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発明の名称 旋回作業機の下部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−260940(P2001−260940A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−76964(P2000−76964)
出願日 平成12年3月17日(2000.3.17)
代理人 【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 中田 裕雄 / 松井 聖司 / 山下 裕次 / 市川 俊紀
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 上面に旋回ベアリングを支持しかつ前部にドーザ装置のブレード支持アームと昇降アクチュエータとを枢支したセンタ部と、このセンタ部から左右に突出した支持脚部と、左右各支持脚部の端部に位置してクローラ巻き掛け車輪を支持するサイド部とを有してトラックフレームを形成し、このトラックフレームのセンタ部の底面をサイド部の上部と略同高さに位置させてその下方に歩み板2枚重ね配置空間を形成していることを特徴とするを旋回作業機の下部構造。
【請求項2】 上面に旋回ベアリングを支持しかつ前部にドーザ装置のブレード支持アームと昇降アクチュエータとを枢支したセンタ部と、このセンタ部から左右に突出した支持脚部と、左右各支持脚部の端部に位置してクローラ巻き掛け車輪を支持するサイド部とを有してトラックフレームを形成しており、前記センタ部の上面を形成する上板を前方に突出し、この上板の突出部下面側に前記ブレード支持アームと昇降アクチュエータとの内の少なくとも昇降アクチュエータを枢支し、前記ブレード支持アーム及び昇降アクチュエータの各枢支部をセンタ部の底面以上の高さに配置し、このセンタ部の底面をサイド部の上部と略同高さに位置させてその下方に歩み板2枚重ね配置空間を形成していることを特徴とするを旋回作業機の下部構造。
【請求項3】 前記センタ部の中央にスイベルジョイントを配置し、このスイベルジョイントの下部を塞ぐ下カバー体を、センタ部に対するスイベルジョイントの取付けに兼用していることを特徴とする請求項1又は2に記載のを旋回作業機の下部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の旋回作業機の下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホー等の旋回作業機においては、トラックフレームの左右にクローラ走行装置を備え、前部にドーザ装置を備えて下部構造が構成され、トラックフレーム上に旋回ベアリングを介して旋回台を備え、この旋回台に操縦部及び掘削装置等を備えて上部構造が構成されている。前記トラックフレームは、上面に旋回ベアリングを支持するセンタ部と、このセンタ部から左右に突出した支持脚部と、左右各支持脚部の端部に位置してクローラ巻き掛け車輪を支持するサイド部とを有しており、前記センタ部の前部にドーザ装置のブレード支持アームと昇降アクチュエータとを枢支している。
【0003】前記ブレード支持アーム及び昇降アクチュエータはセンタ部の前面に支持されており、枢支点間距離を確保するために、ブレード支持アームの枢支点は昇降アクチュエータから下方に離れて位置し、スイベルジョイントを配置しているセンタ部の中央底面よりも下方に突出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、旋回作業機は一般路上を走行し難いので、作業現場にはトラックに積載して運搬されるが、トラックは左右クローラ装置が載る最小限幅の荷台を有するものが使用され、また、荷台に乗降させるための2枚の踏み板も同時に積載する必要がある。従来技術では、旋回作業機を最小限幅のトラック荷台に積載したとき、センタ部の下方に2枚の踏み板を配置することは考えられていない。
