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発明の名称 自動車用空調装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−158215(P2001−158215A)
公開日 平成13年6月12日(2001.6.12)
出願番号 特願平11−343777
出願日 平成11年12月2日(1999.12.2)
代理人 【識別番号】100069246
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 新 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3L011
【Fターム(参考)】
3L011 BA00 
発明者 田中 康也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットから構成される自動車用空調装置において、ブロワユニットの空気取り入れ口は車両中心線を横断するブロワユニットの横中心線に関して対称に配置されて車両前後方向に選択的に開閉可能に開口し、クーリングユニットは上下に分割される二つのケースで構成され、その上部ケースは車両中心線と平行なクーリングユニットの縦中心線に関して対称に配置されて車両左右方向に延び、かつ、その下部ケースにドレン排出口を設置し、ヒータユニットに装備されたベント吹出し口、デフ吹出し口及びフート吹出し口の各中心が車両中心線上に配置され、かつ、前記デフ吹出し口及びフート吹出し口は前記車両中心線を横断するヒータユニットの横中心線に関して対称に配置されて車両前後方向に向けて開口し、前記ブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットは車両中心線を横断するそれぞれの横中心線を一線上に配置したことを特徴とする自動車用空調装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車等の運転席に近接して設置され、乗用車等の室内を冷房、又は暖房して車室内の空気を調和する自動車用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に用いられている自動車用空調装置の概要について、図5乃至図7に基づいて説明する。
【0003】図5は所定の高さ位置で水平方向に切断して自動車の室内を示す一部切断平面図、図6は図5の自動車の車両中心線に沿った縦断面図、図7は自動車用空調装置(以下空調装置と言う)の外観図である。
【0004】空調装置1は、ヒータユニット2、クーリングユニット3、及びブロワユニット4を連接して構成され、自動車100の室内前部のインスツルメントパネル内にエンジンルームとの隔壁に沿って装着されている。
【0005】インスツルメントパネルは前部座席に面しているので、運転者席足許のスペースを確保するため、空調装置1は車両中心線aの付近から車両の反運転者席側(助手席側)に偏って装着される。
【0006】従って図5に例示したような運転者席が車両右側にある型式のものでは、空調装置1は車両左側に偏って装着され、また、これと逆の配置で運転者席が左側にある型式のものでは、右側に偏って装着されている。
【0007】前記の様な配慮をなされて自動車100に装着された空調装置1は、ブロワユニット4の空気取り入れ口8から外気又は車両内気を導入し、これをクーリングユニット3に圧送する。
【0008】ブロワユニット4により圧送された空気は、クーリングユニット3内に設けられているエバポレータ10により熱交換されて冷却され、同ブロワユニット4に接続するヒータユニット2に送られる。
【0009】ヒータユニット2にはヒータコア9及び同ヒータコア9を通過する空気量を調整するエアミックスダンパ11が設置されており、導入空気は同ヒータユニット2内でクーリングユニット3からの冷却空気とヒータコア9を通過して再熱された分流空気が混合して所定温度に調整される。
【0010】更に、ヒータユニット2には、車両室内への空気吹出しダクト(図示省略)に接続するベント吹出し口5、フート吹出し口6、デフ吹出し口7の各吹出し口がそれぞれ車両室内に向けて開口して装備されており、ヒータユニット2内で温度調整された空気は、空調装置1全体として設定された空気吹出しモードに従って前記各吹出し口を経由し、図示省略の空気吹出しダクトから車両室内に吹出され車両室内を空調する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した様に従来の自動車用空調装置は、運転者席足許のスペースを確保するために車両中心線付近から反運転者席側に偏った位置に装着されるので、車両仕様、即ち運転席右側仕様及び同左側仕様によって空調装置は異なった型式のものを用意して、それぞれの仕様に合致したものを組み入れていた。
【0012】このため、空調装置を組み入れる各自動車が同一車格仕様であり、空調装置の機能や容量等の必要とされる能力が等しく、各ユニットが共通ないし共用可能となる場合においても、車両運転席位置の配置仕様に応じて空調装置は車両中心線に対して略左右対称とした形状のブロワユニット、クーリングユニット、及びヒータユニットを配設したものそれぞれについての開発設計が必要であった。
