米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 繊維;紙;印刷 -> ジューキ株式会社

発明の名称 刺繍ミシン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−149680(P2001−149680A)
公開日 平成13年6月5日(2001.6.5)
出願番号 特願平11−335255
出願日 平成11年11月26日(1999.11.26)
代理人 【識別番号】100075292
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓
【テーマコード(参考)】
3B150
【Fターム(参考)】
3B150 AA15 CB04 CE09 CE23 GE28 GF02 GG04 GG10 JA07 LA03 LA26 LA40 LA51 LA89 LB02 NA28 NB09 NB18 NC06 QA06 QA07 QA08 
発明者 西村 悟 / 宅島 正光
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 主軸の回転によって上下動する針と、布を保持する枠とを刺繍データに従ってXY方向に相対移動して縫目を形成する刺繍ミシンにおいて、模様に対応した刺繍データを記憶した記憶手段と、枠に対する模様配置の移動方向を指示する指示手段と、指示手段で指示された方向にXY2軸同時駆動により枠を針に対して相対移動させる手段と、前記相対移動時に一軸が移動端に達したとき、該一軸方向の移動を停止し他軸方向の移動を継続させる手段とを備えたことを特徴とする刺繍ミシン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシン、特に主軸の回転によって上下動する針と、布を保持する枠とを刺繍データに従ってXY方向に相対移動して縫目を形成する刺繍ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、家庭用刺繍ミシンでは、刺繍する模様をミシンに内蔵されている刺繍模様、あるいは外部記憶装置(ROMカード)に記憶されている模様から選択しており、表示装置に刺繍枠に相当する範囲を表示してその枠の中に選択した模様を配置して、枠にセットされた布の任意の位置に刺繍模様を形成している。この場合、刺繍模様を刺繍枠に対して位置決めするために、選択された刺繍模様を8方向キーを操作して画面上で任意の位置に移動するようにしている。以下にその処理を説明する。
【0003】図1(A)は、刺繍ミシンを接続して電源スイッチを入れた後、刺繍ミシンの枠位置の原点検出が終わって最初に表示される画面であり、模様の種類を選択する画面である。図1(A)において、「ROMカード」スイッチ1を選ぶと図1(B)の画面が表示され、ROMカードの中にある刺繍模様が表示される。そこで、「すずめ」の模様をタッチして選択し、「選択終わり」スイッチ2を押して模様の選択を終わる。
【0004】図1(C)は模様選択を終えてレイアウト画面に切り替わった画面で、選択した模様は枠の中心に配置され、模様の配置位置が枠の中心であればここでスタートスイッチを操作するとミシンが起動して刺繍縫いが開始される。一方、刺繍模様を枠中心でなく、ずらしたい場合には、図1(C)の画面で「編集」スイッチ3を押すと、図1(D)画面が表示され、模様の位置の変更、模様の回転ができ、また文字列の場合は文字間隔の変更又は文字の大きさの変更等ができるようになる。
【0005】図1(D)で「位置/回転」スイッチ4を操作すると、図1(E)の画面が表示される。同図において、8種類の矢印のスイッチからなる8方向キー5が設けられ、この8方向スイッチの下には、「回転方向」スイッチ6が設けられ、模様の回転方向に応じて時計方向回転キー6aと反時計方向回転キー6bが反転表示される。また回転方向スイッチの下には、「回転角度」スイッチ7が設けられ、「5度」スイッチ7aと「90度」スイッチ7bにより模様をその角度回転させることができる。
【0006】図1(E)において、模様位置を変更する場合には、図2と図3の処理が行われる。各図で、ステップS1からステップS4及びステップS20は、図1(E)の画面に表示されているスイッチで8方向スイッチ以外のスイッチの処理である。
【0007】ステップS1において、図1(E)の「ぬいはんい」スイッチ8がONしていると判断された場合は、ステップS7に進み、「縫い範囲確認」ジョブが行われる。「縫い範囲確認」とは、選択した模様の外形をトレースして模様の大きさと位置を確認する機能である。また、ステップS2において、図1(E)の「回転方向」スイッチ6がONしていると判断された場合はステップS8に進む。「回転方向」スイッチ6は、模様を回転する場合に時計方向に回転するか、反時計方向に回転させるかを選択するスイッチであり、設定された方向の矢印キー6a、6bが反転表示される。
