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発明の名称 産業車両における車体構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−240386(P2001−240386A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−56779(P2000−56779)
出願日 平成12年3月2日(2000.3.2)
代理人
発明者 阿部 栄樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 機台からキャビンを脱着させる産業車両の車体構造において、前記キャビンにフォーク受部を設け、他の産業車両の荷役用フォークを前記フォーク受部に積載可能に当接させて、前記フォークに荷揚げ動作をさせることにより、前記キャビンを前記フォークに積載して、前記キャビンを機台から脱着させる産業車両の車体構造。
【請求項2】 前記フォーク受部が、前記キャビンのルーフ又は底板に備えられた請求項1に記載の産業車両の車体構造。
【請求項3】 前記フォーク受部には、前記フォークの上面と当接するフォーク上面当接部と前記フォークの横方向へのずれを抑止するフォーク側面当て部とが備えられている請求項1又は2に記載の産業車両の車体構造。
【請求項4】 前記フォーク受部とは、前記フォークの上面、両側面及び下面が包囲されるように筒状に構成されている請求項1又は2に記載の産業車両の車体構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機台からキャビンを脱着させる産業車両の車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、産業車両のうちフォークリフト50などはエンジンなどの動力部を配置するエンジンルーム51やバッテリ等の電装品はキャビン(ヘッドガード)52の下に載置されている。そして、エンジンルーム51などの点検及びメンテナンスを行う場合においては、キャビン52のルーフ53に設けたフック54にワイヤーを引っ掛けて玉掛けクレーン等により吊り上げて、キャビン52を機台55から脱着させることによりエンジンルーム51を露出させて行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、玉掛けクレーンなどは規模が大きいため使い勝手が悪く、大きなスペースが必要とされ、また費用がかかる。そして、使用頻度の高いものは常時点検等を行うことが望ましいので、キャビンの脱着を容易に行えることが要求される。
【0004】この発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は小さなスペースにおいても、キャビンを機台から容易に脱着することができる産業車両の車体構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明においては、機台からキャビンを脱着させる産業車両の車体構造において、前記キャビンにフォーク受部を設け、他の産業車両の荷役用フォークを前記フォーク受部に積載可能に当接させて、前記フォークに荷揚げ動作をさせることにより、前記キャビンを前記フォークに積載して、前記キャビンを機台から脱着させることを要旨とする。
【0006】この発明によれば、他の産業車両の荷役用フォークをキャビンに設けたフォーク受部に積載可能に当接させ、フォークに荷揚げ動作をさせることにより、機台からキャビンを容易に脱着することができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の産業車両の車体構造において、前記フォーク受部が、前記キャビンのルーフ又は底板に備えられたことを要旨とする。
【0008】この発明によれば、フォーク受部をルーフ又は底板に設けるため取り付けが容易であり、また、構成が簡単である。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の産業車両の車体構造において、前記フォーク受部には、前記フォークの上面と当接するフォーク上面当接部と前記フォークの横方向へのずれを抑止するフォーク側面当て部とが備えられていることを要旨とする。
【0010】この発明によれば、キャビンを機台から脱着して運搬する際、フォーク側面当て部が振動などによるフォークの横方向へのずれを抑止し、ピラーなどとフォークが干渉するのを防ぐことができる。また、フォーク挿入用のガイドとしても利用できるためキャビンへのフォーク挿入が手軽に行える。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1又は2に記載の産業車両の車体構造において、前記フォーク受部とは、前記フォークの上面、両側面及び下面が包囲されるように筒状に構成されていることを要旨とする。
