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発明の名称 バッテリストッパ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−39692(P2001−39692A)
公開日 平成13年2月13日(2001.2.13)
出願番号 特願平11−221659
出願日 平成11年8月4日(1999.8.4)
代理人 【識別番号】100064344
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 英彦 (外3名)
【テーマコード(参考)】
3F333
【Fターム(参考)】
3F333 AA02 CA06 CA09 DA03 
発明者 田村 俊延
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 車体のバッテリ格納室に搭載されたバッテリケースを搭載位置に固定するためのバッテリストッパ装置であって、前記バッテリ格納室を構成する壁面に設けられたストッパ孔又は凹部に抜差し操作によって着脱可能とされたストッパを備えており、そのストッパは前記バッテリ格納室内に突出された突出部分が前記バッテリケースの一部と係合することによって該バッテリケースの移動を規制し、しかも磁石によって差込位置に固定される構成としたバッテリストッパ装置。
【請求項2】 請求項1記載のバッテリストッパ装置であって、前記ストッパ孔又は凹部に差し込まれた状態のストッパは、バッテリケースの壁板の端面に係合して該バッテリケースの移動を規制する構成としたバッテリストッパ装置。
【請求項3】 請求項1又は2記載のバッテリストッパ装置であって、前記磁石はストッパに設けられているバッテリストッパ装置。
【請求項4】 請求項1又は2記載のバッテリストッパ装置であって、上面がバッテリケースの搬出入口として開口されたバッテリ格納室における前記搬出入口からのバッテリケースの抜け出し規制用として適用されたバッテリストッパ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフォークリフト等のような産業車両において、車体に搭載されるバッテリケース(多数のバッテリが収納固定されたケース)の移動を規制するために備えられるバッテリストッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリを駆動源とする一般的なバッテリ式フォークリフトでは、図6に示すように、車体の略中央部にバッテリケース103を搭載するためのバッテリ格納室101を備えている。バッテリ格納室101はフレーム102によって略方形状の箱形に形成され、上面側がバッテリケース103の搬出入口として開口されている。そして、バッテリケース103が、クレーンやホイストのような巻上げ装置あるいは他のフォークリフトによって吊られて、上面開口部からバッテリ格納室101に搭載されるようになっている。ところが、このようなタイプのバッテリ格納室101の場合、車両が誤って転倒したときにバッテリケース103がバッテリ格納室101から車外へ抜け出る虞があることから、その抜け出しを防止するためのバッテリストッパ装置104を備えている。なお、図6において、109は車体後部に搭載されたカウンターウェイトである。
【0003】図7は従来のバッテリストッパ装置104の拡大斜視図である。バッテリストッパ装置104は、図示のように、円柱状のストッパ105と、そのストッパ105の軸方向の一端に固着された脱着操作用のグリップ106とから構成されている。そして、ストッパ105をバッテリケース103のリヤプレート103aに形成された円形のストッパ孔103bと、リヤフレーム102aに形成された円形のストッパ孔102bに差し込むことによってバッテリケース103を抜け止めする構成となっている。また、バッテリケース103のリヤプレート103aには、ストッパ固定用としてのばね板からなる弾性クランプ107がボルト108にて固着されており、ストッパ孔102b、103bに差し込まれたストッパ105を回動することによってグリップ106を弾性クランプ107に係止してストッパ自体の抜け止めを行っている。なお、バッテリケース103内に収容配置されたバッテリ103cは、バッテリケース103に対して固定されており、また、バッテリケース103の上面に被せられるバッテリフード(図示省略)によって覆われており、車両転倒時のバッテリ単位での車外への飛び出しが防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従来のバッテリストッパ装置104においては、ストッパ孔102b,103bに差し込まれたストッパ105を差込位置に保持するストッパ固定手段として、バッテリケース103のリヤプレート103aに弾性クランプ107を備える構成であることから、構造的に複雑であり、弾性クランプ107の取り付けのために各バッテリケース103毎に加工、組付けを必要とする関係で、コストが高くつくといった問題がある。また、ストッパ105をストッパ孔102b,103bに差し込んでから、さらにグリップ106を弾性クランプ107に係止するための操作を必要とするため、バッテリ交換時毎に行われるストッパ105の脱着操作が面倒であるという問題があった。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化と操作性の改善を図る上で有効なバッテリストッパ装置を提供することにある。
