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発明の名称 ホットメルト接着剤組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−152114(P2001−152114A)
公開日 平成13年6月5日(2001.6.5)
出願番号 特願平11−334440
出願日 平成11年11月25日(1999.11.25)
代理人
発明者 宇田川 哲久 / 米田 義和
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 エチレン系共重合体100重量部、及び、重量平均分子量が8千以上である高分子化合物20〜200重量部とを含有することを特徴とするホットメルト接着剤組成物。
【請求項2】 エチレン系共重合体がエチレン−酢酸ビニル共重合体、又はエチレン−アクリル酸エチル共重合体であることを特徴とする請求項1記載のホットメルト接着剤組成物。
【請求項3】 高分子化合物が、ビニル芳香族炭化水素とブタジエンもしくはイソプレンとの共重合体、該共重合体の水添もしくは官能基変成共重合体又はエチレン、プロピレン及びブチレンからなる群より選ばれた2元もしくは3元ランダム共重合体であることを特徴とする請求項1又は2記載のホットメルト接着剤組成物。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル塗布方法に適したホットメルト接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホットメルト接着剤の塗布方法としては、ビード塗布、コーティング塗布、ホイール塗布などの方法が採られてきたが、紙おむつなどの衛生材料分野では、透湿性や柔らかな風合いなどが要求されることから、近年、スプレーやスパイラルスプレーなどの低目付塗布方法が主流となっている。上記スプレーによる塗布方法では、ホットメルト接着剤が被塗布物以外にも飛散するという欠点を有するが、スパイラルスプレーによる塗布方法では、ホットメルト接着剤が飛散せず、上述した紙おむつなどの塗布方法としては好適である。このスパイラルスプレー塗布が可能な接着剤としては、スチレン−ブタジエンダイブロックポリマーを含有するものが開示されている(特公平5−1023号公報)。
【0003】一方、エチレン系共重合体を主成分とするホットメルト接着剤は、紙おむつなどの衛生材料の被着体部分である、ティッシュや不織布といったポーラスな基材への浸透性が良いという特長があるにもかかわらず、スパイラルスプレー塗布を行うと、十分なスパイラル径が得られず、接着剤の目付量が多くなったり、接着剤の糸が切れて塗布量が不均一になるなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点を解決するために、紙おむつなどの衛生材料に対して、スパイラルスプレー塗布適性に優れた、エチレン系共重合体を主成分とするホットメルト接着剤組成物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以下、発明1という)によるホットメルト接着剤組成物は、エチレン系共重合体100重量部、及び、重量平均分子量が8千以上である高分子化合物20〜200重量部とを含有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明(以下、発明2という)によるホットメルト接着剤組成物は、上記発明1によるホットメルト接着剤組成物において用いられるエチレン系共重合体が、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はエチレン−アクリル酸エチル共重合体であることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明(以下、発明3という)によるホットメルト接着剤組成物は、上記発明1又は2によるホットメルト接着剤組成物において用いられる高分子化合物が、ビニル芳香族炭化水素とブタジエンもしくはイソプレンとの共重合体、該共重合体の水添もしくは官能基変成共重合体又はエチレン、プロピレン及びブチレンからなる群より選ばれた2元もしくは3元ランダム共重合体であることを特徴とする。以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】発明1によるホットメルト接着剤組成物において用いられるエチレン系共重合体としては、特に限定されず、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体又はエチレン−nブチルアクリル酸エステル共重合体等が挙げられ、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はエチレン−アクリル酸エステル共重合体が好ましい。また、これらは単独もしくは2種以上が併用されてもよい。
