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発明の名称 パース定規
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−105788(P2001−105788A)
公開日 平成13年4月17日(2001.4.17)
出願番号 特願平11−290404
出願日 平成11年10月13日(1999.10.13)
代理人 【識別番号】100103698
【弁理士】
【氏名又は名称】大津 洋夫
発明者 橋本 還
要約 目的
消点(消失点)があると思われる任意の二線が作る焦失点を割り出し、パースラインを描き加えて、目的とするパースラインを簡単、かつ正確に自由に描くことを可能にするパース定規を提供する。

構成
パース定規を一組の切込定規体と線定規体とにより構成し、切込定規体は、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡切込部を直線定規部から長手方向の他辺に向って複数形成し、線定規体は、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡線部又は軌跡溝部を直線定規部から長手方向の他辺に向って複数形成し、切込定規体の軌跡切込部と線定規体の軌跡線部又は軌跡溝部とが対称位置となるように構成した。
特許請求の範囲
【請求項1】 薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡切込部を直線定規部から長手方向の他辺に向って複数形成した切込定規体と、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡線部又は軌跡溝部を直線定規部から長手方向の他辺に向って複数形成した線定規体とにより構成し、切込定規体の軌跡切込部と線定規体の軌跡線部又は軌跡溝部とが対称位置となるように形成したことを特徴とするパース定規。
【請求項2】 切込定規体の円弧状の軌跡切込部及び線定規体の円弧状の軌跡線部又は軌跡溝部に角度目盛部及び/又はパース目盛部を表示するようにした請求項1に記載するパース定規。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消点(消失点)があると思われる任意の二線が作る焦失点を割り出し、パースラインを描き加えて、目的とするパースラインを簡単、かつ正確に自由に描くことを可能にするパース定規に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物や室内空間等を描くには、製図盤上に製図用紙をおいて透視図法により作図することがその建物や室内空間などを理解する上から一般的に行なわれている。透視図法は遠方ほど対象物が小さく見えるように描かれるが、作図する際に消点を定めて、この消点から放射状に引かれるパースラインを作図する際の補助線として用いている。
【0003】例えば、図18で示すように、図の左右の二点に消点を設けたり、あるいは左右の他に三点目の消点を設けて描くようにしている。この消点の設定位置は設計図等をもとにして作図者の経験や表現の仕方や感覚調整によって行なわれている。左右の二点透視図法によって建物等を描く場合には、画面上に基準となる水平線Qとこの水平線Qと直交する垂直線Rをほぼ画面の中央に補助線を引く。そして、水平線の左右の任意位置に消失点Pa,Pbを設定し、この消失点Pを基準にして分度器により角度を割り出して、その角度目盛りにしたがってパースラインを引いたり、あるいは垂直補助線R上に所定間隔毎に目盛りを取り、左右の消失点Pa,Pbから垂直補助線R上の各目盛り部まで補助線を引くことにより、パースラインを描くものである。Zは製図盤である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来の手段では、二点、三点の消点を設けて、この消点から補助線を引いて定規を合わせて、パースラインを一本づつ引いていく作業は比率に応じた目盛りの割り出し確認作業と、その目盛り毎にラインを引くので根気の要る作業であった。