【0006】上記課題を達成するため、本発明に係るバッテリストッパ装置は、特許請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。従って、請求項1の発明によれば、バッテリ格納室を構成する壁面に対して磁石によってストッパを固定する構成としたので、ストッパの固定に関する構造を簡素化できるとともに、バッテリケース側にストッパを固定するための部品を設定する必要がなくなる。このため、加工工程、組付け工程等が削減され、コストの低減が可能となる。また、ストッパをストッパ孔又は凹部へ抜き差しするだけの簡単な操作で脱着できることから、バッテリ交換時等におけるストッパの脱着操作性を向上でき、しかも抜き差しによる脱着式のため、ストッパの形状に関して円形断面に制約されることなく自由に設定することが可能となる。
【0007】ところで、バッテリケースに、ストッパを差し込むためのストッパ孔とストッパ固定用の弾性クランプを備える構成の従来であれば、バッテリケースにおける少なくともストッパ取付側の壁板の背丈をリヤフレームと同程度まで高くせざるを得なかった。しかるに、請求項2の発明のように、バッテリケースの壁板の端面にストッパを係合して移動を規制する構成としたときは、バッテリケース側にはストッパの取り付けに関して一切の対応が不要となる。このため、請求項2の発明によれば、従来に比べてバッテリケースの壁板を低く設定して材料費を低減できる。
【0008】また、請求項3の発明のように、磁石をストッパに設けたときは、バッテリ交換のためのバッテリケース脱着時において、壁板から取り外したストッパを車体の鉄製部位の適宜位置に吸着して一時保留できるため、ストッパの使い勝手が向上する。また、請求項4の発明によれば、フォークリフトが誤って転倒したときに、壁面に取り付けられたストッパによってバッテリケースの車外への抜け出しを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施の形態に係るバッテリストッパ装置の使用形態を示す斜視図、図2はバッテリストッパ装置の拡大斜視図、図3は同じくバッテリストッパ装置の縦断面図である。なお、図中の矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
【0010】本実施の形態に係るバッテリストッパ装置は、図1に示すように、上面がバッテリの搬出入口として開口されたタイプのバッテリ格納室3を有するバッテリ式フォークリフトに適用されるものである。図示のように、多数のバッテリ1が収容されたバッテリケース2は、車両前後方向の略中程に設定された、上面がバッテリ搬出入口として開口される箱形のバッテリ格納室3に搭載される。バッテリ格納室3は鉄板製のフレーム、即ち、左右の壁板を構成するサイドフレーム4、前後の壁板を構成するフロント及びリヤフレーム5(フロントフレームは図示省略)、及び底板を構成するアンダーフレーム6によって形成されている。そして、各フレームのうち、サイドフレーム4及びフロントフレームは、背丈がバッテリケース2よりも低く設定されるが、リヤフレーム5は高く設定されており、その背丈の高いリヤフレーム5に車両転倒時のバッテリケース2の飛び出し防止用のバッテリストッパ装置10が設けられる。
【0011】バッテリストッパ装置10は、リヤフレーム5に形成された四角形のストッパ孔7に嵌合可能な略直方体状のブロックからなるストッパ11を主体に構成されており、そして、そのストッパ11の車両前後方向の前面に脱着操作用のグリップ12が固着され、上面に固定用の磁石13が固着されている。なお、磁石13は直方体状のブロック状に形成され、ストッパ11上面の前後方向の略中程に固着されている。従って、リヤフレーム5の前面側(バッテリ格納室3の内面側)からストッパ11をストッパ孔7に差し込んだときに、磁石13がリヤフレーム5の前面に吸着され、その状態でストッパ11はバッテリ格納室3内への突出部分の下面がバッテリケース2のリヤプレート2aの上端面に係合又は僅かな隙間を置いて係合可能に対向する構成となっている。即ち、磁石13はストッパ11のストッパ孔7に対する差し込み深さを規定するとともに、ストッパ11をリヤフレーム5に固定する機能を有する。
【0012】上述のように構成された本実施の形態に係るバッテリストッパ装置10によれば、リヤフレーム5のストッパ孔7に嵌合されたストッパ11は、嵌め込み方向に関してはリヤフレーム5に吸着される磁石13によって固定され、それ以外の方向に関してはリヤフレーム5によって固定される。このため、車両が誤って転倒した場合において、バッテリケース2が車外へ抜け出る方向に移動しようとしても、その動きはリヤプレート2aの上端に係合するストッパ11によって抑えられことになり、バッテリケース2の車外への抜け出しが防止される。
