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発明の名称 紙葉類整位搬送装置および紙葉類分離供給装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−278459(P2001−278459A)
公開日 平成13年10月10日(2001.10.10)
出願番号 特願2000−100554(P2000−100554)
出願日 平成12年4月3日(2000.4.3)
代理人 【識別番号】100082692
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵合 正博
【テーマコード(参考)】
3F079
3F343
【Fターム(参考)】
3F079 AA01 BA03 BA09 BA11 DA12 
3F343 FA06 FB11 GA04 GE02 GE12 HB04 HD15 HE01 JA21 LA02 LA04 LA13 LA18
発明者 柴田 信雄 / 中元 晃彦 / 島崎 彰 / 新山 裕一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 搬送すべき多数枚の紙葉類を立位姿勢で保持するための底板および背板により構成されたガイド手段と、前記ガイド手段の始端部と終端部にかけて設けられた紙葉類搬送手段と、前記底板および背板のそれぞれに設けられて、前記ガイド手段に保持された紙葉類に前記底板と背板とで異なる位相の振動を与えて整列させるための振動手段とを備えた紙葉類整位搬送装置。
【請求項2】 前記振動手段が、前記底板および背板の長手方向に沿って、上面が前記底板および背板の表面から少しだけ突出する振動板を備えたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類整位搬送装置。
【請求項3】 前記振動手段が、前記振動板を振動させるカム手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の紙葉類整位搬送装置。
【請求項4】 前記振動手段が、前記カム手段内で発生するがたつきを防止するためのばね手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の紙葉類整位搬送装置。
【請求項5】 前記振動手段が、前記振動板の振動が他の部材に伝達されるのを防止するための振動吸収手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の紙葉類整位搬送装置。
【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の紙葉類整位搬送装置と、前記紙葉類整位搬送装置の終端部に配置されて、前記紙葉類整位搬送装置により整列された紙葉類を1枚ずつ分離して搬送するための紙葉類分離搬送装置とを備えた紙葉類分離供給装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば郵政機関等で使用されている紙葉類区分システムにおいて、束にして複数まとめて投入された郵便物等の紙葉類を一枚ずつ分離して搬送するのに好適な紙葉類整位搬送装置および紙葉類分離供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物に付されたバーコードを読み取る認識機能または郵便番号等の宛先情報を読み取る文字認識機能を備え、それらの宛先情報から郵便物を自動で区分け処理する郵便物区分装置が実用化されている。このような郵便物等(以下、これを「紙葉類」という)の紙葉類区分装置では、省スペース、少人数作業、低コスト、高速化等が要求されている。このうち、高速化を実現するには、その1つとして搬送途中での重送等の発生をなくし、迅速かつ正確に搬送および区分処理動作を行うことが求められている。
【0003】ところで、一般に、この種の紙葉類区分装置では、仕分けを行う紙葉類は、束にして複数まとめて立てた状態で投入され、それを分離供給部において1枚ずつに分離し、順に下流側へ送る構造が採られている。したがって、分離供給部での紙葉類の分離が適正かつ迅速に行われないと、以後の宛名情報の読み取りや区分け処理の精度および速度に大きく影響することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大量の紙葉類を高速で、かつ連続して搬送しようとすると、分離供給部において重送が発生し、搬送後に行なわれるべき紙葉類の区分作業が正しく実行されないという事態が発生する可能性がある。また、分離供給部において、直接重送が発生しなくても、紙葉類搬送経路内におけるわずかな動作のずれ等が不安定要素となり、一つの紙葉類とそれに続く他の紙葉類との間隔が極端に開いたり接近したりし、これらが原因でも重送が発生して、搬送後に行なわれるべき紙葉類の区分作業が正しく実行されないという事態も予想される。
