米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 住友金属鉱山株式会社

発明の名称 光触媒を用いた水の浄化材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−212466(P2001−212466A)
公開日 平成13年8月7日(2001.8.7)
出願番号 特願2000−32745(P2000−32745)
出願日 平成12年2月4日(2000.2.4)
代理人
発明者 西本 丈治
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 水に浮く担持体に、汚染物質を分解する光触媒が担持された光触媒を用いた水の浄化材。
【請求項2】 前記光触媒が二酸化チタンである請求項1に記載の水の浄化材。
【請求項3】 前記担持体がパーライトである請求項1または請求項2に記載の水の浄化材。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒を用いた水の浄化材に関し、より詳しくは、見かけの密度が1g/cm3より小くて水に浮く担持体に、光触媒機能を有する二酸化チタンを担持させた水の浄化材であって、これを湖沼、池、河川、ダム、堀、水槽、貯水槽、浄水槽、下水槽、防火水槽、工業用水槽、プール、噴水、釣り堀、生け簀等に浮かせておくと太陽光などがあたって湖沼等の水が浄化される、新規な水の浄化材に関する。
【0002】
【従来の技術】生活排水、産業排水等には、窒素やリンなどの、湖沼等の富栄養化を引き起こす原因となる物質が含まれていることがある。水が富栄養化すると、水中にアオコ等の藻が発生し、水質の著しい悪化を招いてしまう。また、下水の浄化処理では、繁茂した藻が各所のスクリーンを詰まらせ、浄水処理効率を低下させている。また、湖沼等では、藻の発生は美観を損ねたり、水中の酸素不足を引き起こして漁業への悪影響を引き起こす。
【0003】従来の水の浄化方法は、水底に、炭、活性炭、小石などを敷き詰め、これらの表面に付着した微生物により汚染物質を除去するというものであった。
【0004】しかしこれらの方法では、水深が深い場合に効果が薄かった。
【0005】この他に、光触媒機能を有する物質を利用した方法がいくつか提案されている。例えば、特開平8−47687号公報、特開平11−310591号公報、特開平11−47740号公報、特開平11−47742号公報、特開平11−50433号公報記載の発明などである。
【0006】これらの方法は、いずれも水槽の内面や水路の底に直接光触媒を坦持し、それらの上面、または、側面から太陽光や紫外線を当てることでその触媒作用を発揮させている。
【0007】しかしこれらの方法では、浄化処理装置を屋外に設置した場合に水深が深くなると光が届き難くなったり、汚泥等で被覆されて効果がなくなったりした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、光触媒機能を有する物質を水に浮く担持体に担持させることで、水深が深くても、また、被処理水が濁っていても、汚泥等に被覆されたり光が遮蔽されることなく光触媒の効果を発揮させることができる、新規な浄化材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するための本発明の水の浄化材は、見かけ密度が1g/cm3より小くて水に浮く担持体に、光などを受けて汚染物質を分解する光触媒を担持させたことを特徴とする水の浄化材である。
【0010】
【発明の実施の形態】前記光触媒は、例えば、二酸化チタン(TiO2)を用いることができる。二酸化チタンを生成する前駆体には、有機チタン化合物、チタン塩化物、チタン硫化物、チタン酢酸塩、チタニアゾルなどを用いればよい。
【0011】また、前記担持体には、例えば、パーライトを用いることができる。「パーライト」とは、真珠岩、黒よう岩、またはこれに準ずる石質を有する岩石を粉砕し、焼成膨張させて製造したもので、軽量骨材、または断熱材や吸音材の原料として使用されている(JIS A 5007)。真比重2.2〜2.4、単位容積重量0.02〜0.5(kg/リットル)である。
【0012】担持体にはパーライトの他に、膨張性頁岩を高温焙焼した発泡セラミック、中空のアルミニューム、発泡樹脂、または中空樹脂などを選ぶこともできる。
【0013】光触媒を担持体に担持するには、有機、無機のバインダーを用いる方法がある。これは、担持体表面に二酸化チタンの前駆体を、ディッピング、スプレー、刷毛塗り等の方法でコーティングし、その後、加熱処理、または、室温放置する方法である。
【0014】
【実施例】概ね球状で粒径15mm、見かけ密度0.9g/cm3のパーライト;500g(およそ300粒)を、チタンイソプロポオキサイドの20重量%エタノール溶液に浸漬した後、60℃で1時間乾燥し、その後400℃で焼成した。このようにしてパーライトの表面に0.3μの酸化チタンの膜が形成され、本発明の水の浄化材が得られた。
【0015】同型のガラス製水槽2つ(幅50cm、奥行き30cm、高さ50cm、水深40cm)を用意し、これらに市中の下水管から採取した家庭排水を45リットルずつ入れ、更に実施例として前記本発明の水の浄化材500gと、比較例として光触媒を担持していないパーライト500gとを入れた。各水槽では、水の浄化材やパーライトが水に浮き、水面をほぼ覆っていた。
【0016】各水槽を、日光は当たるが雨水が入らないようにして屋外に放置し、2週間、3週間、5週間後の各様子を観察した。結果を表1に示す。
【0017】表1に示されるように、本発明の水の浄化材は、汚水の浄化効果を有している。
【0018】
【表1】

【0019】
【発明の効果】本発明の水の浄化材によれば、光触媒機能を有する物質を水に浮く担持体に担持させることで、水深が深くても、また、被処理水が濁っていても、汚泥等に被覆されることなく光が触媒に当たり、触媒の効果を十分発揮させることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013