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発明の名称 物品移載装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−199524(P2001−199524A)
公開日 平成13年7月24日(2001.7.24)
出願番号 特願2000−4110(P2000−4110)
出願日 平成12年1月13日(2000.1.13)
代理人 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【テーマコード(参考)】
3F081
【Fターム(参考)】
3F081 AA04 CA04 CA47 CA49 CC01 CC08 
発明者 牧村 勝巧
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 パレット上の物品を反転させて別のパレットに移載させる物品移載装置であって、パレット側の物品支持部材には貫通部が形成されており、横方向の回転軸心の周りで回転自在な回転体には、回転軸心に対称状として一対の可動枠が相対的に接近離間自在に設けられ、これら可動枠には、パレット受け部と、このパレット受け部上のパレットに作用自在なクランプ手段と、前記パレット側の貫通部を通って出退自在なプッシャー手段とが設けられていることを特徴とする物品移載装置。
【請求項2】 パレット受け部がコンベヤにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の物品移載装置。
【請求項3】 パレットは、矩形板枠状のベース体と、複数種の物品規制体とからなり、前記ベース体には、その上面側に嵌合用の凹状部が矩形状に形成され、前記物品規制体は、前記凹状部に嵌合可能でかつ物品規制部材を格子状に配列して矩形状に形成され、これら物品規制部材により形成される規制区画の広さを異にして複数種の物品規制体が構成され、パレット側の貫通部は、複数種の物品規制体による規制区画群に対向されるように、所定間隔を置いた複数箇所に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の物品移載装置。
【請求項4】 一対の可動枠には、ベース体に形成されたガイド孔から物品規制体に形成されたガイド部に亘って挿通可能なガイド体が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の物品移載装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば植木鉢などの物品をパレット上に載置して搬送する途中において、このパレット上の物品を反転させて別のパレット上に移載させるのに採用される物品移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば特開昭62−218311号公報に見られる反転移載装置が提供されている。すなわち従来装置においては、まず、上下がパレットにより挟まれたワークを、前工程の搬入コンベヤから反転装置の搬入コンベヤ上に搬送させる。次に、荷重付加用シリンダを駆動して、押板やパレットを介してワークに荷重を加える。そして、反転フレームを反転させ、ワークおよびパレットも同様に反転させて姿勢変更を行う。
【0003】次に荷重付加用シリンダを徐々に引込めて、ワークおよびパレットを搬出コンベヤ上に載置させる。その後、搬出コンベヤを駆動して、ワークおよびパレットを次工程の搬出コンベヤ上に搬送して移載する。そして反転フレームを反転させ、元の位置にまで戻すように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来構成においては、常に上下のパレットとワークとが組となって、反転装置に搬入されかつ反転装置から搬出されることで、多量のパレットを準備しておかなければならない。そして前工程の搬入コンベヤ側ではワークの上にパレットを載置させる作業が必要となり、また次工程の搬出コンベヤ側ではワークの上からパレットを除去させる作業が必要となる、などの問題がある。