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発明の名称 筆記具用キャップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−113880(P2001−113880A)
公開日 平成13年4月24日(2001.4.24)
出願番号 特願平11−299143
出願日 平成11年10月21日(1999.10.21)
代理人
発明者 稲艸 己宣
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 弾性を有するクリップを付設するアウターキャップと、このアウターキャップ内に固持されるインナーキャップから構成されるものであって、上記アウターキャップ内にインナーキャップを固持するにあたって、このアウターキャップ内に挿入されるインナーキャップのスリットに対してクリップの端縁のクリップ止めをアウターキャップの貫通孔を通して挿嵌することによって、上記アウターキャップ内にインナーキャップをクリップによって一体的に固持させてなる筆記具用キャップ。
【請求項2】 先端に空気流通路を形成して安全キャップ構造とした請求項1記載の筆記具用キャップ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、ボールペン等の筆記具に使用される筆記具用キャップ、特にその先端に幼児の誤飲等に対して呼吸を確実に確保することができる安全キャップ構造を併設できる筆記具用キャップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールペン等の筆記具に使用される筆記具用キャップ、特に水性ボールペンのキャップにおいては、クリップをキャップに止着するには、クリップとクリップを止める天冠、スペーサ、天ビスとインナーキャップ、バネカツラ等の各種部品を組み合わせて構成することが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の水性ボールペン等の筆記具に使用される筆記具用キャップは前期各種の部品から構成されるものであるため、部品点数や、作業工程も著しく多いことから、製造作業における作業性も著しく低下してしまい、筆記具用キャップとしての製造コストが大幅に上昇してしまう問題点があり、加えて幼児等の誤飲防止のため空気の流通を確保する、いわゆる安全キャップ構造の採用が必要となる場合がある。
【0004】そのため、筆記具用キャップにおいて構造上必然的に多くなる部品点数を削減するものとして、先端に通気孔を有する外キャップと筆記具の先端部を挿入する中キャップから構成され、この外キャップ及び中キャップを一体に成形してなるもの(実開平6−3684号)や、筆記具等のキャップをキャップ筒体とクリップを一体に成形してなるインナーキャップとから構成し、このキャップ筒体に形成した切欠に有する係合突部に対して、外周面に空気の流通を可能とするリブを溝設するインナーキャップに一体に成形するクリップの基部に設けられた係合溝を嵌着させることでキャップ筒体とインナーキャップとが固着されてなるもの(実開平7−12288号)の他、その先端を開口部とすると共に、その内部においてリブを持ってインナーキャップを保持するように一体に成形されるキャップと、先端に通気孔を有すると共に、その下部において筒部を一体に成形してなるクリップから構成され、上記クリップの筒部をキャップ先端の開口部に挿嵌することにより筆記具用のキャップとしてなるもの(特開平9−39471号)等が提案されている。
【0005】ところが、実開平6−3684号の場合では、確かに外キャップ及び中キャップが一体に成形されるものであるからその製造コストの削減及び作業性の向上を大幅に図れるものとなるが、成型時における抜きや筆記具先端を挿入した場合の密閉性を確実に確保するため、中キャップは構造上薄肉化されてしまい易く、そのため筆記具の先端部を中キャップに挿入する場合に、中キャップが左右のみならず前号方向にも揺動してしまうので、筆記具の先端部を中キャップに確実に挿入することができなくなる上、たとえこの外キャップと中キャップとを別体に成形した後、互いに圧入係止してキャップとするものであっても今度は製造工程の増加を招き製造コストの増加や作業性の低下を招くものとなる。
【0006】更に、筆記具用のキャップを、キャップ筒体とクリップを一体に成形してなるインナーキャップから構成するもの(実開平7−12288号)や、インナーキャップをその内部に保持するように一体に成形するキャップとクリップから構成するもの(特開平9−39471号)とすると、確かに大幅な部品点数の削減は可能となるものであるが、まず実開平7−12288号では、キャップ筒体とクリップを一体に成形してなるインナーキャップとは、キャップ筒体に形成した切欠に有する係合突部とインナーキャップに一体に成形するクリップの基部に設けられた係合溝を嵌着させることでキャップ筒体とインナーキャップとが一体に固着されているだけなので、使用者がキャップを持って筆記体の先方部をインナーキャップ内に強く押し込めると、その押勢力によりインナーキャップが揺動してしまい確実に筆記体の先方部をインナーキャップ内に挿入することができなくなるだけでなく、その押勢力があまりにも強すぎると、上記キャップ筒体の切欠に有する係合突部とクリップの係合溝との嵌着が解けてしまいキャップ自体の破損を招くおそれがあり、また特開平9−39471号では、インナーキャップをその内部に保持するように一体に成形するキャップとクリップとは、単にクリップの筒部をキャップ先端の開口部に挿嵌すること固定されているだけなので、使用者が使用後にキャップに対して軸筒を強力に挿入してしまうと、再度使用する場合に軸筒に強い引張力を加えることでクリップとキャップとが分離してしまい破損するおそれがあるものである。
