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発明の名称 複合成形品の射出成形装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−293753(P2001−293753A)
公開日 平成13年10月23日(2001.10.23)
出願番号 特願2000−114017(P2000−114017)
出願日 平成12年4月14日(2000.4.14)
代理人 【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
【テーマコード(参考)】
4F202
4F206
【Fターム(参考)】
4F202 AG03 AH33 CA11 CB01 CB28 CC10 CN01 CN05 CN21 
4F206 AG03 AH33 JA07 JB28 JL02 JN12 JN43 JQ81 JT06
発明者 三井 和美 / 中沢 誠
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと第2射出成形ステージとを配置したことを特徴とする複合成形品の射出成形装置。
【請求項2】 1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージと、出来上がった複合成形品を取出す成形品取出しステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと第2射出成形ステージと成形品取出しステージとをこの順に配置したことを特徴とする複合成形品の射出成形装置。
【請求項3】 1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、一次成形品を強制冷却する若しくは加熱する冷却又は加熱ステージと、冷却又は加熱処理した1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと冷却又は加熱ステージと第2射出成形ステージとをこの順に配置したことを特徴とする複合成形品の射出成形装置。
【請求項4】 1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、一次成形品を強制冷却する若しくは加熱する冷却又は加熱ステージと、冷却又は加熱処理した1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージと、出来上がった複合成形品を取出す成形品取出しステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと冷却又は加熱ステージと第2射出成形ステージと成形品取出しステージとをこの順に配置したことを特徴とする複合成形品の射出成形装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2色成形品に代表される複合成形品の射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤル電話機の文字盤や電算機のキーボードのキーは、1次成形品を射出成形し、この1次成形品に異種樹脂を射出することで文字を加えるという射出成形法で盛んに製造されており、この成形法を2色若しくは多色成形法と呼ばれる。この様な2色若しくは多色成形法を実施することのできる装置としては、例えば、実公昭61−12087号公報「合成樹脂成形装置」が提案されている。
【0003】この装置は、同公報の第1図によれば、四角柱形状の回転盤5(符号は公報記載のものを流用する。)の4面に回転コアー金型4,4’,4”,4’”を各々取付け、図左の1次キャビティ金型11を回転コアー金型4,4’,4”,4’”のうちの一つ(例えば回転コアー金型4)に型合せし、形成した1次キャビティへ計量・射出装置12から樹脂を射出して1次成形品30を得る。回転盤5を時計廻りに180゜廻して、回転コアー金型4及び1次成形品30を2次キャビティ金型9に臨ませる。この2次キャビティ金型9を回転コアー金型4に型合せし、形成した2次キャビティへ計量・射出装置12’から別の樹脂を射出し、2次成形品31を成形する。これで、1次成形品30に2次成形品31が付いた完成品(複合成形品,2色成形品に相当)40を得ることができる。
【0004】また、上記公報の第3,4図には、回転盤5に3個の回転コアー金型4,4,4を載せ、これらのうちの1つを計量・射出装置12に臨ませて1次成形を実施し、回転盤5を1/3回転廻すことで、回転コアー金型4を計量・射出装置12’に臨ませて2次成形を実施し、更に回転盤5を1/3回転廻すことで、回転コアー金型4を計量・射出装置12”に臨ませて3次成形を実施することで、3色成形品を得ることができる装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来の多色成形装置では、3〜4個又はそれ以上の数の金型を移動させつつ計量・射出装置に順次臨ませることで多色成形品を得るが、このときに使用する金型は、重く、熱容量が大きい。