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、パレットの数を減少し得るとともに、物品の上に対するパレット載置作業やパレット除去作業を不要とし得る物品移載装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の物品移載装置は、パレット上の物品を反転させて別のパレットに移載させる物品移載装置であって、パレット側の物品支持部材には貫通部が形成されており、横方向の回転軸心の周りで回転自在な回転体には、回転軸心に対称状として一対の可動枠が相対的に接近離間自在に設けられ、これら可動枠には、パレット受け部と、このパレット受け部上のパレットに作用自在なクランプ手段と、前記パレット側の貫通部を通って出退自在なプッシャー手段とが設けられていることを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、下位のパレット受け部で支持したパレットをクランプ手段によりクランプしたとき、プッシャー手段群を、貫通部を通して正向きの物品の下面に対向し得る。この状態で、下位の可動枠を上昇して上位の可動枠に接近させると、パレットとともに物品が上昇して、その上面を、上方の逆向きのベース体に当接させ、以て物品群を上下のベース体間で保持し得る。
【0008】次いで、回転体を介して両可動枠を回転軸心の周りに180度回転させて、正向きの物品群を逆向きに反転させるとともに、下位のパレットを上位へ、また上位のベース体を下位へ位置させる。その際に、上位に移動して逆向きになったパレット側の物品規制体を、自重により落下させて、下位の正向きになっているベース体に嵌合させ、以て下位のベース体に組込ませる。これにより、前工程において空であったベース体に今工程での物品規制体を移すと同時に、物品規制体を物品群に外嵌させて正向きのパレットとし得、そして今工程でのベース体を空として逆向きで支持し得る。
【0009】上述したように所期の反転を行ったのち、まず上位に位置した可動枠側のプッシャー手段を下降動させ、これによりプッシャー手段群を、ベース体の貫通部群に通して物品の底面に当接させる。次いで上位となった可動枠を逆作動して離間動(上昇動)させ、逆向きの物品群の底面に対して逆向きのベース体を離間動させる。そして可動枠を完全に離間動させたときに物品群を、下位において正向きとなったパレットにおけるベース体上に逆向きで支持し得る。これに相前後して、上位に位置した可動枠側のプッシャー手段群を上昇動させる。次いで下位の可動枠において、クランプ手段を開放動させることで、物品群を逆向きで支持しているパレットを、物品移載装置から搬出し得る。
【0010】また本発明の請求項2記載の物品移載装置は、上記した請求項1記載の構成において、パレット受け部がコンベヤにより構成されていることを特徴としたものである。したがって請求項2の発明によると、正向きの物品群を支持しているパレットをコンベヤにより受け取って搬送することで、下位の可動枠におけるパレット受け部に支持させ得る。また、所期の反転によって物品群を逆向きで支持したパレットは、コンベヤの作動によって物品移載装置から搬出し得る。
【0011】そして本発明の請求項3記載の物品移載装置は、上記した請求項1または2記載の構成において、パレットは、矩形板枠状のベース体と、複数種の物品規制体とからなり、前記ベース体には、その上面側に嵌合用の凹状部が矩形状に形成され、前記物品規制体は、前記凹状部に嵌合可能でかつ物品規制部材を格子状に配列して矩形状に形成され、これら物品規制部材により形成される規制区画の広さを異にして複数種の物品規制体が構成され、パレット側の貫通部は、複数種の物品規制体による規制区画群に対向されるように、所定間隔を置いた複数箇所に形成されていることを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、共通のベース体に対して、複数種の物品規制体のうち目的とするものをワンタッチでセットしたり、ワンタッチでリセットすることで、種々なパレットへの切換えを行える。さらに本発明の請求項4記載の物品移載装置は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、一対の可動枠には、ベース体に形成されたガイド孔から物品規制体に形成されたガイド部に亘って挿通可能なガイド体が設けられていることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、物品群を上下のベース体間で保持したとき、一方の可動枠側のガイド体を、ベース体のガイド孔から物品規制体のガイド部に亘って対向し得、このガイド体を上昇させることで、ガイド孔からガイド部に亘って挿通させ得る。そして反転により上位となったパレット側の物品規制体を、自重により落下させて下位のベース体に嵌合させる際に、物品規制体のガイド部をガイド体により案内し得、以て物品規制体を、不測に乱れることなく落下させて、ベース体の凹状部に嵌合させて組込み得る。
