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発明の名称 キャビンの前窓ガラス組立体および旋回作業機のキャビン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−158230(P2001−158230A)
公開日 平成13年6月12日(2001.6.12)
出願番号 特願平11−343584
出願日 平成11年12月2日(1999.12.2)
代理人 【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
【テーマコード(参考)】
2D015
3D127
【Fターム(参考)】
2D015 EA03 
3D127 AA03 AA06 BB06 CB02 CC02 DF02 DF15 EE02 EE13 EE25
発明者 中田 裕雄 / 遠部 光彦 / 上田 正明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 キャビン(12)の天井部(12B)に格納可能な前窓ガラス組立体(1)であって、板状の前窓ガラス板材(2)と、この前窓ガラス板材(2)の上下辺部に装着されている上・下縁取体(3)(4)と、前記前窓ガラス板材(2)をキャビン骨格体(10)にて支えながらキャビン(12)の前面部(12A)と天井部(12B)との間で移動するため当該前窓ガラス板材(2)の上下左右の隅部に装着されている架台(5)(6)(7)(8)と、備え、この架台(5)(6)(7)(8)を受け止める支持部(3B)(3B)(4B)(4B)を、前記前窓ガラス板材(2)の左右辺部より外方に突設すべく前記上・下縁取体(3)(4)の両端部から延伸していることを特徴とするキャビンの前窓ガラス組立体。
【請求項2】 前窓ガラス板材(2)を、キャビン(12)の前面部(12A)と天井部(12B)にはね上げおよびはね降ろしするための上・下取手(24)(25)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のキャビンの前窓ガラス組立体。
【請求項3】 左右の上架台(7)(8)には、前窓ガラス板材(2)をキャビン(12)の前面部(12A)と天井部(12B)とにそれぞれ保持する進退自在なロックピン手段(13)(14)が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビンの前窓ガラス組立体。
【請求項4】 前窓ガラス板材(2)の上下左右の隅部に装着されている架台(5)(6)(7)(8)は、キャビン骨格体(10)のレール部分(10A)に沿って転動又は滑走するローラ又はシュ(9)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキャビンの前窓ガラス組立体。
【請求項5】 前窓ガラス板材(2)の上下左右の隅部に装着されている架台(5)(6)(7)(8)のいずれかひとつには、前窓ガラス板材(2)を払拭するワイパー手段(23)が備えられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のキャビンの前窓ガラス組立体。
【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の前窓ガラス組立体(1)を備えていることを特徴とする旋回作業機のキャビン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビンの前窓ガラス組立体およびこの組立体を備えている旋回作業機のキャビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホウ等の旋回作業機のキャブとして、晴天時等の換気、運転者の解放感向上、視界の拡大等々のために、キャビンの前窓ガラス組立体(前窓、前窓ガラス等ともいう)を、キャビンの前面部から天井部に格納すべく移動自在(開閉自在)にしたものが、特開平8−268238号公報、特開平8−260519号公報等で公知であり、移動手段(開閉手段)として、前窓ガラス組立体をはね上げおよびはね降ろすのに手動で行うものとか特開平8−260519号公報で開示されているように、駆動モータとケーブルとを利用したもの等々がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前窓ガラス組立体を構成する板状の前窓ガラス板材(本明細書でいうガラスとは、強化ガラス、樹脂ガラス等の透視可能な板材をいう)の四辺を取囲む(縁取り)ため窓枠を形成して、この窓枠にガラス板材を嵌め込んでいる前窓ガラス組立体では、窓枠によって視界性が悪くなってしまう。また、前窓ガラス板材の多くは、その板材が湾曲成形されているのが通常であり、この湾曲に沿うように窓枠を作成するのは非常に困難でコスト高となる。