【0009】発明1によるホットメルト接着剤組成物において用いられる高分子化合物としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム;スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体等のビニル芳香族炭化水素とブタジエンもしくはイソプレンとの共重合体又はそれらの共重合体の水添もしくは官能基変成共重合体等;エチレン、プロピレン及びブテンからなる群より選ばれた2元もしくは3元ランダム共重合体;イソプレン、ブテン及びブタジエンからなる群より選ばれた単独重合体、2元以上の共重合体又はそれらの重合体の水添もしくは官能基変成重合体等が挙げられ、ビニル芳香族炭化水素とブタジエンもしくはイソプレンとの共重合体、該共重合体の水添もしくは官能基変成共重合体又はエチレン、プロピレン及びブテンからなる群より選ばれた2元もしくは3元ランダム共重合体が好ましい。
【0010】上記高分子化合物としては、重量平均分子量(以下、単に分子量という)が8千以上であることが必要であるが、該高分子化合物の高分子鎖の構造や、構成する分子の構造によって、好ましい分子量の範囲は異なる。即ち、側鎖の分子量が大きいもの、架橋構造のもの、又は主鎖中に環状の分子が含まれるもの等は、好ましい分子量が大きくなる。更に、スパイラル塗布適性を付与するためには、屈曲性の高い線状の高分子主鎖を有するものが好ましい。
【0011】上述した好ましい分子量の範囲としては、例えば、天然ゴムは分子量1万以上、より好ましくは2万以上、スチレン−ブタジエンランダム共重合体は分子量1万以上、より好ましくは2万以上、更に好ましくは4万以上、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体及びそれらの共重合体の水添もしくは官能基変成共重合体等は分子量3万以上、より好ましくは5万以上、エチレン、プロピレン及びブテンからなる群より選ばれた2元もしくは3元ランダム共重合体は分子量8千以上、より好ましくは1万2千以上、イソプレン、ブテン及びブタジエンからなる群より選ばれた単独重合体、2元以上の共重合体又はそれらの重合体の水添もしくは官能基変成重合体は分子量1万以上等である。
【0012】発明1によるホットメルト接着剤組成物において、重量平均分子量が8千以上である高分子化合物が20〜200重量部含有することが必要である。上記高分子化合物の含有量が20重量部未満では、スパイラルスプレー塗布が不良となり、逆に、含有量が200重量部を超えると、得られるホットメルト接着剤のポーラスな基材への浸透性が悪くなる。
【0013】発明1によるホットメルト接着剤組成物には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、脂環族炭化水素樹脂等の粘着付与樹脂、パラフィンワックス等のワックス類、可塑剤、相溶化剤、酸化防止剤、耐候性安定剤、充填剤などの各種添加剤の1種もしくは2種以上を添加することができる。
【0014】また、発明1によるホットメルト接着剤組成物の製造方法は、特に限定されず、例えば、上述した必須成分や必要に応じて各種添加剤を容器内で加熱混合撹拌するだけでも良いし、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押し出し機などの公知の撹拌混合機を用いることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するため、以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0016】(実施例1、2及び比較例1、2)
(1)原料・EVA:エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量28重量%、メルトインデックス400)
・EEA:エチレン−アクリル酸エチル共重合体(アクリル酸エチル含有量25重量%、メルトインデックス275)
・APAO:プロピレン−ブテン2元ランダム共重合体(分子量2万)
・SBS:スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(分子量12万)
・脂環族炭化水素樹脂:軟化点85℃・パラフィンワックス:融点155°F・酸化防止剤:ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
【0017】(2)ホットメルト接着剤組成物の調製表1に示す配合組成に基づき、上記(1)の原料を容器に仕込み、180℃に加熱しながら、均一に撹拌混合してホットメルト接着剤組成物を得た。
【0018】(3)性能評価上記(2)のホットメルト接着剤組成物の性能(スパイラル径)を以下の方法で評価した。その結果は、表1に示すとおりであった。
・スパイラル径下記の条件で、ホットメルト接着剤組成物のスパイラルスプレー塗布を行い、ホットエアー圧力を調節して、スパイラルが切れない最大径(mm)を測定した。
塗布温度:150℃ライン速度:10m/分塗布量:0. 2g/m塗布ガン:サンツール社製スパイラルガン【0019】
【表1】

【0020】表1から明らかなように、本発明による実施例1及び2のホットメルト接着剤組成物は、スパイラルスプレーの塗布適正が優れている。
【0021】これに対し、重量平均分子量が8千以上である高分子化合物を含有しない比較例1及び2のホットメルト接着剤組成物は、スパイラルスプレーの塗布適正が劣っている。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のホットメルト接着剤組成物は、スパイラルスプレーの塗布適性に優れているため、紙おむつなどの衛生材料等の被着体へ好適に用いられる。




 

 


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