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半可塑性体の切断装置 - 住友金属鉱山株式会社
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発明の名称 半可塑性体の切断装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−113516(P2001−113516A)
公開日 平成13年4月24日(2001.4.24)
出願番号 特願平11−299275
出願日 平成11年10月21日(1999.10.21)
代理人 【識別番号】100094536
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 隆二 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3C069
4G052
4G055
【Fターム(参考)】
3C069 AA01 BA06 BB02 BC02 BC04 CA00 CA08 CB02 CB03 EA02 
4G052 FA02 FA07 FA08 FB01 FB45
4G055 AA03 AC01 BB13
発明者 川崎 博孝 / 沢田 耕太郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 直方体状の半可塑性体を約90度傾転して移載台上に載置する傾転機構と、略水平なピアノ線等の切断用線状体を上下方向に所定の間隔をおいて並列してなる枠体を、水平方向に移動して上記移載台上に載置した半可塑性体を所定厚さに切断する第1の切断機構と、略水平な線状体を水平方向に所定の間隔をおいて列設してなる枠体を、上下方向に移動させて前記移載台上の半可塑性体を所望長さに切断する第2の切断機構とを有する半可塑性体の切断装置において、前記第1の切断機構または第2の切断機構の少なくとも一方の前記枠体内に、上記半可塑性体を所定の幅に切断する線状体を設けたことを特徴とする半可塑性体の切断装置。
【請求項2】 直方体状の半可塑性体を約90度傾転して移載台上に載置する傾転機構と、略水平なピアノ線等の切断用線状体を上下方向に所定の間隔をおいて並列してなる枠体を、水平方向に移動して上記移載台上に載置した半可塑性体を所定厚さに切断する第1の切断機構と、略水平な線状体を水平方向に所定の間隔をおいて列設してなる枠体を、上下方向に移動させて前記移載台上の半可塑性体を所望長さに切断する第2の切断機構とを有する半可塑性体の切断装置において、前記第2の切断機構における枠体を平面略方形に形成して、その四隅にガイドロッドを一体的に設け、その4本のガイドロッドを同調して上下動させる昇降機構を備えたことを特徴とする半可塑性体の切断装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡気泡コンクリート(ALC)パネルなどを製造する工程で、直方体状の半可塑性体をピアノ線等の切断用線状体で所定の幅、厚さ、長さに切断する場合などに用いる半可塑性体の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば幅が60cmで、厚さ7.5〜25cm、長さ90〜600cmのALCパネルなどを製造する場合には、先ず内法の幅が約150cm、長さ約600cm、深さ約65cmの直方体の箱状の型枠に、パネル枚数に応じた補強用鉄筋をセットしてから原料スラリ−を注入して発砲させる。その後、所定時間経過して半可塑性状態に硬化したら、この直方体の半可塑性体を型枠から取り出して切断装置に移動し、所定の幅、厚さ、長さに切断する。そして、この切断後の半可塑性体をオートクレープに挿入して高温高圧で蒸気養生して所定寸法のALCパネルを得る。その後、各パネルの仕様に応じて、切削装置で小口面の面取り加工、溝加工、表面加工などを行ってから製品として出荷するものである。
【0003】ところで、上記のような半可塑性体の切断装置としては、従来種々の形式のものが開発されており、例えば図には省略したが、半可塑性体を型枠から取り出し吊上げた状態で、垂直なピアノ線等の切断用線状体を半可塑性体の直角方向に移動させて所望長さに切断する。その後この半可塑性体を分割された底板が昇降可能な機台上に載置し、線状体をパネル厚さの間隔で垂直に張設した枠体を移動させて所望厚さに切断する方法がある。ところが、上記の方法では半可塑性体を吊上げた状態で所望長さ切断し、また特殊機台上で所望幅に切断するが、前記枠が通過するときに前記底板部分を順次昇降させながら切断するので、装置が複雑になるうえに、底板が昇降する際に半可塑性体に衝撃を与え部分的な亀裂や欠落を発生させることがあった。
