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発明の名称 表示器を備えた構造物および仕分け設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−187613(P2001−187613A)
公開日 平成13年7月10日(2001.7.10)
出願番号 特願平11−372003
出願日 平成11年12月28日(1999.12.28)
代理人 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022 FF23 MM01 MM49 PP04 PP06 
発明者 門岡 義高
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の荷分別装置に対応する表示器を備えた構造物であって、複数の架台が所定間隔をあけて相対向して配置され、上記表示器は上記各架台に設けられ、相対向する少なくともいずれか一方の架台が、他方の架台に対して、対向する方向に沿って移動自在に構成され、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることにより、一方および他方のいずれかの架台が対向する架台に重なり合うことを特徴とする表示器を備えた構造物。
【請求項2】 所定間隔をあけて相対向する一対の架台を有する構造物本体が折畳み可能に構成され、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることにより、一方および他方のいずれかの架台が対向する架台の内側に重なり合って入り込み、上記構造物本体が折畳まれることを特徴とする請求項1記載の表示器を備えた構造物。
【請求項3】 一対の架台はそれぞれ、横材と、この横材を支持する一対の縦材とで、門形状に形成され、表示器は、一対の架台の横材の相対向する面に取付けられ、上記横材の下方かつ一対の縦材間に、複数の荷分別装置を配置する配置スペースが形成され、いずれか一方の架台の配置スペース内に、他方の架台が入り込むことを特徴とする請求項2記載の表示器を備えた構造物。
【請求項4】 表示器は表示部と操作部とを有し、上記操作部に、手動で操作可能な索体が垂下され、上記索体を架台に固定して絡まないようにする固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示器を備えた構造物。
【請求項5】 構造物本体を折畳んだ際に内側に入り込む架台の高さが外側の架台の高さよりも低く設定され、各表示器の表示部は、上記各架台の高さに応じて、角度を変えて設けられていることを特徴とする請求項4記載の表示器を備えた構造物。
【請求項6】 一方の架台に設けられた複数の表示器間が電気ケーブルで接続され、他方の架台に設けられた複数の表示器間が電気ケーブルで接続され、上記一方の架台の電気ケーブルと他方の架台の電気ケーブルとが接続されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の表示器を備えた構造物。
【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載の表示器を備えた構造物が複数配置された仕分け設備であって、折畳み時の架台の移動方向に直交する方向で互いに隣接する一方の構造物の移動自在な架台と他方の構造物の移動自在な架台とが着脱自在な連結手段によって互いに連結されていることを特徴とする仕分け設備。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かご車やドーリー台車,棚,コンテナあるいはコンベヤ等の複数の荷分別装置に対して、荷を仕分けるなどする際、荷の種類や個数等の仕分け情報などを表示する表示器を備えた構造物およびこのような複数台の構造物から構成される仕分け設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示器を備えた構造物としては例えば、図23に示すように、仕分け場に、複数の移動自在なかご車81(荷分別装置)が横一列ずつ前後に配置されており、天井から枠フレーム体82が吊り下げられているものがある。この枠フレーム体82には、上記各かご車81に対応する仕分け情報(店舗の番号や出荷便の番号,荷の番号,荷の個数等)を表示する表示器83が複数設けられている。
【0003】これによると、作業者は、各表示器83で表示される仕分け情報に基づいて荷84をかご車81に投入し、仕分けが完了したかご車81を、順次、表示器83の下方から取り出して仕分け場から出荷前仮置場へ移動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従来形式では、天井から枠フレーム体82が吊り下げられて固定されているため、仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する場合、枠フレーム体82が邪魔になってしまい、仕分け場の空きスペースを広く確保することができないといった問題がある。
