米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 株式会社ダイフク

発明の名称 ワイヤー巻取り式昇降搬送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−302186(P2001−302186A)
公開日 平成13年10月31日(2001.10.31)
出願番号 特願2000−120038(P2000−120038)
出願日 平成12年4月20日(2000.4.20)
代理人 【識別番号】100069578
【弁理士】
【氏名又は名称】藤川 忠司
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022 JJ07 KK01 MM51 
発明者 清川 渉
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】昇降搬送台を吊り下げるワイヤーをブレーキ付きモーター駆動の巻取りドラムにより巻き取って前記昇降搬送台を上昇させるようにしたワイヤー巻取り式昇降搬送装置であって、前記昇降搬送台の昇降経路上端側に軸支されたワイヤーガイドシーブと前記巻取りドラムとの間に於いて前記ワイヤーを挟み付けるワイヤー制動手段と、このワイヤー制動手段を、昇降搬送台の少なくとも上昇駆動非常停止時に作動させる制御手段とを備えている、ワイヤー巻取り式昇降搬送装置。
【請求項2】前記ワイヤー制動手段は、ワイヤー移動経路を挟むように配設された一対のワイヤー挟み付けパッドと、当該一対のワイヤー挟み付けパッドをワイヤー開放状態に付勢保持するスプリングと、当該スプリングの付勢力に抗して一対のワイヤー挟み付けパッドを相対接近移動させるソレノイドとから構成されている、請求項1に記載のワイヤー巻取り式昇降搬送装置。
【請求項3】前記一対のワイヤー挟み付けパッドの一方は固定され、他方のパッドのみが前記ソレノイドにより駆動され、これら両パッドのワイヤー挟み付け面には、ワイヤー長さ方向に対し直交する向きの多数の突条が形成されている、請求項2に記載のワイヤー巻取り式昇降搬送装置。
【請求項4】前記制御手段は、ワイヤー制動手段を一定時間作動させた後、当該ワイヤー制動手段を開放させる、請求項1〜3の何れかに記載のワイヤー巻取り式昇降搬送装置。
【請求項5】前記制御手段は、ワイヤー制動手段を開放させた後の再起動指令に基づいて、昇降搬送台を一旦ホームポジションまで下降させるように前記ブレーキ付きモーターを制御する、請求項4に記載のワイヤー巻取り式昇降搬送装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降搬送台を吊り下げるワイヤーをブレーキ付きモーター駆動の巻取りドラムにより巻き取って前記昇降搬送台を上昇させるようにしたワイヤー巻取り式昇降搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の昇降搬送装置では、異常発生時等に於いて昇降搬送台の上昇を非常停止させることがある。このとき、ワイヤーを巻き取る巻取りドラムには大きな巻取り負荷が作用している状態であるから、当該巻取りドラムを駆動するブレーキ付きモーターへの通電を断った直後にブレーキが働いて巻取りドラムは殆どタイムラグ無しに停止することになるが、上昇駆動されていた昇降搬送台は、その上昇方向に働く慣性により若干のタイムラグを経過した後に停止することになる。この昇降搬送台の停止までのタイムラグは、上昇駆動速度の早い高速昇降タイプのもの程、大きくなる。
【0003】上記の結果、瞬間停止した巻取りドラムに対しワイヤーが巻取り方向に昇降搬送台側から送り込まれることになり、巻取りドラムに対しワイヤーが弛んで乱巻き状態になり、以後の正常な巻取り繰り出し操作が行えなくなる等の問題につながる。
