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発明の名称 部品供給テープと部品供給テープにおける梱包方法および開梱方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−261059(P2001−261059A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−79191(P2000−79191)
出願日 平成12年3月22日(2000.3.22)
代理人 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【テーマコード(参考)】
3E067
3E096
【Fターム(参考)】
3E067 AA12 AB41 AC04 AC11 BA26A BC07A BC10A EE59 EE60 FA01 FC01 GD10 
3E096 AA03 BA08 BB05 CA15 CB02 DA17 DC02 FA16 FA26 FA27
発明者 大谷 克実 / 川上 滋豊
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】部品を収納する収納部を形成した帯状のキャリアテープの前記収納部の表面を、前記キャリアテープに対して着脱が可能で前記キャリアテープの長手方向に沿って延びる帯状のトップテープで覆った部品供給テープであって、前記キャリアテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向にスリットを形成し、前記トップテープには、キャリアテープの長手方向に沿って延びキャリアテープの前記スリットに係合する羽根を形成した部品供給テープ。
【請求項2】部品を収納する収納部を形成した帯状のキャリアテープの前記収納部の表面を、前記キャリアテープに対して着脱が可能で前記キャリアテープの長手方向に沿って延びる帯状のトップテープで覆った部品供給テープであって、前記キャリアテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向に切り込みを形成して先端がキャリアテープの長手方向に沿って弾性変形する舌片部を形成し、前記トップテープがキャリアテープの前記収納部の表面を覆った状態でトップテープの一部が前記舌片部に係合するよう形成した部品供給テープ。
【請求項3】前記トップテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向に沿って延びキャリアテープの前記舌片部に係合する凸部を形成した請求項2記載の部品供給テープ。
【請求項4】部品を収納する収納部を形成した帯状で長手方向と交差する方向にスリットを形成したキャリアテープと、長手方向に沿って延びキャリアテープの前記スリットに係合する羽根を形成したトップテープとで、電子部品を梱包するに際し、キャリアテープの前記収納部に電子部品を入れ、部品を収納した前記収納部の表面を、キャリアテープにトップテープを被せて覆うとともに、トップテープの前記羽根をキャリアテープの前記スリットに係合させてキャリアテープとトップテープとを連結して電子部品を梱包する部品供給テープにおける梱包方法。
【請求項5】請求項4のようにして梱包した電子部品を取り出すに際し、トップテープの一端をキャリアテープの表面から離間する方向に引き上げて、キャリアテープの前記スリットに係合していたトップテープの前記羽根を弾性変形させ、キャリアテープとトップテープとの連結を解除してキャリアテープの前記収納部の表面を開放して梱包されていた電子部品を取り出し可能にする部品供給テープにおける開梱方法。
【請求項6】部品を収納する収納部を形成した帯状で長手方向と交差する方向に切り込みを形成して先端が長手方向に沿って弾性変形する舌片部を形成したキャリアテープと、長手方向に沿って延びその一部がキャリアテープの前記舌片部と係合するようにしたトップテープとで、電子部品を梱包するに際し、キャリアテープの前記収納部に電子部品を入れ、部品を収納した前記収納部の表面を、キャリアテープにトップテープを被せて覆うとともに、トップテープの一部をキャリアテープの前記舌片部に係合させてキャリアテープとトップテープとを連結して電子部品を梱包する部品供給テープにおける梱包方法。
【請求項7】請求項6のようにして梱包した電子部品を取り出すに際し、トップテープの一端をキャリアテープの表面から離間する方向に引き上げて、キャリアテープの前記舌片部に係合していたトップテープの一部を弾性変形させ、キャリアテープとトップテープとの連結を解除してキャリアテープの前記収納部の表面を開放して梱包されていた電子部品を取り出し可能にする部品供給テープにおける開梱方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動実装機の部品供給装置に電子部品を供給するために使用される部品供給テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品供給テープは、部品を収納する収納部が形成された帯状のキャリアテープと、収納された部品の飛び出しを防ぐために前記収納部の表面を覆う帯状のトップテープとから構成される。
