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発明の名称 ミシン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−120868(P2001−120868A)
公開日 平成13年5月8日(2001.5.8)
出願番号 特願平11−302642
出願日 平成11年10月25日(1999.10.25)
代理人 【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3B150
5B058
【Fターム(参考)】
3B150 AA07 AA15 CA09 CB04 CE09 CE23 GF02 LB03 MA03 MA06 NA80 NB18 QA05 QA06 QA07 QA08 
5B058 CA02 CA12 KA02 KA06 KA27 YA13
発明者 宮迫 雅己 / 川手 宣佳
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 主軸の回転によって上下動する針と布を相対移動して縫目を形成するミシンにおいて、複数の縫い模様に対応した縫製データを記憶した外部記憶手段と、この外部記憶手段と前記ミシンとを電気的に接続するコネクタと、前記外部記憶装置に記憶された縫製データを選択する選択手段と、この選択手段により選択された模様を読み出して縫目を形成する制御手段と、前記コネクタから前記外部記憶手段が外れたことを検出する検出手段と、この検出手段によって前記コネクタから前記外部記憶手段が外れたことが検出された際に、前記外部記憶手段と前記ミシンとの間で情報の書き込みまたは読み出しを行っている場合には、これを中断させる処理中段制御手段と、前記検出手段によって、前記ミシンと前記外部記憶手段とが再度接続されたことが検出された場合には、前記ミシンと前記外部記憶手段との間で中断された情報の書き込みまたは読み出しを再開させる処理再開制御手段と、を備えたことを特徴とするミシン。
【請求項2】 前記検出手段は、前記外部記憶手段に対する情報の書き込みまたは読み出しの処理が正常に行われているか否かを判別することを特徴とする請求項1記載のミシン。
【請求項3】 前記外部記憶手段は、縫製データが伝送される信号線と接続確認線とを備え、前記検出手段は、前記ミシンに設けられた前記コネクタを通じて前記接続確認線に流れる検出信号を検知することを特徴とする請求項1または2記載のミシン。
【請求項4】 前記検出手段によって前記ミシンから前記外部記憶手段が外れたことが検出された場合に、外部記憶手段が外れた旨の案内表示を行う表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のミシン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部記憶装置内に記憶された針落ちデータをもとに処理を行うミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般に普及しているコンピュータ制御のミシンでは、外部記憶装置としてROM(Read Only Memory)カードを利用することがある。ROMカードとは、内部に半導体記憶素子等の記憶媒体を備え、例えば、模様を刺繍するための針落ちデータを記憶している。このROMカードをミシンのカードコネクタに装着し、オペレータが、ROMカード内にデータが格納された模様の中から所望の模様を指定すれば、指定した模様のデータがROMカードから読み出され、刺繍が行われる。
【0003】ここで、従来のミシンにおけるROMカードの接続状態について、具体例を挙げて説明する。図6は、従来のミシンの基板200を示す図であり、同図に示すアドレスバスADDは、図示しないミシンの制御装置へ接続されている。また、基板200の図中右側には、カードコネクタ210を介してROMカードが接続される。
【0004】基板200は、ROMカードを取り外す際に操作されるイジェクトスイッチSW2を備えている。このイジェクトスイッチSW2を操作することにより、ROMカードが取り外し可能になる。
【0005】即ち、ROMカードの装着時には、図中のCRDSW信号は‘Lo’レベルであり、各アドレスバッファ201,202,203のゲートには‘Lo’レベルの信号が入力され、各アドレスバッファ201,202,203のゲートは開かれている。また、トランジスタFETがONの状態にあるため、ROMカードへの電源Vccが供給されている。この状態で、基板200は、ROMカード内のデータを読み出して、ミシンの制御装置(図示略)へ転送できる。
【0006】イジェクトスイッチSW2が押下されると、トランジスタTR1にベース電流が流れ、CRDSW信号は‘Hi’レベルとなる。このため、アドレスバッファ201,202,203のゲートが閉じられるとともに、ROMカードへの電源Vccが供給されなくなる。
【0007】つまり、従来のミシンにおいてROMカードを取り外す際は、イジェクトスイッチSW2を操作してROMカードを電気的に切り離し、その後ROMカードをカードコネクタ210から引き抜いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のミシンでは、ROMカードとミシン本体との間でデータが送受信されている最中にイジェクトスイッチSW2が押下されると、実行中のデータ送受信にエラーが発生してしまっていた。エラーが発生した場合、一度電源を切って再び起動し、処理開始の指示や処理対象の選択等、最初の段階から全ての操作をやり直さなければならず、中断後の復帰に長時間を要していた。
