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発明の名称 芝刈機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−63535(P2001−63535A)
公開日 平成13年3月13日(2001.3.13)
出願番号 特願平11−241299
出願日 平成11年8月27日(1999.8.27)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
2B076
2B083
【Fターム(参考)】
2B076 AA07 BA05 BA07 DA03 DC01 DC02 DD02 DD04 EC19 EC23 ED13 
2B083 AA02 BA02 BA12 BA18 CA28 DA02 HA02
発明者 土橋 弘典 / 川原 好博 / 戸越 義和 / 江崎 善幸 / 鮫島 和夫 / 藤原 修身
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 左右の走行装置を個々に前後進変速する二つの静油圧式無段変速装置に対して、それら静油圧式無段変速装置毎に独立変速操作可能な走行操向操作レバーを左右一対設けるとともに、前記左右の走行操向操作レバーの中立位置より左右離間操作して前記左右の走行操向操作レバーを両開き状態に設定し、変速操作を牽制する変速阻止状態に切換可能に構成し、前記走行装置に対するブレーキ装置を操作するブレーキペダルを設け、このブレーキペダルを駐車用ブレーキレバーに連係してある芝刈機。
【請求項2】 前記駐車用ブレーキレバーで前記ブレーキペダルを踏み込み操作位置に固定すべく、前記駐車用ブレーキレバーと前記ブレーキペダルとを連係してある請求項1記載の芝刈機。
【請求項3】 前記駐車用ブレーキレバーと前記ブレーキペダルとを連動作動するように連係してある請求項1記載の芝刈機。
【請求項4】 前記左右の走行操向操作レバーが前記両開き状態に切り換わったことを検出するレバー検出手段と、前記ブレーキペダルがブレーキ入り位置に操作されたことを検出するペダル検出手段を設け、前記両検出手段のうちの少なくとも一方の検出結果に基づいて、原動部に対する再始動操作を可能にすべく構成してある請求項1記載の芝刈機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の走行装置を個々に前後進変速する二つの静油圧式無段変速装置に対して、それら静油圧式無段変速装置毎に独立変速操作可能な走行操向操作レバーを左右一対設けるとともに、前記左右の走行操向操作レバーの中立位置より左右離間操作して前記左右の走行操向操作レバーを両開き状態に設定し、変速操作を牽制する変速阻止状態に切換可能に構成するとともに、前記走行装置に対するブレーキ装置を設けてある芝刈機。
【0002】
【従来の技術】走行装置に対するブレーキ装置を操作する操作具としては、手動方式のレバー操作具だけを設けていた(例えば、特願平11−78023号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の走行作業時においては、左右の走行操向操作レバーを夫々握った状態で操向操作を行っているので、両手は塞がっている。しかも、ブレーキ操作を行う場合には、一亘左右の走行操向操作レバーを中立位置に切換え、その状態より左右の走行操向操作レバーを左右に離間させて変速阻止状態に設定する。その後、一方の手を走行操向操作レバーより外して、ブレーキ操作具に握り換えてブレーキ操作を行うことになっていた。しかし、登坂作業中に緊急時に機体を停止させたい場合に、上記したような握り換えを必要とする操作形態を採っているので、咄嗟の対応が出来にくかった。本発明の目的は、上記問題点を解決し、迅速な対応が可能になるブレーキ操作構造を備えた芝刈機を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の特徴構成は、左右の走行装置を個々に前後進変速する二つの静油圧式無段変速装置に対して、それら静油圧式無段変速装置毎に独立変速操作可能な走行操向操作レバーを左右一対設けるとともに、前記左右の走行操向操作レバーの中立位置より左右離間操作して前記左右の走行操向操作レバーを両開き状態に設定し、変速操作を牽制する変速阻止状態に切換可能に構成し、前記走行装置に対するブレーキ装置を操作するブレーキペダルを設け、このブレーキペダルを駐車用ブレーキレバーに連係してある点にあり、その作用効果はつぎの通りである。