【0008】ステップS3において、図1(E)の回転角度「5度」スイッチ7aが押され、ONしていると判断される場合はステップS9に進み、ステップS8で説明した矢印が反転表示している方向に模様を5度回転させる。また、ステップS4において回転角度「90度」スイッチ7bが押され、このスイッチがONしていると判断される場合はステップS10に進み、ステップS8で説明した矢印が反転表示している方向に模様を90度回転させる。
【0009】ステップS5以降は、8方向キー5に関する処理であり、ステップS5で、8方向キー5の「上向き」スイッチがONしている場合はステップS11に進み、上向きスイッチジョブを行い、また、「右向き」スイッチがONしている場合は、ステップS12で右向きスイッチジョブを行う。同様に、図3のステップS13〜S18で「下向き」、「左向き」、「右上向き」、「右下向き」、「左下向き」、「左上向き」の各スイッチがONされている場合には、ステップS21〜S26で各向きに対応したジョブを行う。
【0010】以下、「上向き」スイッチと「左上向き」スイッチがONされているときのジョブを説明するが、他の6個のスイッチのジョブは、「上向き」スイッチまたは「左上向き」スイッチのジョブ処理を参照にすれば理解できるのでその説明は省略する。
【0011】上向きスイッチジョブのフローは、図4に示したごとくである。ステップS31で現在の刺繍枠の位置を確認し、枠位置が上端である場合には(Yes)、もう上方向には移動できないのでステップS38に進み「アラーム音」を出力し、刺繍枠の移動は行わず処理を終了する。一方、刺繍枠が上端位置ではない場合(No)は、ステップS32に進み、ここで、タイマーがセットされているか否かを判断する。このタイマーはキーを押しつづけるとリピート機能として働くようにするためのものである。
【0012】ステップS32でタイマーがまだセットされていない(No)場合は、ステップS33に進み、タイマーをセットする。続いて、ステップS34で枠の移動方向に出力する指令値を設定する。8方向キー5の上方向スイッチがONされたのであるから(ステップS5)、Y方向に1ステップの移動量を指令して出力する。一方、ステップS32でタイマーがセットされている場合には、ステップS39に進みタイマーがタイムアップしたか否かを判定する。タイムアップがまだの場合ステップS34に進み、タイムアップした場合、5ステップ移動可能の場合には(ステップS39’)、ステップS40に進み、ステップS34と同じように上方向の移動量を指令し出力する。このときは、タイムアップしてリピート機能が働くので、5ステップ分の移動量が設定され出力される。
【0013】ステップS35では、上記移動指令に基づき枠移動出力が行われ、実際に刺繍枠の移動が開始され、枠の移動が終了するまで待機される。枠の移動が完了すると、ステップS36に進み、押されていた「上向き」スイッチがOFFしているかが確認される。OFFしている場合は、ステップS37でリピートタイマーをリセットしてリピート機能をキャンセルし、上向きスイッチがONしている場合はそのままで処理を終了する。
【0014】左上向きスイッチジョブの流れは、図5に図示したごとくに行われるが、その流れは、図4に示した上向きスイッチジョブの流れと比較して、ステップS41、ステップS44とステップS50の枠移動量の設定値が異なるだけで、他の処理は同じである。
【0015】左上向きスイッチが押された場合は、模様が左上方向に移動することから、左端又は上端が移動限界になるので、ステップS41では枠の現在位置が左端又は上端の位置か否かが判断され、左端又は上端に達している場合は、ステップS48でアラームが出力される。また、ステップS44では、模様の移動は左上向き方向であるので、Y方向はプラス1ステップ分、X方向はマイナス1ステップ分の移動量が設定出力され、またステップS50のリピート機能の場合、Y方向は5ステップ分、X方向はマイナス5ステップ分の移動量が設定され出力される。
【0016】このようにして、模様の移動が終わり、図3のステップS19で図1(E)の「変更終わり」スイッチ9が押されていると判断された場合は、編集作業を終了して図1(E)の画面から図1(D)の画面に戻る。例えば、図1(E)から1ステップ左上に移動した画面が図1(F)に図示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した8方向キー5の内、「上方向」「右方向」「下方向」「左方向」等の1軸方向のみの移動スイッチ以外の方向スイッチを操作した場合に、刺繍枠の移動は2軸同時に移動が行われる。しかしながら、従来の刺繍ミシンでは、刺繍枠の2軸同時移動の場合、刺繍枠が2軸の内のどちらか一方の移動端に到達した場合は、その後の操作はアラーム音が出力され、刺繍枠の移動は行われなかった。従って、指定した模様を枠の最も左上に配置したい場合、左上向きスイッチを操作して左端又は上端に達した後、上方向スイッチ又は左方向スイッチを再度操作する必要があり、操作が面倒であるという問題があった。
