米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 蓋体装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−240095(P2001−240095A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−55298(P2000−55298)
出願日 平成12年3月1日(2000.3.1)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3E084
5B058
【Fターム(参考)】
3E084 AA05 AA14 AB10 BA02 CA03 DA03 DB11 FA08 GA06 GA10 GB06 KA16 KB10 LA18 
5B058 CA05 CA13 KA12
発明者 中西 清二 / 冨士原 俊彦 / 鳥居 ▲たか▼志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 収納体の挿入開口を覆う蓋体と、前記蓋体を回動自在に支持するアームと、前記アームを回動自在に支持するシャーシと、前記アームを開蓋方向に回動付勢するばねとを備え、前記シャーシに対するアームの回動支点を第1軸、アームに対する蓋体の回動支点を第2軸とし、前記第1軸は前記挿入開口の挿入方向と直交する方向の第1の位置と第2の位置の間でシャーシに対してスライド可能となるように形成しており、前記蓋体の閉蓋時に、蓋体のスライドによって前記第1軸を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体をスライドして前記第1軸を第2の位置に保持することにより前記ばねの付勢力で蓋体を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体を第2軸を中心として更に回動して広角に開蓋可能に構成したことを特徴とする蓋体装置。
【請求項2】 前記蓋体は、閉蓋状態において前記ばねの付勢力に抗して回動阻止する係合部を備え、シャーシには前記係合部を係合保持する係合片を備えたことを特徴とする請求項1記載の蓋体装置。
【請求項3】 前記アームは、左右一対のアーム部材を有し、当該アーム部材は連結部材によって一体に構成したことを特徴とする請求項1記載の蓋体装置。
【請求項4】 前記第1軸は、前記左右アーム部材と一体に構成し、当該第1軸を支持するシャーシの軸受けは長孔を形成しており、当該第1軸はアームと一体でスライド可能に構成したことを特徴とする請求項3記載の蓋体装置。
【請求項5】 前記ばねは、前記第1軸に巻き回し、一端をシャーシに、他端をアーム部材に係合したことを特徴とする請求項1記載の蓋体装置。
【請求項6】 前記シャーシには、前記第1軸を第1の位置及び第2の位置において保持する弾性保持部を有し、第1軸のスライドによって第1の位置と第2の位置に対応して当該弾性保持部の保持位置を切り換えるように構成したことを特徴とする請求項1記載の蓋体装置。
【請求項7】 収納体の挿入方向と平行な機器本体キャビネットの側面とこの側面に直交する上面との角部において、当該角部より一定の範囲で切欠を形成して共通に開口された収納体挿入口を設け、この収納体挿入口を形成する前記切欠を覆う蓋体を有する蓋体装置であって、前記蓋体を回動自在に支持するアームと、前記アームを回動自在に支持するシャーシと、前記アームを開蓋方向に回動付勢するばねとを備え、前記シャーシに対するアームの回動支点を第1軸、アームに対する蓋体の回動支点を第2軸とし、前記第1軸は前記上面と平行な方向の第1の位置と第2の位置の間でシャーシに対してスライド可能となるように形成しており、前記蓋体の閉蓋時に、蓋体のスライドによって前記第1軸を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体をスライドして前記第1軸を第2の位置に保持することにより前記ばねの付勢力で蓋体を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体を第2軸を中心として更に回動して広角に開蓋可能に構成し、この開蓋状態で蓋体と前記機器本体キャビネットの側面に形成した切欠との間より収納体を取り出すように構成したことを特徴とする蓋体装置。
