収納されたキャリッジ7及びプラテン8等からなる画像形成部があり、その下方には、本発明の要旨となるカッターユニット14のカッター部9が露出する。これらのカバー以外は、ねじ止め等により固定されており、通常は開けられない構造となっている。
【0020】このカッター部9は、回転刃+固定刃の組み合わせ、若しくは2枚の回転刃の組み合わせにより構成され、重なり合う刃部で用紙を挟み切る構造である。この構造については、本出願人が提案する特願平11−○○○○号に詳しく記載されており、ここでの詳細な説明は省略する。
【0021】図1には、本発明による画像形成装置の第1の実施形態に係るプリンタにおける画像形成部と搬送系を正面から見た構成を示し説明する。
【0022】このプリンタにおいて、上流側には、ロール紙10として巻回されたプリント用紙11が搬送ローラ12と搬送ピンチローラ13により引き出され、画像形成部に給紙される。
【0023】画像形成部は、対峙されて置されたキャリッジ7とプラテン8とで構成される。これらの間を給紙されてきたプリント用紙11が通り抜け、その際に、キャリッジ7により紙面上に画像が形成される。このプラテン8には、多数の小さな孔が開けられており、背後にプラテンチャンバ(図示せず)と排気を行うためのファン部(図示せず)が設けられている。印刷の際には、このファン部でプラテンチャンバ内を排気することにより、プリント用紙11をプラテン8側に吸い付けて固定し、且つ用紙の凹凸を無くして、ずれのない印刷が実現するように考慮されている。
【0024】また、画像形成部の排紙側(下流側)、具体的には、プラテンチャンバの下底部にカッターユニット14が取り付けられる。尚、本実施形態では、カッター部(カッターユニット)は、プラテン8より用紙搬送方向下流側に設けられる例であるが、プラテン8より上流に取り付けることも可能である。
【0025】さらに、カッターユニット14の下流側には、下部紙ガイド15や排紙ローラ16及び排紙ピンチローラ17とが設けられて、切断されたプリント用紙がスムーズに排紙されるように構成されている。
【0026】図5に示すように、下部紙ガイド15には、用紙幅方向に延在して形成される用紙搬送ガイド部分15bと、当該用紙搬送ガイド部分15bの、後述する交換位置センサ26が設けられた箇所近傍の位置に設けられた切り欠き部分15aと、当該切り欠き部分15aに対応した部分であって、プリンタの奥行き方向及び上方に向かって傾斜したガイド部分15cとが形成されている。
【0027】尚、本実施形態のプリンタにおいては、排紙ローラ等の駆動系を設けて、印刷された用紙を排紙するように構成したが、必ずしも排紙ローラ等を設ける必要はない。
【0028】前記切り欠き部分15aの用紙幅方向の寸法は、プリンタにおいて使用される若しくは、搬送可能な用紙のうち、最も紙幅の狭い用紙の紙幅(最小用紙幅)よりも小さく設定され、その位置も最小用紙幅の範囲内に収まるように設定される。このため切り欠き部分15aに用紙端部が引っかかり紙詰まりなどを引き起こすことを抑制している。ガイド部分15cはカッター部9の着脱時、特に装着時おいてカッター部9をスライドベースに向けてガイドしてくれることになるので作業性を向上させることになる。
【0029】また、作業者の着脱時の不注意によりカッター部9を落下させたとしてもそれを受け、しかも作業者側に緩やかに滑落させるので作業者が拾い易くなり、結果的に作業性を向上させることになる。
【0030】図3には、本実施形態に用いるカッターユニットの具体的な構成例を示す。このカッターユニットは、プラテンチャンバに固定されるフレーム18と、2枚の回転刃(図示せず)の挟み切りにより切断を行うカッター部9と、カッター部9と係合するスライドベース19と、このスライドベース19を往復移動させるためのプーリー20a,20bと、プーリー20a,20b間に掛けられたワイヤ21と、カッターモータ22とを含むカッター駆動23とから構成される。上記スライドベース19は、プーリー20a,20b間に掛けられたワイヤ21に取り付けられており、ワイヤ21の移動に伴って往復移動を行う。
【0031】またカッター部9は、図3(b)に示すように、スライドベース19の両側から挟み係止する係止爪9bを有し、当該係止爪9bは、フォーク形状が噛み合わされるように構成された押圧部9aを図3に示すように抑圧することにより、スライドベース19の両側から開かせて、スライドベース19から容易に取り外すことができる。カッター部9の回転刃は、それぞれフレーム18に接触するローラ(図示せず)に連結されており、カッター部9の移動に伴い回転するローラに従じて回転されている。
