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発明の名称 農用車両
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−58520(P2001−58520A)
公開日 平成13年3月6日(2001.3.6)
出願番号 特願平11−235598
出願日 平成11年8月23日(1999.8.23)
代理人 【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
【テーマコード(参考)】
3D038
【Fターム(参考)】
3D038 CA12 CB05 CB06 CC12 CC13 CD02 CD09 
発明者 辻 賢一朗 / 西別府 英 / 藤田 秀雄 / 岡 康幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 走行車体(4)の左側に設けられた左側燃料タンク(23L)と、走行車体(4)の右側に設けられた右側燃料タンク(23R)と、前記左右燃料タンク(23L,23R)を互いに接続する第1燃料連通管(33)とを備えたトラクタにおいて、前記左右燃料タンク(23L,23R)の後方に設けられた後部燃料タンク(35)と、前記後部燃料タンク(35)と前記左右燃料タンク(23L,23R)の少なくともいずれか一方とを接続する第2燃料連通管(37)と、を備えていることを特徴とする農用車両。
【請求項2】 前記左右燃料タンク(23L,23R)は、走行車体(4)の運転部の左右両側に設けられた乗降用ステップ(12L,12R)の下方に配置され、前記後部燃料タンク(35)は、運転部の後方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の農用車両【請求項3】 前記後部燃料タンク(35)は、運転部に設けられた座席(8)の後方であって、当該座席(8)の下方に配置された油圧装置(51)の上方に配置されていることを特徴とする請求項2記載の農用車両。
【請求項4】 前記左右燃料タンク(23L,23R)は、各タンク(23L,23R)を下方から支持するバンド(21A,21B)を各タンク(23L,23R)の上方に設けられた燃料タンク支持部材(19L,19R)に固定して走行車体(4)に取り付けられるものであって、前記タンク(23L,23R)を前記支持部材(19L,19R)に係合支持させるための係合手段(59)が、前記タンク(23L,23R)又は前記支持部材(19L,19R)の少なくともいずれか一方に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の農用車両。
【請求項5】 前記後部燃料タンク(35)は、左右燃料タンク(23L,23R)より上方に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の農用車両。
【請求項6】 燃料をタンク内に供給するための燃料供給口(39)が、前記後部タンク(35)に設けられていることを特徴とする請求項5記載の農用車両。
【請求項7】 後部燃料タンク(35)を支持するタンク支持部材(43)に、走行車両(4)後部に設けられた油圧昇降装置(54)のトップリンク(55)を係脱自在に保持するトップリンクホルダー(57)が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の農用車両。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ等の農用車両に関するものであり、特に、農用車両の燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの燃料タンクとしては、走行車体の左右両側にそれぞれ独立して設けたものがあり、左右の燃料タンクの下部間は燃料連通管で互いに接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、左右の燃料タンクだけを設けたものでは、タンク容量として十分でないことがある。特に、幅狭で低床タイプのトラクタにおいては、車体スペースの都合上、左右の燃料タンクを大きくすることができず、市場で要望されている程度のタンク容量が確保できないということがあった。また、従来のトラクタの中には、車体後部だけに、燃料タンクを設けたものもあるが、車体後部だけの場合も、十分なタンク容量を確保することが困難であった。
【0004】本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、本発明の課題は、車体の左右に燃料タンクを有する農用車両において、十分な容量を確保できる農用車両を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明の特徴は、走行車体の左側に設けられた左側燃料タンクと、走行車体の右側に設けられた右側燃料タンクと、前記左右燃料タンクを互いに接続する第1燃料連通管とを備えたトラクタにおいて、前記左右燃料タンクの後方に設けられた後部燃料タンクと、前記後部燃料タンクと前記左右燃料タンクの少なくともいずれか一方とを接続する第2燃料連通管と、を備えている点にある。
