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発明の名称 ライブラリシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−225917(P2001−225917A)
公開日 平成13年8月21日(2001.8.21)
出願番号 特願2000−33608(P2000−33608)
出願日 平成12年2月10日(2000.2.10)
代理人 【識別番号】100090446
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3F022
5D057
【Fターム(参考)】
3F022 AA12 CC10 FF01 KK20 MM11 MM35 MM57 
5D057 AA19 BB28 BF03 CB08 EB09 EB11
発明者 田中 英博 / 露峰 浩
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 物品を格納可能なセルを複数有する格納装置と、前記複数のセルに格納された物品の各々についていずれのセルに格納されているかを示す格納位置情報を保持する記憶装置と、利用者からの指示に応じて前記格納位置情報に基づき物品の入出庫を行う入出庫装置と、前記格納位置情報の管理を行う管理装置とを備えるライブラリシステムであって、前記格納装置は、前記複数のセルに格納された物品について、利用者による手動出し入れが可能な構成となっており、前記管理装置は、前記格納装置が有する複数のセルを複数のグループに分けて、各グループごとにセルに格納された物品の手動出し入れの発生を検知する検知手段と、前記記憶装置が保持する格納位置情報のうち、前記検知手段が手動出し入れを検知したグループに属するセルに関する格納位置情報を、前記手動出し入れ後の物品の格納状態に応じて更新する更新手段と、を有することを特徴とするライブラリシステム。
【請求項2】 前記格納装置は複数のセルを有する複数のラックが集合して成り、前記複数のラックは各々、開閉可能なラックカバーを備えることで、利用者による手動出し入れを可能としており、前記検知手段は、前記ラックの各々についてラックカバーの開閉を検知するラックセンサを有し、同一のラックに属する複数のセルを1つのグループとして、前記ラックカバーの開閉をもとに手動出し入れの発生を検知することを特徴とする請求項1記載のライブラリシステム。
【請求項3】 前記更新手段は、前記ラックセンサがいったん開かれたラックカバーが閉じられたことを検知した時点で、更新処理を開始することを特徴とする請求項2に記載のライブラリシステム。
【請求項4】 前記管理装置は、前記更新手段による更新処理の完了前に、利用者が前記移動装置による物品の入出庫を指示した場合、当該入出庫の対象である物品が前記検知手段によって手動出し入れの検知されたグループに含まれるセルに格納されている場合に限って、前記更新手段による更新処理の完了まで前記移動手段による入出庫処理を停止させる制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のライブラリシステム。
【請求項5】 前記セルに格納される物品とは、記録媒体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のライブラリシステム。
【請求項6】 物品を格納可能なセルを複数有する格納装置と、前記複数のセルに格納された物品の各々についていずれのセルに格納されているかを示す格納位置情報を保持する記憶装置と、利用者からの指示に応じて前記格納位置情報に基づき物品の入出庫を行う入出庫装置と、前記格納位置情報の管理を行う管理装置とを備え、前記格納装置は前記複数のセルに格納された物品について、利用者による手動出し入れが可能な構成となっているライブラリシステムに用いられるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、前記格納装置が有する複数のセルを複数のグループに分けて、各グループごとにセルに格納された物品の手動出し入れの発生を検知する検知ステップと、前記記憶装置が保持する格納位置情報のうち、前記検知手段が手動出し入れを検知したグループに属するセルに関する格納位置情報を、前記手動出し入れ後の物品の格納状態に応じて更新する更新ステップと、を含むことを特徴とする記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送局や研究施設及び展示施設等にて、カセットテープなどの記録媒体を大量に保管するライブラリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送局など、記録媒体を大量に管理する施設では、記録媒体を出し入れ可能に管理するためのライブラリシステムを備えている。以下、ライブラリシステムの概略について、カセットテープを例にとって説明する。ライブラリシステムは、カセットテープを格納するラック(1つまたは複数)、利用者からカセットテープの入出庫指示を受け付ける制御装置、利用者の指示に応じてラック内のカセットテープを入出庫する入出庫装置などから成る。また、ラックから取出したカセットテープを再生・編集・録画などするための機器を併せて備える場合もある。