【0032】また、図3(a)に示すように、フレーム18の両端には、カッター部9の移動幅を制限するために、待機位置センサ24とカット終了位置センサ25が設けられており、さらにカッター部9を交換位置に停止させるための交換位置センサ26が設けられている。
【0033】このうち、待機位置センサ24は、印刷中など、カッター部9を使用しない場合に通常待機させる位置にカッター部9が存在することを検出するセンサである。カッター部9の刃物支持台9cによりセンサスイッチを押して存在を検出しているため、装着されていなければセンサスイッチが押されず、存在していないことが検出できる。
【0034】また、カット終了位置センサ25は、待機位置から移動してきたカッター部9の折り返し位置に配置されており、センサが検出した場合には、モータの回転方向を反転させて、カッター部9が待機位置に戻るように移動方向を切り換えるためのセンサである。このカット終了位置センサ25は、待機位置センサ24が設けられたフレーム18の反対側の端に取り付けられており、図1に示したプリント用紙の幅、即ち、用紙範囲より外側に配置される。
【0035】このカット終了位置センサ25の検出信号により、プリント用紙の切断が終了したことを判定し、カッターモーター22を正転から反転に変えて、待機位置に戻るようにする。
【0036】また、交換位置センサ26は、フレーム18上で用紙搬送範囲(フロントカバー3の開放範囲)内に配置される。後述するカッター部9の交換モードが選択されて、カッター部9を交換しやすい位置に移動させる場合に、この交換位置センサ26が取り付けられた位置にスライドベース19を停止させる。
【0037】次に、図4に示すフローチャートを参照して、カッター部の交換シーケンスについて説明する。
【0038】まず、プリンタの操作パネル4若しくは外部に接続されたホストとなるパーソナルコンピュータ(図示せず)のキー操作により、カッター部の交換モードを選択指示する(ステップS1)。
【0039】この指示により、カッターモータ22を正転させて、カッター部9(スライドベース19)を待機位置からカット終了位置方向(図1において、右方向)に移動させる(ステップS2)。そして、この移動に伴い、フロントカバー3の開放範囲内に配置された交換位置センサ26がオンしたか否かを判別する(ステップS3)。
【0040】この判別において、交換位置センサ26がオンするまで(NO)、カッターモータ22を正転させて、オンしたならば(YES)、カッターモータ22を停止させる(ステップS4)。この停止により、カッター部9が交換位置センサ26の所で停止する。この箇所は、前述した下部紙ガイド15の切り欠き部分15aにあたる。前記カッターモータ22の停止と共に、操作パネル4上に設けられた表示部4aにカッター部9の交換を示唆する旨の表示を行う(ステップS5)。例えば、「フロントカバー3を開けて、交換してください」等や交換手順を表示してもよい。
【0041】次に、カッター部9の交換を行う(ステップS6)。具体的には、まず、交換を示唆する表示を確認した後、フロントカバー3を開ける。この時、カバーが開いたことを検知するインターロックセンサ(図示せず)が働いて、開放されたことを検知し、制御部によりプリンタのすべての動作が停止若しくは不動作状態にロックされる。場合によっては、各構成部に供給される電源に対しても供給を制限してもよい。
【0042】そして、作業者は、切り欠き部分15aから手を入れて手作業により、新たなカッター部9に交換する。この交換により、交換位置センサ26が交換前のオン状態から外した時にオフ状態となるが、新たなカッター部9を取り付けるとオン状態に戻る。このカッター部9の交換が完了した後、フロントカバー3を元に戻して閉める。
【0043】次に、交換位置センサ26がオン状態であるか否かを判定する(ステップS7)。この判定において、交換位置センサ26がオフ状態であれば(NO)、カッター部9がスライドベース19に取り付けられていないものと判定して、表示部4aにカッター部交換エラーの表示を行う(ステップS8)。尚、表示だけではなく、ブザー等の音により作業者に知らせてもよい。また、カッターモータ22を正転若しくは、反転させて、カッター部9を交換位置に再度移動させた後、表示部4aにカッター部交換エラーの表示を行った後(若しくは、他の警告表示を行った後)、待機させても良い。
