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発明の名称 トリアゾール化合物およびその製造法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−187786(P2001−187786A)
公開日 平成13年7月10日(2001.7.10)
出願番号 特願2000−318044(P2000−318044)
出願日 平成12年10月18日(2000.10.18)
代理人
発明者 濱田 敏正 / 武山 敏明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 式(1)
【化1】

〔上記式中、AはHまたは【化2】

であり、R1およびR2はそれぞれ独立してC1-4アルキルを表わし、R1とR2とが 一緒になってC4-6アルキレンまたはC2-3アルキレンオキシC2-3アルキレンを形成していてもよく、YはH、ハロゲン、C1-8アルキル、C1-6アルコキシ、C1-10アルキルチオ、C1-6 ハロアルキル、C1-6ハロアルキルチオ、CN、CHO、C1-4アルキルカルボニル、置換されていても良いベンジルチオ、置換されていても良いフェニルまたは置換されていても良いベンジルであり、但し、Yが置換されていても良いベンジルチオ、置換されていても良いフェニルまたは置換されていても良いベンジルである場合、その置換基の種類としては、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4 アルコキシ、C1-4 ハロアルキルオキシ、C1-4 アルキルチオ、C1-4 ハロアルキルチオ、C1-4アルキルスルホキシ、C1-4アルキルスルホニル、CN、NO2またはC1-4 アルコキシカルボニルであり、その置換基の数は1〜5であり、その置換基は同一かもしくは相異なっていても良い。〕で表されるトリアゾール化合物。
【請求項2】 Aが【化3】

である請求項1記載のトリアゾール化合物。
【請求項3】 AがHである請求項1記載のトリアゾール化合物。
【請求項4】 YがHである請求項1、2および3記載のトリアゾール化合物。
【請求項5】 R1およびR2がメチルである請求項1、2、3および4記載のトリアゾール化合物。
【請求項6】 式(2)
【化4】

〔式中、Y、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わす。〕で示される化合物もしくは式(3)
【化5】

〔式中、Y、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わす。〕で示される化合物を塩素酸化することを特徴とする式(6)
【化6】

〔式中、Y、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わす。〕で示されるスルホニルクロリド誘導体の製造法。
【請求項7】 式(2)で示される化合物を還元することにより製造した式(3)で示される化合物を用いる、請求項6記載の製造方法。
【請求項8】 式(4)
【化7】

〔式中、Yは前記と同様の意味を表わす。〕で示されるジスルフィド誘導体と、式(5)
【化8】

〔式中、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。〕で示されるスルファモイルハライド誘導体を反応させることにより製造した式(2)で示される化合物を用いる、請求項6および7記載の製造法。
【請求項9】 式(4)で示されるジスルフィド誘導体と式(5)で示されるスルファモイルハライド誘導体とを反応させることを特徴とする、式(2)で示される化合物の製造法。
【請求項10】式(2)で示される化合物を還元することによる、式(3)で示される化合物の製造法。
【請求項11】 YがHである場合の、請求項6,7,8,9および10記載の製造法。
【請求項12】 R1 およびR2 がメチルである、請求項6,7,8,9,10および11記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬、特に優れた殺菌活性を有する化合物を製造するための中間体として有用な新規トリアゾール化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】国際出願公開第97/41113号公報および国際出願公開第99/21851号公報には、優れた殺菌活性を有する化合物を製造するための中間体として、3−クロロスルホニル−1−ジアルキルスルファモイル−1,2,4−トリアゾ−ルが記載されている。その合成方法としては、特開平7−215971号公報に該化合物を合成する方法が記載されているが、必ずしも有効な製造方法とはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、3−クロロスルホニル−1−ジアルキルスルファモイル−1,2,4−トリアゾ−ルの収率よい有利な合成法を見いだし、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記〔1〕ないし〔12〕に関するものである。
【0004】〔1〕式(1)
【0005】
【化9】

【0006】〔上記式中、AはHまたは【0007】
【化10】

【0008】であり、R1およびR2はそれぞれ独立してC1-4アルキルを表わし、R1とR2とが 一緒になってC4-6アルキレンまたはC2-3アルキレンオキシC2-3アルキレンを形成していてもよく、YはH、ハロゲン、C1-8アルキル、C1-6アルコキシ、C1-10アルキルチオ、C1-6 ハロアルキル、C1-6ハロアルキルチオ、CN、CHO、C1-4アルキルカルボニル、置換されていても良いベンジルチオ、置換されていても良いフェニルまたは置換されていても良いベンジルであり、但し、Yが置換されていても良いベンジルチオ、置換されていても良いフェニルまたは置換されていても良いベンジルである場合、その置換基の種類としては、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4 アルコキシ、C1-4 ハロアルキルオキシ、C1-4 アルキルチオ、C1-4 ハロアルキルチオ、C1-4アルキルスルホキシ、C1-4アルキルスルホニル、CN、NO2またはC1-4 アルコキシカルボニルであり、その置換基の数は1〜5であり、その置換基は同一かもしくは相異なっていても良い。〕で表されるトリアゾール化合物。
【0009】〔2〕Aが、【0010】
【化11】