【0014】
〔発明の詳細な説明〕以下に、本発明の実施の形態を、植木鉢の搬送に採用した状態として図に基づいて説明する。まずパレットの構成を、図7〜図9に基づいて説明する。パレット1A,1B,1C,1D,1Eは、長方形板枠状(矩形板枠状)のベース体10と、5種(複数種)の物品規制体20A,20B,20C,20D,20Eなどから構成される。ここでパレット1A,1B,1C,1D,1Eは、長尺辺側を長さ方向と称し、短尺辺側を幅方向と称する。
【0015】前記ベース体10は、四角筒状の型材によって長方形枠状(矩形枠状)に形成された外枠部材11と、この外枠部材11の幅方向の2箇所(複数箇所)に連結されかつ長さ方向に平行状の物品支持部材12と、前記外枠部材11の長さ方向の中央部分に連結されかつ幅方向に平行状の中間部材13と、C字状の型材からなりその開放部を下側として外枠部材11上に連結されることで長方形枠状(矩形枠状)に形成された上枠部材14などにより構成されている。
【0016】そして両物品支持部材12の上面によって2列の物品支持面12aが形成され、その際に物品支持面12aは上枠部材14の上面14aに対して所定深さHだけ低くされ、以てベース体10の上面側に嵌合用の凹状部16が長方形状(矩形状)に形成されている。前記ベース体10における凹状部16の周辺の四側縁部、すなわち前記上枠部材14の4辺部材でかつ内側部分には、上方ならびに内方で開放された係合部17が、欠如によって凹入形成されている。そして係合部17は、四側縁部のそれぞれに所定ピッチPを置いて多数が形成されている。
【0017】両物品支持部材12には、それぞれ長さ方向で所定間隔L1を置いた8箇所(複数箇所)に貫通部18が形成され、また貫通部18群は、両物品支持部材12間である幅方向でも間隔L2を置いて形成されている。そして、前記中間部材13の長さ方向(幅方向)における3箇所と、前記上枠部材14の幅方向材の中央部分から内方に突出された一対の突出部14bのそれぞれ1箇所とに、すなわち合計5箇所にガイド孔19が形成されている。さらに、上枠部材14から外枠部材11に亘っての両前後方向材の側面でかつ2箇所には、係止孔15が形成されている。
【0018】前記物品規制体20A〜20E群は同様な構成であって、物品規制部材、すなわち、長さ方向材(物品規制部材)21A,21B,21C,21D,21E、ならびに幅方向材(物品規制部材)22A,22B,22C,22D,22Eを格子状に配列して矩形状に形成されている。そして、長さ方向材21A〜21Eと幅方向材22A〜22Eとの配列ピッチ(使用本数)などを変えて、これら長さ方向材21A〜21Eと幅方向材22A〜22Eとにより形成される正方形状の規制区画23A,23B,23C,23D,23Eの広さを異にすることで、複数種の物品規制体20A〜20Eが構成される。
【0019】ここで長さ方向材21A〜21Eならびに幅方向材22A〜22Eの両端部21a,21b,21c,21d,21e、22a,22b,22c,22d,22eは、前記上枠部材14の係合部17群に係合可能に構成され、その係合によって物品規制体20A〜20Eは前記凹状部16に上方から嵌合可能とされている。そのために、長さ方向材21A〜21Eならびに幅方向材22A〜22Eの配列ピッチなどは、常に係合部17の所定ピッチPの整数倍になるように設定されている。
【0020】また上枠部材14に嵌合されかつ係合部17群に係合された物品規制体20A〜20Eは、物品支持面12aに対して所定高さhだけ上位となるように設定されている。そして物品規制体20A〜20Eには、長尺または短尺の長さ方向材21A〜21Eや幅方向材22A〜22Eを適宜に配設することによって、前記ベース体10のガイド孔19群に上方から対向可能なガイド部24A,24B,24C,24D,24Eが形成されている。
【0021】上記のようなパレット1A〜1Eにより取り扱われる物品としては、小型円形鉢26A、中型円形鉢26B、大型円形鉢26C、小型矩形鉢26D、大型矩形鉢26Eが示される。なお、たとえば図15の(e)の仮想線に示すように、高さの低い大型矩形鉢なども取り扱われる。次に、パレット1A〜1E上の鉢(物品)26A〜26Eを自動的に反転させて別のパレット1A〜1E上に移載させる物品移載装置30の構成を、図1〜図3に基づいて説明する。
