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発明の名称 画像読み取り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−199585(P2001−199585A)
公開日 平成13年7月24日(2001.7.24)
出願番号 特願2000−8906(P2000−8906)
出願日 平成12年1月18日(2000.1.18)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2C056
3F101
5C062
5C072
【Fターム(参考)】
2C056 FA10 HA31 
3F101 AA02 AA08 AA13 FA04 FB17 FD08 LA11 LB03
5C062 AA02 AA05 AB02 AB30 AB31 AB32 AB33 AB35 AC04 AD06 AF16 BA00
5C072 AA05 BA13 BA20 NA01 NA10 RA07 XA04
発明者 伊藤 義浩 / 高木 康介
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】積載された用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、前記給紙手段からの用紙を搬送する搬送路と、前記搬送路の中途に配置され前記搬送路を搬送される用紙の画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段の上流または下流に配置され前記用紙に印字するインクジェット方式のインプリンタとを備えた画像読み取り装置であって、前記インプリンタの上流に、前記用紙に帯電した静電気を除去する静電気除去手段を配置し、前記インプリンタのノズルヘッドへの静電気の帯電を抑制可能としたことを特徴とする画像読み取り装置。
【請求項2】前記静電気除去手段は、搬送路を形成して前記用紙を案内し且つ電気的に接地された導電性のガイドと、前記ガイドに導通させて取り付けた導電性の除電ブラシとから構成したことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばイメージスキャナ等の画像読み取り装置に係り、特に処理済みの用紙マークなどを刻印印字するインプリンタの静電気による作動不良を解消した画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の原稿から画像を読み取って電子ファイルするためのイメージスキャナや、ファクシミリ装置及び各種の複写装置などの画像読み取り装置の中で、イメージスキャナやファクシミリ装置にはインプリンタ(imprinter)を備えたものが従来から知られている。たとえばファクシミリ装置でのインプリンタは、送信された原稿用紙に「済」のカラーマークを印字する。また、イメージスキャナ装置においても、読み取りを完了した原稿に対して同様なマーキングによる刻印印字が実行される。
【0003】インプリンタはある意味では補助的な装置であるため、たとえばその占有面積も小さく割り当てられ消費電力も小さいものが好ましいとされている。このような理由から、インプリンタとしては、ノズルからインク噴射させて印字するインクジェットプリンタが一般に利用されている。このインクジェットプリンタは、帯電させたインク液滴を印字画像情報に基づいて噴射して文字や画像を印字できる構成としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】イメージスキャナやファクシミリ装置では、多量の用紙を処理するためにこれらの用紙を束ねてホッパやトレーに搭載し自動給紙するものが近来では主流である。このように用紙を積層して給紙すると、用紙の繰出し給紙の際の摩擦や用紙自身が持つ静電容量により静電気が発生しやすい。
【0005】一方、インクジェットプリンタではそのノズルが用紙の表面方向に向けて配置されているので、静電気を帯びた多量の用紙が連続給紙されると、ノズルが用紙から静電帯電しやすくなる。このようにノズルが静電気により帯電してしまうと、用紙の微少な塵を吸着しやすくなるほか、噴射されたインク液滴委の微少な滴も付着して結露したような状態となる。
【0006】このようにノズル周りに塵やインク液滴の微少滴が付着していくと、ノズルの噴射孔を次第に塞いでしまうようになり、目詰まりを生じるまでに至る。したがって、インクジェットプリンタからのインク液滴の噴射が不良となったり全くできなくなり、印字が欠けたり印字自体ができなくなってしまう。
【0007】このようにイメージスキャナやファクシミリ装置などの画像読み取り装置に備えるインプリンタでは、給紙される用紙からの静電気の帯電によってインプリント印字に大きな影響を及ぼすという問題がある。