【0005】〔作用〕つまり、ブレーキペダルを設けることによって、左右走行操向操作レバーを中立位置に切り換える操作と同時にブレーキの踏み込み操作を行うことができ、左右走行操向操作レバーを中立位置より左右に離間させる動作の完了を待つことなく、咄嗟の操作を要求される場合にも迅速に対応できる。しかも、ブレーキペダルと駐車用ブレーキレバーとを連係してあるので、ブレーキペダルを操作することによって、駐車ブレーキとしての機能も発揮させることができる。
【0006】〔効果〕したがって、ブレーキ操作の迅速性とブレーキペダルの多様性を確保できるにいたった。
【0007】請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記駐車用ブレーキレバーで前記ブレーキペダルを踏み込み操作位置に固定すべく、前記駐車用ブレーキレバーと前記ブレーキペダルとを連係してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0008】〔作用効果〕つまり、ブレーキペダルを踏み込み、駐車用ブレーキレバーを操作すると、ブレーキペダルが踏み込み位置に固定でき、ブレーキ装置を駐車ブレーキとして作用させることができる。
【0009】請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記駐車用ブレーキレバーと前記ブレーキペダルとを連動作動するように連係してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】〔作用効果〕つまり、ブレーキペダルと駐車用ブレーキレバーを操作してブレーキを効かした状態を得て、その後、ブレーキを解除する際には、ブレーキペダルと駐車用ブレーキレバーとのいずれの操作具を操作しても解除することができる。したがって、足で踏み込むことが迅速な操作を行うことができる場合にはブレーキペダルを使用でき、反対に、故障時においてメインテナンス作業を行う場合には、運転操縦部より降車して、人為的に走行車体を押し移動させながら所定位置で停止させる場合のように手動で行う方が容易に操作を行うことができる場合には、駐車用ブレーキレバーを操作することができる、という選択的な操作が行えるようになる。
【0011】請求項4に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記左右の走行操向操作レバーが前記両開き状態に切り換わったことを検出するレバー検出手段と、前記ブレーキペダルがブレーキ入り位置に操作されたことを検出するペダル検出手段を設け、前記両検出手段のうちの少なくとも一方の検出結果に基づいて、原動部に対する再始動操作を可能にすべく構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】〔作用効果〕ブレーキペダルを設けることによって、足の踏み込み操作だけでブレーキ操作を行うことができ、咄嗟のブレーキ操作を可能にする。しかも、咄嗟のブレーキ操作が可能になったことで、ブレーキペダルのブレーキ入り位置への切り換わり、又は、左右走行操向操作レバーが両開き状態に切り換わりが検出されると、すぐに前記再始動操作を行うことができる。したがって、速やかな始動操作が可能になるとともに、走行可能な状態での再始動操作が牽制されており、安全性にも意を配した構成となっている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、左右一対の前車輪1,1を前端部に遊転自在に備え、左右一対の後車輪2,2を後端側に駆動自在に備える走行車体10の後部に、後車輪2の車軸芯よりもやや後側に位置するエンジン3を有する原動部を設け、走行車体10の原動部よりも前側に、後車輪2の車軸芯よりもやや前側に位置する運転座席4、走行車体10の前端側に支持されるステップ9などを有する運転部を設け、走行車体10の前後輪間に、モーアデッキ21などを備える芝刈り装置20をリンク式連結機構30を介して昇降操作するように連結するとともに、左右後輪2,2の間に位置する伝動装置6から回転軸7を介して芝刈り装置20に回転動力を伝達するように構成して、乗用型芝刈機を構成してある。左右一対の前後車輪1,2を走行装置と称する。
【0014】図3に示すように、芝刈り装置20には、モーアデッキ21の他に、このモーアデッキ21の内部に車体横方向に並んで位置する複数枚の回転刈り刃22、モーアデッキ21の前後側に取り付けたゲージ輪23を備えてある。すなわち、リンク式連結機構30の下降操作によって芝刈り装置20を走行車体10に対して下降作業状態にして車体を走行させる。すると、複数枚の回転刈り刃22それぞれがエンジン3からの駆動力によって車体上下向きの軸芯まわりで回動し、ゲージ輪23のモーアデッキ21に対する取り付け高さ、あるいは、芝刈り装置20の走行車体10による吊り上げ高さによって決まる刈り高さで芝刈りを行っていく。