【0022】装置本体31は、左右一対の脚枠32や、これら脚枠32の下部間に設けられた連結枠33や、調整自在な着地体34などにより構成される。両脚枠32の上部にはそれぞれ軸受手段35が設けられ、そして脚枠32間に位置された回転体40の左右両端から横方向に突出させた回転軸36が軸受手段35に支持されることで、回転体40は横方向の回転軸心37の周りで回転自在に構成される。なお一方の回転軸36は、たとえば装置本体31側に設けられた回転駆動手段38に連動連結されている。
【0023】前記回転体40には、回転軸心37に対称状として一対の可動枠41,51が相対的に接近離間自在に設けられている。すなわち可動枠41,51は、両回転体40間に位置されかつLMガイド42,52を介して互いに接近離間自在とされ、そして可動枠41,51を接近離間動させる接近離間手段(シリンダー装置など)43,53が設けられている。なお可動枠41,51は、LMガイド42,52側の縦枠部41a,51aと、これら縦枠部41a,51aの外端間に設けられた平枠状の横枠部41b,51bとにより門型状に形成されている。
【0024】前記可動枠41,51には、パレット受け部44,54と、このパレット受け部44,54上のパレット1A〜1Eに作用自在なクランプ手段45,55と、前記パレット1A〜1E側の貫通部18を通って出退自在なプッシャー手段46,56とが設けられている。すなわち、パレット受け部44,54は、可動枠41,51の両縦枠部41a,51aにそれぞれ設けられた一対のチェーンコンベヤ(コンベヤの一例であり、ベルトコンベヤなどであってもよい。)44a,54aにより構成され、回転軸心37側の面によりパレット受け面が形成されるとともに、その搬送方向は回転軸心37とは直交状とされている。そしてチェーンコンベヤ44a,54aの外側方に位置されて、縦枠部41a,51a側にはプレート状の横ずれ防止体44b,54bが設けられている。
【0025】また前記クランプ手段45,55は、それぞれ左右一対かつ前後一対の4箇所(複数箇所)に作用するように配設されるもので、横枠部41b,51b側に設けられた左右一対の保持部材45a,55aと、これら保持部材45a,55aの前後部分に横ピン45b,55bを介して起立横倒自在に設けられたクランプ体45c,55cと、保持部材45a,55a側に設けられたクランプ用シリンダー装置45d,55dと、このクランプ用シリンダー装置45d,55dの作動を伝達してクランプ体45c,55cを起立横倒させるリンク45e,55eなどにより構成されている。
【0026】なお、クランプ体45c,55cの当接作用面側には、前記ベース体10の係止孔15に係合可能な係止ピン45f,55fが設けられている。ここで係止孔15の内径は、係止ピン45f,55fの直径に対して大きく形成されている。前記プッシャー手段46,56は、前記横枠部41b,51bに設けられた複数のプッシャー用シリンダー装置46a,56aと、これらプッシャー用シリンダー装置46a,56a群のピストンロッドに弾性緩衝体(圧縮ばねなど)46b,56bを介して取付けられたプッシャー体46c,56cなどから構成されている。そして、プッシャー体46c,56cが、前記パレット1A〜1Eにおける共通のベース体10に形成された貫通部18群に対向されるように配置されている。
【0027】前記横枠部41b,51bには、ベース体10に形成されたガイド孔19から物品規制体20A〜20Eに形成されたガイド部24A〜24Eに亘って挿通可能なガイド体47,57が設けられている。これらガイド体47,57はロッド状であって、横枠部41b,51bに設けられたシリンダー装置48,58のピストンロッドに取付けられている。
【0028】図6に示すように、複数のコンベヤ(ローラコンベヤなど)60によりパレット1A〜1Eの搬送ライン61が形成されている。この搬送ライン61における上手部分には、共通のベース体10に対して目的とする物品規制体20A〜20Eを組込むための組込み作業部62が形成され、そして少し下手には、組込み形成されたパレット1A〜1Eに目的とする鉢26A〜26Eを正向きで載置させるための鉢供給部63が形成されている。
【0029】さらに下手には、予備加熱炉64と、内面塗装部65と、焼付け乾燥炉66とが、この順に配設され、そして下手に前記物品移載装置30が配設されている。この物品移載装置30の下手には、外面塗装部67と焼付け乾燥炉68とが、この順に配設され、さらに下手に冷却部79が配設されている。なお、冷却部79には出荷部(図示せず。)などが併設されている。