【0005】本発明は、仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する場合、仕分け場の空きスペースを広く確保することができる表示器を備えた構造物および仕分け設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本第1発明は、複数の荷分別装置に対応する表示器を備えた構造物であって、複数の架台が所定間隔をあけて相対向して配置され、上記表示器は上記各架台に設けられ、相対向する少なくともいずれか一方の架台が、他方の架台に対して、対向する方向に沿って移動自在に構成され、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることにより、一方および他方のいずれかの架台が対向する架台に重なり合うものである。
【0007】これによると、各表示器に表示される仕分け情報等に基づいて、荷を各表示器毎に対応した荷分別装置に投入することによって、仕分け作業が行なえる。また、仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する際には、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることによって、一方および他方のいずれかの架台を対向する架台に重ね合わすことができ、これにより、構造物は架台の移動方向において小型化される。したがって、仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する際、上記のように架台同士を重ね合わすことにより、仕分け場の空きスペースを広く確保することができる。
【0008】また、本第2発明は、所定間隔をあけて相対向する一対の架台を有する構造物本体が折畳み可能に構成され、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることにより、一方および他方のいずれかの架台が対向する架台の内側に重なり合って入り込み、上記構造物本体が折畳まれるものである。
【0009】これによると、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることによって、一方および他方のいずれかの架台を対向する架台の内側に入り込ませて重ねることができる。これにより、構造物本体は、折畳まれて、架台の移動方向において小型化される。したがって、仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する際、上記のように構造物本体を折畳むことにより、仕分け場の空きスペースを広く確保することができる。
【0010】本第3発明は、一対の架台はそれぞれ、横材と、この横材を支持する一対の縦材とで、門形状に形成され、表示器は、一対の架台の横材の相対向する面に取付けられ、上記横材の下方かつ一対の縦材間に、複数の荷分別装置を配置する配置スペースが形成され、いずれか一方の架台の配置スペース内に、他方の架台が入り込むものである。
【0011】これによると、いずれか一方の架台の配置スペース内に、他方の架台を入り込ませることによって、構造物本体は、折畳まれて、架台の移動方向において小型化される。本第4発明は、表示器は表示部と操作部とを有し、上記操作部に、手動で操作可能な索体が垂下され、上記索体を架台に固定して絡まないようにする固定手段が設けられているものである。
【0012】これによると、固定手段によって索体を架台に固定しておくことで、架台同士を重ね合わせた際、上記索体が絡んでしまうことを防止し得る。本第5発明は、構造物本体を折畳んだ際に内側に入り込む架台の高さが外側の架台の高さよりも低く設定され、各表示器の表示部は、上記各架台の高さに応じて、角度を変えて設けられているものである。
【0013】これによると、各架台の高さに応じて、各表示器の表示部の角度を変えて設けることにより、上記表示部の角度を、作業者が目視し易い最適な角度にし得る。本第6発明は、一方の架台に設けられた複数の表示器間が電気ケーブルで接続され、他方の架台に設けられた複数の表示器間が電気ケーブルで接続され、上記一方の架台の電気ケーブルと他方の架台の電気ケーブルとが接続されるものである。