【0003】ライブラリシステムは、カセットテープの格納位置情報を保持している。格納位置情報は、各カセットテープに付加された固有の識別情報とその格納位置(どのラックのどの位置に格納されているか)とを対応づけたものである。格納位置情報は管理装置が保持している。また、識別情報はバーコードシートなどの形でカセットテープ本体に貼付されている。
【0004】カセットテープの出庫の際は、利用者が所望のカセットテープの識別情報を管理装置に入力し、管理装置が入力された識別情報をもとに格納位置情報を参照して当該カセットテープの格納位置の情報を取得して入出庫装置に伝える。入出庫装置がライブラリ内を移動して当該格納位置にあるカセットテープを取出して入出庫口まで運び、それを利用者が受け取る。取出したカセットテープについては、格納位置情報を削除する。
【0005】逆に、カセットを入庫する場合は、先ず、利用者が入庫口からカセットテープを投入する。入出庫装置は投入されたカセットテープの識別情報を読み取り、管理装置に送る。管理装置は、ラック内の空き格納位置のいずれかと識別情報とを組み合わせて当該カセットのための新たな格納位置情報を生成した上で、格納位置情報を入出庫装置に伝える。そして、入出庫装置は当該格納位置にカセットテープを格納する。
【0006】このように、ライブラリシステムにおけるカセットテープの入出庫は、格納位置情報をもとに行われる。そのため、格納位置情報の内容と実際のカセットテープごとの格納位置とが一致しない場合(不整合)があると、利用者が出庫を指示した場合に、指示と異なるカセットテープが出庫されてきたり、格納位置情報においては存在するはずのカセットテープがラック内に存在しないために出庫されなかったり、といった不都合が起こる。
【0007】ただし、上に述べたように入出庫装置によってカセットテープの入出庫が行われる限り、格納位置情報の不整合は発生しない。それでも、不整合の問題が生じるのは、ライブラリシステムにおいて、人手によるカセットテープの出し入れを認めざるを得ない理由があるためである。例えば、緊急に多数のカセットテープを取出す必要が生じた場合、上記の入出庫装置を用いて1つずつ出庫させていたのでは時間がかかりすぎる。そうした場合に備えて、ライブラリシステムのラックは、利用者が手動でカセットテープを取出すこともできるような構造になっている。
【0008】しかし、利用者が手動で取出したカセットテープについては格納位置情報の更新が行われないので、取出した時点で、ラック内にカセットテープが存在しないのに当該カセットテープに関する格納位置情報だけは残っているという不整合が生じる。また、手作業で取出したカセットテープを利用者が手作業でラックに戻した場合にも、戻す位置を間違えてしまえば、実際の格納位置と格納位置情報とが不一致となる不整合が生じ、不整合は上記のような不都合の原因となる。
【0009】こうした不整合による不都合を防止するため、従来のライブラリシステムは、不整合発生の原因となる「手作業によるカセットテープの出し入れ」が行われた場合には、格納位置情報を全面的に更新してしまう。つまり、ライブラリシステム内の全てラックをチェックし、どの格納位置にどのカセットテープが格納されているかという実際の格納位置情報を取得する。そして、制御装置が保持している旧格納位置情報を再取得した格納位置情報で置き換えるのである。このチェック作業は、入出庫装置に設けられたバーコードリーダで、ラック内のカセットテープ全てのバーコードを読み取ることによって実施される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうした不整合防止のための保守作業では、手作業によるカセットテープの出し入れがあるたびに、入出庫装置がライブラリシステム内を移動しながら全てのラックの格納位置を対象にバーコードリードを行うことになり、規模の大きいライブラリシステムの場合、保守作業に要する時間が非常に長くなってしまう。
【0011】しかも、保守作業中は、ライブラリシステム本来の業務である上記のカセットテープ入出庫サービスが行えないため、保守作業が長時間に及ぶことはライブラリシステムの運用上好ましくない。本発明は、上記課題に鑑み、実際の格納位置と格納位置情報の整合性保持を目的として行われる保守作業によるライブラリ本来のサービスへの影響(サービスの実行遅延)を最小限に抑えるライブラリシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明のライブラリシステムは、物品を格納可能なセルを複数有する格納装置と、前記複数のセルに格納された物品の各々についていずれのセルに格納されているかを示す格納位置情報を保持する記憶装置と、利用者からの指示に応じて前記格納位置情報に基づき物品の入出庫を行う入出庫装置と、前記格納位置情報の管理を行う管理装置とを備えるライブラリシステムであって、前記格納装置は、前記複数のセルに格納された物品について、利用者による手動出し入れが可能な構成となっており、前記管理装置は、前記格納装置が有する複数のセルを複数のグループに分けて、各グループごとにセルに格納された物品の手動出し入れの発生を検知する検知手段と、前記記憶装置が保持する格納位置情報のうち、前記検知手段が手動出し入れを検知したグループに属するセルに関する格納位置情報を、前記手動出し入れ後の物品の格納状態に応じて更新する更新手段と、を有する構成であることを特徴としている。