【0003】キャリアテープの長手方向には送り孔が等ピッチで形成されており、部品供給テープが部品供給装置にセットされると、前記送り孔にホイールの歯が係合して部品供給テープが部品供給位置へと等ピッチで搬送され、部品供給位置ではキャリアテープが剥離され、開口となった収納部から部品が取り出される。
【0004】このような部品供給テープとしては、例えば下記に示すような半導体装置梱包用の部品供給テープが挙げられる。塩化ビニル樹脂からなるキャリアテープにエンボス加工(押し出し加工)が施され、長辺方向に沿って複数の収納部が形成される。このキャリアテープの長手方向の一辺には搬送用の送り孔が複数形成される。
【0005】エンボス加工にて形成された収納部には半導体装置が収納され、収納部の上面を覆うようにPET(Polyethylene Tele-Phatarate)樹脂とポリエチレン系樹脂の2層構造からなるトップテープが配置される。
【0006】そして、テーピング装置による熱圧着や接着剤によりトップテープとキャリアテープとの接着が行なわれ、キャリアテープとトップテープにて半導体装置が梱包され半導体装置梱包用の部品供給テープが得られる。
【0007】この部品供給テープは巻き取りリールに巻き取られ、上記のように部品供給装置へセットされて、キャリアテープからトップテープを剥がしながら搬送される。部品供給位置では取り出し可能となった半導体装置が取り出され、実装基板に実装される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の部品供給テープでは、半導体装置の梱包時にはキャリアテープとトップテープとを熱圧着や接着剤にて固定する必要があり、また開梱時にはキャリアテープからトップテープを剥離する必要があるため、半導体装置の梱包および開梱工程が煩雑で半導体装置の着脱が困難となる。
【0009】また、トップテープとキャリアテープとは熱圧着や接着剤により固定されているため、接着力のバラツキによりトップテープの剥離時に部品供給テープが破損したり半導体装置の取り出しに支障を起こすことがある。
【0010】さらに、キャリアテープとトップテープとを接着剤により固定した場合には、接着部に組成変化が生じたり、またトップテープの剥離時に接着剤の糸引きや接着むらによりトップテープやキャリアテープに裂けなどが生じるため、部品供給テープの再利用ができない。
【0011】本発明は前記問題点を解決し、トップテープとキャリアテープとの着脱および部品の着脱が容易で、部品やテープの破損がなく、しかも再利用できる部品供給テープを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の部品供給テープは、キャリアテープとトップテープとの係合部の構成を特殊にしたことを特徴とする。
【0013】この本発明によると、トップテープとキャリアテープとの着脱が容易となる上、部品の着脱が容易で、部品やテープ自身の損傷がなく、しかも再利用可能な部品供給テープが実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の部品供給テープは、部品を収納する収納部を形成した帯状のキャリアテープの前記収納部の表面を、前記キャリアテープに対して着脱が可能で前記キャリアテープの長手方向に沿って延びる帯状のトップテープで覆った部品供給テープであって、前記キャリアテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向にスリットを形成し、前記トップテープには、キャリアテープの長手方向に沿って延びキャリアテープの前記スリットに係合する羽根を形成したことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項2記載の部品供給テープは、部品を収納する収納部を形成した帯状のキャリアテープの前記収納部の表面を、前記キャリアテープに対して着脱が可能で前記キャリアテープの長手方向に沿って延びる帯状のトップテープで覆った部品供給テープであって、前記キャリアテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向に切り込みを形成して先端がキャリアテープの長手方向に沿って弾性変形する舌片部を形成し、前記トップテープがキャリアテープの前記収納部の表面を覆った状態でトップテープの一部が前記舌片部に係合するよう形成したことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項3記載の部品供給テープは、請求項2において、前記トップテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