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発明の名称 電池の包装体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−146258(P2001−146258A)
公開日 平成13年5月29日(2001.5.29)
出願番号 特願平11−328787
出願日 平成11年11月18日(1999.11.18)
代理人 【識別番号】100072431
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 和郎
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067 AA14 AB32 AC01 AC03 BA15A BA24A BA24B BA24C BB14A BB14B BB14C BB15A BB15B BB15C BB16A BB16C BB22A CA01 CA11 EC28 EE32 FB01 FB11 
発明者 熊倉 勝彦 / 小野 修司 / 幸田 稔 / 川野 友敬
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 1個の電池を、少なくともその正極端子面または負極端子面を熱収縮性フィルムで覆い、熱収縮させることにより包装してなる包装電池を複数個含む電池の包装体。
【請求項2】 前記の包装電池複数個を、並列に集合して熱収縮性フィルムで覆い、熱収縮させることにより前記包装電池を固定および保持してなる請求項1記載の電池の包装体。
【請求項3】 台紙に前記の包装電池複数個を載せ、さらに前記複数個の包装電池の外形に合わせた凹部と鍔状部とを有する保持体で覆い、前記鍔状部と台紙とを接着することにより前記包装電池を固定および保持してなる請求項1記載の電池の包装体。
【請求項4】 通気性を有する台紙に前記の包装電池複数個を載せ、さらに透明熱可塑性樹脂からなるカバーフィルムを載せ、前記カバーフィルムを加熱しながら前記台紙の後側から減圧脱気することにより、前記カバーフィルムを前記複数個の包装電池に密着させて前記包装電池を台紙との間に固定および保持してなる請求項1記載の電池の包装体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を複数個収納してなる包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の電池の包装体が考案され、実用化されており、特に、包装を利用して、電池が未使用の状態にあることが確認できるように工夫がなされている。例えば、実開平6−37175号公報においては、熱収縮性フィルムで複数の電池などの被包装物品を被覆し、熱収縮フィルムを加熱収縮してなる包装体が開示されている。この包装体においては、電池と熱収縮性フィルムとの間の空間部に位置する前記フィルム部分に、電池を容易に取り出せるように、押圧時に破断するミシン目(開封手段)が設けられている。しかし、この包装体によれば、熱収縮フィルムが電池の集合体全体を包装しているため、個々の電池を取り出そうとすると、熱収縮フイルムをすべて剥がしてしまわなければならない。したがって、個々の電池を取り出し、残りの電池については包装したままにしておき、その未使用状態(いわゆるバージン性)を確保することができない。また、特開平8−122981号公報においては、円筒形の防湿ケースに各々収納された複数個の円筒形物品(写真感光材料収納マガジン)を、熱収縮フィルムを加熱収縮させて複数の防湿ケースを含めて一体的に集合包装してなる包装体が開示されている。この包装体は、外側の熱収縮フィルムを剥がしても、個々の円筒形物品は防湿ケースに収納されているため、確かに個々の円筒形物品のバージン性が確保される。しかし、電池に応用した場合に、電池を防湿ケースに収納する必要性は必ずしも無く、かえってコストがかかり、生産効率が下がるという問題がある。
【0003】このような個々の電池などの円筒形物品のバージン性を確保しようとする包装体が、例えば実開昭第52−64680号公報に開示されている。この包装体は、熱収縮性の合成樹脂製フィルム管からなる包装体であり、切れ目および/またはミシン目が施されており、さらに乾電池の幅に相当する間隔に切離部が形成されたものである。そして、前記公報には、前記切れ目、ミシン目および切離部を設けた後に、フィルム管に乾電池を並列状に挿入し、ついで加熱によりフィルム管を収縮することにより包装体を製造する旨が記載されている。しかし、一般的に熱収縮性フィルム管は薄く、剛性に劣るため、あらかじめ切れ目などを設けた熱収縮性フィルム管に乾電池を挿入しようとすると、その形態が崩れたりしてうまく乾電池を挿入することができない。また、たとえ乾電池を挿入することができたとしても、フィルム管にしわや折れ目がつき、美観に劣る包装体となってしまう。さらに、切れ目を入れた部分のフィルムがいわゆる遊んだ状態にあるため、美観を損なうだけでなく、個々に切り離した後のミシン目破断部分が遊び状態になり、包装される円筒形物品の固定および保持の信頼性に劣るという欠点がある。