【0005】また、ブレード支持アームの枢支部がセンタ部の中央底面よりも下方に突出しているので、それが障害となって、2枚の踏み板をトラックフレーム下方に挿入して同時積載するということが困難になっている。本発明は、トラックフレームのセンタ部の底面をサイド部の上部と略同高さにすることにより、その下方に歩み板を2枚重ねで配置できるようにした旋回作業機の下部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、上面に旋回ベアリング6を支持しかつ前部にドーザ装置8のブレード支持アーム9と昇降アクチュエータ10とを枢支したセンタ部3と、このセンタ部3から左右に突出した支持脚部4と、左右各支持脚部4の端部に位置してクローラ巻き掛け車輪7を支持するサイド部5とを有してトラックフレーム2を形成し、このトラックフレーム2のセンタ部3の底面をサイド部5の上部と略同高さに位置させてその下方に歩み板2枚重ね配置空間17を形成していることである。
【0007】これによって、旋回作業機をトラック荷台に積載して運搬する際、センタ部3の下方に歩み板も積載しておいて、旋回作業機の乗降に使用することが可能になる。本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、上面に旋回ベアリング6を支持しかつ前部にドーザ装置8のブレード支持アーム9と昇降アクチュエータ10とを枢支したセンタ部3と、このセンタ部3から左右に突出した支持脚部4と、左右各支持脚部4の端部に位置してクローラ巻き掛け車輪7を支持するサイド部5とを有してトラックフレーム2を形成しており、前記センタ部3の上面を形成する上板11を前方に突出し、この上板11の突出部下面側に前記ブレード支持アーム9と昇降アクチュエータ10との内の少なくとも昇降アクチュエータ10を枢支し、前記ブレード支持アーム9及び昇降アクチュエータ10の各枢支部をセンタ部3の底面以上の高さに配置し、このセンタ部3の底面をサイド部5の上部と略同高さに位置させてその下方に歩み板2枚重ね配置空間17を形成していることである。
【0008】これによって、センタ部3の地上高が高くなり、旋回作業機をトラック荷台に積載して運搬する際、センタ部3の下方に歩み板も積載しておいて、旋回作業機の乗降に使用することが可能になる。本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記センタ部3の中央にスイベルジョイント13を配置し、このスイベルジョイント13の下部を塞ぐ下カバー体53を、センタ部3に対するスイベルジョイント13の取付けに兼用していることである。
【0009】これによって、センタ部3の上下寸法を小さくして地上高を高くし、センタ部3の下方の歩み板2枚重ね配置空間17をより大きくかつ確実に形成する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図7、8において、21は旋回作業機として例示する後方小旋回型のバックホーであり、このバックホー21は、トラックフレーム2にドーザ装置8と左右クローラ走行装置22とを備えた下部構造と、旋回台23に操縦部及び駆動機器と掘削装置25とを備えた上部構造とから主構成されている。トラックフレーム2は、上面に旋回ベアリング6を支持しかつ中央にスイベルジョイント13を設けたセンタ部3と、このセンタ部3から左右に突出した支持脚部4と、左右各支持脚部4の端部に位置してクローラ巻き掛け車輪7を支持するサイド部5とを有している。
【0011】クローラ走行装置22は、トラックフレーム2の左右サイド部5に支持されており、前後部の駆動輪7A、従動輪7B及びそれらの間の複数個の転輪7C等のクローラ巻き掛け車輪7にゴム製又は鉄製のクローラ27を巻き付け、前記駆動輪7Aを油圧モータ等の走行駆動源で駆動するように構成されている。またクローラ走行装置22は、従動輪7Bを移動してクローラ27のテンションを調整するテンション調整手段26を有している。ドーザ装置8は、トラックフレーム2のセンタ部3から前方に突出したブレード支持アーム9と、このブレード支持アーム9の前端に固着されたブレード14と、ブレード支持アーム9を昇降する昇降アクチュエータ10とを有する。
【0012】前記旋回台23は、トラックフレーム2に旋回軸Xを中心に旋回自在に支持されており、エンジン28、ラジエータ29、オイルタンク30、燃料タンク31、運転席32、操縦装置33及びロプス34等が搭載され、ロプス34の代わりに、運転席32及び操縦装置33を包囲するキャビン装置を設けてもよい。この旋回台3の前部には、ブラケット36を介して掘削装置25が縦軸回り揺動自在に装着されている。この掘削装置25は、前記ブラケット36に縦軸を介して支持された揺動ブラケット37にブーム38とブームシリンダ39の各基端部を枢支し、ブーム38の先端にアーム40を枢支してアームシリンダ41で揺動可能にし、アーム40の先端にバケット(作業具)42を枢支してバケットシリンダ43で掬い及びダンプ動作可能にしている。