【0007】そこで、この発明は上記従来のものの有する問題点を解決するものであり、す簡単な構造により、安全キャップ構造の機能を維持することができる上、確実に筆記具の先端部を密閉保持することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、弾性を有するクリップを付設するアウターキャップと、このアウターキャップ内に固持されるインナーキャップから構成される筆記具用キャップであって、上記アウターキャップ内にインナーキャップを固持するにあたって、このアウターキャップ内に挿入されるインナーキャップのスリットに対してクリップの端縁のクリップ止めをアウターキャップの貫通孔を通して挿嵌することによって、上記アウターキャップ内にインナーキャップをクリップによって一体的に固持させてなるものであり、又、いわゆる安全キャップ構造を併設できるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は上記のように構成されるから、筆記具の先端部をインナーキャップ内に挿入しても、インナーキャップは、アウターキャップによりその左右方向への揺動は抑制され、且つこのインナーキャップのスリットに対してアウターキャップの貫通孔を通して挿嵌されるクリップ端縁のクリップ止めによって前後方向への揺動をも抑制されることとなるので、筆記具の先端部は確実にインナーキャップ内に密閉保持することができる上、前後方向へのインナーキャップの揺動が抑制されることはアウターキャップ先端の空気流通路の変形を防止できるので、安全キャップ構造の機能を併設でき、それらの機能を確実に発揮しうるものとなる。
【0010】また、この筆記具用キャップはアウターキャップに対してインナーキャップを挿入すると共に、このインナーキャップをアウターキャップの貫通孔を通して挿嵌されるクリップ端縁のクリップ止めによって一体的に固持するものであるので効率よく製造作業を行うことができる。
【0011】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明する。(1)はこの発明の実施例である特に安全キャップ構造を併設する筆記具用キャップであり、この筆記具用キャップ(1)は、弾性を有するクリップ(3)を付設し、先端に空気流通路(6)を形成して安全キャップ構造を有するアウターキャップ(2)と、このアウターキャップ(2)内に固持され、筆記具(9)の先端部(10)を密閉保持するインナーキャップ(7)から構成される。
【0012】そして、この発明の実施例である筆記具用キャップ(1)は、上記アウターキャップ(2)内にインナーキャップ(7)を固持するにあたって、このアウターキャップ(2)内に挿入されるインナーキャップ(7)のスリット(8)に対してクリップ(3)の端縁のクリップ止め(4)をアウターキャップ(2)の貫通孔(5)を通して挿嵌することによって、上記アウターキャップ(2)内にインナーキャップ(7)をクリップ(3)によって一体的に固持させてなるものである。
【0013】この発明の実施例である筆記具用キャップ(1)が以上の構成を具えるから、筆記具(9)の使用後に使用者が筆記具(9)の先端部(10)の乾燥、固化を防止するために、この筆記具(9)の先端部(10)を筆記具用キャップ(1)を構成するアウターキャップ(2)内にクリップ(3)によって一体的に固持されるインナーキャップ(7)内に挿入しても、このアウターキャップ(2)内に一体的に固持されるインナーキャップ(7)は、このインナーキャップ(7)を一体的に固持するアウターキャップ(2)によって、筆記具(9)の先端部(10)の挿入に伴って発生する左右方向への揺動は抑制されるものとなり、且つこのアウターキャップ(2)内におけるインナーキャップ(7)の固持は、インナーキャップ(7)のスリット(8)に対してアウターキャップ(2)の貫通孔((5)を通してクリップ(3)端縁のクリップ止め(4)を挿嵌することにより行われており、このインナーキャップ(7)のスリット(8)に対して挿嵌されるクリップ(3)端縁のクリップ止め(4)と共にこのクリップ止め(4)が挿通するアウターキャップ(2)の貫通孔(5)によって前後方向への揺動をも抑制されることとなるので、筆記具(9)の先端部(10)は確実にアウターキャップ(2)内に固持されるインナーキャップ(7)内に密閉保持することができる。
【0014】更に、上述したようにクリップ(3)のクリップ止め(4)及び、このクリップ(3)のクリップ止め(4)が挿通するアウターキャップ(2)の貫通孔(5)により左右方向のみならず前後方向へのインナーキャップの揺動が抑制されることは、筆記具用キャップ(1)をインナーキャップ(7)と共に構成するアウターキャップ(2)の先端に穿設された安全キャップ機構の空気流通路(6)の変形を防止することができるので、幼児等の誤飲等に対する呼吸の確保を目的とする安全キャップ構造の機能を確実に発揮しうるものとなる。
【0015】また、この筆記具用キャップ(1)はアウターキャップ(2)に対してインナーキャップ(7)を挿入すると共に、このインナーキャップ(7)をアウターキャップ(2)の貫通孔(5)を通して挿嵌されるクリップ(3)端縁のクリップ止め(4)によって一体的に固持する構成をとっているものであるので、部品点数を少なくしつつ簡単な構造として効率よく製造作業を行うことができるものとなる。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり、筆記具の先端部を密閉保持するインナーキャップの前後左右への揺動を抑制することで、筆記具の先端部を確実にインナーキャップ内で密閉保持できて、その乾燥、固化を防止できると共に、筆記具用キャップとしての部品点数を削減するので、製造作業の効率化と共に製造コストの著しい低減化を図ることができ、さらには、いわゆる安全キャップ構造を併設できる優れた効果を有するものである。




 

 


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