米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 東北リコー株式会社

発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−171893(P2001−171893A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−360285
出願日 平成11年12月20日(1999.12.20)
代理人 【識別番号】100101177
【弁理士】
【氏名又は名称】柏木 慎史 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3F048
3F054
【Fターム(参考)】
3F048 AA02 AA05 AB01 BA22 BB02 CA10 CB06 CC05 DA01 DA03 DC05 DC08 EB02 EB04 EB05 EB11 EB40 
3F054 AA01 AC02 AC04 AC05 BA03 BH14 CA02 CA05 CA23 CA32
発明者 岡崎 政信
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 給紙部から排紙部に向けて用紙を搬送し、この搬送過程で前記用紙に所望の画像を形成する画像形成装置において、前記給紙部の用紙載置台と前記排紙部の用紙載置台との少なくともいずれか一方に設けられて前記用紙の搬送方向と直交する方向へスライド自在なサイドフェンスと、前記サイドフェンスに連結されてこのサイドフェンスをスライドさせるサイドフェンス駆動部と、前記サイドフェンスに取り付けられてこのサイドフェンスと一体にスライドすることによりこのサイドフェンスが前記用紙の側部に当接する位置へスライドしたことを検知する当接検知センサと、前記当接検知センサの検知結果に基づいて前記サイドフェンスのスライド動作を停止させるサイドフェンス停止手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記サイドフェンス停止手段により停止された前記サイドフェンスの停止位置を、前記用紙の紙厚と湿度との少なくとも一つの条件に応じて微調整する微調整手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記当接検知センサは、前記用紙の側部に当接することにより可動して前記サイドフェンスが前記用紙の側部に当接する位置でオン・オフを切り替える可動接点を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記当接検知センサは、前記サイドフェンスが前記用紙の側部に当接する位置で前記用紙を検知する反射型のセンサであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項5】 前記用紙の搬送方向と直交する方向に向けて直線状に延出した凹状ガイド溝が前記用紙載置台の上面部に形成され、前記凹状ガイド溝にスライド自在に嵌合する嵌合凸部が前記サイドフェンスの下面部に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の画像形成装置。
【請求項6】 前記可動接点における前記用紙の側部に対向する端面の一部が前記凹状ガイド溝内に位置して前記端面の他の一部が前記凹状ガイド溝外に位置することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙部から排紙部に向けて用紙を搬送し、この搬送過程で用紙に所望の画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給紙部から排紙部に向けて用紙を搬送し、この搬送過程で用紙に所望の画像を形成する構造の画像形成装置としては、プリンタ、複写機、印刷機等が知られている。
【0003】これらの画像形成装置では、給紙部や排紙部、又は、排紙部と給紙部とを兼ねた機能を有する中間排紙部に、用紙の搬送方向と直交する方向へスライド自在なサイドフェンスが設けられていることが一般的である。
【0004】給紙部に設けられたサイドフェンスは、給紙部に載置された用紙における搬送方向(給紙方向)と直交する方向(用紙の横幅方向)の側部に当接され、給紙部から給紙される用紙のスキューなどを防止する。このサイドフェンスのスライド操作は、手動により行われることが一般的である。