向に沿って延びキャリアテープの前記舌片部に係合する凸部を形成したことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項4記載の部品供給テープにおける梱包方法は、部品を収納する収納部を形成した帯状で長手方向と交差する方向にスリットを形成したキャリアテープと、長手方向に沿って延びキャリアテープの前記スリットに係合する羽根を形成したトップテープとで、電子部品を梱包するに際し、キャリアテープの前記収納部に電子部品を入れ、部品を収納した前記収納部の表面を、キャリアテープにトップテープを被せて覆うとともに、トップテープの前記羽根をキャリアテープの前記スリットに係合させてキャリアテープとトップテープとを連結して電子部品を梱包することを特徴とする。
【0018】本発明の請求項5記載の部品供給テープにおける開梱方法は、上記のようにして梱包した電子部品を取り出すに際し、トップテープの一端をキャリアテープの表面から離間する方向に引き上げて、キャリアテープの前記スリットに係合していたトップテープの前記羽根を弾性変形させ、キャリアテープとトップテープとの連結を解除してキャリアテープの前記収納部の表面を開放して梱包されていた電子部品を取り出し可能にすることを特徴とする。
【0019】本発明の請求項6記載の部品供給テープにおける梱包方法は、部品を収納する収納部を形成した帯状で長手方向と交差する方向に切り込みを形成して先端が長手方向に沿って弾性変形する舌片部を形成したキャリアテープと、長手方向に沿って延びその一部がキャリアテープの前記舌片部と係合するようにしたトップテープとで、電子部品を梱包するに際し、キャリアテープの前記収納部に電子部品を入れ、部品を収納した前記収納部の表面を、キャリアテープにトップテープを被せて覆うとともに、トップテープの一部をキャリアテープの前記舌片部に係合させてキャリアテープとトップテープとを連結して電子部品を梱包することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項7における部品供給テープにおける開梱方法は、上記のようにして梱包した電子部品を取り出すに際し、トップテープの一端をキャリアテープの表面から離間する方向に引き上げて、キャリアテープの前記舌片部に係合していたトップテープの一部を弾性変形させ、キャリアテープとトップテープとの連結を解除してキャリアテープの前記収納部の表面を開放して梱包されていた電子部品を取り出し可能にすることを特徴とする。
【0021】以下、本発明の各実施の形態を具体例に基づいて図1〜図5を用いて説明する。
(実施の形態1)図1〜図3は、本発明の(実施の形態1)を示す。
【0022】図1と図2は部品供給テープを示し、図1は部品供給テープの平面図を、図2はA−B線に沿う断面図をそれぞれ示す。ここでは、部品供給テープの具体例として、半導体装置梱包用の部品供給テープを例に挙げて説明する。
【0023】部品供給テープは、部品を収納する収納部5を形成した帯状のキャリアテープ1aと、収納部5の表面を覆うキャリアテープ1aに対して着脱が可能でキャリアテープ1aの長手方向に沿って延びる帯状のトップテープ2aとから構成される。
【0024】キャリアテープ1aは、例えば、塩化ビニル樹脂からなるテープにエンボス加工が施され、部品である半導体装置6を収納する長手方向に沿う複数の収納部5が形成される。また、キャリアテープ1aの長手方向の一辺には搬送用の送り孔7が複数形成される。
【0025】キャリアテープ1aには、キャリアテープ1aの長手方向と交差する方向に複数のスリット3が形成される。スリット3は、例えば収納部5の配置間隔と同様な間隔もしくはそれ以下の間隔で配置される。
【0026】トップテープ2aは、弾性変形するよう例えば、PET樹脂とポリエチエン系樹脂の2層構造のトップテープに比べて機械強度の強い塩化ビニルからなり、トップテープ2aの両側部には長手方向に沿って延びキャリアテープ2aのスリット3に係合する羽根4が形成されている。羽根4は、スリット3の配置間隔と同様の間隔で配置される。
【0027】そして、羽根4をスリット3に挿入して羽根4aとスリット3とを係合させ、キャリアテープ1aの表面をトップテープ2aで覆って一体化することにより、部品供給テープが形成される。
【0028】部品供給テープへの半導体装置6の梱包は、収納部5へ半導体装置6を収納し、半導体装置6を収納した収納部5の表面を、キャリアテープ1aにトップテープ2aを被せるとともに、トップテープ2aに形成された羽根4を湾曲させてキャリアテープ1aのスリット3に挿入し、羽根4とスリット3とを係合させるだけでよい。
【0029】羽根4とスリット3を係合させる方法としては、例えば、図3(a)に示すように、テープの搬送経路にローラ10とガイド11とを配置し、キャリアテープ1aとトップテープ2aとを一体化する方法が挙げられる。