【0013】これにより、格納位置情報の整合性を保持するための保守作業については、範囲をグループ単位に限定して行うことができるので、ライブラリシステムが大規模なものであっても保守作業に要する時間は短くて済み、保守作業が通常のサービスに与える影響を抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わるライブラリシステムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(全体の構造)図1は、本実施の形態におけるカセットテープ管理用のライブラリシステム1の外観を示す図である。
【0015】ライブラリシステム1は、大きく分けて制御装置10とラック部20とから成る。ラック部20はカセットテープを入出庫可能に格納するラックが複数集合して成るもので、ここではラックL01、L02、L03の3つのラックから成っている。ライブラリシステム1に格納されるカセットテープには、固有の識別情報を記録したバーコードが印刷されている。カセットテープの格納場所は、この識別情報と、ラックにおけるカセットテープの格納位置とを組み合わせた格納位置情報によって管理される。
【0016】制御装置10は、利用者や外部システム(図外)からの入出庫依頼を受けて、カセットテープの入出庫処理を制御するとともに、カセットテープの格納位置情報の整合性を保持する。制御装置10は入力装置18および入出庫口19を備え、入力装置18経由で利用者から入出庫依頼を受け付ける。また、依頼のあったカセットテープを入出庫口19まで移動させ、ここで利用者との間の受け渡しを行う。また、制御装置10は図外の回線で接続された外部システムから出庫依頼を受け付ける。その際は、ラック内のカセットテープを内蔵する再生・録画装置17(図2)まで移動させ、ここで再生した画像データを回線経由で外部システムに送出したり、逆に回線経由で外部システムから受け取った画像データをカセットテープに録画したりする。
【0017】図2は、図1の矢印A方向から見たライブラリシステム1のおおよその内部構造を示すである。ライブラリ内部には、カセットテープをラックと制御装置10との間で移動させるための移動ロボット30が配置されている。移動ロボット30は、制御装置10の指示に従って、レール31上を双方向に移動する。そして、支柱320に沿ってアーム310を上下動させて、制御装置10に指示された格納位置までアーム310を移動させカセットテープの出し入れを行う。アーム310はカセットテープを掴むことができるのに加え、バーコードリーダを備えており、整合性保持のために格納位置情報を再取得する際には、カセットテープに貼付されたバーコードに記録された識別情報を読み取る。移動ロボット30と制御装置10とは回線で接続されており、この回線を介して制御装置10は移動ロボット30に入出庫動作の指示を送り、移動ロボット30はバーコードリーダで読み取ったカセットテープの識別情報を制御装置10に送る。
【0018】なお、制御装置10が入出庫処理および格納位置情報の整合性保持のために行う処理に関して実行する動作の詳細とそのための構成とについては、詳しい内容を後述する。次いで、ラックの構成について説明する。既に述べた通り、ライブラリシステムは、手動でのカセットテープの出し入れを可能とする構成となっている。上記の説明から分かるように、通常の入出庫処理は、制御装置10からの指示に従って、移動ロボット30が行う。これに対し、利用者が手動で出し入れを行う場合、利用者はラックカバー210を開き、ここからカセットテープを出し入れする。
【0019】図3は、ラックL01を例にラックの構成を示す図である。図3(a)は、ラックL01を矢印B(図2)方向から見た場合の内部構造の概略図である。ラック内部は、図における横方向に列a,b,cの3つに分かれ、同じく縦方向には段(1)、(2)…(n)とn個に分かれている。列と段とで区切られた最小単位のスペースをセルと言い、セル1つにカセットテープ1本が格納される。カセットテープの格納位置とは、それが格納されるセルの位置で表され、セルの位置は列番号と段番号との組合せ(x列y段)によって表される。
【0020】ラックのa列(1)段には、ラックカバー210の開閉を検知するセンサ201が設置されている。センサ201は同図(b)に示すようなマイクロスイッチである。センサ201は、ラックカバー210の開放を検知すると、図外の回線を介して開信号を制御装置10に送信する。ラックL02、L03も、上記のラックL01と同一の構成を持ち、それぞれ、ラックカバー210および開閉センサ201を有する。これ以降、ラックカバー210および開閉センサ201についてラックごとに区別する必要がある場合は、参照番号に添え字を付加して区別する。ラックL01については「a」、ラックL02は「b」、ラックL03は「c」を付加する。
(制御装置の構成)次いで、制御装置10について詳しい内容を説明する。