【0014】これによると、電気ケーブルを介して、一方の架台に設けられた複数の表示器と他方の架台に設けられた複数の表示器とにそれぞれ電力を供給したり電気信号を送ることができる。本第7発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の表示器を備えた構造物が複数配置された仕分け設備であって、折畳み時の架台の移動方向に直交する方向で互いに隣接する一方の構造物の移動自在な架台と他方の構造物の移動自在な架台とが着脱自在な連結手段によって互いに連結されているものである。
【0015】これによると、各構造物の架台を移動させて、各構造物を折畳む場合、一方の構造物の移動自在な架台と他方の構造物の移動自在な架台とが連結手段によって互いに連結されているため、一方の構造物の架台と他方の構造物の架台とを同時に一体に移動させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。図10に示すように、1は、配送センターの倉庫等に入荷された多数の荷2を仕分ける仕分け場であり、この仕分け場1には、仕分け設備50が設けられている。この仕分け設備50は、配列された多数のかご車3(荷分別装置の一例)と、これら各かご車3に対応した仕分け情報を表示する表示器4を備えた複数台の構造物5とで構成されている。尚、仕分け場1の左右一方の隣り側には、倉庫に入荷された多数の荷2を一時保管しておく入荷品仮置場52が形成され、さらに、仕分け場1の左右他方の隣り側には、仕分けられた荷2を収納したかご車3を出荷便別(例えば第1〜第6便別)に一時保管しておく出荷前仮置場53が形成されている。さらに、仕分け場1の前方には壁6が設けられている。
【0017】また、図3に示すように、上記かご車3は、底板7と、左右一対の側面パネル8と、後面パネル9とを有し、上記各パネル8,9の下部に設けられた複数の車輪10を介して移動自在に構成されている。図10に示すように、上記構造物5は、前後方向Xに3行(A1〜A3行)×左右方向Yに4列(B1〜B4列)で配設されている。図1に示すように、各構造物5は折畳み可能な構造物本体12を有しており、この構造物本体12は一定間隔Wをあけて相対向する前後一対の架台13a,13bで構成されている。尚、上記一対の架台13a,13b間には、上記一定間隔Wを幅としかつ左右方向Yに延びる通路51が形成されている。
【0018】図3に示すように、上記前後一方の架台13aは、平板状の上部横材14aと、この上部横材14aの左右両端部から垂設された平板状の側部縦材15aとで、正面視門形状に形成されている。そして、上部横材14aの下方かつ左右一対の側部縦材15a間には、上記複数(5台)のかご車3を左右横一列に配置する配置スペース16aが形成されている。また、図4に示すように、前後他方の架台13bも、上記一方の架台13aと同様に、上部横材14bと側部縦材15bと配置スペース16bとで構成されている。
【0019】尚、図1に示すように、前後一端に位置するA1行の構造物5の一方の架台13aは上記壁6に固定されている。また、上記A1行の構造物5の一方の架台13a以外の各架台13a,13bの縦材15a,15bの下端にはそれぞれ、移動手段としてのキャスター式の車輪17が前後一対ずつ設けられている。これにより、上記A1行の構造物5の一方の架台13a以外の各架台13a,13bはそれぞれキャスター車輪17を介して水平方向 へ移動自在に構成される。
【0020】図3,図5に示すように、上記一方の架台13aの上部横材14aの下面の高さをHaとし、左右一対の側部縦材15aの内面間の間隔をLaとし、架台13aの前後幅をWaとし、また、図4,図5に示すように、他方の架台13bの上部横材14bの上面の高さをHbとし、左右一対の側部縦材15bの外面間の間隔をLbとし、架台13bの前後幅をWbとすると、以下のような関係に設定されている。
Ha>HbLa>LbWa=Wb上記のような関係によって、図5の実線で示すように、他方の架台13bを一方の架台13aに向かって移動させることにより、一方の架台13aの配置スペース16a内に、他方の架台13bが入り込んで、構造物5が折畳まれる。尚、図1に示すように、互いに前後方向Xで隣り合うA1行の構造物5の他方の架台13bとA2行の構造物5の一方の架台13aとが同サイズに形成され、さらに、A2行の構造物5の他方の架台13bとA3行の構造物5の一方の架台13aとが同サイズに形成されている。
【0021】上記表示器4は、一対の架台13a,13bの上部横材14a,14bの相対向する前面に、横一列に複数設けられている。また、図6,図7に示すように、各表示器4は、ホストコンピュータ21(図10参照)から送られた仕分け情報(店舗の番号や出荷便の番号,荷の番号,荷の個数等)を表示する表示部22と、かご車3に対する仕分けが完了したことをホストコンピュータ21へ入力する操作スイッチ23(操作部の一例)と完了ボタン35とを有している。