【0030】以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。図6において、冷却部69側で空になったベース体10は搬送ライン61の始端に戻され、そして物品規制体20A〜20Eは組込み作業部62に戻されている。この組込み作業部62において、搬送されてきたベース体10に、次に処理しようとする鉢(物品)26A〜26Eに対応する物品規制体20A〜20Eが組込まれる。
【0031】たとえば図10、図15の(a)に示すように、前記ベース体10に一種の物品規制体20Aを組込むことで、すなわちベース体10の凹状部16に物品規制体20Aを嵌合させるとともに、ベース体10の係合部17に物品規制体20Aの端部21a,22aを係合させることで、正方形状の規制区画23A群に小型円形鉢26A群を位置可能なパレット1Aを構成し得る。
【0032】これによると、鉢供給部63での供給により規制区画23Aに正向きで位置させた小型円形鉢26Aは、その下面が物品支持面15に支持され、そして円状外面の下部でかつ所定高さhの位置に長さ方向材21Aや幅方向材22Aが外側から対向される。したがって、パレット1Aを介しての小型円形鉢26A群の搬送(移動)は、小型円形鉢26A群が互いに接触などすることなく行える。
【0033】他の組み合せも同様に行われるもので、図11、図15の(b)に示すように、前記ベース体10に別種の物品規制体20Bを組込むことで、正方形状の規制区画23B群に中型円形鉢26B群を位置可能なパレット1Bを構成し得、そして鉢供給部63で各規制区画24Bに中型円形鉢26Bが正向きで供給される。また図12、図15の(c)に示すように、前記ベース体10に別種の物品規制体20Cを組込むことで、正方形状の規制区画23C群に大型円形鉢26C群を位置可能なパレット1Cを構成し得、そして鉢供給部63で各規制区画24Cに大型円形鉢26Cが正向きで供給される。
【0034】さらに、図13、図15の(d)に示すように、前記ベース体10に別種の物品規制体20Dを組込むことで、正方形状の規制区画23D群に小型矩形鉢26D群を位置可能なパレット1Dを構成し得、そして鉢供給部63で各規制区画24Dに小型矩形鉢26Dが正向きで供給される。この場合には、矩形状外面の下部に長さ方向材22Aや幅方向材23Aが外側から対向される。
【0035】そして図14、図15の(e)に示すように、前記ベース体10に別種の物品規制体20Eを組込むことで、正方形状の規制区画24E群に大型矩形鉢26E群を位置可能なパレット1Eを構成し得、さらに鉢供給部63で各規制区画24Eに大型矩形鉢26Eが正向きで供給される。上述したように、目的とした鉢26A〜26Eが正向きで供給されたパレット1A〜1Eは、図6に示すように、まず予備加熱炉64に入れられて、鉢26A〜26Eに対する予備加熱が行われる。次いでパレット1A〜1Eは内面塗装部65に入れられ、ここで自動塗装手段(図示せず。)によって鉢26A〜26Eの内面に対して所期の塗装が施される。そしてパレット1A〜1Eは焼付け乾燥炉66に入れられ、ここでセッティングが行われた後、鉢26A〜26Eの内面に対して塗料の焼付けや乾燥が施される。
【0036】このような作業を経て焼付け乾燥炉66から取り出されたパレット1A〜1Eは、物品移載装置30に入れられ、ここでパレット1A〜1E上の鉢26A〜26Eが自動的に反転されて別のパレット1A〜1E上に移載される。すなわち、たとえば図4の(a)(図1〜図3も参照)に示されるように、焼付け乾燥炉66からのパレット1A〜1Eが搬入される前に、両可動枠41,51は互いに離間動されている。このとき上方に位置された可動枠51では、前工程で空になったベース体10が逆向きで支持されている。
【0037】ここで逆向きのベース体10は、クランプ手段55によりクランプされ、その際にベース体10は、係止ピン55fの直径に対して係止孔15の内径が大きく形成されていることで、そのゆとり分だけ自重により下降されて、可動枠51のパレット受け部54から離間されている。そしてプッシャー手段56は非作用の姿勢に、ガイド体57は後退動(上昇)されている。
【0038】また下方に位置された可動枠41のパレット受け部44においては、そのチェーンコンベヤ44aがコンベヤ60と同様のレベルとされ、そして、上手側のクランプ手段45のクランプ体45cは横倒されて前方が開放されるとともに、下手側のクランプ手段45のクランプ体45cは起立されてストッパー姿勢にされている。さらにプッシャー手段46は非作用の姿勢に、ガイド体47は後退動(下降)されている。
