米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 繊維;紙;印刷 -> ジューキ株式会社

発明の名称 ミシンのデータ編集装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−137577(P2001−137577A)
公開日 平成13年5月22日(2001.5.22)
出願番号 特願平11−319207
出願日 平成11年11月10日(1999.11.10)
代理人 【識別番号】100080458
【弁理士】
【氏名又は名称】高矢 諭 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3B150
【Fターム(参考)】
3B150 AA15 CB02 CB04 CE09 CE23 LA67 LA68 LA77 LA78 LA79 LA80 MA03 MA05 NA64 NB18 QA06 QA07 QA08 
発明者 助川 祐一 / 川島 義朗 / 和田 文夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】刺繍模様を構成する部分模様毎に、部分領域コードで区切られた部分縫いデータによって構成された刺繍縫いデータが、複数模様分記憶されている模様データ記憶手段と、刺繍模様を選択する模様選択手段と、選択された刺繍模様の刺繍縫いデータを記憶する縫いデータ記憶手段と、選択された刺繍模様を表示する表示手段と、表示された刺繍模様の中から任意の部分模様を指定する指定手段と、選択された前記刺繍模様の刺繍縫いデータの中から、指定された前記部分模様に対応する部分縫いデータを該当する前記部分領域コードに基づいて抽出する抽出手段と、抽出された前記部分縫いデータの変更を指示する指示手段と、指示された前記部分縫いデータを指示に従って変更する変更手段と、変更された結果を記憶する変更結果記憶手段と、を備えたことを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項2】請求項1において、前記表示手段により模様を表示する際、指定された部分模様と指定されない部分模様とで表示形式を変えることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項3】請求項1において、前記模様選択手段が複数の刺繍模様を選択すると、前記表示手段により選択された複数模様を全体表示し、該全体表示から任意の刺繍模様の部分模様を前記指定手段により指定し、前記表示手段により変更を指示すると、該部分模様に対応する部分縫いデータが変更されることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項4】請求項1において、前記抽出された部分模様を変更する前記変更手段が、削除、移動、回転、ミラー反転、拡大縮小、他の部分領域との結合、複数の部分模様への分割、縫い順の変更、のうち1つ以上の機能を有していることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項5】請求項1において、部分縫いデータを抽出する前記抽出手段が、複数の部分模様を抽出する機能を有していることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項6】請求項1において、部分縫いデータを抽出する前記抽出手段が、部分縫いデータを抽出するとそれ以外の他の部分領域を抽出したことになる逆抽出機能を有していることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項7】請求項1において、前記部分領域コードが、刺繍縫いデータを部分模様に対応する部分縫いデータに区切る開始命令又は途中停止命令であることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項8】請求項1において、抽出された部分縫いデータを単位に、選択された他の縫いデータを挿入する機能を有していることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