【0022】上記操作スイッチ23には紐24(索体の一例)が連結されて垂下され、この紐24を手動で下方へ引っ張ることによって、操作スイッチ23が作動する。また、上記紐24の下端にはリング形状の係止部材25(固定手段の一例)が設けられ、図6の仮想線および図7の仮想線で示すように、上記係止部材25を各上部横材14a,14bの前面に設けられた突起状の被係止部材26(固定手段の一例)に係止することによって、紐24が、垂れ下がらずに、各上部横材14a,14bに横向きに固定される。
【0023】また、図8に示すように、上記各表示器4の表示部22は、各々の架台13a,13bの高さ(すなわち、各上部横材14a,14bの高さ)に応じて、傾斜角度を変えて設けられている。すなわち、各表示部22は、一定高さの視点Cへ向くように、斜め下向きに傾斜して設けられている。すなわち、壁6際の架台13aの表示部22(すなわち最も上位の表示部22)の水平面に対する傾斜角度αが最も小さく、下位の表示部22ほど上記傾斜角度αが大きく、上記壁6から最も離れた位置の架台13bの表示部22(すなわち最も下位の表示部22)の傾斜角度αが最も大きく設定されている。
【0024】尚、図3に示すように、各構造物5の一方の架台13aには上記ホストコンピュータ21の端末機28が設けられており、これら各端末機28とホストコンピュータ21との間で、無線通信によって作業指示データ等の授受が行なわれる。また、各端末機28には、荷2に貼り付けられたバーコードを読み取るバーコードリーダー(読み取り機(図示せず))が接続されている。
【0025】また、一方の架台13aに設けられた複数の表示器4間は電気ケーブル29によって接続され、同様に、図4に示すように、他方の架台13bに設けられた複数の表示器4間も電気ケーブル29によって接続されている。さらに、図1に示すように、一方の架台13aの電気ケーブル29の端部と他方の架台13bの電気ケーブル29の端部とは接続ケーブル30を介して接続されている。また、図3に示すように、上記端末機28も電気ケーブル29によって表示器4と接続されており、上記ホストコンピュータ21から各端末機28へ送られた指示データ等は電気ケーブル29と接続ケーブル30とを介して各表示器4へ送られる。尚、上記電気ケーブル29は各上部横材14a,14bの内部に通されている。
【0026】また、図10に示すように、左右方向Y(すなわち折畳み時の架台13a,13bの移動方向(前後方向X)に直交する方向)で隣接する移動自在な一方の架台13a同士が着脱自在な連結フレーム31(連結手段)で連結され、同様に、左右方向Yで隣接する移動自在な他方の架台13b同士が着脱自在な連結フレーム32(連結手段)で連結されている。
【0027】図9に示すように、上記連結フレーム31の一端部は、ピン33によって、左右一側方の架台13aの側部縦材15aに着脱自在に連結されており、同様に、連結フレーム31の他端部も、ピン33によって、左右他側方の架台13aの側部縦材15aに着脱自在に連結されている。また、連結フレーム32も、上記と同様に、ピン33を介して、左右一側方の架台13bの側部縦材15bと左右他側方の架台13bの側部縦材15bとに着脱自在に連結されている。
【0028】以下、上記構成における作用を説明する。入荷品仮置場52に多数の荷2が入荷された後、ホストコンピュータ21から各構造物5へ仕分け情報(店舗の番号や出荷便の番号,荷の番号,荷の個数等)のデータが送られ、各表示器4の表示部22に上記仕分け情報が表示される。この際、電気ケーブル29と接続ケーブル30とを介して、一方の架台13aの各表示器4と他方の架台13bの各表示器4とにそれぞれ電力が供給されさらに電気信号が送られる。
【0029】そして、図10に示すように、作業者は、通路51内を移動しながら、上記表示部22に表示された仕分け情報に応じて、荷2をかご車3へ投入していく。この際、図8に示すように、各架台13a,13bの高さに応じて表示部22の傾斜角度αが変えられて、各表示部22が一定高さの視点Cに向いているため、作業者は、通路51内から、高さの異なる各架台13a,13bの表示部22を目視し易い。
【0030】その後、各かご車3に対して仕分け作業が完了すると、作業者がこのかご車3に対応した表示器4の紐24を手で下方へ引っ張ることにより、操作スイッチ23が操作され、上記かご車3に対する仕分けを完了したことがホストコンピュータ21へ入力される。そして、図10に示すように、作業者は、順次、上記のようにして仕分けが完了したかご車3を、配置スペース16a,16b内から通路51内へ移動させ、さらに、通路51内から出荷前仮置場53へ移動させて出荷便の番号別(例えば第1便〜第6便)に分けておく。