【0013】更に、プラスチック成形品であるこれら各ユニット製作においては、車両中心線に対して左右対称に形状の異なる成形型が必要となって、同成形型の開発費及び製作費等も増加すると言う問題があった。
【0014】本発明は、このような従来のものにおける問題点を解消し、車両運転席位置の配置仕様如何にかかわらず、同一の成形型を用いて製品の単一化を図り、同単一化製品の採用により開発、設計、製作を簡素化し、コスト低減を図るようにした自動車用空調装置を提供することを課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を解決すべくなされたもので、ブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットから構成される自動車用空調装置において、ブロワユニットの空気取り入れ口は車両中心線を横断するブロワユニットの横中心線に関して対称に配置されて車両前後方向に選択的に開閉可能に開口し、クーリングユニットは上下に分割される二つのケースで構成され、その上部ケースは車両中心線と平行なクーリングユニットの縦中心線に関して対称に配置されて車両左右方向に延び、かつ、その下部ケースにドレン排出口を設置し、ヒータユニットに装備されたベント吹出し口、デフ吹出し口及びフート吹出し口の各中心が車両中心線上に配置され、かつ、前記デフ吹出し口及びフート吹出し口は前記車両中心線を横断するヒータユニットの横中心線に関して対称に配置されて車両前後方向に向けて開口し、前記ブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットは車両中心線を横断するそれぞれの横中心線を一線上に配置した自動車用空調装置を提供するものである。
【0016】すなわち本発明によれば、空調装置を構成するブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットのそれぞれが、それぞれの横又は縦中心線に関して対称に形成され、かつ、それぞれの横中心線を平面投影して一線上に配置することにより、前記空調装置は車両の前後方向に対称となり、車両の運転席が右側又は左側の何れにあっても同空調装置を180°回転することで車両中心に対して対称の配置を得ることができるので、それぞれの車両に組み込む空調装置の単一化を可能とし、空調装置及び成形型の開発、設計、製作等の簡素化を図る様にしたものである。
【0017】なお、本明細書の記載においては、ブロワユニット、クーリングユニット、ヒータユニット等の形状について、添付図面の表示に基づいてそれぞれの中心線を対称中心として簡便な説明をしているが、これはより正確に言えば同中心線を含む垂直断面に関して対称の形状である。
【0018】しかし、理解を容易にし、説明の簡略化を図るためには図面の表示を直接的に表現することが有益であるので、ここでは前記したように簡便な説明を採用するが、各ユニットは面対称であると理解されたい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図1乃至図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る自動車用空調装置の全貌を示す外観図、図2は図1のヒータユニット部分を区分して示す矢視A図、図3は図1のクーリングユニット部分を区分して示す矢視B図、また、図4は図1のブロワユニット部分を区分して示す矢視C図である。
【0020】本実施の形態において、空調装置101は、温度調整されて車両室内に供給される空気の流れの下流側から上流側に向かって、ヒータユニット102、クーリングユニット103、そしてブロワユニット104と順次連結して構成されている。
【0021】ここでヒータユニット102は、車両中心線aを横断するヒータユニット横中心線bに関して対称な構造となっており、かつ、同ヒータユニット102に設けられたベント吹出し口105、フート吹出し口106及びデフ吹出し口107それぞれの中心が車両中心線a上に投影される位置に配置されている。
【0022】そしてフート吹出し口106とデフ吹出し口107は、前記ヒータユニット102の中心線(ヒータユニット横中心線b)に対して車両前後方向に対称の位置に配置され、それぞれの吹出し口は車両前後方向で互いに背中合わせとなり、かつ、車両中心線aに垂直な面に開口した構造になっている。
【0023】同ヒータユニット102の上流部分にはヒータコア109が内設されており、同ヒータコア109はその冷却水配管接続口が常にエンジンルームとの隔壁側に向かう配置が可能な構造になっている。
【0024】ヒータコア109の前流部にはヒータコア109への流入空気量を調整するエアミックスダンパ111が設置されており、またベント吹出し口105、フート吹出し口106及びデフ吹出し口107には、図示省略しているが吹出し口ダンパがそれぞれに装着されている。
【0025】次に前記ヒータユニット102の上流側に接続したクーリングユニット103は、内部にエバポレータ110を装着し、車両中心線aに平行なクーリングユニット縦中心線dに関して対称に車両の左右方向に延びており、クーリングユニット横中心線e位置で上下に二分割した二つのケースで構成され、かつ、下側のケースの底面部には車両の前後方向に二つのドレン排出口112を有している。