【0004】そこで前窓ガラス板材の上・下辺部に上・下縁取体(ガラス保護カバーであり、窓枠の一部である)を装着して、前窓ガラス板材の左・右辺部に縁取体を具備させていない前窓ガラス組立体が提案されている。この上・下縁取体を備えた前窓ガラス組立体によれば、左右視界性の向上、作成の容易化等々の利点があるものの、次のような課題があった。前窓ガラス組立体の四隅部にローラ等を具備して前記した手動又はケーブル等で当該組立体の開閉動作(移動)を繰り返すとき、ガラス板材がローラ架台を介して外力(衝撃)を受けたり、キャビン骨格体(柱、梁等)に接触すると、ガラス板材の四隅部分において亀裂が発生し易く、この亀裂が一旦発生すると、ガラス板材の全体が破損するという課題があった。
【0005】本発明は、前窓ガラス板材の上・下辺部だけに縁取部材を装着している前窓ガラス組立体の前述した課題を解決することが目的のひとつ(主目的)である。また、本発明は前述した主目的を達成しつつ手動による組立体の開閉動作が容易・軽快にできるとともに、当該組立体を確実に保持可能とすることが目的である。更に、本発明のその他の目的は、以下の詳細な説明等から明らかとされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビン12の天井部12Bに格納可能な前窓ガラス組立体1であって、前述の主目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係るキャビンの前窓ガラス組立体1は、板状の前窓ガラス板材2と、この前窓ガラス板材2の上下辺部に装着されている上・下縁取体3,4と、前記前窓ガラス板材2をキャビン骨格体10にて支えながらキャビン12の前面部12Aと天井部12Bとの間で移動するため当該前窓ガラス板材2の上下左右の隅部に装着されている架台5,6,7,8と、備え、この架台5,6,7,8を受け止める支持部3B,3B,4B,4Bを、前記前窓ガラス板材2の左右辺部より外方に突設すべく前記上・下縁取体3,4の両端部から延伸していることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】このような構成としたことから、上・下縁取体3,4を装着して前窓ガラス板材2の上・下辺部をカバー(補強)してこの部分からの亀裂を防止しながら、左右視界性の向上、作成の容易化を図った上で、開閉動作に伴う四隅部に装着した架台5,6,7,8を介しての外力(衝撃)による前窓ガラス板材2の亀裂は、架台5,6,7,8が上・下縁取体3,4の支持部3B,4Bで受け止められ、前窓ガラス板材2との接触を回避することから確実に阻止して前述の主目的を達成できたのである。
【0008】このように、前窓ガラス板材2の亀裂が防止できる故に、前窓ガラス組立体1の開閉動作にも運転者等は差程の神経を費やすこともないという波及作用(効果)を奏し得る。前述において、架台5,6,7,8を受け止める支持部3B,4Bとは、架台5,6,7,8に当接(接触)していても良く、当接してなく架台5,6,7,8との間に多少のスキマを有しておいても良く、要は、架台5,6,7,8の変形等があっても前窓ガラス板材2の左右辺部に接触しないものであれば良いことを意味している。
【0009】請求項2に係るキャビン12の前窓ガラス組立体1は、前述した請求項1に加えて、前記前窓ガラス板材2を、キャビン12の前面部12Aと天井部12Bにはね上げおよびはね降ろしするための上・下取手24,25を備えているこを特徴とするものである(請求項2)。このような構成を採用することによって、前窓ガラス組立体1の開閉動作は軽快にできるのである。ここで、上・下取手24,25は、前述した上・下縁取体3,4とともに前窓ガラス板材2を挟持するように防振ゴム、パッキン等を有する締結具26,27によって共締して具備することもできるし、前窓ガラス板材2自体に直接、前述の締結具26,27にて止着することも可能である。
【0010】また、上・下取手24,25はその一方を左側寄に備えたときは、その他方の右側寄に備えることが望ましい。すなわち、運転者等が前窓ガラス組立体1を開閉動作するとき、上・下取手24,25に対して左右の手による力の掛け具合のバランスが良好となって、開閉動作をより軽快かつ容易にできるからである。請求項3に係るキャビン12の前窓ガラス組立体1は、前述した請求項1又は2に加えて、前記左右の上架台7,8には、前窓ガラス板材2をキャビン12の前面部12Aと天井部12Bとにそれぞれ保持する進退自在なロックピン手段13,14備えられていることを特徴とするものである(請求項3)。
