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発明の名称 搬送用パレット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−130571(P2001−130571A)
公開日 平成13年5月15日(2001.5.15)
出願番号 特願平11−320443
出願日 平成11年11月11日(1999.11.11)
代理人
発明者 高見 肇 / 村上 敏夫 / 重吉 隆志 / 佐野 弘昌 / 和田 典之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】搬送用パレットのデッキ面に、底面周囲にリブが突出するドラム缶などの積載物の前記リブが嵌合する溝を形成して成る、搬送用パレット。
【請求項2】4本のドラム缶を前記デッキ面に前後左右対称形に積載するとき、各ドラム缶の前記リブを各別に嵌合させるための4つの溝と、当該4つの溝の内、隣接する2つの溝に前記リブを嵌合させて載置した2本のドラム缶の内側に俵積み状に1本のドラム缶を積載するとき、当該1本のドラム缶の前記リブを嵌合させるための溝とを備えている、請求項1に記載の搬送用パレット。
【請求項3】前記デッキ面上に一斗缶を碁盤目状に配置積載するとき、各一斗缶の前記リブを嵌合させるための溝が碁盤目状に形成され、当該溝は、隣接する2本の一斗缶の互いに隣接する辺のリブが並列状態で嵌合するように巾広に構成されている、請求項1に記載の搬送用パレット。
【請求項4】前記デッキ面の周辺に積載される全部または一部の積載物の前記リブが嵌合する溝は、当該積載物の一部がデッキ面から外にはみ出す位置に形成されている、請求項1〜3の何れかに記載の搬送用パレット。
【請求項5】前記デッキ面が、その中央部が低くなるように傾斜している、請求項1〜4の何れかに記載の搬送用パレット。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム缶や一斗缶などの、底面周囲にリブが突出している積載物の搬送に好適な搬送用パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、搬送用パレットは、資源保護などの観点から合成樹脂(リサイクル樹脂を含む)で成形されるものが多くなっている。このような合成樹脂製の搬送用パレットは、デッキ面に積載された積載物が滑り易いため、その滑り止め対策として、グロメットや帯状のゴムなどの滑り止め部材をデッキ面に装着することが行われている。この他、デッキ面に積載物の底面周囲のリブに合わせて滑り止め用突起を突設する方法も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の滑り止め部材装着による滑り止め対策では、ドラム缶や一斗缶(18リットル缶)のように底面周囲にリブが突出していて、底面全体が接地しない積載物では、底面周囲のリブに対してのみ滑り止めが機能するので、滑り止め効果が不十分であるばかりでなく、底面周囲のリブが滑り止めから外れた場合は滑り止め効果が全く無くなり、積載物がデッキ面から滑り落ちる危険があった。また、後者の滑り止め用突起を突設する滑り止め対策では、当該突起に対応するリブを備えた積載物以外の積載物、例えば段ボールケースなどの平坦な底面を有する積載物を積載した場合、当該積載物の平坦な底面が滑り止め用突起によって損傷を受けるなどの支障が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送用パレットを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、搬送用パレット1のデッキ面5に、底面周囲にリブ4が突出するドラム缶3などの積載物の前記リブ4が嵌合する溝6を形成した構成となっている。