【0004】また上記以外の方法としてはやはり図には省略したが、前記半可塑性体を直角に傾転した状態で台車上に載置して移動させ、線状体をパネル厚さの間隔で水平に張設した枠の中を通過させて切断する方法もある。しかしこの方法では長さ6mの長くて重い半可塑性体を水平に移動させるので、広い作業場所が必要で設備費も高価になる等の問題があった。
【0005】さらに他の方法として例えば図6ないし図8に示すような切断装置が提案されている。この切断装置には、予め底板と側板とからなる上面が開口した略箱状の型枠(不図示)によって所定の形状に成形した半可塑性体を、上記側板を外した状態で底板Pとともに約90度傾転させる傾転機構1と、その傾転した半可塑性体Wを所望厚さに切断する第1の切断機構2、及び前記半可塑性体Wを所望長さに切断する第2の切断機構3等が備えられている。
【0006】上記傾転機構1は、複数個のL字状の傾動アーム10を並列させて設け、その各アーム10の角部を貫通する共通の支軸10a中心に図に省略した流体シリンダ等により約90度傾転させる構成である。また上記傾動アーム10の一方のアーム片11には、半可塑性体Wを前記底板Pおよびその支持フレームFとともに載置固定する受台14が上記アーム片11の長手方向に移動可能に設けられ、他方のアーム片12には、上面が櫛歯状の移載台15がアーム片12の長手方向に移動可能に設けられいる。
【0007】第1の切断機構2は、図7に示すように門型の架台20の上部水平辺20aの下部にそれと直交させて設けた左右一対の略水平なガイドレール22・22に沿って枠体21を移動可能に設け、その枠体21の対向片21a・21a間に、半可塑性体Wを所定の厚さに切断する略水平なピアノ線等の切断用線状体23を上下方向に複数本平行に張設した構成である。上記ガイドレール22の近傍には、両端部を上記枠体21に連結した無端状のチェーンやワイヤ等の伝動用索条25が、複数個のガイドローラ25aやウインチ26等を経由して上記ガイドレール22を取り囲むようにして懸回されており、そのウインチ26を図に省略したモータ等で正逆回転することによって、上記枠体21を所定の速度で水平方向に往復動させる構成である。
【0008】また第2の切断機構3は、図6及び図7に示すように略水平な平面略方形の枠体31を、その四隅に略垂直に起立させて一体的に設けた4本のガイドロッド32を介して前記架台20に上下動可能に設け、その枠体31の図6で前後方向の対向辺間に、半可塑性体Wを所定の長さに切断する略水平な線状体33(図7参照)を図6で左右方向に複数本平行に張設した構成である。上記枠体31の図6で左右方向両側には、図7に示すように一対の油圧シリンダ34が設けられ、その油圧シリンダ34のピストンロッドを進退させることによって上記枠体31が上下動する構成である。
【0009】上記の構成において、半可塑性体Wの切断を開始するに当たっては、傾転機構1の傾動アーム10は当初図8の待機状態にあり、受台14は移載台15から離れた位置にある。また第1の切断機構の2の枠体21および第2の切断機構3の枠体31は図6の実線位置に待機している。この状態で、底板と側板とからなる上面が開口した略箱状の型枠(不図示)によって所定の形状に成形した半可塑性体Wを、図8に示すように上記側板を外した状態で底板Pおよびそれを支持する支持フレームFとともにクレーン等で搬入して傾転機構1の受台14上に載置するもので、従来は予め半可塑性体Wの上面を所定の高さに切削してから受台14上に載置している。
【0010】次いで、上記受台14を図8において右方に移動して、半可塑性体Wの一方の垂直面を移載台15に当接させた後、傾動アーム10を図8で時計方向に約90度傾転させて半可塑性体Wを移載台15上に移載すると共に、その移載台15を右方に水平移動させて半可塑性体Wを図7に示すように底板Pから離間させて所定の切断位置に停止させる。その状態で、第1の切断機構2のウインチ26を図に省略したモータにより正転させて枠体21を図6で左方に移動させることによって、その枠体21内の略水平な線状体23により半可塑性体Wの厚さ(図7で上下方向の寸法)が所定の大きさに切断される。また第2の切断機構3の油圧シリンダ34のピストンロッドを伸長させて枠体31を下降させることによって、その枠体31内の略水平な線状体33により半可塑性体Wの長さ(図6で左右方向の寸法)が所定の大きさに切断されるものである。
