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発明の名称 光学活性アルコール類の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−72628(P2001−72628A)
公開日 平成13年3月21日(2001.3.21)
出願番号 特願平11−251562
出願日 平成11年9月6日(1999.9.6)
代理人 【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4C054
4C064
4C069
4H006
【Fターム(参考)】
4C054 AA02 CC01 DD12 EE01 FF01 
4C064 AA06 CC01 DD01 EE04 FF01 GG01
4C069 AA05
4H006 AA02 AC41 AC81 FC52 FE11 GP03
発明者 上玉利 正史 / 鈴鴨 剛夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】一般式(1)

(式中,R1は水素原子,低級アルキル基,置換基を有していてもよいアラルキル基を表す。R2,R3,R4,R5はそれぞれ水素原子,低級アルキル基,置換基を有していてもよいアリール基,置換基を有していてもよいアラルキル基を表し,R4,R5は同一であることはない。またR1とR5は一緒になって低級アルキレン基であってもよく,R3とR4は一緒になって置換基を有していてもよい低級アルキレン基もしくはベンゼン環が縮合している低級アルキレン基であってもよい。*は不斉炭素を表す。)で示される光学活性β−アミノアルコールに,リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくは低級アルコール類の存在下,水素化ホウ素類を作用させて得られる不斉還元剤を用いて,非対称ケトン類を還元することを特徴とする光学活性アルコール類の製造方法。
【請求項2】非対称ケトン類が,一般式(2)
6−CO−R7 (2)
(式中,R6,R7は相異なり,置換基を有していてもよいアルキル基,置換基を有していてもよいアリール基,置換基を有していてもよいアラルキル基を表すか,またはR6,R7およびカルボニルが一緒になってヘテロ原子を有していてもよい環状もしくは縮合環ケトンを表す。)で示される化合物である請求項1記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,光学活性β−アミノアルコールに,リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類の存在下,水素化ホウ素類を作用させて得られる不斉還元剤を用いて,非対称ケトン類を還元することを特徴とする光学活性アルコール類の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】光学活性アルコール類の製造方法としては,例えば,光学活性β−アミノアルコールと該アミノアルコールに対して水素化ホウ素を作用させた後,非対称ケトンを作用させる方法が知られている(例えば,J.Chem.Soc.,Perkin Trans.I,2039(1985)、特開平2−200675号公報、特開平9−2986号公報、特開平9−67284号公報等)。 しかしながら,これらの方法では生成したアルコールの光学純度が必ずしも充分なものではないなど,更なる改良が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】このような状況下に,本発明者らは,より光学純度の高い光学活性アルコール類を製造すべく,鋭意検討を重ねた結果,光学活性β−アミノアルコールを,リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類の存在下,水素化ホウ素類と作用させて得られる不斉還元剤を用いて,非対称ケトン類を還元すれば,より優れた光学純度の光学活性アルコール類が工業的に有利に得られることを見出し,本発明に至った。
【0004】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は,一般式(1)

(式中,R1は水素原子,低級アルキル基,置換基を有していてもよいアラルキル基を表す。R2,R3,R4,R5はそれぞれ水素原子,低級アルキル基,置換基を有していてもよいアリール基,置換基を有していてもよいアラルキル基を表し,R4,R5は同一であることはない。またR1とR5は一緒になって低級アルキレン基であってもよく,R3とR4は一緒になって置換基を有していてもよい低級アルキレン基もしくはベンゼン環が縮合している低級アルキレン基であってもよい。*は不斉炭素を表す。)で示される光学活性β−アミノアルコールに,リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくは低級アルコール類の存在下,水素化ホウ素類を作用させて得られる不斉還元剤を用いて,非対称ケトン類を還元することを特徴とする光学活性アルコール類の製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,本発明について詳細に説明する。