【請求項9】請求項1において、抽出された部分縫いデータに、部分領域コードを挿入して該部分模様を細分割する機能を有していることを特徴とするミシンのデータ編集装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ミシンのデータ編集装置、特に縫いデータに従って針位置と被縫製物を相対的に移動させて模様を縫製するパターン縫いミシンにおいて、複数の模様を組み合わせ、それらを編集して新たな縫いデータを作成する際に適用して好適なミシンのデータ編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】縫いデータに従って針位置と被縫製物を相対的に移動させて模様を縫製するパターン縫いミシンにおいて、複数の模様を組み合わせ、模様毎に位置の移動、回転、ミラー反転等の編集(変更)を行い、組み合わせ模様の縫いデータを作成するミシンのデータ編集装置は、一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のデータ編集装置は、予めデータとして保存しているメモリから選択した刺繍模様単位でしか編集することができないため、その中のある部分の模様だけを編集したり、その部分模様を基準として編集することがでないという問題点があった。
【0004】本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、刺繍模様単位より小さい部分模様を単位に模様の部分編集を行なって、対応する縫いデータを作成できるようにし、結果としてミシンによる所望の模様縫いをできるようにするミシンのデータ編集装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ編集装置において、刺繍模様を構成する部分模様毎に、部分領域コードで区切られた部分縫いデータによって構成された刺繍縫いデータが、複数模様分記憶されている模様データ記憶手段と、刺繍模様を選択する模様選択手段と、選択された刺繍模様の刺繍縫いデータを記憶する縫いデータ記憶手段と、選択された刺繍模様を表示する表示手段と、表示された刺繍模様の中から任意の部分模様を指定する指定手段と、選択された前記刺繍模様の刺繍縫いデータの中から、指定された前記部分模様に対応する部分縫いデータを該当する前記部分領域コードに基づいて抽出する抽出手段と、抽出された前記部分縫いデータの変更を指示する指示手段と、指示された前記部分縫いデータを指示に従って変更する変更手段と、変更された結果を記憶する変更結果記憶手段と、を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
【0006】即ち、本発明においては、一般に模様に関するデータを保存したり、模様を編集したりする際の単位となっている刺繍模様を構成する部分模様を単位に編集し、編集された模様に対応する縫いデータを作成できるようにしたので、従来より小さい単位で編集された任意の種類の模様を刺繍縫いすることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に係る一実施形態のデータ編集装置が適用されるパターン縫い(刺繍縫い)ミシンの制御系の要部を示すブロック図、図2は、該データ編集装置の要部構成を示すブロック図である。
【0009】前記刺繍縫いミシンは、各種演算を実行するCPU(中央演算処理装置)10を備えており、このCPU10には後述する編集作業等の各作業やデータの保存に用いられるメモリ12と、図示しない針を上下動させるために主軸モータ14により駆動される主軸モータ駆動部16と、図示しない刺繍枠をX・Y方向に移動させるためにX軸・Y軸モータ18により駆動されるXYテーブル用モータ駆動部20とが接続され、更にI/Oインターフェイス22を介してキースイッチ24と共にグラフィック表示器(表示手段)26が接続されている。そして、上記CPU10により、上記主軸モータ14の駆動、X軸・Y軸モータ18の駆動による刺繍縫製の制御と共に、後述する変更(編集)処理を含む、ミシン全体を制御する演算が実行されるようになっている。
【0010】このパターン縫いミシンが有する刺繍縫いに関する基本的な機能について説明すると、前記メモリ12には、複数の刺繍模様に関する模様データが後述する模様データ記憶部に記憶されており、キースイッチ24の操作により刺繍模様を選択できるようになっている。この模様データは、針落ち順位と各針落ち点の座標値を含む刺繍縫いデータ等から構成され、各刺繍模様を単位に記憶されている。
【0011】上記キースイッチ24により刺繍模様を選択すると、選択された刺繍模様に対応する縫いデータを基に、その模様の基本形状が前記グラフィック表示器26に視覚的に分かるように表示されると共に、選択された刺繍模様の模様データは、元の刺繍模様とは別に編集用の縫いデータとして前記メモリ12に含まれる縫いデータ記憶部(後述する)に記憶され、複数の模様データが選択されると、対応する刺繍模様が順次追加して記憶され、蓄積されるようになっている。
【0012】その後、このように蓄積された縫いデータに従って、主軸モータ14、X軸・Y軸モータ18を駆動して縫い目を形成するようになっている。そして、以上の各動作は前記メモリ12に記憶されているプログラムをCPUにて実行することにより制御されるようになっている。