【請求項8】 前記収納体が、半導体メモリカードであり、開蓋時に収納体挿入口に露出するように構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の蓋体装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリカード等のように薄型の収納体を収納する機器における挿入開口部を覆う蓋体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリカード等のカードを収納して取り出す際の蓋体装置は、カードを収納部より取り出す際に、イジェクト機構やイジェクトノブの操作により飛び出させる構造や、カード自体を挿入方向に押圧することによりハートカム機構によりロックと解除を交互に行い飛び出させる構造のもの、等々に対応して、種々の構造のものが提案されており、例えば特開平10ー83435号公報に記載されたものや、登録実用新案第3001410号に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような蓋体装置においては、半導体メモリカードの小型化、特に、切手サイズのものが採用されるようになって、カードと共に機器本体の小型化促進されている。このような中で、カードの着脱を行う蓋体装置にあっては、蓋体の小型化に伴って、カードを摘み出す等の着脱がやりにくいという問題があり、小型化されたカード使用機器において、カードの着脱を容易に行える蓋体装置が要求されている。
【0004】本発明は、このような小型化されたカードの収納部を有する機器に対応して、必要最小限の狭い収納部と当該収納部に対応する蓋体の構造において、その小型のカード等の収納体の着脱を容易に行い、かつ閉蓋を確実に行い得る蓋体装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するために本発明の蓋体装置は、収納体の挿入開口を覆う蓋体と、前記蓋体を回動自在に支持するアームと、前記アームを回動自在に支持するシャーシと、前記アームを開蓋方向に回動付勢するばねとを備え、前記シャーシに対するアームの回動支点を第1軸、アームに対する蓋体の回動支点を第2軸とし、前記第1軸は前記挿入開口の挿入方向と直交する方向の第1の位置と第2の位置の間でシャーシに対してスライド可能となるように形成しており、前記蓋体の閉蓋時に、蓋体のスライドによって前記第1軸を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体をスライドして前記第1軸を第2の位置に保持することにより前記ばねの付勢力で蓋体を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体を第2軸を中心として更に回動して広角に開蓋可能に構成したものである。
【0006】これにより、収納体がカードのように扁平状で、挿入開口が狭い構成であっても、当該収納体が取り出しやすく、しかも閉蓋を確実に行うことができる蓋体装置が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、収納体の挿入開口を覆う蓋体と、前記蓋体を回動自在に支持するアームと、前記アームを回動自在に支持するシャーシと、前記アームを開蓋方向に回動付勢するばねとを備え、前記シャーシに対するアームの回動支点を第1軸、アームに対する蓋体の回動支点を第2軸とし、前記第1軸は前記挿入開口の挿入方向と直交する方向の第1の位置と第2の位置の間でシャーシに対してスライド可能となるように形成しており、前記蓋体の閉蓋時に、蓋体のスライドによって前記第1軸を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体をスライドして前記第1軸を第2の位置に保持することにより前記ばねの付勢力で蓋体を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体を第2軸を中心として更に回動して広角に開蓋可能に構成したものであり、その広角に開放した挿入開口部に突出した収納体を摘んで取り出すことができるという作用を有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記蓋体は、閉蓋状態において前記ばねの付勢力に抗して回動阻止する係合部を備え、シャーシには前記係合部を係合保持する係合片を備えたものであり、閉蓋状態の蓋体をシャーシに確実に係合保持できるという作用を有する。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記アームは、左右一対のアーム部材を有し、当該アーム部材は連結部材によって一体に構成したものであり、左右一体でアームの回動が安定して回動できるという作用を有する。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記第1軸は、前記左右アーム部材と一体に構成し、当該第1軸を支持するシャーシの軸受けは長孔を形成しており、当該第1軸はアームと一体でスライド可能に構成したものであり、開閉動作時の蓋体のスライド操作を安定に行うことができるという作用を有する。