【0005】本発明は上記のような課題を解消すると共に、消点(消失点)があると思われる任意の二線が作る消失点を割り出し、パースラインを描き加えて、目的とするパースラインを簡単、かつ正確に自由に描くことを可能にするパース定規を提供するのが目的で、次のような手段を講じたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】特許を受けようとする第1の発明は、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡切込部を直線定規部の一辺側から長手方向の他辺側に向って複数形成した切込定規体と、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡線部又は軌跡溝部を直線定規部の一辺側から長手方向の他辺側に向って複数形成した線定規体とにより構成し、上記切込定規体の軌跡切込部と線定規体の軌跡線部又は軌跡溝部とが対称位置となるように形成したことを特徴とするパース定規である。
【0007】本発明によれば作図しようとするイメージの状態の任意線を基準としてパースラインを描くものであり、切込定規体と線定規体にそれぞれ形成した複数の軌跡切込部や軌跡線部又は軌跡溝部のうち、合致する一組の円弧部によってパース補助線を描いて交差点をもとめてパースラインを描き出すことができる。
【0008】切込定規体に形成した複数の軌跡切込部と、線定規体に形成した複数の軌跡線部(又は軌跡溝部)は、互いに対称位置となるように形成されているものである。これらの軌跡切込部、軌跡線部等は定規体のそのものの大きさとの相対的な関係により形成されるものであるが、扱い易さや持ち運び易さ等の点から、その全体は30cm×15cmの透明な薄板状長方形に形成されている。また、軌跡切込部、軌跡線部等の中心点からの等距離は、最外周部となる軌跡切込部の円弧部の等距離が最も長く100cmに設定されている。そして、最内周部に向って円弧部の等距離が短くなるように設定され、順次80cm、60cm、50cm、40cm、34cm、28cm、24cm、20cm、16cmの等距離に設定して形成されている。これらの等距離は作図する際の汎用性や実用性の上からこれらの数値に設定されているものであり、これ以外の数値を持って設定しても良いこと勿論である。また、等距離の円弧部の設定を10個所としてあるがこれに限らないこと勿論である。
【0009】更に円弧部の設定間隔を1cm毎に形成してあるのは、上記の中心点からの等距離の間隔が4cmの時、16cm、20cm、24cmの円弧部は24−4=20、16+4=20となって同一の消失点を持つこととなるので、円弧部を形成する間隔は短いほどよいが、定規体としての強度や見易さなどの点から1cm程度に形成するのが望ましい。
【0010】特許を受けようとする第2の発明は、切込定規体の円弧状の軌跡切込部及び線定規体の円弧状の軌跡線部(又は軌跡溝部)に角度目盛部及び/又はパース目盛部を表示するようにした請求項1に記載するパース定規である。
【0011】この発明は第1発明の定規体のそれぞれの円弧部にその消失点からの角度目盛部及び/又はパース目盛部を表示したものである。そのために消失点から等間隔、等角度で扇形を描くことが容易となると共に、任意の二線の内角の測定が可能になる。特に通常の分度器では円の中心点から角度を測定するものであるが、この発明によれば消失点が求められた上に内角の位置だし測定が可能となる。また、水平な補助線に設定した消失点からパースラインを描く際に、水平線に対して垂直な補助線を描いて、この垂直補助線に目盛りを表示してパースラインを描くことが一般的であるが、円弧部はパースラインの基準線と直交するために従来のような垂直補助線に表示していた目盛りを容易に確認することができる。
【0012】
【作用】次に本発明のパース定規を用いる場合について説明する。その一例として、二点透視図法により作図する場合について説明すれば、まず、イメージする画面上に任意の二線を引く(図4)。この任意の二線がパースラインを描くための基準となる。また、任意の二線の消失点は画面の外側に設定した位置となっている。任意の二線の他に1本の水平線を引き、任意の二線の交点から垂直線を補助線として引く(図5)。
【0013】この任意の補助二線が作る内角の内側で一方の任意補助線の消失点がある方向を基準にして切込定規体の直線定規部を合わせ、他方の任意補助線の内側から同様に線定規体の直線定規部を合わせる(図8)。そして、両定規体に形成されているそれぞれの軌跡切込部と軌跡線部(又は軌跡溝部)とが対応するように位置決めする。この場合、円弧部は任意の補助線に全て直交することとなるので、切込定規体の円弧部と線定規体の円弧部が合致する一組は同一の中心点を有する消失点であることとなる。これらの複数の軌跡切込部と軌跡線部(又は軌跡溝部)の中から合致する一組の軌跡切込部と軌跡線部(又は軌跡溝部)のうち、切込定規体の軌跡切込部の円弧部に沿ってパース補助線を描き交差点を割り出す(図6)。