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発明の名称 接着方法及び接着剤保存容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−115103(P2001−115103A)
公開日 平成13年4月24日(2001.4.24)
出願番号 特願平11−290956
出願日 平成11年10月13日(1999.10.13)
代理人
発明者 二村 高博 / 小林 正也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 柔軟な透湿性材料からなる容器に湿気硬化型接着剤が封入されている接着剤容器を用い、この接着剤容器の一部を開封して接着剤の一部を露出させ、この接着剤の露出部を部材に当接させた状態で接着剤容器とともに接着剤を硬化させることを特徴とする接着方法。
【請求項2】 柔軟な透湿性材料からなる容器に湿気硬化型接着剤が封入されている接着剤容器が、非透湿性材料からなる外袋で包装されていることを特徴とする接着剤保存容器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟な透湿性材料からなる容器に湿気硬化型接着剤が封入されている接着剤容器を用いた接着方法及び接着剤保存容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレタン系やシリコーン系で代表される一液型の湿気硬化型接着剤は、使用時の作業性がよく、硬化も速く、接着性能もよいことから、例えば建築の際に、床材、壁材、天井材などの各種部材を現場で接着固定するための接着剤として、その需要が拡大している。
【0003】この種の湿気硬化型接着剤は、一般に防湿性のプラスチックラミネートフィルムやアルミニュウムラミネートフィルムからなる容器に封入されている。そして、このような接着剤容器を用いて、各種部材を接着固定するには、接着剤容器の一部を開封して接着剤を押出し、この押出された接着剤を少なくとも一方の部材に塗布し、接着剤を硬化させる方法が採用されている。
【0004】例えば、浴槽を浴室の床に設置する場合には、浴室の床の所定の位置(通常4箇所)に接着剤容器から接着剤を塊状に押出して塗布し、この塊状の接着剤の上に浴槽底部に形成されている支持台(通常4箇所)を載せ、接着剤を硬化させる方法が採用されている。
【0005】この場合、浴室の床に塗布される塊状の接着剤の量により浴槽の高さが調整される。また、リフォーム等において、浴槽の入替え作業を容易にするために、浴槽の支持台が接着剤と接触する面には、PETフィルム等の離型紙が挟み込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の部材の接着方法にあって、接着剤容器は一旦開封すると接着剤が湿気により硬化するので、一度に接着剤を使い切れるように小型の容器に封入されており、使用後の容器はそのまま破棄される。そのため、多量の廃棄物が発生するという問題がある。また、接着剤容器から押出された接着剤を部材に塗布する際には、液垂れ等により接着剤が所定の部材の位置以外のところに付着して部材が汚れ、その除去に手間がかかるという問題もある。
【0007】さらに、例えば、浴槽を浴室の床に設置する場合には、接着剤容器から塊状に押出された接着剤は、その粘度により多少の違いはあるが、一定の高さに保持するのが難しく、接着剤により部材間の高さ(浴槽と床の高さ)の調整が容易にできないという問題がある。また、浴槽の支持台が接着剤と接触する面にPETフィルム等の離型紙を挟み込む作業に手間がかかるという問題もある。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、容器等の廃棄物が生じることがなく、接着作業も簡単に行えて、さらに接着剤による部材間の高さも容易に調整することができる接着方法及び接着剤保存容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、柔軟な透湿性材料からなる容器に湿気硬化型接着剤が封入されている接着剤容器を用い、この接着剤容器の一部を開封して接着剤の一部を露出させ、この接着剤の露出部を部材に当接させた状態で接着剤容器とともに接着剤を硬化させることを特徴とする接着方法が提供される。
【0010】また、請求項2の発明では、柔軟な透湿性材料からなる容器に湿気硬化型接着剤が封入されている接着剤容器が、非透湿性材料からなる外袋で包装されていることを特徴とする接着剤保存容器が提供される。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、接着剤容器とともに接着剤を硬化させるので、使用後に容器等の廃棄物が発生しない。また、容器から接着剤の一部を露出させ、全部の接着剤が押出されないので、液垂れ等により接着剤が所定の部材の位置以外のところに付着して部材が汚れることが改善される。
【0012】さらに、例えば、浴槽を浴室の床に設置する場合には、容器内の接着剤は容器の壁により一定の高さに保持されて硬化するので、この接着剤により部材間の高さ(浴槽と床の高さ)を容易に調整することができる。また、容器自体が浴槽の支持台が接着剤と接触する面の離型紙の役割をするので、離型紙の挟み込み作業が省かれる。