【0005】排紙部に設けられたサイドフェンスは、排紙部上に搬送(排紙)される用紙がばらつかないように用紙揃えを行うためのもので、給紙部から給紙される用紙の用紙のサイズを検知した検知結果に応じてモータにより駆動されてスライドする。なお、このサイドフェンスのスライド制御は、定形サイズの用紙の寸法に応じて行われることが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】給紙部に設けられたサイドフェンスは手動操作によりスライドされるので、スライド操作後のサイドフェンスの停止位置がばらつきを生じやすい。つまり、サイドフェンスをスライド操作した後において、そのサイドフェンスが用紙の横幅方向の側部に当接していない場合や、そのサイドフェンスが用紙の側部に強く押し付けられている場合がある。サイドフェンスが用紙の側部に当接しないと、給紙される用紙がスキューを生じたり、給紙される用紙が給紙方向と直交する方向へ位置ずれを生じて各用紙に対する画像形成位置がずれたりする。サイドフェンスが用紙の側部に強く押し付けられると、不送りを生じやすい。
【0007】用紙は、同じ定形サイズのものであっても、その種類により数ミリ程度のばらつきがある。このため、排紙部に設けられたサイドフェンスを排紙される定形サイズの寸法に応じた位置へ自動的にスライドさせたとき、対向するサイドフェンスの間隔と、排紙された用紙の横幅方向の寸法とが誤差を生ずる場合がある。サイドフェンスの間隔のほうが大きい場合には、排紙された用紙の側部とサイドフェンスとの間に隙間が生じ、サイドフェンスによる用紙揃え性能が低下する。また、サイドフェンスの間隔のほうが小さい場合には、排紙された用紙の側部がサイドフェンスに干渉し、用紙が凹面状に湾曲してサイドフェンスによる用紙揃え性能が低下する。
【0008】本発明は、給紙部や排紙部のサイドフェンスを搬送される用紙の横幅方向の寸法に応じた位置へ正確にスライドさせ、給紙部からの用紙の給紙や排紙部へ排紙された用紙の用紙揃えを良好に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、給紙部から排紙部に向けて用紙を搬送し、この搬送過程で前記用紙に所望の画像を形成する画像形成装置において、前記給紙部の用紙載置台と前記排紙部の用紙載置台との少なくともいずれか一方に設けられて前記用紙の搬送方向と直交する方向へスライド自在なサイドフェンスと、前記サイドフェンスに連結されてこのサイドフェンスをスライドさせるサイドフェンス駆動部と、前記サイドフェンスに取り付けられてこのサイドフェンスと一体にスライドすることによりこのサイドフェンスが前記用紙の側部に当接する位置へスライドしたことを検知する当接検知センサと、前記当接検知センサの検知結果に基づいて前記サイドフェンスのスライド動作を停止させるサイドフェンス停止手段と、を有する。
【0010】したがって、用紙載置台に用紙が載置された後にサイドフェンス駆動部を駆動させてサイドフェンスをスライドさせると、サイドフェンスと一体に当接検知センサがスライドし、サイドフェンスが用紙の側部に当接する位置へスライドしたことが当接検知センサにより検知される。そして、この当接検知センサの検知結果に基づいてサイドフェンス停止手段によりサイドフェンスのスライド動作が停止され、サイドフェンスが用紙の側部に当接した位置で停止される。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記サイドフェンス停止手段により停止された前記サイドフェンスの停止位置を、前記用紙の紙厚と湿度との少なくとも一つの条件に応じて微調整する微調整手段を有する。
【0012】したがって、用紙の紙厚が厚い場合や、湿度が高い場合には、サイドフェンスの間隔が広くなる位置へサイドフェンスの停止位置を微調整する。これにより、紙厚が厚い用紙や湿度の影響で膨らんだ用紙がサイドフェンスに強く当たるということが防止され、用紙がサイドフェンスに強く当たることによる騒音の発生や不送りの発生が防止される。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記当接検知センサは、前記用紙の側部に当接することにより可動して前記サイドフェンスが前記用紙の側部に当接する位置でオン・オフを切り替える可動接点を有する。
