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発明の名称 建築パネル用塗料及びそれを塗装した建築パネル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−31912(P2001−31912A)
公開日 平成13年2月6日(2001.2.6)
出願番号 特願平11−206263
出願日 平成11年7月21日(1999.7.21)
代理人
発明者 中山 勝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】平均粒子径が1〜150μmで、アルミノシリケート化合物を主成分とする微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項2】繊維断面の平均径が0.2〜20μmで、平均繊維長が、5〜1,000μmである繊維状フィラーを、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項3】平均粒子径が0.5〜150μmの多孔質微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項4】平均粒子径が5〜150μmの非極性樹脂微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項5】平均粒子径が5〜100μmで、ガラス転移温度が90℃以上である有機微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項6】平均粒子径が1〜50μmで、アスペクト比が20〜40である扁平状微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項7】平均粒子径が10〜150μmで、その表面が平滑であるシリカ系微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項8】平均粒子径が10〜150μmで、その表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項9】平均粒子径が5〜150μmで、屈折率が1.47〜1.51である微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の塗料を、建築用パネル表面に、塗装してなることを特徴とする建築パネル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築パネル用塗料及びそれを塗装した建築パネルに関する。さらに詳しくは、長期間、屋外の日照や風雨に曝露しても、チョーキングを起こすことがなく、重厚感を与える光沢を保持することができるとともに、自然感をもった風合いをも備えた建築パネルを作製し得る建築パネル用塗料及びそれを塗装した建築パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】建築用の外壁パネルには、パネルを保護する目的で、塗料が塗装される。このような塗膜は通常光沢とともに装飾効果をも付与することができる。しかし、近年、住宅の外壁に対する価値観が多様になり、光沢を抑え、重厚感に富むものが好まれる傾向にある。光沢(ツヤ)がない、又は光沢が少ない塗膜を作製するためには、一般に顔料容積濃度(PVC: Pigment Vo1ume Concentration)を高めて、塗膜に極めて微少な凹凸を作る方法が採用されている。特に、酸化チタンや体質顔料と呼ばれる炭酸カルシウム、チャイナクレー等のような微粉がツヤ消し剤として有効に用いられている。しかしながら、程度に差はあるものの、20重量%以上の顔料を塗料に配合させるため、長期間屋外に曝露すると塗膜の樹脂成分が分解されて、塗膜表面から顔料が析出する現象(チョーキング)が起こり、外壁パネルの耐久性や意匠性を損なうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題に鑑みなされたもので、長期間、屋外の日照や風雨に曝露しても、チョーキングを起こすことがなく、重厚感を与える光沢を保持することができるとともに、自然感をもった風合いをも備えた建築パネルを作製し得る建築パネル用塗料及びそれを塗装した建築パネルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の課題を解決するべく鋭意研究した結果、建築用外壁パネル表面、例えば、着色不透明塗料を塗布した建築用外壁パネル表面に、特定の平均粒子径を有する特定の微粒子又は特定の繊維断面の平均径及び平均繊維長を有する繊維状フィラーを透明又は半透明の塗料に分散混合してなる塗料を塗装することにより、上記目的を達成することができることを知見し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下の建築パネル用塗料及びそれを塗装した建築パネルを提供するものである。
【0005】[1]平均粒子径が1〜150μmで、アルミノシリケート化合物を主成分とする微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0006】[2]繊維断面の平均径が0.2〜20μmで、平均繊維長が、5〜1,000μmである繊維状フィラーを、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0007】[3]平均粒子径が0.5〜150μmの多孔質微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0008】[4]平均粒子径が5〜150μmの非極性樹脂微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0009】[5]平均粒子径が5〜100μmで、ガラス転移温度が90℃以上である有機微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0010】[6]平均粒子径が1〜50μmで、アスペクト比が20〜40である扁平状微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0011】[7]平均粒子径が10〜150μmで、その表面が平滑であるシリカ系微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0012】[8]平均粒子径が10〜150μmで、その表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0013】[9]平均粒子径が5〜150μmで、屈折率が1.47〜1.51である微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする建築パネル用塗料。