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記ばねは、前記第1軸に巻き回し、一端をシャーシに、他端をアーム部材に係合したものであり、取付及び構造が簡単であるという作用を有する。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記シャーシには、前記第1軸を第1の位置及び第2の位置において保持する弾性保持部を有し、第1軸のスライドによって第1の位置と第2の位置に対応して当該弾性保持部の保持位置を切り換えるように構成したものであり、閉蓋時と開蓋時における第1軸の保持を確実に行うことができるという作用を有する。
【0013】請求項7に記載の発明は、収納体の挿入方向と平行な機器本体キャビネットの側面とこの側面に直交する上面との角部において、当該角部より一定の範囲で切欠を形成して共通に開口された収納体挿入口を設け、この収納体挿入口を形成する前記切欠を覆う蓋体を有する蓋体装置であって、前記蓋体を回動自在に支持するアームと、前記アームを回動自在に支持するシャーシと、前記アームを開蓋方向に回動付勢するばねとを備え、前記シャーシに対するアームの回動支点を第1軸、アームに対する蓋体の回動支点を第2軸とし、前記第1軸は前記上面と平行な方向の第1の位置と第2の位置の間でシャーシに対してスライド可能となるように形成しており、前記蓋体の閉蓋時に、蓋体のスライドによって前記第1軸を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体をスライドして前記第1軸を第2の位置に保持することにより前記ばねの付勢力で蓋体を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体を第2軸を中心として更に回動して広角に開蓋可能に構成し、この開蓋状態で蓋体と前記機器本体キャビネットの側面に形成した切欠との間より収納体を取り出すように構成したものであり、広角に開蓋した蓋体とキャビネットの切欠とによって構成される空間において収納体を容易に摘み出すことができるという作用を有する。
【0014】請求項8に記載の発明は、前記収納体が、半導体メモリカードであり、開蓋時に収納体挿入口に露出するように構成したものであり、扁平状で挿入開口が狭い構成であっても、当該収納体が取り出しやすいという作用を有する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態における蓋体装置を採用した半導体メモリプレーヤの外観を示し、(a)は平面図、(b)は半導体メモリーカード挿入部側の側面図、(c)は図(a)を図の下方より見た側面図である。図1において、機器本体部1は側面1aに半導体メモリーカード挿入部の蓋体2を有し、この蓋体2よりなる挿入部には後で説明する端子部を持った半導体メモリカード3を挿入し、半導体メモリカード3の端子部は後で説明する本体部1内部のコネクタと接続される。本体部1の広い上面1bには、プレーヤの動作状態を表示する表示部4が配置され、プレーヤに操作を指示する操作部5には再生と再生停止のためのボタン5a、曲送りのためのボタン5b、曲戻しのためのボタン5c、側面1aに音量調整や切り換え選択のためのボタン5d、5eを備えている。また反対側の側面1cにはプレーヤの基本的な動作切り換えを行う切り換えスイッチつまみ6、ヘッドホンを接続するジャック7、電池ケースの蓋体8を設けている。
【0016】蓋体2よりなる半導体メモリーカード挿入部は、図2以降に詳細に示すように、機器本体1を構成するキャビネットにおいて、半導体メモリーカード3の挿入方向と平行なの側面1dとこの側面に直交する上側面1aとの角部に、当該角部より一定の範囲で切欠10a,10bを形成して共通に開口された収納体挿入口11を設け、この収納体挿入口11を蓋体2によって覆うように構成している。蓋体2は、切欠10a,10bを覆うべく、その切欠10a,10bの幅に対応する幅の第1の側面2aと第2の側面2bを有する断面L字状に形成され、その左右両端に形成した側板2cが一対のアーム部材12により、軸12aで回動自在に支持されている。
【0017】そして、収納体挿入口11には半導体メモリーカード3を挿入する収納部13が設けられ、その奥部には半導体メモリーカード3の端子部と接続されるコネクタが構成されており(図示せず)、半導体メモリーカード3を押圧することにより接続される位置で保持され、再び押圧することにより当該半導体メモリーカード3がばねによりイジェクトされる構成となっている。この構成は、いわゆるハートカムによる押圧−保持−押圧−イジェクト−押圧−保持を繰り返す構成であり、その詳細な説明は周知技術であるのでここでは省略する。