【0013】上述したパターン縫いミシンには、本実施形態のデータ編集装置が内蔵されている。この編集装置は、その要部を図2に示したように、前述した複数の刺繍模様分の模様データが記憶されている模様データ記憶部28を有している。この模様データ記憶部28に記憶されている1つの模様データには、刺繍模様を構成する部分模様毎に部分領域コードで区切られた部分縫いデータによって構成された刺繍縫いデータが含まれている。このデータ構造については後に詳述する。
【0014】本実施形態のデータ編集装置は、又、上記模様データ記憶部28から刺繍模様を選択する模様選択手段と、選択された刺繍模様を編集用の縫いデータとして記憶する縫いデータ記憶部30と、選択された同刺繍模様を表示する前記グラフィック表示器(表示手段)26と、表示された刺繍模様の中から任意の部分模様を指定する指定手段と、選択された刺繍模様の刺繍縫いデータの中から、指定された前記部分模様に対応する部分縫いデータを該当する前記部分領域コードに基づいて抽出する抽出手段と、抽出された前記部分縫いデータの変更を指示する指示手段と、指示された前記部分縫いデータを指示に従って変更する変更手段と、変更された結果を記憶する変更結果記憶手段とを備えている。
【0015】但し、ここでは、上記模様データ記憶部28及び縫いデータ記憶部30は、ミシン全体を制御する前記プログラムが格納されているROM32と共に、前記図1に示したメモリ12に含まれている。又、前記模様選択手段、指定手段、抽出手段及び変更手段は、前記キースイッチ24からの指示入力に基づいて同じく上記ROM32から読み込まれるプログラムを実行する前記CPU10により実現されている。又、前記模様データ記憶部28を構成する記憶装置には、半導体メモリ、ハードディスク、フロッピーディスク、光磁気記憶装置、ICカード等を利用することができる。更に、本実施形態では、前記変更結果記憶手段が、後述するように前記縫いデータ記憶部30と同一の構成になっているが、これも同様に半導体メモリ等で構成してもよい。
【0016】又、図3には、前記キースイッチ24とグラフィック表示器26の外観イメージをそれぞれ示した。このキースイッチ24は、左右の矢印キーや、各種変更(編集)を指示する機能キー等が配列された操作パネル(タッチパネル)で形成されている。又、上記グラフィック表示器26は、文字や絵等をドットのON/OFFで表示すると共に、階調を変えて表示することにより、図示したような選択画面や編集画面を表示することができるようになっている。この表示器26としては、液晶表示器、プラズマディスプレイ、CRT等を利用することができる。
【0017】次に、前記模様データ記憶部28に記憶されている模様データについて詳述する。この模様データは、番号に対応付けて刺繍模様を単位として記憶されており、前記グラフィック表示器26に選択画面が表示されているときに、操作パネル上のキースイッチ24の上下矢印キーを押す(タッチする)ことにより、表示されている番号を増減させ、希望する番号になったときに設定キーを押すことによりその番号の模様が選択されるようになっている。なお、模様の選択方法としては、このような番号との対応付けだけでなく、模様の名前で指定する方法や模様をグラフィック表示器26に表示して画面上で選ぶ方法を採用してもよい。
【0018】上記のように模様が選択されると、編集画面に変わり、その模様の絵が前記グラフィック表示器26に表示される。因みに、上記図3には、001の番号を指定して、刺繍模様の単位であるチューリップの模様を選択した場合の編集画面の例が示してある。
【0019】このように、前記グラフィック表示器26に編集画面が表示された状態で選択キーを押すと、模様選択のモードとなり、同様の操作を行うことにより、複数の模様を選択できるようになっている。又、このように複数の模様が選択されると、編集画面では各模様の絵が重ねて表示されるようになっている。
【0020】ここで、模様データの構造について説明する。図4(A)〜(C)には、前記模様データ記憶部28にデータ単位として記憶されている刺繍模様と、対応する模様データに含まれる刺繍縫いデータ(針落ち順と針落ち点の座標値等)の例を概念的に示した。
【0021】図4(A)のチューリップの刺繍縫いデータは、上から順にスタート命令(開始命令)、花の部分縫いデータ、ストップ命令(途中停止命令)、茎の部分縫いデータ、ストップ命令、葉の部分縫いデータ、エンド命令のような構造になっている。即ち、1つの刺繍模様を構成する部分模様である花、茎及び葉は、それぞれの部分縫いデータにあたる部分領域からなり、各部分領域はスタート、ストップ、エンドという3種類の部分領域コードで区切られている。そして、ここでは、各部分領域は、その先頭に位置する部分領域コードによりそれぞれ特定されるようになっている。
【0022】従って、図4(A)のスタート命令に基づいて花の部分縫いデータ(部分領域)を、又、最初のストップ命令に基づいて茎の部分縫いデータを、2番目のストップ命令に基づいて葉の部分縫いデータを、それぞれ抽出できるようになっている。図4(B)、(C)にそれぞれ示したコロナ付の太陽や蝶の刺繍模様の場合も、同様のデータ構造になっている。
