米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> ヘクマ ヘルプスト マシーネンバウ ゲーエムベーハー

発明の名称 樹脂材料用射出成形機の操作システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−162659(P2001−162659A)
公開日 平成13年6月19日(2001.6.19)
出願番号 特願2000−310341(P2000−310341)
出願日 平成12年10月11日(2000.10.11)
代理人 【識別番号】100087701
【弁理士】
【氏名又は名称】稲岡 耕作 (外2名)
発明者 リヒャルト ヘルプスト
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】樹脂材料用射出成形機の金型(11)の中空キャビティ(13)から樹脂材料製品(14)を取り出すためのアーム(19)と、第二平面(28)内を動いて前記樹脂材料製品(14)を運び去るコンベアシステム(25)と、前記金型(11)と前記コンベアシステム(25)との間に配され、前記取り出された樹脂材料製品(14)を第一平面(15;43;63)から前記第二平面(28)へと移送するための移送ステーション(29;40;60)と、を備えた前記樹脂材料用射出成形機の操作システムであって、前記中空キャビティ(13)が、前記第一平面(15;43;63)内に配列しており、前記アーム(19)が、本質的に前記第一平面(15;43;63)内を動くものであり、前記移送ステーション(29;40;60)が、前記樹脂材料製品(14)のための移送プレート(30;41;61)を備え、予め定められた軌道(37;53;88)に沿って前記第一平面(15;43;63)内の第一操作位置から前記第二平面(28)内の第二操作位置へと動くようにされており、前記軌道(53;88)が、本質的に前記第一平面(43;63)の外側で延びることを特徴とする樹脂材料用射出成形機の操作システム。
【請求項2】前記第一平面(43;63)が、本質的に鉛直方向に伸びることを特徴とする請求項1に記載の操作システム。
【請求項3】前記第二平面(28)が、本質的に水平に伸びることを特徴とする請求項1または2に記載の操作システム。
【請求項4】前記コンベアシステム(25) が、コンベアベルト(26)を備えることを特徴とする請求項3に記載の操作システム。
【請求項5】前記樹脂材料製品(14)が前記第一平面(43;63)内に群として配列され、群単位で移送されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の操作システム。
【請求項6】前記移送プレート(41;61)が第一リム(52;64;84a)、前記第二平面(28)の領域内に配列され、前記第一操作位置から前記第二操作位置に移動する間にその第一リム(52;64;84a)とともに、前記第一平面(43;63)から離れる方向に第二平面(28)に平行に移動することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の操作システム。
【請求項7】前記移送プレート(41;61)に、前記第一リム(52;64)に対向する第二リム(44;84)が設けられており、前記第一操作位置と前記第二操作位置との間を移送する間に前記第二リム(44;68)が、本質的に前記第一平面(43; 63)に沿って案内されることを特徴とする請求項6に記載の操作システム。
【請求項8】前記移送プレート(41;61a)に、前記第一リム(52;64) の領域にすべり軸受け(50;85a)が設けられており、このすべり軸受け(50;85a)が前記第二平面(28)に平行に伸びるスライドレール(51;86a)に沿って移動するようになっていることを特徴とする請求項6または7に記載の操作システム。
【請求項9】前記移送プレート(41;61)に、前記第二リム(44;84) の領域にすべり軸受け(48;85)が設けられており、このすべり軸受け(48;85)を前記第一平面(43;63)に平行に伸びるスライドレール(49;86)に沿って移動するようになっていることを特徴とする請求項7または8に記載の操作システム。
【請求項10】前記移送プレート(61)に、前記第一リム(64) の領域にジョイント(65)が設けられており、このジョイント(65)が、前記第二平面(28)に本質的に接して伸びる大きな半径(R)の円形軌道(68)に沿って移動するようになっていることを特徴とする請求項7または8に記載の操作システム。
