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発明の名称 車軸のセンターシャフト
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−213128(P2001−213128A)
公開日 平成13年8月7日(2001.8.7)
出願番号 特願2000−26394(P2000−26394)
出願日 平成12年2月3日(2000.2.3)
代理人 【識別番号】100069246
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 新 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3D001
3J011
【Fターム(参考)】
3D001 AA17 BA54 DA07 
3J011 JA02 KA08 MA04 MA05 MA07 MA27
発明者 沼 禎隆
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 車軸中央から直交方向に突出して設けられ、同車軸を車体に揺動可能に支持する車軸のセンターシャフトにおいて、同センターシャフトの内部をくり抜いて設けた給脂孔を、同センターシャフトの周面に開口したことを特徴とする車軸のセンターシャフト。
【請求項2】 前記センターシャフトの周面にブッシュを遊嵌し、同ブッシュの内面には、前記給脂孔の開口部に対向して複数条の給脂溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車軸のセンターシャフト。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物の移送、積み卸し作業等に供されるフォークリフト等の産業車両、又は土木、建設機械として用いられる整地走行型の車両等において、車軸を車体に揺動可能に支持する構成を有した車軸のセンターシャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷物を上下移動させるマストや爪部材を備え、所定の場所間の移動を行って荷物の移送、積み卸しを行う産業車両の一つであるフォークリフトは、図3、図4に概略構造を示す様に、ボディ3の前側および後側に、主として搬送荷物等の荷重の支持を受け持つ前輪(荷重輪)1と、主として操舵機能を受け持つ後輪(操舵輪)2をそれぞれ配置し、前方に荷物を搭載し昇降する爪4を配して構成されている。
【0003】ここで操舵機能を受け持つ後輪2についてみると、同後輪2を左右に支持する後部車軸5は、その中央位置で同後部車軸5に直交する方向に向かって前後で突出するセンターシャフト6を設け、同センターシャフト6を中心として後部車軸5を揺動可能にして車両に支持させることにより、操舵機能及び安定走行等を確保するように構成されている。
【0004】この様な概略構造をなしたフォークリフトにおいて、前記後部車軸5の揺動機構を構成するセンターシャフト6、及びこれに関連する部位の詳細構造について従来のものを説明すると、図5に示すように、センターシャフト6はブッシュ11を遊嵌し、同ブッシュ11をサポート10で支持して車両に取付けられ(図3参照)ている。
【0005】そしてこのセンターシャフト6の中央部をくり抜いてグリースを供給する給脂孔7を設け、グリースが同給脂孔7からセンターシャフト6先端の肉ぬすみ部8へ供給され、同肉ぬすみ部8に一旦溜まったグリースは矢印で示す方向に流れてブッシュ11とこれを遊嵌したセンターシャフト6周面の間の隙間に供給され、遊嵌部で形成された摺動部分の潤滑を行う様になっている。
【0006】なおここで、ブッシュ11はその内周面側は前記した様にセンターシャフト6に遊嵌されているが、外周面側はサポート10と一体となる様に嵌合されており、また、図中の符号9は組み立て時に肉ぬすみ部8に溜まる空気を抜き取るための空気抜き孔を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来の後部車軸5を揺動支持するセンターシャフト6においては、組み立て時の便宜のためにサポート10に空気抜き孔9が設けられているので、フォークリフトのメインテナンス等に際してグリースを注入すると、前記空気抜き孔9からグリースが抜けてしまい、センターシャフト6の外周面とブッシュ11の内周面との間の摺動部である潤滑面にグリースが完全に回らないという不具合が発生することがある。
【0008】その結果センターシャフト6とブッシュ11相互間の潤滑が不十分となり、前記摺動部より異常音が発生し、オペレータに不快感と不安感を与えるという不具合に連なり、更にこれが進めばフレームをジャッキアップしないとこの摺動部である潤滑面にグリースが回らないという故障状態に至ることになる。
【0009】本発明は、このような従来の装置における問題点を解消し、センターシャフトとブッシュとの間の摺動部に当たる潤滑面にグリースが確実、かつ十分に回るようにした車軸のセンターシャフトを提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を解決すべくなされたもので、その第1の手段として、車軸中央から直交方向に突出して設けられ、同車軸を車体に揺動可能に支持する車軸のセンターシャフトにおいて、同センターシャフトの内部をくり抜いて設けた給脂孔を、同センターシャフトの周面に開口した車軸のセンターシャフトを提供するものである。
【0011】すなわち同第1の手段によれば、車軸を車体に揺動可能に支持する車軸のセンターシャフトは、その内部に給脂孔を設け、かつ、この給脂孔はセンターシャフトの内部を通って同センターシャフトの周面に開口しているので、同給脂孔に供給されるグリースは、同給脂孔の開口の設けられたセンターシャフトの周面に直接的に到達して同周面に確実に行き渡ることとなり、同センターシャフトを支持する側に、前記周面に対して例えばブッシュ等の部材が相対峙して配設されて形成される潤滑面における潤滑を確実に行う様にしたものである。
