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発明の名称 多彩立体像の装飾体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−180199(P2001−180199A)
公開日 平成13年7月3日(2001.7.3)
出願番号 特願平11−376937
出願日 平成11年12月24日(1999.12.24)
代理人
発明者 古川 三郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を基材とし、その上に第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)と第3層の印刷パターン層(3a)を重ね、さらに第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)を重ねた積層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
【請求項2】 請求項1記載の積層体において、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)を取り除いたことを特徴とする3層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
【請求項3】 請求項1記載の積層体において、第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)を取り除いたことを特徴とする3層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
【請求項4】 請求項3記載の積層体において、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)を取り除いたことを特徴とする2層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
【請求項5】 請求項1又は3記載の積層体において、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を金属箔又は燕着膜(1b)に置き換えたことを特徴とする積層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
【請求項6】 請求項1又は3記載の積層体において、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を紙又はプラスチックに置き換えたことを特徴とする積層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
【請求項7】 請求項1、2、3、5又は6記載の積層体において、印刷パターン層(3a)を取り除いたことを特徴とする積層構造よりなる、多彩立体像の装飾体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光輝性の強い多彩な光の立体像を作り出すことと、そしてその光の立体像の中におかれた印刷パターン層(3a)及び光透過性紙又は布(3b)等の質感及び立体感を高めることによって、それらを装飾体、各種のディスプレイとして、更にインテリア、日用雑貨、その他広い分野で使用できる多彩立体像の装飾体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体感及び透明感を有する光反射型印刷物は、アルミ板やアルミ燕着膜等の光反射性材料を基材として、その上部に印刷パターン層をおくことにより、各部位での反射光の透過率の差によって立体効果を強調するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(イ)従来の光反射型印刷物において、基材からの反射光は、その使用する金属固有の光沢であり、自然界に見られるような多彩な散乱光とは異なるため、立体効果にも限界があった。更に、次に記載の欠点を併せ持っている。すなわち、基材の金属面が平滑の場合においては、その反射光は、入射光の対称位置にあり、立体効果も、その反射光の狭い範囲に限定される。又、金属面がマット加工による無指向性の場合は、前記に記載の欠点は、ある程度解消されるが、光の反射効率が全体に低下したものとなる。
(ロ)従来の光反射型印刷物においては、基材からの反射光により、その印刷物の立体効果を高めるものであるが、モザイク状等の任意の多彩な立体像に変換することまでは、提案されていなかった。本発明は、これらの欠点を解決することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すように、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を基材とし、中間層として、第2層の単又は複数枚(N=1、2…)よりなる多重薄膜積層フィルム(2a×N)と、第3層の印刷パターン層(3a)を重ね、更に表面層として、第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)からなる積層体を構成し、その上部から光を入射した時、基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)と第2層の半透明の反射性多重薄膜積層フィルム(2a×N)からの2つの反射光の相乗作用によって、光輝性の強い、しかも深みのある多彩な反射光が生じる。その反射光を、基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)と、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)と、第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)の各層で、散乱、集束させることにより、多彩な光の立体像を構成する。その結果、第3層の印刷パターン層(3a)が、その光の立体像の中間に置かれた状態になることで、その質感及び立体感を高める。