【請求項11】前記移送プレート(61a)に、前記第二リム(64a)の領域にジョイント(65a)が設けられており、このジョイント(65a)が、前記第一平面(63a)に本質的に接する大きな半径(R)の円形軌道(68a)に沿って移動するようになっていることを特徴とする請求項7または8に記載の操作システム。
【請求項12】前記移送プレート(41;61)が、ロッカー(45;72)によって前記第一操作位置と前記第二操作位置との間を移動するものであり、前記ロッカー(45;72)は、この運動のシーケンスの少なくとも一部の間に前記移送プレート(41;61)外側に配置されたスイベル点(54;76)を有し、サーボメカニカルアクチュエータがこのスイベル点(54;76)に係合することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の操作システム。
【請求項13】前記アクチュエータが前記第二平面(28)の領域に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の操作システム。
【請求項14】前記アクチュエータが前記第二平面(28)より下に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の操作システム。
【請求項15】アクチュエータが、静止スイベル点(58;83)に連結されたピストン・シリンダーユニット(56a;81)であることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の操作システム。
【請求項16】前記移送プレート(41)がその少なくとも一つのリム(52)について、すべり軸受け(50)によって前記平面の一つ(28)に平行に伸びるスライドレール(51)内を案内され、このスライドレール(51)が、前記平面(28)に平行に移動(151)するようになっており、前記アクチュエータが、前記移動可能なガイドレール(51)に連結されたピストン・シリンダーユニット(56)であることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の操作システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空キャビティが第一平面に配置され、アームが本質的に第一平面内を移動する樹脂材料用射出成形機の金型の中空キャビティから樹脂材料製品を取出すアームと、樹脂材料製品を運び去るための第二平面内を移動するコンベアシステムと、金型とコンベアシステムとの間に配置され、取出した樹脂材料製品を第一平面から第二平面に移動するための移送ステーションを備える樹脂材料用射出成形機の操作システムであって、前記移送ステーションは、樹脂材料製品の移送プレートを備え、第一平面内の第一操作位置から第二平面内の第二操作位置内に予め定められた軌道を移動するようにした樹脂材料用射出成形機の操作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のタイプの操作システムは、技術上知られている。従来の樹脂材料用射出成形機では、金型構成部分が互いに水平方向に引き離される。完成樹脂材料製品を取出すために、操作システムのアームが、二つの金型構成部分の間の隙間に挿入されが、そこではアームの軌道は、金型構成部分の軌道に対して従来は垂直に伸びる。グリッパー要素、例えば、吸着ヘッドが、アームの自由端に設けられており、自由な状態にある中空キャビティから完成樹脂材料射出成形製品を取出す。つぎに、操作システムのアームは再び後退し、製品を移送プレートに移す。移送プレートは、射出成形機の外側に置かれ、本質的に中空キャビティと同じ面に受け面を有する。
【0003】その後、樹脂材料は、運びさる必要があるが、通常水平面を走るコンベアが、利用される。移送プレートからコンベアベルトに樹脂材料製品を移送するために、移送プレートは水平軸に対して前方に傾けられ、鉛直方向にあった、樹脂材料製品を運んだその移送プレートが、下方に90°C傾けられ、樹脂材料製品がコンベアベルトに移される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、先行技術の操作システムは、アームが位置する領域で移送プレートを回転しなければならないという欠点がある。したがって、まずアームを移送プレートの回転領域から外に移動する必要がある。このため、余分な時間が必要で、射出成形機のサイクル時間が長くなる。したがって、本発明は、最初に記したタイプの操作システムを改良して、前記の問題点を解決することを目的とする。特に、前にアームを移動する必要がまったくあるいはほとんどなく、移送プレートからコンベアベルトに移すことを可能とするものである。