【0009】従って、イジェクトスイッチSW2を押下する際は、ROMカードのデータの読み出しが行われていないタイミングで行わなければならず、慎重を期する必要があった。
【0010】本発明の課題は、外部記憶装置に記憶されたデータを読み出して動作するミシンにおいて、外部記憶装置とミシン本体との間でデータを伝送中に外部記憶装置を取り外してしまっても、容易に作業を再開できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、主軸の回転によって上下動する針と布を相対移動して縫目を形成するミシン(1)において、複数の縫い模様に対応した縫製データを記憶した外部記憶手段(例えば、ROMカード2)と、この外部記憶手段と前記ミシンとを電気的に接続するコネクタ(例えば、カードコネクタ14)と、前記外部記憶装置に記憶された縫製データを選択する選択手段(例えば、タッチパネル17)と、この選択手段により選択された模様を読み出して縫目を形成する制御手段(例えば、図5に示す縫製処理を行うCPU11)と、前記コネクタから前記外部記憶手段が外れたことを検出する検出手段(例えば、図5のステップS24に示す処理を行うCPU11)と、この検出手段によって前記コネクタから前記外部記憶手段が外れたことが検出された際に、前記外部記憶手段と前記ミシンとの間で情報の書き込みまたは読み出しを行っている場合には、これを中断させる処理中段制御手段(例えば、図5のステップS32に示す処理を行うCPU11)と、前記検出手段によって、前記ミシンと前記外部記憶手段とが再度接続されたことが検出された場合には、前記ミシンと前記外部記憶手段との間で中断された情報の書き込みまたは読み出しを再開させる処理再開制御手段(例えば、図5のステップS35に示す処理を行うCPU11)と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項1記載の発明によれば、主軸の回転によって上下動する針と布を相対移動して縫目を形成するミシンにおいて、複数の縫い模様に対応した縫製データを外部記憶手段に記憶し、外部記憶手段とミシンとをコネクタによって電気的に接続し、外部記憶装置に記憶された縫製データを選択手段によって選択し、選択手段により選択された模様を制御手段によって読み出して縫目を形成し、コネクタから外部記憶手段が外れたことを検出手段によって検出し、検出手段によってコネクタから外部記憶手段が外れたことが検出された際に、外部記憶手段とミシンとの間で情報の書き込みまたは読み出しを行っている場合には、これを処理中段制御手段によって中断させ、検出手段によって、ミシンと外部記憶手段とが再度接続されたことが検出された場合には、ミシンと外部記憶手段との間で中断された情報の書き込みまたは読み出しを処理再開制御手段によって再開させる。
【0013】従って、外部記憶手段との間で情報の書き込みまたは読み出しを行っている状態で外部記憶手段が取り外された場合には、実行中の処理を中断する。そして、外部記憶手段が再び接続されたことを確認すると、中断された処理を再開する。これによって、情報の書き込みまたは読み出し中に外部接続手段を誤って取り外してしまっても、外部記憶手段を再び接続すれば処理を再開できる。このため、ミシンをリセットさせて処理を最初からやり直す等の操作が不要であり、また、作業効率を向上させ、オペレータの負担を軽減できる。
【0014】そして、請求項2記載の発明は、請求項1記載のミシンにおいて、前記検出手段は、前記外部記憶手段に対する情報の書き込みまたは読み出しの処理が正常に行われているか否かを判別することを特徴とする。
【0015】このように、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のミシンにおいて、検出手段は、外部記憶手段に対する情報の書き込みまたは読み出しの処理が正常に行われているか否かを判別する。
【0016】従って、外部記憶手段に対する情報の書き込みまたは読み出しの処理が正常に行われていないことを検知し、処理が正常に行われていない場合には処理中段制御手段によって処理を中断させることができるので、異常な情報の書き込みや必要な情報が読み出されないことによるトラブルを防止できる。また、処理中段制御手段によって中断された処理は処理再開制御手段によって再開できるので、仮に異常が発生しても、速やかに作業を再開できる。
【0017】そして、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のミシンにおいて、前記外部記憶手段は、縫製データが伝送される信号線と接続確認線とを備え、前記検出手段は、前記ミシンに設けられた前記コネクタを通じて前記接続確認線に流れる検出信号を検知することを特徴とする。
【0018】このように、請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載のミシンにおいて、外部記憶手段は、縫製データが伝送される信号線と接続確認線とを備え、検出手段は、ミシンに設けられたコネクタを通じて接続確認線に流れる検出信号を検知する。