【0030】キャリアテープ1aとトップテープ2aとをテープ搬送方向[矢印C方向]に沿って搬送しローラ10を通過させると、ローラ10によってキャリアテープ1aはトップテープ2aに押し当てられる。このとき、ローラ10の手前に配置された棒状のガイド11により、トップテープ2aの羽根4はトップテープ2aの本体の角度より急な傾斜に湾曲させられ、羽根4の先端がスリット3の側に向くよう押圧される。
【0031】この状態でテープの搬送が進むと、羽根4の先端とキャリアテープ1aの間隔が狭くなり、羽根4の先端から順次スリット3へ挿入され収納部5を覆うようにトップテープ2aがキャリアテープ1aに固定される。
【0032】また、部品供給テープからの半導体装置6の開梱は、トップテープ2aをキャリアテープ1aの上方に引き上げて、キャリアテープ1aのスリット3と係合していたトップテープ2aの羽根4を弾性変形させて、キャリアテープ1aとトップテープ2aとの連結を解除してキャリアテープ1aの収納部5の表面を開放するだけでよい。
【0033】例えば、図3(b)に示すように、部品供給テープが矢印D方向に搬送されている場合、トップテープ2aを矢印E方向に引き上げれば羽根4は根本よりスリット3から抜け、ごく弱い力でキャリアテープ1aからトップテープ2aが外れて収納部5の半導体装置6が取り出し可能となる。
【0034】このようにキャリアテープ1aとトップテープ2aとの固定方法を羽根4とスリット3とのフック式にすることにより、キャリアテープ1aとトップテープ2aの固定と剥離が容易に行え、半導体装置6の着脱が容易に実現できる。
【0035】また、トップテープ2aはキャリアテープ1aに差し込んでいるだけであるので、熱圧着や接着剤による接着固定よりも容易にトップテープ2aを剥離でき、部品供給テープの破損や劣化を低減でき、半導体装置6の取り出しが円滑に行える。
【0036】また、部品供給テープは、羽根4とスリット3の差込不良が生じるまで繰り返し再利用できる。さらに、キャリアテープ1aとトップテープ2aとはそれぞれ単一材料にて構成されており、接着剤などの使用もないため、リサイクル使用でき、産業廃棄物の削減が図れ、ローコスト化が実現できる。
【0037】(実施の形態2)図4と図5は、本発明の(実施の形態2)を示す。この(実施の形態2)では、羽根4とスリット3の代りに、弾性変形する舌片部8と凸部13を設けた点で異なるが、それ以外の構成は上記(実施の形態1)と同様である。
【0038】図4(a)に示すように、部品供給テープは、上記(実施の形態1)と同様に、部品を収納する収納部5を形成した帯状のキャリアテープ1bと、収納部5の表面を覆うキャリアテープ1bに対して着脱が可能でキャリアテープ1bの長手方向に沿って延びる帯状のトップテープ2bとから構成される。
【0039】キャリアテープ1bは、例えば、塩化ビニル樹脂からなるテープにエンボス加工が施され、部品である半導体装置6を収納する長手方向に沿う複数の収納部5が形成される。また、キャリアテープ1bの長手方向の一辺には搬送用の送り孔7が複数形成される。
【0040】キャリアテープ1bには、図4(b)に示すように、キャリアテープ1bの長手方向と交差する方向に切り込み部9aが形成され、先端がキャリアテープ1bの長手方向に沿って弾性変形する舌片部8が形成される。舌片部8は、例えば収納部5の配置間隔と同様な間隔もしくはそれ以下の間隔で配置される。
【0041】切り込み部9aの先端部には、舌片部8に所望の弾性力が得られるように、切り込み部9aと連結するテープの長手方向に沿う切り込み部9bが形成されている。
【0042】トップテープ2bには、キャリアテープ1bの収納部5の表面を覆った状態でトップテープ2bの一部が舌片部8に係合するよう凸部13が形成されており、ここでは凸部13は、キャリアテープ1bの長手方向と交差する方向に沿って延びる羽根状に形成されている。この凸部13は、切り込み部9aの配置と同様な間隔で配置される。
【0043】トップテープ2bは、凸部13と舌片部8との着脱時に弾性変形するよう、例えばPET樹脂とポリエチエン系樹脂の2層構造のトップテープに比べて機械強度の強い塩化ビニルから形成される。
【0044】そして、凸部13と舌片部8とを係合させ、キャリアテープ1bの表面をトップテープ2bで覆って一体化することにより、部品供給テープが形成される。部品供給テープへの半導体装置6の梱包は、収納部5へ半導体装置6を収納し、半導体装置6を収納した収納部5の表面を、キャリアテープ1bにトップテープ2bを被せるとともに、キャリアテープ1bに形成された舌片部8を湾曲させてトップテープ2bに形成された凸部13と係合させるだけでよい。
【0045】舌片部8と切り込み部9aとを係合させる方法としては、例えば、図5(a)に示すように、テープの搬送経路にローラ10と押込みガイド12とを配置し、キャリアテープ1bとトップテープ2bとを一体化する方法が挙げられる。