本発明に用いられる一般式(1)で示される光学活性β−アミノアルコールにおけるR1としては,例えば水素原子,メチル,エチル,n-プロピル,i-プロピル,n-ブチル,i-ブチル,sec-ブチル,t-ブチル,ペンチル等の低級アルキル基,ベンジル,フェネチル,メチルベンジル等の低級アルキル基又は低級アルコキシ基などの置換基を有していてもよいアラルキル基などが挙げられる。また,R2,R3,R4,R5としては,例えば水素原子,メチル,エチル,n-プロピル,i-プロピル,n-ブチル,i-ブチル,sec-ブチル,t-ブチル,ペンチル等の低級アルキル基,フェニル,上記と同じ低級アルキル基等で置換されたフェニル,メトキシ,エトキシ,プロポキシ,ブトキシ,ペントキシ等の低級アルコキシ基で置換されたフェニル,1-ナフチル,2-ナフチルなどの置換基を有していてもよいアリール基,ベンジル,フェネチル,メチルベンジル等の低級アルキル基又は低級アルコキシ基などの置換基を有していてもよいアラルキル基などが挙げられるが,R4とR5は同一であることはない。R1とR5が一緒になった低級アルキレン基としては,例えばメチレン,ジメチレン,トリメチレン,テトラメチレン等が挙げられる。R3とR4が一緒になった置換基を有していてもよい低級アルキレン基もしくはベンゼン環が縮合している低級アルキレン基としては,例えばトリメチレン,テトラメチレン,ペンタメチレン,o-フェニレンメチレン,o-フェニレンジメチレン,1,2,2-トリメチル-1,3-シクロペンチレン等が挙げられる。
【0006】光学活性β−アミノアルコール(1)の具体的化合物としては,例えば光学活性である,ノルエフェドリン,エフェドリン,2-アミノ-1-(2,5-ジメチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2,5-ジメトキシフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2,5-ジエトキシフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2,5-ジプロポキシフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-メトキシフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-エトキシフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-プロポキシフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-メチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-メトキシ-5-メチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-エトキシ-5-メチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2,4-ジメチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2,4,6-トリメチルフェニル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(1-ナフチル)-1-プロパノール,2-アミノ-1-(2-ナフチル)-1-プロパノール,2-アミノ-1,2-ジフェニルエタノール,2-アミノ-1,1-ジフェニル-1-プロパノール,【0007】2-アミノ-1,1-ジフェニル-3-メチル-1-プロパノール,2-アミノ-1,1-ジフェニル-4-メチル-1-ブタノール,2-アミノ-1,1-ジフェニル-1-プロパノール,2-アミノ-1,1,3-トリフェニル-1-プロパノール,2-アミノ-1,1,2-トリフェニル-1-エタノール,2-アミノ-3-メチル-1-ブタノール,2-アミノ-4-メチル-1-ペンタノール,2-アミノ-1-プロパノール,2-アミノ-3-フェニル-1-プロパノール,2-アミノ-2-フェニル-1-エタノール,2-アミノシクロペンタン-1-オール,2-アミノシクロヘキサン-1-オール,1-アミノインダン-2-オール,3-アミノボルネオール等及びこれらのN−低級アルキル,N−アラルキル体,2-ピロリジンメタノール,α,α-ジフェニル-2-ピロリジンメタノール,2-ピペリジンメタノール,α,α-ジフェニル-2-ピペリジンメタノール,2-アジリジンメタノール,α,α-ジフェニル-2-アジリジンメタノール,2-アゼチジンメタノール,α,α-ジフェニル-2-アゼチジンメタノール等が挙げられる。
【0008】本発明は,光学活性β−アミノアルコール(1)に,リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類の存在下,水素化ホウ素類を作用させて得られる不斉還元剤を用いて,非対称ケトン類を還元することを特徴とするものであるが,本発明に用いられるリン酸エステル類としては,例えばリン酸トリメチル,リン酸トリエチル,リン酸トリフェニル等が挙げられる。また亜リン酸エステル類としては,例えば亜リン酸トリメチル,亜リン酸トリエチル,亜リン酸トリフェニル等が挙げられる。またアルコール類としては,例えばメタノール,エタノール,イソプルパノール,t−ブタノール等が挙げられる。