これによって、サイクル時間を従来の操作システムより少なくすることができ、射出成形機の生産性を高くすることができるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】最初に記したタイプの操作システムで、軌道が本質的に第一平面の外側で伸びるようにすることによって、この目的が達成できる。アームが後退した位置にあって、それが樹脂材料製品が移送プレートに移された位置であり、アームのグリッパー要素がまだその位置にある時、アームとの衝突が起こらない様に移送プレートの軌道を定めることにより、本発明の目的は、完全に達成される。なぜならば、樹脂材料製品が一方向に中空キャビティからアームで取出され、移送プレートの軌道は、本質的に逆の方向に伸びているからである。
【0006】従来技術で比較的大きい移送プレートの場合のように特に比較的長い距離をアームを別に移動する必要がもうないことを考慮すると、操作工程は短くなり、その結果射出成形機のサイクル時間が、短縮される。したがって、本発明は、それ自体知られるように、第一平面が本質的に鉛直に伸び、そして好ましくは、第二平面が本質的に水平に伸びる操作システムに関して有利に利用できる。さらに、本発明は、コンベアシステムがコンベアベルトを備える場合、有利に利用できる。
【0007】また、本発明のもう一つの実施形態によれば、樹脂材料製品が第一平面に群として配列し、群単位で移送されると、本発明は、さらに、有利である。すなわち、すでに述べたように、特に樹脂材料製品の非常に大きな群と金型内の対応する複数の中空キャビティに関して、対応した大きな移送プレートも用意しなければならない。移送プレートを従来の方法で回転するときは、回転したまたは傾けた移送プレートとの衝突を避けるために、操作システムのアームをずっと遠くへ追いやらなければならない。
【0008】本発明の好ましい実施形態では、第一リムを備えた移送プレートは、第二平面の領域内に配置され、第一操作位置から第二操作位置に移動する間、その第一リムとともに、第一平面から離れる一方向に第二平面に平行に移動する。この構成は、移送プレートが下方にまた第一平面から下がり離れるため、この軌道によって、それが一方では第一平面から第二平面へ、すなわち、好ましくは、鉛直位置から水平位置に移動し、他方ではアームの軌道が全くまたは極くわずか交差するだけであるという利点がある。
【0009】前記の二つの実施形態に関連して、第一リムに対向する第二リムを移送プレートに設け、第一操作位置と第二操作位置との間を移送する間に第二リムを本質的に第一平面に沿って案内するとさらに好ましい。この構成は、移送プレートが第一平面の領域すなわち、アームの軌道への進入を完全に防止または少なくともそのような進入を容認できる程度にまで少なくできるという利点がある。この実施形態によれば、移送プレートの二つの対向するリムが機械的に案内されることを考慮すると、すでに述べた利点は、プレートが、確実に案内され、傾く恐れがないということである。
【0010】この実施形態の変更様態によれば、この軌道は、移送プレートに第一リムの領域にすべり軸受けを設け、このすべり軸受けが第二平面に平行に伸びるスライドレールに沿って移動されるようにするという有利な方法で実現できる。この構成は、上記の軌道が保証されることと、その運動の間移送プレートがその下のリムに確実に案内されるという利点がある。その運動のシーケンス中は移送プレートが傾くことは不可能である。
【0011】上記実施形態のもう一つの様態または代替様態では、移送プレートに第二リムの領域にだけまたはそれにもすべり軸受けが設けられている。このすべり軸受けは、第一平面に平行に伸びるスライドレールに沿って移動するようにしてある。その第一の代替構成では、移送プレートに第一リムの領域にジョイントを代わりに設けている。このジョイントは、第二平面に本質的接して伸びる大きな半径の円形軌道に沿って移動するようにしてある。
【0012】同様に、第二の代替によれば、逆の方法で移送プレートに第二リムの領域にジョイントを設けることができる。このジョイントは、第一平面に本質的に接して伸びる大きな半径の円形軌道にそって移動するようにされている。これらいずれの場合も、第一平面および第二平面の領域でリムがそれぞれ確実に案内されるようになっている。そして、第一平面および/または第二平面内でガイドレールにより、正確に縦の案内ができる。その他の場合は、この縦の案内は、大きな半径の弧に近似している。この代替は、特定の状態により機械的により簡単に設計することができる。