【0005】上記の本発明構成を実施するに際し、ドラム缶3を積載するパレット1としては、4本のドラム缶3を前記デッキ面5に前後左右対称形に積載するとき、各ドラム缶3の前記リブ4を各別に嵌合させるための4つの溝6と、当該4つの溝6の内、隣接する2つの溝6に前記リブ4を嵌合させて載置した2本のドラム缶3の内側に俵積み状に1本のドラム缶3を積載するとき、当該1本のドラム缶3の前記リブ4を嵌合させるための溝6とを設けて、ドラム缶4本積みだけでなく、3本積みの場合(4本積みの状態から1本を降ろした場合の積み直し時)も安定的に積載搬送し得るように構成することができる。
【0006】また、一斗缶10を積載するパレット12としては、そのデッキ面13上に一斗缶10を碁盤目状に配置積載するとき、各一斗缶10の底面周囲のリブ11を嵌合させるための溝14を碁盤目状に形成し、当該溝14は、隣接する2本の一斗缶10の互いに隣接する辺のリブ11が並列状態で嵌合するように巾広に構成することができる。
【0007】さらに、前記デッキ面5,13の周辺に積載される全部または一部の積載物(ドラム缶3や一斗缶10など)の前記リブ4,11が嵌合する溝6,14は、当該積載物の一部がデッキ面5,13から外にはみ出す位置に形成することができる。また、何れの場合も、前記デッキ面5,13を、その中央部5a,13aが低くなるように傾斜させて、積載物の滑り落ち防止効果を一層高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は合成樹脂製の搬送用パレットであって、一般的には、上下二分割の状態で成形されたものを連結一体化して構成され、そして実際には、軽量化を図るための多数の穴や補強のための鋼線が埋設されるが、これらは図示省略している。この図示の搬送用パレット1は、左右巾が前後巾よりも若干大きい、平面形状が長方形のものであって、その前後両端面にのみ開口する左右一対のフォーク差し入れ穴2を備えた二方差しタイプの搬送用パレットであるが、平面形状が正方形のものであっても良いし、フォーク差し入れ穴2が左右両端面にも開口する四方差しタイプの搬送用パレットとしても実施することができる。
【0009】3は前記搬送用パレット1で搬送する周知のドラム缶であって、図1B及び図2では、板厚を省略した断面で示しているが、底面3aの周囲には底板と周側板とを結合するリブ4が突出している。前記搬送用パレット1の上下両デッキ面5の内、少なくとも一方のデッキ面5(図示例は上下両デッキ面5)には、前記ドラム缶3をデッキ面5の中心を対称点として前後左右対称形に載置したとき、各ドラム缶3の底面周囲のリブ4が嵌合する円形の溝6が設けられている。
【0010】この図示例の搬送用パレット1のデッキ面5は、前記のように左右巾が前後巾よりも若干長い長方形であって、4本のドラム缶3が搬送用パレット1の前後両側辺から外にはみ出すサイズであって、各円形の溝6もデッキ面5の前後両側辺で途切れた切円形であるが、デッキ面5が4本のドラム缶3を完全に支持し得るサイズであれば、完全に円形の溝6を形成することができるし、逆に、デッキ面5が正方形で且つ前記のように載置された4本のドラム缶3がデッキ面5の前後左右各側辺から外にはみ出すサイズである場合は、各円形の溝6もデッキ面5の前後左右各側辺で切欠された形状となる。
【0011】また、4つの円形の溝6は、隣接する各2つの円形の溝6と接するように配置され、この各接点部6aでは、円形の溝6の側壁が無く、互いに連通するように構成しているが、4つの円形の溝6を完全に独立させて形成することもできる。さらに、搬送用パレット1に載置し得るドラム缶3の本数(円形の溝6の数)は、ドラム缶3の直径や搬送用パレット1のサイズによって変えれば良く、4本に限定されない。
【0012】上記構成の搬送用パレット1によれば、4本のドラム缶3を、それぞれの底面周囲のリブ4をデッキ面5上の各円形の溝6に嵌合させるように載置することにより、デッキ面5の中心を対称点にして4本のドラム缶3を前後左右対称形に正確に位置決めすることができ、搬送途中の振動などによりドラム缶3がデッキ面5上で滑るのを前記円形の溝6とドラム缶3の底面周囲のリブ4との嵌合により防止できる。また、図示例のように、上下両デッキ面5の両方に前記円形の溝6を形成しておけば、上下両デッキ面5の何れ側でも上記のように使用することができる。