【0012】この発明によれば、フォーク受部がフォークを収容できる筒形状に構成されているため、他部位や機台とキャビンとを繋ぐ電気的配線及び油圧配管等とフォークとが干渉するのを回避することができる。また、フォークはフォーク受部内に収納されるため、フォークのずれや揺動を抑止することができるので安定した状態でキャビンを積載することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、産業車両としてのフォークリフト1は機台2の前側上方にキャビン3が搭載されている。機台2の前部には、左右一対のマスト4が設けられている。マスト4はアウタマスト4aと、その内側に昇降可能に装備されたインナマスト4bとからなり、インナマスト4bの内側にはフォーク5を備えたリフトブラケット6が昇降可能に支持されている。マスト4はティルトシリンダ7により傾動可能に支持されている。
【0015】キャビン3は機台2にボルト締めにより固定されている。キャビン3は運転席8、ルーフ9、底板10そして前後左右の4本のピラー11などより構成されており、室内にはハンドル12、アクセルペダル、ブレーキペダル等の走行操作系に関わる装置類が備えられている。ルーフ9はピラー11に支持された状態で運転席8の上方に配置されている。ルーフ9の左右縁部の下部面9aにはそれぞれフォーク上面当接部を構成する板材13が溶接固定されている。また、フロントピラー11a及びリヤピラー11bのルーフ9と接するあたりにはフォーク側面当て部としての板材14,15が左右一対取り付けられている。よって、フォーク受部は板材13,14,15により構成される。
【0016】キャビン3下側の機台2には、バッテリ等の電装品やエンジンルーム16があり該エンジンルーム16にはエンジン、ラジエータ、トルクコンバータ、エアクリーナ等の車両の駆動に関係する装置が配置されている。
【0017】次に、上記のように構成されたフォークリフトの作用について説明する。
【0018】図2及び図3に機台2からキャビン3を脱着するときの模式図を示す。ただし、図3は図2におけるキャビン3上部を拡大した図である。図2及び図3において、フォークリフト1のエンジンやバッテリ等のメンテナンスを行うためキャビン3を機台2から脱着する場合、予め、機台2とキャビン3を固定しているボルトそして電気的配線や油圧配管等を取り外しておき、キャビン3を構成するルーフ9の縁部の下部面9aに設けられた板材13と他のフォークリフト17の荷役用フォーク18の上面18aとをフォーク18の長手方向に沿って積載可能に当接させて、その状態でフォーク18に荷揚げ動作させることによってキャビン3全体を吊り上げることができる。また、キャビン3脱着時にフォークリフト17の運搬に伴う振動等により、フォーク18を最初に板材13に固定した位置から横方向にずれた場合、板材14又は板材15で抑止される。
【0019】従って、第1実施形態によれば、次のような効果を有する。
(1) キャビン3を備えたフォークリフト1において、他のフォークリフト17のフォーク18を板材13に積載可能に当接させて、フォーク18に荷揚げ動作させることによってキャビン3を吊り上げ、機台2からキャビン3を脱着させることができる。このように、容易にキャビン3の脱着が行えるため、エンジンルーム16等のメンテナンスを手軽に行うことができる。
【0020】(2)フォーク受部をルーフ9の下部面9aに設けたので、キャビン3を吊り上げて保持することができ、安定した状態でキャビンの脱着を行うことができる。
【0021】(3)キャビン3を機台2から脱着するのに、玉掛けクレーン等の様な大型の設備が不要であり、又、脱着作業は作業スペースが小さな所でも行うことができる。
【0022】(4)ルーフ9に板材13を取付けてキャビン3を吊り上げる構成としたので取り付けが容易で構成が簡単であり、また、産業車両全体のコストも低く抑えることができる。
【0023】(5)ピラー11に板材14,15を設けてフォーク18のずれを抑止することにより、キャビン3脱着時にフォークリフト17の運搬に伴う振動等によって、キャビン3積載時のフォーク位置からフォーク18が横方向にずれてピラー11と干渉してピラー11を破損させたり、傷付けたりするのを回避することができる。また、キャビン3を吊り上げるためにフォーク18をキャビン3内に差し込む場合においても、板材14,15が保護部材となってフォーク18によりピラー11が傷つくことを防ぐことができる。
【0024】(6)板材13を取付けることにより、ルーフ9やピラー11の補強にもなる。
【0025】(第2実施形態)以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に基づいて説明する。
【0026】図4に本発明を具体化した第2実施形態を示す。この場合は、キャビン3の下側にフォーク受部としてのフォークポケット19を設けている。これは第1実施形態における、ルーフ9に板材13を設けたことと異なる。この点を除いては前述の第1の実施の形態と同様に構成されるので、フォークポケット19以外については第1の実施の形態と同一符号を付して説明を省略する。
【0027】キャビン3を構成する底板10の上側には運転席8が積載され、底板10の下部面10aにはフォークポケット19が取付けられている。フォークポケット19は両端開きの筒形状を成していて、内部の穴20は他のフォークリフト17のフォーク18を遊挿できる大きさを有している。
【0028】また、キャビン3と機台2とを繋いでいる電気的配線や油圧配管(ともに図示せず)はフォークポケット19の外側に配置されている。
【0029】次に、上記のように構成されたフォークリフトの作用について説明する。