【0005】本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は紙葉類の分離供給を確実に行えるように、紙葉類をきちんと整列させるための紙葉類整位搬送装置および紙葉類分離供給装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類整位装置は、搬送すべき多数枚の紙葉類を立位姿勢で保持するための底板および背板により構成されたガイド手段と、前記ガイド手段の始端部と終端部にかけて設けられた紙葉類搬送手段と、前記底板および背板のそれぞれに設けられて、前記ガイド手段に保持された紙葉類に前記底板と背板とで異なる位相の振動を与えて整列させるための振動手段とを備えた構成を有している。この構成により、それぞれ底板および背板に突き当てられた紙葉類を異なる位相で振動させることにより、短時間で効率よく整列させることができ、次の分離搬送工程において安定した姿勢で分離搬送が行え、二重送りを確実に防止することができることとなる。
【0007】また、本発明の紙葉類整位搬送装置は、前記振動手段が、前記底板および背板の長手方向に沿って、上面が前記底板および背板の表面から少しだけ突出する振動板を備えたことを特徴とするものであり、紙葉類に効率よく振動を与えて整列させることができることとなる。
【0008】また、本発明の紙葉類整位搬送装置は、前記振動手段が、前記振動板を振動させるカム手段を備えたことを特徴とするものであり、紙葉類に効率よく振動を与えて整列させることができることとなる。
【0009】また、本発明の紙葉類整位搬送装置は、前記振動手段が、前記カム手段内で発生するがたつきを低減させるためのばね手段を備えたことを特徴とするものであり、装置の異音の発生を防止することができることとなる。
【0010】また、本発明の紙葉類整位搬送装置は、前記振動手段が、前記振動板の振動が他の部材に伝達されるのを防止するための振動吸収手段を備えたことを特徴とするものであり、装置のがたつきや異音の発生を防止することができることとなる。
【0011】また、本発明は、前記した紙葉類整位搬送装置と、前記紙葉類整位搬送装置の終端部に配置されて、前記紙葉類整位搬送装置により整列された紙葉類を1枚ずつ分離して搬送するための紙葉類分離搬送装置とを備えた紙葉類分離供給装置であり、紙葉類を紙葉類整位搬送装置により短時間で効率よく整列させることができるとともに、次の紙葉類分離搬送装置において安定した姿勢で分離搬送が行え、性能の高い紙葉類分離供給装置を実現することができることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本実施の形態における紙葉類分離供給装置の全体構成を示す斜視図であり、紙葉類分離供給装置1は、装置フレーム2の前面に配置された整位搬送手段3と、この整位搬送手段3の左側に配置された分離搬送手段4とを備えている。整位搬送手段3の右側が紙葉類搬送方向の上流であり、左側側が下流である。整位搬送手段3は、長方形状の紙葉類の長手方向を縦方向に向けて束状に集めた(結束していない)紙葉類の底面を受ける底板11と、この底板11の後端に略直角に立設されて、紙葉類の背面を受ける背板12とからなるガイド手段を備え、全体が後方へ15度程度傾斜している。底板11には、その長手方向に沿って、同期回転する2本の搬送ベルト13、14がその上面を底板11の表面から少し突出した状態で設けられている。また、背板12には、その長手方向に沿って、搬送ベルト15がその上面を背板12の表面から少し突出した状態で設けられているとともに、上下に並んだ3本のピン状アーム一組として多数組のピン状アームを突設した搬送アームベルト16が、同様に背板12の長手方向に沿って、背板12からピン状アームを突出させて設けられている。この搬送アームベルト16は、背板12の両側において、それぞれ縦方向の軸を中心に回転するプーリに掛け渡されており、図示されないカム機構により、背板12の終端側においては各ピン状アームが背板12から引っ込むように動作し、始端側においては背板12から突出するように動作する。