【0013】ドラム缶3を4本積みする場合、ドラム缶3を異なる場所に1本づつ降ろしてゆく場合がある。例えば、図1Aに示す4つの円形の溝6によって決まるドラム缶支持位置をA〜Dとし、フォークがドラム缶支持位置C,Dのある側からフォーク差し入れ穴2に挿入されると仮定すると、最初の荷卸し場所でドラム缶支持位置AまたはBに支持されているドラム缶3が降ろされ、残りの3本のドラム缶3の配置がフォークに対しアンバランスとなる。そこで、ドラム缶支持位置AまたはBにある1本のドラム缶3を、ドラム缶支持位置C,D上の2本のドラム缶3の内側に俵積み状に積み替えることが行われる。フォーク差し入れ方向が逆の場合は、ドラム缶支持位置A,B上の2本のドラム缶3に対し1本のドラム缶3が俵積み状に積み替えられることになる。
【0014】上記のような積み替えによるドラム缶3本積みの場合や、最初からドラム缶3を3本積みする場合に好適なように、図3に示すように円形の溝6を配設することができる。即ち、ドラム缶支持位置C,Dを利用してドラム缶3を3本積みする場合に追加されるドラム缶支持位置Eと、ドラム缶支持位置A,Bを利用してドラム缶3を3本積みする場合に追加されるドラム缶支持位置Fとに、円形の溝6を追加形成することができる。また、フォークを前後左右何れ側からも差し入れることができる四方差しタイプの搬送用パレットの場合は、ドラム缶支持位置B,Dを利用してドラム缶3を3本積みする場合に追加されるドラム缶支持位置Gと、ドラム缶支持位置A,Cを利用してドラム缶3を3本積みする場合に追加されるドラム缶支持位置Hとにも、円形の溝6を追加形成すれば良い。この構成によれば、3本のドラム缶3をバランス良く積載し得ることは勿論のこと、1本のドラム缶3を積載する場合も、ドラム支持位置E〜Hの内、左右一対のフォーク(フォーク差し入れ穴2)の中間に位置する1つの円形の溝6を利用して、1本のドラム缶3をバランス良く積載することができる。これらドラム缶3本積み用に追加されるドラム缶支持位置E〜Hの円形の溝6と他のドラム缶支持位置A〜Dの円形の溝6とを視覚により容易に区別できるように、溝6の色を変えることができる。
【0015】以上の実施形態では、積載物としてドラム缶3を例にとったが、図4に示す一斗缶(18リットル缶)10も、底面(上面も同じ)の周囲にはドラム缶3と同様のリブ11が突出している。このような一斗缶10を積載する搬送用パレット12には、当該パレット12のデッキ面13(上下両デッキ面の内の少なくとも一方のデッキ面)に一斗缶10を碁盤目状に配置積載するとき、各一斗缶10の前記リブ11を嵌合させるための溝14を配設すれば良いが、この場合、各一斗缶10ごとに四角形の溝14を独立的に配設しないで、図示のように、隣接する2本の一斗缶の互いに隣接する辺のリブを並列状態で嵌合させることができるように、巾広の溝14を形成することができる。
【0016】さらに、搬送用パレット12のサイズは、図4の搬送用パレット12の右半分に示すように、デッキ面13の周辺に積載される一斗缶10の底面周囲のリブ11の全周を嵌合させることのできる溝14を形成できるように、碁盤目状に配置積載される一斗缶群の全体のサイズよりも若干大きめとするかまたは、図の左半分に示すように、当該パレット12の周辺に積載される一斗缶10は、その底面周囲のリブ11の一辺または直角二辺が搬送用パレット12よりはみ出すように、碁盤目状に配置積載される一斗缶群の全体のサイズよりも若干小さめとすることができる。後者の場合、ドラム缶3用の搬送用パレット1で示したように、搬送用パレット12の周辺に積載される一斗缶10の内、当該パレット12の前後両側辺かまたは左右両側辺の何れか一方に積載される一斗缶10のみがデッキ面13上からはみ出すように構成しても良い。