【0004】このような上昇駆動時の非常停止に伴う乱巻きの発生を防止するために、昇降搬送台の昇降経路上端側に軸支されたワイヤーガイドシーブと前記巻取りドラムとの間に於いて前記ワイヤーを常時緊張させるためのテークアップ手段を配設することが考えられているが、質量及び曲げ強度の大きなワイヤーの移動経路をテークアップ用シーブで瞬時に変更させることは困難であって、高速昇降タイプの昇降搬送装置では動作が不確実となるばかりでなく、テークアップ手段そのものも大掛かりになり、実用性に於いて問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るワイヤー巻取り式昇降搬送装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、昇降搬送台3を吊り下げるワイヤー5a,5bをブレーキ付きモーター13駆動の巻取りドラム4により巻き取って前記昇降搬送台3を上昇させるようにしたワイヤー巻取り式昇降搬送装置であって、前記昇降搬送台3の昇降経路上端側に軸支されたワイヤーガイドシーブ8a,8bと前記巻取りドラム4との間に於いて前記ワイヤー5a,5bを挟み付けるワイヤー制動手段16と、このワイヤー制動手段16を、昇降搬送台3の少なくとも上昇駆動非常停止時に作動させる制御手段14とを備えた構成となっている。
【0006】上記の本発明装置を実施するについて、前記ワイヤー制動手段16は、ワイヤー移動経路を挟むように配設された一対のワイヤー挟み付けパッド17,18と、当該一対のワイヤー挟み付けパッド17,18をワイヤー開放状態に付勢保持するスプリング19と、当該スプリング19の付勢力に抗して一対のワイヤー挟み付けパッド17,18を相対接近移動させるソレノイド20とから構成することができる。この場合、前記一対のワイヤー挟み付けパッド17,18の内、一方のパッド17は固定し、他方のパッド18のみを前記ソレノイド20により駆動するように構成し、これら両パッド17,18のワイヤー挟み付け面17a,18aには、ワイヤー長さ方向に対し直交する向きの多数の突条を形成することができる。
【0007】又、前記制御手段14は、ワイヤー制動手段16を一定時間作動させた後、当該ワイヤー制動手段16を開放させるように構成することができる。この場合、前記制御手段は、ワイヤー制動手段16を開放させた後の再起動指令に基づいて、昇降搬送台3を一旦ホームポジション(例えば下降限位置)まで下降させるように前記ブレーキ付きモーター13を制御するように構成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、図1に示すように、自動倉庫の入出庫用走行クレーン1に於いて、前後一対の支柱2間で昇降可能な昇降搬送台3に適用した実施形態について説明すると、図1及び図2に示すように、当該昇降搬送台3は、片側の支柱2の下端近傍外側に配設されたワイヤー巻取りドラム4によって巻取り繰り出し操作される2本のワイヤー5a,5bにより昇降駆動される。前記ワイヤー巻取りドラム4から支柱2に沿って上方に引き出された2本の並列するワイヤー5a,5bは、支柱2の上端をつなぐ上部フレーム6に軸支されたワイヤーガイドシーブ7a,8a及び7b,8bを介して、各支柱2の内側に沿って垂下するように下向きに転向され、それぞれの遊端が昇降搬送台3の前後両端部に係止されている。
【0009】9は床面側ガイドレール10上を転動する駆動車輪11a及び遊転車輪11bを備えた走行台車、12は駆動車輪11aを正逆回転駆動するブレーキ付きモーター、13は前記巻取りドラム4を正逆回転駆動するブレーキ付きモーター、14は制御手段であって、両ブレーキ付きモーター12,13や昇降搬送台3上に荷移載手段15の駆動用モーター等を制御する。
【0010】16はワイヤー制動手段であって、図2〜図5に示すように、巻取りドラム4の上側で垂直に張られた並列する2本のワイヤー5a,5bを両側から挟み付ける一対のワイヤー挟み付けパッド17,18と、当該一対のワイヤー挟み付けパッド17,18をワイヤー開放状態に付勢保持するスプリング19と、当該スプリング19の付勢力に抗して一対のワイヤー挟み付けパッド17,18を相対接近移動させるソレノイド20とから構成されている。