【0039】したがって、焼付け乾燥炉66側からのパレット1A〜1Eは、チェーンコンベヤ44aにより受け取られて搬送され、その際にパレット1A〜1Eは、横ずれ防止体44bの案内により横ずれが防止され、そして下手側のクランプ体45cに当接されることで、パレット受け部44に支持される。次いで上手側のクランプ手段45におけるクランプ用シリンダー装置45dが作動され、リンク45eなどを介してクランプ体45cが起立されてベース体10の前後面に当接されることで、図1〜図3、図4の(b)に示されるように、パレット1A〜1Eは上手側と下手側とのクランプ手段45によりクランプされる。
【0040】このとき、両クランプ体45cに設けられている係止ピン45fが、ベース体10側の係止孔15に係合される。またプッシャー手段46群のプッシャー体46c群が、貫通孔18を通して正向きの鉢26A〜26Eの下面に対向される。さらにガイド体47が、ベース体10に形成されたガイド孔19から物品規制体20A〜20Eに形成されたガイド部24A〜24Eに亘って対向される。
【0041】この状態で、まず接近離間手段43が作動されて下位の可動枠41が上昇され、上位の可動枠51に接近される。すると、パレット1A〜1Eとともに鉢26A〜26Eが上昇され、図4の(c)に示されるように、鉢26A〜26E群の上面が上方のパレット受け部54で逆向きで支持されているベース体10の物品支持面12aに当接される。すなわち鉢26A〜26E群は、上下のベース体10における物品支持面12a間で保持された状態になる。このとき、上位の可動枠51側では、自重により下降されていた逆向きのベース体10が、その当接圧によってゆとり分だけ上昇されて、パレット受け部54に当接される。
【0042】これに相前後して、下位の可動枠41側のシリンダー装置48が伸展動され、上昇されるガイド体47が、ベース体10に形成されたガイド孔19から物品規制体20A〜20Eに形成されたガイド部24A〜24Eに亘って挿通されたのち、逆向きで支持されているベース体10に形成されたガイド孔19に挿通される。
【0043】次いで回転駆動手段38が作動され、回転体40を介して両可動枠41,51が、回転軸心37の周りに180度回転され、以て図4の(d)に示されるように、正向きの鉢26A〜26E群が逆向きに反転される。このような反転により、下位に位置していたパレット1A〜1Eが上位へ位置され、また上位に位置していたベース体10が下位へ位置されることになる。
【0044】そして反転中などにおいて、上位に移動されて逆向きになったパレット1A〜1E側の物品規制体20A〜20Eが、図4の(d)の仮想線に示されるように、自重により落下されて、下位に移動されて正向きになったベース体10上に移らされる。その際に物品規制体20A〜20Eは、そのガイド部24A〜24Eがガイド体47に案内されることで、不測に乱れることなく落下され、下位となったベース体10の凹状部16に嵌合されるとともに、係合部17に端部21a,22aが係合され、以て下位となったベース体10に組込まれる。
【0045】これにより、前工程において空であったベース体10に今工程での物品規制体20A〜20Eが移されると同時に、物品規制体20A〜20Eは鉢26A〜26E群に外嵌され、以て正向きのパレット1A〜1Eとなり、そして今工程でのベース体10が空になって逆向きで支持されることになる。上述したように所期の反転が行われたのち、まず上位に位置された可動枠41側のプッシャー手段46が作動される。すなわち図5の(a)に示されるように、プッシャー用シリンダー装置46a群が伸展動されて、プッシャー体46c群が下降動される。これによりプッシャー体46c群は、ベース体10の貫通部18群を通って鉢26A〜26Eの底面に当接される。このプッシャー用シリンダー装置46a群の伸展動によるプッシャー体46c群の当接は、弾性緩衝体46bが弾性変形(圧縮スプリングを圧縮)される状態で十分に行われ、以て当接は弾性反発力が作用された状態で行われる。
【0046】次いで上位となった可動枠41の接近離間手段43が逆作動されて、接近動されていた可動枠41が離間動(上昇動)される。これにより逆向きの鉢26A〜26E群の底面に対して逆向きのベース体10も離間動(上昇動)されるが、このときプッシャー手段46では、弾性緩衝体46bの弾性反発力によって鉢26A〜26Eの底面に対するプッシャー体46c当接姿勢が維持されることになる。
【0047】すなわち図5の(b)に示されるように、逆向きのベース体10が離間動されるときに鉢26A〜26E群は正向きのベース体10に当接して残される状態になり、以て鉢26A〜26Eの内面に塗装が施され、塗料の焼付けや乾燥が施されることで、塗料により逆向きのベース体10の物品支持面12aに鉢26A〜26E群が固着状態であったとしても、その固着部分が分断されることになる。