【0015】図2などに示すように、走行車体10は、前部車体フレーム11と、左右一対の車体前後向きの後部メインフレーム部12a,12a、及び、この左右の後部メインフレーム部12a,12aの前端部どうしにわたって架設した座席支持フレーム部12bなどを備える後部車体フレーム12とによって構成してある。左前輪1を遊転自在に支持する前輪支持体13が一端側に、右前輪1を遊転自在に支持する前輪支持体13が他端側にそれぞれ連結していることによって、左前輪1を一端側に、右前輪1を他端側にそれぞれ遊転自在に支持する前輪支持フレーム14の中間部を、前部車体フレーム11の前連結フレーム部11bに連結してある。
【0016】左前輪1の方の前輪支持体13も、右前輪1の方の前輪支持体13も、前輪支持フレーム14のボス部14aに前車輪1の車軸芯1aに対して水平方向に位置ずれしたキャスタ軸芯13aのまわりで自由に回動するように連結してある。これにより、左右前輪1,1は、前輪支持体13及び前輪支持フレーム14を介して走行車体10の前端部に支持されているとともに、前輪支持フレーム14に対する取り付け向きがキャスタ軸芯13aのまわりで自由に変化するキャスタ車輪になっている。
【0017】図3及び図8に示すように、伝動装置6に、エンジン3の回転出力を後段側に分岐する分岐伝動ケース6Aと、この分岐伝動ケース6Aよりの出力を後段側に伝達する一対の無段変速装置6B,6Bと、左後輪2と右後輪2とに各別に伝達する一対の車輪伝動ケース6C,6Cを備えて、構成してある。左後輪2に動力伝達する無段変速装置6Bも、右後輪2に動力伝達する無段変速装置6Bも、エンジン3によって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプからの圧油によって駆動されて後輪2に回転動力を出力する油圧モータとで成る静油圧式の無段変速装置に構成してあり、油圧ポンプの斜板角を変更操作することにより、後輪2を前進側や後進側に駆動したり、動力伝達を断って後輪駆動を停止したりするとともに、前進側と後進側のいずれに駆動する場合も、伝達回動力を無段階に変速できる。すなわち、後輪2を前進側に駆動する場合も、後進側に駆動する場合も、無段階に変速して駆動できる。
【0018】図1、2、及び、4に示すように、左後輪2の無段変速装置6Bの操作部に連係させた左走行操向操作レバー50Aと、右後輪2の無段変速装置6Bの操作部に連係させた右走行操向操作レバー50Bとを、運転部の運転座席4の前端側の左横側と右横側とに振り分けて設けてある。図5に示すように、各走行操向操作レバー50A,50Bは、無段変速装置6A,6Bに連係される基端側の連係部51A,51Bと、左右揺動可能に連係部51A,51Bから上方に向けて延設された操作部52A,52Bとから構成されており、図6に示すように、操作部52A,52Bが案内板53A,53Bのガイド機能を受けて操作案内される。案内板53A,53Bには操作部52A,52Bの前後揺動を許容する変速操作領域h1と、無段変速装置6A,6Bの中立位置において操作部材52A,52Bの変速操作領域h1から左右外方側への退避揺動を許容する退避領域h2とを備えるT字状の案内溝53a,53bが形成されている。左右操作部52A,52Bの上端における握り部54A,54Bは、変速操作領域h1に同じ操作量で位置する場合には、図2及び4に示すように、その延出端同士が近接する状態となるように屈曲形成されている。
【0019】すなわち、左走行操向操作レバー50Aを車体前後方向に揺動操作して無段変速装置6Aを変速操作することによって左後輪2を前進側や後進側に駆動及び変速操作したり、停止操作し、右走行操向操作レバー50Bを車体前後方向に揺動操作して無段変速装置6Bを変速操作することによって右後輪2を前進側や後進側に駆動及び変速操作したり、停止操作するのであり、このように左走行操向操作レバー50Aと右走行操向操作レバー50Bを操作して左右後輪2,2を前進側又は後進側に等速度で駆動するとともに変速すると、左右前輪1,1が接地と後輪2による推進とのために直進前進又は直進後進の取り付け向きになり、車体が前進側又は後進側に直進するとともに変速走行する。
【0020】そして、左右後輪2,2を前進側又は後進側に異なる速度で駆動したり、左右後輪2,2の一方を前進側で他方を後進側に駆動すると、左右前輪1,1が接地と後輪2による推進とのためにキャスタ軸芯13aのまわりで回動して横向き走行の取り付け向きになり、車体が左右後輪2,2の速度差や駆動方向によって決まる方向に、その速度差や駆動方向によって決まる旋回半径で向き変更する。