【0011】更に具体的に説明すると、前記一対のワイヤー挟み付けパッド17,18の内、支柱2側に位置するパッド17は、支柱2の外側に取り付けられた台座フレーム21上に固着され、他方のパッド18は、前記台座フレーム21に水平支軸22を介して上端部が揺動自在に軸支された可動フレーム23の内側に取り付けられ、スプリング19は、台座フレーム21の左右両側辺に突設された左右一対のスプリング案内ピン24と、これに対応するように可動フレーム23の左右両側辺に取り付けられたスプリング位置決めピン25との間で左右一対介装され、ソレノイド20は、可動フレーム23を跨ぐように台座フレーム21の左右両側辺に取り付けられた門形フレーム26上に、その出退移動するアクチュエーター20aが可動フレーム23の外側面に当接するように、取り付けられている。又、一対のワイヤー挟み付けパッド17,18は、図6に示すように、硬質ゴム等の適当な弾性を有する材料又は弾性を有しない金属厚板等から構成されるもので、その互いに対向するワイヤー挟み付け面17a,18aには、ワイヤー5a,5bの長さ方向(垂直上下方向)に対し直交する方向(水平横方向)の断面三角形の突条を等間隔おきに多数並設して、ワイヤー5a,5bに対する摩擦抵抗を高めている。27は、パッド17,18に設けられている取付用座ぐり孔である。
【0012】上記構成の走行クレーン1に於いては、ブレーキ付きモーター13を稼働させて巻取りドラム4をワイヤー巻取り方向に正転駆動することにより、2本のワイヤー5a,5bが繰り出されて昇降搬送台3が支柱2に沿って吊り上げられ、上昇移動する。又、逆にブレーキ付きモーター13により巻取りドラム4をワイヤー繰り出し方向に逆転駆動することにより、2本のワイヤー5a,5bが巻取りドラム4から繰り出され、昇降搬送台3が支柱2に沿って下降移動することになるのであるが、何れも、制御手段14による通常の制御時には、昇降搬送台3が目的のレベル(荷移載レベル)に到着する一定距離手前の位置に於いてブレーキ付きモーター13による巻取りドラム4の回転速度が高速から低速に切り換えられ、昇降搬送台3が目的のレベルに達したときにブレーキ付きモーター13への通電が断たれると同時にブレーキが作動し、巻取りドラム4によるワイヤー5a,5bの巻取り繰り出し作用が終了して昇降搬送台3の昇降が停止せしめられる。
【0013】しかしながら、何らかの原因により昇降搬送台3の昇降を直ちに停止させる必要が生じたときは、制御手段14に対し昇降搬送台3の非常停止指令が入力され、この非常停止指令に従って制御手段14は、ブレーキ付きモーター13への通電を直ちに断つと共にブレーキを作動させることになる。即ち、昇降搬送台3が低速昇降に切り換えられる前の高速昇降行程中にあっても、直ちにブレーキ付きモーター13への通電を断つと共にブレーキを作動させ、昇降搬送台3を非常停止させることになる。
【0014】本発明装置では、昇降搬送台3を上昇駆動している途中で非常停止がかかった場合、図7のフローチャートに示すような制御が行われる。即ち、ワイヤー制動手段16のソレノイド20は制御手段14により制御されるが、昇降搬送台3の上昇駆動途中で非常停止指令が入力されると、巻取りドラム4を駆動するブレーキ付きモーター13への通電を断つと共にブレーキを作動させる。同時に計時を開始する作動遅延タイマーに設定された遅延作動時間(0〜0.5秒程度)が経過すると、ワイヤー制動手段16のソレノイド20に通電して励磁させる。この結果、当該ソレノイド20のアクチュエーター20aは、スプリング19の付勢力に抗して可動フレーム23を水平支軸22の周りに押圧揺動させ、当該可動フレーム23上のワイヤー挟み付けパッド18を台座フレーム21側のワイヤー挟み付けパッド17に対し接近移動させるので、その間を垂直上下方向に通っている並列2本のワイヤー5a,5bが両パッド17,18のワイヤー挟み付け面17a,18aにより挟み付けられ、制動される。
【0015】即ち、上昇駆動中の昇降搬送台3に非常停止がかけられると、同時に又は僅かなタイムラグ(作動遅延タイマーの設定時間)をおいて、ワイヤー制動手段16が巻取りドラム4に巻取り途中のワイヤー5a,5bを挟み付けて制動するので、巻取りドラム4が制動ロックされた以後、慣性で昇降搬送台3が多少上昇移動しても、ワイヤー制動手段16と昇降搬送台3との間でワイヤー5a,5bが若干弛緩するだけで、巻取りドラム4上でワイヤー5a,5bが弛んで乱巻き状態になることがない。
【0016】ワイヤー制動手段16のソレノイド20に対する通電励磁が開始された時から計時を開始する作動タイマーに対する設定時間(2〜5秒程度)が経過すると、ソレノイド20への通電が断たれて消磁し、ワイヤー制動手段15の可動フレーム23(ワイヤー挟み付けパッド18)がスプリング19の付勢力により復帰揺動するので、ワイヤー挟み付けパッド17,18が開放し、ワイヤー5a,5bに対する制動ロックが解除される。