【0009】水素化ホウ素類としては,例えばジボラン,ボラン−テトラヒドロフラン錯体,ボラン−ジオキサン錯体,ボラン−ジメチルスルフィド錯体,ボラン−チオキサン錯体,ボラン−N,N−ジエチルアニリン錯体等が挙げられる。
【0010】上記反応は通常,溶媒下に実施される。不斉還元剤の調製時と非対称ケトンの還元時とでは異なる溶媒を用いてもよいが,通常同じものが用いられる。用いられる溶媒としては,例えばジオキサン,1,3−ジオキソラン,テトラヒドロフラン,ジグライム等のエーテル類,ジメチルスルフィド,ジエチルスルフィド等のスルフィド類,これらの混合物,これらまたはこれらの混合物とベンゼン,トルエン,キシレン,クロルベンゼン,1,2−ジクロロエタン等の炭化水素との混合物が挙げられる。その使用量は,非対称ケトン類に対して,1〜50重量倍程度である。
【0011】不斉還元剤を調製する方法は特に限定されないが,例えば光学活性β−アミノアルコール(1),溶媒の混合物にリン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類を加え,さらに水素化ホウ素類を加えることにより通常実施される。リン酸エステル類,亜リン酸エステル類,アルコール類,水素化ホウ素類は溶媒との混合物として加えてもよい。
【0012】ここで,光学活性β−アミノアルコール(1)は,非対称ケトン類に対して,通常0.001〜0.5モル倍程度,好ましくは0.005〜0.4モル倍程度用いられる。リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類は,光学活性β−アミノアルコール(1)に対して,通常0.5〜3モル倍程度,好ましくは0.8〜2モル倍程度用いられる。水素化ホウ素類は,非対称ケトン類に対して通常0.4〜3モル倍程度,好ましくは0.5〜2モル倍程度用いられる。リン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類を加える場合の温度は,通常−20〜80℃,好ましくは0〜50℃であり,加えた後,0.5〜3時間程度,同温度で保温撹拌するのが好ましい。また水素化ホウ素類を加える場合の温度は,通常,−50〜80℃,好ましくは−20〜50℃であり,加えた後,0.1〜3時間程度,同温度で保温撹拌するのが好ましい。
【0013】かくして不斉還元剤が調製されるが,非対称ケトン類を還元するにあたっては,通常上記で調製された反応マスに非対称ケトン類もしくはこれと溶媒との混合物を滴下することにより実施される。もちろん不斉還元剤の調製反応マスから溶媒を留去した後,別の溶媒を加えて実施することもできる。
【0014】還元反応温度は,通常150℃以下,好ましくは−20〜110℃程度,より好ましくは0〜100℃程度であるが、常温付近でも充分反応は進行する。滴下時間は通常0.1〜5時間程度であり,滴下後,0.1〜10時間程度,保温撹拌するのが好ましい。反応の進行は,例えばガスクロマトグラフィー等の分析手段により確認することができ,適宜反応を終了することができる。
【0015】ここで,非対称ケトン類としては,例えば一般式(2)
6−CO−R7 (2)
(式中,R6,R7は相異なり,置換基を有していてもよいアルキル基,置換基を有していてもよいアリール基,置換基を有していてもよいアラルキル基を表すか,またはR6,R7およびカルボニルが一緒になってヘテロ原子を有していてもよい環状もしくは縮合環ケトンを表す。)で示される非対称ケトン類が挙げられる。
【0016】ここで,R6,R7におけるアルキル基としては,例えば,メチル,エチル,プロピル,ブチル,ペンチル,シクロペンチル,ヘキシル,シクロヘキシル,クロロメチル,ブロモメチル,ジクロロメチル,トリクロロメチル,トリフルオロメチル,2−クロロエチル,3−クロロプロピル,4−クロロブチル等のハロゲンが置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。またアリール基としては,例えば置換基を有していてもよいフェニル,1−ナフチル,2−ナフチル,2−ピリジル,3−ピリジル,4−チアゾリル等が挙げられる。かかる置換基としては,塩素,フッ素,臭素等のハロゲン原子,メチル,エチル,プロピル,ブチル等の低級アルキル基,メトキシ,エトキシ,プロポキシ等の低級アルコキシ基,ベンジル基,シアノ基,フルオロメチル,トリフルオロメチル,トリクロロメチル等の低級ハロアルキル基等が挙げられる。
【0017】置換基を有するアリール基の具体例としては,例えばo-,m-,p-クロロフェニル,o-,m-,p-ブロモフェニル,2,3-,2,4-,2,5-,2,6-,3,4-,3,5-ジクロロフェニル等のハロゲン置換フェニル,o-,m-,p-メチルフェニル,o-,m-,p-エチルフェニル,o-,m-,p-プロピルフェニル,o-,m-,p-ブチルフェニル,2,3-,2,4-,2,5-,2,6-,3,4-,3,5-ジメチルフェニル等の低級アルキル置換フェニル,o-,m-,p-メトキシフェニル,o-,m-,p-エトキシフェニル,o-,m-,p-プロポキシフェニル等の低級アルコキシ置換フェニル,o-,m-,p-ベンジルオキシフェニル等のベンジルオキシ置換フェニル,o-,m-,p-シアノフェニル等のシアノ置換フェニル,2-トリフルオロメチル-4-チアゾリル,2-メチル-4-チアゾリル等が挙げられる。