【0021】左右の走行操向操作レバー50A,50Bを車体前後方向に移動させて変速位置を設定する変速操作領域h1で中立位置において、左右外方側への退避揺動させて両走行操向操作レバー50A,50Bを両開き状態にして、変速操作を阻止することができる。このように、走行操向操作レバー50A,50Bが左右に大きく開き状態となるので、運転者の昇降時に不測にレバー50A,50Bに触れることが少なく、誤動作が起こりにくい。
【0022】図2などに示すように、リンク式連結機構30は、走行車体10の前部車体フレーム11の前端部の両横外側に別れて位置する左右一対の前揺動リンク31,31と、前部車体フレーム11の後端部の両横外側に別れて位置する左右一対の後揺動リンク32,32とによって構成してある。リンク式連結機構30の左右一対の前揺動リンク31,31は、走行車体10の前部車体フレーム11の前端部と連結軸15を支軸として上下揺動自在に支持されていて、芝刈り装置20のモーアデッキ21の前端ブラケット24を前部車体フレーム11に昇降自在に連結しており、左右一対の後揺動リンク32,32は、走行車体10の前部車体フレーム11の後端部によって1本の回転支軸16を介して上下揺動自在に支持されていて、芝刈り装置20のモーアデッキ21の後端ブラケット25を前部車体フレーム11に昇降自在に連結している。
【0023】図7に示すように、回転支軸16に一体回転するように連結した扇型の支軸ギヤ41と、この支軸ギヤ41に噛み合っている扇型のレバーギヤ42と、このレバーギヤ42に一端側が一体回転自在に連結していてレバーギヤ42を支持している支軸43の他端側に基端部が一体回転自在に連結しているとともに運転部の右横側に位置する昇降レバー44とにより、芝刈り装置20を走行車体10に対して昇降操作する昇降操作機構40を構成してある。操作レバー44がこの操作レバー44の稈身方向に摺動自在に支持しているロックピン45と、このロックピン45が係脱する複数個の切欠き部46aを有する案内溝46bを備えているとともに車体フレーム部11aに支持されているロック部材46とによって操作レバー44を所定の操作位置に固定するロック機構を、昇降操作機構40に備えさせてある。
【0024】昇降操作機構40として、前記した支軸ギヤ41とレバーギヤ42とを採用する以前に採用されていた機構は、リンク機構を駆使したものであったが、芝刈り装置20を上昇させる程操作力が重くなる欠点があった。これに対して本発明においては、支軸ギヤ41とレバーギヤ42とのギヤ機構によって昇降操作機構40を構成しているので、昇降ストロークに亘ってギヤ比が一定であるので、上昇端近くでも操作力が従来より低減される良さがある。
【0025】図7に示すように、回転支軸16の長手方向での中心部に基端部が一体回動自在に連結している操作アーム47の遊端側と、後部車体フレーム12の左右の後部メインフレーム部12a,12aどうしにわたって連結している連結フレーム12cが支持するスプリング受け具48とにわたってガススプリング49を取り付けてある。このガススプリング49は、この付勢力により回転支軸16を回転付勢することによって左右の後揺動リンク32,32を芝刈り装置20が走行車体10に対して上昇する側に揺動付勢している。芝刈り装置20を走行車体10に対して下降操作する際、ガススプリング49のシリンダロッド49bがシリンダチューブ49aに対して入り込む側に摺動操作される。これにより、ガススプリング49は、芝刈り装置20の下降操作を可能にする。すなわち、芝刈り装置20を上昇操作する際、ガススプリング49による上昇付勢力によって上昇操作が補助され、操作レバー44に加える操作力を比較的軽く済ませながら操作できる。
【0026】次に、図8に示すように、後車輪2に対するブレーキ構造について説明する。図3に示すように、伝動装置6は、エンジン3からの動力をカップリング軸33を介して動力伝達を受ける分岐伝動ケース6Aと、分岐伝動ケース6Aの両側面に直結された静油圧式無段変速装置6B,6Bと、静油圧式無段変速装置6B,6Bに直結された車輪伝動ケース6C,6Cとからなり、車輪伝動ケース6C,6Cの伝動軸34,34にブレーキ装置35,35を取り付けている。