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例の態様を図面に基いて説明する。図1は本発明に係るパース定規のうち切込定規体の平面図で、図2は同パース定規のうち線定規体の平面図である。図3は本発明のパース定規を用いて二点透視図法により作図する状態のイメージ状態の説明図で、図4は同任意線を引いた状態の説明図で、図5は同垂直補助線に目盛りをつけた状態の説明図で、図6は同パース定規を用いてパース補助線を引いた状態の説明図で、図7は同交差点を割り出した状態の説明図で、図8は同パース定規を用いて合致する一組の円弧部によりパース補助線を割り出す状態の説明図である。
【0015】図において、1は薄板状長方形に形成された切込定規体であり、この切込定規体1の長手方向の一辺側1aに直線定規部2が形成され、その全体は30cm×15cmの薄板状の長方形に形成されている。この直線定規部2の一辺側1aから長手方向の他辺側1bに向って円弧状の軌跡切込部3が形成されている。この切込定規体1は透明なプラスチック材により形成されているので、裏面側からも直線定規部2や軌跡切込部3が透視可能である。
【0016】この軌跡切込部3は直線定規部2の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡切込部3に形成されている。図示の実施例においては、直線定規部2を上にした場合、左方向に中心点が位置している。また、軌跡切込部3の中心点からの等距離は、最外周部となる軌跡切込部3の円弧部4aの等距離が長く100cmに設定されている。そして、最内周部に向って円弧部4b乃至4jの等距離が順次短くなるように設定され、各々80cm、60cm、50cm、40cm、34cm、28cm、24cm、20cm、16cmの等距離に設定して形成されている。
【0017】これら円弧部4の等距離は、作図する際の汎用性や実用性の上からこれらの数値に設定されているものであり、これ以外の数値をもって設定しても良いこと勿論である。また、等距離の円弧部4の設定を10個所としてあるが同様にこれに限らないこと勿論である。
【0018】5は薄板状長方形に形成された線定規体であり、前記の切込定規体1の軌跡切込部と対称位置に軌跡線部(又は軌跡溝部)7が形成されている。すなわち、この線定規体5の長手方向の一辺側5aに直線定規部6が形成され、その全体は30cm×15cmの薄板状の長方形に形成されている。この線定規体5は透明なプラスチック材により形成されているので、裏面側からも直線定規部6や軌跡線部7が透視可能である。また、上記の切込定規体1は透明な厚板状で約2mm前後の厚さに形成されているが、この線定規体5を約1mm前後の厚さに形成すれば、切込定規体1と重ねて使用する際に使い易いものとなる。
【0019】この直線定規部6の一辺側5aから長手方向の他辺側5bに向って円弧状の軌跡線部(又は軌跡溝部)7が形成されている。この軌跡線部(又は軌跡溝部)7は直線定規部6の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡線部(又は軌跡溝部)7に形成されている。図示の実施例においては、軌跡線部(又は軌跡溝部)7の中心点からの等距離は、最外周部となる軌跡線部(又は軌跡溝部)7の円弧部8aの等距離が長く100cmに設定されている。そして、最内周部に向って円弧部8b乃至8jの等距離が順次短くなるように設定され、各々80cm、60cm、50cm、40cm、34cm、28cm、24cm、20cm、16cmの等距離に設定して形成されている。すなわち、これらの軌跡線部7の等距離は、前記切込定規体1の軌跡切込部3の円弧部4の中心半径と同一で対象位置となるように形成されている。
【0020】次にこれらのパース定規を用いて二点透視図法により作図する場合について説明すれば、描こうとするイメージに沿って画面上に任意の二線Xa,Yaを引く(図4)。この時、任意の二線Xa,Yaの消失点Pa,Pbは画面の外側に設定した位置となっている。また、任意の二線の他に任意の二線に共通する1本の水平線Qを引き、この水平線Qの端部は両消失点Pa,Pbである。この水平線Qの他に任意の二線Xa,Yaの交点から水平線Qに向って垂直線Rを補助線として引いておき、等間隔に目盛りを付す(図5)。任意の補助二線Xa,Yaと垂直線Rの交点をAとする。パースラインを描くときに任意の補助二線Xa,Yaと水平線Qが基準となる。
【0021】この任意の補助二線Xa,Yaが作る内角の内側で一方の任意補助線Xaの消失点Paがある方向を基準にして切込定規体1の直線定規部2を合わせ、他方の補助水平線Qの内側から同様に線定規体5の直線定規部6を合わせる(図8)。