【0014】[10]前記[1]〜[9]のいずれかに記載の塗料を、建築用パネル表面に、塗装してなることを特徴とする建築用外壁パネル。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
I.建築パネル用塗料本発明の建築パネル用塗料は、特定の平均粒子径を有する特定の微粒子又は特定の繊維断面の平均径及び平均繊維長を有する繊維状フィラーを透明又は半透明の塗料に分散混合してなることを特徴とする。以下、各構成要素ごとに具体的に説明する。
【0016】1.微粒子又は繊維状フィラー本発明に用いられる微粒子又は繊維状フィラーは、アルミノシリケート化合物を主成分とする微粒子、特定の繊維断面の平均径及び平均繊維長を有する繊維状フィラー、多孔質微粒子、非極性樹脂微粒子、ガラス転移温度が90℃以上である有機微粒子、アスペクト比が20〜40である扁平状微粒子、表面が平滑であるシリカ系微粒子、表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子及び特定の屈折率を有する微粒子のいずれかである。以下、それぞれ具体的に説明する。
【0017】(1)アルミノシリケート化合物微粒子本発明に用いられるアルミノシリケート化合物微粒子としては、例えば、アルミナとケイ酸塩とから合成されるものや、発電所などから排出されるフライアッシュ等を挙げることができる。この微粒子は、中実でも中空であってもよい。中空微粒子としては、例えば、シラスバルーン、フライアッシュバルーン等を挙げることができる。シラスバルーンは、九州に大量に存在するシラス土壌(火山灰)を焼成発泡させたもの等であり、市販品としては、イチジ化成社製のウインライト(商品名)、昭和化学工業社製のスーパーバルーン(商品名)等を挙げることができる。フライアッシュバルーンは、主に発電所から排出される軽質灰であり、市販品としては、英国フィライト社製のフィライト(商品名)、小野田セメント社製のマイクロセルズ(商品名)、PQコーポレーション製のエクステンドスフェア(商品名)等を挙げることができる。
【0018】本発明に用いられるアルミノシリケート化合物微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.3〜3.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0019】本発明に用いられるアルミノシリケート化合物微粒子の平均粒子径は、通常1〜150μmであり、10〜100μmが好ましい。平均粒子径が1μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が150μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0020】(2)繊維状フィラー本発明に用いられる特定の繊維断面の平均径及び平均繊維長を有する繊維状フィラーとしては、例えば、ガラス繊維、セピオライト系繊維、クリソタイル系繊維、ウオラストナイト、PMF(Processed Mineral Fiber)、ゾノトライト、チタン酸カリ等を挙げることができるが、安全環境上の問題から、クリソタイルなどのアスベスト系繊維は避けるべきである。
【0021】市販品としては、旭ファイバーグラス社製のミルドファイバーB(商品名)等のガラス繊維、水沢化学工業社製のエードプラスSP(商品名)等のセピオライト繊維等を挙げることができる。
【0022】本発明に用いられる繊維状フィラーの塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.3〜3.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0023】本発明に用いられる繊維状フィラーの繊維断面の平均径は、通常0.2〜20μmで、かつ平均繊維長は5〜1000μmであり、それぞれ0.5〜10μm、かつ20〜800μmが好ましい。繊維断面の平均径が0.2μm未満で、かつ平均繊維長が5μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、繊維断面の平均径が20μmを超え、かつ平均繊維長が1000μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0024】(3)多孔質微粒子本発明に用いられる多孔質微粒子としては、例えば、ケイソウ土等の天然無機微粒子、シリカゲル等の合成無機微粒子、多孔質処理を施した有機微粒子等を挙げることができる。市販品としては、多孔質シリカゲル(水沢化学工業社製 商品名:シルビードD−MS1000)、中空多孔質シリカ微粒子(鈴木油脂工業社製 商品名:ゴッドボールB−25C)等を挙げることができる。
【0025】本発明に用いられる多孔質微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.3〜3.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0026】本発明に用いられる微粒子の平均粒子径は、通常0.5〜150μmであり、2.0〜100μmが好ましい。平均粒子径が0.5μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が150μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0027】(4)非極性樹脂微粒子本発明に用いられる非極性樹脂微粒子としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)などのポリエチレン微粒子;ポリプロピレン微粒子;ジメチルシリコーンなどのシリコーン微粒子等を挙げることができる。市販品としては、低密度ポリエチレン微粒子(住友精化社製 商品名:フローセンUF4)、シリコーン微粒子(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製 商品名:トレフィルE−600)等を挙げることができる。