【0019】従って、外部記憶手段が取り外されたことを接続確認線に流れる検出信号によって検知できるので、例えば、この検出信号に応じて、実行中の処理を自動的に中断することも可能である。このため、外部記憶手段が取り外された場合に速やかに対応できる。
【0020】そして、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記検出手段によって前記ミシンから前記外部記憶手段が外れたことが検出された場合に、外部記憶手段が外れた旨の案内表示を行う表示手段(例えば、LCD16)をさらに備えることを特徴とする。
【0021】このように、請求項4記載の発明によれば、請求項1から3のいずれかに記載のミシンにおいて、検出手段によってミシンから外部記憶手段が外れたことが検出された場合に、表示手段によって、外部記憶手段が外れた旨の案内表示を行う。
【0022】従って、外部記憶手段が外れたことを検知すると、外部記憶手段が外れていることを案内表示するので、オペレータに外部記憶手段を再度取り付けるように促し、作業を速やかに再開できる。これにより、検出手段による検知に基づいて実行中の処理を中断した場合に、オペレータに対して、その原因が外部記憶手段が外れたことである旨を通知するので、オペレータが速やかに対応することができ、中断された作業を速やかに再開できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を適用したミシンの実施の形態例を図1から図5に基づいて説明する。
【0024】[第1の実施の形態]先ず、図1は、本発明の第1の実施の形態におけるミシン1の制御系の構成を示すブロック図であり、同図に示すように、ミシン1は、CPU(Central Processing Unit )11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13とを実装し、端部にカードコネクタ14を備えたCPU基板10、及び、表示制御装置15、LCD(Liquid Crystal Display)16、タッチパネル17、電源制御装置18、メインモーター19、回転検出部20、従送り検出部21、従送りステッピングモータ22、送り検出部23、送りステッピングモータ24、針振り検出部25、針振りステッピングモータ26、主軸検出部27、下糸検知部28、スイッチ部29等の各部を備えて構成される。
【0025】また、ミシン1は刺繍装置3を備え、刺繍装置3は、X原点センサ31、X方向ステッピングモータ32、Y原点センサ33およびY方向ステッピングモータ34を備えている。
【0026】さらに、ミシンの制御装置1のCPU基板10が備えるカードコネクタ14には、後述するROMカード2が接続される。
【0027】CPU11は、電源スイッチをオンする動作によってミシン1の電源が投入されると、ROM12内に記憶された各種基本制御プログラムを読み込み、RAM13内に設けられるワークエリアに展開して実行し、ミシン1の各部を初期状態へ移行させ、その動作を制御する。
【0028】具体的には、CPU11は表示制御装置15を制御して、刺繍する模様の図案や操作の案内等、ミシンの動作に関する各種の画面をLCD16に表示させる。また、CPU11は、タッチパネル17が操作され、接触が検知された場合には、操作位置の座標を表示制御装置15によって取得させ、この操作位置の座標とLCD16における表示内容とに基づいて、指示操作の内容を特定させる。
【0029】そして、CPU11は、スイッチ部29が備えるスタート/ストップスイッチや、タッチパネル17における指示操作に基づいて、回転検出部20の検出値を参照しながらメインモーター19を駆動制御して縫製を行わせる。
【0030】さらに、CPU11は、主軸検出部27によって主軸の回転位相や針棒の状態が検知され、模様タイミング、および、枠移動タイミングを示す信号が出力されると、これらの信号に基づいてROMカード2からの針落ちデータの読み出しや枠の移動等を行わせる。
【0031】また、ROMカード2は、フラッシュメモリ、EEPROM等の半導体メモリ、或いは、光学的、磁気的記録媒体を内蔵しており、主に読み取り専用の記憶媒体であって、模様を刺繍するための針落ちデータを複数の模様について格納している。なお、ROMカード2に格納されるデータの保存形式や種類、データ量等は任意であり、例えばミシン1の制御プログラムを格納することも可能であるし、必要に応じて、格納されたデータの書き換えが可能な構成としても良い。
【0032】CPU11は、刺繍する模様の針落ちデータに基づいて刺繍装置3の各部を駆動制御し、所定の模様を刺繍する。ここで、CPU11は、カードコネクタ14にセットされたROMカード2から刺繍する模様の針落ちデータを読み出して刺繍することも可能である。この場合、CPU11は、ROMカード2内の針落ちデータを1針毎に読み出して、このデータに基づく縫いを行う動作を繰り返し実行する。従って、オペレータは、所望の模様の針落ちデータが記憶されたROMカード2を入手してカードコネクタ14にセットすれば良い構成となっている。