【0013】本発明のさらに他の実施形態によれば、移送プレートがロッカーによって第一操作位置と第二操作位置との間を移動するようにし、少なくともロッカーに移動のシーケンス中の一部に移送プレートの外側に配置したスイベル点またはジョイントを設け、スイベル点またはジョイントに係合するサーボアクチュエータを設ける。この構成は、移動の全体のシーケンスが、複数のドライブを利用する必要がなく一台のアクチュエータによって行うことができるという利点がある。
【0014】アクチュエータが第二平面の領域に、好ましくは、第二平面の下に配置されのが特に好ましい。この構成は、本質的に数点の利点がある。一方では、底部にドライブがある結果、操作システムの垂直寸法がより小さくなる。さらに、いずれのドライブ要素も、設備の下部内にあれば、クリーンルームの状態のもとでの応用に特に好ましい。この理由は、クリーンルームが従来特殊な気流システム、すなわち、空気が天井から部屋の床に下の方に流れ、部屋の中のどんな粒子も除去するいわゆる層流システムを利用しているからである。もし、そのような状態でドライブ要素がコンベアより上の位置にあれば、ほこりがドライブ内で磨耗により発生し、層流により運ばれて、コンベアで運ばれた製品に沈着することがある。これは、ドライブ要素をコンベアよりも下または少なくともコンベアと同じ垂直位置内に配置すると解決する。さらに、ドライブ要素が下の位置にあれば、設備を機械的にさらに安定した構造にすることができ、同時にドライブ要素へ接近しやすくなる。
【0015】前記の利点は、当然ながら、操作システムのアーム用のドライブ要素もコンベアより下の位置にある場合もに当てはまることである。この例でさらに、前記の説明の考慮は、前記のものと比較して逆の方法で製品をコンベアベルトで取り去り、操作システムで金型の中空キャビティに挿入する場合にも当てはまる。そのようなケースとしては、例えば、樹脂材料製品にある挿入物もしくは部品、例えば、補強要素、ピン、丁番などが設けられたり、または電子回路、アンテナ等の要素でいわゆる「スマートカード」を製造する場合である。運動のシーケンスを上記と逆にしても、上記の利点は、同じである。
【0016】アクチュエータは、好ましくは、ピストン・シリンダーユニットの形態にする。しかし、他のアクチュエータ、例えば、モータアクチュエータを使用してよいことは言うまでもない。アクチュエータの係合点に関することについては、二つの代替が本発明で包含されている。第一の代替構成では、アクチュエータを静止スイベル点に連結する。
【0017】この構成は、構造を簡単にすることができるという利点がある。しかし、アクチュエータは、比較的大きいストロークの移動を行い、ピストン・シリンダーユニットが、使用されているときは、ある状況下でテレスコープシリンダーを選択する必要がある。しかし、少なくとも一つのリムにある移送プレートは、平面の一つに平行に伸びるスライドレール内をすべり軸受けによって案内され、スライドレールは、平面に平行に移動するようにしてある代替では、アクチュエータは、移動可能なガイドレールに連結してもよい。
【0018】この構成は、アクチュエータの伸びおよび後退の間に縦に動くことができるスライドレールも移動するため、運動の複脱なシーケンスとなるが、ただ限定されたスペースしか必要としない利点がある。したがって、操作システムは、設備内で小さなスペースしか要さず、アクチュエータ自体も、比較的小さなストロークを起こすことだけで十分となる。ピストン・シリンダーユニットを使用する場合、簡単なピストンを使用すると十分で、テレスコープシリンダーはまったく不要である。
【0019】その他の利点は、以下の説明と図面から明かになるであろう。当然ながら、前記の特徴および以下に述べる特徴は、特定の与えられた組合せのみならず、他の組合せまたは単独で本発明の範囲を逸脱することなく使用できることは言うまでもない。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を以下の図面に示し、以下詳しく説明する。図1の平面図で、参照番号10は、先行技術による樹脂材料用射出成形機の全体を示す。成形機10は、第一金型部分11および第二金型部分12を備える。第一金型部分11には、中空キャビティ13が設けられている。図1Aの初期状態では、完成した射出成形樹脂材料製品14が、中空キャビティ13内にある。
【0021】前記のように、図1Aは、平面図であるので、一列に並んだ中空キャビティ13しか見えないが、中空キャビティ13は、第一平面15を定め、中空キャビティ13の列が数列に上下に配置され、例えば、3×4=12の中空キャビティのラスタ形状になっている。これは、当然ながら、一例である。また、二つの金型構成部分11,12を有する金型を備える図1Aに示した樹脂材料用射出成形機10も、単に一例にすぎない。また、当然ながら、本発明は、他のタイプの機械で、例えば、それら機械に積み重ね金型またはその他のタイプの金型を備えたものにも利用できる。