【0018】ここで、図9に基づいて半導体メモリカード3について説明する。この実施形態の一例としてたとえば寸法は幅24×長さ32×厚さ2.1(mm)という切手大のものを用いる。メモリカード3はメモリカード上本体31とメモリカード下本体32とが合体し、内部の凹部にメモリ素子3cやメモリ制御部3bを収容する。メモリカード上本体31の側面には切欠部33があり、ここに書込可否設定子34がガイドレール35に対して摺動可能に嵌着され、図9(a)はたとえば書き込み防止状態を示すとすれば、これに爪を掛けて矢印A方向に摺動することによって図9(b)のように書き込み可能状態にできる。再生専用のメモリであれば図(a)の状態に固定されたものでよい。長手方向の一端の端子部3aには端子36が複数個設けられ、その横に逆挿入防止部37があり、本体部内部の図示しない形状と係合して表裏逆に挿入しても最後まで挿入できず端子36と本体部1のコネクタとは電気的に接続されることはない。メモリカード上本体31の中央部は周辺部より一段凹んでおり、ラベル貼付部38となっている。
【0019】左右一対のアーム部材12は、本体キャビネットに固定されたシャーシ14に回動自在に支持された軸15及び両アーム部材12間に介在させた連結部材16によって一体に連結され、一体に回動可能となっている。シャーシ14は、第1のシャーシ14aと第2のシャーシ14bよりなり、第1のシャーシ14aを折り曲げて形成した軸受け部14cに長孔14dを形成し、この長孔14dにアーム部材12の回動軸15を回動自在に支持している。すなわち、軸15は挿入開口11の挿入方向と直交する方向において、長孔14dにより決定される第1の位置と第2の位置の間でシャーシ14に対してスライド可能となっている。
【0020】第1のシャーシ14aには、更に、軸受け部14cより延長して下方に形成された折り曲げ部14eを有してアーム部材12の収納部とし、また左右アーム部材12間のほぼ中央部に弾性片14fを形成して軸15を弾性的に保持するように構成している。また、第2のシャーシ14bには、挿入口11に臨む前面に形成された折り曲げ部14gを形成すると共に、蓋体2の閉蓋状態でその回動を阻止する係合部14hを備えている。ここで、折り曲げ部14eは左右アーム部材12に対応して両側に設け、弾性片14fは左右アーム部材12間のほぼ中央部に設け、折り曲げ部14gは左右アーム部材12間のほぼ全幅にわたり設け、係合部14hは両側に設けている。なお、折り曲げ部14gは、機器本体1の内部に収納されるプリント配線基板18の端縁を覆う構成となっている。
【0021】17はアームを開蓋方向に回動付勢するばねであり、ねじりコイルばねで構成されて軸15に巻き回され、その一方は第1のシャーシ14a上に係止され、他方はアーム部材12の連結部材16に係止されている。すなわち、アーム部材12は、このばね17により常に、蓋体2の開蓋方向(図中反時計方向)に付勢されている。
【0022】また、蓋体2の側板2cには、前述の第2のシャーシ14bに形成した係合部14hに係合される係合溝2dを形成し、蓋体2の閉蓋状態においてばね17の付勢力に抗して、蓋体2及びアーム部材12の回動を阻止するように構成している。また、蓋体2の第1の側面2aの端縁中央部に係合片2eを形成しており、閉蓋時に側面1a側切欠10aの挿入口端縁部11aに係合し、閉蓋時に前述の係合部14hに係合される係合溝2dと共に、蓋体2の保持を行うようになっている。蓋体2の係合溝2dの係合部14hへの係合保持の詳細は、図7に示す蓋体2の側面で示している。また、蓋体2の第1の側面2aの表面には、リブ状の突部2fを有し、蓋体2の開蓋時のスライドにおける手指の掛かりとして利用されるように構成している。
【0023】以上のように構成された蓋体装置について、以下その収納動作について説明する。
【0024】まず、図4に示す閉蓋状態では、蓋体2は、軸15が弾性片14fにより保持されて矢印イ方向へ抜けることなく保持され、蓋体2の係合溝2dが係合部14hへ係合保持されていることによりばね17の付勢力に抗して回動阻止されている状態である。この状態で、蓋体2の突部2fに手指を掛けて矢印イ方向へスライドさせることにより、軸15は弾性片14fを撓ませながら長孔14dにガイドされてスライドする。そして、軸15のスライドが係止される位置で手指の押圧を解除することにより、蓋体2及びアーム部材12は、ばね17の付勢力によって、軸15を中心として矢印ロ方向に回動し、図5に示す状態となる。この状態では、挿入口11が開口された状態であり、収納部13に半導体メモリーカード3が収納された状態であれば、この状態で視認することができる。