【0006】本発明によれば、燃料タンクが、左右の燃料タンクと後部燃料タンクの3カ所に分散配置されているので、左右の燃料タンクを大きくすることなく、全体としてタンク容量の拡大を図ることができる。したがって、市場で要望されるタンク容量が確保された車両を得ることができる。また、前記左右燃料タンクは、走行車体の運転部の左右両側に設けられた乗降用ステップの下方に配置され、前記後部燃料タンクは、運転部の後方に配置されているのが好適である。
【0007】さらに、具体的には、前記後部燃料タンクは、運転部に設けられた座席の後方であって、当該座席の下方に配置された油圧装置の上方に配置されているのが好適である。この構成によれば、油圧装置の上方空間のうち、前方側に座席が配置され、油圧装置の上方空間のうち残った後方側に後部燃料タンクが配置されるので、油圧装置の上方空間を有効に用いることができ、コンパクトな配置を達成できる。また、前記左右燃料タンクは、各タンクを下方から支持するバンドを各タンクの上方に設けられた燃料タンク支持部材に固定して走行車体に取り付けられるものであって、前記タンクを前記支持部材に係合支持させるための係合手段が、前記タンク又は前記支持部材の少なくともいずれか一方に設けられているのが好適である。
【0008】この場合、係合手段によりタンクと支持部材を係合支持させて、バンドを取り付ける前に、タンクを支持部材に仮置きすることができる。このような仮置き構造を採用しない場合には、作業者がタンクを下から支えておいて、バンドを組み付ける必要があり、タンクの取り付け作業が煩雑であるが、タンクを支持部材に仮置きしておいて、バンドを組み付ければ、作業者がタンクを支える必要がなく、タンク取付が容易になる。また、前記後部燃料タンクは、左右燃料タンクより上方に配置されているのが好適である。
【0009】さらに、燃料をタンク内に供給するための燃料供給口が、左右燃料タンクより上方にある後部タンクに設けられていれば、後部タンクの供給口から燃料を供給するだけで、自然に左右タンクにも燃料が流れ込むので好適である。また、後部燃料タンクを支持するタンク支持部材には、走行車両後部に設けられた油圧昇降装置のトップリンクを係脱自在に保持するトップリンクホルダーが設けられているのが好適である。この場合、トップリンクホルダーを支持する部材を別途設けることなく、タンク支持部材でトップリンクホルダーを支持できるので、部品点数が減少し、構成が簡素化される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,2及び5は、本発明に係る農用車両の一例としてのトラクタ1の全体図を示している。このトラクタ1は、2軸4車輪形であり、左右の前輪2L,2Rと左右の後輪3L,3Rとを有している。トラクタ車体(走行車体)4は、幅狭・低床タイプであって、前部に搭載したエンジン5はボンネット6で覆われている。
【0011】ボンネット6の後部には、操縦ハンドル7を備え、該ハンドル7の後方に座席8を備えて運転部を構成しており、座席8の両脇に後輪フェンダ9が立設されている。トラクタ車体4の後部上面には左右一対のリフトアーム50を有する油圧装置51が搭載されている。油圧装置51は、フロアシート52によって上方から覆われており、図2に示すように、フロアシート52の前部左右両側には、乗降用のステップ12L,12Rが設けられている。これらのステップ12L,12Rは、車体4より左右外方で水平面上に突出して設けられている。
【0012】左側のステップ12Lの前部上方には、車体4から吊り下げ式に設けられたクラッチペダル13が設けられている。また、右側のステップ12Rの前部上方には、車体4から吊り下げ式に設けられたブレーキペダル14が設けられ、右側ステップ12Rの外側周縁付近には、フットアクセルペダル15が設けられている。さらに、ブレーキペダル14の上方位置には、ハンドアクセルレバー16が車体4に設けられている。また、ハンドル7の下方には、主変速レバー17が立設されている。
【0013】前記ステップ12L,12Rのやや下方には、水平方向に燃料タンク支持ステー19L,19Rがそれぞれ設けられている。図3にも示すように、この支持ステー19L,19Rに前後方向視でU字形の帯板又は棒材よりなるバンド21A,21Bを装着することによって燃料タンク23L,23Rを保持している。なお、図3では、燃料タンク23L,23Rは簡略化のため直方体形状のものを図示しているが、実際には、図2に示すように、ステップ12L,12Rの形状に合わせた任意の形状にすることができる。
【0014】また、支持ステー19L,19Rについても、図3では、それぞれ一枚の板材によって形成されているが、前後方向に対を成す2枚の板材によって分割構成してもよい。タンク23L,23Rの底面23Bは車体4の底部とほぼ同一高さとされており、さらに詳しく言えば、前車軸25とほぼ同一高さとされている。また、タンク23L,23Rの外側面は前・後輪2L,2R,3L,3Rの外側面より突出しないようにされている。
【0015】前後対のバンド21A,21Bは、支持ステー(支持部材)19Lに対してねじよって高さ調整自在として装着している締結具27に各上端が固着され、タンク23Lを図示しない防振材を介在した状態で保持している。右側ステップ12Rの外側方には、パイプ材、棒材等からなるタンクガード29が前後方向に延設され、右側燃料タンク23Rの外側方を保護している。このガード29は、支持ステー19Rを介して車体4に取り付けられている。左側ステップ12Lの前方よりの外側方には、補助ステップ31が設けられている。この補助ステップ31は、下面31Aが左側タンク23Lの底面23Bとほぼ同一高さとなる位置にあり、メインステップである左側ステップ12Lより下方に位置している。