【0013】さて、本実施の形態においては、ストッパ11の固定手段として磁石13を採用したので、ストッパ孔7にストッパ11を差し込むだけで固定でき、また引き抜くだけで外すことができる。このため、バッテリ交換に際して行われるストッパ11の脱着操作を従来に比べて簡便化することができる。また、ストッパ11の固定に必要な部材点数が僅か一点で済むことになり、その結果、構造の簡素化が図られるとともに、材料費の低下、製作工程及び組付け工程等が削減され、コストの低減に極めて有効となる。また、図7に示すように、ストッパ105をストッパ孔102b,103bに差し込んでから回動してグリップ106を弾性クランプ107に係止してストッパ105の固定を行う従来であれば、ストッパ105の形状が円柱形又は円筒形に限られることになるが、本実施の形態にれば、かかる制約を受けることがなく、ストッパ11及びストッパ孔7の形状を自由に形成できる。
【0014】また、ストッパ11をリヤフレーム5に固定する構成とするとともに、バッテリケース2のリヤプレート2aの上端に係合する構成としたことによって、リヤプレート2a側には、ストッパ11を差し込むためのストッパ孔及びストッパ11をリヤプレート2aに固定するための部品を設ける必要がなく、しかもリヤプレート2aの背丈をリヤフレーム5よりも低く設定できる。つまり、図6に示した従来のバッテリストッパ装置であれば、リヤプレート103aをリヤフレーム102aと同程度の背丈に設定せざるを得ないが、本実施の形態によれば、こういった制約を受けないため、リヤプレート2aを他のフロントあるいはサイドのプレートと同一高さに設定できる。このことは、バッテリケース2を製作する際の自由度が得られるとともに、材料費を低減することにもつながる。また、本実施の形態では、ストッパ11に磁石13を設けてあるため、バッテリ交換のために、リヤフレーム5から一旦取り外したストッパ11を磁石13を用いて車体の鉄製部分に一時保留できるため、ストッパ11の使い勝手が向上することになる。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。この実施の形態では、ストッパ11の後端に磁石13を埋設する一方、リヤフレーム5には、ストッパ11が差し込まれるストッパ孔7を外側(後面側)から塞ぐようにして鉄板14(又は磁石13と吸着する極性をもつ磁石)を溶接したものである。従って、ストッパ孔7は実質的には凹部となる。なお、ストッパ11及びストッパ孔7は、三角断面形状に形成されている。従って、この実施の形態によっても前述の第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0016】なお、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することができる。例えば、第1の実施の形態においては、磁石13をストッパ11の上面に設けたが、これを側面に設けてもよい。また、磁石13がリヤフレーム5の前面に吸着する構成としたが、ストッパ孔7の内周面に吸着する形態に変更してもよい。さらには、磁石13はストッパ13に設ける代わりに、リヤフレーム5側、つまりバッテリ格納室3の壁側に設けてもよい。また、ストッパ11及びストッパ孔7の形状は、図示の形状に限らず、円形断面を含む如何なる形状であっても差し支えなく、要するに嵌り合う形状であればよい。
【0017】また、ストッパ11がバッテリケース2の壁面を構成するプレートの上端に係合することによってバッテリケース2の移動を規制する構成としたが、これに変えて、従来と同じく、バッテリケースにもリヤフレーム5に設けたストッパ孔7と同形状のストッパ孔を設け、両孔にストッパ11を差し込むことによってバッテリケース2の移動を規制する構成に変更してもよい。また、バッテリストッパ装置10の設置箇所については、リヤフレーム5に限るものではなく、フロント側にフレームが存在する構造の形式であれば、フロントフレームを設置対象にしてもよいし、場合によってはサイドフレーム4であってもよい。また、グリップ12については省略しても差し支えない。
【0018】さらには、本実施の形態に係るバッテリストッパ装置10は、上面をバッテリ搬出入口として開口し、バッテリ交換をクレーンやホイスト等の巻上げ装置あるいは他のフォークリフトを用いて吊上げることによって行うタイプのバッテリ格納室3を備えたフォークリフトに適用する場合で説明したが、バッテリ交換を車体側方から水平に移動することによって行うロールアウト式のバッテリ格納室を備えたフォークリフトに適用してもよい。また、フォークリフトの場合で説明しているが、ショベルローダやトーイングトラクター等の他の産業車両であってもバッテリを動力源として搭載している車両であれば、適用できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のバッテリストッパ装置によれば、従来のバッテリストッパ装置に比べて、構造を簡素化してコストを低減できるとともに、ストッパの脱着のための操作性を向上できる。




 

 


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