【0028】本発明に用いられる非極性樹脂微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.3〜3.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0029】本発明に用いられる微粒子の平均粒子径は、通常5〜150μmであり、20〜100μmが好ましい。平均粒子径が5μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が150μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0030】(5)有機微粒子本発明に用いられる有機微粒子としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン等、又はそれらを主成分とする共重合体を挙げることができ、その共重合体は架橋されていることが好ましい。上記有機微粒子は、フェノール樹脂、グアナミン樹脂等の熱硬化性樹脂であってもよい。市販品としては、ポリメチルメタクリレート架橋体微粒子(積水化成品工業社製 商品名:テクポリマーMBX−40)、ポリスチレン架橋体微粒子(積水化成品工業社製 商品名:テクポリマーSBX−20)等を挙げることができる。
【0031】本発明に用いられる有機微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.5〜4.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0032】本発明に用いられる有機微粒子の平均粒子径は、通常5〜100μmであり、20〜70μmが好ましい。平均粒子径が5μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が100μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0033】また、本発明に用いられる有機微粒子のガラス転移温度は、通常90℃以上であり、100℃以上であることが好ましい。ガラス転移温度が90℃未満であると、夏場のような高温下に曝された場合に、塗膜に掛かった外部応力により塗膜が動いてしまうことになり、耐久性能が低下する。
【0034】(6)偏平状微粒子本発明に用いられる偏平状微粒子としては、例えば、微粉カリ・フッ素雲母、微粉ナトリウム・フッ素雲母等の合成雲母を挙げることができる。マスコバイト、フロゴパイト(金雲母)のようなケイ酸アルミニウム系化合物であって、通常マイカと呼ばれる化合物を用いてもよいが、マイカは着色の度合いが強く、光沢を増すため重厚感のある意匠性とは逆の効果を示すことがある。市販品としては、雲母(コープケミカル社製 商品名:合成雲母MK−100、合成雲母MK−200)等を挙げることができる。本発明に用いられる偏平状微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.2〜3.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0035】本発明に用いられる偏平状微粒子の平均粒子径は、通常1〜50μmで、かつアスペクト比は20〜40であり、それぞれ5〜30μmで、かつ25〜30であることが好ましい。平均粒子径が1μm、かつアスペクト比が20未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が50μm、かつアスペクト比が40を超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0036】(7)表面が平滑なシリカ系微粒子本発明に用いられる表面が平滑なシリカ系微粒子としては、例えば、アルカリガラス、ホウケイ酸ガラスのようにSiO2を約50〜70重量%含有するガラス類;SiO2を98重量%以上含有するシリカ類;Al23とSiO2とを主成分とするアルミノシリケート類等を原料とする微粒子及びこれらの微粒子の表面に疎水化処理を施した微粒子等を挙げることができる。市販品としては、ガラスビーズ(東芝バロティーニ社製 商品名:EGB731)、シリカビーズ(洞海化学社製 商品名:M.S.GEL D−50−0A)等を挙げることができる。本発明に用いられる表面が平滑なシリカ系微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.3〜3.0 重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0037】本発明に用いられる表面が平滑なシリカ系微粒子の平均粒子径は、通常10〜150μmであり、30〜100μmが好ましい。平均粒子径が10μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が150μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0038】(8)表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子本発明に用いられる表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子としては、例えば、アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス等のガラス類;SiO2を98重量%以上含有するような石英、シリカゲル等;ガラスバルーン;シラスバルーン等を挙げることができる。疎水化処理を行うには、ポリジメチルシロキサン、トリメトキシオクチルシラン、ヘキサメチルシラン、トリメトキシステアリルシラン等のシランカップリング剤を併用することが好ましい。市販品としては、疎水化処理されたガラスビーズ(東芝バロティーニ社製 商品名:EGB731N)、表面をグリシジルシラン処理したガラスビーズ(東芝バロティーニ社製 商品名:EGB731B)等を挙げることができる。