【0016】図4にも示すように、左右のタンク23L,23Rの下部は、第1燃料連通管(ホース)33によって接続されており、燃料タンクとして一体的にされている。また、座席8の後方には後部燃料タンク35が配置されている。この後部燃料タンク35は、右側の燃料タンク23Rと第2燃料連通管37によって接続されており、左右のタンク23L,23Rと後部タンク35とが燃料タンクとして一体的にされている。したがって、トラクタ1の燃料タンク容量は、左右タンク23L、23R及び後部タンク35の各容量の総和となる。
【0017】後部タンク35の上部には、燃料をタンク内に供給するための燃料供給口39が設けられている。後部タンク35は、左右タンク23L,23Rより上方に位置しているので、後部タンク35に供給された燃料は自然に左右タンク23L,23Rに流れ込む。そして、右側タンク23Rからエンジン5へ燃料が供給される。後部タンク35は、図5にも示すように、タンク支持部材43によって下持ち式に支持されている。このタンク支持部材43は、後部タンクガード45に設けられている。タンクガード45は、逆U字形に形成され、後部タンク35の上面及び左右両側面を保護するように配置されている。
【0018】タンクガード45は、その左右支柱45Aの下端がトラクタ車体4の後部左右側面に設けられた後車軸ケース41に取り付けられている。前記タンク支持部材43は、タンクガード45の左右の支柱45A間に掛け渡されており、このタンク支持部材43の上面に後部タンク35が載せられ、取付手段によってタンク35が支持部材43に取り付けられている。また、図示は省略したが、前後方向視で逆U字形の帯板又は棒材よりなるバンド(前記バンド21A,21Bと同様のもの)を上方からタンク35を覆うように装着し、該バンドの左右両下端に設けられた締結具(前記バンド21,21Bの締結具27に相当するもの)によって、タンク支持部材43に固定され、タンク35が支持部材43にしっかりと固定される。
【0019】前記タンク支持部材43には、油圧昇降装置54のトップリンク55を係脱自在に保持するトップリンクホルダー57が設けられており、トップリンク55の不使用時には、図1のように、トップリンク55をホルダー57によって保持させることができる。このように、ホルダー57をタンク支持部材43に設けたので、ホルダー57を支持する部材を別途設ける必要がない。図6は、左右の燃料タンク23L,23Rを支持する構造の変形例を示している。この変形例が図3と異なる点は、タンク23Lの上面にタンク支持ステー19Lに係合するための係合手段59が設けられている点にある。この構造で、タンク23Lを取り付けるには、まずタンク支持ステー19を2つの係合手段59間に挿入することによって、係合手段59をタンク支持ステー19Lの側縁に引っかけて、タンク23Lを支持ステー19Lに仮置き支持させる。その後、図3と同様にバンド21A,21Bを締結具27で支持ステー19Lに組み付け、タンク23Lを支持ステー19Lにしっかりと固定する。図6の構造によれば、バンド21A,21Bを組み付けるときに、タンク23Lは支持ステー19Lに仮置きされているので、タンクを支える必要はない。なお、図6のタンク支持構造は、タンクが配置される位置に関係なく、例えば後部タンク35にも、採用可能である。
【0020】なお係合手段59は、支持ステー19L(19R)側に設けてもよいし、支持ステー19L(19R)とタンク23L(23R)のいずれか一方に係合部を設け、他方に該係合部が係合する被係合部を設けても良い。図7は、本発明のようなタンク構造を有するトラクタ1に限らず、トラクタ一般に採用できる後輪フェンダブラケット61の構造を開示している。このフェンダブラケット61は、後車軸ケース41の上に立設されている。すなわち、左右のフェンダブラケット61の下端のベース板63がそれぞれケース41の上面に重ね合わされ、ケース41の下面に重ね合わされた板材65とで、ケース41を挟着され、ボルトとナットからなる締結手段67によって立設固定されている。
【0021】左右のフェンダブラケット61の外側には、固着手段69を介して後輪フェンダ9の立面部71が固定されている。左右のブラケット61の高さ方向中途部には、補強フレーム73が掛け渡されており、この補強フレーム73によって左右のブラケット61が互いに連結され、強度が向上している。また、左右ブラケット61の上部には、オプション取付孔75が形成されている。この取付孔75は、ブラケット61の上にオプションでキャノピー等を取り付けるためのものであり、この取付孔75を利用してボルトによってキャノピーを取り付けることができる。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によれば、燃料タンクが、左右の燃料タンクと後部燃料タンクの3カ所に分散配置されているので、左右の燃料タンクを大きくすることなく、全体としてタンク容量の拡大を図ることができ、市場で要望されるタンク容量が確保された車両を得ることができる。




 

 


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