【0011】である、上記〔1〕記載のトリアゾール化合物。
【0012】〔3〕AがHである、上記〔1〕記載のトリアゾール化合物。
【0013】〔4〕YがHである、上記〔1〕、〔2〕および〔3〕記載のトリアゾール化合物。
【0014】〔5〕R1およびR2がメチルである、上記〔1〕、〔2〕、〔3〕および〔4〕記載のトリアゾール化合物。但し、上記の化合物に光学活性体、ジアステレオマー、幾何異性体が存在する場合には、それぞれの混合物および単離された異性体の双方を包含し、また、互変異性体については、考えられる異性体の全てを包含する。
【0015】〔6〕式(2)
【0016】
【化12】

【0017】〔式中、Y、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わす。〕で示される化合物もしくは式(3)
【0018】
【化13】

【0019】〔式中、Y、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わす。〕で示される化合物を塩素酸化することを特徴とする式(6)
【0020】
【化14】

【0021】〔式中、Y、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わす。〕で示されるスルホニルクロリド誘導体の製造法。
【0022】〔7〕式(2)で示される化合物を還元することにより製造した式(3)で示される化合物を用いる、〔6〕記載の製造方法。
【0023】〔8〕式(4)
【0024】
【化15】

【0025】〔式中、Yは前記と同様の意味を表わす。〕で示されるジスルフィド誘導体と、式(5)
【0026】
【化16】

【0027】〔式中、R1 およびR2 は前記と同様の意味を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。〕で示されるスルファモイルハライド誘導体を反応させることにより製造した式(2)で示される化合物を用いる、〔6〕および〔7〕記載の製造法。
【0028】〔9〕式(4)で示されるジスルフィド誘導体と式(5)で示されるスルファモイルハライド誘導体とを反応させることを特徴とする、式(2)で示される化合物の製造法。
【0029】〔10〕式(2)で示される化合物を還元することによる、式(3)で示される化合物の製造法。
【0030】〔11〕YがHである場合の〔6〕、〔7〕、〔8〕、〔9〕および〔10〕記載の製造法。
【0031】〔12〕R1 およびR2 がメチルである、〔6〕、〔7〕、〔8〕、〔9〕、〔10〕および〔11〕記載の製造方法。
【0032】
【発明の実施の形態】一般式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)および(6)の化合物において、R1 およびR2のC1-4アルキルとしては、メチル、エチル、n−またはi−プロピル等が挙げられる。
【0033】C4-6アルキレンとしてはテトラメチレン、ペンタメチレン等が挙げられる。
【0034】C2-3アルキレンオキシC2-3アルキレンとしてはエチレンオキシエチレン等が挙げられる。
【0035】Yにおけるハロゲンとしては、F、Cl、BrまたはIが挙げられる。
【0036】C1-8アルキルとしては、メチル、エチル等が挙げられる。
【0037】C1-6アルコキシとしては、メトキシ、エトキシ等が挙げられる。
【0038】C1-10アルキルチオとしては、メチルチオ、エチルチオ等が挙げられる。
【0039】C1-6 ハロアルキルとしては、トリフルオロメチル等が挙げられる。
【0040】C1-6ハロアルキルチオとしては、トリフルオロメチルチオ等が挙げられる。
【0041】C1-4アルキルカルボニルとしては、アセチル等が挙げられる。
【0042】置換されていても良いベンジルチオとしては、ベンジルチオ等が挙げられる。
【0043】C1-4 ハロアルキルオキシとしては、トリフルオロメトキシ等が挙げられる。
【0044】C1-4アルキルスルホキシとしては、メチルスルホキシ等が挙げられる。
【0045】C1-4アルキルスルホニルとしては、メチルスルホニル等が挙げられる。
【0046】C1-4 アルコキシカルボニルとしては、メトキシカルボニル等が挙げられる。
【0047】置換されていても良いフェニルとしては、フェニル等が挙げられる。
【0048】置換されていても良いベンジルとしては、ベンジル等が挙げられる。
【0049】Xにおけるハロゲンとしては、F、Cl、BrまたはIが挙げられ、好ましくはClが挙げられる。
【0050】次に式(1)で表される本発明化合物を、第1表および第2表に示す。但し、本発明化合物はこれらのみに限定されるものではない。
【0051】なお、表中のMeはメチルを、Etはエチルを、Prはプロピルを、i−はイソを示す。
【0052】第 1 表【0053】
【化17】