【0021】図4は、図1、2における制御装置10のうちカセットテープの入出庫に関係する部分の構成を機能ブロック図として示したものである。制御装置10は、インタフェース部11、入出庫装置管理部12、センサ管理部13、メモリ14、主制御部15などを有する。インタフェース部11は、利用者からの入出庫依頼を受け付けて、主制御部15に通知する。
【0022】入出庫装置管理部12は、主制御部15経由で利用者からの入出庫依頼を受け付け、これに応じて移動ロボット30に指示を出しカセットテープの移動を行わせる。また、格納位置情報の整合性保持のための保守作業においては、移動ロボット30に全ラックのカセットテープのバーコード読み取りを行わせ、その結果に応じてメモリ14内の格納位置情報を更新する。以下、入出庫処理と保守作業とに分けて、入出庫装置管理部12の処理内容を説明する。
【0023】先ず、入出庫処理のうち出庫処理の場合、入出庫装置管理部12は、入庫/出庫の別と主制御部15から出庫依頼対象のカセットテープの格納位置に関する情報(どのラックのどのセルにあるカセットテープか)を受け取る。入出庫装置管理部12は、移動ロボットに対してこれら情報を通知し、当該位置にあるカセットテープを取出させて入出庫口19まで運ばせる。また、入庫処理の場合は、入出庫装置管理部12は、主制御部15から入庫/出庫の別と格納位置に関する情報、および当該カセットの識別情報を受け取り、入庫/出庫の別と格納位置に関する情報とを移動ロボット30に通知し、入出庫口にあるカセットテープを当該位置まで運ばせ、格納させる。入庫/出庫いずれの場合も、入出庫装置管理部12は、移動ロボット30から処理完了の通知を受けて、メモリ14内の格納位置情報500の内容を更新する。
【0024】次に、整合性保持のための保守作業(位置情報再取得処理)の場合、入出庫装置管理部12は、主制御部15から保守作業実行の指示と処理対象のラックのラックIDとを受け取る。入出庫装置管理部12は、移動ロボット30に対し、当該ラックに対するバーコードリードを指示して、バーコードリードの結果を入出庫装置管理部12に送信させる。そして、入出庫装置管理部12は、移動ロボット30から受け取った情報によって、メモリ14内の格納位置情報500のうち当該ラックに対応する部分を更新する。
【0025】このように、入出庫装置管理部12は、主制御部15の指示に応じて移動ロボット30を動作させ、その結果に応じて格納位置情報500を更新するものである。以下、格納位置情報500について説明する。図5は、格納位置情報500の構成と内容の一例とを示す図である。格納位置情報500は、システムが保管しているカセットテープについて、その格納位置(ライブラリシステム1内のいずれのラック、いずれのセルに格納されているか)を示すものである。
【0026】格納位置情報500は、「どのラックか」を示す情報が納められるラックID欄510、「いずれのセルか」を示す情報が納められるセルID欄520、そして、ラックID欄510およびセルID欄520の情報が示す格納位置に格納されているカセットテープの識別情報(バーコードに記録された情報)が納められる格納カセットID欄530から成る。カセットテープの格納されていない空の格納位置については、格納カセットID欄530の値は空値(NULL)となる。
【0027】例えば、図5の例では、格納位置情報500aのデータは、ラック「L01」内、セル「a−01」(a列(1)段目)の格納位置にカセット識別情報「MV−001」で示されるカセットテープが格納されていることを示す。格納位置情報500のうち、ラックID欄510およびセルID欄520は、ライブラリシステムの構成(いくつのラックが含まれ、各ラックには何列何段のセルが含まれるか)が決定した時点で件数および内容が定まって、ライブラリシステムの構成が変化(ラックの追加など)しない限り一定であり、あらかじめ生成された内容が保持される。格納カセットID欄530のみ、入出庫装置管理部12によって更新される。
【0028】出庫処理の場合、入出庫装置管理部12は、対象のカセットテープが格納されていた格納位置に対応する格納位置情報500の格納カセットID欄530の値をNULLに更新する。一方、入庫処理の場合、対象のカセットテープが新たに格納された格納位置に対応する格納位置情報500の格納カセットID欄530に、当該カセットの識別情報(主制御部15から通知されたもの)を格納する。保守作業の場合は、移動ロボット30から受け取った格納位置情報(新)を、そのままメモリ14内の格納位置情報(旧)にラック単位で置き換える。
【0029】センサ管理部13は、各ラックに備えられた開閉センサ201a、201b、201cから送られてくる開閉情報をもとに、格納位置情報の不整合の原因となる手動でのカセットテープ出し入れに関する情報(「手動出し入れ情報600」)を管理(更新)する。また、開閉センサ201a、201b、201cからの情報で手動によるカセットテープ出し入れを検知すると、主制御部15にこれを通知して、整合性保持のための保守作業を開始するよう促す。
【0030】図6は、手動出し入れ情報600の構成と内容の一例とを示す図である。手動出し入れ情報600は、ライブラリシステム1起動時に、ラックの数と同じ件数が生成され、開閉センサ201a、201b、201cからの情報の応じて更新される。手動出し入れ情報600は、ラックID欄610、開閉状態フラグ欄620、保守作業要否フラグ欄630から成る。