【0017】また、パレットデッキ面13上の周辺に積載される一斗缶10によってその内側に積載される一斗缶10が囲まれる場合は、その内側に積載される一斗缶10を位置決めする溝14は省いても良い。さらに、図5に一斗缶10用の前記搬送用パレット12を例にとって示すように、ドラム缶3用の搬送用パレット1または一斗缶10用の搬送用パレット12を問わず、デッキ面5,13を、その中央部5a,13aが低くなるように若干傾斜させることもできる。
【0018】また、図1B及び図2にドラム缶3用の搬送用パレット1を例にとって示すように、デッキ面5,13上の各溝6,14は、ドラム缶3または一斗缶10側のリブ4,11の高さよりも若干深くして、デッキ面5,13でドラム缶3または一斗缶10の底面を支持し得るように構成しているが、図6に示すように、各溝6(14)を、ドラム缶3(または一斗缶10)側のリブ4(11)の高さよりも深くして、この溝6(14)の底面でリブ4(11)を介してドラム缶3(または一斗缶10)を支持し得るように構成すれば、図示のように、ドラム缶3(または一斗缶10)の底面が多少突曲するように変形していても、安定的にこれらを支持することができる。
【0019】さらに、搬送用パレットの上下両デッキ面の一方にはドラム缶3用の溝6を形成し、他方のデッキ面には一斗缶10用の溝14を設けるようにして、2種類の積載物で上下両デッキ面を使い分けるように構成することができる。また、片側のデッキ面にドラム缶3用の溝6と一斗缶10用の溝14とを混在形成することもできる。この場合、先に説明したように、ドラム缶3用の溝6の色と一斗缶10用の溝14の色とを変えるなどして、両者を視覚により容易に区別できるように構成するのが望ましい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の搬送用パレットによれば、底面周囲にリブが突出するドラム缶や一斗缶などの積載物を積載するとき、当該積載物の前記リブをパレットデッキ面上の溝に嵌合させることができるので、パレットデッキ面に積載物を積載する積載作業に際して、バランスの良い理想的な配置に積載物を容易に位置決めすることができ、そしてフォークなどでパレットを支持して搬送するときの振動などで積載物が滑り易い合成樹脂製のパレットであっても、搬送途中の振動などによる積載物の滑りを、パレットデッキ面側の溝と積載物底面周囲のリブとの嵌合により完全に防止し、荷崩れや荷の落下など、危険な事態を招くことなく安全に搬送することができる。しかも、デッキ面には溝が形成されるのであるから、底面が平坦な段ボール箱など、他の各種商品も底面を損傷させることなく安定的に積載搬送することができる。
【0021】なお、請求項2に記載の構成によれば、特に、4本のドラム缶をパレットデッキ面上に前座左右対称形にバランス良く積載搬送することができるものであるにもかかわらず、積み替えによるドラム缶3本積みの場合や、最初からドラム缶3を3本積みする場合でも、全体のバランスを崩させることがなく、安定良く安全に積載搬送することができる。
【0022】また、請求項3に記載の構成によれば、一斗缶の積載搬送に好適なパレットを得ることができるのであるが、特に、一斗缶の底面周囲のリブを嵌合させるための溝を設けるためにパレットの積載効率を低下させることがなく、隣接する一斗缶どうしを互いに当接させた高密度状態に積載することができ、また、溝どうしが薄い側壁部を隔てて隣接することがないので、一斗缶の積み卸しにより前記溝間の薄い側壁部が破損するような不都合も生じない。
【0023】さらに、請求項4に記載の構成によれば、パレットデッキ面に所定の配列で積載される積載物全体のサイズよりも小さいサイズのパレットを使用できるので、経済的であるにもかかわらず、パレットデッキ面からはみ出す積載物も確実に位置決めして安定良く安全に搬送することができる。
【0024】また、請求項5に記載の構成によれば、デッキ面上の溝と積載物の底面周囲のリブとの嵌合による位置決め作用と、デッキ面の中央下がりの傾斜による積載物の外側への滑動防止作用とで、一層安全に積載物を搬送することができる。




 

 


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