【0039】本発明に用いられる表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.5〜3.5重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0040】本発明に用いられる表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子の平均粒子径は、通常10〜150μmであり、30〜100μmが好ましい。平均粒子径が10μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が150μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。
【0041】(9)特定の屈折率を有する微粒子本発明に用いられる特定の屈折率を有する微粒子としては、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチルアクリレート、ポリブチルメタクリレート、ウレタンエラストマー等の有機微粒子、シリカ微粒子等を挙げることができる。有機微粒子を用いる場合には、塗膜の耐熱性を向上させるために、有機微粒子を構成するポリマーは架橋されていることが好ましい。市販品としては、屈折率1.49のPMMA架橋体微粒子(積水化成品工業社製 商品名:テクポリマーMBX−5)、屈折率1.50のシリカ微粒子(洞海化学社製 商品名:M.S.GEL D−50−0A)等を挙げることができる。
【0042】本発明に用いられる特定の屈折率を有する微粒子の塗料中の含有量としては特に制限はないが、透明又は半透明の塗料(固形分100重量部)に対して0.1〜5.0重量部であることが好ましく、0.3〜3.0重量部であることがさらに好ましい。この範囲を外れると、光沢を抑え、高意匠感、重厚感のある意匠性を与える効果が低くなる。
【0043】本発明に用いられる特定の屈折率を有する微粒子の平均粒子径は、通常5〜150μmであり、30〜100μmが好ましい。平均粒子径が10μm未満であると、明度に欠け、重苦しい印象を与えてしまうことになる。また、平均粒子径が150μmを超えると、光沢を下げるために多くの配合量を必要とし、塗膜自体の性能を低下させる。また、屈折率は、通常1.47〜1.51であり、1.49〜1.50が好ましい。この範囲を外れると、微粒子の適度な透明性を確保することが困難であり、外壁としての意匠性の発現の面で十分ではない。また、上記微粒子が中空微粒子でない方がよい。中空微粒子であると、その殻の屈折率が上記の範囲内であったとしても、殻と内部との界面で反射を生じ、適度な透明性を確保することが極めて困難になる。
【0044】2.透明又は半透明の塗料本発明に用いられる透明又は半透明の塗料としては特に制限はなく、一般的に塗料用として使用されている合成樹脂を挙げることができる。例えば、アクリル樹脂、酢酸ビニル、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等を挙げることができる。
【0045】本発明の塗料が、塗装後、雨水や紫外線に直接曝露されることを考慮すると、耐候性が良いものが好ましく、ポリシロキサンの無機成分と有機成分を複合化した樹脂(アクリルシリコーン樹脂等)やフッ化ビニリデン共重合体を主成分としたフッ素系樹脂を用いることが好ましい。
【0046】上記透明又は半透明の塗料には、透明性又は半透明性を損なわない程度に着色剤や若干の体質顔料、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、増粘剤その他の添加剤を混入してもよい。
【0047】3.分散混合本発明において、微粒子を、透明又は半透明の塗料に分散混合する方法としては特に制限はないが、例えば、高速攪拌のできるディスパーといった市販の攪拌器を利用する方法を挙げることができる。
【0048】II.建築パネル本発明の建築パネルは、通常、前記建築パネル用塗料を建築用基板等の建築用パネルに塗装して作製される。本発明の建築パネルは、長期間、屋外の日照や風雨に曝露しても、チョーキングを起こすことがなく、重厚感を与える光沢を保持することができるとともに、自然感をもった風合いをも備えている。
【0049】本発明に用いられる建築用基板としては特に制限はないが、意匠性を有しかつ風雨に耐える化粧板であることが好ましいことを考慮すると、無機質板を好適例として挙げることができる。この無機質板としては、セメントに有機又は無機の補強繊維や骨材を混入した、石綿セメントケイ酸カルシウム板、ケイ酸カルシウム板、スレート、スラグセメント板、炭酸マグネシウム板、木片セメント板等の木質材料混入セメント板等を挙げることができる。
【0050】本発明の建築パネルは、上記の建築用基板から作製された建築用パネル表面に、前記[1]〜[9]のいずれかに記載の塗料を塗装したものであるが、建築用パネルは、建築用基板の表面に着色不透明塗料を塗布したものであることが、色調の選択肢を増やし、基板の色の影響をなくせることから好ましい。この着色不透明塗料としては特に制限はないが、例えば、不透明になる程度に体質顔料を加えたアクリル樹脂エマルジョン系塗料を挙げることができる。
【0051】建築パネル用塗料を建築用基板等の建築用パネルに塗装する方法としては特に制限はないが、例えば、汎用されているエアスプレー、エアレススプレー、フローコーター、ロールコーター等を挙げることができる。建築パネル用塗料の塗布量としては特に制限はないが、例えば、80〜150g/m2程度が好ましい。
【0052】
