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発明の名称 ハンガーレールシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−220005(P2001−220005A)
公開日 平成13年8月14日(2001.8.14)
出願番号 特願2000−29382(P2000−29382)
出願日 平成12年2月7日(2000.2.7)
代理人 【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022 CC10 FF07 MM01 MM13 
発明者 石川 克巳
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 天井に上端が取り付けられて下方に向かって延びる複数の縦材と、前記複数の縦材の下端に取り付けられて、前記下端間に横架される横材と、前記横材に保持具を介して取り付けられるハンガーレールと、を備えたハンガーレールシステムにおいて、前記縦材の上下二箇所を屈曲可能な構造とするとともに、前記縦材の上側の屈曲部を支点として前記横材を横方向に移動させつつ上方に持ち上げる駆動装置を設けたことを特徴とするハンガーレールシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流センター等の施設において、洋服などの衣料品の搬送および保管に用いられるハンガーレールシステムに係り、特に、ハンガーレールの高さを容易に変更可能なハンガーレールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハンガーレールシステムとしては、天井に上端が取り付けられて下方に向かって延びる複数の縦材と、前記複数の縦材の下端に取り付けられて、前記下端間に横架される横材と、前記横材に保持具を介して取り付けられるハンガーレールと、を備えたものがよく知られている。
【0003】そのような従来のハンガーシステムでは、作業員が、ハンガーに掛けた洋服を走行トロリに取り付ける作業と、その走行トロリで前記洋服をハンガーレール上を搬送する作業とを行うため、ハンガーレールの高さは、前記両作業の作業性を考慮した最適な高さ(例えば1850mm)に選ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したようなハンガーレールシステムは、ハンガーレールの高さが前記両作業の作業性を考慮した最適な高さとなっているため、ハンガーレールの高さが比較的低くなっており、ハンガーレールの下に立つと頭上の空間がほとんどないので、ハンガーレールの下を通行する人に圧迫感を与えたり、人の通行自体を妨げる恐れがあった。
【0005】それゆえ、前記ハンガーレールシステムを備えた施設を、そのまま催事等の他の用途に用いることは好ましくなく、催事開始前には、頭上の空間を確保するために、ハンガーレールを取り外さなければならず、具体的には、まず、床を養生して作業足場を組み、次に、その作業足場の上に立って、横材から保持具ごとハンガーレールを取り外し、さらに、作業足場を撤去するという作業を行なっており、その作業に多くの手間と時間とを要していた。
【0006】また、催事終了後には、ハンガーレールを取り付けなければならず、ハンガーレールの取り外し作業と同様に、その作業にも多くの手間と時間とを要していた。本発明は、このような従来の技術が有する未解決の課題に着目したものであって、ハンガーレールを取り外すのではなく、ハンガーレールの高さを変更することにより、頭上の空間を確保するものであって、ハンガーレールの高さを短時間で容易に変更できるハンガーレールシステムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係るハンガーレールシステムは、天井に上端が取り付けられて下方に向かって延びる複数の縦材と、前記複数の縦材の下端に取り付けられて、前記下端間に横架される横材と、前記横材に保持具を介して取り付けられるハンガーレールと、を備えたハンガーレールシステムにおいて、前記縦材の上下二箇所を屈曲可能な構造とするとともに、前記縦材の上側の屈曲部を支点として前記横材を横方向に移動させつつ上方に持ち上げる駆動装置を設けたことを特徴とする。
【0008】したがって、本発明に係るハンガーレールシステムでは、上記構成を備えたことにより、駆動装置を稼働させて、横材を上方に持ち上げることができるため、頭上の空間を短時間で容易に確保できる。また、駆動装置を逆転させることにより、上方に持ち上げた横材を、もとの位置に戻すことができるため、ハンガーレールシステムを短時間で容易に復旧できる。
【0009】なお、縦材の下側の屈曲可能な構造には、屈曲自在な形式を用い、前記縦材の下端に取り付けた横材の自重で、前記横材を常に水平に保ち、頭上の空間を十分に確保できるようにすることが望ましい。また、駆動装置は、縦材の上側の屈曲部を支点として、横材を横方向に移動させつつ上方に持ち上げるものであれば、どのようなものを用いてもよく、例えば、横材に力を加えて、横材を直接的に移動させるものでもよいし、屈曲部を駆動して、横材を間接的に移動させるものでも問題ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のハンガーレールシステムを、物流センターなどの施設に用いた例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のハンガーレールシステムの第1の実施形態を示す斜視図であり、図2及び図3は、縦材の屈曲部を拡大して示す図であって、図2は、縦材の上側の屈曲部の要部拡大図であり、図3は、縦材の下側の屈曲部の要部拡大図である。なお、屈曲部は以下に示すように、ピン連結とする以外にゴム等で形成してもよい。
【0011】本実施形態のハンガーレールシステムは、図1に示すように、互いに平行な複数(この例では、2本)のハンガーレール4を支える支持部30が、各ハンガーレール4の両端部それぞれにあって、各支持部30は同じ構成をしている。すなわち、各支持部30は、天井1に上端2aが固定されて垂直下方に向かって延びる複数(この例では、3本)の縦材2からなる縦材部20と、その縦材部20を構成する各縦材2の下端2bで横架される1本の横材3と、その横材3に固定されてハンガーレール4をその横材3に直交する方向に保持可能な複数(この例では、2つ)の保持具5とから構成される。