【0018】アラルキル基としては,例えばベンジル,o-,m-,p-トリメチル,o-,m-,p-エチルベンジル,o-,m-,p-メトキシベンジル,o-,m-,p-エトキシベンジル等の炭素数7〜15の置換基を有していてもよいアラルキル基が挙げられる。またR6,R7,カルボニルが一緒になってヘテロ原子を有していてもよい環状もしくは縮合環ケトンとしては,例えばシクロペンテノン,シクロヘキセノン,1,3-シクロペンタンジオン,4-シクロペンテン-1,3-ジオン等の環状ケトン,3-オキソピロリジン,3-オキソピペリジン,3-オキソキヌクリジン,これらのN-アルキル,N-アラルキル体等のヘテロ原子を有する環状ケトン,インダノン,テトラリノン等が挙げられる。
【0019】非対称ケトン類(2)の具体例としては,例えばアセトフェノン,プロピオフェノン,ブチロフェノン,1-アセトナフトン,2-アセトナフトン,o-メトキシアセトフェノン,o-エトキシアセトフェノン,o-プロポキシアセトフェノン,o-ベンジルオキシアセトフェノン,p-t-ブチルアセトフェノン,2-アセチルピリジン,p-シアノアセトフェノン,フェニルベンジルケトン,フェニル(o-トリルメチル)ケトン,フェニル(p-トリルメチル)ケトン,フェニル(m-トリルメチル)ケトン,2-ブタノン,2-ペンタノン,2-ヘキサノン,2-ヘプタノン,2-オクタノン,シクロヘキシルメチルケトン,シクロヘキシルベンジルケトン,2-クロロアセトフェノン,2-ブロモアセトフェノン,2-ブロモ-3'-クロロアセトフェノン,2-クロロ-3'-クロロアセトフェノン,2-ブロモ-3'-ブロモアセトフェノン,2-ブロモ-3'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-3'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-3'-エチルアセトフェノン,2-ブロモ-3'-プロピルアセトフェノン,2-ブロモ-3'-ブチルアセトフェノン,2-ブロモ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-プロポキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-ブトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-クロロアセトフェノン,2-ブロモ-4'-ブロモアセトフェノン,2-ブロモ-4'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-4'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-4'-エチルアセトフェノン,2-ブロモ-4'-プロピルアセトフェノン,2-ブロモ-4'-ブチルアセトフェノン,2-ブロモ-4'-メトキシアセトフェノン,【0020】2-ブロモ-4'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-プロポキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-ブトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-クロロアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブロモアセトフェノン,2-ブロモ-2'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-2'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-2'-エチルアセトフェノン,2-ブロモ-2'-プロピルアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブチルアセトフェノン,2-ブロモ-2'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-プロポキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-クロロ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブロモ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-フルオロ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-メトキシ-2'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-2',3'-ジメトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2'-エトキシ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-2',3'-ジクロロアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブロモ-3'-クロロアセトフェノン,2-ブロモ-3'-クロロ-2'-フルオロアセトフェノン,シクロペンテノン,1,3-シクロペンタンジオン,シクロヘキセノン,4-シクロペンテン-1,3-ジオン,3-オキソピロリジン,3-オキソピペリジン,3-オキソキヌクリジン,これらのN-アルキル,N-アラルキル体,【0021】2-ブロモ-3'-クロロ-2'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-3'-クロロ-2'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-3'-クロロ-2'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-クロロ-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-ブロモ-4'-クロロアセトフェノン,2-ブロモ-2',4'-ジブロモアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブロモ-4'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブロモ-4'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-2'-ブロモ-4'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-クロロ-2'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-2',4'-ジフルオロアセトフェノン,2-ブロモ-4'-ブロモ-2'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-2'-フルオロ-4'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-2'-フルオロ-4'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-エトキシ-2'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-4'-クロロ-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-ブロモ-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-フルオロ-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-メチル-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-メトキシ-2'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4',2'-ジエトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-クロロ-3'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-4'-ブロモ-3'-エトキシアセトフェノン,【0022】2-ブロモ-4'-フルオロ-3'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-エトキシ-4'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-3'-エトキシ-4'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3',4'-ジエトキシアセトフェノン,2-ブロモ-5'-ブロモ-3'-クロロアセトフェノン,2-ブロモ-3',5'-ジブロモアセトフェノン,2-ブロモ-5'-ブロモ-3'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-5'-ブロモ-3'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-5'-ブロモ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-5'-ブロモ-3'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-クロロ-5'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3'-ブロモ-5'-エトキシアセトフェノン,2-ブロモ-5'-エトキシ-3'-フルオロアセトフェノン,2-ブロモ-5'-エトキシ-3'-メチルアセトフェノン,2-ブロモ-5'-エトキシ-3'-メトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3',5'-ジメトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3',5'-ジエトキシアセトフェノン,2-ブロモ-3',5'-ジクロロアセトフェノン,2-ブロモ-3',5'-ジフルオロアセトフェノン,2-ブロモ-2',6'-ジクロロアセトフェノン,2-ブロモ-2',4',6'-トリクロロアセトフェノン,2-ブロモ-3',4',5'-トリクロロアセトフェノン,4-ブロモアセチル-2-メチルチアゾール,4-ブロモアセチル-2-トリフルオロメチルチアゾール等が挙げられる。
