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発明の名称 紙トレー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−96647(P2001−96647A)
公開日 平成13年4月10日(2001.4.10)
出願番号 特願平11−280990
出願日 平成11年10月1日(1999.10.1)
代理人 【識別番号】100111659
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 聡
【テーマコード(参考)】
3E075
【Fターム(参考)】
3E075 AA08 BA30 CA01 DC18 DC43 DC44 GA03 
発明者 長田 慎一 / 山本 哲浩
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 板紙積層材をプレス成形して作製されたフランジと側板と底板を有する長方形状の紙トレーであって、前記底板に長辺に平行な波形凹凸が形成された構成からなることを特徴とする紙トレー。
【請求項2】 前記側板に全周にわたる水平方向の段部が形成された構成からなることを特徴とする請求項1記載の紙トレー。
【請求項3】 角丸の長方形状であり、4箇所の角部のフランジ形成領域および側板形成領域に、外周端から外周端を形成する円弧の中心に向って延びる複数の長い押罫および短い押罫が交互に形成されるとともに、短辺側の角部を除く側板形成領域およびフランジ形成領域に端縁に直角方向の長い押罫が形成された形状のブランク板をプレス成形することにより作製されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の紙トレー。
【請求項4】 前記板紙積層材が外面プラスチック層と板紙層と内面プラスチック層が積層された構成からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紙トレー。
【請求項5】 前記外面プラスチック層および前記内面プラスチック層がプロピレンホモポリマー樹脂、エチレン成分を含むプロピレン樹脂からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の紙トレー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉類等の食品の包装に使われる剛性に優れた紙トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、肉類等の食品を包装するためのトレーとしてはポリスチレン、発泡ポリスチレン、ポリプロピレン等の樹脂からなるプラスチック成形トレーが一般的に使用されている。プラスチック成形トレーでは、重量物を包装するために剛性が必要であれば使用するプラスチックの厚さを大きくすれば剛性の優れた強度のあるトレーとすることができるが、その場合、プラスチック成形トレーの嵩が大きくなるとともにプラスチックであるために、使用済みトレーを廃棄する際に廃棄物公害の問題が発生するという欠点がある。廃棄物公害の問題の発生しないトレーとして紙トレーが知られているが、紙トレーの場合、プレス成形適性の問題があるので、使用する板紙の厚さを極端に厚くすることができないため、1kg程度の重い内容物を包装する大きい紙トレーとした際に剛性が不足してトレーが撓み取り扱いにくいという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重量の大きい内容物を包装した場合でも撓みが少なく取り扱いやすい剛性の優れた紙トレーを提供することである。
【0004】板紙積層材をプレス成形して作製されたフランジと側板と底板を有する長方形状の紙トレーであって、底板に長辺に平行な波形凹凸が形成された構成とすることにより、波形凹凸がリブの作用をして長手方向の剛性が大きくなるので、重量のある肉類等を包装するのに適した紙トレーとすることができる。また、肉類等を包装した場合に肉類等から分離してくる水分や油分が波形凹凸の凹部に溜まるのでべたつくことがない。
【0005】上記の紙トレーにおいて、側板に全周にわたる水平方向の段部を形成した構成とすることにより、側板の剛性が高くなるので、より剛性の優れた紙トレーとすることができる。
【0006】上記の紙トレーにおいて、角丸の長方形状であり、4箇所の角部のフランジ形成領域および側板形成領域に、外周端から外周端を形成する円弧の中心に向って延びる複数の長い押罫および短い押罫が交互に形成されるとともに、短辺側の角部を除く側板形成領域およびフランジ形成領域に端縁に直角方向の長い押罫が形成された形状のブランク板をプレス成形することにより作製された構成とすることにより、底板に長辺に平行な波形凹凸を有する形状とした場合でも、プレス成形がやりやすくなるとともに、保形性の優れた紙トレーとすることができる。
【0007】上記の紙トレーにおいて、板紙積層材を、外面プラスチック層と板紙層と内面プラスチック層からなる構成とすることにより、耐水性の優れた紙トレーとなるので冷凍ないしは冷蔵保管する用途に使用可能となる。
【0008】上記の紙トレーにおいて、外面プラスチック層および前記内面プラスチック層をプロピレンホモポリマー樹脂、エチレン成分を含むプロピレン樹脂とした構成とすることにより、上記のプロピレン樹脂は耐熱性が良く且つ比較的安価な樹脂であるため、プレス成形適性が優れるとともに、低価格の紙トレーとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態を示す斜視図、図2は図1のI−I断面図、図3は実施形態のブランク板を示す平面図、図4は実施形態の積層構成を示す図であり、2はフランジ、2'はフランジ形成領域、3は側板、3'は側板形成領域、4は底板、4'は底板形成領域、5, 6, 7 は絞りしわ、5', 6', 7'は押罫、8は凸部、9は凹部、10は段部、11は内面プラスチック層、12は板紙層、13は外面プラスチック層、14は印刷層をそれぞれ表す。
【0010】本発明の実施形態は図1および図2に示すとおりである。形状は、図1に示すように、角丸で長方形状の底板4とその外周端に形成された側板3と側板3の上端に全周にわたって形成されたフランジ2とからなる長方形状の紙トレーであって、底板4には凸部8と凹部9からなる長辺方向に平行な波形凹凸が形成され、側板3とフランジ2の4隅の角部および短辺側の側板2の角部以外の領域にプレス成形時に板紙積層材が絞られて生じる複数本の絞りしわ5, 6および絞りしわ7が形成された状態となっている。実施形態の断面形状は、図2に示すとおりであり、端縁を下方に折り曲げたフランジ2と、水平方向に段部10が形成された側板3と、複数の凸部8と凹部9からなる長辺方向に平行な波形凹凸が形成された底板4を有する構成である。
【0011】実施形態の形状とすることにより、長辺方向に平行に形成された波形凹凸がリブの作用をするので、紙トレーの剛性、特に底板4の長辺方向の剛性が優れたものとなり、重量の大きい内容物を包装した場合でも、紙トレーの撓みが少なくなるのでより取扱い易くなる。また、側板3に形成された段部10およびフランジ2の端縁を下方に折り曲げた部分もリブの作用をするので、紙トレーの剛性はより優れたものとなっている。波形凹凸の凸部8と凹部9間の高さを3〜6mmとし、波形凹凸の隣接する凸部8間ないしは凹部9間の間隔を10〜20mmとするの好ましい。底板4のリブの効果としては、波形凹凸の高さを大きくし間隔を小さくした方が好ましいのであるが、プレス成形性が悪くなり成形が不可能となるので上記の範囲に設定する必要がある。
【0012】実施形態の紙トレーを作成するためのブランク板は、図3に示すように、角丸の長方形状であり、4箇所の角部のフランジ形成領域2'および側板形成領域3'には、外周端から外周端を形成する円弧の中心に向って延びる複数の長い押罫5'および短い押罫6'が交互に形成されるとともに、短辺側の側板3およびフランジ2の角部を除く領域には端縁に直角方向の長い押罫7'が形成されている。角部に長い押罫5'と短い押罫6'を交互に形成することにより、プレス成形時に絞られるブランク板の4隅の領域に押罫を密に形成できるので、プレス成形時における紙トレー角部の絞り性がよくなり、成形された紙トレーの角部の保形性が優れたものとなる。また、短辺側の側板3およびフランジ2の角部を除く領域に長い押罫7'を形成することにより、底板4に長辺方向に平行な凸部8と凹部9からなる波形凹凸を形成し易くなるものである。紙トレーの絞りしわ5, 6, 7 はブランク板に形成された押罫5', 6', 7'に沿って生じるものである。
【0013】ブランク板に形成する押罫5',6',7'の形状としては、巾が0.5〜1.0mmで深さが50〜200μとし、押罫5',6' の間隔は2〜5mmとするのが好ましい。間隔が2mm以下では打抜機の構造面に押罫を安定して入れることができず、5mm以上では押罫5',6' に沿って絞ることにより滑らかな角部の形状に成形することができなくなる。押罫7'の間隔は2〜10mmとするのが好ましい。押罫5', 7'の長さはフランジ形成領域2'と側板形成領域3'の全体をよぎる長さとし、押罫6'の長さは押罫5'の約半分の長さとするのが好ましい。