【0044】このエラー表示した後、印刷に関する操作受付、印刷動作が始動しないように各構成部を停止させて、カッター部9の装着が正しく行われたことを確認するまで装置を停止させる(ステップS9)。
【0045】前記ステップS7の判定において、交換位置センサ26がオン状態であれば(YES)、カッター部9がスライドベース19に装着されているものと判定し、カッターモータ22を正転させて(ステップS10)、さらにカット終了位置方向に移動させてカット終了位置センサ25がオンしたか否かを検出する(ステップS11)。この検出は、カッター部9がスライドベース19に正しく取り付けられており、正しく動作しているか否かを判定するものである。ここで、カット終了位置センサ25がオンしたならば(YES)、正しく取り付けられているものと判断し、カッターモータ22を反転させて、待機位置方向にカッター部9を戻す(ステップS12)。
【0046】一方、カット終了位置センサ25がオフのままであれば(NO)、例えば、カッター部9がスライドベース19から外れてしまっており、カッター部9がカット終了位置に正しい状態で到達していないと判断する。このような場合、そのオフ状態が所定時間を経過したか否かを判定し(ステップS13)、経過したならば(YES)、前記ステップS8に移行し、エラー表示を行う。
【0047】そして、前記ステップS12において、カッターモータ22の反転により、待機位置方向にカッター部9を戻して、待機位置センサ24がオンしたか否かを検出する(ステップS14)。待機位置センサ24がオフのままであれば(NO)、例えば、カッター部9がスライドベース19から外れてしまったなどカッター部9が待機位置に正しい状態で到達していないことと判断する。このような場合、そのオフ状態が所定時間を経過したか否かを判定し(ステップS15)、経過したならば(YES)、前記ステップS8に移行し、エラー表示を行う。
【0048】一方、待機位置センサ24がオンすれば(YES)、カッター部9が待機位置に戻ったことと判断して、適正にカッター部9の交換がなされたこととなる。
【0049】また、待機位置センサ24がオンした後、表示部に交換が完了した旨の表示を行ってもよい。
【0050】本実施形態によれば、プリント用紙の幅内で交換しやすい箇所にカッター部9を停止させて、目視による確認をしつつ、容易にカッター部の交換を行うことができる。また、待機位置センサや終了位置センサを利用して、カッター部が正しく装着されていることを確認することができる。
【0051】尚、前述した実施形態では、カッター部の交換位置検出において、スイッチタイプのセンサを用いたが、その変形例として、リニアエンコーダを用いて、交換位置を検出して停止する構成にしてもよい。
【0052】次に図5に示すフローチャートを参照して、第2の実施形態に係るカッター部の交換シーケンスについて説明する。
【0053】前述した第1実施形態では、フレームの途中に交換位置センサを新たに追加して、カッター部を停止させて新たなカッター部に交換できるようにしたが、本実施形態は、新たなセンサを追加せずに、交換モードが指示された際に、スライドベース19が待機位置からカット終了位置に到達し、待機位置まで戻る時間を計測し、この計測結果に基づいて、カッター部を交換位置に停止させるものである。本実施形態においては、交換位置センサが設けられていない点以外の構成は、第1の実施形態と同等であるため、ここでの説明は省略し、各構成部位は同じ参照符号を付して説明する。
【0054】まず、前述した第1の実施形態と同様に、プリンタの操作パネル4若しくは外部に接続されたパーソナルコンピュータ(ホストコンピュータ)のキー操作により、カッター部の交換モードを選択指示する(ステップS21)。この指示により、カッターモータ22を正転させて、カッター部9を待機位置からカット終了位置方向(図1において、右方向)に移動させる(ステップS22)、と共に、プリンタの制御部内にあるタイマをスタートさせて計測を開始する(ステップS23)。
【0055】そして、カット終了位置センサ25がオンしたか否かを判別する(ステップS24)。この判別において、カット終了位置センサ25がオンしたならば(YES)、カッターモータ22を停止させると共に、タイマによる計測をストップさせる(ステップS25)。
【0056】次に、カッターモータ22を反転させて、カッター部9をカット終了位置から待機位置方向(図1において、左方向)に移動させる(ステップS26)、そして、タイマによる計測時間の1/2の時間だけカッターモータを駆動して停止する(ステップS27)。