【実施例】以下、本発明を、実施例によって図面を参照しつつさらに具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較例は測定のために建築用基板を平板にしているが、外壁に適用する場合には建築用基板に凹凸の加飾模様が付与されている。図1は、本発明の建築パネル用塗料を塗装した建築パネル7(以下の実施例及び比較例においては、この建築パネルを示す符号として、符号7の代わりに、それぞれの実施例及び比較例で得られたものごとにA−1〜A−5、B−1〜B−3、C−1〜C−4、D−1〜D−5、E−1〜E−5、F−1〜F−5、G−1〜G−4、H−1〜H−5、及びJ−1〜J−5の符号をそれぞれ用いている)を模式的に示す断面図である。
【0053】下塗層及び中間層の形成(形成例)建築用基板1として表面が平らな硬質木片セメント板を用意し、その被塗装面に、下塗用アクリル樹脂エマルジョン系塗料を120g/m2の塗布量になるようスプレー塗装し乾燥して下塗層2を形成した後、さらに、べ一ジュ色の上塗用アクリル樹脂エマルジョン系塗料を100g/m2の塗布量でスプレー塗装し、中間層3を形成した。このように、2種類の塗装を行って、着色不透明塗料の塗布されている建築用パネル6を得た。この建築用パネル6は、測定結果の比較ができるように、色(明度、色相、彩度)及び光沢が同じになるように調整した。
【0054】上塗層を形成した建築パネルの作製(実施例1)上記形成例で得られた建築用パネル6に透明のアクリル樹脂エマルジョン塗料(固形分:40重量%)100(重量部)に対して、微粒子又は繊維状フィラー5としてSiO2約60重量%及びAl23約38重量%を含有するフライアッシュバルーン(小野田セメント社製、商品名:マイクロセルズSL75(平均粒子径:45μm))3.0重量部を添加し、均一に混合した塗料をエアスプレー塗装機により120g/m2の塗布量で吹き付け、温度80℃、時間20分の乾燥を行い、上塗層4を形成して、建築パネルA−1を作製した。
【0055】(実施例2)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、SiO2約75重量%及びAl23約15重量%を含有するシラスバルーン(イチジ化成社製、商品名:ウインライトSC−50(平均粒子径:40μm))2.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルA−2を作製した。
【0056】(実施例3)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、SiO2約48重量%及びAl23約40重量%を含有するアルミノシリケート系微粒子(水沢化学工業社製、商品名:シルトンAMT25(平均粒子径:2.4μm))1.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルA−3を作製した。
【0057】(比較例1)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、チャイナクレー(平均粒子径5μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルA−4を作製した。
【0058】(比較例2)実施例1において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、炭酸カルシウム(平均粒子径10μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルA−5を作製した。
【0059】(実施例4)実施例1において、セピオライト(水沢化学工業社製、商品名:エードプラスSP(繊維断面の平均径:0.2μm、平均繊維長:7.5μm))1.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして建築パネルB−1を作製した。
【0060】(実施例5)実施例4において、微粒子又は繊維状フィラー5として、ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製、商品名:ミルドファイバーB(平均粒子径10μm、平均繊維長65μm))1.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例4と同様にして、建築パネルB−2を作製した。
【0061】(比較例3)実施例4において、酸化チタンを30重量部配合した塗料を用いたこと以外は、実施例4と同様にして、建築パネルB−3を作製した。
【0062】(実施例6)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、多孔質シリカゲル(水沢化学工業社製、商品名:シルビードD−MS1000(平均粒子径:75μm))1.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルC−1を作製した。
【0063】(実施例7)実施例6において、微粒子又は繊維状フィラー5として、中空多孔質シリカ微粒子(鈴木油脂工業社製、商品名:ゴットボールB−25C(平均粒子径25μm))0.5重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルC−2を作製した。
【0064】(実施例8)実施例6において、微粒子又は繊維状フィラー5として、沈降性シリカ(鈴木油脂工業社製、商品名:ミズカシルP−527U(平均粒子径0.7μm))1.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例6と同様にして、建築パネルC−3を作製した。
【0065】(比較例4)実施例6において、酸化チタンを30(重量部)配合した塗料を用いたこと以外は、実施例6と同様にして、建築パネルC−4を作製した。
【0066】(実施例9)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、低密度ポリエチレン微粒子(住友精化社製、商品名:フローセンUF4(平均粒子径:25μm))1.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルD−1を作製した。
【0067】(実施例10)実施例9において、微粒子又は繊維状フィラー5として、シリコーン微粒子(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、商品名:トレフィルE600(平均粒子径5μm))1.5重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例9と同様にして、建築パネルD−2を作製した。