【0014】したがって、サイドフェンスをスライドさせることにより可動接点を有する当接検知センサがサイドフェンスと一体にスライドし、可動接点が用紙載置台に載置されている用紙の側部に当接して可動し、可動接点が可動することにより当接検知センサのオン・オフが切り替えられる。このオン・オフ切り替えにより、サイドフェンスが用紙の側部に当接する位置へスライドしたことが検知される。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記当接検知センサは、前記サイドフェンスが前記用紙の側部に当接する位置で前記用紙を検知する反射型のセンサである。
【0016】したがって、サイドフェンスをスライドさせることにより反射型のセンサである当接検知センサがサイドフェンスと一体にスライドし、サイドフェンスが用紙の側部に当接する位置へスライドしたときに当接検知センサが用紙載置台に載置されている用紙を検知する。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の画像形成装置において、前記用紙の搬送方向と直交する方向に向けて直線状に延出した凹状ガイド溝が前記用紙載置台の上面部に形成され、前記凹状ガイド溝にスライド自在に嵌合する嵌合凸部が前記サイドフェンスの下面部に形成されている。
【0018】したがって、サイドフェンスのスライド動作は、凹状ガイド溝に嵌合凸部を嵌合させた状態で、用紙の搬送方向と直交する方向へ行われる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記可動接点における前記用紙の側部に対向する端面の一部が前記凹状ガイド溝内に位置して前記端面の他の一部が前記凹状ガイド溝外に位置する。
【0020】したがって、サイドフェンスと共に当接検知センサがスライドしたとき、可動接点が用紙載置台に載置されている用紙の下に入り込んだり用紙の上に乗り上げたりすることが防止され、可動接点の端面が用紙の側部に確実に当接し、当接検知センサによる用紙の検知が確実に行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は画像形成装置である孔版印刷機の全体構造を示す縦断正面図である。なお、孔版印刷機の基本的構造は周知のものであるので、基本的構造は簡単に説明する。この孔版印刷機は、光学読取部1、製版部2、印刷部3、排版部4、給紙部5、排紙部6等から構成されている。
【0022】光学読取部1は、図示しない原稿の画像を光学的に読み取るデジタルスキャナとしての構造を有する。
【0023】製版部2は、光学読取部1で読み取った画像データに応じてマスタ原紙を加熱溶融穿孔することによりマスタ7を製版し、このマスタ7を所定長さにカットして印刷部3に送り出す。
【0024】印刷部3は、軸線回りに回転駆動されてその外周面にマスタ7が巻き付けられる多孔性円筒状の版胴8、版胴8の外周面に接離する位置へ移動自在なプレスローラ9、版胴8の内部に設けられた図示しないインキ供給部等から構成される。この印刷部3では、マスタ7が巻き付けられた版胴8とプレスローラ9とで給紙部5から給紙された用紙10を挟持し、このときに、インキ供給部から版胴8内に供給されているインキをマスタ7の穿孔部分から滲み出させて用紙10に転写することにより印刷を行う。
【0025】排版部4は、所定枚数の印刷が終了して不要になった使用済みのマスタ7を版胴8の外周面から剥がし、剥がしたマスタ7を収納する構造である。
【0026】給紙部5は、用紙載置台11に積層状態で載置された用紙10を分離給紙して版胴8とプレスローラ9との間に導く構造である。版胴8とプレスローラ9との間に導かれて印刷が行われた用紙10は、吸着搬送部12により吸着搬送され、排紙部6に排紙される。給紙部5と排紙部6との間には、用紙10が搬送される搬送経路13が形成されている。
【0027】図6は、制御系の電気的接続を示すブロック図である。前述した各部の動作は図6に示す制御系によってなされる。この制御系は、図示しないCPU及びメモリからなるマイクロコンピュータ構成の制御装置14を主要な構成要素として備え、この制御装置14にメインスイッチ15、操作パネル16、光学読取部1、製版部2、印刷部3、排版部4、給紙部5、及び、排紙部6がそれぞれ接続されて構成されている。
