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発明の名称 糊料組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−81669(P2001−81669A)
公開日 平成13年3月27日(2001.3.27)
出願番号 特願平11−254006
出願日 平成11年9月8日(1999.9.8)
代理人 【識別番号】100068700
【弁理士】
【氏名又は名称】有賀 三幸 (外4名)
【テーマコード(参考)】
4L033
【Fターム(参考)】
4L033 AC12 AC15 CA28 
発明者 外間 貴美
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 酢酸ビニルを主原料とする高分子化合物を含有する糊料組成物において、ウンデシルアルデハイド、ウンデシレンアルデハイド、ドデシルアルデハイド、γ−ウンデカラクトン、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アリルヘプタノエート、アンバーコア、アンブロキサン、アミルサリシレート、ベンジルアセテート、ベンジルベンゾエート、ベンジルサリシレート、cis−3−ヘキセニルサリシレート、cis−ジャスモン、シトラール、シトロネロール、クマリン、シクラメンアルデヒド、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、デセノール、ジヒドロミルセノール、フルクトン、フルテート、ゲラニオール、エディオン、ヘリオトロピン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−イオノン、アセトキシアミルテトラヒドロピラン、ラベンダーオイル、レモンオイル、リリアール、ライムオイル、リナロール、リナリルアセテート、リラール、マグノール、メチルイオノン−G、ムスクケトン、ミラックアルデハイド、ネロール、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、パチュリアルコール、パールライド、フェノキサノール、フェニルエチルアルコール、ポアレネート、ローズアブソリュート、ローズオキサイド、ローズマリーオイル、サンダルマイソールコア、ターピネオール、ターピニルアセテート、トリプラール、バニリン、イランイランオイル及びα−ダマスコンから選ばれる1種以上の香料成分を含有することを特徴とする糊料組成物。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酢酸ビニルモノマー由来の刺激臭が低減された糊料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水への希釈が容易で、簡便に使用できる安定な糊料として、酢酸ビニルを主原料とする液状糊料が使用されている。例えば、特開昭52−53089号、特開昭53−70197号、特開昭53−94688号、特開昭59−88978号、特開平5−9853号等に記載された糊料組成物は、酢酸ビニルと他の共重合可能なモノマーを水溶液中で重合させて得られるものである(このような重合で得られるものはエマルジョンである)。このように製造した糊料組成物には、未反応酢酸ビニルモノマーが数百〜数千ppm程度残存するため、刺激臭が強く、改善が求められていた。
【0003】例えば、特開平9−209275号には、安息香酸ナトリウムや多価アルコールを添加することにより、良好な匂い立ちの液体糊料組成物が提案されている。しかし、酢酸ビニル由来の刺激臭を抑制する点ではまだ不十分である。また、このようなエマルジョンから完全に未反応酢酸ビニルを精製除去することは極めて困難であり、更に設備コストが大きくなるなどの問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、未反応酢酸ビニルモノマー由来の刺激臭を低減した糊料組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の59種の香料成分を用いれば、酢酸ビニルに由来する刺激臭を低減でき、好ましい香りの糊料組成物が得られることを見出した。
【0006】本発明は、酢酸ビニルを主原料とする高分子化合物を含有する糊料組成物において、ウンデシルアルデハイド、ウンデシレンアルデハイド、ドデシルアルデハイド、γ−ウンデカラクトン、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アリルヘプタノエート、アンバーコア、アンブロキサン、アミルサリシレート、ベンジルアセテート、ベンジルベンゾエート、ベンジルサリシレート、cis−3−ヘキセニルサリシレート、cis−ジャスモン、シトラール、シトロネロール、クマリン、シクラメンアルデヒド、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、デセノール、ジヒドロミルセノール、フルクトン、フルテート、ゲラニオール、エディオン、ヘリオトロピン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−イオノン、アセトキシアミルテトラヒドロピラン、ラベンダーオイル、レモンオイル、リリアール、ライムオイル、リナロール、リナリルアセテート、リラール、マグノール、メチルイオノン−G、ムスクケトン、ミラックアルデハイド、ネロール、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、パチュリアルコール、パールライド、フェノキサノール、フェニルエチルアルコール、ポアレネート、ローズアブソリュート、ローズオキサイド、ローズマリーオイル、サンダルマイソールコア、ターピネオール、ターピニルアセテート、トリプラール、バニリン、イランイランオイル及びα−ダマスコンから選ばれる1種以上の香料成分を含有することを特徴とする糊料組成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる糊料成分の高分子化合物は、酢酸ビニルを主原料とするもので、全原料モノマーのうち、70〜99重量%、特に80〜98重量%が酢酸ビニルであるのが好ましい。酢酸ビニル以外に、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸アミドを共重合させるのが好ましい。不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アコニチン酸、ソルビン酸、ケイ皮酸、α−クロロソルビン酸、シトラコン酸等が挙げられ、特にアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸が好ましい。