【0031】ラックID欄610には、ライブラリシステム1内のどのラックに関するものかを示すラック識別情報(格納位置情報500におけるラックID欄510と同じもの)が格納される。当欄の内容は固定である。開閉状態フラグ欄620には、ラックカバーの開閉状態を示すフラグが格納される。センサ管理部13は、センサからのラックカバー開閉の通知をもとに、当欄の内容を”1”(ON)または”0”(OFF)に設定する。当欄の値は初期値がOFFであり、これはラックカバーが閉じられた状態であることを示す。
【0032】センサ管理部13は、いずれかのセンサからラックカバーが開かれた旨の通知を受けると、当該センサに対応するラックに関する手動出し入れ情報600について、当欄の値をONに設定する。さらに、同じセンサからラックカバーが閉じられた旨の通知を受けると、当欄の値をONからOFFに戻す。保守作業要否フラグ欄630には、整合性保持のための保守作業が必要かどうかを示すフラグが格納される。センサ管理部13は、センサからのラックカバー開の通知を受けると、当欄の内容を”1”(ON)に設定し、主制御部15に保守作業開始を促す通知を送る。そして、主制御部15が保守作業の完了を確認した時点で、センサ管理部13は、主制御部15の指示を受けて、当欄の値を”0”(OFF)に戻す。
【0033】図6に示す手動出し入れ情報の例を見ると、「L01」のIDを有するラックについては、ラックカバーが開いた状態であり、整合性保持のための保守作業が必要な状態であることが分かる。また、「L03」のIDを有するラックについては、ラックカバーは閉じているが、整合性保持のための保守作業が必要な状態であることを示している。
【0034】これらから言えるのは、「L01」のラックは、今現在、利用者がラックカバーを開いてカセットテープの出し入れを行っている最中であること、および、「L03」のラックではごく最近、ラックカバーが開かれてカセットテープの出し入れが行われ、出し入れ作業そのものは完了してラックカバーは閉じられたものの、まだ、それに対する整合性保持のための保守作業が完了していないこと、である。
【0035】次いで、センサ管理部13による動作を説明する。図7は、利用者がある1つのラックから手動でカセットテープ出し入れを行った際の、センサ管理部13の動作を示すフローチャートである。先ず、利用者が、いずれかのラックからカセットテープを取出すために当該格納ラックのラックカバーを開け、これを検知した開閉センサ201が開信号を生成する。センサ管理部13は、この信号を入力端子で受け付ける(S701:Yes)。入力端子は各センサごとに対応して設けられており、センサ管理部13は、どの端子で信号を受け付けたかによって、どのラックのカバーが開かれたか判定する。そして、当該ラックに関する手動出し入れ情報600の開閉状態フラグ欄620および保守作業要否フラグ欄630の内容をON設定する(S702)。また、主制御部15に対して、保守作業の開始を促す通知を送る(S703)。
【0036】その後、利用者が、手動によるカセットテープの出し入れを完了してラックカバーを閉じると、これを検知した開閉センサ201は開信号の発生を停止させる。すると、センサ管理部13は、開信号の停止を検知して(S704:Yes)、当該ラックに関する手動出し入れ情報600の開閉状態フラグ欄620の値をOFFに設定する(S705)。
【0037】そして、センサ管理部13は、主制御部15からの保守作業完了の通知を受けると(S706:Yes)、当該ラックに関する手動出し入れ情報600の保守作業要否フラグ欄630の値をOFFに設定して(S707)、処理を終える。このように、ラックカバー210の開閉を検知した開閉センサ201から送信されてくる信号に応じて、センサ管理部13は手動出し入れ情報600を更新する。
【0038】主制御部15は、制御装置10の構成各部の動作を制御して、カセットテープの入出庫処理および、格納位置情報の整合性保持のための保守作業を円滑に実行させるものである。先ず、出庫処理の場合、主制御部15はインタフェース部11から出庫依頼対象のカセットテープの識別情報を受け取る。そこで主制御部15は、格納位置情報500を前記識別情報をキーに検索して当該カセットテープの格納位置に関する情報(ラックID510及びセルID520の内容)を取得する。そして、入出庫装置管理部12にこの情報を送り、出庫を指示する。
【0039】次に、入庫処理の場合、主制御部15はインタフェース部11から入庫依頼対象のカセットテープの識別情報を受け取る。そこで主制御部15は、格納位置情報500を検索して格納カセットID欄630の値がNULL値のもの(カセットの格納されていない格納位置)を選び、その格納位置に関する情報(ラックID510及びセルID520の内容)を入出庫装置管理部12に送り、入庫を指示する。
【0040】保守作業に関する主制御部15の処理については、以下に、図面を用いて説明する。以下、格納位置情報の整合性保持のために行われる保守作業における主制御部15の動作を、図面を参照しながら説明する。図8は、保守作業における主制御部15の動作を示すフローチャートである。