【0028】つぎに、給紙部5の構造について図2ないし図5に基づいて詳しく説明する。給紙部5には用紙10が積層状態で載置される用紙載置台11が設けられ、この用紙載置台11には、用紙載置台11上から給紙される用紙10の給紙方向と直交する方向へスライド自在な一対のサイドフェンス17と、このサイドフェンス17をスライドさせるスライド機構部18と、用紙載置台11上に用紙10が載置されているか否かを検知する用紙有無検知センサ19(図6参照)と、サイドフェンス17が用紙載置台11上に載置された用紙10の端部に当接する位置へスライドしたことを検知する当接検知センサ20と、一対のサイドフェンス17が最大幅位置へスライドしたことを検知する第1ホームポジションセンサ21と、一対のサイドフェンス17が最小幅位置へスライドしたことを検知する第2ホームポジションセンサ22とが設けられている。
【0029】スライド機構部18は、用紙載置台11上から給紙される用紙10の給紙方向(図2に示す矢印a方向)と直行する方向に向けて配設された直線状の2本の案内軸23a,23b、案内軸23a,23bにスライド自在に嵌合されるとともにサイドフェンス17に固定された円筒部材24a,24b、サイドフェンス駆動部であるモータ25、ウォームギア機構26を介してモータ25に連結された駆動ベルト27、円筒部材24a,24bに固定されてこの円筒部材24a,24bと駆動ベルト27とを連結するように駆動ベルト27を挟持するベルト止め28a,28b等により構成されている。センサ19〜22はともに制御装置14に接続されて制御装置14にオン・オフ信号を付与し、これによって用紙載置台11に載置された用紙10の有無、サイドフェンス17が用紙載置台11上に載置された用紙10の端部に当接したか否か、サイドフェンス17が所定位置へスライドしたか否かが検知される。
【0030】用紙載置台11の上面部には、用紙10の給紙方向と直交する方向に向けて直線状に延出した複数本の凹状ガイド溝29が形成されている。用紙載置台11に接触するサイドフェンス17の下面部には、凹状ガイド溝29にスライド自在に嵌合する複数個の嵌合凸部30が形成されている。用紙載置台11において、凹状ガイド溝29の幅寸法に比べ、凹状ガイド溝29間の非溝部の幅寸法が大きく形成されている。
【0031】駆動ベルト27へのサイドフェンス17の連結は、モータ25の駆動により一対のサイドフェンス17が互いに接離する方向へ同時にスライドするように行われている。一方のサイドフェンス17には、サイドフェンス17が所定位置(最大幅位置、最小幅位置)へスライドしたときに第1ホームポジションセンサ21又は第2ホームポジションセンサ22の検知部を遮光する遮光板31が固定されている。
【0032】当接検知センサ20は一対のサイドフェンス17のそれぞれに取り付けられ、サイドフェンス17と一体にスライドする。当接検知センサ20には可動接点32が設けられ、この可動接点32の端面32aが用紙載置台11上に載置された用紙10の側部に当接することにより可動接点32が押圧され、可動接点32が所定位置まで移動することにより当接検知センサ20のオン・オフが切り替えられる構造である。可動接点32は、端面32aの下側の一部が凹状ガイド溝29内に位置し、端面32aの上側の一部が凹状ガイド溝29外に位置するように配置されている。
【0033】排紙部6には、印刷が終了して排紙された用紙10が載置される用紙載置台33が設けられ、この用紙載置台33には、用紙載置台33上に排紙される用紙10の排紙方向と直交する方向へスライド自在な一対のサイドフェンス34と、排紙方向と対向する位置に配置されたエンドフェンス35と、サイドフェンス34をスライドさせるスライド機構部(図示せず)と、用紙載置台33上に用紙10が載置されているか否かを検知する用紙有無検知センサ36と、サイドフェンス34が用紙載置台33上に載置された用紙10の端部に当接する位置へスライドしたことを検知する当接検知センサ37と、一対のサイドフェンス34が最大幅位置へスライドしたことを検知する第1ホームポジションセンサ38と、一対のサイドフェンス34が最小幅位置へスライドしたことを検知する第2ホームポジションセンサ39とが設けられている。センサ36〜39の構造及び機能は、給紙部5に設けられているセンサ19〜22と同じであり、当接検知センサ37には当接検知センサ20と同じように可動接点が設けられている。