【0011】なお、上記の切断作業が終了した後は、油圧シリンダ34のピストンロッドを収縮させて枠体31を上昇させてから、移載台3を図7において左方に移動させて半可塑性体Wの側面を底板Pに当接させ、傾動アーム10を上記と反対方向に傾転させて前記受台14上に戻すと共に、その受台14を図8の実線位置に復帰させて半可塑性体Wを移載台15から離間させてクレーン等で底板Pとともに吊上げて次の工程に搬出する。それと同時に、第1の切断機構2のウインチ26を逆転して枠体21を元の位置まで復帰させることにより待機状態となり、上記の動作を繰り返すことによって半可塑性体を順次切断するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の切断装置においては、半可塑性体Wが底板Pに当接する面は切断することなく、そのまま使用することになるので、底板1が熱歪みなどで変形していたり、離型剤などが付着していると、半可塑性体Wの切断寸法精度が低下したり、一方の長辺小口面が上記離型剤などで汚損されて商品価値が低下する等の不具合があった。
【0013】また上記従来例における第2の切断機構3の枠体31は、2本の油圧シリンダ34によって昇降させる構成であるから、たとえガイドロッド32があっても大きな枠体31を水平を維持した状態で昇降させるが困難であり、上記枠体内の線状体33の降下時の移動位置と上昇時の移動位置とに往々にしてずれが生じ、切断面が不均一となって寸法精度が低下したり、切断面に凹凸が生じて製品歩留まりや商品価値が低下する等の問題があった。
【0014】本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、半可塑性体を所望の厚さ、長さ、幅に精度よく切断できるようにすると共に、製品歩留まりや商品価値を向上することができる半可塑性体の切断装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明による半可塑性体の切断装置は、以下の構成としたものである。即ち、直方体状の半可塑性体を約90度傾転して移載台上に載置する傾転機構と、略水平なピアノ線等の切断用線状体を上下方向に所定の間隔をおいて並列してなる枠体を、水平方向に移動して上記移載台上に載置した半可塑性体を所定厚さに切断する第1の切断機構と、略水平な線状体を水平方向に所定の間隔をおいて列設してなる枠体を、上下方向に移動させて前記移載台上の半可塑性体を所望長さに切断する第2の切断機構とを有する半可塑性体の切断装置において、前記第1の切断機構または第2の切断機構の少なくとも一方の前記枠体内に、上記半可塑性体を所定の幅に切断する線状体を設けたことを特徴とする。
【0016】上記のように構成すると、半可塑性体を所定の厚さや長さはもとより所定の厚さに精度よく切断することができると共に、小口面の汚損等も防止することが可能となる。また半可塑性体の上面を必ずしも前記従来のように予め切削する必要がないので、その分工程を簡略化することが可能となる。なお前記底板が平坦で汚染もなければ、その底板側の面は切断除去しなくてもよく、また前記の線状体の間隔を変えることにより、半可塑性体の幅や厚さ及び長さを適宜変更することもできる。
【0017】また本発明による半可塑性の切断装置は、直方体状の半可塑性体を約90度傾転して移載台上に載置する傾転機構と、略水平なピアノ線等の切断用線状体を上下方向に所定の間隔をおいて並列してなる枠体を、水平方向に移動して上記移載台上に載置した半可塑性体を所定厚さに切断する第1の切断機構と、略水平な線状体を水平方向に所定の間隔をおいて列設してなる枠体を、上下方向に移動させて前記移載台上の半可塑性体を所望長さに切断する第2の切断機構とを有する半可塑性体の切断装置において、前記第2の切断機構における枠体を平面略方形に形成して、その四隅にガイドロッドを一体的に設け、その4本のガイドロッドを同調して上下動させる昇降機構を備えたことを特徴とする。
【0018】上記のように第2の切断機構における枠体を平面略方形に形成して、その四隅にガイドロッドを一体的に設け、その4本のガイドロッドを同調して上下動させる昇降機構を備えたことによって、上記枠体を水平状態を保ったままで円滑かつ確実に上下動させることが可能となる。又それによって、線状体の降下時と上昇時にその位置がずれることがなく、半可塑性体を正確かつ平滑に切断できると共に、半可塑性体の切断寸法精度や製品歩留まり並びに商品品質を向上させることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半可塑性体の切断装置を図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。図1(a)は本発明による切断装置の一実施形態を示す平面図、同図(b)はその正面図、図2はその拡大側面図であり、前記従来例と同様の機能を有する部材には同一の符号を付して説明する。