【0008】本発明は、給紙された用紙によるインクジェットプリンタのノズルの静電気の帯電を防止して常に良好なインプリント印字ができる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、積載された用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、前記給紙手段からの用紙を搬送する搬送路と、前記搬送路の中途に配置され前記搬送路を搬送される用紙の画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段の上流または下流に配置され前記用紙に印字するインクジェット方式のインプリンタとを備えた画像読み取り装置であって、前記インプリンタの上流に、前記用紙に帯電した静電気を除去する静電気除去手段を配置し、前記インプリンタのノズルヘッドへの静電気の帯電を抑制可能としたことを特徴とする。
【0010】このような構成では、用紙の帯電静電気を静電気除去手段で除去した後にインプリンタによって印字するので、インクジェット方式のインプリンタのノズルヘッドが静電気帯電することが防止でき、ノズルヘッドへの塵やインク液滴の微少滴の付着が防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、積載された用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、給紙手段からの用紙を搬送する搬送路と、搬送路の中途に配置され搬送路を搬送される用紙の画像を読み取る読み取り手段と、読み取り手段の上流または下流に配置され用紙に印字するインクジェット方式のインプリンタとを備えた画像読み取り装置であって、インプリンタの上流に、用紙に帯電した静電気を除去する静電気除去手段を配置し、インプリンタのノズルヘッドへの静電気の帯電を抑制可能としたことを特徴とする画像読み取り装置でであり、用紙の帯電静電気を静電気除去手段で除去した後にインプリンタによって印字するので、インクジェット方式のインプリンタのノズルヘッドの静電帯電が防止できるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、静電気除去手段は、搬送路を形成して用紙を案内し且つ電気的に接地された導電性のガイドと、ガイドに導通させて取り付けた導電性の除電ブラシとから構成したことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置であり、用紙の搬送路を形成するガイドを接地路として兼用できるとともに除電ブラシの撓み変形によって用紙を損傷することなく給紙できるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。なお、本実施の形態では各種の用紙やシート材から原稿画像を読み取るイメージスキャナを画像読み取り装置の例として説明する。
【0014】図1は本発明の除電機構を備えたイメージスキャナの概略斜視図である。
【0015】図示のように、イメージスキャナは、光学系の読み取り部及び用紙の搬送路を内蔵した本体1と給紙手段としての自動給紙装置2とから構成されたものである。本体1はその正面に操作パネル1aを備えるとともに内部には全ての機器を制御するコントローラ(図示せず)を備えたものである。そして、本体1の上面には自動給紙装置2から給紙されて読み取り部によって画像読み取りを終えた用紙を受ける回収トレー1bを設けている。
【0016】自動給紙装置2は、用紙を搭載して本体1内の搬送路に送り出すホッパ機能と用紙の重送防止機能を備えたものであり、図2に給紙ホッパから用紙の搬送路及び回収トレーまでの概略断面図を示す。
【0017】自動給紙装置2は、ハウジング2aに給紙ホッパ2bを上下に回動自在に組み込んだものである。この給紙ホッパ2bは一対の用紙ガイド2dを備えるとともにモータ(図示せず)に連接されて駆動され、給紙するときには図2に示すように用紙Pが給紙ローラ3に接触する姿勢まで上向きに回動付勢される。
【0018】給紙ローラ3は、給紙ホッパ2b上の用紙Pを上から1枚ずつピックアップして繰り出すもので、その下流には用紙Pの重送防止のための分離ローラ3aとリタードローラ3bとを配置している。そして、分離ローラ3aとリタードローラ3bに連ねて一対の平板状のガイド4,5をほぼ水平に配置するとともに、これらのガイド4,5の下流端にはほぼ円弧状の二次ガイド6a,6bを設けている。二次ガイド6a,6bは上に向けて迂回する形状を持ち、その終端を本体1に開けた開口1cから回収トレー1bに臨ませたものである。そして、ガイド4,5から二次ガイド6a,6bには用紙Pに送りを与えるための複数の搬送ローラ7が配列されている。
【0019】分離ローラ3aとリタードローラ3bとから適切な距離をおいた位置に、用紙Pの原稿画像を読み取るための走査ヘッド8が配置されている。この走査ヘッド8はCCDカメラなどを含む縮小光学系としたユニットとして構成されたものである。そして、この走査ヘッド8のすぐ上流には用紙Pが帯びている静電気を除電する除電機構を備えたインプリンタ9が配置されている。
【0020】インプリンタ9は、従来の技術でも述べたように、インクジェット方式のものでガイド4,5の幅員方向(図2において図面と直交する方向)に移動するキャリッジ9aと、これに装着されたインクタンク9bと、このインクタンク9bの下端に配置したノズルヘッド9cとを備え、さらにガイド5側に帯電したインク滴を誘導するためのターゲットブロック9dを設けたユニットである。なお、このようなインクジェット式の印字機構は従来周知のものである。