それによって、前記の問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の積層体において、基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)は、エンボス加工及び金属燕着によって三次元的虹彩色を有する反射性フィルムであり、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a)は、極めて薄い薄膜積層構造の内部で光の干渉が起こることによって、フィルム面がオーロラ状の輝きを持つ半透明の反射性フィルムである。従って、この積層体の上部から光が入射した時、その光の一部は、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)からの直接の反射光となり、更にその多重薄膜積層フィルム(2a×N)を透過した光は、基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)からの反射光となる。その結果、その2つの反射光が複合化されることによって、宝石のオパールのような、三次元的な深みのある光輝性の強い多彩な反射光になる。その多彩な反射光は、更に表面層の第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)で散乱、集束されることによって、任意の多彩な光の立体像を構成する。そして、この多彩な光の立体像の作用によって、積層体の中間にある第3層の印刷パターン層(3a)の質感及び立体感を高めるものである。具体例として、その積層体の各層の特定パターンの組み合わせと、層間距離の選定によって、微細な散乱光の立体像を作り、そして中間層の印刷パターン層(3a)として透明フィルム上のフルカラーの風景画を置いた場合、そのフルカラーの各部位での反射光の透過率の差によって、その印刷パターン層(3a)を立体的に見せるだけでなく、更にその立体化された微細な散乱光が印刷パターン層(3a)を包み込むようになることで、その立体感を複合的に高めるものである。しかも、その反射光は、金属固有の光沢でなく、光輝性の強い多彩な光であるために、その印刷パターン層(3a)を、より一層自然に近い深みのある多彩な立体像に変えることができる。又、その積層体の各層のパターンと層間距離の別の組み合わせによっては、その積層体の中間に置かれた印刷パターン層(3a)をモザイク状等の任意の多彩な立体像に変えることもできる。更に、その積層体の上部からの入射光は、第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)で屈折されながら、一部は第2層の半透明の反射性多重薄膜積層フィルム(2a×N)で屈折された反射光となり、又、その第2層を透過した入射光が、基材の第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)に到達した時、その表面に微細な凹凸処理が施されているために、その部分でも屈折され、しかもこの反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)が金属燕着されているために、広角度に輝度の強い虹彩色の三次元的な反射光となる。その結果、その2つの複合化された反射光が、エンボス透明フィルム又はプレート(4a)で再び屈折されてできる光の立体像は、光の入射角に対して広い範囲において、それを効果的に知覚される。
【0006】
【実施例】実施例1においては、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を基材とし、中間層に第2層の単又は複数枚(N=1、2…)よりなる半透明の反射性多重薄膜積層フィルム(2a×N)と第3層の印刷パターン層(3a)が有り、表面層として第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)からなる4層構造の積層体である(図1)。そして、その積層体は、第1層の各種パターンの反射表面レリーフ型ホログラムフィルム〔(1a−1)(1a−2)…〕と、第2層の各種エンボス加工又は未加工の多重薄膜積層フィルム〔(2a−1)(2a−2)…〕、及び第4層の各種エンボスパターンの透明フィルム又はプレート〔(4a−1)(4a−2)…〕との間で、各種パターンの組み合わせと、更に各層間距離〔(t1−1)(t1−2)…〕、〔(t2−1)(t2−2)…〕、〔(t3−1)(t3−2)…〕の各種設定により(図1)、任意の光の立体像を構成し、その作用によって、積層体の中間に置かれた第3層の各種印刷パターン層〔(3a−1)(3a−2)…〕の質感及び立体感を高めるものであり、自然に近い立体像や、モザイク状の立体像等、自由に任意の立体像を構成することができる。なお、第2層の単又は複数枚(N=1、2…)よりなる多重薄膜積層フィルム(2a×N)での干渉光は、そのフィルムが半透明であるために、光が入射したときN数回だけフィルム間で相互に干渉し合い、さらに各種エンボス加工又は未加工の多重薄膜積層フィルム〔(2a−1)(2a−2)…〕をN数枚積層することで、各種の干渉光を構成し、それらが各々の光の立体像に作用する。そして、第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)は、各種透明成型物〔(4b−1)(4b−2)…〕に置き換えても良い。
【0007】実施例2においては、実施例1に記載の積層体において、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)を取り除いた3層構造の積層体である(図2)。そして、その基材の各種パターンの反射表面レリーフ型ホログラムフィルム〔(1a−1)(1a−2)…〕と、表面層の各種エンボスパターンの透明フィルム又はプレート〔(4a−1)(4a−2)…〕との間で、各種パターンの組み合わせと、更に各層間距離〔(t3−1)(t3−2)…〕、〔(t4−1)(t4−2)…〕の各種設定により、任意の輝度の高い虹彩色の光の立体像を構成し、その光の立体像の作用によって、積層体の中間に置かれた印刷パターン層(3a)の質感及び立体感を高める。又、その表面層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)は、各種透明成型物〔(4b−1)(4b−2)…〕に置き換えても良い。