【0048】そして図5の(c)に示されるように、可動枠41が完全に離間動(上昇動)されたときに鉢26A〜26E群は、下位において正向きとなったパレット1A〜1Eにおけるベース体10側の物品支持面12aに逆向きで支持される。これに相前後して、上位の可動枠41側のシリンダー装置48が収縮動され、上昇されるガイド体47が、ガイド孔19やガイド部24A〜24Eから抜出される。また、上位に位置された可動枠41側のプッシャー手段46におけるプッシャー用シリンダー装置46a群が収縮動されて、プッシャー体46c群が上昇動される。これによりプッシャー体46c群は、ベース体10の貫通部18群を通って上方へ抜出される。
【0049】次いで下位の可動枠51において、下手側のクランプ手段55におけるクランプ用シリンダー装置55dが逆作動され、図5の(d)に示されるように、リンク55eなどを介してクランプ体55cが横倒されてベース体10の下手側が開放される。したがってチェーンコンベヤ54aが作動されることで、鉢26A〜26E群が逆向きで支持されているパレット1A〜1Eは、物品移載装置30から外面塗装部67側へと搬出されることになる。
【0050】そして、鉢26A〜26Eが逆向きで載置されたパレット1A〜1Eは、まず図6に示されるように外面塗装部67に入れられ、ここで自動塗装手段(図示せず。)によって鉢26A〜26Eの外面に対して所期の塗装が施される。次いでパレット1A〜1Eは焼付け乾燥炉68に入れられ、ここでセッティングが行われた後、鉢26A〜26Eの外面に対して塗料の焼付けや乾燥が施される。
【0051】このような作業を経て焼付け乾燥炉68から取り出されたパレット1A〜1Eは冷却部69に入れられ、ここでの放冷または強制冷却により、鉢26A〜26Eの冷却が行われる。そして冷却の前後において、パレット1A〜1Eから鉢26A〜26Eが取り出される。なお、冷却後に鉢26A〜26Eは、冷却部69に併設された出荷部や、保管部に移される。また冷却部69側で空になったベース体10は搬送ライン61の始端に戻され、そして物品規制体20A〜20Eは組込み作業部62に戻される。
【0052】上記した実施の形態のように、下位の可動枠41を上昇させて、パレット1A〜1Eとともに上昇する鉢26A〜26Eの上面を上方の逆向きのベース体10に当接させることで、鉢26A〜26E群を上下のベース体10,10間で保持し得、そして、回転体40を介して両可動枠41,51を回転させることで、正向きの鉢26A〜26E群を逆向きに反転させるとともに、下位のパレット1A〜1Eを上位へ、また上位のベース体10を下位へ位置させ得、その際に、上位に移動して逆向きになったパレット1A〜1E側の物品規制体20A〜20Eを、自重により落下させて、下位の正向きになっているベース体10に嵌合させ、以て下位のベース体10に組込ませ得る。
【0053】これにより、前工程において空であったベース体10に今工程での物品規制体20A〜20Eを移すと同時に、物品規制体20A〜20Eを鉢26A〜26E群に外嵌させて正向きのパレット1A〜1Eとし得るとともに、今工程でのベース体10を空として逆向きで支持し得、そして、鉢26A〜26E群を逆向きで支持しているパレット1A〜1Eを、物品移載装置30から搬出し得る。したがって、物品移載装置30の部分には、常に1枚のベース体10のみを準備しておけばよいことになって、パレット1A〜1Eの数を減少し得るとともに、鉢26A〜26E上に対するパレット載置作業やパレット除去作業を不要とし得る。
【0054】上記した実施の形態のように、パレット1A〜1Eは種々な形状、サイズの鉢(物品)26A〜26Eに対応して、その搬送を好適に行える。しかも、種々なパレット1A〜1Eへの切換えは、共通のベース体10に対して、複数種の物品規制体20A〜20Eのうち目的とするものをワンタッチでセットしたり、ワンタッチでリセットすることで、容易に、簡単かつ迅速に行えるとともに、物品規制体20A〜20E群の保管も容易に行える。
【0055】また共通のベース体10が外形を形成することで、如何なる切換えにおいてもパレットサイズは変化せず、搬送ライン61での搬送や、冷却部69や組込み作業部62での保管を好適に行える。そして物品規制体20A〜20Eは、物品支持面15に対して所定高さhの位置において鉢(物品)26A〜26Eの下部に対向されることで、パレット1A〜1Eを介しての鉢26A〜26E群の搬送(移動)は、鉢26A〜26E群が互いに接触などすることなく行える。また、物品規制体20A〜20Eは、長さ方向材21A〜21Eならびに幅方向材22A〜22Eの両端部21a〜21e、22a〜22eが前記上枠部材14の係合部17群に係合されていることで、ベース体10側への嵌合姿勢が堅持されている。