【0057】この動作により、カッター部9は、カット終了位置から待機位置までの中間に停止することとなる。例えば、計測された時間に対して1/4時間、カッターモータ22を反転させれば、カット終了位置と待機位置間の距離の1/4(カッター部9の移動距離の)だけ戻ることができる。このように計測時間に基づき、カッターモータの動作時間を設定することにより、フレーム18上の任意の位置に停止させることができる。また、前述したような下部紙ガイド15の切り欠き部分15aを設けた場合には、その位置に停止するような時間設定を行う必要がある。
【0058】そして、第1の実施形態と同様に、カッターモータ22が停止した後、表示部4aに交換示唆の表示を行い、カッター部9の交換を行う(ステップS28,S29)。この交換は、フロントカバー3を開けて、プリンタを不動作状態にした後、手作業により、新たなカッター部9に交換し、フロントカバー3を閉める。
【0059】次に、カッターモータ22を正転させて、カッター部9を交換位置からカット終了位置方向(図1において、右方向)に移動させる(ステップS30)。
【0060】そして、カット終了位置センサ25がオンしたか否かを検出する(ステップS31)。この検出は、カッター部9がスライドベース19に正しく取り付けられており、正しく動作しているか否かを判定するものである。この判定において、カット終了位置センサ25がオンしたならば(YES)、カッターモータ22を反転させて、待機位置方向にカッター部9を戻す(ステップS32)。
【0061】一方、カット終了位置センサ25がオフのままであれば(NO)、カッター部9がスライドベース19から外れたりして、カット終了位置に到達していないものと判断する。このような場合、そのオフ状態が所定時間を経過したか否か、例えば、カッター部9を交換位置から終了位置方向に移動させたのち所定時間経過したか否か、または、カッター部9を終了位置で停止させたのち所定時間経過したか否かを判定し(ステップS33)、経過したならば(YES)、表示部4aにカッター部交換エラーの表示を行う(ステップS34)。尚、表示だけではなく、ブザー等の音により作業者に知らせてもよい。
【0062】このエラー表示した後、印刷に関する操作受付、印刷動作が始動しないように各構成部を停止させて、カッター部9の装着が正しく行われたことを確認するまで装置を停止させる(ステップS35)。
【0063】そして前記ステップS32において、カッターモータ22の反転によりカッター部9が待機位置に戻り、待機位置センサ24がオンしたか否かを検出する(ステップS36)。この検出において、待機位置センサ24がオフ状態のままであれば(NO)、例えば、カッター部9がスライドベース19から外れてしまったなどカッター部9が待機位置に到達していないことと判断する。このような場合、そのオフ状態が所定時間を経過したか否かを判定し(ステップS37)、経過したならば(YES)、前記ステップS34に移行し、エラー表示を行う。一方、待機位置センサ24がオンすれば(YES)、カッター部9が待機位置に戻ったことと判断して、正しくカッター部9の交換がなされたこととなる。
【0064】また、待機位置センサ24がオンした後、表示部に交換が完了した旨の表示を行ってもよい。さらに、交換前のカッター部9が用紙を切断するのに要する時間をカウンタなどの計測部により計測し、その計測した時間をRAM等の記憶部に記憶する。次に、交換後のカッター部9が用紙を切断するのに要する時間を計測し、その交換後の計測時間と、記憶部に記憶されている交換前の計測時間とを比較手段によって比較し、その比較結果に応じてユーザに報知させるようにしてもよい。例えば、比較した結果、両者の計測時間の差分が一定値以上であったならば、その報知内容は、「新品のカッターではありません。」、「新品のカッターに交換してください。」あるいは、プリンタを停止させるなどして報知させることが考えられる。
【0065】また、比較手段は、交換後の計測時間と記憶部に記憶されている交換前の計測時間の差分若しくは、比を算出して比較することが考えられる。
【0066】本実施形態によれば、交換位置を示すセンサを用いなくとも、フロントカバーを開けた開放範囲内で交換しやすい箇所にカッター部9を停止させて、目視による確認をしつつ、容易にカッター部の交換を行うことができる。また、待機位置センサや終了位置センサを利用して、カッター部が正しく装着されていることを確認することができる。