【0008】実施例3においては、実施例1に記載の積層体において、第4層のエンボス透明フィルム又はプレート(4a)を取り除いた3層構造の積層体であり(図3)、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)及び第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)からの、それぞれの多彩な反射光が、第3層の印刷パターン層(3a)の各部位のインクに干渉し、そして、その積層体の各層の各種パターンの組み合わせと、各層間距離の各種設定により、任意の立体像を構成する。
【0009】実施例4においては、実施例3に記載の積層体において、第2層の多重薄膜積層フィルム(2a×N)を取り除いた2層構造の積層体であり(図4)、その基材の各種パターンの反射表面レリーフ型ホログラムフィルム〔(1a−1)(1a−2)…〕の選定と、その層間距離の各種設定により、各種の多彩立体像を構成する。
【0010】実施例5においては、実施例1又は3に記載の積層体において、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を、各種の金属箔又は燕着膜〔(1b−1)(1b−2)…〕に置き換えた積層構造である。そして、その積層体において第2層の単又は複数枚(N=1、2…)よりなる多重薄膜積層フィルム(2a×N)は、実施例1と同じ作用の多種類の干渉光を構成し、さらに、その第2層を透過した光は、第1層の各種金属箔又は燕着膜〔(1b−1)(1b−2)…〕のところで各種の反射光を作る。その結果、それら第1層及び第2層からの各種反射光の組み合わせと、及び、それらの層間距離の各種設定により、それぞれの多彩な光の立体像を構成し、その積層体の印刷パターン層(3a)の質感を高める。さらに、金属箔又は燕着膜(1b)は、代わりに、アルミ粉や雲母粉のような金属粉又は鉱物粉等の混入インクの印刷層を用いても良い。
【0011】実施例6においては、実施例1又は3に記載の積層体において、第1層の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を、紙又はプラスチック(1c)に置き換えた積層構造である。そして、その積層体において、第1層の各種紙又はプラスチック〔(1c−1)(1c−2)…〕のところの各種反射光と、第2層の単又は複数枚(N=1、2…)よりなる多重薄膜積層フィルム(2a×N)のところの各種干渉光との各種組み合わせと、その層間距離の各種設定により、それぞれの多彩な光の立体像を構成し、その積層体の印刷パターン層(3a)の質感を高める。
【0012】実施例7においては、実施例1、2、3、5又は6に記載の積層体において、印刷パターン層(3a)を取り除いた積層構造である。その結果、印刷パターン層(3a)のインク面での光の吸収が無くなるため、それぞれの積層体において、輝度の高い各種の多彩立体像を構成する。
【0013】実施例8においては、実施例1、2、3、4、5又は6に記載の積層体において、印刷パターン層(3a)を光透過性紙又は布(3b)に置き換えた積層構造にすることによって、その光透過性紙又は布(3b)の質感を高める。
【0014】実施例9においては、実施例1、2、3又は4に記載のそれぞれの積層体において、その基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を可動性独立構造体とし、それを微動させることによって、動きを伴った多彩立体像を作り出す。
【0015】実施例10においては、実施例1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の積層体において、各層のそれぞれを、平面上に積層する以外に、曲面状等の変則的な層間距離の設定により、さらに複雑な多彩立体像が構成される。
【0016】実施例11においては、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の積層体において、基材となる第1層のそれぞれ〔反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)・金属箔又は燕着膜(1b)・紙又はプラスチック(1c)〕を、各種カラー加工することで、より複雑で多彩な立体像を構成する。
【0017】
【発明の効果】(イ)本発明の積層体において、次に記載する3つの基本構造によって、光の立体像が構成される。第1の基本構造は3層構造である。すなわち反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)と、半透明の反射性多重薄膜積層フィルム(2a×N)と、エンボス透明フィルム又はプレート(4a)の3層構造の積層体によって作られる複合的反射光は、従来利用されていた金属固有の反射光とは異なり、それは宝石のオパールのような深みのある多彩な光の立体像を構成する。第2の基本構造は、第1の基本構造の積層体において、基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を金属箔又は燕着膜(1b)に置き換えた積層構造である。第3の基本構造は、第1の基本構造の積層体において、基材の反射表面レリーフ型ホログラムフィルム(1a)を紙又はプラスチック(1c)に置き換えた積層構造である。上記3つの基本構造により構成される光の立体像は、更に各層の各種パターン及び各種層間距離の組み合わせによって、任意の光の立体像に変換できる。
(ロ)本発明の積層体の中間に置かれた印刷パターン層(3a)及び光透過性紙又は布(3b)は、上記(イ)に記載の光の立体像の作用によって、その質感及び立体感を高めるものであり、自然に近い立体像や、モザイク状の立体像等の任意の多彩な立体像を構成することが容易である。
(ハ)上記(イ)、(ロ)に記載の立体像は、入射光に対して広範囲にそれを効果的に知覚される。




 

 


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