【0033】また、縫製動作中、CPU11は、針落ちデータの先読みを実行する。例えば、ROMカード2内の針落ちデータを順次取得しながら縫製を行う場合、CPU11は、縫製動作中の針位置から15針先の針落ちデータを取得する。このため、縫製動作中にROMカード2からデータが読み出せなくなった場合は、予め先読みしておいたデータの位置に運針する間に針を停止させれば、安全に停止できる。なお、通常、針停止動作は2〜3針運針する間に完了できる。針停止後、CPU11は、ROMカード2を再度セットするよう要求するメッセージをLCD16に表示させ、ROMカード2がセットされれば、針が停止した時点での針落ちデータから読み出しを再開し、縫製を開始する。
【0034】さらに、ミシン1の動作には、例えば、縫製に要する時間を計算する縫い時間計算処理のように、縫製動作を伴わず、ROMカード2内のデータを読み込みながら実行される処理がある。このような処理の実行中にカードコネクタ14からROMカード2が取り外された場合、CPU11のINT端子に割り込み信号が入力され、CPU11は即座に割り込み処理を行う。この割り込み処理の後、実行していた処理を中断し、ROMカード2をセットするよう要求するメッセージをLCD16に表示させて、ROMカード2が再度セットされたことを検知すると、中断していた処理を再開する。
【0035】CPU基板10上のROM12は、フラッシュメモリやEEPROM等の半導体メモリや、その他の記録媒体を備えた記憶媒体であって、ミシンの基本制御、および、縫製動作を実行するための各種プログラムおよびデータを格納する。なお、これらのプログラムやデータはCPU11によって読み取り可能な形式で記憶されている。
【0036】また、CPU基板10上のRAM13は、CPU11による処理において、プログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを形成する。
【0037】CPU基板10に取り付けられたカードコネクタ14は、ROMカード2を接続するためのコネクタであり、CPU基板10上に設けられた割り込み信号発生回路部10a(図2)に接続される。そして、割り込み信号発生回路部10aは、ROMカード2の取り外し操作を検出してCPU11へ割り込み信号を出力する。ここで、CPU基板10上の割り込み信号発生回路部10aの回路構成について、図2を用いて説明する。
【0038】図2は、割り込み信号発生回路部10aの構成を示す回路図である。この図2に示すように、割り込み信号発生回路部10aは、ROMカード2の取り外しの際に操作されるイジェクトスイッチSW1を備えている。割り込み信号発生回路部10aの一端はCPU11のINT端子に接続されており、イジェクトスイッチSW1が操作され、ROMカード2が取り外されると、割り込み信号発生回路部10aからCPU11のINT端子へ信号が出力される。なお、図2に示すROMカード2、カードコネクタ14及び割り込み信号発生回路部10a内には、CPU11へのデータ伝送等を行う伝送路が多数設けられているが、ここでは図示しない。
【0039】割り込み信号発生回路部10aには、一端が接地されたGNDラインと、一端部がCPU11のINT端子に接続されたCRDCONラインとが設けられている。CRDCONラインの他端部はROMカード2側に接続され、そのライン上には、抵抗R4を介して5Vの電源に接続されたノードN4が配置される。このノードN4は、ROMカード2の装着時にはROMカード2内のノードN3が位置するラインに接続される。
【0040】ノードN4は、反転増幅器14aの入力端に接続されており、その出力端にはダイオードD1のカソード側端子が接続される。そして、ダイオードD1のアノード側端子につながるライン上にはノードN5が配置され、ノードN5には抵抗R2を介して5Vの電源が接続される。
【0041】また、ノードN5には抵抗R3の一端が接続され、その他端はノードN6に接続される。ノードN5は、一端を接地されたイジェクトスイッチSW1に接続されている。さらに、ノードN6はCPU11のINT端子に接続されるとともに、コンデンサC1を介して接地されている。
【0042】一方、割り込み信号発生回路部10aのGNDライン上には、ノードN1が配置されている。このノードN1は、ROMカード2の装着時には、ROMカード2内のノードN2,N3が位置するラインに接続され、さらに、ノードN3およびノードN4を介してCRDCONラインに接続される。
【0043】即ち、ROMカード2の装着時には、割り込み信号発生回路部10aのGNDラインとCRDCONラインとが互いに接続されるため、ノードN4の電位はGNDラインの影響で‘Lo’レベルとなり、ノードN5の電位は‘Hi’レベルとなる。そして、CPU11にはINT端子を介し‘Hi’レベルの信号が入力される。
【0044】つまり、ROMカード2がセットされた状態では、CPU11には、INT端子を介して‘Hi’レベルの信号が入力される。
【0045】この状態で、イジェクトスイッチSW1が操作されると、ノードN5が接地するためにノードN5の電位が‘Lo’レベルに変化し、CPU11にはINT端子を介して‘Lo’レベルの信号が入力される。
【0046】同様に、ROMカード2がセットされた状態で、イジェクトスイッチSW1の操作なしにROMカード2が取り外されると、ノードN4がGNDラインから切り離されて‘Hi’レベルとなるため、ノードN5の電位が‘Lo’レベルとなり、CPU11にはINT端子を介して‘Lo’レベルの信号が入力される。
【0047】このため、割り込み信号発生回路部10aにおいては、イジェクトスイッチSW1の操作、あるいは、ROMカード2の取り外しが発生すると、CPU11のINT端子に‘Lo’レベルの信号が入力される。
