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発明の名称 洗濯用補助具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−104684(P2001−104684A)
公開日 平成13年4月17日(2001.4.17)
出願番号 特願平11−290918
出願日 平成11年10月13日(1999.10.13)
代理人 【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3B155
【Fターム(参考)】
3B155 BA09 CD06 CD17 MA01 MA02 MA04 
発明者 山田 勲 / 井上 鑑宏 / 愛宕 泰治
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ネットからなる袋体と、上記袋体の上部に設けられる1個以上の浮きと、上記袋体の高さを任意に変えて、その高さを保持することができる高さ調節具とを備える洗濯用補助具。
【請求項2】 請求項1の洗濯用補助具において、上記高さ調節具は紐、面ファスナー、ホック、留め具、コードストッパー、ゴムあるいはバネの少なくとも1つである洗濯用補助具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯物の傷みや型崩れおよび絡みを防止する洗濯用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯用補助具としては、図6に示すようなものがある(実開昭第60-195690号公報)。この洗濯用補助具51は、扁平筒状に形成したネットの1方の開口部を縫い合わせた袋体52と、他方の開口部53を開閉するファスナー54とを備えている。上記洗濯用補助具51は、上記袋体52にセーターなどの洗濯物を入れた状態で洗濯機の洗濯槽の中に入れて、洗濯する。そうすると、上記洗濯用補助具51は上記袋体52の中の洗濯物を保護して、上記洗濯物が他の洗濯物と絡まったり、洗濯物が広がって型崩れをするということを防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の洗濯用補助具51は、上記洗濯槽の流水によって洗濯槽の中で過度の運動をして、さらに、パルセーターを有する洗濯槽を使用したときには、上記パルセーターに巻き込まれて、上記洗濯用補助具の中の洗濯物が傷んだり型崩れするという問題がある。また、その洗濯用補助具の中に入れる洗濯物が小さいと、その洗濯用補助具51の中で洗濯物が動いて、例えばセーター等の洗濯物の袖同士が絡まって型崩れしたり、洗濯物の1部分が他の部分と擦れて毛羽立ったりするという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、洗濯用補助具が洗濯槽の中で過度の運動をしないようにして、さらに、パルセーターを有する洗濯槽を用いたときには上記パルセーターに接触しないで、かつ、洗濯用補助具の中で洗濯物が動かないようにして、洗濯物の縮みや型崩れ、毛羽立ちを効果的に防止することができる洗濯用補助具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明の洗濯用補助具は、ネットからなる袋体と、上記袋体の上部に設けられる1個以上の浮きと、上記袋体の高さを任意に変えて、その高さを保持することができる高さ調節具とを備えることを特徴としている。
【0006】請求項1の洗濯用補助具によれば、袋体の上に1個以上備えた浮きによって、上記洗濯用補助具を洗濯槽の洗濯水の水面付近に保持する。したがって、洗濯用補助具が洗濯槽の中で過度の運動をすることを防いで、かつ、パルセーターを有する洗濯槽を用いるときには上記パルセーターに接触することを防止して、洗濯用補助具の中の洗濯物の傷みや型崩れが防止される。
【0007】また、上記袋体に洗濯物を入れたときに生じる洗濯物と袋体との間の余分な空間を、上記袋体の高さを高さ調節具によって縮めて固定することによってなくする。そうすると、上記洗濯物は洗濯用補助具によって固定されて、洗濯中に洗濯水の流水によって上記洗濯用補助具の中で洗濯物が動き回ることがなくなって、洗濯物の1部分が他の部分と絡まったり擦れたりすることがなく、上記洗濯物の縮みや型崩れ、毛羽立ちが防止される。
【0008】請求項2の発明の洗濯用補助具は、請求項1の洗濯用補助具において、上記高さ調節具に紐、面ファスナー、ホック、留め具、コードストッパー、ゴムあるいはバネの少なくとも1つであることを特徴としている。