【0020】本実施形態の切断装置には、前記従来例と同様に、半可塑性体Wを型枠の底板P上に載置した状態で約90度傾転させる傾転機構1と、その傾転した半可塑性体Wを所望厚さに切断する第1の切断機構2と、その半可塑性体Wを所望長さに切断する第2の切断機構3等が備えられている。
【0021】上記傾転機構1は、前記従来例と同様に複数個のL字状の傾動アーム10を並列させて設け、その各アーム10の角部を貫通する共通の支軸10aを中心に油圧シリンダ等の流体シリンダ13により約90度傾転させる構成である。上記傾動アーム10の一方のアーム片11には、半可塑性体Wを前記底板Pおよびその支持フレームFとともに載置固定する受台14が上記アーム片11の長手方向に移動可能に設けられ、他方のアーム片12には、上面が櫛歯状の移載台15がアーム片12の長手方向に移動可能に設けられている。
【0022】第1の切断機構2は、前記従来例とほぼ同様に、門型の架台20の上部水平辺20aの下部にそれと直交させて設けた左右一対の略水平なガイドレール22・22に沿って枠体21を移動可能に設け、その枠体21の対向片21a・21a間に、半可塑性体Wを所定の厚さに切断する略水平なピアノ線等の切断用線状体23を上下方向に複数本平行に張設した構成である。特に本実施形態においては、図1(a)に示すように上記複数本の線状体23を数本(図の場合は4本)ずつ同図で左右方向に分散させて設けると共に、各線状体23は水平面内において枠体21の移動方向(図1で左右方向)にやや傾斜させて設けられている。
【0023】また本実施形態においては、上記枠体21に半可塑性体Wを所定の幅に切断する線状体24をも設けたもので、図の場合は枠体21の対向片21a・21a間の前記線状体23よりもやや前方(図1で左方)において、2本の線状体24が図1(b)の画面と平行な垂直面内において枠体21の移動方向(図1で左右方向)にやや傾斜させた状態で互いに平行に張設されている。なお上記枠体21の移動方向前側(図1で左側)の移動終端近傍には水平な櫛歯状の保持部が配設されているが図には省略した。
【0024】前記ガイドレール22の近傍には、前記従来例とほぼ同様に、両端部を上記枠体21に連結した無端状のワイヤやチェーン等の伝動用索条25が、複数個のガイドローラ25aやウインチ26を経由して上記ガイドレール22を取り囲むようにして懸回されており、そのウインチ26をモータ27により減速機28を介して正逆回転させることによって、上記枠体21を所定の速度で水平方向に往復動させる構成である。図中、29は上記の伝動用索条25に所定の張力を付与する緊張器である。
【0025】また第2の切断機構3は、前記従来例と同様に、略水平な方形の枠体31を、その四隅に略垂直に起立させて設けた4本のガイドロッド32を介して前記架台20に上下動可能に取付け、その枠体31の図4(b)で前後方向の対向辺間に略水平な半可塑性体切断用の線状体33を同図(b)で左右方向に複数本平行に張設した構成である。上記枠体31は、上記4本のガイドロッド32を同調(同期)して駆動する昇降機構により上下動させるようにしたもので、その昇降機構は図4(a)に示すように架台20上に設置したモータ35から減速機36および連結器37を介して一対のカウンターシャフト38を同調して回転させ、その各カウンターシャフト38の両端部に設けたピニオン39により、上記ガイドロッド32の側面に設けたラック32aをガイドロッド32とともに同調して上下動させる構成である。
【0026】上記の構成において、半可塑性体Wを切断するに当たっては、前記従来例と略同様の要領で切断作業を行うものであるが、本発明においては前記従来例のように半可塑性体Wの上面を予め切削する必要がないので、従来例のように型枠の側板Sを外すことなく、そのまま傾転機構1の受台14上に載置してから側板Sを取り外してもよい。図2はその状態を示すもので、底板Pと側板Sとからなる型枠内に半可塑性体Wが収容されたままの状態で、上記型枠を支持フレームFを介して受台14上に載置固定したのち上記側板Sを外した状態をあらわす。
【0027】その状態で上記受台14を図2で左方に移動させて半可塑性体Wの側面を同図鎖線示のように移載台15に当接させてから傾動アーム10を図2で反時計方向に約90度傾転させて移載台3上に半可塑性体Wを移載したのち該移載台3を図3に示すように左方に水平移動させて半可塑性体Wを底板Pから離間させると共に図3に示す所定の切断位置に停止させる。