【0046】キャリアテープ1bとトップテープ2bとをテープ搬送方向[矢印C方向]に沿って搬送しローラ10を通過させると、ローラ10によってキャリアテープ1aはトップテープ2aに押し当てられる。その後、ローラ10の後方に配置された押込みガイド12により、トップテープ2bの凸部13を矢印F方向に押し込むと舌片部8の先端8aが弾性変形して、凸部13は切り込み部9aを通過して舌片部8の下側に入り込み、舌片部8と凸部13とが係合して収納部5を覆うようにトップテープ2bがキャリアテープ1bに固定される。
【0047】また、部品供給テープからの半導体装置6の開梱は、トップテープ2bをキャリアテープ1bの上方に引き上げて、キャリアテープ1bの舌片部8に係合していたトップテープ2bの凸部13を弾性変形させ、キャリアテープ1bとトップテープ2bとの連結を解除してキャリアテープ1bの収納部5の表面を開放するだけでよい。
【0048】例えば、図5(b)に示すように、部品供給テープが矢印D方向に搬送されている場合に、トップテープ2bを矢印G方向に引き上げれば、トップテープ2bの凸部13が歪曲するとともに、キャリアテープ1bの舌片部8の先端8aが弾性変形してキャリアテープ1bの切り込み部9aからトップテープ2bが抜け、ごく弱い力でキャリアテープ1bからトップテープ2bが外れて収納部5の半導体装置6が取り出し可能となる。
【0049】なお、上記梱包・開梱方法において、舌片部8の先端8aの弾性変形の程度は切り込み部9bの長さLによって調整され、この切り込み部9bを設けることでより一層凸部13と舌片部8との着脱が容易となる。
【0050】このようにキャリアテープ1bの側に弾性変形する舌片部8を形成し、トップテープ2bとの固定方法を舌片部8と凸部13とのフック式にすることにより、キャリアテープ1bとトップテープ2bの固定と剥離が容易に行え、半導体装置6の着脱が容易に実現できる。
【0051】また、トップテープ2bはキャリアテープ1bに押し込んでいるだけであるので、熱圧着や接着剤による接着固定よりも容易にトップテープ2bを剥離でき、部品供給テープの破損や劣化を低減でき、半導体装置6の取り出しが円滑に行える。
【0052】また、部品供給テープは、舌片部8と凸部13との差込不良が生じるまで繰り返し再利用できる。さらに、キャリアテープ1bとトップテープ2bとはそれぞれ単一材料にて構成されており、接着剤などの使用もないため、リサイクル使用でき、産業廃棄物の削減が図れ、ローコスト化が実現できる。
【0053】なお、特開平5−221474号公などには、キャリアテープの長手方向にスリットを形成し、トップテープにキャリアテープの長手方向と交差する方向に突起部を形成して、半導体装置の梱包時には突起部をスリットに挿入してキャリアテープとトップテープとを固定する技術が記載されている。
【0054】しかしながらこの方法では、半導体装置の開梱時にトップテープを幅方向に縮めるように引き剥がすため、トップテープとキャリアテープとを容易に剥離することが困難である。
【0055】一方、本発明では、上述のように、キャリアテープ1bの長手方向と交差する方向に切り込み部9aが形成されるとともに、舌片部8に所望の弾性力が得られるように切り込み部9aの先端部にテープの長手方向に沿う切り込み部9bが形成されている。また、トップテープ2bには搬送方向と交差する方向に弾性を有する凸部13が形成されている。
【0056】従って、舌片部8と凸部13とがともに弾性変形するため、梱包時にはトップテープ2bの凸部13を切り込み部9aに押し込むだけで容易にトップテープ2bとキャリアテープ1bを固定でき、開梱時には凸部13が搬送方向[矢印D方向]に沿って変形するとともに、舌片部8の先端が弾性変形するため容易にトップテープ2bを剥離できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の部品供給テープによると、キャリアテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向にスリットを形成し、トップテープには、キャリアテープの長手方向に沿って延びキャリアテープの前記スリットに係合する羽根を形成する、あるいはキャリアテープには、キャリアテープの長手方向と交差する方向に切り込みを形成して先端がキャリアテープの長手方向に沿って弾性変形する舌片部を形成し、トップテープがキャリアテープの前記収納部の表面を覆った状態でトップテープの一部が前記舌片部に係合するよう形成して、キャリアテープとトップテープの固定をフック式で行うことにより、部品の着脱が容易に実現できる。
【0058】また、キャリアテープとトップテープの剥離は、熱圧着や接着剤による接着固定よりもごく弱い力で実現できるため、部品供給テープや部品の破損や劣化を低減できる。
【0059】また、羽根と舌片との係合不良が生じるまで繰り返し再利用できる。また、キャリアテープとトップテープとは熱圧着や接着剤により固定していないため、それぞれ単一の材料からなるキャリアテープとトップテープに分離でき、リサイクル使用できる。




 

 


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