【0054】
【表1】
―――――――――――――――――――――――――化合物No R1 2 Y―――――――――――――――――――――――――1-1 Me Me H1-2 Et Me H1-3 Et Et H 1-4 n-Pr Me H1-5 i-Pr Me H1-6 (CH2)4 H1-7 (CH2)5 H1-8 (CH2)2O(CH2)2 H1-9 Me H H1-10 Et H H1-11 n-Pr H H 1-12 i-Pr H H 1-13 Me Me Me1-14 Et Me Me1-15 Et Et Me ―――――――――――――――――――――――――第 2 表【0055】
【化18】

【0056】
【表2】
―――――――――――――――――――――――――化合物No R1 2 Y―――――――――――――――――――――――――2-1 Me Me H2-2 Et Me H2-3 Et Et H 2-4 n-Pr Me H2-5 i-Pr Me H2-6 (CH2)4 H2-7 (CH2)5 H2-8 (CH2)2O(CH2)2 H2-9 Me H H2-10 Et H H2-11 n-Pr H H 2-12 i-Pr H H 2-13 Me Me Me2-14 Et Me Me2-15 Et Et Me ―――――――――――――――――――――――――次に本発明化合物の製造法について反応スキームで示し、以下に説明する。
【0057】
【化19】

【0058】(反応式A)で示される反応において、ジスルフィド誘導体(4)に対して、溶媒中、1.5〜4倍モル、好ましくは2.0〜2.5倍モルのスルファモイルクロリド誘導体(5:X=Cl)および(5)に対して1.0〜4当量、好ましくは1.0〜1.5当量の塩基存在下、−78℃から溶媒の沸点の間で、好ましくは−10〜130℃の反応温度で、30分〜24時間、好ましくは1〜12時間反応させることにより、本発明化合物(2)を製造することができる。溶媒は反応に対して不活性であればよく、例えばジオキサン、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル等のニトリル類、ピリジン、トリエチルアミン等の第3級アミン類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物、ニトロエタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、酢酸エチル等のエステル類、あるいはそれらの混合物が用いられる。
【0059】塩基としては例えばピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基、水素化ナトリウム等の金属水素化物、ナトリウムメトキシド、カリウムt-ブトキシド等の金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等の有機金属アミド、n−ブチルリチウム等の有機金属化合物を用いることができる。
【0060】尚、本法の出発原料である化合物(4)および(5)はそれぞれ公知の方法(例えば化合物(4)についてはケミッシェ ベリヒテ (Chem.Ber.)90巻 1957年 202頁、化合物(5)についてはリープス アンナーレン (Justus Liebigs Ann. Chem.)624巻 1959年 25頁 あるいはそれに準じた方法により容易に合成することができる。
【0061】(反応式B)で示される反応において、本発明化合物(2)を溶媒中、塩素酸化することにより、スルホニルクロリド誘導体(6)を合成することができる。溶媒は反応に対して不活性であればよく、例えば水、塩酸等の無機酸類、酢酸等のカルボン酸類、クロロベンゼン等の芳香族ハロゲン類、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭素類、アセトニトリル等のニトリル類、あるいはそれらの混合物が用いられる。反応温度は−78℃から溶媒の沸点の間で、好ましくは−15〜90℃で、反応時間は10分〜24時間、好ましくは15分〜8時間である。塩素酸化剤としては、本発明化合物(2)に対して、5〜15倍モル、好ましくは5〜10倍モルの塩素、N−クロロスクシイミドまたは塩化スルフリルと4〜50倍モルの水または硝酸塩を用いる。好ましくは塩素と水の組合せである。尚、水/有機溶媒の場合は、相関移動触媒を添加しても良い。
【0062】相関移動触媒としては、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムクロライド、トリオクチルメチルアンモニウムクロライド、トリオクチルメチルアンモニウムブロマイド等が挙げられる。さらに水溶性添加物としてN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジオキサン等を添加しても良い。
【0063】(反応式C)で示される反応において、本発明化合物(2)を溶媒中、還元することにより、本発明化合物(3)を合成することができる。溶媒は反応に対して不活性であればよく、例えば水、塩酸等の無機酸、酢酸等のカルボン酸類、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジオキサン、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、ピリジン、トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第3級アミン類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、酢酸エチル等のエステル類、あるいはそれらの混合物が用いられる。反応温度は−78℃から溶媒の沸点の間で行うことができる。