【0028】次いで、第1の切断機構2のモータ27を正転させて枠体21を図1で左方に前進させると、その枠体21内の前記図5に示す略水平な線状体23と略垂直な線状体24とによって、半可塑性体Wの厚さ(図5で上下方向の寸法)および幅(図5で左右方向の寸法)が、それぞれ所定の大きさに同時に切断される。また第2の切断機構3のモータ35を正転させて枠体31を下降させると、その枠体31内の略水平な線状体33によって半可塑性体Wの長さ(図1で左右方向の寸法)が所定の大きさに切断される。
【0029】上記にようにして所定の切断作業が終了したところで、前記モータ35を逆転させて枠体31を上昇させてから、移載台15を図3の状態から右方に移動させて半可塑性体Wの側面を底板Pに当接させる。次いで、傾転機構1の傾動アーム10を前記と反対方向に約90度傾転して、切断済みの半可塑性体Wを上記底板Pおよび支持フレームFを介して元の受台14上に戻した後、その受台14を図2の実線位置に水平移動させて該受台14上の半可塑性体Wを上記底板Pおよび支持フレームFとともにクレーン等で吊り上げて次工程に搬出する。それと同時に前記枠体21も元の位置に復帰させて上記の切断作業を繰り返し行うものである。
【0030】なお、上記実施形態においては、半可塑性体Wを所定の幅に切断する線状体24を第1の切断機構2の枠体21内に設けたが、第2の切断機構3の枠体31内に設けてもよい。具体的には上記枠体31内に設けた前記線状体33と略直交する方向の別の線状体を上記枠体31内に略水平もしくは上下方向にやや傾斜した状態で設ければよい。また上記の半可塑性体Wを所定の幅に切断する線状体24は、図示例においては2本設けたが、その本数は適宜であり、切断する半可塑性体の幅に応じて3本以上設けてもよい。さらに前記の型枠で成形した半可塑性体の表面を前記従来のように予め切削してから本発明の切断装置で切断する場合には、その表面側を切断する線状体は省略することができ、また前記の底板Pが平坦で汚染もなければ、その底板側の線状体を省略することもできる。
【0031】また上記の線状体により半可塑性体Wを所定の幅に切断したとき、その切断部両側の不要部分は除去することなく、そのまま次工程に搬出させてもよいが、好ましくは例えば前記図3の状態で半可塑性体Wを所定の幅に切断したとき、上記不要部分が移載台15から自重で落下させ、あるいは掻き取り手段等で強制的に剥ぎ取って回収容器等に回収するとよい。その場合、上記不要部分を除去した分だけ半可塑性体Wの幅が元の幅より狭くなり、移載台15を前記図3の状態に移動したときと同じ距離だけ底板P側に戻し移動すると、半可塑性体Wと底板Pとの間に隙間が生じ、その状態で傾動アーム10を前記図3の状態に戻し回動すると、その回動時に半可塑性体Wが底板P上に移動落下し、その衝撃で半可塑性体Wが変形もしくは破損するおそれがある。それを防ぐには移載台15を底板P側に戻し移動する際に半可塑性体Wが底板Pに当接するまで移動するように制御手段等を設ければよく、具体的には、例えば上記移載台を油圧シリンダ等の流体シリンダで移動させるものにあっては、そのピストンロッドの進退ストロークを送り時と戻し時とで異なるように制御する、あるいは多段シリンダや複数本の流体シリンダ等を用いて制御すればよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明による半可塑性体の切断装置は、上記のように第1の切断機構2または第2の切断機構3の少なくとも一方の前記枠体21または31内に、半可塑性体Wを所定の幅に切断する線状体24を設けたので、半可塑性体を所定の厚さや長さはもとより所定の厚さに精度よく切断することができる。また半可塑性体の前記底板側の面を切除することによって小口面の汚損等も防止することが可能となり、さらに前記従来のように必ずしも半可塑性体の上面を予め切削する必要かないので工程を簡略化できる等の効果がある。
【0033】また本発明による半可塑性体の切断装置は、第2の切断機構3における枠体31を平面略方形に形成して、その四隅にガイドロッドを一体的に設け、その4本のガイドロッドを同調して上下動させる昇降機構を備えたので、上記枠体31を水平状態を保ったまま円滑かつ確実に昇降させることができる。その結果、上記枠体31内に設けた線状体33が降下時と上昇時とで位置ずれを生じることがなく、半可塑性体Wを正確かつ平滑に切断することができる。又それによって半可塑性体の切断寸法精度や製品歩留まり並びに商品品質を大幅に向上させることができる等の効果がある。




 

 


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