【0013】搬送手段を構成する搬送ベルト13、14、15および搬送アームベルト16は、互いに同期して回転し、底板11と背板12の右側の始端位置に立て掛けられた束状の紙葉類を分離搬送装置4側へ向けて搬送する。このとき、搬送アームベルト16は、束状の紙葉類が倒れるのを防止する。また、底板11の長手方向に沿って左半分側には、搬送ベルト13と14との間に、底板振動手段21の振動板22が、その上面を底板11の表面から少し突出させて設けられ、背板12の左半分側には、搬送アームベルト16の1段目と2段目のピン状アームの間に、背板振動手段31の振動板32が、その上面を背板12の表面から少し前方に突出させて設けられている。底板11および背板12にそれぞれ立て掛けられた束状の紙葉類は、振動板22および33の振動によりほぐされて、紙葉類の各1枚ずつがそれぞれ底板11および背板12に接してきちんと整列される。
【0014】分離搬送装置4は、整位搬送装置3により整列された紙葉類を1枚ずつ分離して、次工程の読取装置へ搬送するための手段であり、底板11と背板12の終端部に縦方向に配置されて、内側に真空吸引装置を備えて回転する吸引型搬送ベルト5と、この搬送ベルト5の上部に配置されて対向して同方向に回転する一対の搬送ベルトからなる挟持型搬送ベルト6とからなる。整位搬送装置3により整列搬送されてきた紙葉類は、そのうちの先頭の紙葉類だけが吸引型搬送ベルト5に吸着され、2番目以降の紙葉類と分離される。吸引型搬送ベルト5に吸着された紙葉類は、このベルト5の回転によって上方に搬送され、上部位置において挟持型搬送ベルト6に挟まれて、さらに上方に配置された次工程の読取装置へと搬送される。
【0015】図2(a)は底板振動手段21の右上方から見た斜視図、図2(b)は底板振動手段21の左上方から見た斜視図である。図2において、細長い振動板22は、その両端部22aの上面が、紙葉類が乗り上げやすいように斜面に形成されており、また中央部下面には、一対のブラケット23が固定され、それぞれのブラケット23の内側にはカムフォロワ24が固定されている。一方、振動板22の下側に配置されたモータ支持板25の下側には、モータ26が上向きに固定されており、モータ支持板25から突出するその回転軸26aには、円筒カム27が固定され、そのカム溝28には、両側から一対のカムフォロワ24が係合している。カム溝28は、円筒カム27の周面に、1回転で180度間隔で2回上下するような溝が形成されている。さらに、モータ支持板27の円筒カム27の両側部分と振動板22との間には、一対の圧縮コイルばね29が介装されて、モータ支持板27が振動板22を押し上げる構成になっている。さらに一対の圧縮コイルばね29の内部には、振動板22にねじ結合されたシャフトとそれを保持するガイド構造を有する(共に図示しない)。また、圧縮コイルばね29の両側のモータ支持板27と装置フレーム1との間には、一対の振動吸収用のダンパ30が介装されている。
【0016】したがって、モータ26が回転し、円筒カム27が回転すると、カム溝28に係合するカムフォロワ24が上下に往復運動し、振動板22を上下に振動させる。振動板22とモータ支持板25の間には圧縮コイルばね29が介装されているので、カムフォロワ24には常に係合するカム溝の決まった面(この場合上側面)に押し当てられる荷重を加えられる。そして、この振動板22の振動は、ダンパ30により吸収されて、装置フレーム1に伝達されないようになっている。
【0017】図3(a)は背板振動手段31の右上方から見た斜視図、図3(b)は背板振動手段31の下方から見た斜視図である。図3において、細長い振動板32は、その両端部32aの上面が、紙葉類が乗り上げやすいように斜面に形成されており、また中央部下面には、一対のブラケット33が固定され、それぞれのブラケット33の内側にはカムフォロワ34が固定されている。これらカムフォロワ34は、振動板32の中央部下面に回転可能に取り付けられた円筒カム35のカム溝36に両側から係合しており、円筒カム35の下面には、従動プーリ37が同心的に一体に固定されている。カム溝36は、円筒カム35の周面に、1回転で180度間隔で2回上下するような溝が形成されている。一方、振動板32の左側方に配置されたモータ支持板38の下側には、モータ39が上向きに固定されており、モータ支持板38から突出するその回転軸39aには、駆動プーリ40が固定され、従動プーリ37との間にコグベルト41が掛け渡されている。さらに、振動板32の円筒カム35の両側部分と装置フレーム1との間には、一対の圧縮コイルばね42が介装されて、装置フレーム1が振動板32を押し上げる構成になっている。さらに、圧縮コイルばね42の両側の振動板32と装置フレーム1との間には、振動板32にねじ結合されたシャフトとそれを保持するガイド構造を有する一対の振動吸収用のダンパ43が介装されている。