【0011】このような構成を採用したことにより、キャビン骨格体10に形成したロック孔10Bに、ロックピン手段13,14を係脱自在に係合することによって前窓ガラス組立体1を、キャビン12の前面部12Aにおいての閉じ姿勢を確実に保持(維持)できるし、又、当該組立体1をキャビン12の天井部12Bにおいて確実に格納保持できるのである。請求項4に係るキャビン12の前窓ガラス組立体1は、前述した請求項1〜3のいずれかに記載に加えて前窓ガラス板材2の上下左右の隅部に装着されている架台5,6,7,8は、キャビン骨格体10のレール部分10Aに沿って転動又は滑走するローラ又はシュ9を備えていることを特徴とするものである(請求項4)。
【0012】このような構成を採用したことにより、前窓ガラス組立体1を、キャビン骨格体10のレール部分10Aによって支えながらの開閉動作が円滑かつ軽快にできるのである。請求項5に係るキャビン12の前窓ガラス組立体1は、前述した請求項1〜4のいずれかに記載に加えて前窓ガラス板材2の上下左右の隅部に装着されている架台5,6,7,8のいずれかひとつには、前窓ガラス板材2を払拭するワイパー手段23が備えられていることを特徴とするものである(請求項5)。
【0013】このような構成を採用したことにより、前窓ガラス組立体1とともにワイパー手段23もキャビン12の天井部12Bに格納することが可能となり、特開平8−268238号で開示のワイパーの支持装置では、前窓ガラスを開放したとき、ワイパーがキャビンの前面開放部に残ってしまい視界性等で問題となるのを解決できたのである。請求項6に係る旋回作業機28のキャビン12は、前述した請求項1〜5のいずれかに記載の前窓ガラス組立体1を備えていることを特徴とするものである(請求項6)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る前窓ガラス組立体1の正面図(室内側から見た図)であり、図2は同じく背面図(室外側から見た図)であり、図3は同じく立側面図である。図1〜図3において、前窓ガラス組立体1は、方形板状の前窓ガラス板材2と、この前窓ガラス板材2の上下辺部の全長にわたって装着されていて該辺部を挟持してカバー(補強又は保護)する上・下縁取体3,4と、前記前窓ガラス板材2の上下左右の隅部において室内側に装着されている架台5,6,7,8とを備えて主構成されている。
【0015】前窓ガラス板材2は、図3で示すように湾曲(室外側に突隆する形態の湾曲)されており、その左右辺部には縁取体が装着されていない。前記上・下縁取体3,4は金属板材を折曲して形成した溝レール形状であって、前窓ガラス板材2の上・下辺部を嵌入して挟持する溝部3A,4Aを有し、この上・下縁取体3,4の両端部には、前記架台5,6,7,8の立面部5A,6A,7A,8Aを受け止める支持部3B,4Bが延伸されている。すなわち、図4,図5,図7〜図9で示すように、前窓ガラス板材2の左右辺部2A,2Bより外方に突設Xすべく前記上・下縁取体3,4の両端部から延伸されていて、架台の立面部5A,6A,7A,8Aが左右辺部2A,2Bに接触するのを防止している。
【0016】ここで、図4(1)で代表して示しているように、支持部4Bは立面5Aに直接接触することで、架台5に作用する外力Fを受け止めているが、支持部4Bの端面(受け面)と立面部5Aとの間に多少のスキマがあっても構わない。また、図4(2)で示すように、溝部4Aに嵌合する挿入部4Cと溝部4Aの端面を閉塞する面板部4Dとを有する支持部4Bを、溝部4Aに嵌合して締結具4Eをそれぞれの締結孔4Fにねじ込んで支持部4Bを縁取体4の両端部に着脱自在に装着しても良い。
【0017】この図4(2)で示す実施例では締結孔4Fを長孔等とすることによって、支持部4Bの延伸長さ(延伸位置)を縁取体4の長手方向に関して調整できて有利であるし、又、面板部4Dをゴム、樹脂等の弾性材料で作成(金属板を芯としてこの外面に弾性材料を被覆したものを含む)することにより、外力Fが作用したとき、緩衝しつつ受け止めることができてより有効である。この図4(2)で示す構成は、上縁取体3の両端部に採用することができるのは勿論である。
【0018】架台(左下架台であり、以下、第1架台という)5の立面部5Aにはローラ9がその外側面に回転自在として備えられており、このローラ9はキャビン骨格体である前左支柱10上に形成したレール部分10Aに沿って転動自在である。また、第1架台5の基板5Bはガラス板材2の左下隅部においてその室内側にて重ね合わされて該ガラス板材2を貫通した防振ゴム・パッキン等を内装した締結具11によって固着されているとともに、下縁取体4から突出された取付片4Gを基板5Bに重ね合わせて防振ゴム・パッキン等を内装した締結具11によって三者2,5B、4Gが共締めされている(図4〜6参照)。