【0034】排紙部6のサイドフェンス34をスライドさせるスライド機構部の構造及び機能は、給紙部5のサイドフェンス17をスライドさせるスライド機構部18の構造及び機能と同じであり、サイドフェンス駆動部であるモータ40が設けられている。
【0035】排紙部6のエンドフェンス35は、固定式の構造でもよく、手動により排紙方向と対向する方向へスライド自在な構造でもよく、又は、モータの駆動により排紙方向と対向する方向へスライド自在な構造でもよい。本実施の形態では、固定式のものとして説明する。
【0036】ここで、本実施の形態の孔版印刷機は、制御装置14におけるマイクロコンピュータ動作によって実行される各種の手段として、給紙部5のサイドフェンス17がスライドして用紙載置台11上に載置されている用紙10の側部に当接したときにその位置でサイドフェンス17のスライド動作を停止させるサイドフェンス停止手段、排紙部6のサイドフェンス34がスライドして用紙載置台33上に載置されている用紙10の側部に当接したときにその位置でサイドフェンス34のスライド動作を停止させるサイドフェンス停止手段、サイドフェンス停止手段の実行により停止されたサイドフェンス17,34の停止位置を微調整する微調整手段を有する。
【0037】給紙部5のサイドフェンス17のスライド動作を停止させるスライド停止手段は、サイドフェンス17のスライドが開始された後、当接検知センサ20からの検知信号が制御装置14に入力されることにより、その検知信号の入力に基づいてモータ25の駆動を停止させる。
【0038】排紙部6のサイドフェンス34のスライド動作を停止させるスライド停止手段は、サイドフェンス34のスライドが開始された後、当接検知センサ37からの検知信号が制御装置14に入力されることにより、その検知信号の入力に基づいてモータ40の駆動を停止させる。
【0039】微調整手段は、操作パネル16から入力された用紙10の紙厚データ、温度センサ41や湿度センサ42からの検出データに基づいてモータ25,40を反転駆動させ、サイドフェンス17,34の位置を微調整する。
【0040】図7は、孔版印刷機のメインスイッチ15をオンにし、操作パネル16で必要な印刷枚数や使用する用紙10の紙厚を入力した後に、印刷スタートキーを押したときに行われる給紙部5のサイドフェンス17のスライド制御について説明するフローチャートである。印刷スタートキーが押されると、給紙部5の用紙有無検知センサ19がオンであるか否か(ステップS1)と、排紙部6の用紙有無検知センサ36がオンであるか否か(ステップS2)とが判断される。そして、給紙部5の用紙載置台11上に用紙10が載置されているために用紙有無検知センサ19がオンになり(ステップS1のY)、かつ、排紙部6の用紙載置台33上に用紙10が無いために用紙有無検知センサ36がオフになっているときに(ステップS2のY)、モータ25が駆動されて最大幅位置へスライドしているサイドフェンス17がその幅を狭める方向へスライドされる(ステップS3)。
【0041】用紙載置台11上に用紙10が載置されていないために用紙有無検知センサ19がオフの場合には(ステップS1のN)、操作パネル16に設けられた表示器(図示せず)に給紙セット表示がなされ(ステップS4)、用紙載置台11上への用紙10の載置が促される。用紙載置台33上に用紙10が残存しているために用紙有無検知センサ36がオンの場合には(ステップS2のN)、操作パネル16の表示器に排紙リセット表示がなされ(ステップS5)、用紙載置台33上からの用紙10の取り除きが促される。
【0042】ステップS3でサイドフェンス17のスライドが開始された後、一対の当接検知センサ20がオンになったか否かが判断され(ステップS6)、サイドフェンス17が用紙載置台11上に載置された用紙10の側部に当接することにより当接検知センサ20がオンになった場合には(ステップS6のY)、モータ25の駆動が停止されるとともにサイドフェンス17のスライドが停止され(ステップS7)、ここに、サイドフェンス停止手段が実行される。
【0043】サイドフェンス停止手段の実行によりサイドフェンス17のスライドが停止された後、サイドフェンス17の停止位置に関して微調整の必要があるか否かが判断され(ステップS8)、必要がある場合にはモータ25が再駆動されてサイドフェンス17の微調整が行われ(ステップS9)、ここに、微調整手段が実行される。この微調整では、用紙10の厚さ寸法が大きいとき、又は、湿度が高いときにはサイドフェンス17の幅が広げられる。また、湿度が高く、かつ、温度が高いときには、サイドフェンス17の幅がさらに広げられる。