【0068】(実施例11)実施例9において、微粒子又は繊維状フィラー5として、高密度ポリエチレン微粒子(三井石油化学社製、商品名:ミペロンXM−220(平均粒子径20μm))1.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例9と同様にして、建築パネルD−3を作製した。
【0069】(比較例5)実施例9において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、チャイナクレー(平均粒子径5μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例9と同様にして、建築パネルD−4を作製した。
【0070】(比較例6)実施例9において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、炭酸カルシウム(平均粒子径10μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例9と同様にして、建築パネルD−5を作製した。
【0071】(実施例12)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、ポリメチルメタクリレート(PMMA)架橋体微粒子(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマーMBX−40(平均粒子径:40μm))2.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルE−1を作製した。
【0072】(実施例13)実施例12において、微粒子又は繊維状フィラー5として、ポリスチレン架橋体微粒子(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマーSBX−20(平均粒子径:20μm)1.2重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例12と同様にして、建築パネルE−2を作製した。
【0073】(実施例14)実施例12において、微粒子又は繊維状フィラー5として、ポリメチルメタクリレート(PMMA)微粒子(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマーMBX−5(平均粒子径:5μm))1.5重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例12と同様にして、建築パネルE−3を作製した。
【0074】(比較例7)実施例12において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、チャイナクレー(平均粒子径5μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例12と同様にして、建築パネルE−4を作製した。
【0075】(比較例8)実施例12において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、炭酸カルシウム(平均粒子径10μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例12と同様にして、建築パネルE−5を作製した。
【0076】(実施例15)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、雲母(コープケミカル社製、商品名:合成雲母MK−100(アスペクト比:30)(平均粒子径:3μm))0.5重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルF−1を作製した。
【0077】(実施例16)実施例15において、微粒子又は繊維状フィラー5として、雲母(コープケミカル社製、商品名:合成雲母MK−200(アスペクト比:30)(平均粒子径:7μm))1.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例15と同様にして、建築パネルF−2を作製した。
【0078】(実施例17)実施例15において、微粒子又は繊維状フィラー5として、雲母(コープケミカル社製、商品名:合成雲母MK−300(アスペクト比:30)(平均粒子径:15μm))1.5重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例15と同様にして、建築パネルF−3を作製した。
【0079】(比較例9)実施例15において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、チャイナクレー(平均粒子径5μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例15と同様にして、建築パネルF−4を作製した。
【0080】(比較例10)実施例15において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、炭酸カルシウム(平均粒子径10μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例15と同様にして、建築パネルF−5を作製した。
【0081】(実施例18)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、ガラスビーズ(東芝バロティーニ社製、商品名:EGB731(平均粒子径:25μm))5.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルG−1を作製した。
【0082】(実施例19)実施例18において、微粒子又は繊維状フィラー5として、シリカビーズ(洞海化学社製、商品名:M.S.GEL D−50−0A(平均粒子径:50μm))5.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例18と同様にして、建築パネルG−2を作製した。