【0006】重い金型を複数個回転盤に載せて所定の角度毎に、起動、定速回転、停止を繰り返すが、金型の総重量が大きいため、慣性モーメント(GD2)が大きくなり、大きな出力の電動モータが必要になること及び停止精度のよいブレーキシステムが必要となり、高価なモータ、ブレーキ及びこれらの制御装置が必要となり、成形装置の高騰化に繋がる。
【0007】また、熱容量が大きいと、金型は冷めにくくなる。この結果、キャビティに充填した溶融樹脂の凝固が遅れ、生産性が低下する。これを避けるために金型を冷却水で強制冷却するが、水通路を設ける分だけ金型が複雑になり、高価になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために請求項1では、1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと第2射出成形ステージとを配置したことを特徴とする。
【0009】第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部は旋回させずに、成形品支持ブロックを旋回させることで複合成形品を得る。重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。
【0010】請求項2では、1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージと、出来上がった複合成形品を取出す成形品取出しステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと第2射出成形ステージと成形品取出しステージとをこの順に配置したことを特徴とする。
【0011】第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部は旋回させずに、成形品支持ブロックを旋回させることで複合成形品を得る。重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。
【0012】3つのステージを成形品支持ブロックの周囲に配置することにより、各ステージの点検、管理が容易になる。そして、成形品取出しステージを第1・第2射出成形ステージとは別に設けたので、複合成形品を射出成形に並行して取り出すことができ、生産能率を上げることが出来る。
【0013】請求項3では、1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、一次成形品を強制冷却する若しくは加熱する冷却又は加熱ステージと、冷却又は加熱処理した1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと冷却又は加熱ステージと第2射出成形ステージとをこの順に配置したことを特徴とする。
【0014】第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部は旋回させずに、成形品支持ブロックを旋回させることで複合成形品を得る。重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。
【0015】3つのステージを成形品支持ブロックの周囲に配置することにより、各ステージの点検、管理が容易になる。そして、第1成形下型部及び第1成形上型部から離型した1次成形品を直接冷却又は加熱する。強制冷却することでサイクルタイムを更に短縮することができる。強制加熱することで熱的調整が可能となる。
【0016】請求項4では、1次成形品にこの成形品を構成する樹脂とは異種の樹脂を被てなる複合成形品を得る射出成形装置において、この射出成形装置は、1次成形品並びに複合成形品を支えつつ旋回させる成形品支持ブロックと、1次成形品を成形するための第1成形下型部、第1成形上型部及びこの第1成形下型部・第1成形上型部間に樹脂を射出する第1射出装置からなる第1射出成形ステージと、一次成形品を強制冷却する若しくは加熱する冷却又は加熱ステージと、冷却又は加熱処理した1次成形品に異種の樹脂を被せるための第2成形下型部、第2成形上型部及びこの第2成形下型部・第2成形上型部間に異種の樹脂を射出する第2射出装置とからなる第2射出成形ステージと、出来上がった複合成形品を取出す成形品取出しステージとを構成要素とし、前記成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと冷却又は加熱ステージと第2射出成形ステージと成形品取出しステージとをこの順に配置したことを特徴とする。
【0017】第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部は旋回させずに、成形品支持ブロックを旋回させることで複合成形品を得る。重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。