【0009】請求項2の洗濯用補助具によれば、上記高さ調整具は紐等であるので、高さ調整具を簡単、安価に構成できる。
【0010】
【実施例】図1(a)に示すように、この洗濯用補助具1は合成繊維のネット製の円板状上面部2および円板状底面部3と、合成繊維のネット製の円筒状側面部4とからなる袋体5を備える。上記円板状上面部2の円周部は、円筒状側面部4の上端円周部とファスナー7で分離可能に接続している。上記円板状上面部2には、発泡プラスチック製の浮き6を、上記円板状上面部2の中心に関して点対称の位置に2個配置している。上記円筒状側面部4の上端円周部に紐8の一端を接続する一方、上記円筒状側面部4の下端円周部に上記紐8の他端を接続し、上記紐8の途中にコードストッパー9を配置している。上記紐8とコードストッパー9とで高さ調節具10を構成している。この高さ調整具10は、上記円筒状側面部4の3箇所に等間隔に設けている。上記コードストッパー9は、図2(a)に示すように、球体9aと、この球体9aに挿入した押し棒9bとに、夫々貫通穴を設け、この両貫通穴に紐8の折り曲げて重なった部分8aを挿通している。押し棒9bは、図示しないバネにより、突出する方向に付勢されて、紐8の重なった部分8aを固定する。袋体5の高さを低くするときには、押し棒9bを押し込んで、図2(b)に示すように紐8の重なった部分8aを球体9aから引出す。逆に袋体5の高さを高くするときには、押し棒9bを押し込んで紐8の重なった部分8aが短くなるように球体9aから紐8を引き出して、一重の紐8の部分8bを長くする。
【0011】図1(b)に示すように、上記構成の洗濯用補助具1の袋体5に例えばセーター11を入れ、ファスナー7で円筒状側面部4と円板状上面部2とを接続する。そして、上記コードストッパー9から上記紐8の重なった部分8aを引き出すことによって、上記袋体5の円筒状側面部4を蛇腹状に畳んで袋体の高さを減らして、上記袋体5の内部の袋体5とセーター11との間に残る空間12を減らす。そして、図1(c)に示すように、上記円筒状側面部4を蛇腹状に畳んで高さが減少した袋体5が、上記空間12が無くなってセーター11に密着した状態となるところで上記紐8をコードストッパー9で固定する。
【0012】上記セーター11に密着して固定した洗濯用補助具1を、洗濯槽に入れて洗濯をすると、上記浮き6によって上記洗濯用補助具1の上面部2は洗濯水の表面付近に保持される。そのため、上記洗濯用補助具1は洗濯槽の中で過度な運動をしないので、そして、パルセーターを有する洗濯槽を用いるときは、上記洗濯用補助具1は洗濯槽で回転するパルセーターに接触しないので、セーターの傷みや型崩れを防止できる。また、上記セーター11は洗濯用補助具1で固定されているため、洗濯水の運動が作用しても、上記洗濯用補助具1の中でセーター11の一部分が他の部分と絡んだり、擦れたりしない。したがって、セーター11の縮みや型崩れ、毛羽立ちを防止できる。
【0013】(試験結果)本発明の実施例と、従来の洗濯用補助具の市販角ネットによる比較例と、洗濯用補助具を用いない比較例とによって洗濯を行い、洗濯後の洗濯物の平均伸張率を比較した。
【0014】洗濯物は、ウール100%のSサイズのセーターである。本発明の実施例を用いる場合は、洗濯用補助具1(高さ30cm,直径36cmの円筒形)に上記セーターを入れて、上記洗濯用補助具1の開口をファスナー7で閉じて、洗濯用補助具1の側面部に3個設けている高さ調整具10によって、上記洗濯用補助具1が上記セーターに密着するまで上記洗濯用補助具1の高さを縮めて固定する。この時の高さは8cmであった。本実施例では、高さ調整具10は、紐8とコードストッパー9からなる。洗濯機は松下電気産業株式会社製NA−F60K2を用い、洗剤は市販の軽質洗剤(花王株式会社製エマール(商品名))を使用した。洗濯条件は、硬度71.2mgCaCO3/L、温度20℃の水を用いて、洗剤の濃度を0.133重量%とした洗濯水を44L使用して、洗濯機の洗濯パターンを手洗いコースとした。洗濯終了後、温度20℃で相対湿度65%の空気中で乾燥させた。上記の洗濯を5回行った後にセーターの寸法を採取して、以下の式によって平均伸張率を求めた。
平均伸張率(%)=√((肩幅収縮率)2+(左袖収縮率)2+(右袖収縮率)2+(身幅収縮率)2+(丈収縮率)2)/5以上の結果を下の表1にまとめた。
【0015】
【表1】

