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発明の名称 プロミックス繊維系不織布
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−159059(P2001−159059A)
公開日 平成13年6月12日(2001.6.12)
出願番号 特願平11−340622
出願日 平成11年11月30日(1999.11.30)
代理人
発明者 竹内 秀夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】平均繊維長30〜110mm、繊度3.3デシテックス以下のプロミックス繊維(A)と平均繊維長30〜110mm、繊度3.3デシテックス以下のレーヨン繊維(B)及び平均繊維長30〜110mm、繊度3.3デシテックス以下の鞘が低融点変性ポリエステル、芯が高融点ポリエステルである複合繊維(C)とからなる吸水性、保温性、風合いに優れたプロミックス繊維系不織布。
【請求項2】前記繊維(A)、(B)及び(C)の混合比率が重量%で(A):(B):(C)=50〜90:10〜50:10:30からなるウェブをウォータパンチするプロミックス繊維系不織布の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロミックス繊維とレーヨン繊維及びポリエステル短繊維との混合による、吸水性、保温性、風合いに優れた不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プロミックス繊維は長繊維ではアウター、インナー、和装分野に、また短繊維としては紡績糸として用いられいずれもソフトで脹らみのある織編み物として衣料商品に展開されている。プロミックス繊維の不織布は今だ知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このプロミックス繊維の特徴を生かしつつ、従来の不織布にない吸水性、保温性、風合いに優れ、非衣料用途にも展開できる不織布を提供しようとするものである。特に不織布を作る方法として、ウォータパンチ法によれば、短繊維同士の絡みも密となり、また繊維の損傷もなく、用いる繊維の本来の特性も維持できることから、効果が一段と発揮される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を解決するものであり、平均繊維長30〜110mm、繊度3.3デシテックス以下のプロミックス繊維(A)と平均繊維長30〜110mm、繊度3.3デシテックス以下のレーヨン(B)及び平均繊維長30〜110mm、繊度3.3デシテックス以下の鞘が低融点変性ポリエステル、芯が高融点ポリエステルである複合繊維(C)とからなる吸水性、保温性、風合いに優れたプロミックス繊維系不織布である。
【0005】更に、前記繊維(A)、(B)及び(C)の混合比率が重量%で(A):(B):(C)=50〜90:10〜50:10:30からなるウェブをウォータパンチするプロミックス繊維系不織布の製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に用いる上記プロミックス繊維とは、ミルクカゼイン等のタンパクを含有する繊維をいい、アクリルニトリルとミルクカゼインの共重合体繊維が用いられる。本発明においてプロミックス繊維の持つ吸水拡散性、保温性等の機能面とウォータパンチ法による風合いの改善効果を目指すものである。
【0007】プロミックス繊維の平均繊維長は30〜110mmが好ましく、これより長くても短くても工程通過性が悪くなる。また繊度は3.3デシテックスを超えると風合いが固くなる。レーヨン繊維もプロミックス繊維と同様であるが、50%以上の混合率になると保温性が悪くなる。ポリエステル複合繊維は鞘が変性ポリエステルの低融点のものを用いる。ウォータパンチ後のカレンダー加工、熱処理によりこの低融点部分が熔解して不織布全体を固定する。従って、混合比率は30重量%以下が好ましい。これ以上では風合いは固くなり、また吸水性、保温性も低下する。
【0008】ウォータパンチ方式はウェブに対して高速高圧の水柱流で処理するものであり、口金口径、孔と孔とのピッチ、水の圧力の最適化が重要である。プロミックス繊維を含んだ不織布を製造する場合、繊維の損傷を少なくする上でも本発明によるところのウォータパンチ方式がベストである。短繊維同士の絡みも密となり、また繊維の損傷もなく、用いる繊維の本来の特性も維持できることから、効果が一段と発揮される。カード法等の他の方法もあるが、風合いを出すためにも本方式が優れている。
【0009】本発明によるプロミックス繊維系不織布は、一般の不織布としての用途がすべて適用できる。即ち、シーツ、布団、枕カバー等の寝具、マスク、ガーゼ、包帯、オムツ、創傷被覆材等の医療衛生材等に展開できる。特にガーゼ、マスク、創傷被覆材等は吸水、保温、風合い等の点で最適である。
【0010】
【実施例】以下に本発明を具体例に基づいて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお測定方法は下記の通りである。
通気性:JIS L1096に準拠し、フラジール形試験機を用い、付属の表より通過空気を測定、5回の平均値を求めた。
【0011】吸水率(ラローズ法):東洋紡エンジニアリング製(ラローズ法吸水測定装置)を用いて測定した。直径6cmの試料を採取し、資料重量(a)を図る。抱水した水平ガラスフィルターの上に試料をセットし1、2及び5分後の吸い上げる水の量(b)を測定し、下記式より吸水率を求める。
吸水率(%)=(b(ミリリットル)/a(g))×100吸水製(ウイッキング性):クランプ付スタンドに試料を取りつけ、上部よりピペットにより所定量の水を垂らし、垂らすと同時にストップウォッチにて計測を開始し、サンプル上の水滴がなくなる迄の時間を図る。1秒以下の場合は瞬時に吸水、60秒以上なら吸水しない、とする。
【0012】保温性:カトーテック性「サーモラボII型、精密迅速熱物性測定装置」を用いて測定した。温度20℃、湿度65%RHの室内で30cm角サンプルを36℃に加熱された鉄板に取り付け、サンプルの内場合との温度差1℃ 、面積11m2当たりの消費電力を測定した。この差より下記(1)式より保温率をもとめた。枠にサンプルを取りつけた状態での放熱量をW、枠にサンプルを取りつけない状態での放熱量をW0 とすると、保温率 α(%)=(W0 −W)/W0 ×100 (1)
風合い:評価者5人による官能評価を実施した。
【0013】実施例及び比較例平均繊維長38mm、繊度1.1デシテックスのプロミックス繊維を50重量%、平均繊維長44mm、繊度1.4デシテックスのレーヨン短繊維を30重量%、平均繊維長51mm、繊度2.2デシテックスの鞘が低融点、鞘がポリエチレンテレフタレートの複合ポリエステル短繊維を20重量%を混綿し、カードにかけてウェブを作成した。これをレイヤーを通してウォーターパンチにかけドライヤーにて乾燥させ、更にカレンダーにて熱処理を加え、ワインダーにて巻き取った。得られた不織布の物性を測定し、その結果を表1に示した。ブランクとして、同じレーヨンで70重量%、同じエステルで30重量%を混綿したもの用いた。
【0014】
【表1】

○:柔らかい感触 △:硬い感触この結果より、テスト品はラローズ法により明らかに吸水性がよいことが判る。保温性も良いと言われるレーヨン混よりも優れている。
【0015】
【発明の効果】プロミックス繊維を含む不織布は風合いが柔らかく、吸水性、保温性にも優れた性能を示し、不織布一般用途に使用できる優れた素材である。




 

 


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