【0048】従って、CPU11において、INT端子から入力される‘Lo’レベルの信号を検知することで、ROMカード2の取り外しが行われたことを検知できる。
【0049】表示制御装置15(図1)は、CPU11の制御に従って、LCD16およびタッチパネル17の駆動制御を実行する。LCD16の画面上にはタッチパネル17が一体に固定され、表示制御装置15は、LCD16の画面上に刺繍される模様や針落ち位置に関する情報等を表示させるとともに、タッチパネル17が操作された際には、その操作位置と表示内容とを対照して操作内容を特定する。
【0050】電源制御装置18は、図示しない家庭用又は一般用のAC電源に接続され、ミシン1の各部へ電源を供給する。メインモーター19は、電源制御装置18からの電源をもとに回転し、ミシンの主軸を駆動する。回転検出部20は、メインモーター19が回転する際の回転数を常に検知して、検知結果をCPU11へ出力する。
【0051】主軸検出部27は、ミシンの主軸の回転角(位相)を随時検出して、その検出結果をCPU11へ出力する。下糸検知部28は、ミシンの下糸における切れ等の異常を検出し、検出結果をCPU11へ出力する。また、スイッチ部29は、スタート/ストップ(Start/ Stop)スイッチ、リバーススイッチ、糸切りスイッチ等の各種スイッチを備えている。
【0052】以上のように構成されるミシン1の動作について、説明する。図3は、上記ミシン1の制御系により実行される縫い時間計算処理を示すフローチャートである。縫い時間計算処理とは、所定の模様を刺繍するために要する時間を、針落ちデータをもとに算出する処理である。この縫い時間計算処理では、ROMカード2内のデータの読み出しと、このデータに基づく演算処理が随時行われる一方、ミシンの針は動作しない。本第1の実施の形態においては、ミシン1の、針の動作を伴わない処理の一例として、縫い時間計算処理について説明する。
【0053】なお、この図3に示す縫い時間計算処理に先だって、ROMカード2内に複数の模様に関する針落ちデータが記憶されている場合は各模様の一覧がLCD16に表示され、タッチパネル17からの入力操作によって、縫い時間計算の対象となる模様が選択される。
【0054】図3の縫い時間計算処理においては、CPU11は、まず、ROMカード2が処理中に取り外された場合に備えて、ROMカード2の取り外しに対応する割り込み処理の後に戻るべき戻りアドレスを設定する(ステップS1)。
【0055】CPU11は、INT端子に割り込み信号が入力されると、CPU11は縫い時間計算処理から、予め割り込み処理として設定されたステップS9へ移行して、割り込み処理を即座に実行する。ステップS9の処理の後、CPU11は、図中左側に示す、縫い時間計算処理のルーチンに戻る必要がある。そこで、CPU11は、ステップS9の処理の後、ステップS1で設定された戻りアドレスを参照し、設定された箇所から縫い時間計算処理ルーチンに戻る。なお、本実施の形態においては、戻りアドレスとしてはステップS4が設定される。
【0056】ステップS2で、CPU11は、INT端子に入力される信号を受付可能な状態に移行する。このため、ステップS3以降では、CPU11のINT端子に‘Lo’レベルの信号が入力されると、割り込み処理を実行する。
【0057】ステップS3で、CPU11は、RAM13内の計算用のメモリエリアをクリアし、ROMカード2がカードコネクタ14にセットされているか否かを判別し、また、セットされたROMカード2の種類が適合しているか等を確認して、縫い時間計算処理を開始するための初期化処理を行う。
【0058】続いて、ステップS4では、CPU11が割り込み処理から戻ったのか否かを判別する。即ち、CPU11のINT端子に割り込み信号が入力されると、CPU11は後述する割り込み処理を実行し、縫い時間計算処理ルーチンに戻る。そこで、ステップS4では、割り込み処理からステップS4に戻ってきたのか、或いは、縫い時間計算処理の過程でステップS3の処理の後にステップS4に移行してきたのかを判別する。判別の結果、割り込み処理から戻ったのであればCPU11はステップS10に移行し、ステップS3から移行してきたのであればステップS5へ移行する。
【0059】ステップS5で、CPU11は、まずROMカード2内の針落ちデータを1針毎に読み出す。そして、読み出された針落ちデータから、当該データが示す位置を縫うために要する時間を計算し、先に計算された時間と合計して累計時間を求める。
【0060】ステップS6では、計算対象の模様に関する全ての針落ちデータを計算したか否かを判別し、模様に係る全てのデータを読み出して計算したのであればステップS7へ移行し、未だ全てのデータを計算していなければ、ステップS5に戻る。
【0061】つまり、CPU11は、ステップS5およびステップS6で、ROMカード2内の針落ちデータを読み出して縫い時間の累計を計算する処理を、1針毎に、模様の全ての針落ちデータを計算するまで繰り返して行う。また、CPU11は、ステップS5で針落ちデータから縫製時間を計算した際に、その演算結果をRAM13内に記憶する。
【0062】ステップS6では、CPU11のINT端子をクローズし、INT端子へ信号が入力されても無視する状態へと移行する。ステップS6では既に縫い時間の計算を終了しているので、ROMカード2が取り外されても処理に支障はなく、割り込み信号を受け付ける必要がないためである。そして、ステップS7で、CPU11は、縫い時間の計算に関する一連の処理を終了する。