【0016】以上の結果から、洗濯物に密着させた本実施例の洗濯用補助具1を用いると、洗濯用補助具を用いない場合よりも、当然に洗濯物の伸張率が小さい。また、本実施例の洗濯用補助具は、洗濯用補助具の袋体を洗濯物に密着させない従来の洗濯用補助具よりも、洗濯物の伸張率が小さく、洗濯物の伸びを抑制することができると言える。
【0017】なお、上記の実施例では洗濯用補助具の袋体は円筒形であるが、直方体であってもよい。
【0018】また、上記の実施例では浮きの数は2個であるが、1個以上であれば何個でもよい。好ましくは、2個以上である。
【0019】また、上記の実施例では洗濯用補助具の袋体の高さ調節具は、図2に示すような紐8とコードストッパー9によるものであるが、高さ調整具は以下に示すものであってもよい。即ち、高さ調整具は、2本の紐(図示せず)の一端を、夫々上記袋体の円筒状側面部の上端円周部と下端円周部に接続して、夫々の他端同士を結んで上記袋体の高さを固定する。上記2本の紐を結ぶ際に紐の袋体との接続部と結び目との間の長さを変えることによって袋体の高さを調節する。図3(a)の高さ調整具は、2本の帯状体21,22の一端を、夫々上記袋体の円筒状側面部の上端円周部と下端円周部に接続して、夫々の他端に面ファスナー23を設けている。図3(b)に示すように上記面ファスナー23の接着位置を変えて袋体の高さを調節して、面ファスナーの接着力で上記袋体の高さを固定する。図4(a)の高さ調整具は、2本の帯状体24,25の一端を夫々上記袋体の円筒状側面部の上端円周部と下端円周部に接続して、一方の帯状体25の他端にバックル26を備えている。図4(b)に示すように上記帯状体25の端部に備えたバックル26に他方の帯状体24を挿通して、帯状体24のバックル26から引き出す部分24aの長さを変えて上記袋体の高さを調節して、固定する。図5(a)の高さ調整具は、2本の帯状体27,28の一端を夫々上記袋体の円筒状側面部の上端円周部と下端円周部に接続して、一方の帯状体28の他端に雄ホック29を設け、他方の帯状体27の一面上に複数のホックの掛け具30を設けている。図5(b)に示すように上記雄ホック29を掛ける掛け具30を選択することによって、上記袋体の高さを調節して、固定する。また、上記袋体の高さ調整具としてゴム紐(図示せず)を使用することができる。このゴム紐は両端を上記袋体の円筒状側面部の上端円周部と下端円周部に接続する。上記袋体に洗濯物を入れていないと、ゴム紐の弾性力によって袋体の高さは圧縮される。上記袋体に洗濯物を入れると、洗濯物の厚みによってゴム紐が伸びて、ゴム紐は洗濯物の厚みに合わせて上記袋体の高さを固定する。更に上記袋体の高さ調整具としてスプリングバネ(図示せず)を使用することができる。このスプリングバネは両端を上記袋体の円筒状側面部の上端円周部と下端円周部に接続する。上記袋体に洗濯物を入れていないと、スプリングバネの弾性力によって袋体の高さは圧縮される。上記袋体に洗濯物を入れると、洗濯物の厚みによってスプリングバネが伸びて、スプリングバネは洗濯物の厚みに合わせて上記袋体の高さを固定する。
【0020】また、上記の実施例では高さ調節具を3個備えるが、3個以上でもよい。
【0021】また、上記の実施例では、発泡プラスチック製の浮きを使用しているが、空気を封入したビニール製の袋など他の手段で浮力を与えてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発明の洗濯用補助具は、ネットからなる袋体と、上記袋体の上部に設けられる1個以上の浮きと、上記袋体の高さを任意に変えて、その高さを保持することができる高さ調節具とを備えるので、袋体の上に1個以上備えた浮きによって、上記洗濯用補助具を洗濯槽の洗濯水の水面付近に保持して、洗濯用補助具の過度の運動を防いで、かつ、パルセーターを有する洗濯槽を用いるときには上記パルセーターに接触することを防止して、上記洗濯用補助具の中の洗濯物の傷みや型崩れを防止することができる。また、上記袋体を高さ調節具によって上記袋体を洗濯物に接触させた状態で固定して、洗濯水の流水によって上記洗濯物の1部分が他の部分と絡まったり擦れたりすることを防いで、上記洗濯物の縮みや型崩れ、毛羽立ちを防止することができる。
【0023】請求項2の洗濯用補助具は、上記高さ調節具は紐、面ファスナー、ホック、留め具、コードストッパー、ゴムあるいはバネの少なくとも1つからなるので、高さ調整具を簡単・安価に構成できる。




 

 


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