【0041】主制御部15は、保守作業開始のトリガとして、カセットテープの手動出し入れ発生の通知をセンサ管理部13から受けて(S801:Yes)、保守作業のための動作を開始する。主制御部15は、先ず、この時点で通常の入出庫処理(移動ロボット30を用いて行うカセットテープの入出庫)の依頼を受け付けているかどうかを、保持している入出庫依頼情報をもとにチェックする。
【0042】入出庫処理の依頼を受け付けていなければ(S802:No)、格納位置情報再取得のための処理(ステップS805以降)に進む。もし、入出庫処理の依頼を受け付けていれば(S802:Yes)、主制御部15は、更に、メモリ14内の手動出し入れ情報600を読み出し、入出庫依頼情報と照会する。そして、当該入出庫依頼の対象であるカセットテープが、保守作業対象のラック内に存在するかどうかを調べる。もし、存在すれば、それは、格納位置情報の不整合が存在する可能性があるラックに対して入出庫処理を行おうとしていることを意味し、当該入出庫依頼が正しく実行できないおそれがあることを示すので、入出庫依頼の実行を一時停止し、格納位置情報再取得のための処理に進む(S803:Yes)。
【0043】逆に、入出庫依頼されたカセットテープが保守作業対象のラックに格納されていなければ(S803:No)、格納位置情報の不整合が生じている可能性はないので、主制御部15は、入出庫装置管理部12に指示して依頼されたカセットテープの入出庫処理を実行させた上で(S804)、格納位置情報再取得のための処理に進む。
【0044】そして、主制御部15は、格納位置情報再取得のための処理として、先ず、保守作業対象のラック(保守制御要否フラグ欄630の内容がONとなっているもの)に関する手動出し入れ情報600の開閉状態フラグ欄620をチェックして、出し入れ作業が完了しているか(当該ラックのカバー210が閉じられているか)どうかを確認する。主制御部15は、出し入れが完了していない状態(ラックカバーが開かれ、カセットの出し入れが行われている最中)と判断した場合(S805:No)、格納位置データの再取得処理を一時停止して、出し入れ作業が完了する(当該ラックのカバーが閉じられる)のを待つ。これは、位置情報を再取得した後で、手動による出し入れが行われることで、再取得した格納位置情報が不正となってしまうおそれがあるためである。
【0045】逆に、出し入れが完了している場合(S805:Yes)、主制御部15は、メモリ14内の手動出し入れ情報600のうち、保守制御要否フラグ欄630の内容がONとなっているものを1件読み出す(S806)。そして、読み出した手動出し入れ情報600のラックID欄610の内容を入出庫装置管理部12に通知して、移動ロボット30に当該ラック全体のバーコードリードを行わせ、その結果である再取得格納位置情報によってメモリ14内の格納位置情報500のうち、当該ラックに関する部分を置き換えるよう指示する(S807)。そして、入出庫装置管理部12から当該ラックに関する格納位置情報の再取得・更新完了の通知を受けると(S808:Yes)、センサ制御部13に指示して当該ラックに関する手動出し入れ情報600のうち保守作業要否フラグ欄630をOFFに設定させる(S809)。
【0046】そして、主制御部15は、ステップS805〜S809の動作を、保守制御要否フラグ欄630の内容がONとなっている手動出し入れ情報がなくなるまで繰り返して、格納位置情報再取得の処理を終える(S810:Yes)。その後、主制御部15は、ステップS803において一時停止させた入出庫依頼がある場合は(S811:Yes)、入出庫装置管理部12に指示して、これを実行させる(S812)。
【0047】なお、上記の格納位置情報の再取得処理実行中に、新たな出庫依頼が割り込み的に発生する場合がありうるが、その場合は、当該依頼要求の対象カセットテープが格納されているラックについて手作業の出し入れが行われていない限り、格納位置情報の再取得・更新を停止して、出庫依頼の実行を優先させる。また、再取得処理実行中に、新たな入庫依頼が発生した場合、主制御部15は、手動の出し入れが行われていないラックから空きセルを探し、格納位置情報の再取得・更新を一時停止させて入庫処理を行わせる。
(まとめ)このように、本実施の形態におけるライブラリシステム1は、カセットテープの格納位置データに不整合発生の可能性があり、格納位置情報の整合性保持のために保守作業を行う場合でも、その保守作業の範囲をラック単位で限定して行うため、ライブラリシステムの規模が大きくても、保守作業に要する時間がライブラリ規模に比例して長くなるという不都合は生じない。しかも、保守作業中でも、ライブラリ本来のサービスであるカセットテープ入出庫をできる限り優先して行うので、保守作業による影響は最小限に抑えられる。
(変形例)なお、本実施の形態で示したライブラリシステムの構成は1例に過ぎない。本発明のライブラリシステムは、ラックごとの手作業によるカセットテープの出し入れを検知して、その結果をもとに、範囲を限定して格納位置情報の再取得を行うものであればよく、実施の形態に示したのとは別の構成も考えられる。
【0048】例えば、上記実施の形態で示したライブラリシステム1を複数集めて全体で1つのライブラリシステムとすることもできる。図9は、上記実施の形態におけるライブラリシステム1を複数集めて構成されたライブラリシステム100の構成を示すブロック図である。なお、以下、本ライブラリシステム100の説明においては、混同を避けるために、ライブラリシステム1をライブラリ装置1と記す。