【0013】図1〜8において、前記トラックフレーム6のセンタ部3は、上板11と下板45とを前後左右の縦板46で連結して四角箱形状に形成されている。支持脚部4は、前記センタ部3の上下板11、45の左右側縁の前後部からそれぞれ左右外方へかつ下向き傾斜して上下一対の脚板47を突出し、この上下脚板47を縦脚連結板48で連結して、断面I字状又は断面四角筒形状に形成されている。左右各前側の支持脚部4の縦脚連結板48は、センタ部3の前側の縦板46と1枚板で一体成形し、左右各後側の支持脚部4の前縦脚連結板48は、センタ部3の左右の縦板46と平面視くの字状の屈曲板で一体成形し、左右両後側の支持脚部4の後縦脚連結板48は、センタ部3の後側の縦板46と台形状の2個所屈曲板で一体成形することが好ましい。
【0014】左右の支持脚部4は、前外側方に延びる前側脚部と後外側方に延びる後側脚部とを有し、前後脚部はセンタ部3側で分離独立していてもよいが、前後で一体のU字形脚部になるように形成していてもよい。また、左右の支持脚部4は前後の区別のない一体形状にしてもよい。左右各サイド部5は、前後に位置する上下脚板47及びこれを連結する縦脚連結板48の外側端(自由端)に正面視略門形の支持フレーム49を固着し、この支持フレーム49の後端に駆動輪用の支持ブラケット50を固着して形成されている。
【0015】正面視略門形の支持フレーム49の上面は外側方下向き傾斜しており、その上に載る土を外側方へ自然に排土できるようになっており、上脚板47の外側端がオーバラップしている。前記センタ部3において、上板11及び下板45には中央に大きな円形孔が形成され、スイベルジョイント13を上下どちらからでも挿入配置可能になっており、上板11の上面には円形孔の外方に旋回ベアリング6の内輪が固着されている。この旋回ベアリング6の内輪の内周面には、旋回台23に取付けられた駆動モータのピニオン51が噛合する大ギヤが形成されている。
【0016】前後部の縦板46の内面側には正面視略倒立門形の取付け体52が配置されている。この取付け体52は、少なくとも上部が上板11に固着され、前後部の縦板46にも固着されていることが好ましい。この前後取付け体52には、スイベルジョイント13の外筒13Aの下端を封止する下カバー体53がボルト固定されている。下カバー体53は、ドレン孔53Aを有して内部リーク油を排出可能になっていると共に、スイベルジョイント13の取付けブラケットを兼ねるものであり、前後両端に前後取付け体52に取付けるためのボルト孔を有している。
【0017】前記上板11は下板45よりも厚肉の板材で形成されており、スイベルジョイント13は下板45に装着するよりも、取付け体52を介して上板11に固着するほうが堅牢に支持できる。前記下カバー体53は、スイベルジョイント13の取付けブラケットを兼ねることにより、下カバーと取付けブラケットとを別個に設ける場合よりもセンタ部3の上下高さを縮めることができ、上板11の高さが一定であれば底面の高さを高くすることができ、センタ部3の地上高を高くできる。
【0018】なお、スイベルジョイント13はスイベル軸13Bの上部が旋回台23に連結され、油圧ポンプと接続されており、外筒13Aとの間の油路を介して、上部構造側から下部構造側へ圧油供給可能にしている。また、旋回ベアリング6の外輪は旋回台23に固定されている。12は下板45に下方から装着された底板であり、下板45のスイベルジョイント挿入孔を下方から閉鎖し、水、ゴミの侵入を防止している。この底板12はセンタ部3の最下位置にあり、底面を形成している。
【0019】前記センタ部3の頑丈な上板11は、前部の縦板46より大きく前方へ突出した突出部11Aを有し、この突出部11Aの下面に、ドーザ装置8のブレード支持アーム9の枢支部を支持するブラケット55と、昇降アクチュエータ10の枢支部を支持するブラケット56とが取付けられている。前記ブラケット55、56は、従来技術においては縦板46の前面に固着されて、強度上、縦板46からの突出量を大きくできなかったために、昇降アクチュエータ10の枢支部が縦板46の近くに位置し、ブレード支持アーム9の枢支部が底板12より下方に突出し、昇降アクチュエータ10の枢支部との距離を確保するようになっていた。
【0020】しかし、前述のように、上板11の突出部11Aを大きく突出させることにより、昇降アクチュエータ10の枢支部を前方に位置変更し、それにより、ブレード支持アーム9の枢支部を上方に位置変更できるようになる。そして、ブレード支持アーム9の枢支部は、上方へ位置変更することにより、底板12より下方へ突出しなくなり、即ち、センタ部3の底面以上の高さに配置できるようになり、トラックフレーム2が石等の障害物を跨ぐときにその障害物と接触することがなくなる。