【0012】また、本発明は第2の手段として、前記第1の手段において、前記センターシャフトの周面にブッシュを遊嵌し、同ブッシュの内面には、前記給脂孔の開口部に対向して複数条の給脂溝を形成した車軸のセンターシャフトを提供するものである。
【0013】すなわち同第2の手段によれば、車軸を車体に揺動可能に支持する車軸のセンターシャフトは、その周面にブッシュを遊嵌し、かつ同周面に給脂孔を開口すると共に、ブッシュの内面には給脂孔の開口に対向する給脂溝を複数条形成しているので、給脂孔及びその開口を経てセンターシャフトの周面に供給されたグリースは、ブッシュ内面の給脂溝を介してセンターシャフト周面とブッシュ内面が対峙するいわゆる潤滑面に確実に行き渡り、しかも同ブッシュ内面の給脂溝内にこのグリースを保持して、前記潤滑面の潤滑性を長期間に亘って良好状態に維持可能としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態における車軸のセンターシャフトの概要を示し、図2は図1のセンターシャフトに遊嵌されるブッシュ内面を展開して示している。
【0015】なお、説明が冗長にならない様に、前記した従来のものと同一の部位については、図面中に同一の符号を付して示し、重複する説明は省略して、本実施の形態に特有の点について重点的に説明する。
【0016】すなわち、本実施の形態においては、後部車軸5の中央位置で同後部車軸5に直交して前後に突出して設けられたセンターシャフト6は、その中心で長手方向に給脂孔7をくり抜き、同給脂孔7は途中から垂直に折れて、センターシャフト6の周面に開口している。
【0017】ここで給脂孔7の開口位置は、センターシャフト6に遊嵌したブッシュ11の軸方向ほぼ中央に相当する位置で、かつ同センターシャフト6の周方向において180°位相をずらし、ほぼ垂直方向上下に配置されている。
【0018】なお、前記センターシャフト6の長手方向に伸びる給脂孔7の先端側では、肉ぬすみ部8から盲キャップ13を嵌めているので、給脂孔7はセンターシャフト6の周面のみに開口を持つこととなる。
【0019】また、前記センターシャフト6に遊嵌するブッシュ11はその内周面に給脂溝14を形成しており、同給脂溝14の一例は図2に展開して示した様に、長手方向中心位置で周方向に伸びるいわゆる円周状の溝と、この円周状の溝に例えば180°周期で交差するサインカーブ状の溝とを組み合わせた溝形状を採用している。
【0020】なお、ブッシュ11は平板を丸めて接合端を溶接等で接着して構成するので、前記給脂溝14は図2に記載されるものに限定されることなく、適宜の形状に構成することができるものであり、前記センターシャフト6における給脂孔7の開口位置に適応する形状を選択するのが好ましい。
【0021】このことはまた、給脂孔7のセンターシャフト6周面に対する開口位置も前記のものに限定されるものではなく、長手方向位置、周方向位置、開口の数、更には周方向に向けての折り曲げ角度等適宜の選択をなし得るものであるが、この選択は給脂孔7、及びブッシュ11の加工、工作等の難易性、製作コスト等との兼ね合いで、最適なものが選ばれればよい。
【0022】前記の様に構成された本実施の形態においては、給脂孔7に供給されたグリースは、図1に矢印を付して示す様に、センターシャフト6の長手方向から周方向に送られ、同センターシャフト6に遊嵌されたブッシュ11の内周面との間で形成される摺動、潤滑面に直接供給されるので、グリースは潤滑面に至る以前に空気抜き孔9から逃げるという心配もなく、確実かつ十分に潤滑面に行き渡り、好適な潤滑性能を維持することが出来る。
【0023】しかも前記の様にして潤滑面に供給されたグリースは、ブッシュ11の内面に形成された給脂溝14を経由して潤滑面全体にむらなく行き渡り、且つ同給脂溝14内に保持されて長期間に亘って潤滑に寄与することになる。
【0024】なお、前記センターシャフト6の周面における給脂孔7の開口位置をほぼ垂直方向上下に配置したことにより、特にグリースが行き渡りにくい垂直上方位置にも確実にグリースを供給し、好適な潤滑を行うことが出来たものである。
【0025】以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上、本出願の請求項1に記載の発明によれば、車軸中央から直交方向に突出して設けられ、同車軸を車体に揺動可能に支持する車軸のセンターシャフトにおいて、同センターシャフトの内部をくり抜いて設けた給脂孔を、同センターシャフトの周面に開口して車軸のセンターシャフトを構成しているので、このセンターシャフトに供給されたグリースは、その内部に設けた給脂孔を通り、同センターシャフトの周面の開口からセンターシャフトの周面に直接的に到達して同周面に確実に行き渡ることとなり、同センターシャフトを支持する側に、前記周面に対して例えばブッシュ等の部材が相対峙して配設されて形成される潤滑面における潤滑を確実に行い、車体に対する車軸の揺動機能を確実にカバーし、異常音等による不快、不安感等をオペレータに抱かせることもなく、安全性に優れ信頼性に富んだ車軸のセンターシャフトを得ることが出来たものである。
【0027】また、請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1の発明において、前記センターシャフトの周面にブッシュを遊嵌し、同ブッシュの内面には、前記給脂孔の開口部に対向して複数条の給脂溝を形成して車軸のセンターシャフトを構成しているので、車軸のセンターシャフトに設けて給脂孔及びその開口を経て同センターシャフトの周面に供給されたグリースは、ブッシュ内面の給脂溝を介してセンターシャフト周面とブッシュ内面が対峙するいわゆる潤滑面に確実に行き渡り、しかも同ブッシュ内面の給脂溝内にこのグリースを保持して、前記潤滑面の潤滑性を長期間に亘って良好状態に維持可能とし、給脂及びその保持機能を向上して安全性に優れ信頼性に富んだ車軸のセンターシャフトを得ることが出来たものである。




 

 


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