【0044】図8は、給紙部5から給紙された用紙10への印刷が開始された後に行われる排紙部6のサイドフェンス34のスライド制御について説明するフローチャートである。印刷スタートキーが押された後に、給紙部5のサイドフェンス17のスライドが終了したか否かが判断され(ステップS11)、スライドが終了した場合には、モータ40が駆動され、サイドフェンス17のスライド位置に対応する所定位置へ排紙部6のサイドフェンス34がスライドされる(ステップS12)。但し、このときにサイドフェンス34がスライドする所定位置は、サイドフェンス17の間隔より大きな間隔となるように制御される。
【0045】印刷の開始とともにカウンタ(図示せず)が印刷枚数をカウントし、そのカウンタのカウント値に基づいて排紙部6に排紙された用紙10が所定枚数(例えば、10枚)に達したか否かが判断される(ステップS13)。排紙部6に排紙された用紙10の枚数が所定枚数に達した場合には(ステップS13のY)、再度モータ40が駆動され、所定位置へスライドしているサイドフェンス34がその幅を狭める方向へスライドされる(ステップS14)。
【0046】サイドフェンス34のスライドが開始された後、一対の当接検知センサ37がオンになったか否かが判断され(ステップS15)、サイドフェンス34が用紙載置台33上に排紙された用紙10の側部に当接することにより当接検知センサ37がオンになった場合には(ステップS15のY)、モータ40の駆動が停止されるとともにサイドフェンス34のスライドが停止され(ステップS16)、ここに、サイドフェンス停止手段が実行される。ここで、排紙部6に所定枚数の用紙10が排紙された後にサイドフェンス34をスライドさせるのは、排紙された用紙10が少ないときにサイドフェンス34をスライドさせたのでは、当接検知センサ37の可動接点が用紙10の側部に当接しても、用紙10が撓んでしまい、当接検知センサ37による用紙10の検知ができないためである。したがって、排紙部6に排紙された用紙10の所定枚数とは、当接検知センサ37の可動接点が用紙10の側部に当接しても用紙10が撓まない枚数であることを要する。
【0047】サイドフェンス停止手段の実行によりサイドフェンス34のスライドが停止された後、サイドフェンス34の停止位置に関して微調整の必要があるか否かが判断され(ステップS17)、必要がある場合にはモータ40が再駆動されてサイドフェンス34の微調整が行われ(ステップS18)、ここに、微調整手段が実行される。この微調整では、用紙10の紙厚が厚いとき、又は、湿度が高いときにはサイドフェンス34の幅が広げられる。また、湿度が高く、かつ、温度が高いときには、サイドフェンス34の幅がさらに広げられる。
【0048】このような構成において、本実施の形態の孔版印刷機では、給紙部5の用紙載置台11上に用紙10を載置して印刷をスタートさせると、給紙部5のサイドフェンス17がスライドし、用紙10の側部に当接する位置で停止される。しかも、用紙10が定形サイズであるか不定形サイズであるかを問わない。このため、サイドフェンス17は用紙載置台11上の用紙10の側部に正確に当接されることになり、サイドフェンス17が用紙10の側部に当接していないことにより発生する用紙10のスキューや、各用紙10ごとの画像形成位置のずれの発生が防止される。また、サイドフェンス17が用紙10の側部に強く押し付けられることにより発生する不送りが防止される。
【0049】排紙部6においては、サイドフェンス34がスライドし、排紙された用紙10の側部に当接する位置で停止されるので、サイドフェンス34による用紙揃えを良好に行える。しかも、用紙10が定形サイズであるか不定形サイズであるかを問わず、さらに、同じ定形サイズの用紙でも種類が異なることにより数ミリのばらつきが発生していても、サイドフェンス34をそれらの用紙10の側部に正確に当接させることができる。
【0050】さらに、この孔版印刷機には、サイドフェンス17,34を用紙10の紙厚や湿度などの条件などに応じて微調整する微調整手段が設けられているので、紙厚が厚く腰の強い用紙10や、湿度が高いために膨らんだ用紙10がサイドフェンス17,34に強く当たるということが防止され、用紙10がサイドフェンス17,34に強く当たることによる騒音の発生や不送りの発生が防止される。