【0023】前述した編集画面における複数模様の選択と部分編集について、前記図4(A)〜(C)に示した3つの刺繍模様を順に選択し、組合模様を作成する場合を例に具体的に説明する。
【0024】本実施形態では、編集画面で上記図4(A)〜(C)の3つの模様を順番に選択すると、それぞれに対応する刺繍縫いデータが前記縫いデータ記憶部30に追加して書き込まれ、図5に、同じく(A)〜(C)で示した3つの刺繍模様とともに、同図(D)にイメージを示したこれらを組み合わせた組合模様が表示されるようになっている。
【0025】この縫いデータ記憶部30は、図6に示すように、選択された模様データの縫いデータが追加して書き込まれる縫いデータ記憶領域30Aと、各部分領域コードのアドレスに相当する位置情報が記憶され、対応する部分領域(縫いデータ)を抽出する際に用いられる部分領域ポインタ30Bと、目的の部分領域を抽出する際に、対応する部分領域ポインタ30Bを指定するための着目ポインタ30Cと、該着目ポインタ30Cにより指定された部分領域ポインタ30Bに対応する部分縫いデータを編集対象とするために、該当するデータを保存する領域ポインタ登録領域30Dと、反対に抽出しない方を変更対象とする逆抽出を行う際に、指定された部分領域ポインタのデータを該登録領域30Dを介して入力し、保存する登録予備領域30Eとで構成されている。
【0026】この図6(A)に示したように、前記縫いデータ記憶領域30Aに刺繍縫いデータが追加して書き込まれる際、(C)の蝶を除きエンド命令はスタート命令に変更され、編集画面には図5(D)の組合模様が表示され、この状態で縫製を行うと、この組合模様を刺繍縫いすることができるようになっている。
【0027】本実施形態では、単なる刺繍模様の組合せだけでなく、部分模様を単位に変更する部分編集も可能になっている。以下、縫いデータ記憶部30に書き込まれている組合模様の縫いデータから、その一部を削除(変更)する部分編集について詳細に説明する。
【0028】まず、縫いデータ記憶領域30Aに記憶されている縫いデータから、各部分模様に対応付けられている部分領域コードを抽出し、各コードを部分領域ポインタ30Bに記憶する。このようにすることにより、部分領域ポインタ30Bを用いて縫いデータの全体を、各部分模様に対応する複数の縫いデータに相当する部分領域として識別できるようになっている。ここでの縫いデータは、各部分模様毎の針落ち順位と、針落ち点間のXY座標上の相対的な移動量として記憶されている。
【0029】前記編集画面では、縫いデータ記憶領域30Aに記憶されている縫いデータを基に各針落ち点の座標値を求め、順次その座標値をつなぐ線分を表示することにより前記図5(D)に示したような各模様が表示されるようになっており、又、前記部分領域ポインタ30Bで着目ポインタ30Cが指し示している部分領域は階調を濃く表示し、それ以外の部分領域は階調を淡く表示することにより、現在どの部分模様を着目しているか編集画面の表示を見ることにより認識できるようになっている。
【0030】又、同じく編集画面において、前記操作パネルのキースイッチ24で左右の矢印キーを押すと、前記着目ポインタ30Cによる部分領域ポインタ30Bに対する着目点を1つずつ前後に移動させ、上記濃淡表示を行うことができ、希望する部分領域に着目ポインタ30Cを移動させて、その状態で登録キーを押すと着目ポインタ30Cが指し示している部分領域(部分縫いデータ)を変更対象とするために、該当する部分領域コードを前記領域ポインタ登録領域30Dに登録できるようになっている。同様の登録操作を繰り返すことにより、複数の部分領域を登録することができる。そして、編集画面では、この領域ポインタ登録領域30Dに部分領域コードが登録された部分領域に対応する部分模様は、上記濃淡表示とは異なる第3の階調濃度で表示され、変更の対象になっている部分模様が容易に視認できるようになっている。
【0031】又、前述した如く、変更したくない部分領域を抽出することにより、逆に変更したいものを抽出する逆抽出機能も有しており、これは一旦抽出した部分領域を領域ポインタ登録領域30Dにコード登録した後、その登録領域30Dの内容を登録予備領域30Eに移し、その後縫いデータ記憶領域30Aに含まれる全ての部分領域の1つ1つについて登録予備領域30Eに有るか否かを判定し、無い部分領域のみを上記登録領域30Dに自動的に登録することができるようになっている。