【0025】図5の状態で、蓋体2を、軸12aを中心として更に矢印ハ方向に回動することにより、図6に示す状態まで広角に開蓋可能である。この状態では、アーム部材12は、側面1a側切欠10aの挿入口端縁部11aに当接し、ばね17の付勢力でこの状態が保持される。この状態は、半導体メモリーカード3が挿入されていない状態が図2、半導体メモリーカード3が挿入されている状態が図3に示す状態であり、半導体メモリーカード3が収納されていれば、これを押圧することにより当該半導体メモリーカード3の保持状態が解除されて、図6に仮想線で示す状態までイジェクトされることとなる。そして、このイジェクトされた半導体メモリーカード3は、図8に示すように、一方の手指19aを蓋体2の第2の側面2bと半導体メモリーカード3との間に挿入し、当該手指19aと他方の手指19bとにより摘み出すことができる。
【0026】次に、半導体メモリーカード3を収納する場合は、まず、以上説明した、図4の閉蓋状態から、図2に示す状態まで広角に開蓋した状態とする。この図2に示す状態で、収納部13に半導体メモリーカード3を挿入し、押圧することによって、この半導体メモリーカード3を収納部13に保持する。このとき、半導体メモリーカード3の端子は、収納部13内部に有するコネクタに接続される。この収納状態で、蓋体2を図5に示す状態まで矢印ハと反対方向に回動させ、更に、蓋体2及びアーム部材12をばね17の付勢力に抗して、矢印ロ方向と反対方向に回動させて、アーム部材12を折り曲げ部14eに当接して蓋体2の係合溝2dが係合部14hに対向する位置で、蓋体2を矢印イ方向と反対の方向に押し込む。この押し込みにより、軸15が長孔14dにガイドされてスライドし、軸15は弾性片14fを変形させながら図4に示す状態で保持される。このとき、蓋体2の係合溝2dが係合部14hに係合され、アーム部材12のばね17による回動方向の付勢力は阻止され、かつ蓋体2の第1の側面2aの端縁中央部の係合片2eが挿入口端縁部11aに係合する。この状態において、半導体メモリーカード3の収納が完了する。
【0027】以上説明した作用について要約すると、シャーシ14に対するアーム12の回動支点である軸15を第1軸、アーム12に対する蓋体2の回動支点である軸12aを第2軸とすると、第1軸15は、挿入開口11への半導体メモリーカード3の挿入方向と直交する方向において、長孔14dで形成される奥側の第1の位置と開放側の第2の位置の間でシャーシ14に対してスライド可能となるように形成しており、蓋体2の閉蓋時に、蓋体2のスライドによって第1軸15を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体2をスライドして第1軸15を第2の位置に保持することによりばね17の付勢力で蓋体2を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体2を第2軸12aを中心として更に回動して広角に開蓋可能となる。そして、この広角の開蓋状態で蓋体2と前記機器本体キャビネットの側面に形成した切欠10a,10b部において、半導体メモリーカード3を取り出すことができるものである。また、弾性片14fにより、第1軸15のスライドによって第1の位置と第2の位置に対応して保持位置を切り換えることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、収納体の挿入開口を覆う蓋体と、前記蓋体を回動自在に支持するアームと、前記アームを回動自在に支持するシャーシと、前記アームを開蓋方向に回動付勢するばねとを備え、前記シャーシに対するアームの回動支点を第1軸、アームに対する蓋体の回動支点を第2軸とし、前記第1軸は前記挿入開口の挿入方向と直交する方向の第1の位置と第2の位置の間でシャーシに対してスライド可能となるように形成しており、前記蓋体の閉蓋時に、蓋体のスライドによって前記第1軸を第1の位置に保持することにより閉蓋状態を保持し、開蓋時に、蓋体をスライドして前記第1軸を第2の位置に保持することにより前記ばねの付勢力で蓋体を回動して開蓋状態とすると共に、当該蓋体を第2軸を中心として更に回動して広角に開蓋可能に構成し、その広角に開放した挿入開口部に突出した収納体を摘んで取り出すことができるものであり、収納体がカードのように扁平状で、挿入開口が狭い構成であっても、当該収納体が取り出しやすく、しかも蓋体の閉蓋を確実に行うことができる蓋体装置が得られるものたである。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013