【0022】参照番号18は、操作システムを示している。操作システム18は、グリッパー20、例えば、吸着ヘッドをその自由端に備えたグリッパーアーム19を有する。グリッパーアーム19は、適当なドライブによって図1Aに座標系21で示すように、数方向に移動されるようになっている。参照番号25で示したコンベアシステムの全体は、樹脂材料用射出成形機10の側方に配置されている。コンベアシステム25は、矢印27の方向に移動できるコンベアベルト26を備えている。それで、コンベアベルト26は、第二平面28を定めている。
【0023】図示した実施形態では、中空キャビティ13を備える第一平面15は、鉛直方向に伸びているのに対して、コンベアベルト26の第二平面28は、水平に伸びている。したがって、中空キャビティ13から完成樹脂材料製品14を取出した後、鉛直方向の第一平面15から水平な第二平面28に移す必要がある。このため、参照番号29で示す移送ステーションを設けている。図示した実施形態では、移送ステーション29は、実質的に第一平面15に配置された移送プレート30を備えている。移送プレート30は、以下に詳しく説明するように、その底部の水平軸31を中心としてを傾斜または回転されるようになっている。それを矢印32で示す。
【0024】移送プレート30には、第一平面15内にある前表面33がある。図1Aの初期位置では、アーム19は、伸びた位置にあり、そのグリッパー20は樹脂材料製品14を取出すため、中空キャビティ13に面している。次に、図1Bで矢印35で示すように、アーム19は、グリッパー20が移送プレート30の前表面33に向くところまで後退する。そこで、樹脂材料製品14は、前表面33に移される。
【0025】この先行技術の操作システム18では、アーム19は、図1Cの矢印36の方向に移動させ、図1Cの平面図で見てそれが移送プレート30より下の位置にくるようにしなければならない。それに代えて、アーム19を、図1Cにおいて破線と矢印36'で示す右側に移動することも可能である。その場合、アーム19'は、コンベアベルト26の方向(矢印27)にそって移動されることになる。アーム19または19'のこの移動が必要なのは、移送プレート30を軌道37で示すように右側に回転軸31を中心に傾斜させるからである。前に真っすぐ鉛直位置にあった移送プレート30は、図1Dから明らかなように、その表面33が下向きになりコンベアベルト26上にある。また、図1Dでは、第一金型部分11内の中空キャビティ13のラスターに相応する樹脂材料製品のラスターがみられる。
【0026】図1Dの操作位置では、樹脂材料製品14は、例えば、移送プレート30上の保持要素を開放することにより移送プレート30からコンベアベルト26に移される。これによって、樹脂材料製品14は、重力の働きでコンベアベルト26上に落下し、そこに置かれる。つぎに、移送プレート30は再びその回転軸31を中心に上方に回転してもとの方向にもどる。アーム19または19'が、図1Bの操作位置から図1Cの操作位置に移動し、やがて後に再びもとにもどるには、ある時間を要し、このため移送操作および樹脂材料用射出成形機10のサイクル時間が長くなることが容易に分かる。
(第一の実施形態)図2から図4に、本発明による操作システム39の第一実施形態の三段階の動きを示す。図2から図4は、側面図である。
【0027】参照番号40で示した移送ステーションに、また移送プレート41があることが分かる。図2の初期位置においては、移送プレート41は鉛直に上方に伸びている。その前面には、樹脂材料製品14のための表面42がある。このように、第一平面43が定められ、これも中空キャビティ(図示せず)の平面と一致し、またアーム19の移動の方向とも一致する(図1Aおよび図1B参照)。移送プレート41の第一の上リムを、参照番号44で示した。
【0028】ロッカー45は、移送プレート41と係合する。ロッカー45は、移送プレート41と側面で係合し、それに固く連結された部分46を備えている。ロッカー45の自由アーム47は、図2の位置で移送プレート41から右側に下方に突き出している。図2の移送プレート41の上左角、すなわち、ロッカー45の部分46の上端の上および第一リム44の右側端には、第一すべり軸受け48がある。第一すべり軸受け48は、略して示した第一スライドレール49を走る。第一スライドレール49は垂直に、すなわち、第一平面43に平行に、好ましくは、その直近辺でまたはそれに一体に伸びている。