【0026】更に前記クーリングユニット103の上流側に接続したブロワユニット104は、車両中心線aを横断するブロワユニット横中心線cに関して対称位置に内外気の空気取り入れ口108を配置して車両の前後方向に対称な構造とし、切替えダンパ113で切り換えて何れか一方の空気取り入れ口108を選択的に開口できる構造となっている。
【0027】そして、これらヒータユニット102、クーリングユニット103、及びブロワユニット104の三者は、車両中心線aを横断するそれぞれの横中心線、すなわち、ヒータユニット横中心線b、ブロワユニット横中心線c、そしてクーリングユニット横中心線eが、一線上に投影されるように配列されている。
【0028】前記のように本実施の形態においては、車両中心線aを横断するヒータユニット横中心線b、クーリングユニット横中心線e、そしてブロワユニット横中心線cが一線上に投影されるようにヒータユニット102、クーリングユニット103及びブロワユニット104を配列しているので、空調装置101は、前記各ユニットの横中心線が投影される一線に対して車両の前後方向に対称な形状に構成されることになる。
【0029】即ち前記空調装置101は、その端末部でベント吹出し口105、フート吹出し口106及びデフ吹出し口107の各中心が車両中心線a上に投影される位置になるよう配置され、この内フード吹出し口106とデフ吹出し口107がヒータユニット横中心線bに対して車両前後方向に対称の位置で、かつ、車両前後方向に垂直に開口して配置されているヒータユニット102と、上下に二分割されたケースを有し、上部ケースが車両中心線aに平行なクーリングユニット縦中心線dに対して車両左右方向に対称な構造のクーリングユニット103と、加えて内外気の空気取り入れ口108がブロワユニット横中心線cに対して車両前後方向に対称な構造のブロワユニット104を下流側から上流側にそれぞれの中心線を合わせて配列して構成されているので、本空調装置101全体は車両左右方向に対して車両の前後方向に対称な構造となる。
【0030】これにより、いま運転席右側仕様車両用の空調装置101を運転席左側仕様の車両に適用する場合、車両中心線a上にその中心を配置されたヒータユニット102のベント吹出し口105、フート吹出し口106及びデフ吹出し口107を軸として、空調装置101全体を180度回転させると運転席右側仕様に対して左右対称配置の運転席左側仕様の空調装置101を構成させることが出来る。
【0031】なお、クーリングユニット103ではその下部ケースに、ドレン排出口112が前後方向に2個所設置されているので、180度回転した場合、排出に簡便ないずれか片方を選択して使用することが出来る。
【0032】また、前記したようにブロワユニット104ではブロワユニット横中心線cに対して車両前後方向に対称に空気取り入れ口108が形成され、切換えダンパ113により開閉されるので、前記同様に180度回転した場合、内外気の取り入れに簡便ないずれか片方を選択して使用することが出来る。
【0033】以上の通り、本実施の形態における空調装置101によれば、運転席右側仕様車両と左側仕様車両の空調装置101が共用化され、設計開発費用の低減及び製作型(成形型)費を削減し、大幅なコスト低減が出来る利点がある。
【0034】しかも、空調装置101を組み立てる各ユニットの構造が簡略化されているので、大型から小型までの空調装置のシリーズ化が容易となり、空調装置全体がコンパクトになると言う利点がある。
【0035】以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットから構成される自動車用空調装置において、ブロワユニットの空気取り入れ口は車両中心線を横断するブロワユニットの横中心線に関して対称に配置されて車両前後方向に選択的に開閉可能に開口し、クーリングユニットは上下に分割される二つのケースで構成され、その上部ケースは車両中心線と平行なクーリングユニットの縦中心線に関して対称に配置されて車両左右方向に延び、かつ、その下部ケースにドレン排出口を設置し、ヒータユニットに装備されたベント吹出し口、デフ吹出し口及びフート吹出し口の各中心が車両中心線上に配置され、かつ、前記デフ吹出し口及びフート吹出し口は前記車両中心線を横断するヒータユニットの横中心線に関して対称に配置されて車両前後方向に向けて開口し、前記ブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットは車両中心線を横断するそれぞれの横中心線を一線上に配置して自動車用空調装置を構成ているので、同自動車用空調装置を構成するブロワユニット、クーリングユニット及びヒータユニットのそれぞれが、それぞれの横又は縦中心線に関して対称に形成され、かつ、それぞれの横中心線を平面投影して一線上に配置することにより、前記空調装置は車両の前後方向に対称となり、車両の運転席が右側又は左側の何れにあっても同空調装置を180°回転することで車両中心に対して対称の配置を得ることができるので、それぞれの車両に組み込む空調装置の単一化を可能とし、空調装置及び成形型の開発、設計、製作等の簡素化を図り、コスト低減に大幅に寄与する自動車用空調装置を得ることが出来たものである。




 

 


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