【0018】4つのステージを成形品支持ブロックの周囲に配置することにより、各ステージの点検、管理が容易になる。そして、成形品取出しステージを第1・第2射出成形ステージとは別に設けたので、複合成形品を射出成形に並行して取り出すことができ、生産能率を上げることが出来る。さらには、第1成形下型部及び第1成形上型部から離型した1次成形品を直接冷却又は加熱する。強制冷却することでサイクルタイムを更に短縮することができる。強制加熱することで熱的調整が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、請求項1に係る発明は図8、請求項2に係る発明は図9、請求項3に係る発明は図10で各々実施の形態を説明するが、構成要件の最も多い請求項4に係る実施の形態を図1〜図7にて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に係る複合成形品の4ステージ式射出成形装置の平面レイアウト図であり、図の隅に示した方位(N=北、W=西、S=南、E=東)を併用して説明すると、複合成形品の射出成形装置(以下、「射出成形装置」と略記する。)10は、正方形断面の成形品支持ブロック11を中央に配置し、この成形品支持ブロック11を囲むように、N側に成形品取出しステージ12、W側に第1射出成形ステージ13、S側に冷却又は加熱ステージ14、E側に第2射出成形ステージ15をレイアウトしたものである。詳しい構造を次に説明する。
【0021】すなわち、4つのステージ12,13,14,15を成形品支持ブロック11の周囲に90゜ピッチで配置した。複数のステージを纏めて配置すると、その部分の装置構成が複雑になると共に、点検、修理並びに管理が難しくなる。この点、本例ではこれら各ステージ12,13,14,15を東西南北にレイアウトしたので、各ステージ12,13,14,15の点検、管理が容易になる。
【0022】図2は本発明に係る4ステージ式射出成形装置の断面図(図1の2−2線断面図に相当)であり、図左がW側、右がE側になる。射出成形装置10は、この断面では、下金型21を支える下型固定盤22と、上金型23を支える上型可動盤24と、この上型可動盤24から下へ延ばし且つ前記下型固定盤22を貫通させた複数本のタイバー25・・・・・・は複数本を示す。以下同様。)と、これらタイバー25・・・の下端に掛け渡した型開閉シリンダ固定盤26と、この型開閉シリンダ固定盤26を前記下型固定盤22に対して昇降する型開閉シリンダ27と、前記上型可動盤24に回転可能に吊り下げた回転ポスト28と、この回転ポスト28の下部に一体的に設けた成形品支持ブロック11と、この成形品支持ブロック11から水平に張出したピン状コア31・・・と、下型固定盤22に取付けた回転アクチエータ32と、この回転アクチエータ32から上へ延ばし前記成形品支持ブロック11に挿入する駆動軸33とを備える。駆動軸33はスプライン34にて成形品支持ブロック11に係合するため、成形品支持ブロック11の昇降は妨げない。
【0023】なお、下金型21は、W側に第1成形下型部36、E側に第2成形下型部37を備える。また、上金型23は、W側に第1成形上型部38及びこの第1成形上型部38に樹脂を導く樹脂通路39を備え、この樹脂通路39に第1射出装置41を臨ませ、E側に第2成形上型部42及びこの第2成形上型部42に樹脂を導く樹脂通路43を備え、この樹脂通路43に第2射出装置44を臨ませる構造とした。図中、45はリニアベアリングであり、回転ポスト28を上金型23に対して円滑に昇降させるために介在させた部品である。
【0024】図3は図2の作用図であり、型開閉シリンダ27にて型開閉シリンダ固定盤26を矢印■の如く下降させることによってタイバー25・・・を介して上型可動盤24を下げると、ある時点から成形品支持ブロック11は上型可動盤24と一緒に下り、次に成形品支持ブロック11は下金型21に当って停止し、並行して上金型23は下金型21に当たる。すなわち、型組みが完了する。ここで重要なことは、第1成形下型部36・第1成形上型部38間の所定位置にピン状コア31を臨ませ、第2成形下型部37・第2成形上型部42間の所定位置にピン状コア31を臨ませるべく、上金型23並びに下金型21で成形品支持ブロック11を上下から挟む構造にしたことである。
【0025】図からは、第1射出装置41で第1成形下型部36・第1成形上型部38間に樹脂を射出し、第2射出装置44で第2成形下型部37・第2成形上型部42間に樹脂を射出することができる。
【0026】図4は本発明に係る4ステージ式射出成形装置の別の断面図(図1の4−4線断面図に相当)であり、図左がS側、右がN側になる。射出成形装置10は、この断面では、下型固定盤22に載せた下金型21のS側に上吹きノズル47・・・を備え、上型可動盤24で支える上金型23のS側に下吹きノズル48・・・を備え、また、上金型23のN側に成形品払出しシリンダ49を備え、このシリンダ49に成形品引掛け具51を備えたことを示す。なお、上吹きノズル47・・・並びに下吹きノズル48・・・の個数は任意であり、また、上吹きノズル47・・・と下吹きノズル48・・・との一方のみを設置することは差支えない。