【0017】以上で、非常停止指令がかかったときの一連の制御は終了するが、図7のフローチャートに示すように、非常停止がかかった原因が取り除かれた後に再起動指令が制御手段14に入力されると、当該制御手段14は、昇降搬送台3をホームポジション(例えば下降限位置)まで下降させて停止させるように、ブレーキ付きモーター13により巻取りドラム4をワイヤー繰り出し方向に逆転駆動させる。そして昇降搬送台3がホームポジションまで下降したならば、通常の運転モードに復帰し、以降は通常の運転制御を行わせることができる。
【0018】なお、ワイヤー制動手段16の設置位置は、昇降搬送台3の昇降経路上端側に軸支されたワイヤーガイドシーブ7b,8bと巻取りドラム4との間のワイヤー張設経路中であれば、上記実施形態の場所に限定されない。又、ワイヤー制動手段16の構成も上記実施形態のものに限定されない。更に、昇降搬送台3の上昇駆動中に非常停止がかかったときのみワイヤー制動手段16が作動するように構成しているが、低速切換を伴う通常の上昇駆動の停止時にもワイヤー制動手段16を働かせることもできるし、場合によっては、昇降搬送台3の下降駆動の停止時(非常停止時を含む)にもワイヤー制動手段16を働かせるように構成しても良い。
【0019】又、本発明を自動倉庫の入出庫用走行クレーン1に設けられている昇降搬送台3に適用した実施形態について説明したが、本発明装置は、定位置で作動する単なるリフターとしても実施することができるものである。
【0020】
【発明の効果】以上のように実施し得る本発明の構成によれば、昇降搬送台の少なくとも上昇駆動非常停止時に、当該昇降搬送台を吊り上げるワイヤーを制動手段で挟み付けて制動するのであるから、その非常停止時に於ける巻取りドラムの停止から昇降搬送台の停止までの間に、昇降搬送台の慣性上昇移動に伴うタイムラグが生じて、ワイヤーが上昇する昇降搬送台により巻取りドラム側へワイヤーが逆送りされても、そのワイヤーの巻取りドラム側への移動を前記ワイヤー制動手段の位置で停止させ、巻取りドラムにまでワイヤーの逆送り作用が及んで乱巻き状態になるのを未然に防止することができる。
【0021】しかも、ワイヤーを挟み付けて制動するワイヤー制動手段を使用するものであるから、従来のワイヤーの弛みをテークアップ手段で吸収させて緊張状態に維持するものと比較して、ワイヤーの弛みが巻取りドラム側へ及ぶのを阻止するための動作時間が極僅かで済み、昇降搬送台を高速で上昇駆動させるタイプのものに於いても、或いは曲げ強度の極めて大きな径の太いワイヤーを必要とする重荷重用の昇降搬送装置に於いても、確実に所期の目的を達成することができる。勿論、通常はワイヤーに負荷をかけることも無いので、常時ワイヤーを強力に緊張させるテークアップ手段を使用する場合のように、駆動系にかかる負担が大きくなることもない。
【0022】なお、請求項2に記載の構成によれば、本発明のワイヤー制動手段の構成が簡単になり、従来の昇降搬送装置、例えば実施形態で示したような走行クレーンに於ける昇降搬送台の昇降経路脇にも、容易に据え付けることができ、実用性が高まる。この場合、請求項3に記載の構成によれば、より一層ワイヤー制動装置の構成が簡単になり、しかも、ワイヤーを強力確実に挟み付けて制動ロックすることができる。
【0023】更に、請求項4に記載の構成によれば、ワイヤー制動手段を一定時間作動させた後、当該ワイヤー制動手段を自動的に開放させるので、昇降搬送台を停止させた後にワイヤー制動を開放させる操作が不要となり、非常停止時だけでなく、昇降搬送台の上昇停止時には常にワイヤー制動手段を作動させることも可能になる。
【0024】又、請求項5に記載の構成によれば、ワイヤー制動手段を開放させた後の再起動指令に基づいて、昇降搬送台を一旦ホームポジション(例えば下降限位置)まで下降させることができるので、昇降搬送台がホームポジションで停止している状態から通常運転モードにより運転開始させることができ、非常停止後の再運転時に非常停止の影響を残さないで済む。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013