【0012】そして、縦材部20内の3本の縦材2は同一垂直面内に配されるとともに、対向する縦材部20の前記垂直面同士は平行に対向して配されており、対向する縦材部20の横材3は同一の水平面内で、平行に対向して配されるため、ハンガーレール4は水平に保持されている。複数の縦材2は、それぞれ軸方向の上下二箇所で分断されており、天井1に固定されている天井側部材2H、横材3に固定されている横材側部材2L、それらをつなぐ連結部材2Mとから構成される。上側の分断部2cでは、図2に示すように、分断面が間隙を介して対向して配された状態で、天井側部材2H及び連結部材2Mがコ字状断面を有する結合部材6の凹部に介挿され、前記凹部の開口方向が横材3の軸方向に向けられて、天井側部材2Hが結合部材6に2本のロックピン6aで固定されるとともに、連結部材2Mが結合部材6の対向する面に固定した回転軸7に取り付けられて、屈曲部が形成されており、連結部材2Mが凹部の開口方向にのみ回転可能となっている。また、屈曲部を伸長した状態で、回転軸7と平行に、連結部材2Mと結合部材6とを貫通する孔8が回転軸7と平行に設けられており、その貫通孔8にピン9が着脱自在に挿通されている。
【0013】また、下側の分断部2dでは、図3に示すように、連結部材2Mと横材側部材2Lとが、前記回転軸7方向に互い違いに重ね合わされ、前記回転軸7と平行な回転軸10で回転可能に取り付けられて、屈曲部が形成されている。また、下側の屈曲部が伸長された状態で、回転軸10と平行に、連結部材2Mと横材側部材2Lとを貫通する孔11が回転軸10と平行に設けられており、その貫通孔11にピン12が着脱自在に挿通されている。
【0014】横材3には、縦材2の下端2b間に、略J字状の保持具5がそれぞれ取り付けられており、その保持具5の湾曲部5aにハンガーレール4を保持して、ハンガーレール4を床13から1850mmの高さに吊り下げている。また、結合部材6の凹部の開口方向に位置する連結部材2Mの下方には、ワイヤーロープ14が取り付けられており、そのワイヤーロープ14は縦材2の斜め上方に延びて天井1に固定された一組の回転駆動装置15のスプール15aに個別に巻きついていて、回転駆動装置15の操作ボックス15bを操作することにより、スプール15aにワイヤーロープ14の巻き取り及び巻き出しを行うことができる。
【0015】なお、図1に示した施設には、ハンガーレールシステムが一つしか設けられていないが、実際の施設には、その施設の広さに合わせて、ハンガーレールシステムが複数設けられる。次に、催事の前後に、本発明のハンガーレールシステムを用いて、ハンガーレール4の高さを変える作業について、図1を参照して説明する。
【0016】・催事前先ず、縦材2の上下二箇所に取り付けてあるピン9、12を取り外し、操作ボックス15bを操作して一組の回転駆動装置15に通電する。すると、一対の回転駆動装置15は回転を始め、スプール15aを駆動し、スプール15aに巻付けられているワイヤーロープ14を巻き取り始める。次に、ワイヤーロープ14が巻き取られると、横材3が斜め上方に引っ張られる。すると、縦材2は上側の屈曲部で横方向に屈曲し、下側の屈曲部で下方に屈曲するため、一対の横材3が、横方向に移動されるとともに、水平を保ったまま上方に移動され、ハンガーレール4が床13から2200mmの高さに配置される。
【0017】・催事後先ず、操作ボックス15bを操作して一対の回転駆動装置15に、ハンガーレール4を持ち上げる時とは、逆向きに通電する。すると、回転駆動装置15は、ワイヤーロープ14巻き上げ時とは、逆方向に回転を始め、スプール15aを駆動し、スプール15aに巻き取られているワイヤーロープ14を巻き出し始める。次に、ワイヤーロープ14が巻き出されると、上下の屈曲部が、横材3の重量で伸長される。すると、一対の横材3が下方に移動し、やがて、図1の実線で示したように、分断部2c、2dが完全に伸ばされて、ハンガーレール4が床13から1850mmの位置に配置される。そして、上下の屈曲部が完全に伸びた状態で、ピン9、12を縦材2の上下二箇所の貫通孔8、11に挿入する。
【0018】かくして、本発明に係るハンガーレールシステムでは、上記構成を備えたことにより、回転駆動装置15を稼働させて、横材3を上方に持ち上げることができるため、頭上の空間を短時間で容易に確保できる。なお、横材3は、縦材2の下側の回転軸7を支点として、自重で常に水平に保たれるため、頭上の空間は十分に確保される。
【0019】また、回転駆動装置15を逆転させることにより、上方に持ち上げた横材3を、もとの位置に戻すことができるため、ハンガーレールシステムを短時間で容易に復旧できる。さらに、屈曲部を伸長した後、ピン9、12を貫通孔8、11に、それぞれ挿入することにより、ハンガーレール4を使用する際に、縦材2が屈曲してしまうことを防ぐことができ、ハンガーレール4を用いた作業の作業性を損なうことがない。
【0020】なお、本実施形態は本発明に係るハンガーレールシステムの一例を示したものであり、保持具5の形状、駆動装置の形式、ハンガーレール4の高さなどを限定するものではない。例えば、上記実施例においては、本発明のハンガーレールシステムを、建築物の天井1に取り付けた例を示したが、天井を有するものであれば何でもよく、車両内部などに用いてもよい。
【0021】また、駆動装置としてスプール15aを備えた回転駆動装置15を用いたものを示したが、他の形式のものを用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハンガーレールシステムでは、縦材の上下二箇所を屈曲可能な構造とし、前記縦材の上側の屈曲部を支点として、前記横材を横方向に移動させつつ上方に持ち上げる駆動装置を設けたことにより、ハンガーレールの高さを短時間で容易に変更できる。




 

 


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