【0064】還元剤としては、パラジウムカーボン、酸化白金等の水素化触媒と水素との組み合わせ、鉄、亜鉛、アルミニウム等の金属、塩化スズ等の金属塩、水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等の金属水素錯化合物、水素化ジイソプロピルアルミニウム、ヒドロシラン等の金属水素化物、ジボラン等のボラン化合物、ヒドラジン、メチルヒドラジン等のヒドラジン類を用いることができる。
【0065】(反応式D)で示される反応において、本発明化合物(3)を溶媒中、塩素酸化することにより、スルホニルクロリド誘導体(6)を合成することができる。溶媒は反応に対して不活性であればよく、例えば水、塩酸等の無機酸類、酢酸等のカルボン酸類、クロロベンゼン等の芳香族ハロゲン類、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭素類、アセトニトリル等のニトリル類、あるいはそれらの混合物が用いられる。反応温度は−78℃から溶媒の沸点の間で、好ましくは−15〜90℃で、反応時間は10分〜24時間、好ましくは15分〜8時間である。
【0066】塩素酸化剤としては、本発明化合物(3)に対して、3〜15倍モル、好ましくは6〜12倍モルの塩素、N−クロロスクシイミドまたは塩化スルフリルと4〜50倍モルの水または硝酸塩を用いる。好ましくは塩素と水の組合せである。尚、水/有機溶媒の2層系の場合は、テトラブチルアンモニウムブロマイド(TBAB)等の相関移動触媒を添加しても良く、さらに水溶性添加物としてN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジオキサン等を添加しても良い。
【0067】
【実施例】次に実施例により、本発明の内容を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるべきものではない。
〔実施例1〕
ビス〔1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィドの製造(本発明化合物1−1)
ビス(1,2,4−トリアゾール−3−イル)ジスルフィド91gをジメチルホルムアミド600mlに溶解し、炭酸カリウム159gを攪拌しながら加えた。その後、N,N−ジメチルスルファモイルクロリド151gを氷冷下滴下後、室温で1晩攪拌した。反応終了後、水を加え生じた結晶を廬取した。結晶を水洗後、乾燥して標題化合物132.5g(融点126−128℃、収率70%)を白色結晶として得た。
〔実施例2〕
ビス〔1−(N−エチル−N−メチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィドの製造(本発明化合物1−2)
実施例1と同様の方法でビス(1,2,4−トリアゾール−3−イル)ジスルフィド2.65gから標題化合物3.0g(融点82−83℃、収率51%)を白色結晶として得た。
〔実施例3〕
ビス(1−モルホリノスルホニル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ジスルフィドの製造(本発明化合物1−8)
実施例1と同様の方法でビス(1,2,4−トリアゾール−3−イル)ジスルフィド2.7gから標題化合物1.38g(融点116−119℃、収率20.5%)を白色結晶として得た。
〔実施例4〕
1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールの製造(本発明化合物2−1)
ビス〔1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィド37.8gをクロロホルム380mlに溶解し、モノメチルヒドラジン17.6gを氷冷下滴下した。室温で1時間攪拌した後、減圧下溶媒を2/3程度留去し、析出した結晶を廬取、乾燥した。得られた結晶を水35mlに溶解させた後、5%塩酸水溶液を加え中和した。析出した結晶を廬取、乾燥して標題化合物25.1g(融点99−100℃、収率66%)を白色結晶として得た。
〔実施例5〕
ビス〔1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィド(本発明化合物1−1)の製造ビス(1,2,4−トリアゾール−3−イル)ジスルフィド40gをジメチルホルムアミド400mlに懸濁し、氷冷下炭酸カリウム61.5gを加えた。さらにN,N−ジメチルスルファモイルクロリド63.7gを滴下したのち室温で4時間撹拌した。反応終了後、水を加えて析出した結晶をろ取した。結晶を水洗後、乾燥して標題化合物65.8g(融点126−128℃、収率79%)を白色結晶として得た。
【0068】次に、本発明化合物を原料としたスルホニルクロリド(6)の製造例について説明する。
〔製造例1〕
3−クロロスルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾールの製造ビス〔1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィド25gを25%酢酸水溶液400mlに懸濁させ、5℃以下で塩素ガス42gを12分かけて吹き込んだ。さらに5分間撹拌し生成した結晶をろ過、水洗したのち減圧下乾燥して1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−3−クロロスルホニル−1,2,4−トリアゾール31.6g(融点96−97℃、収率95%)を白色結晶として得た。
〔製造例2〕
3−クロロスルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾールの製造ビス〔1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィド30gを80%酢酸450mlに懸濁し、20℃以下に冷却しながら塩素ガス30gを1時間かけて吹き込み、さらに室温で40分間撹拌した。反応終了後、窒素を吹き込み過剰の塩素を追い出したのち氷水へ注いで析出した結晶をろ取した。結晶を水洗後、乾燥して標題化合物34.9g(融点96−97℃、収率88%)を白色結晶として得た。