【0051】サイドフェンス17,34のスライドは、用紙載置台11,33に形成された凹状ガイド溝29に嵌合凸部30を嵌合させてスライドするので、サイドフェンス17,34がスライド時にがたつくことがなく、スライドがスムーズに行われる。また、用紙載置台11,33の上面部とサイドフェンス17,34の下面部との間に用紙10が入り込むような隙間がなく、その隙間に用紙10が入り込んで破損するなどの不都合が生じない。
【0052】また、当接検知センサ20,37の可動接点32は、その端面32aの下側の一部が凹状ガイド溝29内に位置し、端面32aの上側の一部が凹状ガイド溝29外に位置するように配置されているので、可動接点32が用紙載置台11,33上の用紙10の下に入り込んだり用紙10の上に乗り上げたりすることが防止され、当接検知センサ20,37による用紙10の検知を高精度に行える。
【0053】なお、本実施の形態では、当接検知センサ20,37として可動接点32を有するものを例に挙げて説明したが、当接検知センサとして反射型のセンサを用いても良い。この場合には、サイドフェンス17,34が用紙10の側部に当接する位置で用紙10を検知する位置に、センサの発光部及び受光部を配置する。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、給紙部又は排紙部の用紙載置台に用紙が載置された後にサイドフェンスがスライドされ、サイドフェンスが用紙の側部に当接する位置でスライド動作が停止されるので、用紙が定形サイズであるか不定形サイズであるかを問わずサイドフェンスを用紙の側部に正確に当接させることができる。このため、給紙部においては、サイドフェンスが用紙の側部に当接していないことにより発生する用紙のスキューや、各用紙ごとの画像形成位置のずれの発生を防止することができ、また、サイドフェンスが用紙の側部に強く押し付けられることにより発生する不送りを防止することができる。排紙部においては、精度のよい用紙揃えを行うことができる。
【0055】請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、サイドフェンス停止手段により停止されたサイドフェンスの停止位置を、用紙の紙厚と湿度との少なくとも一つの条件に応じて微調整する微調整手段を有するので、用紙の紙厚が厚い場合や、湿度が高い場合には、サイドフェンスの間隔が広くなる位置へサイドフェンスの停止位置を微調整することにより、紙厚の厚い用紙や湿度の影響で膨らんだ用紙がサイドフェンスに強く当たるということを防止でき、用紙がサイドフェンスに強く当たることによる騒音の発生や不送りの発生を防止できる。
【0056】請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、当接検知センサは、用紙の側部に当接することにより可動してサイドフェンスが用紙の側部に当接する位置でオン・オフを切り替える可動接点を有するので、このオン・オフ切り替えにより、サイドフェンスが用紙の側部に当接する位置へスライドしたことの検知を確実に行うことができる。
【0057】請求項4記載の発明の画像形成装置によれば、当接検知センサは、サイドフェンスが用紙の側部に当接する位置で用紙を検知する反射型のセンサであるので、サイドフェンスが用紙の側部に当接したことの検知を簡単な構造で確実に行うことができる。
【0058】請求項5記載の発明の画像形成装置によれば、サイドフェンスのスライド動作は、用紙載置台の上面部に形成された凹状ガイド溝にサイドフェンスの下面部に形成された嵌合凸部を嵌合させた状態で行われるので、サイドフェンスをがたつくことなくスムーズにスライドさせることができ、しかも、用紙載置台とサイドフェンスとの間への用紙の入り込みを防止することができる。
【0059】請求項6記載の発明の画像形成装置によれば、サイドフェンスと共に当接検知センサがスライドしたとき、可動接点が用紙載置台上に載置された用紙の下に入り込んだり用紙の上に乗り上げたりすることなく、可動接点の端面を用紙の側部に確実に当接させることができ、当接検知センサによる用紙の検知を確実に行うことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013