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水廻り用器具の水垢洗浄剤 - 東陶機器株式会社
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発明の名称 水廻り用器具の水垢洗浄剤
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−64686(P2001−64686A)
公開日 平成13年3月13日(2001.3.13)
出願番号 特願2000−188991(P2000−188991)
出願日 平成12年6月23日(2000.6.23)
代理人
発明者 河本 理之 / 今本 光男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 有機酸を主成分とし、これに研磨剤を含んだことを特徴とする水廻り用器具の水垢洗浄剤。
【請求項2】 上記有機酸がクエン酸であり、PH3以下であることを特徴とする請求項1記載の水廻り用器具の水垢洗浄剤。
【請求項3】 上記研磨剤が最大粒子径が10μm以下のアルミナ又はシリカであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水廻り用器具の水垢洗浄剤。
【請求項4】 界面活性剤を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の水廻り用器具の水垢洗浄剤。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水廻り用器具、例えば水栓金具、衛生陶器、タイル、ステンレス製浴槽、ステンレス製シンク等の表面に付着したカルシウム、ケイ素、油脂などの成分からなる水垢を落とす水垢洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水廻り用器具には多種多様の材質が使用されており、例えば水栓金具は、その通水部分は銅合金製で表面はニッケルクロムめっきなどの各種金属めっき皮膜やエポキシ樹脂などの塗装皮膜が施されており、ハンドルなどはABS樹脂やアクリル樹脂、PP樹脂などで成形されている。これら多様な材質に付着した水垢除去に共用しうる水垢除去剤は知られておらず、又、水栓金具は湯を使用する関係上、湯側は水滴が付くとすぐに乾いて水分中のカルシウムやケイ素などの水垢が固くこびりついていまう。この水垢を除去するためには、一般に市販されている台所用、洗面所用、浴室用などの界面活性剤を主成分とする市販の洗剤や、各種研磨剤を主成分とするクレンザー類やクリームクレンザー類を布やスポンジに付着させて磨いたり、サンドペーパーなどで物理的にこすり取るしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、界面活性剤を主成分とする市販の洗剤では油脂成分の除去には効果が有るもののカルシウムやケイ素の除去には全く効果が無く、各種クレンザー類及びクリームクレンザー類やサンドペーパーなどで水垢を無理に除去しようとすると、水栓金具表面に施しためっき皮膜や塗装皮膜、あるいは樹脂部品を傷つけたり、ひどい場合にはめっき皮膜や塗装皮膜が剥げてしまう。
【0004】又、塩酸と界面活性剤を主成分とする強酸性の洗剤では、カルシウムを化学的に溶かすことはできても、塩酸によりめっき被膜や塗装被膜までも腐蝕変質させてしまう。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、水廻り器具表面のめっき皮膜、塗装皮膜、あるいは樹脂部品などを変質させたり傷つけずにカルシウム、ケイ素、油脂成分などの水垢を除去できる水垢洗浄剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の水垢洗浄剤は有機酸を主成分とし、これに研磨剤を添加している。
【0007】即ち、水垢の成分であるカルシウム成分とキレート反応する有機酸であれば、有機酸によってめっき皮膜、塗装皮膜、あるいは樹脂部品表面を腐蝕すること無くこれらに付着したカルシウム成分を溶解し、また、洗浄剤を含ませた布やスポンジで磨くだけで研磨剤によりケイ素成分を物理的に除去出来、容易に水垢をとることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】有機酸は、リンゴ酸、グリコール酸、スルファミン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、乳酸、マロン酸などのカルシウムとキレート反応する化合物であれば、何れでも使用できるがコスト、人体、地球環境、水廻り用器具材料への影響度を考えるとクエン酸が好ましい。その使用濃度は約0.5g/L〜数10g/Lの水溶液が水垢洗浄液として適当であり、その場合のpHは3以下となる。クエン酸はこのpH領域で、水垢中の無機カルシウムや脂肪酸カルシウムなどのカルシウム成分とキレート反応し、これを分解する。またクエン酸は、レモン、みかんなどの酸味の主成分であり、食品添加物としても使用されており、人体には無害の薬品であって、地球環境にも優しい。
【0009】ケイ素などを物理的に取り除く研磨剤としては、硬度が高くコスト的に優れたアルミナとシリカが好ましく、しかも最大粒子径を10μm以下にすることが、めっき皮膜、塗装皮膜、あるいは樹脂部品などを傷つけず好ましい。
【0010】油脂などの有機物汚れを化学的に除去するため、界面活性剤を添加することが好ましく、その界面活性剤の種類としては、アルキルエーテル硫酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド類、アルキルアミンオキシド類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、脂肪酸ナトリウム等台所用、浴室用などの洗剤類として市販されている洗剤の成分であればその大半が使用できる。
【0011】
【実施例】まず、ニッケルクロムめっき皮膜を施した試験片(黄銅板1.5×50×60)を、熱冷サイクル試験機に24時間入れ、各試験片同程度の水垢を付着させた。次に、下表の条件でpH値を変えた洗浄剤を布に付着させ、同じ力で各試験片を約10回こすって水垢除去性を目視で比較評価した。 試験結果を表1に示す。
【0012】
【表1】