【0013】また、請求項2の発明によれば、柔軟な透湿性材料からなる容器に湿気硬化型接着剤が封入されている接着剤容器が、非透湿性材料からなる外袋で包装されているので、保存中に接着剤が硬化することがなく、しかも外袋を開封するだけでで接着剤容器の使用が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示された実施例を参照しながら、本発明を詳細に説明する。図1は本発明に用いる接着剤容器の一例を示す縦断面図である。11は柔軟な透湿性材料からなるチューブ状の容器であり、12は容器11の両端シール部である。この容器11の中に湿気硬化型接着剤13が封入され、接着剤容器10とされる。なお、容器10の形状はこれに限定されない。
【0015】容器11の材質としては、一般にポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム及びこれ等のフィルムに接着剤が流出しない程度の微細な多数の孔を形成した多孔性フィルムが用いられる。また、湿気硬化型接着剤13としては、一般にウレタン系やシリコーン系の公知の一液型の湿気硬化型接着剤が用いられる。なお、容器10の材質及び湿気硬化型接着剤13はこれ等に限定されない。
【0016】そして、柔軟な透湿性材料からなる容器11に湿気硬化型接着剤13が封入さた接着剤容器10は、通常、非透湿性のプラスチックラミネートフィルムやアルミニュウムラミネートフィルムなどからなる外袋に一個又は複数個が包装され封入されて保存されており、使用の際にこの外袋を開封して接着剤容器10を取り出して使用する。なお、外袋には接着剤容器10とともにシリカゲル等の乾燥剤を入れて封入してもよい。
【0017】このように接着剤容器10が非透湿性の外袋に包装され封入されて保存されると、保存中に接着剤が硬化することがなく、しかも外袋を開封するだけで一個又は複数個の接着剤容器の使用ができるので便利である。
【0018】図2は本発明方法の一例を説明するための要部断面図、図3は本発明方法の一例を説明するための全体斜視図である。図2及び図3において、20は浴槽、21は浴槽の支持台、30は浴室の床である。
【0019】浴室の床30と浴槽20の支持台21を接着固定するには、接着剤容器10が包装されている非透湿性の外袋を開封して、図1に示すような接着剤容器10を用意する。そして、この接着剤容器10の一部を開封して接着剤13の一部を露出させる。例えば、接着剤容器10を2個用意し、各接着剤容器10の中央部から輪切り状に二つに切断することにより開封して、接着剤容器10の片端で接着剤13が露出した合計4個の接着剤容器10が得られる。
【0020】次に、直ちに、上記4個の切断された接着剤容器10を、その接着剤13の露出部が浴室の床30の所定の位置(4箇所)に接触するように浴室の床30に載置する。この場合、図2に示すように、容器11の底部(シール部12)が上を向くように接着剤容器10が載置され、容器11内の接着剤13は容器11の壁によりほぼ柱状に保持される。ここで、露出した接着剤13が空気中の湿気に触れて硬化し、接着剤容器10が浴室の床30に柱状に接着固定される。
【0021】その後、柱状に接着固定された接着剤容器10(4箇所)の上に、浴槽20の支持台21(4箇所)を載置する。この場合、図2に示すように、浴槽20の支持台21は、容器11の底部により支持されて少し沈み込んだ状態で載置される。ここで、容器10の壁からも少しづつ吸湿して容器11内の接着剤13も硬化する。
【0022】こうして、浴槽20の支持台21は、容器11の底部により接着剤13から離型される状態で、浴室の床30から一定の高さに水平に調整された状態で設置される。すなわち、接着剤容器10が接着剤の役割りとともに、部材の間隔調整材としての役割りをする。
【0023】上例においては、浴室の床30に浴槽の20の支持台を設置する場合について、接着剤容器10を用いた接着方法を説明したが、本発明の接着方法はこれに限定されない。例えば、切断された接着剤容器10を複数段に積み上げることにより、部材間の高さ(浴槽と床の高さ)を調整するようにしてもよい。
【0024】また、例えば、床材、壁材、天井材などの各種の部材を接着固定する際に、本発明の方法を適用することができる。この場合、接着剤容器10の複数箇所を輪切り状に切断することにより、接着剤容器10の両端に接着剤13を露出させ、両端の接着剤13の露出部を対向する部材に当接させた状態で、接着剤を硬化させ、両方の部材を接着固定するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】上述のとおり、本発明の接着方法によれば、容器等の廃棄物が生じることがなく、接着作業も簡単に行える。また、接着剤により部材間の高さも容易に調整することができるという利点がある。本発明の接着剤保存容器によれば、接着剤の保存及び使用に便利である。




 

 


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