【0027】図5は図4の作用図であり、上型可動盤24を所定の下限位置まで下げた状態を示し、このときには成形品引掛け具51が成形品押し具53に係合する。また、S側ではピン状コア31に上吹きノズル47・・・及び下吹きノズル48・・・が十分に近づき、後に、ピン状コア31に嵌る図示せぬ1次成形品に向って冷却ガス(又はホットガス)を適宜吹付けることができる。
【0028】以上の構成からなる成形装置の作用を図6,7で説明する。なお、説明の都合上、ピン状コア31の先端は全て左に向けた。また、図中のN,W,S,Eは図1に示した方位に合致する。
【0029】図6(a)〜(d)は本発明に係る4ステージ式射出成形装置の第1作用説明図である。(a)は、N側(図1の成形品取出しステージ12)にある空のピン状コア31を示し、このピン状コア31に成形品押し具53を嵌める。図1の成形品支持ブロック11を矢印通りに90゜廻す。(b)は、W側(図1の第1射出成形ステージ13)にて第1成形下型部36・第1成形上型部38間に、ピン状コア31が臨んだ状態を示す。ここで、第1射出装置41にてピン状コア31を囲う第1キャビティ55へ樹脂を射出する。これで、1次成形品を得ることができる。
【0030】(c)は、ピン状コア31を囲う1次成形品56を示す。型開き後、図1の成形品支持ブロック11を矢印通りに90゜廻し、ピン状コア31及び1次成形品56をW側からS側へ移動する。(d)は、S側(図1の冷却又は加熱ステージ14)にて上吹きノズル47・・・及び下吹きノズル48・・・から冷却ガスを吹付け、1次成形品56を素早く冷却する。又は、上吹きノズル47・・・及び下吹きノズル48・・・からホットガスを吹付け、1次成形品56を熱的に調整する。
【0031】図7(a)〜(c)は本発明に係る4ステージ式射出成形装置の第2作用説明図である。(a)は、E側(図1の第2射出成形ステージ15)にて第2成形下型部37・第2成形上型部42間に1次成形品56を臨ませたことを示す。樹脂通路43に繋がるリング状の空間が第2キャビティ57であり、この第2キャビティ57へ第2射出装置44にて異種樹脂を射出する。
【0032】(b)は、出来上がった2色成形品と称する2次成形品58を示す。型開き後、図1の成形品支持ブロック11を矢印通り90゜廻し、ピン状コア31をE側からN側へ移動する。(c)は、N側(図1の成形品取出しステージ12)において、成形品払出しシリンダ49を作動させて成形品引掛け具51を図左へ移動し、結果、成形品押し具53を矢印■の如く横引きし、2次成形品58をピン状コア31から取出す。
【0033】図2に戻って、本発明では上下金型23,21は回転させない。すなわち、上下金型23,21とは分離した回転ポスト28及び成形品支持ブロック11を回転させる。回転ポスト28及び成形品支持ブロック11は、慣性モーメント(GD2)が十分小さく、回転アクチエータ32の出力を抑えることができ、慣性力が小さいのでブレーキイングも容易である。従って、本発明によれば電動モータ等の回転アクチエータ32の小型化及び低コスト化が容易に達成できる。
【0034】また、図1に戻って、熱容量のごく小さなピン状コア31のみを移動させるため、金型の温度に影響されること無く樹脂が適度に凝固した時点で、成形品を金型から取出して移動させることができ、サイクルタイムを短縮して生産能率を大幅にアップすることが出来る。また、冷却又は加熱ステージ14では、金型に無関係に1次成形品を少量の熱媒体(ガス)で効果的に冷却又は加熱することができる。
【0035】図8は本発明に係る2ステージ式射出成形装置の平面図であり、この2ステージ式射出成形装置では、成形品支持ブロック11を中央に配置し、この成形品支持ブロック11を囲むように、第1射出成形ステージ13と第2射出成形ステージ15をレイアウトしたものであり、成形品支持ブロック11を180゜タクトで廻すことにより、複合成形品としての2次成形品58を得ることができる。第1射出成形ステージ13並びに第2射出成形ステージ15の詳細は図1,2で説明済であるから、説明を省略する。なお、第1射出成形ステージ13に対して第2射出成形ステージ15は180゜の位置に配置することが望ましいが、両ステージ13,15のなす角度は任意である。
【0036】図9は本発明に係る3ステージ式射出成形装置の平面図であり、この3ステージ式射出成形装置では、成形品支持ブロック11を中央に配置し、この成形品支持ブロック11を囲むように、第1射出成形ステージ13と第2射出成形ステージ15と成形品取出しステージ12とをレイアウトしたものであり、成形品支持ブロック11を120゜タクトで廻すことにより、複合成形品としての2次成形品58を得ることができる。第1射出成形ステージ13、第2射出成形ステージ15並びに成形品取出しステージ12の詳細は図1〜4で説明済であるから、説明を省略する。なお、第1射出成形ステージ13、第2射出成形ステージ15及び成形品取出しステージ12のなす角度は120゜が望ましいが、これらステージ13,15,12のなす角度は任意である。