【0031】上記のような仕分け作業の際、作業者は、左右一直線状に連続した各構造物5の通路51を通ることによって、A1〜A3行の各行毎のかご車3に対して荷2を仕分けることができるため、作業効率が向上する。そして、各かご車3を出荷便の番号別に分けて出荷前仮置場53へ移動し、全ての荷2の仕分作業を完了した後、各構造物5を折畳むことができる。すなわち、図5の実線で示すように、各構造物5の他方の架台13bを前方へ移動させて一方の架台13aの配置スペース16a内へ入り込ませることによって、他方の架台13bが一方の架台13aの内側に重ねられる。これにより、各構造物5は、折畳まれて、前後方向Xにおいて小型化される。さらに、上記のように折畳まれた各構造物5を図2および図11に示すように壁6際まで移動させることにより、各構造物5を壁6際に寄せ集めて保管することができる。したがって、仕分け場1を仕分け以外の他の用途に活用する際、仕分け場1の空きスペースを広く確保することができ、各構造物5が邪魔になることはない。さらに、折畳まれた各構造物5は各車輪10によって支持されて床上に自立するため、折畳まれた構造物5の移動や保管時などにおける取扱いが容易に行なえる。
【0032】さらに、前以って、図6の仮想線で示すように、各紐24の係止部材25を被係止部材26に係止することによって、紐24は、垂れ下がらずに、上部横材14a,14bに横向きに固定される。これにより、構造物5を折畳む際、上記紐24が絡んでしまうことを防止し得る。また、仕分け設備50を用いて仕分け作業を行なう場合は、図5の仮想線で示すように、折畳まれた各構造物5の他方の架台13bを一方の架台13aの配置スペース16a内から後方へ抜き出して、一方の架台13aと他方の架台13bとの間に一定間隔Wをあける。そして、図10に示すように、各構造物5を3行(A1〜A3行)×4列(B1〜B4列)に配置する。その後、空のかご車3を各構造物5の配置スペース16a,16bへ配置する。
【0033】尚、A1行の左右方向Yで隣接する他方の架台13b同士は連結フレーム32で連結されているため、A1行の各他方の架台13bを同時に一体に前後方向Xへ移動させることができる。同様に、A2行の左右方向Yで隣接する一方の架台13a同士は連結フレーム31で連結されているため、A2行の各一方の架台13aを同時に一体に前後方向Xへ移動させることができる。さらに、同様に、A2行の各他方の架台13bやA3行の各一方の架台13aおよび他方の架台13bもそれぞれ同時に一体に前後方向Xへ移動させることができる。これにより、構造物5の折畳みや配置が迅速に効率良く行なえる。
【0034】上記実施の形態では、構造物5を天井や床に対して据え付けるための特別な据付工事を不要にし得る。上記実施の形態では、各かご車3に対して荷2を投入して仕分けているが、各かご車3から荷2をピッキングするピッキング作業に使用することも可能である。
【0035】上記実施の形態では、構造物5を折畳む際、他方の架台13bを移動させて一方の架台13aの配置スペース16a内へ入り込ませているが、一方の架台13aを移動させてもよい。上記実施の形態では、図3,図4に示すように、荷分別装置の一例としてかご車3を用いたが、かご車3に限定されるものではなく、各構造物5の配置スペース16a,16bに、棚や台車あるいはコンベヤ等を配置してもよい。
【0036】上記実施の形態では、図10に示すように、複数の構造物5を前後方向Xに3行(A1〜A3行)×左右方向Yに4列(B1〜B4列)で配置しているが、3行×4列に限定されるものではない。また、上記実施の形態では、図1に示すように、A1行の一方の架台13a(すなわち最も奥の架台13a)のみを壁6に据付け固定しているが、車輪17を設けて移動自在に構成してもよい。また、図2に示すように、各構造物5を折畳んで壁6際へ寄せ集めているが、壁6際に限らず、仕分け場1の壁6際以外の隅に寄せ集めてもよい。
【0037】上記実施の形態では、図3,図4に示すように、各配置スペース16a,16bにそれぞれかご車3を5台ずつ配置しているが、5台に限定されることはない。上記実施の形態では、前後他端に位置するA3の他方の架台13bの上部横材14bの前面に表示器4を設けているが、図1の仮想線で示すように、上部横材14bの後面に設けてもよい。
【0038】上記実施の形態では、図6に示すように、紐24を介して操作スイッチ23を操作することによって、かご車3に対する仕分けが完了したことをホストコンピュータ21へ入力しているが、完了ボタン35を押すことによって、仕分けが完了したことを入力することも可能である。上記実施の形態では、A1〜A3の各行における一方の架台13a同士を連結フレーム31で連結するとともに、他方の架台13b同士を連結フレーム32で連結しているが、壁6から最も離れたA3行における他方の架台13b同士を連結フレーム32で連結し、その他の箇所の各連結フレーム31,32を不要にしてもよい。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を図12〜図14に基づいて説明する。他の実施の形態における仕分け設備50は、互いに各行(A1〜A3行)間において前後方向Xで隣接する他方の架台13bと一方の架台13aとが一体に接合されているものである。すなわち、A1行の他方の架台13bとA2行の一方の架台13aとが一体に接合されて一方の複合架台61が構成され、同様に、A2行の他方の架台13bとA3行の一方の架台13aとが一体に接合されて他方の複合架台62が構成されている。