【0021】図3は図2の一点鎖線の円Aで囲んだ部分の要部を示す拡大縦断面図であり、図示のように上側配置のガイド4には用紙Pから静電気を接地して逃がすための除電ブラシ10を設けている。すなわち、図4(除電ブラシを備えるガイド4を下側から見た斜視図)に示すように、ガイド4の方向の全長に亘って除電ブラシ10が一定の間隔を開けた群として配列されている。これらの除電ブラシ10は、たとえばステンレス繊維などの導電性素材を用いたもので、適切な外径の繊維状素材を複数本の集合として束ねたもので、ガイド4,5を通過する用紙Pの幅方向のほぼ全体の表面に接触する。
【0022】ガイド4にはインプリンタ9のノズルヘッド9cからのインク液滴が用紙Pに達するように円形の開口4aを幅方向に一定の間隔をおいて開けている。そして、除電ブラシ10はこれらの開口4aの直ぐ上流に配列されている。すなわち、用紙Pが搬送されるとき、除電ブラシ10に接触した後の用紙Pの表面が開口4a部分を通過し、この通過の期間の所定の時刻に合わせてノズルヘッド9cからインク液滴が噴射され、原稿が走査ヘッド8で読み取られる前に所定のマークなどがインプリントされる。
【0023】ここで、ガイド4は金属板を利用した導電性のパネルであり、本体1に設けたアース端子(図示せず)に導通して接地されたものとする。そして、除電ブラシ10をガイド4に導通させて取り付けておけば、除電ブラシ10も接地されることになる。
【0024】以上の構成において、操作パネル1aの読み取り開始ボタン1a−1を押すと、給紙ローラ3やそのほかのローラ群が回転し始め、給紙ホッパ2b上の用紙Pが1枚ずつガイド4,5の間に送り込まれる。このとき、2枚以上の用紙Pの重送が合ったときには下側の用紙だけがリタードローラ3bによって給紙ホッパ2b側に戻される。用紙Pがガイド4,5の間を進むと、走査ヘッド8による原稿画像の読み取りの前に、インプリンタ9によって読み取り済みなどのマークやその他の情報が用紙Pの表面に印字される。
【0025】ここで、用紙Pがインプリンタ9部分に突入する前に、除電ブラシ10がこの用紙Pの上面に接触する。このため、用紙Pが静電気を帯びていても、導電性のガイド4を介して接地されている除電ブラシ10によって用紙Pに帯電している静電気が除去される。したがって、インプリンタ9部分を用紙Pが通過するときには、用紙Pからの静電気がノズルヘッド9cに及ぶことがない。このため、ノズルヘッド9cが静電気を帯びることがなくなり、用紙Pの塵やインク液滴の微少滴などの表面付着が防止され、その結果ノズルヘッド9cの噴射孔が部分的に塞がれたり目詰まりすることがない。よって、インプリンタ9のノズルヘッド9cからは常に良好にインク液滴が噴射され、用紙Pに鮮明に印字することができる。
【0026】なお、以上の説明では、インプリンタ9を走査ヘッド8の上流側に配置しているが、これに変えてインプリンタ9を走査ヘッド8の下流側に設け、走査ヘッド8による原稿読み取りの後にインプリンタ9による印字を実行する構成としてもよい。この場合でも、インプリンタ9の直ぐ上流に除電ブラシ10を配置することは同様であり、これによってノズルヘッド9cの目詰まりが防止される。
【0027】また、図2に示すように、二次ガイド6a,6b側であって搬送ローラ7のうち最も下流に位置している排紙ローラ7aの手前に第2のインプリンタ11を配置してもよい。この第2のインプリンタ11はガイド4,5側のインプリンタ9と全く同様の構成でありその、そのノズルヘッド11cの直ぐ上流に除電ブラシ12を設けたものとすればよい。なお、図2において一点鎖線の円Bで示す部分は図3に示した構造と全く同じである。
【0028】このように第2のインプリンタ11を備えることで、用紙Pには他の情報を印字できるほか、上流のインプリンタ9による印字不良や失敗を補う操作ができる。そして、除電ブラシ12によって用紙Pは再度その静電気が除去される。したがって、上流側のインプリンタ9を抜けた後にガイド4,5及び二次ガイド6a,6bを通過するときの摩擦などによって静電気を帯びても、排紙ローラ7aによって排紙される直前に用紙Pから静電気が除去される。このため、開口1cから排紙されて回収トレー1bに搭載される用紙Pを乱れることなく整然と積層さえて回収することができる。
【0029】なお、本実施の形態ではイメージスキャナにおける除電機構として説明したが、ファクシミリ装置やその他のプリンタの画像読み取り装置のすべてに本発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明では、用紙が静電帯電していても、インプリンタに突入する前に除電されるのでインクジェット方式のインプリンタであってもそのノズルヘッドが静電帯電することがなくなる。したがって、ノズルヘッドに用紙の塵やインク液滴の微少滴が付着することがなくノズル噴射孔の一部閉塞や目詰まりが防止され、常に良好なインプリント印字が可能となる。




 

 


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