【0023】還元反応後,例えば反応マスに塩酸などの酸を加えて不斉還元剤を分解した後,必要に応じて溶媒を留去し,トルエン等の抽出溶媒と塩酸などの酸の水溶液を加えてアミノアルコール類(1)と酸との塩を分解し,分液した有機層の溶媒を留去することにより,原料の非対称ケトン類(2)に対応した目的とする光学活性アルコール類を単離し得る。また,分液したアミノアルコール類(1)と酸との塩を塩基性にした後,トルエン等の溶媒で抽出,溶媒留去することによりアミノアルコール類(1)を回収することができる。かくして得られる光学活性アルコール類は,蒸留,各種クロマトグラフィー等の精製手段に付すことにより更に精製することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば,安価で工業的に入手容易なリン酸エステル類,亜リン酸エステル類もしくはアルコール類共存下で調製した不斉還元剤を用いることで,優れた光学純度の光学活性アルコール類を工業的にも有利に製造することができる。
【0025】
【実施例】以下,本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが,本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0026】実施例1窒素雰囲気下,(S)-1,1-ジフェニルピロリジンメタノール0.0256g(0.1mmol)とテトラヒドロフラン5mlからなる溶液に,亜リン酸トリメチル0.0150g(0.12mmol)を加え,室温で1時間撹拌した後氷冷し,ボラン−ジメチルスルフィド錯体(10M)1.2ml(12mmol)を滴下し,30分かけて室温まで昇温した。次いで,同温度下に3'−メトキシアセトフェノン3.0038g(20mmol)とテトラヒドロフラン1mlからなる溶液を1時間かけて滴下し,さらに1時間撹拌した後,10%塩酸を加え,トルエンで抽出,水で洗浄してガスクロマトグラフィーで分析したところ反応率は100%であった。光学活性カラムを有する高速液体クロマトグラフィーで分析したところ,光学活性3'−メトキシ−α−フェネチルアルコールの光学異性体比は(R)−体97.1%,(S)−体2.9%であった。
【0027】実施例2実施例1において,亜リン酸トリメチルの代わりにリン酸トリメチル0.0167g(0.12 mmol)を用いる以外は,実施例1に準拠して実施した。 反応率は100%,光学活性3'−メトキシ−2−フェネチルアルコールの光学異性体比は(R)−体96.0%,(S)−体4.0%であった。
【0028】実施例3実施例1において,亜リン酸トリメチルの代わりに2-プロパノール0.0075g(0.12mmol)を用いる以外は,実施例1に準拠して実施した。反応率は100%,光学活性3'−メトキシ−α−フェネチルアルコールの光学異性体比は(R)−体95.7%,(S)−体4.3%であった。
【0029】実施例4窒素雰囲気下,(S)-1,1-ジフェニル-2-アミノプロパノール0.0227g(0.1mmol)とテトラヒドロフラン5mlからなる溶液に,2-プロパノール0.0072g(0.12mmol)を加え,室温で1時間撹拌した後氷冷し,ボラン−ジメチルスルフィド錯体(10M)0.6ml(6mmol)を滴下し,30分かけて室温まで昇温した。次いで,同温度下に3'−メトキシアセトフェノン1.5026g(10mmol)とテトラヒドロフラン1mlからなる溶液を1時間かけて滴下し,さらに1時間撹拌した後,10%塩酸を加え,トルエンで抽出,水で洗浄してガスクロマトグラフィーで分析したところ反応率は100%であった。光学活性カラムを有する高速液体クロマトグラフィーで分析したところ,光学活性3'−メトキシ−α−フェネチルアルコールの光学異性体比は(R)−体91.1%,(S)−体8.9%であった。
【0030】実施例5実施例2において,3'−メトキシアセトフェノンの代わりにアセトフェノンを用いる以外は,実施例2に準拠して実施した。反応率は100%,光学活性フェネチルアルコールの光学異性体比は(R)−体97.8%,(S)−体2.2%であった。
【0031】実施例6窒素雰囲気下,(S)-1,1-ジフェニル-2-アミノプロパノール0.0227g(0.1mmol)とテトラヒドロフラン5mlからなる溶液に,t-ブタノール0.0089g(0.12mmol)を加え,室温で1時間撹拌した後氷冷し,ボラン−ジメチルスルフィド錯体(10M)0.6ml(6mmol)を滴下し,30分かけて室温まで昇温した。次いで,同温度下にα−クロロアセトフェノン1.5026g(10mmol)とテトラヒドロフラン1mlからなる溶液を1時間かけて滴下し,さらに1時間撹拌した後,10%塩酸を加え,トルエンで抽出,水で洗浄してガスクロマトグラフィーで分析したところ反応率は100%であった。光学活性カラムを有する高速液体クロマトグラフィーで分析したところ,光学活性α−クロロフェネチルアルコールの光学異性体比は(R)−体96.8%,(S)−体3.2%であった。




 

 


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