【0027】ブレーキペダル36の取り付け構造について説明する。図3に示すように、前連結フレーム部11bの後面にブラケット37を取り付け、ブラケット37に軸芯X回りで揺動自在にブレーキペダル36を取り付けてある。ブラケット37とそのブラケット37を取り付けた前連結フレーム部11bからフレーム支持部11fにかけて切り欠き部11hを形成して、ブレーキペダル36への踏み込みを可能にしてある。ブレーキペダル36に対しては待機状態に付勢する巻きバネ38を設けてある。一方、図8及び図9に示すように、車輪伝動ケース6Cの側面に、ブレーキアーム65を軸支するとともに、運転座席4下方の位置に左右横幅方向に沿った中継軸66を設け、この中継軸66の中間位置に第1中継アーム67A及び左右両側端に第2中継アーム67B,67Bを設け、各第2中継アーム67B,67Bとブレーキアーム65,65とを、夫々連係ロッド68,68で連動連結してある。
【0028】図2及び図8に示すように、一方の第2中継アーム67Bの近傍に、駐車用ブレーキレバー69を設け、駐車用ブレーキレバー69の基端部を第2中継アーム67Bに連係し、駐車用ブレーキレバー69を引き上げ揺動操作することによって、ブレーキ入り状態に設定できる。ここでは、駐車用ブレーキレバー69とブレーキペダル36との連動状態としては、いずれを操作してもブレーキ装置35を入り状態に切り換えることができるとともに、レバー69とペダル36とを共にブレーキ入り位置に操作することができるようにすることもできるが、次に記すように、ブレーキペダル36を操作しても駐車用ブレーキレバー69は連動しないが、反対に、駐車用ブレーキレバー69を操作するとブレーキペダル36を連動させるようにする構成することもできる。つまり、図10に示すように、中継軸66から突設した係合突起67aを駐車用ブレーキレバー69のボス部69Aの係合孔69aに係合させ、係合孔69aを長孔状に形成して、駐車用ブレーキレバー69をブレーキ入り状態に設定すると、ブレーキペダル36も同時に入り状態に切り換わる。反対に、ブレーキペダル36をブレーキ入り状態に切り換えた場合であっても、係合突起66aが係合孔69aの長孔状部分を移動するだけであるので、駐車用ブレーキレバー69はブレーキ入り状態には切り換わらない、ように構成できる。図10において、ボス部69Aの係合孔69aを長孔とせずに丸孔とし、係合孔69aと係合突起67aとの融通を持たせないように構成すれば、レバー69又はペダル36のいずれを操作してもブレーキ装置35を入り状態に切り換えることができる。
【0029】図9に示すように、駐車用ブレーキレバー69には、レバーガイド70が設けてあり、レバーガイド70にはレバー69の操作移動を案内する溝70Aと、70A上端の横向き屈曲部70aとが設けてあり、この横向き屈曲部70aで駐車ブレーキ入り状態を維持する構成を採っている。第1中継アーム67Aと、ブレーキペダル36の連動アーム36Aとを連動ロッド71で連係し、ブレーキペダル36を踏み込み操作することによって、ブレーキ装置35をブレーキ入り状態に設定できる。
【0030】エンジン3を始動する際の牽制機構について説明する。図11に示すように、左右の走行操向操作レバー50A,50Bが両開き状態に切り換わったことを検出するレバー検出手段55と、ブレーキペダル36がブレーキ入り位置に操作されたことを検出するペダル検出手段56を設け、両検出手段55,56のうちの少なくとも一方の検出結果に基づいて、エンジン3に対する再始動操作を可能にすべく構成してある。つまり、両検出手段55,56としてリミットスイッチを利用し、検出手段55,56からの信号があると制御装置57で処理し、キースイッチ58での始動操作を可能にし、スタータモータ等のエンジン始動装置59に対してリレー等の接続手段60を介して連動するように構成してある。
【0031】〔別実施形態〕駐車用ブレーキレバー69でブレーキペダル36を踏み込み操作位置に固定すべく、駐車用ブレーキレバー69とブレーキペダル36とを連係する構成を採ってもよい。つまり、図12に示すように、ブレーキペダル36と中継軸66に取り付けた第1中継アーム67Aとを連動ロッド71で連係している点、中継軸66の両端に第2中継アーム67B,67Bを取り付けている点、第2中継アーム67B,67Bとブレーキアーム65,65とを夫々連係ロッド68,68で連係している点は、図9の場合と同様である。第2中継アーム67Bの一端を延出して連動アーム67Cとしその連動アーム67Cを駐車用ブレーキレバー69と係合可能に構成するとともに、駐車用ブレーキレバー69に連動アーム67Cに係合可能な鋸歯状片69Bを一体揺動可能に取り付ける。ブレーキペダル36を図13の二点鎖線で示すように踏み込み操作するとともに、駐車用ブレーキレバー69を入り位置に引き上げ操作すると、連動アーム67Cが鋸歯状片69Aのギヤ部に係合し、ブレーキペダル36の踏み込み操作位置を固定できるように構成してある。




 

 


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