【0022】そして、両定規体1、5に形成されているそれぞれの軌跡切込部3と軌跡線部(又は軌跡溝部)7とが対応するように位置決めする(図8)。この場合、合致する切込定規体1の円弧部4は任意補助線Xaに全て直交することとなり、線定規体5の円弧部8は水平線Qと全て直交することとなるので、切込定規体1の円弧部4と線定規体5の円弧部8が合致する一組は同一の中心点を有する消失点Paであることとなる。これらの複数の軌跡切込部3と軌跡線部(又は軌跡溝部)7の中から合致する一組の軌跡切込部3と軌跡線部(又は軌跡溝部)7のうち、切込定規体1の軌跡切込部3の円弧部4xに沿ってパース補助線Haを描き交差点を割り出す(図6)。
【0023】交差点を割り出した後、交点Aから任意の補助線上に任意の交点Bを設定し、交点Aと交点Bとの間において、交差する各パースライン上に垂直な補助線を引き、縦方向のパースラインを描くことができる。任意補助線Yaと補助水平線Qを基準にしてパース補助線Hbを描き交差点を割り出す場合も同様である。
【0024】次に本発明のパース定規を用いて三点透視図法により空間部を描く場合について説明する。図9は本発明のパース定規を用いて三点透視図法により作図する他のイメージ状態の説明図で、図10は同任意線を引いた状態の説明図で、図11は同補助線に目盛りをつけた状態の説明図で、図12は同パース補助線を引いた状態の説明図で、図13は同交差点を割り出した状態の説明図である。
【0025】まず、画面上にイメージする任意の二線Xb,Ybを引く(図10)。この際、任意の二線の消失点Pc,Pdは画面の外側に設定した位置となっている。任意二線の他に1本の水平線Qを引き、この水平線Qの他に任意位置に垂直線Rを補助線として引く(図11)。
【0026】この任意の補助二線Xb,Qが作る内角の内側で一方の任意補助線Xbの消失点Pcがある方向を基準にして切込定規体1の直線定規部2を合わせ、他方の任意補助水平線Qの内側から同様に線定規体5の直線定規部6を合わせる。そして、両定規体1,5に形成されているそれぞれの軌跡切込部3と軌跡線部(又は軌跡溝部)7とが対応するように位置決めする。この場合、円弧部4,8は任意の補助線Xbに全て直交することとなるので、切込定規体1の円弧部4と線定規体5の円弧部8が合致する一組は同一の中心点を有する消失点Pcであることとなる。これらの複数の軌跡切込部3と軌跡線部(又は軌跡溝部)7の中から合致する一組の軌跡切込部と軌跡線部(又は軌跡溝部)のうち、切込定規体1の軌跡切込部3の円弧部4に沿ってパース補助線Hcを描き交差点を割り出す(図12)。
【0027】また、任意の水平線Qと任意の補助線Xbとの間に第3の任意補助線Saを引き、任意の垂直線Rと第3の補助線Saを任意の二線としてパース補助線Heを描く。同様に任意補助線Ybと水平線Qとの間に第4の補助線Sbを引き、任意の垂直線Rと第4の補助線Saを任意の二線としてパース補助線Heを描く。この場合、両パース補助線は垂直線Rを共通にするので同一の中心点を有する位置に消失点があることとなる。したがって、パース補助線Heにより縦方向のパースラインを描くことができる。
【0028】図14は、第2の発明に係るパース定規の平面図であり、そのうち切込定規体1を示してあり、当該切込定規体1についてのみ説明するが線定規体5の構成については対称位置に形成されているので、その説明は省略する。
【0029】図15は、パース定規を角度目盛定規として、あるいはパース目盛定規としてパースラインを描く場合の説明図で、図16はイメージ図に基いて一点透視図法によりパース目盛定規としてパースラインを引く場合の説明図で、図17はイメージ図に基いて一点透視図法により角度目盛定規としてパースラインを引く場合の説明図である。
【0030】図において、9は円弧部4に表示された角度目盛部及び/又はパース目盛部であり、図示の実施例では、各円弧部4a…4jのうち、円弧部4b、円弧部4d及び円弧部4jについてのみ角度目盛部9が表示されているが、全ての円弧部についてそれぞれの角度目盛部及び/又はパース目盛部が表示されるものである。また、同一付記番号の部分は同一構成部分であるのでその説明を省略する。
【0031】そして、任意の二線が作る内角の内側で一方の任意補助線の消失点がある方向を基準にして切込定規体の直線定規部を合わせ、他方の任意補助線の内側から同様に線定規体の直線定規部を合わせることにより、消失点Pの位置と消失点から任意の二線の内角の測定が可能になる(図17)。また、任意の二線の間において等間隔、等角度で扇形を描くことが容易となる(図17)。更に水平な補助線に設定した消失点からパースラインを描く際に、垂直補助線(この場合は水平線Q)に表示していた目盛りを容易に確認することができる(図15、16)。