【0008】不飽和カルボン酸アミドとしては、特にN,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、ダイアセトンイソアクリルアミドが好ましい。酢酸ビニル/不飽和カルボン酸アミドの重量比は、1000/1〜30/1、特に100/1〜20/1が好ましい。
【0009】本発明で用いる高分子化合物は、例えばKirk−Othmer Encyclopedia ChemicalTechnology、第4版、第943−979頁(1997年)のビニルポリマー(酢酸ビニル)の欄等に記載の方法により、前記モノマーを重合して製造され、例えば前記モノマーを、通常のノニオン性、アニオン性、カチオン性乳化剤を適宜用いて乳化重合することにより製造できる。乳化剤としては、例えば特開平5−222675号公報「0022」に記載されているものが挙げられる。また、得られたエマルジョンの分離安定性を向上させるために、水溶性ポリマーを配合することもできる。このようなポリマーとしては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カチオン性澱粉、化工澱粉、水溶性セルロース誘導体等が挙げられ、エマルジョン系に対して0〜10重量%、特に1〜4重量%添加するのが好ましい。
【0010】このような方法で得られるエマルジョンには、通常未反応の酢酸ビニルが数千ppm程度混入しているが、本発明においては、特定の香料成分を用いることにより、刺激臭を低減できるので、このエマルジョンをそのまま使用できる。また、通常の減圧蒸留法や水蒸気蒸留法などにより、未反応酢酸ビニル濃度を低減して使用することもできる。減圧蒸留法の場合、真空度200〜10torr、好ましくは100〜10torr、温度40〜100℃、好ましくは40〜80℃で約0.1〜2時間処理するのが好ましい。また、水蒸気蒸留では真空度500〜50torr、好ましくは400〜100torr、温度50〜100℃で、水蒸気量はエマルジョン全体量に対して0.1〜10重量%吹き込みながら行うと、効率良く酢酸ビニルを留去できる。
【0011】本発明の糊料組成物には、全組成物中に高分子化合物が固形分として25〜40重量%、特に30〜45重量%となるように配合するのが好ましい。
【0012】本発明で用いる香料成分は、前記59種から1種以上が選ばれ、全組成中に0.001〜1重量%、特に0.01〜0.5重量%、更に0.05〜0.2重量%配合するのが、十分な効果とコストの点で好ましい。
【0013】本発明の糊料組成物には、前記成分以外に、通常の糊料組成物に用いられる成分、例えばジブチルフタレート、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、トリアセチン等の可塑剤;エチレングリコール、プロピレングリコール、エタノール等の凍結防止剤;殺菌剤、蛍光染料、顔料、前記以外の香料成分などを、適宜配合でき、通常の方法に従って製造される。
【0014】
【発明の効果】本発明の糊料組成物は、酢酸ビニル由来の刺激臭が低減され、好ましい香りを有するものである。
【0015】
【実施例】参考例1(エマルジョンの製造)窒素導入管、攪拌機、モノマー定量滴下装置、温度計及び還流冷却器を取り付けた5つ口フラスコに、カチオン性澱粉(コーンスターチと3−(N,N,N−トリメチルアンモニウム クロリド)−1,2−プロピレンオキサイドとの反応で得る。カチオン置換度は1.7)6重量部、及びイオン交換水100重量部を90℃にて均一溶解した後60℃まで冷却し、酢酸ビニルを10重量部とエマルゲン150(花王社製、ポリオキシエチレン系のノニオン性乳化剤)2重量部を加え、更に、炭酸ナトリウム0.5重量部、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩0.1重量部及びイオン交換水20重量部を加え、75℃に加熱して重合を開始した。重合開始後、酢酸ビニル、アクリル酸及びN,N−ジメチルアクリルアミドの最終比率が90/7/3(重量比)になるように予め混合しておいたモノマー混合物100重量部を、反応溶液中に30〜50分かけて滴下した。滴下終了後、80℃に昇温し、1時間熟成した後、冷却してエマルジョンを得た。
【0016】実施例1表1に示す組成の糊料組成物を常法により製造し、その臭いを評価した。結果を表1に併せて示す。なお、香料A〜Hは表2及び表3に示すものを用いた。
【0017】(評価方法)100mLスクリュー管に各糊料組成物50mLを仕込み、蓋をして20℃で1時間静置した。その後、訓練したパネラー10名により以下の基準で臭いを評価し、平均点を求めた。平均点が3以上を○、2.5以上3未満を△、2.5未満を×として示した。
4・・・酢酸ビニル由来の臭いが全く判らない。
3・・・酢酸ビニル由来の臭いがするが、気にならない程度である。
2・・・酢酸ビニル由来の臭いがし、かなり気になる。
1・・・酢酸ビニル由来の臭いが強い。
【0018】
【表1】

【0019】
【表2】

【0020】
【表3】

【0021】表1の結果より、本発明品はいずれも、酢酸ビニル由来の臭いが低減され、好ましい香りを有するものであった。




 

 


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