〔製造例3〕
3−クロロスルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾールの製造ビス〔1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィド5.0gを1,2−ジクロロエタン20ml、水10mlおよびジメチルホルムアミド3mlに加え、撹拌した。20℃以下に冷却しながら塩素ガス10gを35分かけて吹き込み、さらに室温で30分間撹拌した。反応終了後、窒素を吹き込み過剰の塩素を追い出したのちクロロホルムで抽出した。溶媒を留去し析出した結晶を水洗後、乾燥して標題化合物6.1g(収率92%)を白色結晶として得た。
〔製造例4〕
3−クロロスルホニル−1−(N-エチル−N−メチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾールの製造ビス〔1−(N−エチル−N−メチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル〕ジスルフィド1.07gを75%酢酸水溶液16mlに懸濁させ、氷冷下N−クロロスクシイミド2.13gを加えた。1.5時間撹拌し、さらに2時間室温で撹拌した後、反応混合物を水にあけ、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製して表題化合物0.84g(屈折率21.4℃=1.5090、収率60%)を得た。次に、スルホニルクロリド(6)を原料とした殺菌活性を有する化合物の製造例について説明する。
〔参考例1〕
1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−3−(2−エチルベンズイミダゾール−1−イル)スルホニル−1,2,4−トリアゾールの製造2−エチルベンズイミダゾール0.16gをテトラヒドロフラン10mlに溶解させ、トリエチルアミン0.12gを室温で加えた。その後3−クロロスルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール0.3gを氷冷下加え、さらに室温で1時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去したのち、水を加え生成した結晶をろ過、水洗したのち減圧下乾燥して表題化合物0.3g(融点133−136℃、収率71%)を白色結晶として得た。
【0069】この化合物は国際出願公開第97/41113号公報記載の殺菌剤である。
〔参考例2〕
3−(3−クロロ−2−メチルインドール−1−イル)スルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾールの製造カリウムtert−ブトキシド12.2gをテトラヒドロフラン550mlに溶解し、窒素気流下、−63℃に冷却した。ついで3−クロロ−2−メチルインドール17.1gのテトラヒドロフラン(34ml)溶液を滴下したのち同温度で3分間撹拌した。さらに3−クロロスルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール28.4gのテトラヒドロフラン(85ml)溶液を滴下したのち室温で20分間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し水を加えて酢酸エチルで抽出した。溶媒を留去後、析出した結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄、乾燥して標題化合物36.0g(融点 120−122℃、収率86%)の白色結晶として得た。この化合物は国際出願公開第99/21851号公報記載の殺菌剤である。
〔参考例3〕
3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)スルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾールの製造6−フルオロ−2−メチルインドール38.6gをジメチルホルムアミド116mlに溶解し、氷冷下N−ブロモこはく酸イミド50.7gのジメチルホルムアミド(127ml)溶液を滴下した。15分間撹拌したのち反応混合物を飽和炭化水素ナトリウム水溶液に加え、クロロホルムで抽出した。ジメチルホルムアミド39mlを加えたのちクロロホルムを留去して3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドールのジメチルホルムアミド溶液を得た。これにテトラヒドロフラン580mlを加えたのち窒素気流下、−67℃に冷却しカリウムtert−ブトキシド30.5gを加えた。同温度で10分間撹拌したのち、3−クロロスルホニル−1−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,2,4−トリアゾール71.1gを加え、さらに室温で35分間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。溶媒を留去後、カラムクロマトグラフィーにて精製して標題化合物76.6g(融点123−124℃、収率63%)を白黄色結晶として得た。
【0070】この化合物は国際出願公開第99/21851号公報記載の殺菌剤である。
【0071】
【発明の効果】本発明の化合物および製造法は、農薬、特に優れた殺菌作用を示す化合物を収率よく製造するための中間体およびその製造法として有用である。




 

 


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