【0019】なお、図5で示すように前左支柱10又はこれを含む前パネルにはウェザーストリップUがその支柱長手方向に沿って装着されていて、このストリップUのリップがガラス板材2の室外面に弾性的に押し付けられることで防水性を確保している。図7で示す架台(左上架台であり、以下、第3架台という)7、図8で示す架台(右上架台であり、以下、第4架台という)8および図9で示す架台(右下架台であり、以下、第2架台という)6のそれぞれにもキャビン骨格体のレール部分上を転動するローラ9が回転自在として備えられており、ここに、前窓ガラス板材2、すなわち、組立体1は、その四隅部に装着した第1〜4架台5〜8のローラ9がキャビン骨格体10のレール部分10Aにて支えられながら、図12で示すようにキャビン12の前面部12Aと天井部12Bとの間において移動自在(開閉自在)とされており、当該組立体1を天井部12Bに格納したときは、キャビン12の前面部12Aが解放されるのである。
【0020】第3・4架台7,8は図7・8で示すようにその基板7B,8Bがガラス板材2の室内側面に重ね合わされて防振機能を有する締結具11で固着されているとともに、上縁取体3から突出された取付片4Gについても基板7B,8B、ガラス板材2の三者が第1架台5と同様に防振機能を有する締結具11によって固着されている。第3・4架台7,8には、図1・2および図7・8で示すようにロックピン手段13,14が備えられている。
【0021】すなわち、第3・4架台7,8の立面部(起立片)7A,8Aに装着ブラケット15,16の起立片15A,16Aをボルト等の締結具17,18にて止着しており、この装着ブラケット15,16には、ロックピン13A,14Aを進退自在に納めている筒体13A,14Aを進退自在に納めている13B,14Bが縁取体3と平行として基板7B,8B側に突出されている。筒体13B,14Bにはロックピン13A,14Aを図7・8の矢示Tで示すようにロック方向(係合方向)に付勢するコイルバネで例示する弾性体13C,14Cが内装されているとともに、ロックピン13A,14Aに付設された操作ノブ13D,14Dを進出位置(ロック位置をいい、図7・8の実線で示す)と退出位置(アンロック位置をいい、図7・8の鎖線で示す)とに係合保持する係合片13F,14Fが筒体13B,14Bの開口部に形成されている。
【0022】ロックピン手段13,14のロックピン13A,14Aはキャビン骨格体10に形成したロック孔10Bに係脱自在であり(このため、起立片7A,8A,15A,16Aにはピン挿通孔が形成されている)、このロック孔10Bは前窓ガラス組立体1がキャビン12の前面部12Aを閉塞した位置で当該組立体1を保持すべく図10の前左右支柱(図では前左支柱を示す)の上部近傍と、図12で示す左右の前後方向で延伸する横梁で示すキャビン骨格体10の後端部に形成されており、この後端部の左右ロック孔10Bに左右のロックピン13A,14Aを係合することによって、前窓ガラス組立体1は天井部12Bに格納した状態で保持可能とされている。
【0023】第2架台6には、図1・2および図9で示すようにワイパー架台19がその基板6B上において室内側に締結具20等によって止着されており、このワイパー架台19にはワイパー駆動モータ21,これによって回転駆動するドライブシャフト22等が備えられており、シャフト22は基板6B、ガラス板材2を貫通して室外側に突出されていて、ワイパーアーム、ワイパーブレード等のワイパー手段23を駆動可能とされており、ここに、架台のひとつには、前窓ガラス板材2の室外面を払拭するワイパー手段23が備えられている。
【0024】更に、上・下縁取体3,4の室内側には、図1・2で示すように、前窓ガラス板材2をキャビン12の前面部12Aと天井部12Bにはね上げおよびはね降し(図12にその動作の途中を鎖線で示している)するための上・下取手24,25が防振機能(パッキン等)を有する締結具26,27によって装着されている。この上・下取手24,25は、前窓ガラス板材2の上下に直接止着しても良いが、ガラス板材2の補強部材である上・下縁取体3,4に共締する方がガラス板材2の耐久性等の面から有利となる。