【0063】図3に示す縫い時間計算処理において、CPU11は、INT端子に‘Lo’レベルの信号が入力されると割り込み処理を実行する。従って、イジェクトスイッチSW1(図2)が押下され、或いは、ROMカード2が取り外されると、上記のように、割り込み信号発生回路部10aからCPU11のINT端子に‘Lo’レベルの信号が入力されるので、CPU11は割り込み処理を開始する。
【0064】ここで、割り込み処理について説明する。縫い時間計算処理では、ステップS2で割り込みが可能となり、ステップS7で割り込みが禁止されるまでの間、CPU11のINT端子に割り込み信号が入力可能となっている。この間に、INT端子に‘Lo’レベルの割り込み信号が入力されると、CPU11はステップS9へ移行して割り込み処理を実行し、処理中断フラグを設定する。この処理中断フラグは、例えば、RAM13内に格納される。
【0065】その後、CPU11は、ステップS1で設定された戻りアドレスを参照し、この戻りアドレスに従って、割り込み処理へ移行する前に実行していた縫い時間計算処理処理のルーチンに戻る。本実施の形態では、戻りアドレスはステップS4を示している。従って、CPU11は、ステップS9の処理を行った後、縫い時間計算処理のステップS4へ移行する。
【0066】ステップS4では、RAM13内の処理中断フラグを参照し、フラグが設定されていれば、割り込み処理から戻ったと判別して、ステップS10へ移行する。
【0067】ステップS10では、割り込み処理の前に実行していた処理について、当該処理が縫い時間計算処理であることや、処理対象の模様の種類等を示すデータをRAM13に記憶させて、縫い時間計算処理を正常に中断し、ステップS11に移行する。ステップS11では、ROMカード2をセットするよう要求するメッセージをLCD16に表示させ、ステップS12へ移行する。
【0068】ステップS11でLCD16に表示されるメッセージは、例えば、図5に示すようなメッセージである。図4は、メッセージ表示画面161を示す図である。このメッセージ画面161には、画面右側に「OK」、「中止」と表示され、オペレータは、タッチパネル17によって、処理の再開、或いは、処理中止を指示できる。
【0069】ステップS12では、オペレータによるタッチパネル17への入力操作の内容が判別され、縫い時間計算処理の再開が指示された場合にはステップS13へ移行する。また、縫い時間計算処理を、中断したまま終了するよう指示された場合には、ステップS14へ移行する。
【0070】ステップS13では、カードコネクタ14にROMカード2がセットされるまで待機して、ROMカード2がセットされると、縫い時間計算処理のステップS3へ戻る。そして、ステップS10でRAM13内に記憶されたデータを参照し、中断した処理と同じ処理、即ち、縫い時間計算処理を同一の処理対象について再び開始する。
【0071】また、ステップS14では、CPU11のINT端子への信号の入力を禁止して、‘Lo’レベルの信号が入力されても割り込み処理を実行しない状態に移行し、処理を終了する。
【0072】以上のように、本発明の第1の実施の形態におけるミシン1によれば、ROMカード2がカードコネクタ14にセットされた状態において、ミシン1の動作中、例えば縫い時間計算処理中にROMカード2が取り外された場合、或いは、イジェクトスイッチSW1が操作された場合には、割り込み信号発生回路部10aからCPU11のINT端子に割り込み信号が入力され、CPU11によって割り込み処理が開始され、RAM13に処理中断フラグが設定される。そして、戻りアドレスに従って割り込み処理から復帰したCPU11は、それまで実行中の処理の種類や処理中の模様等のデータをRAM13に記憶させて当該処理を中断させ、LCD16上にROMカード2をセットするよう要求するメッセージを表示させる。そして、オペレータによるタッチパネル17における操作によって指示される内容に従って、処理を終了するか、或いは、ROMカード2が再度セットされた後に中断していた処理を再開する。また、処理再開の際には、RAM13内に記憶されていた処理の種類や処理中の模様等のデータを参照し、中断していた処理と同様の処理を自動的に開始する。
【0073】このため、ROMカード2からデータが読み出されている最中に誤ってROMカード2を取り外してしまっても、処理の再開を指示した後にROMカード2をセットすれば、中断した処理を容易に再開させることができる。即ち、ROMカード2を取り外したことで、ミシン1の電源を切ってリセットさせたり、電源を再度投入してから全ての指示や設定をやり直す等の操作をする必要がない。これにより、ROMカード2を誤って外してしまった場合のオペレータの負担を軽減し、また、誤ってROMカード2を外してはならないという精神的な負担をも軽減できる。さらに、中断した処理を開始させるための無駄な動作の繰り返しを省き、素早く作業を再開できるので、効率向上を図ることができる。
【0074】また、ROMカード2を外した際に、タッチパネル17における指示操作によって、中断している処理をそのまま終了させることも、処理を再開させることもできるので、ROMカード2を外すことによってミシン1に指示を与えて、オペレータの都合に応じた動作を行わせることができる。