【0067】さらに、カッター部9の交換前と交換後での用紙切断時間、カッターモータの駆動電流、カッターモータの温度等を比較し、所定以上の差が認められない場合には、交換されたカッター部は、新品のものではないとして、その旨の表示を行わせたり、プリンタを停止させる。このようにすることで、ユーザが交換したカッター部9が新品なものか否かを容易に知ることができ、切断不良などを未然に防止することができ、貴重なプリント用紙を無駄にしたり、マシンを破損させたりすることなどといった不具合を抑えることができる。
【0068】前述した第1の実施形態では、フレームの途中に交換位置センサを新たに追加して、カッター部を停止させて新たなカッター部に交換できるようにしたが、本実施形態では、新たなセンサを追加せず、交換モードが指示された際に、スライドベース19が待機位置からカット終了位置に到達する時間を基準として、待機位置方向に任意の時間分を戻して停止させることにより、カッター部を交換が容易な所望する交換位置に停止させることができる。
【0069】尚、本発明の画像形成装置において、カッター部の交換は、実施形態では、ロール紙となったプリント用紙に印刷を行うプリンタを例としたが、勿論これに限定されるものではなく、巻回されたシート部材に画像や文字を描画したり、写真焼き付けをおこなう出力装置に容易に適用でき、同等の作用効果を得ることができる。
【0070】以上説明した各実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0071】(1)カッターユニットのカッター部を交換する場合、フロントカバーの開放範囲内にカッター部を移動させた後、正面から交換を行うことができるため、新たなカバーを設ける必要はなく、プリンタ本体の設置場所が背面を壁に押しつけるような場所であっても、容易に交換作業が実施できる。
【0072】(2)交換に際して、フロントカバーの開放範囲内にカッター部を停止させるための交換位置センサを設けたことにより、カッター部がフレーム上の指定された場所に確実に移動される。
【0073】(3)待機位置センサとカット終了位置センサをカッター部の装着検出センサとして用いて、カッター部の交換後に確実に装着されたかを判定することができる。
【0074】(4)カッター部の交換前に、カッター部が待機位置センサとカット終了位置センサの間を移動する時間を測定することにより、その計測時間以内で任意の時間を設定して戻せば、交換位置センサを設けなくとも、所望する位置にカッター部を停止させることができる。
【0075】(5)交換センサを備えた場合に、カッター部の交換位置をフレームの中央(若しくは用紙搬送経路内の中央)に設定すれば、カッター部の待機位置がカッターユニットのフレームの右端、左端のいずれにあっても、最短時間で交換位置に移動させることができる。
【0076】(6)カッター部を交換し易いように、カッター部が停止する交換位置に設けてある紙ガイドに切り欠き部分を設けることにより、交換作業がし易くなる。また用紙搬送経路内の中央に切り欠き部分を設ければ、使用するプリント用紙のサイズに関わりなく、プリント用紙のエッジが引っかかり紙詰まりなどをおこす心配が無い。
【0077】以上の実施形態について説明したが、本明細書には以下のような発明も含まれている。
【0078】(1)ロール状に巻回された連続プリント媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記連続プリント媒体に対して画像を形成するプリント手段と、前記搬送手段による媒体搬送方向とは直交する切断方向に沿って前記連続プリント媒体を切断する切断手段と、を有する画像形成装置において、前記切断手段は、前記切断方向に沿って前記連続プリント媒体の搬送経路の幅を越えて移動可能なスライドベースと、前記スライドベースに搭載され、当該キャリッジに着脱可能なカッター部と、前記スライドベースを前記切断方向に沿って往復移動させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を有し、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記スライドペースを前記連続プリント媒体の搬送経路内に位置させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