【0018】したがって、モータ39が回転し、円筒カム35が回転すると、カム溝36に係合するカムフォロワ34が上下に往復運動し、振動板32を上下に振動させる。振動板32と装置フレーム1との間には引張コイルばね42が介装されているので、振動板32は、カム溝36の下死点を通過後は、引張コイルばね42を伸張しながら上昇し、カム溝36の上死点を通過後は、引張コイルばね42により引っ張られながら下降することになる。そして、この振動板32の振動は、ダンパ43により吸収されて、装置フレーム1に伝達されないようになっている。
【0019】底板振動手段21のモータ26の回転数と背板振動手段31のモータ39の回転数とは異なっており、位相も異なっている。これは、それぞれの振動板22、32が同期して振動することを防ぐためである。モータ26、39の回転は、位相が異なれば、同じ回転数でもよい。また、モータ26、39の回転数および位相が同じであっても、円筒カム27、35のカム溝28、36の位相を変えるようにしてもよい。要は振動板22、32が同期して振動しなければよい。
【0020】このように、本実施の形態によれば、整位搬送装置3のガイド手段を構成する底板11および背板12の長手方向に沿って、搬送ベルト13、14、15および搬送アームベルト16を備えるとともに、上面が底板11および背板12の表面から少しだけ突出する振動板22、32を有する振動手段21、31を備え、各振動板22、32を円筒カム27、35により異なる位相で振動させるとともに、圧縮コイルばね29、42により各カムフォロア24、34が各カム溝の遊びにより発生するがたつきを防止し、さらに各振動板22、32の振動が装置フレーム1に伝達されないようにダンパ30、43を介装したので、紙葉類を短時間で効率よく整列させることができ、次の分離搬送工程における分離搬送を確実に行うことができる。
【0021】なお、本実施の形態における整位搬送装置3は、長方形状の紙葉類の長手方向を縦方向に向けて底板11と背板12に立て掛けるようにしたが、紙葉類の長手方向を前後方向に向けて配置する型式の整位搬送装置であってもよい。また、紙葉類整位搬送装置3の搬送手段としては、実施の形態では通常の搬送ベルトとピン状アームを備えた搬送アームベルトを併用したが、どのような型式の搬送手段でもよい。また、振動手段についても、円筒カムのみならず、偏心カムやその他のカム手段を利用してもよい。さらに、紙葉類分離供給手段4についても、実施の形態では垂直方向に搬送するようにしているが、装置の水平方向奥側に搬送する型式のものでもよく、その搬送方法も吸着搬送に限定するものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙葉類整位搬送装置は、搬送すべき多数枚の紙葉類を立位姿勢で保持するための底板および背板により構成されたガイド手段と、前記ガイド手段の始端部と終端部にかけて設けられた紙葉類搬送手段と、前記底板および背板のそれぞれに設けられて、前記ガイド手段に保持された紙葉類に前記底板と背板とで異なる位相の振動を与えて整列させるための振動手段とを備えているので、底板および背板に立て掛けられた各紙葉類を短時間で効率よく整列させることができ、次の分離搬送工程において安定した姿勢で分離搬送が行え、二通送りを確実に防止することができるという効果を有する。
【0023】また、本発明の紙葉類分離供給装置は、上記した紙葉類整位搬送装置と、この紙葉類整位搬送装置の終端部に配置されて、紙葉類整位搬送装置により整列された紙葉類を1枚ずつ分離して搬送するための紙葉類分離搬送装置とを備えているので、紙葉類を紙葉類整位搬送装置により短時間で効率よく整列させることができるとともに、次の紙葉類分離搬送装置において安定した姿勢で分離搬送が行え、性能の高い紙葉類分離供給装置を実現することができるという効果を有する。




 

 


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