【0032】例えば、パース定規のパース目盛部として用いる場合には、図15及び図16に示すように任意の二線Xd,Qが作る内側の消失点Pを基準にして切込定規体1と線定規体5の円弧部が合致する最内周部の円弧部4jは、その中心点Pからの等距離が16cmの円弧部であり、その円弧部にパース補助線Hを引く。そのために中心点Pからパース目盛部9の目盛の延長線上と直交する垂直線Rには中心点から一定間隔のパースラインを規則正しく描き出すことができるので、補助線を引くことなく目的とするパースラインを引くことができる。このパース補助線Hの円弧部4jには、半径16cmである円の角度表示部9を5度毎に表示されているが、1度毎に表示しても良い。
【0033】なお、各パースラインとパース補助線Hの各交点間の距離b,b´は任意の二線である水平線Qから他の任意補助線Xcに行くに従い幅が狭く(b,b´)なるが、各パースラインの延長線上で直交する垂直線R上における各交点間の距離a,a´は等しい距離(a=a´)となる。なお、図16の実施例においては垂直線Rが任意の二線であり、水平線Qがパースラインの延長線となっている。
【0034】また、パース定規の角度目盛部として用いる場合には、図17に示すように任意の二線Xe,Qが作る内側の消失点Pを基準にして切込定規体1と線定規体5の円弧部が合致する最内周部の円弧部4jは、その中心点Pからの等距離が16cmの円弧部であり、その円弧部にパース補助線Hを引く。そのために中心点Pから角度目盛部9の目盛の延長線上と直交する垂直線Rには中心点から一定間隔のパースラインを規則正しく描き出すことができるので、補助線を引くことなく目的とするパースラインを引くことができる。
【0035】また、任意の二線である垂直線Rと直交する水平線Qと各パースラインとの各交点間の距離c,c´は任意の二線である垂直線Rから他の任意補助線Xeに行くに従い幅が広く(c,c´)なる。
【0036】上記では第2発明の実施例として、パース定規を角度目盛部やパース目盛部として使用する例を示してあるが、パース目盛部として使用する場合(図16)は、人の目やカメラ視線からみても距離感覚的に整合性のある図を描くことができるので、汎用性のある使用例である。これに対して、角度目盛部として使用する場合(図17)は、描かれる建物や空間などの図の方向性は正確なものとなるが、大きさ等は整合性が低いために建物などのラインとしてよりも等間隔、等角度で扇図形を描く場合に利用される。
【0037】
【発明の効果】特許を受けようとする第1の発明は、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡切込部を直線定規部の一辺側から長手方向の他辺側に向って複数形成した切込定規体と、薄板状長方形の長手方向の一辺に直線定規部を形成し、この直線定規部の延長線上を半径方向とすると共に、その中心点からの等距離が異なる円弧状の軌跡線部又は軌跡溝部を直線定規部の一辺側から長手方向の他辺側に向って複数形成した線定規体とにより構成し、上記切込定規体の軌跡切込部と線定規体の軌跡線部又は軌跡溝部とが対照位置となるように形成したことを特徴とするパース定規である。
【0038】そのためにイメージ状態の任意の二線を基準として、切込定規体と線定規体に形成した複数の軌跡切込部や軌跡線部又は軌跡溝部のうち、合致する一組の円弧部のパース補助線によってパースラインを描き出すことができる。
【0039】特許を受けようとする第2の発明は、切込定規体の円弧状の軌跡切込部及び線定規体の円弧状の軌跡線部(又は軌跡溝部)に角度目盛部及び/又はパース目盛部を表示するようにした請求項1に記載するパース定規である。
【0040】したがって、消失点から等間隔、等角度で扇形を描くことが容易となると共に、任意二線の内角の測定が可能になる。また、水平な補助線に設定した消失点からパースラインを描く際に、水平線に対して垂直な補助線を描いて、この垂直補助線に目盛りを表示してパースラインを描くことが一般的であるが、円弧部はパースラインの基準線と直交するために従来のような垂直補助線に表示していた目盛りを容易に確認することができるし、パースラインの目盛として使用することができる。




 

 


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