【0075】なお、上記実施の形態におけるミシン1では、ミシン1の処理の一例として縫い時間計算処理を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他にも、ROMカード2内に格納された複数の模様を画面表示する「模様選択画面表示処理」、さらに、ROMカード2内の模様から特定の模様が選択された際、選択された模様の映像を画面表示する「選択模様表示処理」、選択された模様が枠内に配置された状態を画面表示する「レイアウト表示処理」、選択された模様を画面表示しながら編集する「模様編集処理」や、或いは、色確認、色替えの際の主軸・モーター停止、縫い修正時の模様表示、縫い修正での運針変更、圧縮データの解凍等、ROMカード2内のデータを読み込みながら実行する各種処理に本発明を適用可能である。
【0076】[第2の実施の形態]続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態におけるミシン1と同様のミシンによって、針を動作させる処理を行った場合を例に挙げて説明する。なお、ミシン1の各部については、上記第1の実施の形態と同様の構成によってなるものであり、その構成についての図示および説明は省略する。
【0077】図5は、ミシン1により実行される縫製処理を示すフローチャートである。縫製処理は、ROMカード2内に格納された針落ちデータを読み込みながら所定の模様を刺繍する処理であり、メインモーター19等の各駆動部が動作する。本第2の実施の形態においては、ミシン1の、針の動作を伴う処理の一例として、縫製処理について説明する。
【0078】なお、図5に示す縫製処理に先立って、ROMカード2内に複数の模様についての針落ちデータが格納されている場合には、各模様の一覧がLCD16に表示され、タッチパネル17からの入力操作によって、縫製する模様が選択される。
【0079】まず、スイッチ部29が備えるスタート/ストップスイッチがONにされると(ステップS21)、メインモーター19の動作が開始される(ステップS22)。
【0080】続いて、CPU11は、主軸検出部27によって、主軸が模様タイミング発生の位置にあると検知されるまで、待機状態に移行する(ステップS23)。なお、ここで、模様発生タイミングとは、ほぼ針が針板に刺さった状態を指し、模様に関する情報を取得するためのタイミングのことである。
【0081】CPU11は、主軸の回転位置が模様発生タイミングに達したことを示す信号が主軸検出部27から入力されると(ステップS23;Yes)、カードコネクタ14にROMカード2がセットされているか否かを判別する(ステップS24)。そして、ROMカード2がセットされていればステップS25へ移行し、ROMカード2がセットされていなければステップS31へ移行する。
【0082】ステップS25で、CPU11はROMカード2から模様のデータを読み込んでステップS26へ移行し、主軸検出部27によって主軸が枠移動タイミングの位置にあると検知されるまで待機する(ステップS26)。なお、枠移動タイミングとは、ほぼミシン1の針が針板から抜ける状態を指し、刺繍枠の移動を開始できるタイミングである。
【0083】このステップS25で、CPU11は、読み込んだデータを順次RAM13内に一時的に記憶する。ここで、CPU11は、RAM13内に記憶されるデータが15針分に達する間で、ROMカード2内からまとめてデータを読み込む構成としても良い。即ち、縫製を行っている間、CPU11は、実際に針が動作する針位置よりも先の位置に関するデータを取得する構成とすれば、何らかのトラブルがあった場合であっても、先読みをした15針分のデータを縫製している間に対処すればよい。本実施の形態では、図5に示す縫製処理において先読みを行い、15針先のデータをROMカード2から読み出してRAM13内に記憶する構成としても良い。
【0084】ステップS26の待機中に、主軸が枠移動タイミングに達したことを示す信号が主軸検出部27から入力されると(ステップS26;Yes)、CPU11は、刺繍装置3を駆動制御し、ROMカード2から読み込んだデータに基づいて刺繍枠を移動させて刺繍を行わせる(ステップS27)。
【0085】ステップS27で枠が移動され、刺繍が行われた後、CPU11は、刺繍中の模様の縫製が全て終了したか否かを判別し(ステップS28)、全て終了した場合には(ステップS28;Yes)、ステップS29へ移行してメインモーター19を停止させて処理を終了する。なお、RAM13内に、ROMカード2から読み出されてまだ縫製されていないデータが格納されている場合には、CPU11は、RAM13内のデータに基づく縫製を完了させて、メインモーター19を停止させる。また、刺繍中の模様の縫製が終了していない場合には(ステップS28;No)、ステップS23へ戻って刺繍を続ける。
【0086】以上の縫製処理において、カードコネクタ14からROMカード2が取り外されると、ステップS24でROMカード2の有無を判別する際に検知される。
【0087】即ち、ステップS24で、ROMカード2がセットされていないと判別された場合には、CPU11は、ステップS31に移行し、メインモーター19を停止させる。
【0088】そして、ROMカード2からデータを読み出す処理を全て停止して(ステップS32)、LCD16の画面上に、ROMカード2をセットするよう要求するメッセージを表示させる(ステップS33)。このステップS33でLCD16に表示されるメッセージは、例えば、上記第1の実施の形態におけるメッセージ画面161(図4)と同様の画面である。