【0021】換言すると、障害物との干渉を回避するために、ブレード支持アーム9の枢支部を上方に位置変更し、ブレード支持アーム9を揺動するための枢支点間距離を確保するために、昇降アクチュエータ10の枢支部を前方に位置変更し、そのようなブレード支持アーム9及び昇降アクチュエータ10を強固に支持するために、上板11を前方に大きく突出させている。前記センタ部3の最下面を形成する底板12は、図2、3に示すように、サイド部5の正面視略門形の支持フレーム49の上面と略同じ高さに位置していて、その下方に歩み板2枚重ね配置空間17を確保している。
【0022】これは、前述したように、下カバー体53にスイベルジョイント13の取付けブラケットを兼ねさせて、センタ部3の地上高を高くしたことにより可能となったものであり、バックホー21をトラック荷台に積載したとき、センタ部3の下方に2枚の歩み板59を重ねて配置しておくことができる。前記底板12は、外下向き傾斜している支持フレーム49の上面の最上点と最下点の間、又はその近傍の高さに位置することが好ましく、最上点より上方であるとスイベルジョイント13の配置空間を確保し難く、最下点より下方にあると歩み板59を歩み板2枚重ね配置空間17に挿入し難くなる。
【0023】歩み板59は金属製のものもあるが、通常木製のものが使用され、2枚で支持フレーム49の上面高さ程度になるぐらいの厚さがあれば、トラック荷台に乗降するときのバックホー21から受ける負荷に耐え得るものとすることができ、その歩み板59を2枚重ねしてセンタ部3の下方に配置できるように、センタ部3の上下寸法を薄くし、支持脚部4を急角度で傾斜させている。上板11の突出部11Aに形成した孔は重量軽減用の抜き孔であり、ブレード支持アーム9及び昇降アクチュエータ10の枢支部はブラケット55、56に左右方向からピン55A、56Bを挿入して連結するようになっている。
【0024】なお、図5に示すように、前記ピン55Aを左右側方からブラケット55に挿入できるように、左右各前側の支持脚部4の縦脚連結板48は支持脚部4の前後に沿って設けずに、中央側に1枚だけ設けて断面I形構造にし、その前側にピン挿入空間を成形している。前記ドーザ装置8は、2本のブレード支持アーム9の先端にブレード14を固着し、ブレード14の背面に固定の連結ブラケット58に昇降アクチュエータ10の先端を連結し、昇降アクチュエータ10の作動でブレード14が上下動するようにブレード支持アーム9が揺動される。
【0025】前記左右ブレード支持アーム9の外側面の先端とブレード14の背面とで形成される隅部には、補強板15が溶接により固着されている。この補強板15は、平面視略三角形の平板であり、図6に示すように、ブレード支持アーム9に固着された1辺はブレード14側から後方下向きに傾斜しており、ブレード14に固着された1辺はブレード支持アーム9から外側方下向きに傾斜しており、後辺は略水平に位置している。このように補強板15を後方にかつ側方に下向き傾斜(三次元傾斜)させることにより、1枚の三角平板であってもその上に載る土石を後側方へ排除することができ、強固に補強しながら安価に製作することができるようになる。
【0026】また、左右ブレード支持アーム9の内側面間のブレード14の背面には、連結ブラケット58とそれらの間の中間補強板16とが設けられている。この中間補強板16は平板で形成してブレード14に後下向き傾斜状に固着してもよいが、平板を側面視V字状に折曲して、上面が後下向き傾斜状になるように取付けている。前記昇降アクチュエータ10は油圧シリンダで形成されており、シリンダロッドを保護するためにカバー60を有している。
【0027】なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、ブレード支持アーム9の枢支部は、縦板46の近傍に配置できるので、ブラケット55を縦板46に固着し、昇降アクチュエータ10の枢支用ブラケット56のみを上板突出部11Aに取付けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、旋回作業機をトラック荷台に積載して運搬する際、センタ部の下方に2枚の歩み板を積載しておいて、旋回作業機の乗降に使用することができ、歩み板の運搬が容易にできる。




 

 


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