【0040】上記各複合架台61,62の内側には、互いに接合された一方の架台13aの配置スペース16aと他方の架台13bの配置スペース16bとを前後で仕切る仕切り体63が設けられている。これら仕切り体63は、各複合架台61,62の上部横板14から垂設された複数本の縦フレーム64と、左右一対の側部縦材15間に設けられた下部横フレーム65とで構成されている。尚、上記各縦フレーム64の下部は下部横フレーム65に連結されている。
【0041】また、A1行の一方の架台13aとA3行の他方の架台13bとにもそれぞれ、同様な仕切り体63が設けられている。尚、上記A1行の一方の架台13aは仕分け場1の床に据付け固定されている。これによると、A3行の他方の架台13bを奥へ移動して他方の複合架台62の一方の架台13aの配置スペース16a内へ入り込ませ、次に、他方の複合架台62を奥へ移動して、他方の複合架台62の他方の架台13bを一方の複合架台61の一方の架台13aの配置スペース16a内へ入り込ませ、さらに、一方の複合架台61を奥へ移動して、一方の複合架台61の他方の架台13bをA1行の一方の架台13aの配置スペース16a内へ入り込ませる。これにより、図14に示すように、各構造物5は、折畳まれ、A1行の一方の架台13a(最も奥にある架台13a)側へ寄せ集められて、前後方向Xにおいて小型化される。
【0042】また、上記とは逆に、順次、A3行の他方の架台13bを手前へ移動して他方の複合架台62の一方の架台13aの配置スペース16a内から引き出し、次に、他方の複合架台62を手前へ移動して、一方の複合架台61の一方の架台13aの配置スペース16a内から他方の複合架台62の他方の架台13bを引き出し、さらに、一方の複合架台61を手前へ移動して、A1行の一方の架台13aの配置スペース16a内から一方の複合架台61の他方の架台13bを引き出す。これにより、各架台13a,13bがそれぞれ3行(A1〜A3行)×4(B1〜B4列)列で配置される。
【0043】上記実施の形態では、複合架台61,62や架台13a,13bを手動で押し引きして移動させているが、電動機等を用いて電動式で移動させてもよい。また、先に述べた第2の実施の形態においては、各架台61,62をそれぞれ、平板状の上部横材14と平板状の側部縦材15とで正面視門形状に形成しているが、以下に説明する第3の実施の形態では、図15に示すように、各架台69a,69b,69cをそれぞれ、棒状のフレーム体を用いて骨組状に構成したものである。
【0044】すなわち、図15〜図17に示すように、各架台69a,69b,69cは、正面視門形状に形成されたフレーム体76と、このフレーム体76の左右両下端に設けられた前後方向Xに長い棒状の下部横材72とで構成されている。上記フレーム体76は、棒状の上部横材70と、この上部横材70の左右両端部から垂設された棒状の側部縦材71とで構成されている。また、上記両下部横材72の前後両端部にはそれぞれキャスター車輪17が設けられている。また、上記上部横材70の左右複数箇所には、前後方向Xに長い棒状の取付用部材73が設けられ、各取付用部材73の前後両端には表示器4が設けられている。
【0045】また、上記上部横材70の下方かつ両側部縦材71間には、複数のかご車3を左右横一列に配置する配置スペース74が形成されている。また、一端部に位置する架台69aの上部横材70の高さに比べて、中間部に位置する架台69bの上部横材70の高さが低く設定され、さらに、中間部に位置する架台69bの上部横材70の高さに比べて、他端部に位置する架台69cの上部横材70の高さが低く設定されている。また、各架台69a,69b,69cにおいて、両側部縦材71の左右間隔は同一に設定されている。
【0046】尚、上記各架台69a,69b,69cはキャスター車輪17を介して前後移動自在に構成され、使用時において、前後方向Xで対向する各架台69a,69b,69c間には、通路51が形成されている。尚、対向する各架台69a,69b,69c同士は、紐や鎖等の柔軟で可撓性を有する(自由度のある)連結部材75で連結されている。
【0047】尚、先述した第1の実施の形態と同様に、上記各架台69a,69b,69cを前後方向Xに3行(A1〜A3行)左右方向Yに4列(B1〜B4)設置してもよく、さらには、3行×4列に限定されるものではない。また、図20に示すように、左右方向Yに隣接している各架台69a,69b,69c同士を連結フレーム77(連結手段の一例)とピン78とで連結している。