【0079】(2)前記切断手段は、さらに、前記カッター部の切断動作の開始を検知するとともに、前記カッター部の切断動作の終了を検知するセンサ手段と、前記センサ手段の検知結果に基づいて、前記カッター部の前記切断動作の開始から終了までの移動時間を計測するカウンタと、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記センサ手段の位置から前記カウンタによって計測された時間よりも小なる時間だけ、前記カッター部が前記搬送経路内に向けて移動するように、前記駆動手段を制御することを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0080】(3)前記切断手段は、さらに、前記カッター部の切断動作の開始を検知する第1のセンサと、前記カッター部の切断動作の終了を検知する第2のセンサと、前記カウンタは、第1のセンサ及び第2のセンサの検知結果に基づいて、前記カッター部の前記切断動作の開始から終了までの移動時間を計測し、前記カッター部の交換時に、前記制御手段は、前記第1のセンサ手段の位置若しくは第2のセンサの位置から前記カウンタによって計測された時間よりも小なる時間だけ、前記カッター部が前記搬送経路内に向けて移動するように、前記駆動手段を制御することを特徴とする前記(2)項に記載の画像形成装置。
【0081】(4)ロール状に巻回された連続プリント媒体を引き出し、画像を形成する画像形成部と、画像を形成した連続プリント媒体部分を切断するカッター部を交換可能な切断手段を有する画像形成装置において、さらに、前記画像形成部を覆う開閉可能なフロントカバーを有し、前記切断手段のカッター部を交換する際に、待機位置から前記カッター部が前記フロントカバーの開放範囲内の指定された位置に移動させるための交換位置検出手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0082】(5)前記切断手段の用紙搬送方向下流側に設けられ、その一部分に切り欠き部を有する紙ガイドを有し、前記制御手段は、前記カッター部を前記切り欠き部に位置させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0083】(6)前記切り欠き部の用紙幅方向の寸法は、当該画像形成装置に用いられる最も紙幅の狭い用紙の紙幅よりも小さく設定され、かつ当該用紙の搬送経路内に収まる範囲内に設けられることを特徴とする前記(6)項に記載の画像形成装置。 (7)前記センサ手段は、前記スライドベース上における前記カッター部の有無を検知することを特徴とする前記(2)項に記載の画像形成装置。
【0084】(8)前記センサ手段は、前記スライドベースに対する前記カッター部の着脱の有無を検知することを特徴とする前記(2)項に記載の画像形成装置。
【0085】(9)用紙幅方向に延在するフレームと、前記フレーム上を移動可能なスライドベースと、前記スライドベースに着脱可能に保持されるものであってシートを切断するためのシートカッターと、前記フレーム上の所定位置に設けられたシートカッター検出部と、前記スライドベースをフレームの延在方向に沿って往復移動させる駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御部とを有する画像形成装置において、前記制御部は、前記シートカッターの交換後に、前記スライドベースを前記シートカッター検出部の位置まで移動させ、前記シートカッター検出部の検出結果に応じて、前記スライドベースへのシートカッターの着脱状況を報知することを特徴とする画像形成装置。
【0086】(10)前記制御部は、交換前及び交換後のシートカッターによる用紙切断時間を計測する計測部と、前記交換部によって計測された交換前の用紙切断時間を記憶する記憶部と、交換後の用紙切断時間と前記記憶部に記憶されている交換前の用紙切断時間とを比較する比較手段と、を有することを特徴とする前記(9)項に記載の画像形成装置。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カッター部が交換可能なカッターユニットを搭載し、カッター部を交換する際に、カッター部を用紙搬送範囲内に移動させて、交換作業の能率を向上させる画像形成装置を提供する。




 

 


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