【0032】以上の2つの登録方法のいずれかを採用することにより、変更を希望する部分領域を上記登録領域30Dに登録した後、削除キーを押すと登録されている部分領域の部分縫いデータが削除され、縫いデータ記憶領域30Aには削除された以外の部分領域の部分縫いデータ、部分領域ポインタが間隔を詰めて記憶されるとともに、編集画面も対応する模様表示に変更されるようになっている。ここで変更された結果は、そのまま前記縫いデータ記憶部30に記憶されるが、内部又は外部の他の記憶装置に保存するようにしてもよい。このように、変更(削除)処理が終了すると、前記領域ポインタ登録領域30Dは初期化され、次の変更処理に備えるようになっている。
【0033】以上のように、ここでは変更として部分領域の削除の例を示したが、これ以外に移動、回転、ミラー反転、拡大縮小等の各種変更(編集)も、同様に上記登録領域30Dに登録されている部分領域を単位に行うことができる。又、着目ポインタ30Cが指示している部分領域ポインタ30Bに対応するストップ命令等の部分領域コードを削除して、前と後の部分領域と結合させたり、あるいは着目している部分領域内の任意の位置に、例えば指定した部分模様の縫いデータの何針目というように針数指定等により、希望する針落ち位置にストップ命令を挿入することにより、その部分領域を更に細かく分割することができるようになっている。
【0034】又、キースイッチ24の選択キーを押して新たな模様を選択する場合、着目ポインタ30Cが指し示している部分領域より後ろ部分を必要変更分移動し、選択した模様の縫いデータをその部分に追加して読み込むこともできるようになっている。
【0035】以上詳述した各処理は、前述した如く前記ROM32に格納されているプログラムに従ってCPU10にて実行されるが、主な処理の流れをまとめると図7に示すフローチャートのようになる。
【0036】即ち、ステップ1で編集画面が表示してある場合、ステップ2で押すキーにより、以下のような各処理が実行される。まず、選択キーを押すと選択画面が表示され(ステップ3)、上下矢印キーを押すと模様の種類を表わす表示番号が更新され(ステップ4、5)、所定の番号が表示されているときに設定キーを押すとそれに対応する刺繍模様データが読み込まれ(ステップ4、6)、その縫いデータが前記縫いデータ記憶領域30Aに書き込まれる。
【0037】その後、前記ステップ2で左右矢印キーを押すと、着目ポインタ30Cの着目位置が更新され、希望位置で登録キーを押すと、着目していた部分領域ポインタ30Bのデータを領域ポインタ登録領域30Dにコピー(登録)する(ステップ8)。
【0038】又、逆抽出機能を使用する場合は、前記ステップ2で逆転キーを押し、登録領域30Dの内容を登録予備領域30Eへ移動し(ステップ9)、全部分領域の部分領域コードから登録予備領域30Eにないものを登録領域30Dに自動登録する(ステップ10)。次いで、変更希望の部分領域のコードを全て登録領域30Dに登録した後、前記ステップ2で削除キーを押すと、登録されていた部分領域を削除し(ステップ11)、削除領域を詰める処理が実行される(ステップ12)。
【0039】従って、オペレータは、希望する部分領域に着目ポインタ30Cを合わせて登録領域30Dに登録し、その後各処理用の機能キーを押すことにより、各種の部分領域に対する変更を行うことができ、然る後、縫製キーを押すことにより前記縫いデータ記憶部30の縫いデータ領域30Aに記憶されている変更後の縫いデータに従って、主軸モータ14、X軸・Y軸モータ18が駆動され、変更された模様に対応する縫い目を形成することができる。
【0040】以上詳述したように、本実施形態によれば、複数の模様を組み合わせた中で、模様単位よりも小さい一部分だけを変更した模様を縫製することができ、希望する美麗な模様を縫うことができるようになる。
【0041】又、全体の中の大部分の部分模様を変更したい場合には、変更しない方の部分領域を指定して逆抽出することにより、変更対象を選択できるようにしてあるので、操作効率の良い縫いデータ編集を行うことができる。
【0042】以上、本発明について具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に示したものに限られるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0043】例えば、本発明のデータ編集装置の具体的構成は前記実施形態に示したものに限定されない。
【0044】又、前記実施形態では、複数の部分模様を登録して一括変更する場合を示したが、これに限定されず、1つずつ個別に変更するようにしてもよいことは言うまでもない。この変更には、データの削除、複写、貼付、移動等の編集作業全てを含む。
【0045】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、刺繍模様単位より小さい部分模様を単位に模様の部分編集を行なって、対応する刺繍縫いデータを作成できるようになり、結果としてミシンによる所望の模様縫いができるようになる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013