【0048】また、先述した第1の実施の形態と同様に、各表示器4間は電気ケーブル29によって接続されており、さらに、各架台69a,69b,69cの電気ケーブル29の端部はそれぞれ接続ケーブル30を介して接続されている。さらに、先述した第1の実施の形態と同様に、図19に示すように、各表示器4の表示部22は、各々の架台69a,69b,69cの取付用部材73の高さに応じて、傾斜角度を変えて設けられている。
【0049】上記のような構成によると、仕分け作業の際、各表示器4の表示部22に仕分け情報が表示される。そして、作業者は、通路51内を移動しながら、上記各表示部22に表示された仕分け情報に応じて、荷2をかご車3へ投入していく。その後、かご車3に対して仕分け作業が完了すると、作業者がかご車3に対応した表示器4の紐24を手で下方へ引っ張ることにより、操作スイッチ23が操作され、上記かご車3に対する仕分けを完了したことがホストコンピュータ21へ入力される。
【0050】仕分け作業が完了して、全てのかご車3を出荷前仮置場53へ移動した後、中間部の架台69bと他端の架台69cとを前方へ移動させ一端の架台69aに接近させる。これにより、図21,図22に示すように、各架台69a,69b,69cの各フレーム体76がそれぞれ前後方向Xにおいて重なり合うとともに、各下部横材72が左右方向Yにおいて重なり合う。これにより、各架台69a,69b,69cはネスティングされて前後方向Xにおいて小型化される。
【0051】この状態から、各架台69a,69b,69cを使用する場合は、上記とは逆に、中間部の架台69bと他端の架台69cとを後方へ移動させ一端の架台69aから離間させる。この際、図15に示すように、各架台69a,69b,69c同士は連結部材75で連結されているため、他端の架台69cに引き続いて中間部の架台69bも一端の架台69aから離間し、図17に示すように、各架台69a,69b,69c間に一定間隔Wの通路51が形成される。
【0052】また、上記実施の形態において、図15の矢印Eに示すように、各取付用部材73を上部横材70に対して左右方向Y(上部横材70の長さ方向)へ移動可能に構成してもよい。上記実施の形態において、図15の矢印Fで示すように、両側部縦材71を上下方向に伸縮自在に構成してもよい。
【0053】また、上記実施の形態において、図17の仮想線で示すように、連結部材75を、ピッキング作業の際の邪魔にならないように、表示器4よりも上方に取付けてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように本第1発明によると、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることによって、一方および他方のいずれかの架台を対向する架台に重ね合わすことができ、これにより、構造物は架台の移動方向において小型化される。したがって、例えば仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する際、上記のように架台同士を重ね合わすことにより、仕分け場の空きスペースを広く確保することができる。
【0055】本第2発明によると、一方の架台を他方の架台に向かって移動させることによって、一方および他方のいずれかの架台を対向する架台の内側に入り込ませて重ねることができる。これにより、構造物本体は、折畳まれて、架台の移動方向において小型化される。したがって、仕分け場を仕分け以外の他の用途に活用する際、上記のように構造物本体を折畳むことにより、仕分け場の空きスペースを広く確保することができる。
【0056】本第3発明によると、いずれか一方の架台の配置スペース内に、他方の架台を入り込ませることによって、構造物本体は、折畳まれて、架台の移動方向において小型化される。本第4発明によると、固定手段によって索体を架台に固定しておくことで、架台同士を重ね合わせた際、上記索体が絡んでしまうことを防止し得る。
【0057】本第5発明によると、各架台の高さに応じて、各表示器の表示部の角度を変えて設けることにより、上記表示部の角度を、作業者が目視し易い最適な角度にし得る。本第6発明によると、電気ケーブルを介して、一方の架台に設けられた複数の表示器と他方の架台に設けられた複数の表示器とにそれぞれ電力を供給したり電気信号を送ることができる。
【0058】本第7発明によると、各構造物の架台を移動させて、各構造物を折畳む場合、一方の構造物の移動自在な架台と他方の構造物の移動自在な架台とが連結手段によって互いに連結されているため、一方の構造物の架台と他方の構造物の架台とを同時に一体に移動させることができる。




 

 


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