すなわち、前記公報記載の方法では、個々の電池のバージン性を確保することのできる包装体を、確実に得ることができないのが現状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、複数の電池を熱収縮性フィルムで包装してなる包装体であって、例え熱収縮フィルムを剥がしても、1個ずつの電池のバージン性が維持され得る包装体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を解決するために、1個の電池を、少なくともその正極端子面または負極端子面を熱収縮性フィルムで覆い、熱収縮させることにより包装してなる包装電池を複数個含む電池の包装体を提供する。前記複数個の包装電池の包装としては、前記の包装電池複数個を、並列に集合して熱収縮性フィルムで覆い、熱収縮させることにより前記包装電池を固定および保持するのが好ましい。また、台紙に前記の包装電池複数個を載せ、さらに前記複数個の包装電池の外形に合わせた凹部と鍔状部とを有する保持体で覆い、前記鍔状部と台紙とを接着することにより前記包装電池を固定および保持してもよい。さらに、通気性を有する台紙に前記の包装電池複数個を載せ、さらに透明熱可塑性樹脂からなるカバーフィルムを載せ、前記カバーフィルムを加熱しながら前記台紙の後側から減圧脱気することにより、前記カバーフィルムを前記複数個の包装電池に密着させて前記包装電池を台紙との間に固定および保持してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明は、1個の電池を、少なくともその正極端子面または負極端子面を熱収縮性フィルムで覆い、熱収縮させることにより包装した包装電池を複数個収容してなる包装体を提供するものである。なお、本発明において、「包装電池」とは1個の電池を含んでなる包装体のことをいう。まず、1個の電池の包装体の斜視図を図1に示す。図1に示すように、本発明においては、まず、1個の電池1を、少なくともその正極端子面2または負極端子面3を覆うように熱収縮性フィルム4で覆い、熱収縮させることにより包装電池5を得る。ここで用いる熱収縮フィルムの種類および熱収縮方法などについては、従来公知のものであればよい。熱収縮性フィルムとしては、例えばポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどがあげられる。そして、これら包装電池5を複数個包装する方法として、3つの形態がある。
【0007】第1の形態は、前記複数個の包装電池を、並列に集合し、さらに熱収縮性フィルムで覆い、熱収縮させることにより固定および保持するものである。ここで、以下、1個の電池を含む包装電池を得る場合の包装を「内装」、複数個の包装電池を含む包装体を得る場合の包装を「外装」という。図2に、複数個(ここでは4個)の包装電池を熱収縮性フィルムで外装し、本発明の包装体を得る方法を説明するための模式図を示す。図2の(a)に示すように、1個の電池を外装用フィルム4’で包装(内装)した包装電池5を用い、図2の(b)に示すように、4個の包装電池5を外装用フィルム4’で包装(外装)することにより包装体7を得る。このときには、1個の電池を含む包装電池を得るために用いる熱収縮性フィルム(以下、「内装用フィルム」という。)と、複数個の包装電池を含む包装体を得るために用いる熱収縮性フィルム(以下、「外装用フィルム」という。)の種類は、同じ種類でもよいが変えるのが好ましい。これは、外装用フィルムを加熱により収縮させる際に、既に収縮している内装用フィルムと融着してしまわないようにするためである。
【0008】内装用フィルムとしては、分岐状低密度ポリエチレン(以下、「LDPE」という。)、線状低密度ポリエチレン(以下、「LLDPE」という。)、中高密度ポリエチレン(以下、「HDPE」という。)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、「EVA」という。)、またはこれらの混合物からなるものを用いるのが好ましい。なお、密度を制御するために用いるコモノマーとしては、炭素数3〜12のα−オレフィンがあげられ、これらのうち1種または2種以上をもちいればよい。
【0009】一方、外装用フィルムとしては、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物からなるものを用いるのが好ましい。この混合物に用いられるポリエチレンとしては、LDPE、LLDPE、EVAおよびHDPEを、それぞれ単独で、または任意に組み合わせたものがあげられる。内装用フィルムと外装用フィルムとの融着を広い包装温度域で防止するためには、この混合物に用いられるポリエチレンの密度は0.930〜0.970g/cm3 の範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは、0.940〜0.970g/cm3 の範囲がよい。また、外装用フィルムの熱収縮性を良好にするためには、ポリエチレンとしてLDPEとLLDPEまたはHDPEを3:7〜8:2、好ましくは5:5〜8:2の重量比で混合したものが用いられる。また、この混合物に使用されるポリエチレンは、製膜性、収縮包装後のフィルム強度の点からは、メルトインデックス(MI)が0.01〜10.0、好ましくは0.05〜2.0の範囲のものがよい。