【0049】ライブラリシステム100は、3つのライブラリ装置1a、1b、1cと、システム全体の制御を行う全体制御部110とが回線で接続されて成る。全体制御部110は、ライブラリ装置1a、1b、1cに格納された全カセットテープの格納位置情報(以下「全体格納位置情報900」という)を保持している。全体格納位置情報は、実施の形態で述べた格納位置情報(図5参照)に、ライブラリ識別情報が付加されたものであり、「どのライブラリ装置のどのラックのどのセルに、どのカセットテープが格納されているか」を示すものである。
【0050】全体制御部110は利用者や上位システムからのカセットテープ出庫依頼を受け付けると、全体格納位置情報900をもとに、そのカセットテープがどのライブラリ装置に格納されているかを調べ、当該カセットテープが格納されているライブラリ装置の制御装置にその識別情報を伝えて、実施の形態と同様の出庫動作を行わせ、その結果に応じて全体格納位置情報900を更新する。
【0051】一方、入庫処理は、実施の形態と同じくライブラリ装置単位で行われる。全体制御部110は、入庫が行われたライブラリ装置から通知を受けて全体格納位置情報900を更新する。そして、保守作業の場合、手動によるカセットテープの出し入れが行われると、全体制御部110は、ライブラリ装置のセンサが検知した開閉情報をもとに、図6の手動出し入れ情報にライブラリ装置の識別情報を付加した全体手動出し入れ情報を生成して、当該ライブラリ装置に実施の形態で示した格納情報再取得の処理を行わせ、その結果をもとに全体格納位置情報900を更新する。そして、その間、出庫依頼を受け付けると、前記の出し入れ情報をもとに、なるべく依頼を優先させる形でライブラリ装置を動作させる。
【0052】また、上記の実施の形態においては、手動のカセットテープ出し入れの検知をラック単位で行っていたが、これを更に細分化したブロックの単位で行うことにしてもよい。図10は、ブロック単位での検知の一例として、ラックの列(1列=1ブロック)単位で手動のカセットテープ出し入れを検知することができるようにラック内に設けられた列センサを示す図である。
【0053】図中のラックL01には、各列に列センサ1010a、1010b、1010cが設けられている。これら列センサは、同じ構造を有しており、発光器1011と受光器1012とから成る(以下、各列センサに共通の事項についての説明では、センサ1010として言及する)。列センサ1010は、発光器1011が発する光がラックを構成する部材によって遮られることなく受光器1012に到達するよう設置されている。そして、利用者がラックカバーを開いてカセットテープを取出す際に、利用者の手や取出されるカセットテープによって光線が遮られると、受光器1012がこれを検知して信号を発生させ、制御装置10に送信して手動のカセットテープ出し入れが行われたことを伝える。ラックL02,L03も同様のセンサを有する。
【0054】センサからの信号を受けた制御装置10の動作は実施の形態とほとんど変わりがない。ただ、主制御部15が格納位置情報再取得のためのバーコードリードを入出庫装置管理部12に指示する際(図8のステップS807)、バーコードリードの対象のラックIDに加えて当該ラックのどの列を対象とするかを指定する点が異なる。
【0055】なお、ラックの列単位で手動のカセットテープ出し入れを検知する方法としては、これ以外にも、ラックに列単位でラックカバーを設け、この列ごとのラックカバーの各々に実施の形態の開閉センサ201と同じ物を設けることにしてもよい。また、手動での出し入れを更に細かくセル単位で検出することも考えられる。そのための具体的な手段としては、実施の形態で示したセンサ201を備える開閉可能なカバー(ラックカバー210に相当)をセル単位に設けることが考えられる。あるいは、図10に示した列単位の光センサと同様の光センサを段単位に設置して、列単位の光センサから列番号を、段単位の光センサから段番号をそれぞれ得て、両者からセルを特定する方法も考えられる。あるいは、セル単位に手動差し入れ/通常の入出庫の別なくカセットテープの出し入れを検出する手段(マイクロスイッチなど)を設け、テープの出し入れ発生の情報と移動ロボットの動作状況とから、「セルからカセットテープは出し入れされたが移動ロボットは動作していない」場合に、当該セルに対して手動のカセットテープ出し入れが行われたと判定する方法もある。
【0056】このようにセル単位で手動出し入れを検知した場合、制御装置10の動作は、以下のように変わる。主制御部15が格納位置情報再取得のためのバーコードリードを入出庫装置管理部12に指示する際(図8のステップS807)、バーコードリードの対象をセル単位で指定し、バーコードリードの結果が「カセットテープなし=バーコード読み取れず」であれば、主制御部15は手動による取り出しと判定して、当該セルに対応する格納位置情報の格納カセットID欄530の値を空値(NULL)に設定する。一方、バーコードリードの結果としてカセットIDが送られてきた場合は、手動による入庫と判断して、当該セルに対応する格納位置情報500の格納カセットID欄530に当該カセットIDの値を設定する。