【0029】第二すべり軸受け50が、ロッカー45の部分46の下端に設けられている。第二すべり軸受け50は、これも略して示した第二スライドレール51を走る。第二スライドレール51は、移送プレート41の第二の下のリム52の直近辺を水平方向に伸びている。第二スライドレール51は、水平方向すなわち、コンベアベルト26で定められる第二平面28に平行に静止軸受け151内を移動するようになっている。
【0030】図2に示した第一鉛直操作位置から図4に示した第二水平操作位置に移送プレート41の位置を変更するために、動きのシーケンスが、軌道53で示すように用意されている。軌道53を通るために、ピストン・シリンダーユニット56のピストンロッド55が、ロッカー45の自由アーム47の自由端の第一スイベル点またはジョイントに連結されている。ピストン・シリンダーユニット56のシリンダー57が、第二スイベル点58に連結されている。
【0031】第二スイベル点58は、フランジ158を介して第二スライドレール51に固く接続されおり、このためそれとともに水平方向に移動される。図2、図3および図4による動きの段階の図から容易に分かるように、ピストンまたはそれに関連するピストンロッド55を前進させたり、伸ばしたりすることにより、第二すべり軸受け50を、第二スライドレール51に沿って左側に移動させ、同時に第一すべり軸受け48を第一スライドレール49に沿って下方に移動させる。第二スライドレール51と第二スイベル点58とがフランジ158を介して固く連結されているため、第二スライドレール51およびピストン・シリンダーユニット56も左手側に移動される。動きのこの複雑なシーケンスのため、必要とされる全体のスペースは、比較的に小さく、またピストンロッド55の動きも比較的小さな値に限定され、単一のピストンロッド55を備えたピストン・シリンダーユニットが使用できる。
【0032】第一すべり軸受け48が移送プレート41の右上角に配置されているため、第一リム44は第一平面43の領域に進入することはない。図4の第二操作位置で、移送プレート41の表面42は、下向きになっており、このため樹脂材料製品14をそこから問題なくコンベアベルト26上に移すことができる。図2から図4の動きのシーケンスの間、第一平面43の右手の領域は、前記のように、侵されないそのままの状態にあり、その結果その位置にあるアーム19(図2)は、その位置のままにあるか、または極く少しだけ移動する必要があるだけである。したがって、余り多く時間が失われることがない。
【0033】さらに、図2〜図4から、移送ステーション40のドライブ要素すなわち、ピストン・シリンダーユニットがコンベアベルト26より下に配置されているため、コンベアベルト26の上のスペースは、そのどの要素から侵されることがない。
(第二の実施形態)図5は、図2から図4に示した実施形態の一つの変形である。図5の図は、本質的に図3の図に相当する。したがって、同じ要素は、同じ番号で示し、ただ、区別をはっきりさせるために「a」を付した。
【0034】図5の実施形態は、本質的につぎの二点で図3の実施形態と異なる。まず、図5の実施形態には、第一すべり軸受け48aが、移送プレート41aの右上角でなく、ロッカー45aの部分46aの上端に配置する構成を選んでいる。したがって、第一すべり軸受け48aは、上の第一リム44aからd1の距離にある。さらに、第一すべり軸受け48aは、第一平面43aからd2の距離だけ後退されている。
【0035】この特別な設計は、実施が、幾分簡単に行えるが、図2から図4の上記の実施形態に比較して不利点がある。すなわち、第一リム44aが、初期位置(本質的に図5の第一スライドレール49aの位置に相応する)にある場合の第一平面43aの反対側の領域に幾分入り込むことである。第二の相違点は、図5の実施形態ではピストン・シリンダーユニット56aが、図5のその右手側端で静止第二スイベル点58aに連結されていることである。それで、図5に一点鎖線のみで示した第二スライドレール51aも静止しており、このため図2から図4に示した実施形態の静止軸受け151は、この場合必要でない。
【0036】しかし、図5の実施形態は、より大きなスペースが必要である。というは、ピストン・シリンダーユニット56aの右手側が静止した第二スイベル点58aに固定されたままであり、移送プレート41がその軌道を移動するとき、左手側に可動スライドレールとともに移動されないからである。この場合、図2から図4の実施形態に比較して第一スイベル点54aも、かなり長い距離(静止第二スイベル点58aに対して)を移動させる必要があることを考慮すると、図5の実施形態はテレスコープ55aを備えたピストン・シリンダーユニット56aを利用する必要がある。
