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発明の名称 展望エレベータ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−171947(P2001−171947A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−365177
出願日 平成11年12月22日(1999.12.22)
代理人 【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3F301
【Fターム(参考)】
3F301 AA01 BB05 DA01 
発明者 酒井 佳人 / 森 正人 / 吉川 明男 / 吉田 進 / 篠崎 洋三 / 藤山 淳司
要約 目的
本発明は上記のような問題を改善するためになされたもので、1回の利用だけで昇降中に広く周囲の景色を楽しむことができる、展望エレベータを提供することを目的とする。

構成
特許請求の範囲
【請求項1】曲面状の壁面を有する構造物において、エレベータのかご室が、構造物の外周を周回しながら昇降するようにガイドレールを設置し、このガイドレールに、ガイドローラーを介してかご室を搭載し、かご室が、ガイドレールに沿って昇降するように構成した、展望エレベータ。
【請求項2】平面状の壁面を有する構造物において、エレベータのかご室が、構造物の外周を周回しながら昇降するようにガイドレールを設置し、このガイドレールに、ガイドローラーを介してかご室を搭載し、かご室が、ガイドレールに沿って昇降するように構成した、展望エレベータ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は展望エレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から周囲の景色を展望することができる展望エレベータが開発されている。しかし従来の展望エレベータは、鉛直の昇降する構造のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような従来の展望エレベータは次のような問題を備えていた。
<イ>エレベータの昇降を案内するガイドレールは、エレベータの昇降経路に沿って設置してある。そのためにガイドレールを設置した面や昇降ドアを設置した面の視界は遮られてしまう。
<ロ>さらに昇降中、利用客は同一の方向しか見ることはできず、側面や背面の景色を楽しむことは不可能である。
<ハ>エレベータの昇降中に周囲の景色を楽しむためには、図11に示すように、中心の支柱aの周囲にドーナツ状の昇降台bを設置してそれを昇降する構造を採用することも考えられる。しかしそのようなエレベータではエレベータの設置台数が1台に限られ、運搬能力がきわめて小さい。そのために、多数の利用客、観光客を長時間待たせるという結果になってしまう。
<ニ>あるいは建物の周囲に複数基のエレベータを設置することもできる。しかし周囲の景色を楽しむには複数台のエレベータに繰り返し乗り換える必要があり長時間を費やすことになる。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記のような問題を改善するためになされたもので、1回の利用だけで昇降中に広く周囲の景色を楽しむことができる、展望エレベータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成するために本発明の展望エレベータは、曲面状の壁面を有する構造物において、エレベータのかご室が、構造物の外周を周回しながら昇降するようにガイドレールを設置し、このガイドレールに、ガイドローラーを介してかご室を搭載し、かご室が、ガイドレールに沿って昇降するように構成した、展望エレベータである。
【0006】さらに本発明の展望エレベータは、平面状の壁面を有する構造物において、エレベータのかご室が、構造物の外周を周回しながら昇降するようにガイドレールを設置し、このガイドレールに、ガイドローラーを介してかご室を搭載し、かご室が、ガイドレールに沿って昇降するように構成した、展望エレベータである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面にもとづいて本発明の一実施例を説明する。
【0008】<イ>構造物。
本発明の展望エレベータを設置する対象は、広く採用することができる。例えば図1に示すような円柱形の構造物、曲面壁を備えた構造物、球形の構造物、あるいは図10に示すような水平断面が矩形の構造物などである。
【0009】<ロ>ガイドレールの設置。
上記のような構造物の曲面の表面に、支持ガイドレール2を設置する。この支持ガイドレール2は、鉛直に設置するのではなく、曲面構造物1の表面に鉛直線に対して所定の角度を有する状態で設置する。したがって構造物1が円柱である場合にはガイドレール2は円柱の構造物1の外周を周回する螺旋状に設置することができる。また図10に示すように、構造物1の水平断面が矩形であってもコーナー部ではガイドレール2に大きい曲率を与えて設置することができる。周回する距離は構造物1の高さとガイドレール2の設置角度によって自由に設定できるが、あまり多数回の回転は乗客に不快感を与えかねない。したがって実際には出発から到着までにエレベータのかご室3が構造物1の周囲をほぼ1〜2周する程度の角度が適当である。
【0010】<ハ>ガイドレールの角度。