【0030】図5及び図6に機台2からキャビン3を脱着するときの模式図を示す。ただし、図6は図5におけるキャビン3下部を拡大した図である。図5及び図6において、フォークリフト1のエンジンやバッテリのメンテナンスを行うためキャビン3を機台2から脱着する場合、第1実施形態と同様予め、機台2とキャビン3を固定しているボルトや電気的配線及び油圧配管を取り外しておき、そしてキャビン3を構成する底板10の下部面10aに設けられたフォークポケット19内部の穴20にフォークリフト17のフォーク18を水平に挿入し、ポケット19上部の内面19aに積載可能に接触させ、フォーク18に荷揚げ動作をさせることによってキャビン3を持ち上げ、機台2からキャビン3を脱着させる。これにより、キャビン3の下に格納されていたエンジンルーム16などのメンテナンスを行うことができる。
【0031】従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果(1),(3)に加え次のような効果を有する。
【0032】(7)フォークポケット19が筒形状を成しているので、フォーク18をフォークポケット19に挿入する際、キャビン3と機台2とを繋いでいる電気的配線や油圧配管とフォーク18との干渉を避けることができ、フォークポケット19がフォーク18挿入用のガイドとなるので、フォーク18がキャビン3横方向に対して、斜めに差し込まれること等を回避することができる。また、キャビン3脱着においてフォークリフト17の運搬による振動等によってフォーク位置がずれることを回避することができるので、キャビン3の積載及び運搬を安定した状態で行うことができる。
【0033】(8)フォークポケット19をキャビン3の底板10に設けるため、ルーフ9又はピラー11等に設けた場合に比べ、フォーク18の荷揚げ高さを低く抑えることができる。また、視界が十分に確保でき、外観が良い。
【0034】上述した実施形態のほかに次のような構成としてもよい。
【0035】○ 第1実施形態において、ルーフ9の下側に板材13を設けたが、これに限定されるものではなく底板10の下側に設けてもよい。この場合キャビン3の底板10に取り付けた板材13と機台2との間にフォーク18を挿通可能な隙間を設けておけばよく、フォーク18の荷揚げ高さを低く抑えることができる。
【0036】○ 板材13はルーフ9の左右の縁部の下部面9aに一対設けたが、縁部だけでなくルーフ面のほぼ全体を覆う構成であってもよい。
【0037】○ フォーク側面当て部としてフロントピラー11aに板材14を、リヤピラー11bに板材15を左右一対ずつ設けたが、前後左右のピラー11に少なくとも1つだけ設ける構成であってもよい。
【0038】○ 第2実施形態において、底板10の下部面10aにフォークポケット19を設けたがこれに限定されるものではなく、図7に示すようにルーフ9の下側に設けてもよい。さらにはピラー11の側面、または後述するルーフ9の上側に設けてもよい。
【0039】○ フォークポケット19を形成する一部の板材はキャビン3を構成する板材を兼用してもよい。例えば図8に示すようにフォークポケット21をルーフ9の上側に設け、フォークポケット21の下板はルーフ9の板材により構成している。また、フォークポケット21をキャビン3の底板10に設けた場合には、底板10の板材をフォークポケットの上板として兼用するようにしてもよい。
【0040】○ フォークポケット19は1つのフォーク18に対して1つ設けたが、フォークポケット19を複数に分割した構成としてもよい。例えば底板10の左右に同心状にフォークポケット19を一対設ける構成、すなわち底板10の前後左右の4箇所にフォークポケット19を設ける構成であってもよい。
【0041】○ 2本のフォーク18用にフォークポケット19を2つ別々に設けたが、2本のフォークが収容可能な大きさを有するフォークポケットを1つだけ設ける構成であってもよい。
【0042】○ フォーク受部はキャビン3に板材13,14,15あるいはフォークポケット19を取付けることにより構成したが、図9に示すように底板10にフォーク18を収容できる開口部22を一対設けてフォーク受部としてもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、キャビンと機台との脱着を他の産業車両の荷役用フォークを利用することにより、容易に行うことができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、フォーク受部がルーフ又は底板に備えられるので、フォーク受部の取り付けが容易であり、構成が簡単である。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、フォーク側面当て部を設けることによって、振動によるフォークの横方向へのずれを抑止することができる。また、フォークをフォーク受部と当接させる際にフォーク挿入のガイドとなり挿入が容易に行える。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、フォーク受部がフォークを収容可能に筒状に構成されているため、フォークの揺動を抑止することができ、機台とキャビンとを繋ぐ配管等がフォークと干渉することを避けることができる。また、非常に安定した状態でキャビンを機台から脱着することができる。




 

 


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