【0018】従って、本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、簡単な操作で縫製すべき刺繍模様を刺繍枠に対して設定することが可能な刺繍ミシンを提供することをその課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明では、主軸の回転によって上下動する針と、布を保持する枠とを刺繍データに従ってXY方向に相対移動して縫目を形成する刺繍ミシンにおいて、模様に対応した刺繍データを記憶した記憶手段と、枠に対する模様配置の移動方向を指示する指示手段と、指示手段で指示された方向にXY2軸同時駆動により枠を針に対して相対移動させる手段と、前記相対移動時に一軸が移動端に達したとき、該一軸方向の移動を停止し他軸方向の移動を継続させる手段とを備える構成を採用している。
【0020】このような構成では、刺繍模様を刺繍枠に保持された布の所定位置に縫製するために、刺繍枠を針に対してXY2軸方向に同時駆動して移動させる場合、1軸方向の移動端に到達したとき、なお他方軸方向の移動端に到達していない場合は、同じ方向移動キーないしスイッチを操作することにより他方軸方向だけ枠移動が可能となり、同じ方向移動キーを操作するだけで指令方向に移動した位置に刺繍模様を形成することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0022】図6には、本発明の刺繍ミシンの回路構成が図示されており、同図において、刺繍縫いなど種々の縫いを制御するマイクロコンピュータを搭載したマイコン基板20は、電源基板23を介して電源スイッチ21によりAC電源22から給電され、種々の制御を行う。メインモータ24によりミシンの主軸が回転し、それによって針が上下動する。
【0023】ランプスイッチ26によりランプが点灯する。糸巻きスイッチ28は糸巻きを行うためのものである。刺繍ミシンには、図1に示したようなLCDからなる表示基板29からなる表示装置が設けられ、LCDはインバータ基板32により制御されるバックライト30で照明される。この表示装置には、図1で示した1から9など種々のスイッチないしキーを配列したタッチパネル31が設けられ、スイッチないしキー操作によりスイッチないしキー信号がマイコン基板20に入力される。
【0024】スイッチ基板33には、スタート/ストップスイッチなど種々のスイッチが搭載される。メインモータ24により回転される主軸の位置は主軸検出基板35により検出され、針の上下位置、糸調子位相、振り/送り等が検出される。36は1針スイッチである。第1と第2ソレノイド37、38により糸が繰り出され、エンコーダー39により上糸の供給量を計測する。ポテンショメータ40により布厚を検知する。41はBHストップスイッチ並びにBHリバーススイッチ、42は下糸検知基板、43は下糸検知受光基板である。
【0025】針振りステッピングモータ45により針振り機構が駆動され、針振りの原点位置が検出基板44により検出される。また、送りステッピングモータ47と従送りステッピングモータ49により送り装置が駆動され、その原点位置が送り検出基板46と従送り検出基板48により検出される。
【0026】50は、種々の刺繍模様を格納したROMカードで、これを刺繍ミシンに装着し、ROMカードスイッチ1をオンすると、図1(B)に示したような刺繍模様を表示装置に表示させることができる。また、刺繍ミシンには、刺繍装置51が設けられる。この刺繍装置51の刺繍枠(不図示)は、X方向ステッピングモータ52、Y方向ステッピングモータ54によりXY方向に駆動され、その原点位置がX検知基板53、Y検知基板55により検知される。枠スイッチ56と枠スイッチ57は、刺繍枠のサイズを検出するスイッチである。
【0027】このような構成において、刺繍模様位置を変更する処理を図7と図8を参照して説明する。図1(A)に図示した画面において、ROMカードスイッチ1を押すと、ROMカード50に格納されている刺繍模様が表示されるので、その一つを選択して図1(E)の画面にする。
【0028】ここで、例えば、8方向キー5の左上向きスイッチをONしたとする。図7のステップS51で枠の現在位置を確認して移動範囲の「左端」であるか否かを判断する。これは、例えば、図6の枠スイッチ56により判定することができる。左端である場合はステップS58に進み、「左端フラグ」を立てる(ONする)。次に、ステップS59に進んで移動枠範囲の「上端」であるか否かを判断する。これは、図6の枠スイッチ57により判定することができる。上端である場合は「左端」であり「上端」であるので、ステップS61においてアラーム音を出力して処理を終了し、上端でない場合はステップS55に進む。