【0056】上記した実施の形態では、パレット受け部44,54がチェーンコンベヤ44a,54aにより可動形式に構成されているが、これは固定形式であってもよく、そしてパレット1A〜1Eの搬入出がフォークなどにより行われる形式であってもよい。上記した実施の形態では、取り扱う物品として、種々な形状、サイズの鉢26A〜26Eが示されているが、これは、たとえば植物の廃材(藁、籾殻、コーヒー豆粕など)をプレス成形して得た緩衝材など、種々な形状、サイズの部品や製品などであってもよい。
【0057】上記した実施の形態において物品規制体20A〜20Eは、ロッド状の長さ方向材(物品規制部材)21A〜21Eとロッド状の幅方向材(物品規制部材)22A〜22Eを格子状(網目状)に配列して矩形状に形成されているが、これはプレート状の物品規制部材が格子状に配列されて矩形状に形成されたものであってもよい。
【0058】上記した実施の形態では、両物品支持部材12の上面によって2列の物品支持面15が形成されているが、これは2列以上の複数列や1列の形式であってもよい。上記した実施の形態において物品規制体20A〜20Eは、長さ方向材21A〜21Eならびに幅方向材22A〜22Eの両端部21a〜21e、22a〜22eが前記上枠部材14の係合部17群に係合されているが、これは係合形式とせず、物品規制体20A〜20Eを凹状部16に嵌合させる形式であってもよい。
【0059】上記した実施の形態では、規制区画23A〜23Eが正方形状に形成されているが、これは長方形など、物品の形状に応じて変更し得るものである。
【0060】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、下位の可動枠を上昇させて、パレットとともに上昇する物品の上面を上方の逆向きのベース体に当接させることで、物品群を上下のベース体間で保持でき、そして、回転体を介して両可動枠を回転させることで、正向きの物品群を逆向きに反転させるとともに、下位のパレットを上位へ、また上位のベース体を下位へ位置させることができ、その際に、上位に移動して逆向きになったパレット側の物品規制体を、自重により落下させて、下位の正向きになっいるベース体に嵌合させ、以て下位のベース体に組込ませることができる。
【0061】これにより、前工程において空であったベース体に今工程での物品規制体を移すと同時に、物品規制体を物品群に外嵌させて正向きのパレットにできるとともに、今工程でのベース体を空として逆向きで支持でき、そして、物品群を逆向きで支持しているパレットを、物品移載装置から搬出できる。したがって、物品移載装置の部分に、常に1枚のベース体のみを準備しておけばよいことになって、パレットの数を減少できるとともに、物品の上に対するパレット載置作業やパレット除去作業などを不要にできる。
【0062】また上記した本発明の請求項2によると、正向きの物品群を支持しているパレットをコンベヤにより受け取って搬送することで、下位の可動枠におけるパレット受け部に支持させることができ、また、所期の反転によって物品群を逆向きで支持したパレットを、コンベヤの作動によって物品移載装置から搬出できる。そして上記した本発明の請求項3によると、共通のベース体に対して、複数種の物品規制体のうち目的とするものをワンタッチでセットしたり、ワンタッチでリセットすることで、種々なパレットへの切換えを、容易に、簡単かつ迅速に行うことができるとともに、種々な形状、サイズの物品に対応して、その搬送を好適に行うことができる。また共通のベース体が外形を形成することで、如何なる切換えにおいてもパレットサイズは変化せず、搬送や保管を好適に行うことができ、しかも、リセットした物品規制体群の保管も容易に行うことができる。
【0063】さらに上記した本発明の請求項4によると、物品群を上下のベース体間で保持したのち、一方の可動枠側のガイド体を、ベース体のガイド孔から物品規制体のガイド部に亘って対向でき、このガイド体をガイド孔からガイド部に亘って挿通させることで、反転時に自重により落下する物品規制体のガイド部をこのガイド体により案内でき、以て物品規制体を、不測に乱れることなく落下させて、ベース体の凹状部に嵌合させて組込むことができる。




 

 


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