【0014】本発明の実施形態の紙トレーを作製するための板紙積層材の構成は、図4に示すように、内面側から内面プラスチック層11と板紙層12と外面プラスチック層13が積層され、板紙層12の外面プラスチック層13の側に印刷層14が形成された構成である。内面プラスチック層11および外面プラスチック層13を形成する樹脂としてはポリプロピレン、ポリエステル、ポリメチルペンテン、ポリカーボネート等を使用することもできるが、価格面、板紙に積層する際の作業性を考慮するとプロピレン樹脂が適当であり、プロピレン樹脂としてはプロピレンホモポリマー樹脂ないしはエチレン成分を含むプロピレン樹脂が使用される。外面プラスチック層11および内面プラスチック層13は、プロピレンホモポリマー樹脂ないしはエチレン成分を含むプロピレン樹脂を熱溶融押出しすることにより板紙層12面に積層されるものであり、15〜20μの厚さに積層することができるのでコスト安となる。なお、耐水性を必要としない用途に使用する紙トレーの場合には外面プラスチック層13をなくした構成とすることができる。
【0015】内面プラスチック層11および外面プラスチック層13を構成するプロピレンホモポリマー樹脂として、主鎖に長鎖分岐構造をもつことにより従来のポリプロピレンの欠点であった溶融張力の低さを改良したハイ・メルトストレングス・ポリプロピレンを使用することにより熱溶融押出しが可能となる。ハイ・メルトストレングス・ポリプロピレン(HMS−PP)としては、例えば、Montell社HMS−PP(PF−611)が好適に使用できる。熱溶融押出し可能なエチレン成分を含むプロピレン樹脂としては、プロピレン−エチレン共重合体ないしはプロピレンホモポリマー樹脂とポリエチレン等のブレンド物からなり、エチレン成分が5〜30%含む組成のものが一般的に使用される。上記のプロピレン樹脂は耐熱性がよいのでプレス成形適性の優れた板紙積層材とすることができる。
【0016】板紙層12としては、白ボール、マニラボール、カップ原紙、カード紙、アイボリー紙等の板紙が使用される。板紙を使用することによりプレス成形された紙トレーの剛性を優れたものとすることができ、雄雌金型を使用したプレス成形の適性を考慮すると坪量が260〜400g/m2 のものを使用するのが好ましい。板紙の外面プラスチック層側にはグラビア印刷等により印刷層14が設けられる。紙トレーを作製するための積層体としては、内面側から順に、プロピレンホモポリマー樹脂20μ/カップ原紙320g/印刷層/プロピレンホモポリマー樹脂20μ、エチレン成分を含むポリプロピレン樹脂20μ/カップ原紙320g/印刷層/プロピレンホモポリマー樹脂20μ、エチレン成分を含むプロピレン樹脂20μ/カップ原紙320g/印刷層/エチレン成分を含むプロピレン樹脂20μ等である。
【0017】
【発明の効果】板紙積層材をプレス成形して作製されたフランジと側板と底板を有する長方形状の紙トレーであって、底板に長辺に平行な波形凹凸が形成された構成とすることにより、波形凹凸がリブの働きをして長手方向の剛性が優れた紙トレーとなるので、1kg程度の肉類等を包装するのに適したものとなる。また、内容物から分離した水分、油分等が波形凹凸の凹部に溜まるのでべたつくことがない。上記の紙トレーにおいて、側板に全周にわたる水平方向の段部を形成した構成とすることにより、側板の剛性を高くすることができる。上記の紙トレーにおいて、角丸の長方形状であり、4箇所の角部のフランジ形成領域および側板形成領域には、外周端から外周端を形成する円弧の中心に向って延びる複数の長い押罫および短い押罫が交互に形成されるとともに、短辺側の側板形成領域およびフランジ形成領域に端縁に直角方向の押罫が形成された形状のブランク板をプレス成形することにより作製された構成とすることにより、底板に長辺に平行な波形凹凸を有する形状とした場合でも、プレス成形がやりやすくなるとともに、保形性の優れた紙トレーとすることができる。上記の紙トレーにおいて、板紙積層材を、外面プラスチック層と板紙層と内面プラスチック層からなる構成とすることにより、耐水性の優れた紙トレーとなるので冷凍ないしは冷蔵保管する用途に使用可能となる。上記の紙トレーにおいて、外面プラスチック層および前記内面プラスチック層をプロピレンホモポリマー樹脂、エチレン成分を含むプロピレン樹脂とした構成とすることにより、上記のプロピレン樹脂は耐熱性が優れるとともに比較的安価な樹脂であるため、プレス成形適性が優れるとともに低コストの紙トレーとすることができる。




 

 


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