【0025】また、上・下取手24,25は、図1・2で示すように、一方は左側寄りに、他方は右側寄りに装着することにより、この上・下取手24,25を運転者等が左右腕の手で把持して組立体1を跳ね上げたり、はね降ろしたりするときの力のバランスが良くなって有利となる。なお、上・下取手24,25を把持して前窓ガラス組立体1を開閉動作(はね上げ、はね降ろし)するときには、ロックピン手段13,14のロックッピン13A、14Aは退出位置に保持(図7・8の鎖線参照)しておき、開閉動作(移動動作)が完了した後に、操作ノブ13D,14Dの係合を解くことにより、ロックピン13A,14Aが弾性体13C,14Cの付勢力で進出してロック孔10Bに係合するのである。
【0026】なお、上述の実施の形態では第1〜4架台5〜8に備えたローラ9は、これをレール部分10Aを滑走するシューとすることもできる。図11〜図14を参照して前述した前窓ガラス組立体1を備えているキャビン12を装備しているバックホーで例示する旋回作業機28について説明する。旋回作業機28は、走行機体(トラックフレーム)29の左右にクローラで例示する走行体30を備え、走行機体29上には旋回軸受31を介して旋回台32が縦軸心O−O廻りに全旋回(360°回転自在)として備えられている。
【0027】旋回台32の後部側にはエンジン、ラジエータ等が搭載されており、これらは、開閉自在な部分を有するボンネット33によって包囲されており、ボンネット33内がエンジンルームを構成している。旋回台32の前部に縦軸心廻りでスイング動作可能なブームブラケット(スイングブラケット)34を介して掘削作業具35が起伏自在として備えられている。この掘削作業具35は、ブームブラケット34に基端が上下動自在として枢着されたブーム36と、このブーム36の先端に起伏自在として枢着されたアーム37等で構成されていて、ブームシリンダ38,アームシリンダ39,バケットシリンダ40等を備えていてこれら各シリンダ38〜40の伸縮動作によってバケット41によって掘削、積込み等の作業が可能とされている。
【0028】旋回台32の前側上面には操縦装置がこの後でボンネット33上には運転席が備えられており、この運転操縦装置を、キャビン12で包囲している。キャビン12は図14で示すように、旋回台32のやや左側寄りに搭載されており、前述した前面部12Aと天井部12Bを備えている他、左側の乗降口(乗降ステップ)側には、ヒンジ12Cを支点として開閉自在となるドアーパネル12Dを備え、該ドアーパネル12Dの上下には透視ガラス12Eが嵌め込まれている。
【0029】このキャビン12は、左右の前支柱(キャビン骨格体10)10L,10Rの下端が旋回台32上に図12で示す防振支持具42によってゴムマウント(弾性支持)されているとともに、左右の高さ方向中間部が、エンジンルームに正背面視で門形として旋回台32上に立設した図示省略のフレーム(エンジンガード)に防振支持具43によってゴムマウントされている。キャビン12の前面部12Aは、図11で示すように方形状の開口部とされており、この開口部に本発明に係る前述した前窓ガラス組立体1が装備され、該組立体1の下方には、固定された前窓ガラス1Aとされていて、前下方の視界性を確保している。
【0030】なお、開口部の開口縁は、図5でも例示したウェザーストリップUがその全周にわたって装着されているとともに、本発明に係る前窓ガラス組立体1と固定の前窓ガラス1Aとの境界部分には、ウェザーストリップ、パッキン等による弾性帯体1Bがガラス1Aの上縁を縁取りして装着されており、組立体1で前面部12Aを閉塞するときの衝撃を下部縁取体4が当接することによって当該弾性帯体1Bで緩和(弾性吸収)しているとともに、境界部分のシール性(防水、騒音)を確保している。
【0031】左右の前支柱10L,10Rの各上端には前後方向に延伸する左右横梁10LA,10RAが連設されており、これらキャビン骨格体10のレール部分10Aが図10で示すように、前支柱の各上端と左右横張の各前端でレール部分10Aが連続(連結)されている。なお、図10で示すようにキャビン骨格体10のレール部分10Aは、支柱・梁等の長手方向に凹部を樋形に一体形成して構成しているが、骨格体10の長手方向に棒材、チャンネル材を添接して構成してもよい。
【0032】また、図12で示す左右横梁10LA,10RAの後端に、組立体1における上縁取体3が接当して衝撃を緩和する弾性ゴム等を装着することも可能である。更に、図14で示すキャビン12の右側壁12Lに、スライド式の開閉ドアを装着して視界性を向上させても良い。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、繰り返しの開閉動作を行っても前窓ガラス板材が亀裂したり、全面破壊等することがない前窓ガラス組立体を提供できるし、この組立体を具備した開閉動作が軽快なキャビンを提供できる。




 

 


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