【0037】図10は本発明に係る別の3ステージ式射出成形装置の平面図であり、この3ステージ式射出成形装置では、成形品支持ブロック11を中央に配置し、この成形品支持ブロック11を囲むように、第1射出成形ステージ13と冷却又は加熱ステージ14と第2射出成形ステージ15とをレイアウトしたものであり、成形品支持ブロック11を120゜タクトで廻すことにより、複合成形品としての2次成形品58を得ることができる。第1射出成形ステージ13、冷却又は加熱ステージ14並びに第2射出成形ステージ15の詳細は図1〜4で説明済であるから、説明を省略する。なお、第1射出成形ステージ13、冷却又は加熱ステージ14及び第2射出成形ステージ15のなす角度は120゜が望ましいが、これらステージ13,14,15のなす角度は任意である。
【0038】尚、本実施例では2,3,4ステージ型装置を例示したが、5ステージ又はそれ以上のステージを成形品支持ブロック11の廻りにレイアウトするものであってもよい。2次成形品は複数の異種材料からなる複合的成形品又は2色、3色それ以上の多色成形品のいづれであってもよい。従って、最終の成形品を複合成形品と呼ぶ。
【0039】また、1次成形品並びに2次成形品を支えるピン状コアは、ピン形状に限るものではなく、フォーク、爪など成形品をサポートすることができれば、形状は任意である。さらには、回転ポストは原則として実施例では縦向きに配置したが、斜め若しくは横向きに配置することは差支えない。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。請求項1は、成形品支持ブロックの周囲に、第1射出成形ステージと第2射出成形ステージとを配置したことを特徴とし、第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部は旋回させずに、成形品支持ブロックを旋回させることで複合成形品を得る。この様に、重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減することができ、回転アクチエータの小型化が可能となり、射出成形装置の軽量、コンパクト化を促すことができる。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させることができる。
【0041】請求項2では、成形品支持ブロックの周囲に、第1射出成形ステージと第2射出成形ステージと成形品取出しステージとをこの順に配置したことを特徴とし、重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。3つのステージを成形品支持ブロックの周囲に配置することにより、各ステージの点検、管理が容易になる。
【0042】そして、成形品取出しステージを第1・第2射出成形ステージとは別に設けたので、複合成形品を射出成形に並行して取り出すことができ、生産能率を上げることが出来る。
【0043】請求項3では、成形品支持ブロックの周囲に、第1射出成形ステージと冷却又は加熱ステージと第2射出成形ステージとをこの順に配置したことを特徴とし、重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。3つのステージを成形品支持ブロックの周囲に配置することにより、各ステージの点検、管理が容易になる。そして、第1成形下型部及び第1成形上型部から離型した1次成形品を直接冷却又は加熱する。強制冷却することでサイクルタイムを更に短縮することができる。強制加熱することで熱的調整が可能となる。
【0044】請求項4では、成形品支持ブロックの周囲に、前記第1射出成形ステージと冷却又は加熱ステージと第2射出成形ステージと成形品取出しステージとをこの順に配置したことを特徴とし、第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部は旋回させずに、成形品支持ブロックを旋回させることで複合成形品を得る。重い金型(第1成形下型部及び第1成形上型部と、第2成形下型部及び第2成形上型部)を旋回系から分離することにより、回転アクチエータの負担を軽減する。加えて、熱容量の大きな金型を旋回系から分離することにより、金型の冷却を待たずに離型を可能にし、作業能率を向上させる。
【0045】4つのステージを成形品支持ブロックの周囲に配置することにより、各ステージの点検、管理が容易になる。そして、成形品取出しステージを第1・第2射出成形ステージとは別に設けたので、複合成形品を射出成形に並行して取り出すことができ、生産能率を上げることが出来る。さらには、第1成形下型部及び第1成形上型部から離型した1次成形品を直接冷却又は加熱する。強制冷却することでサイクルタイムを更に短縮することができる。強制加熱することで熱的調整が可能となる。




 

 


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