【0037】それで、図5の実施形態の第二スライドレール51aの設計の利点は、ピストン・シリンダーユニット56aの領域のある設計の複雑さおよび幾分大きなスペースが必要であるという裏面がある。
(第三の実施形態)図6から図8は、本発明による操作システム59の第二実施形態であり、移送ステーション60を備えている。図2から図4と同じ視点で見たものである。
【0038】移送ステーション60も、樹脂材料製品(図示せず)を受ける表面62を備えた移送プレート61を有している。また、表面62は、第一平面63を定めている。移送プレート61は、図1Aの下のリムである第一リム64を備えており、その近傍に、移送プレート61の第一スイベル点65がある。第一ロッカー66は、第一スイベル点65と第二静止スイベル点67とを相互に連結している。第一ロッカー66は、移送プレート61の長さよりずっと長く、そのため第一ロッカー66が傾斜する時、大きな半径Rで円形軌道68を第一スイベル点65が描く。
【0039】第三スイベル点70は、移送プレート61の大体中心にある。第二の二本アームロッカー72は、第三スイベル点70と第一アーム71とを係合させている。第二ロッカー72は、第四静止スイベル点75に連結されている。ピストン・シリンダーユニット81のピストン80またはピストンロッドは、第二ロッカー72の第二アーム第二アーム77の自由端に第五スイベル点76と係合している。ピストン・シリンダーユニット81のシリンダー82は、第六静止スイベル点83を中心に回転するようにしてある。
【0040】図6の上のリムである移送プレート61の第二リムは、参照番号84で示している。すべり軸受け85が、第二リム84の近傍で移送プレート61に設けられている。言うまでもなく、すべり軸受け85は、できるだけ図6の移送プレート61の右上角に配置すべきである(図2の第一すべり軸受け48参照)。すべり軸受け85は、略して示したスライドレール86に沿って移動することができる。スライドレール86は、鉛直に伸び、したがって、コンベアベルト26で定められる第二平面28に対して垂直に伸びる。
【0041】図6の操作位置では、第一スイベル点65と第四静止スイベル75とが側面図で一致している。図6は、移送プレート61の第一鉛直操作位置を、図8は、第二水平操作位置を示している。移送プレートが、番号88で示した軌道を移動し、第二リム84は、第一平面63と全くまたは極くわずかに交差するだけである。これは、示した運動のシーケンスにより行われる。なぜならば、図6の移送プレート61の右下角にある第一スイベル点65が、第一平面63の左手側で伸びる大きい半径Rの円形軌道に沿って案内されるからである。
【0042】ピストン・シリンダーユニット81のピストンロッド80は、図6に示す位置から前進すると、第二ロッカー72は、反時計回りの方向に第四静止スイベル点75を中心に回転する。その結果、移送プレート61の中央の第三スイベル点70も反時計回りの方向に円の四分の一回転する。これによって、すべり軸受け85が上から下の方向にスライドレール86に沿って移動し、同時に移送プレート61の右下角が、図6の第一操作位置から円形軌道68に沿って左手側に回転する。したがって、図7に示したように中間位置を経て、移送プレート61が、図8に示した最終位置に達する。その位置で、所望すれば表面62が下向きとなり、それに保持されていた樹脂材料製品がその下を走るコンベアベルト(図示せず)に移される。
(第四の実施形態)図9は、図6から図8の実施形態の一つの変形である。設計に関して、図9の実施形態は、方向を90o回転させて、図6から図8の実施形態の最終位置が、図9の実施形態の初期位置(90o回転)に相応する以外は、図6から図8の実施形態とほとんど同じである。運動のシーケンスを逆のシーケンスで行う。そのため、図9のすべての要素は、ただより明確に区別するために「a」の文字を付け加えた以外は、図6から図8と同じ参照番号で示してある。
【0043】その他、図9の実施形態の運動のシーケンスは、自明である。なぜならば、図6から図8の実施形態の上記説明が、ただ「反時計回り」のような用語を「時計回り方向」に変えるだけ以外は同じであるからである。ところで、図2から図4の実施形態および図5の実施形態についても同様のことが言える。というは、これらの実施形態は、全体の構成を90o回転して、それによって上記の図に示した最終位置が、そのような変更した実施形態の初期位置に相応するようにする「逆」構成にも使用できるからである。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013