【0057】このように手動でのカセットテープ出し入れを、ラックの列またはセルなどの細分化された単位で行うことにすれば、不整合発生のおそれのある範囲を細かく限定できるので、保守作業としてカセットテープのバーコードリードを行う際も、範囲が狭い分だけ処理に要する時間が短くてすむとともに、保守作業中でも、バーコードリード範囲以外の格納位置に格納されているカセットテープについては、入出庫処理を優先的に実行するので、保守作業がライブラリの通常サービスに及ぼす影響を、最小限に抑えることができる。
【0058】さらに、こうした列単位あるいはセル単位のセンサと実施の形態の開閉センサ201とを組み合わせて用いることも考えられる。すなわち、ラックの開閉をセンサ201で検知し、それをトリガに列単位センサあるいはセル単位センサを起動する、というものである。そして、この場合も、いったん開けられたラックカバーが閉じられたのを開閉センサ201が検出した段階で、位置情報再取得処理が開始される。
【0059】なお、上記の実施の形態およびその変形例では、カセットテープの識別情報についてはバーコードに記録してカセットテープに貼付されており、格納位置情報取得の際にはバーコードリーダでこれを読み取ることとしていたが、それ以外にICチップなどに識別情報を記録してカセットテープに貼り付け、ここからリーダで識別情報を読み込むことで、カセットテープの格納位置情報を取得することとしてもよい。
【0060】また、ライブラリに格納されるのは、カセットテープとしているが、それ以外の記録メディア、例えばDVDメディアなどを格納することとしてもよいし、更には、記録メディア以外の物品、例えば書物などを格納することとしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明のライブラリシステムは、物品を格納可能なセルを複数有する格納装置と、前記複数のセルに格納された物品の各々についていずれのセルに格納されているかを示す格納位置情報を保持する記憶装置と、利用者からの指示に応じて前記格納位置情報に基づき物品の入出庫を行う入出庫装置と、前記格納位置情報の管理を行う管理装置とを備えるライブラリシステムであって、前記格納装置は、前記複数のセルに格納された物品について、利用者による手動出し入れが可能な構成となっており、前記管理装置は、前記格納装置が有する複数のセルを複数のグループに分けて、各グループごとにセルに格納された物品の手動出し入れの発生を検知する検知手段と、前記記憶装置が保持する格納位置情報のうち、前記検知手段が手動出し入れを検知したグループに属するセルに関する格納位置情報を、前記手動出し入れ後の物品の格納状態に応じて更新する更新手段と、を有する構成を特徴とする。
【0062】これにより、大規模化したライブラリシステムにおいて手動出し入れが行われた結果、格納位置情報の整合性保持のために保守作業(格納位置情報の再取得、更新)を行うことになっても、保守作業の対象範囲をグループ単位に限定することができるので、保守作業に要する時間はライブラリ全体を対象に保守作業を行う場合に比べて短くてすみ、保守作業によってライブラリシステム本来のサービスが受ける影響(サービスの実行遅延)を小さく抑えることができる。
【0063】具体的には、前記格納装置は複数のセルを有する複数のラックが集合して成り、前記複数のラックは各々、開閉可能なラックカバーを備えることで、利用者による手動出し入れを可能としており、前記検知手段は、前記ラックの各々についてラックカバーの開閉を検知するラックセンサを有し、同一のラックに属する複数のセルを1つのグループとして、前記ラックカバーの開閉をもとに手動出し入れの発生を検知することとする。
【0064】これによって、保守作業の範囲をラック単位で限定することができる。また、前記更新手段は、前記ラックセンサがいったん開かれたラックカバーが閉じられたことを検知した時点で、更新処理を開始することとすれば、ラックカバーが閉じられたことをもって手動出し入れ処理の完了を認識し、完了後に保守作業を行うので、手動出し入れが完了する前に保守作業を行って、保守作業後の格納位置情報に不整合が残るような事態は防止できる。
【0065】そして、前記管理装置は、前記更新手段による更新処理の完了前に、利用者が前記移動装置による物品の入出庫を指示した場合、当該入出庫の対象である物品が前記検知手段によって手動出し入れの検知されたグループに含まれるセルに格納されている場合に限って、前記更新手段による更新処理の完了まで前記移動手段による入出庫処理を停止させる制御手段を更に有することとすれば、保守作業の対象範囲にあるセルからの入出庫作業については、保守作業によって妨げられることなく実行できるので、保守作業のために利用者がライブラリシステム本来のサービスを受けられなくなるような事態はほとんど発生しない。
【0066】そして、前記セルに格納される物品とは、記録媒体であることとすれば、カセットテープなどの媒体に記録された画像・音声データを利用者の希望に応じて再生・編集可能に管理できるライブラリシステムを実現できる。




 

 


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