【0010】前記混合物を構成するもう一つの成分であるポリプロピレンとしては、ポリプロピレンのホモポリマ−、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、ターポリマーのいずれもが使用できる。ホモポリマーとしては、MIが0.5〜50g/10分、アイソタクチックインデックス(II)が95〜99%、融点が158〜165℃のポリマーが使用できるが、製膜安定性の点からMIが1.5〜15g/10分、IIが96〜98%、融点が159〜163℃のものが好ましい。ランダムコポリマーとしては、エチレン含量が0.5〜10重量%、MIが0.5〜50g/10分、融点が140〜155℃のポリマーが使用できるが、製膜性の面からエチレン含量が1.0〜3.0重量%、MIが1.5〜15g/10分、融点が142〜152℃のものが好ましい。ブロックコポリマーとしては、エチレン含量が1〜20%重量%、MIが0.5〜50g/10分、 融点が158〜165℃、IIが70〜95%のポリマーが使用できるが、製膜性の面からエチレン含量が2〜15重量%、IIが75〜94%、MIが1.5〜15g/10分、融点が160〜163℃のものが好ましい。ターポリマーとしては、エチレン含量が0.5〜10重量%、ブテン含量が0.5〜10重量%、MIが0.5〜20g/10分、融点が120〜130℃のポリマーが使用できるが、エチレン含量が2〜6重量%、ブテン含量が2〜6重量%、MIが1.5〜15g/10分、融点が122〜128℃のものが好ましい。
【0011】また、ポリエチレンとの相溶性の点からはコポリマーが好ましく、内装用フィルムと外装用フィルムとの融着性の点からはランダムコポリマー、ブロックコポリマーが好ましい。ポリエチレンとポリプロピレンの混合比は、ポリエチレン50〜90重量部とポリプロピレン10〜50重量部が好ましく、ポリエチレンが50重量部より少なく、ポリプロピレンが50重量部より多い場合は、熱収縮特性が不足するために包装時にシワ、タルミなどが発生し包装適性に劣る場合がある。他方、ポリエチレンが90重量部より多く、ポリプロピレンが10重量部より少ない場合は、熱収縮特性は良好であるが、内包装フィルムとの融着が発生するために、見かけ上の包装適性に劣る場合がある。シュリンクトンネル内温度、シュリンクトンネル内滞留時間などの熱収縮包装条件の広い範囲で適性な包装適性を保持するためには、ポリエチレン60〜85重量部、ポリプロピレン15〜40重量部の範囲がよく、さらに好ましくは、ポリエチレン65〜80重量部、ポリプロピレン20〜35重量部である。
【0012】つぎに、内装用フィルムおよび外装用フィルムには、必要に応じて酸化防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤、耐候剤、無機物質、顔料、その他の添加剤を添加してもよい。加熱には、通常の収縮包装装置を使用することができる。加熱源としては、電気ヒーター、赤外線ヒーター、超音波などを用いることができるが、熱収縮フィルムを加熱できるものであれば特に制限はない。生産性の面からは、シュリンクトンネルを使用することが好ましい。加熱温度は、装置の型式、形状、大きさなどにより最適条件が存在するが、一般的には100℃〜200℃、好ましくは110℃〜180℃であり、収縮装置への滞留時間は5分以内、好ましくは1分以内である。
【0013】以下に、本発明の第2の形態および第3の形態について簡単に説明する。本発明の第2の形態は、台紙に前記複数個の包装電池を載せ、さらに前記複数の包装電池の外形に合わせた凹部と鍔状部とを有する保持体で覆い、前記鍔状部と台紙とを接着することにより固定および保持してなる包装体である。本実施の形態において複数個の包装電池の包装(外装)に用いる方法は、いわゆるブリスターパックである。ここで、図3に、4個の包装電池をブリスターパックで外装してなる本発明の包装体7の一例の分解斜視図を示す。なお、図3には、保持体の形状が明確となるように、上下逆にした分解斜視図を示した。図3に示すように、本実施の形態においては、台紙10に複数個(ここでは4個)の前記包装電池5を載せ、並列に集合した包装電池5の外形に合わせた凹部11と鍔状部12とを有する保持体13で覆い、前記鍔状部12と台紙10とを接着することにより固定および保持するここで用いる台紙10および保持体13を構成する材料としては、従来公知のものであればよい。
【0014】本発明の第3の実施の形態は、通気性を有する台紙に前記複数個の包装電池を載せ、さらに透明熱可塑性樹脂からなるカバーフィルムを載せ、前記カバーフィルムを加熱しながら前記台紙の後側から減圧脱気することにより、前記カバーフィルムを前記複数個の包装電池を密着させて前記台紙との間に固定および保持してなる包装体である。本実施の形態において複数個の包装電池の包装(外装)に用いる方法は、いわゆるスキンパックである。ここで、図4は、スキンパックを用いた本発明の包装体7の斜視図である。スキンパックを用いる場合、図4に示すように、透明な熱可塑性合成樹脂のカバーフィルム20を包装電池5の上に載せ、前記カバーフィルムを加熱するとともに台紙10の裏側から減圧脱気(真空引き)して包装する。このとき、台紙10には微細な貫通孔が多数設けられているため、脱気できるものである。なお、前記カバーフィルムとしては、上述の熱収縮性フィルムを用いることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、複数の電池の包装体であって、たとえ包装を剥がしたとしても、すべての電池のバージン性が確保され得る包装体を得ることができる。




 

 


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