【0089】CPU11は、オペレータによるタッチパネル17での操作内容を判別し、縫製再開が指示された場合には(ステップS34;Yes)、ステップS35へ移行して、ROMカード2がセットされるまで待機する。
【0090】そして、ROMカード2がセットされるとステップS21へ戻り、メインモーター19を動作させて縫製を開始する。なお、ここで縫製が開始される際には、RAM13内に記憶されたデータをもとに、その続きに該当するデータをROMカード2から読み出すことができる。このため、先に中断された縫製処理の続きから処理を再開できるので、最初から縫製をやり直す必要がない。
【0091】なお、ステップS34で、オペレータの操作によって縫製を終了する旨の指示が入力された場合には、CPU11は、そのまま処理を終了する。
【0092】以上のように、本発明の第2の実施の形態におけるミシン1によれば、ROMカード2が格納されたデータの中から所定の模様の針落ちデータをもとに刺繍を行う縫製処理において、ROMカード2からデータを順次読み出してRAM13内に格納し、このデータに従って刺繍枠を移動させて縫製する動作を、ROMカード2内の全てのデータを読み出すまで実行する。ROMカード2内のデータを全て読み出す前にROMカード2が取り外されると、ROMカード2からのデータ読み込み処理を行わずにメインモーター19を停止させる。そして、ROMカード2をセットするよう要求するメッセージをLCD16に表示させて、タッチパネル17におけるオペレータの操作を判別し、処理を終了する旨の指示が入力された場合は処理を終了する。また、処理を再開する旨の指示が入力された場合には、ROMカード2がセットされた後に、RAM13内に格納されたデータに続くデータから読み出しを開始して、縫製処理を再開する。
【0093】このため、ミシン1の針が動作状態にあって、ROMカード2からデータが読み出されている最中に、誤ってROMカード2を取り外してしまっても、処理の再開を指示した後にROMカード2をセットすれば、中断した処理を中断した時点から容易に再開させることができる。即ち、CPU11は、ステップS24(図5)でROMカード2の有無を検知し、ROMカード2が無い場合は処理を中断するので、ROMカード2が接続されていないにも関わらず連続して処理を行ってトラブルを招く恐れがない。そして、ROMカード2を取り外したことで、ミシン1の電源を切ってリセットさせたり、電源投入後に全ての指示や設定をやり直す等の操作をする必要がない。これにより、ROMカード2を誤って外してしまった場合のオペレータの負担をより一層軽減し、また、誤ってROMカード2を外してはならないという精神的な負担をも軽減できる。さらに、中断した処理を開始させるための無駄な動作の繰り返しを省き、素早く作業を再開できるので、作業効率の向上を図ることができる。
【0094】さらに、ROMカード2を外した際に、中断している処理をそのまま終了させることも、処理を再開させることもできるので、ROMカード2を外すことによってミシン1に指示を与えて、オペレータの都合に応じた動作を行わせることができる。
【0095】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、外部記憶手段との間で情報の書き込みまたは読み出しを行っている状態で外部記憶手段が取り外された場合には、実行中の処理を中断する。そして、外部記憶手段が再び接続されたことを確認すると、中断された処理を再開する。これによって、情報の書き込みまたは読み出し中に外部接続手段を誤って取り外してしまっても、外部記憶手段を再び接続すれば処理を再開できる。このため、ミシンをリセットさせて処理を最初からやり直す等の操作が不要であり、また、作業効率を向上させ、オペレータの負担を軽減できる。
【0096】請求項2記載の発明によれば、外部記憶手段に対する情報の書き込みまたは読み出しの処理が正常に行われていないことを検知し、処理が正常に行われていない場合には処理中段制御手段によって処理を中断させることができるので、異常な情報の書き込みや必要な情報が読み出されないことによるトラブルを防止できる。また、処理中段制御手段によって中断された処理は処理再開制御手段によって再開できるので、仮に異常が発生しても、速やかに作業を再開できる。
【0097】請求項3記載の発明によれば、外部記憶手段が取り外されたことを接続確認線に流れる検出信号によって検知できるので、例えば、この検出信号に応じて、実行中の処理を自動的に中断することも可能である。このため、外部記憶手段が取り外された場合に速やかに対応できる。
【0098】請求項4記載の発明によれば、外部記憶手段が外れたことを検知すると、外部記憶手段が外れていることを案内表示するので、オペレータに外部記憶手段を再度取り付けるように促し、作業を速やかに再開できる。これにより、検出手段による検知に基づいて実行中の処理を中断した場合に、オペレータに対して、その原因が外部記憶手段が外れたことである旨を通知するので、オペレータが速やかに対応することができ、中断された作業を速やかに再開できる。




 

 


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