【0013】この結果から判るようにpH3以下、言い換えればクエン酸濃度が0.5g/L以上であれば水垢除去効果が認められる。pH2.4以下、クエン酸濃度5g/Lであればより好ましい。
【0014】次に研磨剤としては、ダイヤモンド、アルミナ、シリカ、酸化マグネシウム、ケイソウ土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムなどを用いることが可能であるが、例えばダイヤモンドはモース硬度10で研磨力は優れているが高価であり、酸化マグネシウムはモース硬度が6と柔らかく研磨力に劣っている。研磨剤として適しているのは、コスト的に安価で入手もし易く適当な研磨力のあるモース硬度が7〜9程度のアルミナとシリカである。
【0015】次に、研磨剤の粒径の違いで、皮膜素材の耐傷性と水垢除去性を評価するために、アルミナ20%、クエン酸2%、界面活性剤10%からなる洗浄剤を作成し、洗浄剤を布に適量付着させ、力を入れて素材表面を10回こすり付け、傷の有無と水垢除去性を目視で観察した。素材は、ニッケルクロムめっきと、エポキシ樹脂塗装を施した試験片(黄銅板1.5×50×60)やABS樹脂製、PP樹脂製、アクリル樹脂製、ステンレス304製の水栓金具部品、及び衛生陶器、タイル部材を使用し、熱冷サイクル試験機に24時間入れ、各試験片同程度の水垢を付着させた。その結果、水垢除去性は何れも差が無く、耐傷性に差が生じた。結果を表2に示す。
【0016】
【表2】

尚、○は表面の傷は見当たらず、△は注意深く見れば細かな傷が見受けられるものの気にならないレベル、×は気になる傷の発生が生じたレベルである。
【0017】この結果から判るように、平均粒子径3.0μm、最大粒子径11μm以下であれば各種素材に目立った傷を生じることはなく、好ましくは平均粒子径1.2μm、最大粒子径6μmのアルミナが適していることがわかる。
【0018】シリカについても上記と同様の水垢除去性と耐傷性の試験をした結果、平均粒子径1μm、最大粒子径6μmのもので、アルミナと同等の水垢除去性を示し、ニッケルクロムめっき、エポキシ樹脂塗装、ABS樹脂、アクリル樹脂、PP樹脂、ステンレス304、衛生陶器、タイルの何れにも傷を付けないことが分かった。
【0019】又、アルミナ20%、クエン酸2%、界面活性剤10%の組成では、そのまま放置するとアルミナが沈降分離するので使用する際に良く攪拌する必要が有るが、分散剤5%、アルコール類5%を添加すると、アルミナが分散してクリーム状となって攪拌不要になり、使用し易い洗浄剤にすることが出来た。
【0020】尚、アルミナ濃度は20%前後が好ましく、これ以上増やすとアルミナの分散が困難になると共に水洗性が低下し、また少ないと研磨力が劣ってしまう。
【0021】以上の実施例により、水廻り用器具として、水栓金具のみならず、衛生陶器、タイル、ステンレス製浴槽、ステンレス製シンクにおいても同様の効果を示すことができる。
【0022】即ち、洗面器、便器等の衛生陶器やタイルは、表面に非常に硬いガラス質の層が形成されている。水垢成分としては、カルシウムやケイ素などの無機物や、人体からの油脂分やタンパク質、尿素などの有機物があるが、本洗浄剤を使用した場合、ガラス質の層は腐蝕されること無くカルシウム成分は有機酸で溶けて化学的に除去でき、ケイ素成分は研磨剤で物理的にガラス質の層に傷をつけずに除去でき、併せて人体からの油脂分やタンパク質、尿素などの有機物は界面活性剤によっても化学的に除去できる。
【0023】ステンレス製浴槽やステンレス製シンクに対しても本洗浄剤を使用した場合、ステンレス表面を腐蝕したり傷をつけずに水垢等の汚れを除去することができる【0024】
【発明の効果】以上説明したように、有機酸を主成分とし、これに研磨剤を添加することで、水廻り器具表面のめっき皮膜、塗装皮膜、あるいは樹脂部品などを変質させたり傷つけずにカルシウム、ケイ素、油脂成分などの水垢を除去できる。
【0025】有機酸としては、コスト、人体、地球環境、水廻り用器具材料への影響度を考えるとクエン酸が好ましく、そのpHは3以下、好ましくは2.4以下の水溶液が適当である。
【0026】研磨剤としては、コスト的に安価で入手もし易く適当な研磨力のあるアルミナとシリカを用い、その最大粒子径を10μm以下にすることが、めっき皮膜、塗装皮膜、あるいは樹脂部品などを傷つけず好ましい。
【0027】水垢の主成分であるカルシウム、ケイ素などの無機物汚れだけではなく、油脂などの有機物汚れ除去のため、界面活性剤を添加することが好ましい。




 

 


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