【0029】ステップS51で刺繍枠が「左端」の位置でないと判断された場合は、ステップS52に進み「左端フラグ」を降ろし、ステップS53に進んで、枠移動範囲の「上端」か否かを判定する。上端の場合はステップS60に進んで「上端フラグ」を立て(ON)、ステップS55に進み、上端の位置でない場合はステップS54で「上端フラグ」を降ろして(OFF)、ステップS55に進む。
【0030】次に、ステップS55ではリピートタイマーが既に設定されているか否かを判断する。設定されていればステップS62に進み、タイムアップかどうか判断してタイムアップでなければステップS57に進み、一方、タイムアップしている場合で、5ステップ移動できる場合は(ステップS62’)、リピート機能が有効となり、ステップS63に進む。なお、ステップS55でタイマーが未セットの場合には、ステップS56に進んでリピートタイマーをセットしてステップS57に進む。
【0031】ステップS57では左上方向の移動指令値Y方向1ステップ、X方向マイナス1ステップを指令値として設定し、リピート機能有効でステップS63に進んだ場合はY方向5ステップ、X方向マイナス5ステップを設定する。なお、ステップS57、ステップS63では指令値をセットするだけで出力はまだ行われない。
【0032】上記のように、ステップS57、ステップS63で指令値がセットされると、図8のステップS64に進む。ステップS64では左端フラグが立っているか否かを判断し、フラグが立っていない場合は指令値の変更は行わないで、ステップS66に進み、左端フラグが立っている場合はステップS65に進んで指令値の修正が行われる。すなわち、枠の位置が既に左端に達しているのでX方向の枠移動指令値はキャンセルされ、刺繍枠のX方向の移動は行われず、ステップS66に進む。
【0033】ステップS66では、上端フラグが立っているか否かが判定される。フラグが立っていない場合は指令値の修正は行わないで、ステップS68に進み、フラグが立っている場合はステップS67に進んで指令値の修正が行われる。枠の位置が既に上端に達しているのでY方向の枠移動指令値をキャンセルし、Y方向の移動は行わず、ステップS68に進む。
【0034】ステップS68で最終的に設定された指令値を出力する。移動値が出力されると、これにより、X、Y方向ステッピングモータ52、54が同時に駆動され、刺繍枠が指示方向に移動する。ステップS64で左端フラグがONであると判断されると、X方向ステッピングモータ52が停止して枠のX移動は行われず、Y方向の移動のみとなる。また、ステップS66で上端に達したと判断されると、枠のY移動は行われず、X方向の移動のみとなる。このように、ステップS68で指令値を出力するとき、上端フラグ及び左端フラグが立っていない場合は、刺繍枠はXY2軸同時駆動で移動され、一方上端フラグ又は左端フラグが立っている場合は1軸駆動のみとなる。
【0035】枠移動が完了すると、ステップS70に進み、「左上向き」スイッチが押されているかを判断して、押されている場合は何もしないで終了し、押されていない場合はリピートタイマーをリセットしてリピート機能をキャンセルして、処理を終了する。
【0036】上記処理の過程での模様の移動が図9に図示されており、(A)は模様が左端に移動し左端フラグがONになったとき(ステップS58)の画面であり、(B)は模様が左端及び上端に移動したときの(ステップS58とステップS60)画面である。(C)及び(D)には、模様が左上端に達する経路が図示されており、斜線のときは、刺繍枠はXY2軸同時移動され、垂直線のときはY方向の1軸移動のみとなる。
【0037】以上は、左上向きスイッチを操作したときのジョブであるが、8方向キー5の他の右上向き、左下向き、右下向きスイッチを操作したときのジョブも同様に行われ、1軸方向の移動端に到達したとき、なお他方軸方向の移動端に到達していない場合は、同じスイッチを操作することにより他方軸方向に移動を継続させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、刺繍模様を刺繍枠に保持された布の所定位置に縫製するために、刺繍枠を針に対してXY2軸方向に同時駆動して移動させる場合、1軸方向の移動端に到達したとき、なお他方軸方向の移動端に到達していない場合は、同じキーを操作することにより他方軸方向だけ枠移動が可能となり、同じ方向移動キーを操作するだけで指令方向に移動した位置に刺繍模様を形成することが可能になる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013