ガイドレール2の取付け角度は一定の場合もあるが、位置によって角度を変化させることもできる。たとえばガイドレール2の取付け角度を、構造物1の下部では小さく、上部は大きく(鉛直に近い角度)設置することができる。あるいは反対に構造物1の下部では取付け角度を大きく(鉛直に近い角度)、上部は小さく設置することができる。すると上昇速度が一定でも、視界が悪い低層部ではかご室3は高速で上昇し、展望が開けて構造部ではゆっくりと周囲の景色を楽しむことができる。構造物1の形状が円錐、角錐の場合にも、ガイドレール2の取付け角度に変化を持たせることができる。
【0011】<ニ>支持ガイドレールの詳細。
支持ガイドレール2は少なくとも1組2本を設置する。この支持ガイドレール2は、構造物1の表面から突出させたブラケットを介して構造物1の表面近くに平行に取り付ける。この2本の支持ガイドレール2が後述するかご室3を案内する軌道となる。さらに支持ガイドレール2から一定の距離を離して抑えガイドレール22を設置する。この抑えガイドレール22は後述するかご室3の転落を防止するためのレールである。
【0012】<ホ>かご室の搭載。
このガイドレール2に、ガイドローラー31を介してかご室3を搭載する。ガイドローラー31をかご室3に直接取り付けず、ガイドローラー31は台車32に取りつけ、この台車32にかご室3を搭載する構成を採用することもできる。このかご室3の床面、あるいは展望窓33を形成する縁や柱は水平、あるいは鉛直に設置する。かご室3への乗り降りのためのかご戸は、構造物1の表面に向けた側に設置する。
【0013】<ヘ>かご室の床の角度調整。
ガイドレール2の角度が変化する場合にはかご室3の床の角度を調整する機能が必要である。そのために例えば角度センサーでかご室3の傾斜を検知し、サーボモーターなどのアクチュエーターで床を駆動して角度を調節する。
【0014】<ト>昇降機構。
構造物1の表面近くに設置した支持ガイドレール2の表面側とおさえガイドレール22との間には、適当な間隔で滑車21を設置する。そして台車32、あるいはかご室3の上部にワイヤロープ24を取り付けこのワイヤロープ24を滑車21によって案内する。そのために、ワイヤロープ24を、鉛直線に対して傾斜したガイドレール2と平行に配置することができる。このワイヤロープ24を、ガイドレール2の最上部に設置した巻き上げ装置によって巻き上げ、あるいは下げると、かご室3をガイドレール2に沿って昇降させることができる。
【0015】<チ>昇降速度。
かご室3が昇降する速度を一定に保つ場合もあるが、速度を変化させることもできる。例えば低層部の視界の開けていない位置ではかご室3を急上昇させ、視界の開けた上層部において低速として周囲の景色を堪能できる構成を採用することができる。
【0016】<リ>重錘4。
構造物1の表面には、前記した内外のガイドレール2とは別に、重錘用のガイドレール41を設置する。この重錘用ガイドレール41も2本を平行に設置し、その間には滑車42を設置する。そして重錘用ガイドレール41にはガイドローラー43を介して重錘4を搭載する。この重錘4の上部に取り付けたワイヤロープ44は構造物1の上部に設置した折り返し滑車で折り返し、その他端をかご室3の上部に取り付ける。そのためにかご室3の重量を相殺して少ない動力によって軽快に昇降させることができる。
【0017】<ヌ>重錘の設置例。
上記のようにかご室3の移動するガイドレール2と平行に、重錘用ガイドレール41を設ければ、かご室3の移動距離だけ重錘が移動する。しかし重錘4を鉛直に移動する構成を採用すると、重錘4の移動距離は螺旋状態で移動するかご室3の移動距離よりも短くなってしまう。そのために、重錘4の昇降する昇降路46を地下に構築する構造(図8)、あるいは動滑車45を設けて重錘4の移動距離を短くする構造(図9)などを採用することができる。
【0018】<ル>つるべ式構造。(図5、6、7)
重錘4の代わりにもう1基のかご室3Bを設け、両かご室3A、3Bをワイヤロープ24で連結し、このワイヤロープ24を最上部に設置した滑車25において折り返す構成を採用することもできる。すると2基のかご室3A、3Bを交互に上下動させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記したようになるから、次のような効果を達成することができる。
<イ>エレベータの利用者は、周囲に設置した装置や器具によって視界を遮られることなく、広い範囲の眺望を楽しむことができる。
<ロ>特にエレベータを設置する構造物が円柱の場合に、その周囲に螺旋状にガイドレールを設置すればかご室に乗ってから降りるまでの間に、全方位の景色を展望することができる。
<ハ>構造物の水平断面が矩形であってもコーナー部ではガイドレールに大きい曲率を与え、かつコーナー部におけるかご室の移動速度を小さくすれば、乗客に不快感を与えることなく、昇降にともなって全方位の景色を展望することができる。
<ニ>構造物の周囲をかご室が移動する構造自体に特異性があるから、その構造物が外部から注目を浴びることになり、大きな集客効果を期待することができる。
<ホ>複数組のガイドレールを平行に設置すれば、相互に干渉することがないから、複数台のかご室を同時に昇降させることができる。したがって多数の乗客を長時間待たせることなく同時に昇降させることができる。




 

 


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