【0083】(比較例11)実施例18において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、チャイナクレー(平均粒子径5μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例18と同様にして、建築パネルG−3を作製した。
【0084】(比較例12)実施例18において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、炭酸カルシウム(平均粒子径10μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例18と同様にして、建築パネルG−4を作製した。
【0085】(実施例20)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、表面を疎水化処理したガラスビーズ(東芝バロティーニ社製、商品名:EGB731N(平均粒子径:20μm))5.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルH−1を作製した。
【0086】(実施例21)実施例20において、微粒子又は繊維状フィラー5として、表面をグリシジルシラン処理したガラスビーズ(東芝バロティーニ社製、商品名:EGB731B(平均粒子径:20μm))34.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例20と同様にして、建築パネルH−2を作製した。
【0087】(実施例22)実施例20において、微粒子又は繊維状フィラー5として、表面をポリジメチルシロキサン処理した中空ガラス微粒子(旭硝子社製、商品名:セルスターZ−27(平均粒子径:60μm))4.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例20と同様にして、建築パネルH−3を作製した。
【0088】(比較例13)実施例22において、中空ガラス微粒子の表面をポリジメチルシロキサンで処理しなかったこと以外は実施例22と同様にして建築パネルH−4を作製した。
【0089】(比較例14)実施例20において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、炭酸カルシウム(平均粒子径10μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例20と同様にして、建築パネルH−5を作製した。
【0090】(実施例23)実施例1において、微粒子又は繊維状フィラー5として、屈折率が1.49であるポリメチルメタクリレート架橋体微粒子(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマーMBX−5(平均粒子径:5μm))1.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、建築パネルJ−1を作製した。
【0091】(実施例24)実施例23において、微粒子又は繊維状フィラー5として、屈折率が1.50であるシリカ微粒子(洞海化学社製、商品名:M.S.GEL D−50−0A(平均粒子径:50μm))5.0重量部を添加し、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例23と同様にして、建築パネルJ−2を作製した。
【0092】(実施例25)実施例23において、微粒子又は繊維状フィラー5として、屈折率が1.48であるポリエチルアクリレート架橋体微粒子(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマーEAX−15(平均粒子径:20μm))2.0重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例23と同様にして、建築パネルJ−3を作製した。
【0093】(比較例15)実施例23において、中空ガラス微粒子(旭硝子社製、商品名:セルスターZ−27(平均粒子径:60μm))0.5重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例23と同様にして、建築パネルJ−4を作製した。
【0094】(比較例16)実施例23において、酸化チタン(平均粒子径3μm)30重量部、チャイナクレー(平均粒子径5μm)10重量部を添加、均一に混合した塗料を用いたこと以外は、実施例23と同様にして、建築パネルJ−5を作製した。
【0095】(屋外曝露試験)上記建築パネルA−1〜A−5、B−1〜B−3、C−1〜C−4、D−1〜D−5、E−1〜E−5、F−1〜F−5、G−1〜G−4、H−1〜H−5、及びJ−1〜J−5について屋外曝露試験を行った結果を表1〜表9に示す。
(試験の内容)
1)試験片:大きさ70×150×15t[mm]
2)測定方法:JISZ8741(鏡面光沢度−60度鏡面光沢)に準拠 JISZ8730(色の表示方法−物体色の色差)に準拠3)曝露地:宮古島4)試験期間:5年(表1)
(評価)実施例1〜25は、いずれも曝露後のチョーキングがなく、しかも意匠性(重厚感)、曝露後の光沢保持率、曝露後の色差、凍結融解性の結果等において、対応する比較例より優れていた。
【0096】
【表1】

【0097】
【表2】

【0098】
【表3】

【0099】
【表4】

【0100】
【表5】

【0101】
【表6】

【0102】
【表7】

【0103】
【表8】

【0104】
【表9】

【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、長期間、屋外の日照や風雨に曝露しても、チョーキングを起こすことがなく、重厚感を与える光沢を保持することができるとともに、自然感をもった風合いをも備えた建築パネルを作製し得る建築パネル用塗料及びそれを塗装した建築パネルを提供することができる。
【0106】




 

 


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